JPH07164191A - 空き缶処理用手動小型プレス - Google Patents

空き缶処理用手動小型プレス

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JPH07164191A
JPH07164191A JP34239393A JP34239393A JPH07164191A JP H07164191 A JPH07164191 A JP H07164191A JP 34239393 A JP34239393 A JP 34239393A JP 34239393 A JP34239393 A JP 34239393A JP H07164191 A JPH07164191 A JP H07164191A
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rack
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JP34239393A
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Toshio Okamura
俊雄 岡村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/321Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 倍力機構を介して強力に空き缶をプレス処理
でき、小型、簡単な構成の空き缶処理用手動小型プレス
を提供する。 【構成】 本体機枠10の下部に受止板20を設け、本
体機枠10の内部に可動板30を昇降可能に設け、可動
板30は、軸部材50により1対の操作レバー60に連
結され、本体機枠10の左右側部には、ラック状部材8
0が固定され、各操作レバー60の連結部に係合歯部材
70が揺動自在に連結されて、板バネ75でラック状部
材80の係止歯81側へ付勢され、係合歯部材70の係
合歯71は係止歯81に係合している。操作レバー60
を上下に複数回連続的に往復回動させることにより、テ
コの原理の倍力機構で手動駆動力を倍力し、軸部材50
と可動板30とを下方へ強力に駆動し、受止板20と可
動板30とで空き缶5を強力にプレス処理できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空き缶を1個ずつ押
し潰し処理する為の空き缶処理用手動小型プレスに関
し、操作レバーと係合爪部材とラック状部材からなる倍
力機構を設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】近来、ジュース、コーヒー、お茶、その
他の種々の清涼飲料水、ビール等の缶入り飲料水が普及
し、店頭の自動販売機の付近において、また、家庭等に
おいて多数の空き缶が発生している。現状では、大多数
の空き缶は、押し潰すことなく、そのままゴミとして廃
棄されるので、空き缶からなる多量のゴミが発生し、ゴ
ミ回収量の負荷増大を招いている。
【0003】そこで、空き缶を押し潰し処理する空き缶
押し潰し処理器具として、約3〜4mmの厚さのベース
鉄板と、その上側に位置する可動鉄板とを、一端側をピ
ン部材により回動自在に枢支して、ベース鉄板の上に空
き缶を寝かせた状態で置き、可動鉄板を上から踏みつ
け、ベース鉄板と可動鉄板間に空き缶を偏平に押し潰す
器具が市販されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記空き缶押
し潰し処理器具は、ベース部材と可動鉄板は長さが約3
0〜40cm、幅が約13〜15cmと、大型で、相当
の重量の器具であることから、保管スペースが大きくな
ること、使用の都度重い器具を持ち運ぶ上で不便である
こと、脚力で押し潰すので多大の労力を要すること、ス
チール缶等の強度の高い缶を十分に潰すことができない
こと、等の問題がある。この発明の目的は、倍力機構を
介して軽い力で強力に空き缶を押し潰し処理でき、構造
が簡単で、小型で保管・取扱いに有利な空き缶処理用手
動小型プレスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の空き缶処理用
手動小型プレスは、空き缶を押し潰し処理する為の空き
缶処理用手動小型プレスであって、本体機枠と、前記本
体機枠に固定された静止側の受止板と、前記支持板に対
して対向姿勢のまま接近・離隔するように移動可能に本
体機枠に案内される可動板と、前記可動板に連結された
軸部材を介して可動板に回動可能に枢着された手動駆動
力を入力する為の操作レバーと、前記軸部材の近くの位
置において操作レバーに付設された係合歯部材であっ
て、先端部に係合歯を有する係合歯部材と、前記可動板
の移動に応じて移動する係合歯部材の係合歯の移動領域
の近傍位置に沿って延びるように本体機枠に固定され、
係合歯部材の係合歯に対向する対向面に係合歯に噛み合
い可能な複数の係止歯を備えたラック状部材とを備えた
ものである。
【0006】ここで、前記操作レバーは、可動板の両側
に1対設けられ、この1対の操作レバーの駆動力入力側
端部は、連結レバー部材により一体的に連結され、1対
の操作レバーに対応する1対の係合歯部材と、1対のラ
ック状部材とを設けた構成(請求項1に従属の請求項
2)、前記ラック状部材の対向面は操作レバーの回動面
と平行に形成され、前記係合歯部材は、その係合歯が対
向面に接近・離隔するように操作レバーに揺動自在に枢
着され、前記係合歯部材をその係合歯が対向面に接近す
る方向へ弾性付勢する弾性部材が設けられた構成(請求
項2に従属の請求項3)、
【0007】前記ラック状部材の対向面は、操作レバー
の回動面と直交状に形成された構成(請求項2に従属の
請求項4)、前記係合歯部材は、前記軸部材と平行なピ
ン部材を介して操作レバーに枢着された構成(請求項4
に従属の請求項5)、前記操作レバーからの手動駆動力
の入力により本体機枠が転倒するのを防止する為の転倒
防止部材を設けた構成(請求項1〜請求項5の何れか1
項に従属の請求項6)、等の種々の態様に構成すること
ができる。
【0008】
【発明の作用及び効果】請求項1の空き缶処理用手動小
型プレスにおいては、可動板を受止板から離隔させ、受
止板と可動板との間に空き缶をセットした状態で、操作
レバーを受止板と反対方向へ回動させた操作開始位置に
し、係合歯部材の係合歯をラック部材の係止歯に噛み合
わせてから、操作レバーを手動で受止板の方(つまり、
プレス方向)へ任意角度だけ回動させると、係合歯部材
の係合歯が、ラック状部材の係止歯で係止されているた
め、軸部材と可動板とが受止板側(つまり、プレス方
向)へ移動駆動される。この可動板の所定距離分の移動
駆動によって、可動板と受止板との間で空き缶が所定距
離分だけ押し潰される。次に、操作レバーを反プレス方
向へ任意角度だけ回動させてから、係合歯部材の係合歯
をラック状部材の係止歯に再度噛み合わせる。前記の操
作を複数回繰り返すと、空き缶が徐々に強力に押し潰さ
れていく。
【0009】空き缶の押し潰し処理完了後には、係合歯
部材の係合歯とラック状部材の係止歯との噛み合いを解
除した状態にして、操作レバーを介して軸部材と可動板
とを受止板から離隔させて、押し潰された空き缶を外部
へ除去する。ここで、立型のプレスの場合には、空き缶
を立向きにして軸方向に押し潰したり、空き缶を横向き
にして軸直交方向に押し潰したりすることも可能であ
る。また、横型のプレスの場合にも、空き缶を横向きに
して軸方向に押し潰したり、空き缶を立向きにして軸直
交方向に押し潰したりすることも可能である。
【0010】ここで、操作レバーのレバー長をL,軸部
材の中心から係合爪部材の先端部までの長さをdとする
と、操作レバーへ入力される手動操作力を、約L/dの
倍力率で倍力した力で、空き缶を押し潰し処理できるの
で、小さな手動力で空き缶を強力にプレス処理すること
ができ、設計如何によりスチール缶等の強度の高い空き
缶をも処理し得る小型プレスに構成できる。更に、可動
板と受止板とを対向状に配置し、操作レバーからの手動
駆動力を強力に倍力して空き缶をプレス処理する構成で
あるため、全体として小型、軽量且つ簡単な構成のプレ
スとすることができる。
【0011】請求項2の小型プレスにおいては、操作レ
バーは、可動板の両側に1対設けられ、この1対の操作
レバーの駆動力入力側端部は、連結レバー部材により一
体的に連結され、1対の操作レバーに対応する1対の係
合歯部材と、1対のラック状部材とを設けたので、可動
板の両端を均等にプレス駆動できるから、空き缶を安定
的にプレス処理できるうえ、連結レバー部材と1対の操
作レバーを介して、小型プレスを運搬できるので、取扱
い性に優れる。
【0012】請求項3の小型プレスでは、ラック状部材
の対向面は操作レバーの回動面と平行に形成され、係合
歯部材は、その係合歯が対向面に接近・離隔するように
操作レバーに揺動自在に枢着され、係合歯部材をその係
合歯が対向面に接近する方向へ弾性付勢する弾性部材が
設けられたので、操作レバーを回動させる際に、係合歯
部材の係合歯が対向面に沿って回動するため、係合歯と
係止歯との係合及び係合解除の為の構成を簡単化でき
る。
【0013】請求項4の小型プレスでは、ラック状部材
の対向面は、操作レバーの回動面と直交状に形成されて
いるため、操作レバーに係合歯部材を連結する為の構成
が簡単化する。請求項5の小型プレスでは、係合歯部材
は、前記軸部材と平行なピン部材を介して操作レバーに
枢着されているので、操作レバーに係合歯部材を連結す
る為の構成が簡単化する。
【0014】請求項6の小型プレスでは、操作レバーか
らの手動駆動力の入力により本体機枠が転倒するのを防
止する為の転倒防止部材を設けたので、小型プレスを外
部の板部材等に固定しなくとも、空き缶を安定的に且つ
安全にプレス処理することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の空き缶処理用手動小型プレス
の実施例について、図面を参照しながら説明する。図
1,図2に示すように、空き缶処理用手動小型プレス1
は、前部側に空き缶配入用の開口15が形成された円筒
状の本体機枠10と、本体機枠10の下端部に固定され
た円板形状の静止側の受止板20と、本体機枠10内に
配設され且つ受止板20に対して対向姿勢のまま接近・
離隔するように平行に上下方向に移動可能に本体機枠1
0で案内される円形板状の可動板30と、この可動板3
0に2つの連結部材40を介して連結された軸部材50
と、この軸部材50の両端部に夫々回転可能に枢着され
た左右1対の操作レバー60と、軸部材50に対して1
対の操作レバー60の駆動力入力側部分と反対側におい
て且つ軸部材50の近くで操作レバー60の基端部に夫
々付設された左右1対の係合歯部材70と、これら係合
歯部材70の移動領域の近傍位置に沿って上下に延びる
ように本体機枠10の左右の外側面に夫々固定され、係
合歯部材70の係合歯71に対向する対向面に係合歯部
材70に噛み合い可能に設けられた複数の係止歯81を
備えた左右1対のラック状部材80と、1対の操作レバ
ー60の駆動力入力側部分の先端部を一体的に連結する
連結レバー部材65と、本体機枠10の下部の前部に設
けられた転倒防止機構90とを備えている。尚、以上の
諸部材は、金属製の部材であるが、強度的に可能の場合
には、合成樹脂製の部材を適宜適用してもよい。
【0016】前記本体機枠10は、板厚約2〜3mm位
の円筒状の本体ケース11と、左右1対の補強部材13
と、蓋部材14とで構成されている。本体ケース11の
左右両側部には、ガイドスリット12が上端から下端近
傍部まで縦向きに夫々設けられ、本体ケース11の前面
には、空き缶5を出し入れする為の開口15が形成され
ている。各補強部材13は、本体ケース11のうちのガ
イドスリット12の近くの部分を補強する為のもので、
溶接や接着剤やビスで本体ケース11に強力に固着され
ている。蓋部材14は、外観を良くし且つ本体ケース1
1の上端部が前後に開かないように補強する為のもので
ある。この蓋部材14は、円板部とその外周部から下方
に連なる短い円筒部からなり、本体ケース11の上端部
に外嵌して固定されるが、ビス等により本体ケース11
に着脱自在に固定することが望ましい。
【0017】前記受止板20は、約3〜8mm位の厚さ
の円形板で、本体ケース11の下端部に溶接やビスにて
固定され、開口15の下端と受止板20の上面とは同一
面に形成されている。前記各ラック状部材80は、対応
するガイドスリット12の後側の近くにおいて、本体ケ
ース11の外面に溶接や接着剤やビスにて強力に固着さ
れ、各ラック状部材80の外面のうちの、軸部材50と
直交する面と平行な対向面であって、操作レバー60の
回動面と平行な対向面には、その全長に亙って複数の係
止歯81が形成され、各係止歯81の上面は外側程低く
なる傾斜面に形成されるとともに、各係止歯81の下面
は、水平な係止面に形成されている。
【0018】前記可動板30は、約5〜10mm位の厚
さの水平の円形板からなり、可動板30は、本体ケース
11内に昇降自在に配設され、本体ケース11の内周面
によって水平姿勢を保持するように案内されている。前
記1対の操作レバー60からの手動駆動力を可動板30
に入力する為の軸部材50は、可動板30の上面に、左
右のガイドスリット12を横断する状態に配設されて、
可動板30の上面に左右1対の連結部材40により固定
されている。各連結部材40のトンネル状の保持溝42
に軸部材50が嵌められ、連結部材40を4本のボルト
43で可動板30に固定することで、可動板30は1対
の連結部材40に固定的に連結されている。
【0019】図1〜図5に示すように、各連結部材40
の前面と後面には、立て向きの案内溝41が形成され、
これら前後の案内溝41の部分において連結部材40は
ガイドスリット12に装着され、1対の連結部材40
は、1対のガイドスリット12で昇降可能に案内され、
これにより、軸部材50と可動板30は、本体ケース1
1に昇降自在に案内され、可動板30は、水平状態のま
ま受止板20に接近・離隔することができる。尚、連結
部材40を省略して、軸部材50を可動板30に一体的
に形成してもよいし、軸部材50の下面を水平面状に形
成して、軸部材50をボルト等で直接可動板30に固定
してもよいし、軸部材50を左右1対の軸部材で構成し
てもよいし、また、可動板30の左右側から一体的に突
出する軸部材に構成してもよい。
【0020】図1〜図4に示すように、各操作レバー6
0の基端部には、軸部材50よりも、ラック状部材80
の側つまり後側に、短い所定長さ張り出す連結部61が
形成され、その連結部61の中段部分には係合歯部材7
0を連結する為の角溝62が形成され、係合歯部材70
は、軸部材68により連結部61に揺動自在に枢着され
ている。各係合歯部材70は、本体基部とこの本体基部
の後部から内方(つまり、ラック状部材80側)に突出
した突出部とで、平面視ほぼL形に形成され、前記突出
部には、ラック状部材80の係止歯81に噛み合う係合
歯71が形成され、係合歯71の上面は部分円筒面に形
成されている。各係合歯部材70は、連結部61の外側
面に1対のビスで固定された板バネ75で、ラック状部
材80の方へ弾性付勢され、係合歯71は、通常時は係
止歯81に噛み合った状態を保持する。
【0021】図3に示す状態から、操作レバー60を下
方へ任意の角度回動させると、係合歯71が、係止歯8
1に対して微小にスリップしつつ係止歯81で支持され
るため、軸部材50が下方へ駆動される。その後操作レ
バー60を上方へ任意の角度回動させるときには、係合
歯部材70が板バネ75の弾性力に抗しつつ外方へ揺動
し、係合歯部材70の係合歯71が係止歯81の上面の
傾斜面を滑りつつ、ラック状部材80に対して相対的に
下方へ移動し、操作レバー60が停止したときに、係合
歯71が係止歯81に噛み合うことになる。従って、連
結レバー部材65に装着されたラバー又は合成樹脂製の
握り部材68を握って、左右1対の操作レバー60を上
下に揺動(回動)させるのを複数回繰り返すことによ
り、軸部材50と左右1対の連結部材40と可動板30
とを、下方へプレス駆動して、受止板20と可動板30
とで、空き缶5を押し潰し処理することができる。
【0022】前記操作レバー60の上下揺動の際、係合
歯71がラック状部材80の係止歯81が形成されてい
る対向面に沿って上下揺動するが、係合歯71が係止歯
81から外れないように、ラック状部材80の位置と前
後方向幅とが適切に設定されている。空き缶5の押し潰
し処理完了後に、軸部材50と左右1対の連結部材40
と可動板30とを上限位置へ復帰させる為には、係合歯
71と係止歯81との噛み合いを解除することが必要で
あるので、以下に説明するようなディテント機構によ
り、係合歯部材70を、図2に鎖線で図示の噛み合い解
除位置と、実線で図示の噛み合い位置とに切り換え可能
に構成してある。
【0023】前記ディテント機構について説明すると、
各連結部61の上半部には、立て穴63が形成され、こ
の立て穴63に、圧縮スプリング64と、このスプリン
グ64で係合歯部材70に向けて付勢された鋼球66と
が装着され、係合歯部材70の本体基部の上面には、こ
の係合歯部材70を噛み合い位置にしたときに、鋼球6
6が嵌まる係合凹部72aと、係合歯部材70を噛み合
い解除位置にしたときに、鋼球66が嵌まる係合凹部7
2bとが形成されている。従って、鋼球66を係合凹部
72aに係合させた状態では、係合歯部材70が噛み合
い位置に保持され、また、鋼球66を係合凹部72bに
係合させた状態では、係合歯部材70が噛み合い位置に
保持される。尚、スプリング64の上端を支持する為の
塞ぎ板67は、ビスにより連結部61に固定されてい
る。
【0024】次に、空き缶5をプレス処理する際に、本
体機枠10に作用する転倒モーメントで本体機枠10が
前方へ転倒するのを防止する為の転倒防止機構90につ
いて説明する。図1、図2に示すように、転倒防止機構
90は、左右1対の金属製の転倒防止板91と、これら
転倒防止板91を夫々装着する為の左右1対のT溝94
とで構成されている。各転倒防止板91は、側面視台形
状の板状部92と、この板状部の後端部に一体形成され
たT形部93とを備えている。
【0025】各補強部材13の下部には、T形部93が
嵌まるT溝94であってT形部93と同じ高さのT溝9
4が、下端開口状に形成されている。各T溝94に転倒
防止板91のT形部93を下方より着脱自在に装着する
と、転倒防止板91の下端は、本体ケース11の下端面
と同一面になるように構成されている。前記転倒防止板
91は、本体ケース11の前方へある程度長く張り出し
ているので、左右1対の転倒防止板91により、本体機
枠10が転倒するのを防止することができる。尚、この
小型プレス1を使用しない場合には、左右1対の転倒防
止板91を取り外しておくことができるので、邪魔にな
ることがない。
【0026】次に、以上説明した空き缶処理用手動小型
プレス1の作用について説明する。先ず、空き缶5を押
し潰し処理する場合、可動板30等を上限位置に保持
し、開口15から本体ケース11内に空き缶5を収容す
る。次に、係合歯部材70を噛み合い位置に保持したま
ま、連結バー65の握り部材68を握って、左右の操作
レバー60を、水平面に対して約45〜60程度上方へ
回動させた上方傾斜位置から、水平面に対して約45〜
60程度下方へ回動させた下方傾斜位置まで、回動駆動
する回動操作を複数回繰り返すことにより、受止板20
と可動板30とで、空き缶5を強力に押し潰し処理する
ことができる。既に述べたように、左右の操作レバー6
0を、下方へ回動させる際には、係合歯71が係止歯8
1に対して微小にスリップしつつ係止歯81で係止され
るので、軸部材50の左右両端部には、軸部材50を下
方へ強力に駆動する力が作用し、軸部材50と連結部材
40と可動板30は、下方へ強力に駆動される。
【0027】また、既に述べたように、左右の操作レバ
ー60を、上方へ回動させる際には、係合歯71が、板
バネ75の弾性力に抗して軸部材68の回りに揺動し、
係止歯81の傾斜面上を滑りつつ、複数段下側の係止歯
81の位置へ移動し、操作レバー60の停止時には、係
合歯71が再び係止歯81で係止される。従って、左右
の操作レバー60を上方傾斜位置から下方傾斜位置へ回
動駆動する回動操作を複数回連続的に行うことができ、
この複数回の回動操作により、空き缶5を十分にプレス
処理(押し潰し処理)することができる。そして、プレ
ス処理完了後には、係合歯部材70を噛み合い解除位置
に切り換えた状態において、握り部材68を上方へ移動
させることにより、軸部材50と連結部材40と可動板
30とを上限位置に復帰させてから、係合歯部材70を
噛み合い位置に切り換えるものとする。
【0028】ここで、倍力作用について説明すると、操
作レバー60のレバー長をL、係合歯部材70の有効レ
バー長をd、握り部材68を下方へ駆動する手動駆動力
(但し、足で駆動することもできる)をf、軸部材50
に作用する下方駆動力、つまりプレス力をFとすると、
F=f×(1+L/d)となる。つまり、操作レバー6
0と、係合歯部材70とラック状部材80とで、大きな
倍力率の倍力機構が構成されている。例えば、レバー長
L=25cm、有効レバー長d=2.5cmとすると、
倍力率(1+L/d)=(1+25/2.5)=11、
と非常に大きな値になる。この場合、手動駆動fを例え
ば25Kgとすると、プレス力F=275Kgとなり、
空き缶5を275Kgのプレス力で強力に押し潰し処理
できる。従って、この空き缶処理用手動小型プレス1に
より、アルミニウム製空き缶5を処理する場合には、非
常に軽い力で処理できるし、アルミニウム製空き缶5以
外に、スチール製の空き缶をも処理可能になる。
【0029】さらに、前記ラック状部材80の複数の係
止歯81が形成される対向面を、軸部材50と直交する
面と平行に、つまり、操作レバー60の揺動面と平行な
面に形成したので、板バネ75を介して、係合歯71と
係止歯81を常時噛み合い状態に保持できるから、プレ
ス処理時に操作レバー60の回動操作を、複数回連続的
に行ない、空き缶5を短時間で能率的にプレス処理する
ことができる。この小型プレス1の場合、部品点数が少
ない簡単かつ小型のプレスであるうえ、倍力機構を介し
て小さな力で空き缶をプレス処理することができる。
【0030】この小型プレス1では、空き缶5を立て向
きに、つまり軸方向にプレス処理する以外に、空き缶5
を横向きに、つまり軸直交方向にプレス処理することも
でき、特に、高さの大きなアルミニウム製空き缶5やス
チール製の空き缶の場合、軸直交方向に1又は複数回の
プレス処理で処理してもよい。また、この小型プレス1
は、縦向き状態として使用する以外に、横向き状態とし
て使用するように構成することもできることは勿論であ
る。
【0031】ここで、本体機枠10は、直方体状の形状
に形成してもよく、また、ラック状部材80は、本体機
枠10の棒状の部材に一体形成してもよく、また、ラッ
ク状部材80を金属板で構成して、その対向面に複数の
係止歯81をプレス成形加工により形成してもよい。ま
た、前記転倒防止機構90の代わりに、本体機枠10の
下端面に、本体機枠10の前方へ所定長さはみ出す転倒
防止板を固定してもよい。
【0032】また、前記ラック状部材80は、ガイドス
リット12の前側において、本体ケース11に固着して
もよく、この場合には、軸部材50よりも前方におい
て、操作レバー60の途中部分に係合歯部材70を付設
することになる。そして、操作レバー60を上方回動さ
せるときに空き缶5を押圧することになるので、本体機
枠10には、後方へ転倒れようとする転倒モーメントが
作用することから、前記転倒防止機構90を本体機枠1
0の後側面に付設することになる。但し、その転倒防止
機構90の代わりに、本体機枠10の下端面に、本体機
枠10の前方へ所定長さはみ出す転倒防止板を固定し、
その転倒防止板を足で踏み付けた状態でプレス処理する
ように構成してもよい。また、前記軸部材50を可動板
30に回転自在に連結し、操作レバー60の基端部を軸
部材50に固定的に連結してもよい。また、操作レバー
60は、手動駆動力に耐え得るだけの剛性を有する部材
とすることが必要であり、必要に応じて角形断面のパイ
プ材で構成してもよい。
【0033】次に、前記実施例の一部を変更した別実施
例について、図6〜図14を参照しつつ説明する。但
し、前記実施例と異なる構成についてのみ説明する。こ
の別実施例の空き缶処理用手動小型プレス101におい
ては、本体機枠110が平面視ほぼ正方形状の直方体状
の形状に構成され、受止板(図示略)と可動板130も
平面視ほぼ正方形状に構成されている。左右1対の操作
レバー160の各々の基端部が、前記軸部材50に相当
する軸部材150に回転可能に枢着され、可動板130
がこの軸部材150に連結されている。
【0034】各操作レバー160の連結部165には、
軸部材150と平行な枢支軸175を介して係合歯部材
170が回動可能に枢着され、係合歯部材170の先端
部には、先端鋭角状の係合歯173が形成されている。
前記枢支軸175は、連結部165に回動可能に装着さ
れ、枢支軸175の外周面に形成されたキー溝174に
キー(図示略)を嵌入することにより、係合歯部材17
0が枢支軸175に相対回転不能に支持されている。図
10,図11に示すように、各係合歯部材170は、枢
支軸175に巻き付けられた捩じりバネ171により、
図6において時計回り方向へ弾性付勢され、操作ノブ1
72が枢支軸175に設けられている。前記捩じりバネ
171の一端は連結部165に固定され、捩じりバネ1
71の他端は係合歯部材170の上面に係止され、捩じ
りバネ171の長さ方向中央部分は枢支軸175に巻き
付けられている。
【0035】前記本体機枠110の左右両側部には、前
記ラック状部材80に相当する左右1対のラック状部材
180が固着され、各ラック状部材180の対向面は、
操作レバー160の回動面と直交状に形成され、各ラッ
ク状部材180の対向面には、その全長に亙って複数の
係止歯181が形成され、各係合歯部材170の係合歯
173は、対応するラック状部材180の係止歯181
に噛み合い可能に構成されている。図12に示すよう
に、枢支軸175と連結部165とには、回動範囲規制
機構177が設けられ、この回動範囲規制機構177
は、連結部165に設けられた所定角度の扇状の規制凹
部178と、係合歯部材170に一体的に設けられて規
制凹部178に係合された係止凸部179であって、規
制凹部178の約1/4の幅の係止凸部179とで構成
されている。この回動範囲規制機構177により、係合
歯部材170は、図8に示すように連結部165に対し
てぼぼ一直線状に位置する限界位置から、図9,図14
に示すように前記限界位置から図8において反時計回り
方向へ約110°回動した退避位置までの規制範囲間を
回動可能に構成されている。
【0036】次に、前記係合歯部材170を退避位置に
保持する為のディテント機構について説明する。図1
3,図14に示すように、連結部165には、半径方向
に貫通し枢支軸175の外周面に達する小径穴167が
穿設され、この小径穴167には、鋼球168と圧縮ス
プリング169とが装着され、この鋼球はスプリング6
9により枢支軸175へ弾性付勢されている。一方、枢
支軸175の外周面には、鋼球168が係入する係止凹
部176であって、係合歯部材170が、図9,図14
に示す退避位置のときに、鋼球168が係入する係止凹
部176が形成されている。前記小径穴167は、鋼球
168とスプリング169を装着した状態で、蓋部材1
64で封鎖され、この蓋部材164はビスで連結部16
5の外周面に固着されている。
【0037】次に、以上説明した空き缶処理用小型プレ
スの作用について説明する。最初に、前記実施例と同様
に、可動板130を上限位置に保持した状態において、
本体機枠110内に空き缶をセットし、前記ディテント
機構を解除し、操作レバー160を、水平面に対して約
40〜60度上方へ回動させると、係合歯部材170
が、捩じりバネ171で時計回り方向へ付勢されている
ので、図6に示すように、係合歯部材170の係合歯1
73がラック状部材180の係止歯181に噛み合った
状態になる。次に、図7,図8に示すように、操作レバ
ー160を下方へ回動させていくと、係合歯173が係
止歯181で係止されて、係合歯173は上方へ移動で
きないため、枢支軸175のラック状部材180側への
移動を介して、軸部材150と可動板130とが下方へ
プレス駆動され、空き缶が、可動板130と受止板との
間に、軸部材150の移動量だけ押し潰され、図8の状
態となる。
【0038】その後操作レバー160を上方へ任意の角
度回動すると、係合歯部材170が捩じりバネ171の
付勢力に抗しつつ反時計回り方向へ回動し、係合歯部材
170の係合歯173が係止歯181の上面の傾斜面を
滑りつつ、ラック状部材180に対して相対的に下方へ
移動し、操作レバー160が、図6に示すように停止し
たときに、係合歯173に係止歯181が噛み合うこと
になる。従って、操作レバー160を上下に揺動(回
動)させるのを複数回連続的に繰り返すことにより、軸
部材150と可動板130とを、下方へプレス駆動し
て、受止板と可動板130とで、空き缶をプレス処理す
ることができる。
【0039】空き缶の押し潰し処理完了後に、軸部材1
50と可動板130とを上限位置に復帰させる際には、
操作ノブ172を操作して係合歯部材170を退避位置
に切り換えると、ディテント機構の鋼球168が係止凹
部176に係合するため、係合歯部材170が退避位置
に保持される。この状態において、操作レバー160を
上方に移動して軸部材150と可動板130と係合歯部
材170とを上限位置に復帰させる。この小型プレス1
01においても、前記実施例と同様に、プレス処理時に
操作レバー160の回動操作を、複数回連続的に行うこ
とによって、空き缶を短時間で能率的にプレス処理する
ことができる。更に、この小型プレス101は、部品点
数が少ない簡単且つ小型、軽量のプレスであるうえ、前
記実施例とほぼ同様の原理の倍力機構を介して小さな力
で空き缶をプレス処理することができる。
【0040】尚、前記小型プレス1,101を自動販売
機に組み込んだ構成とすることもできる。この場合、本
体機枠を自動販売機の機枠と一体的に構成したり、本体
機枠を自動販売機の機枠に固定的に構成したりすること
になる。尚、前記実施例、別実施例は、夫々一例を示す
ものに過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、係合歯部材、係合歯、ラック状部材等に種々の変更
を付加して実施できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る空き缶処理用手動小型プレスの斜
視図である。
【図2】図1の小型プレスの平面断面図である。
【図3】図1の小型プレスの連結部と係合歯部分の要部
を示す縦断側面図である。
【図4】図1の小型プレスの係合歯部材とラック状部材
とを示す背面図である。
【図5】図1の小型プレスの軸部材の可動板への連結状
態の縦断面図である。
【図6】別実施例に係る空き缶処理用手動小型プレスの
要部(プレス動作開始直前の状態)の縦断側面図であ
る。
【図7】図6の小型プレスの要部(プレス動作途中の状
態)の縦断側面図である。
【図8】図6の小型プレスの要部(プレス動作終了時の
状態)の縦断側面図である。
【図9】図6の小型プレスの要部(係合歯部材を退避位
置に切り換えた状態)の縦断側面図である。
【図10】図6の小型プレスの要部の横断平面図であ
る。
【図11】図6の小型プレスの係合歯部材を付勢する捩
じりバネを含む要部の縦断側面図である。
【図12】図6の小型プレスの回動規制機構の縦断側面
図である。
【図13】図6の小型プレスのディテント機構を含む要
部の拡大縦断側面図である。
【図14】図6の小型プレスのディテント機構を含む要
部(係合歯部材を退避位置にした状態)の拡大縦断側面
図である。
【符号の説明】
1 空き缶処理用手動小型プレス 10 本体機枠 11 本体ケース 20 受止板 30 可動板 50 軸部材 60 操作レバー 65 連結レバー部材 70 係合歯部材 71 係合歯 75 板バネ 80 ラック状部材 81 係止歯 90 転倒防止機構 110 本体機枠 130 可動板 150 軸部材 160 操作レバー 165 連結部 170 係合歯部材 173 係合歯 180 ラック状部材 181 係止歯

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空き缶を押し潰し処理する為の空き缶処
    理用手動小型プレスであって、 本体機枠と、 前記本体機枠に固定された静止側の受止板と、 前記支持板に対して対向姿勢のまま接近・離隔するよう
    に移動可能に本体機枠に案内される可動板と、 前記可動板に連結された軸部材を介して可動板に回動可
    能に枢着された手動駆動力を入力する為の操作レバー
    と、 前記軸部材の近くの位置において操作レバーに付設され
    た係合歯部材であって、先端部に係合歯を有する係合歯
    部材と、 前記可動板の移動に応じて移動する係合歯部材の係合歯
    の移動領域の近傍位置に沿って延びるように本体機枠に
    固定され、係合歯部材の係合歯に対向する対向面に係合
    歯に噛み合い可能な複数の係止歯を備えたラック状部材
    と、 を備えたことを特徴とする空き缶処理用手動小型プレ
    ス。
  2. 【請求項2】 前記操作レバーは、可動板の両側に1対
    設けられ、この1対の操作レバーの駆動力入力側端部
    は、連結レバー部材により一体的に連結され、1対の操
    作レバーに対応する1対の係合歯部材と、1対のラック
    状部材とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の空
    き缶処理用手動小型プレス。
  3. 【請求項3】 前記ラック状部材の対向面は操作レバー
    の回動面と平行に形成され、前記係合歯部材は、その係
    合歯が対向面に接近・離隔するように操作レバーに揺動
    自在に枢着され、前記係合歯部材をその係合歯が対向面
    に接近する方向へ弾性付勢する弾性部材が設けられたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の空き缶処理用手動小型
    プレス。
  4. 【請求項4】 前記ラック状部材の対向面は、操作レバ
    ーの回動面と直交状に形成されたことを特徴とする請求
    項2に記載の空き缶処理用手動小型プレス。
  5. 【請求項5】 前記係合歯部材は、前記軸部材と平行な
    ピン部材を介して操作レバーに枢着されたことを特徴と
    する請求項4に記載の空き缶処理用手動小型プレス。
  6. 【請求項6】 前記操作レバーからの手動駆動力の入力
    により本体機枠が転倒するのを防止する為の転倒防止部
    材を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れ
    か1項に記載の空き缶処理用手動小型プレス。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220129346A (ko) * 2021-03-16 2022-09-23 유명완 용기 압축장치

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