JPH0716558U - 永久磁石回転子 - Google Patents
永久磁石回転子Info
- Publication number
- JPH0716558U JPH0716558U JP4643393U JP4643393U JPH0716558U JP H0716558 U JPH0716558 U JP H0716558U JP 4643393 U JP4643393 U JP 4643393U JP 4643393 U JP4643393 U JP 4643393U JP H0716558 U JPH0716558 U JP H0716558U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- permanent magnet
- adhesive
- groove
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 回転軸外径と磁石内径の寸法公差は狭く設
定したままで、磁石と回転軸との嵌合における接着材の
十分な付着力を得るとともに、接着材の熱膨脹による悪
影響を暖和する永久磁石回転子を提供する。 【効果】 溝を設けることで回転子軸に接着剤を塗布
してリング磁石を挿入する際に溝のある部分は接着剤を
押し出すことがなく、例えば挿入する際に磁石を回転さ
せながら行なうことにより回転軸表面に接着剤のない部
分や不均一部分をなくすることができる。また、設ける
溝を減磁作用の影響の少ない磁極中央部に配置すること
により、永久磁石回転子として減磁耐量を向上させるこ
とができ、溝を設けたことによる磁気特性の低下に対
し、不必要に磁石の厚みを増す必要がなくコストの低廉
化を図ることができる。
定したままで、磁石と回転軸との嵌合における接着材の
十分な付着力を得るとともに、接着材の熱膨脹による悪
影響を暖和する永久磁石回転子を提供する。 【効果】 溝を設けることで回転子軸に接着剤を塗布
してリング磁石を挿入する際に溝のある部分は接着剤を
押し出すことがなく、例えば挿入する際に磁石を回転さ
せながら行なうことにより回転軸表面に接着剤のない部
分や不均一部分をなくすることができる。また、設ける
溝を減磁作用の影響の少ない磁極中央部に配置すること
により、永久磁石回転子として減磁耐量を向上させるこ
とができ、溝を設けたことによる磁気特性の低下に対
し、不必要に磁石の厚みを増す必要がなくコストの低廉
化を図ることができる。
Description
【0001】
本考案は、永久磁石形同期モータ又はブラシレスモータ等に用いられる永久 磁石回転子に関する。
【0002】
従来の永久磁石形同期モータ又はブラシレスモータの回転子の構造を図6に 示す。図6において、永久磁石回転子1Aは、回転軸2Aの外周面に環状の永久 磁石3Aa〜3Afを嵌合して成っている。回転軸2Aと永久磁石3Aa〜3A fの嵌合面には接着剤を塗布し、永久磁石3Aa〜3Afは固定されている。こ の種の回転子1Aでは回転軸2A外径と磁石3Aa〜3Af内径の寸法公差が広 すぎると、磁石3Aa〜3Afが偏心して接着されるため、磁束分布がアンバラ ンスになり、ひいてはモータ特性が悪化する。また偏心が大きい場合には固定子 内径と磁石3Aa〜3Af外径が接触することが懸念されるので、モータギャッ プを狭くできず、結局モータ特性を悪化させることになる。
【0003】
一方、回転軸2A外径と磁石3Aa〜3Af内径の寸法公差を狭くした場合に は、リング状磁石を回転軸2Aに挿入する際に両者を嵌合させる接着剤が押し出 される状態となり、嵌合部に接着材が十分付着しない部分が出来ることがあり、 十分な嵌合強度が得られないことがある。また隙間なく接着剤が付着した場合に も、モータ発熱による温度上昇時に接着剤によっては熱膨脹により、リング磁石 を押し広げる力が大きく磁石にひび割れを生じさせることがある。
【0004】 以上により本考案は、回転軸外径と磁石内径の寸法公差は狭く設定したままで 、磁石と回転軸との嵌合における接着材の十分な付着力を得るとともに、接着材 の熱膨脹による悪影響を暖和することを目的とする。
【0005】
請求項1は永久磁石同期モータ又はブラシレスモータ等に用いられる回転軸 の外周面にリング状の磁石を配置して成る永久磁石回転子において、磁石の内径 側に複数の溝を設け回転軸と磁石の接合面に部分的に隙間を設けたことに特徴を 有する。また請求項2は磁極の中央に設けた溝で、磁極端部には配置しないこと を特徴とする。
【0006】
上記手段によれば、回転軸と永久磁石内径の寸法公差は溝のない部分により 確保される。一方溝を設けることで回転子軸に接着剤を塗布してリング磁石を挿 入する際に溝のある部分は接着剤を押し出すことがなく、例えば挿入する際に磁 石を回転させながら行なうことにより回転軸表面に接着剤のない部分や不均一部 分をなくすることができる。
【0007】 また、モータ温度上昇により接着剤が膨脹してリング磁石を押し広げようとす る力が発生するが、本方式のように磁石内径に溝を設けることで接着剤の膨脹分 は溝部に食み出すことにより、押し広げる力を暖和させることができ、磁石のひ び割れを防ぐ効果がある。
【0008】 また、設ける溝を減磁作用の影響の少ない磁極中央部に配置することにより、 永久磁石回転子として減磁耐量を向上させることができ、溝を設けたことによる 磁気特性の低下に対し、不必要に磁石の厚みを増す必要がなくコストの低廉化を 図ることができる。
【0009】
以下、本考案の第1実施例につき、図1乃至図3を参照しながら説明する。 図1及び図2は本考案における永久磁石の実施例を示した正面図および側面図 であり、3は永久磁石、4は永久磁石3内径に均等に設けた溝である。また図3 は図1及び図2の永久磁石を回転子軸2に接着剤にて固着嵌合して、永久磁石回 転子1を構成したものである。
【0010】 この構成によれば、回転子軸2に接着剤を塗布して永久磁石3を挿入する際に 、溝4に確実に接着剤が残ったまま磁石3を挿入できる。この溝4がない場合に は、接着剤が全面的に押し出されたり或いは片側に寄って挿入された場合には、 片側のみ接着剤が残るため、不均一な貼付状態となる。溝4を設けた場合には片 寄りなく均等な貼付状態であり、たとえば永久磁石3を挿入する際に磁石3を回 転させながら挿入させれば、溝4に残った接着剤が回転子軸2表面に均等に塗布 される効果がある。同様な効果を得る方法として、設ける溝4は軸方向にひねっ た形(スキュー状)に構成しても良い。
【0011】 本構成のもう一つの効果は、モータ運転中の温度上昇による接着剤の膨脹によ る磁石3内径を押し広げようとする力に対して、溝4を設けることによりその部 分(溝4)に膨脹した接着剤の一部が逃げることにより、この力を暖和させるこ とができ、磁石#のひび割れを防ぐことができることである。
【0012】 (第2実施例) 第2の実施例につき図4及び図5にて説明する。図4は磁石3を6極に着磁 する場合における実施例であるが、各磁極の中央に溝4が位置するように構成さ れる。この種のモータでは、固定子電流による起磁力と永久磁石3の起磁力との 位相差が電気角90°付近で使用される場合がほとんどである。
【0013】 図5には位相差90°の場合の永久磁石3と固定子電流による起磁力分布との 関係を示している。同図から判るように、永久磁石3は回転方向に対して先とな る側において増磁作用を受け、回転方向に対して後となる側において減磁作用を 受ける。そしてこの増磁,減磁作用は磁極の周方向端部へ向かうほど大きくなる 。モータが逆回転する場合、増磁および減磁作用を受ける部位は反転する。減磁 作用が大きすぎると永久磁石3の減磁を招いてしまうが、その対策としては、固 定子起磁力に対抗しうる永久磁石3の厚みを確保する必要がある。
【0014】 従って、本考案のポイントである溝4を設けたことによる磁石厚さの減少は減 磁耐量としては不利となるのであるが、第2の実施例のように溝4位置を、減磁 作用のほとんどない磁極中央に配置することにより、また減磁作用の大きな磁極 端部には溝4を設けないことにより、減磁耐量については従来方式と同等となる 。溝4を設けることの効果は、第1実施例の場合と同じであるが、第2実施例で は溝4の数は磁極数と同一とする必要がある。
【0015】
本考案は以上の説明から明らかなように永久磁石内径に溝を設けることで回 転子軸に接着剤を塗布してリング状磁石を挿入する際に回転子軸表面に接着剤の 不均一部分をなくし、かつモータ運転中の温度上昇による膨脹部分が溝部分に食 み出すことにより、磁石内径を押し広げる力を暖和させることができ、永久磁石 回転子としての機械的強度を従来よりも大幅に強力に改善することができる。
【0016】 また設ける溝を減磁作用の影響の少ない磁極中央部に配置することにより、溝 を設けたことによる磁気特性の低下に対し、不必要に磁石の厚みを増す必要がな く、コストの低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す永久磁石の正面図、
【図2】本考案の第1実施例を示す永久磁石の側面図、
【図3】第1実施例を示す永久磁石回転子の側断面図、
【図4】第2実施例を示す永久磁石の正面図,
【図5】第2実施例の永久磁石と固定子電流による起磁
力分布との関係図、
力分布との関係図、
【図6】従来例を示す永久回転子の側断面図。
2,2A…回転子軸、 3,3A,3B等…
永久磁石、4,4B…溝。
永久磁石、4,4B…溝。
Claims (2)
- 【請求項1】 永久磁石形同期モータ又はブラシレスモ
ータ等に用いられる回転軸の外周面にリング状の磁石を
接着嵌合して成る永久磁石回転子において、前記磁石の
内径側に複数の溝を設け、回転軸と磁石の接合面に部分
的に隙間を設けたことを特徴とする永久磁石回転子。 - 【請求項2】 前記隙間を設けるための溝は、磁極の中
心に配置し磁極端部には配置しないことにより固定子電
流の起磁力による減磁作用に対し減磁耐量を増した請求
項1記載の永久磁石回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4643393U JPH0716558U (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 永久磁石回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4643393U JPH0716558U (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 永久磁石回転子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0716558U true JPH0716558U (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=12747026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4643393U Pending JPH0716558U (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 永久磁石回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0716558U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001231195A (ja) * | 2000-02-15 | 2001-08-24 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 永久磁石埋め込み形回転電機の回転子構造 |
| KR101143994B1 (ko) * | 2006-03-09 | 2012-05-09 | 주식회사 동서전자 | 모터의 스테이터 |
| JP2013027075A (ja) * | 2011-07-15 | 2013-02-04 | Nidec Sankyo Corp | ロータ、モータおよびロータの製造方法 |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP4643393U patent/JPH0716558U/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001231195A (ja) * | 2000-02-15 | 2001-08-24 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 永久磁石埋め込み形回転電機の回転子構造 |
| KR101143994B1 (ko) * | 2006-03-09 | 2012-05-09 | 주식회사 동서전자 | 모터의 스테이터 |
| JP2013027075A (ja) * | 2011-07-15 | 2013-02-04 | Nidec Sankyo Corp | ロータ、モータおよびロータの製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4973871A (en) | Stator assembly having magnet retention by mechanical wedge constraint | |
| CN103633759B (zh) | 转子以及电动机 | |
| CN105391211A (zh) | 旋转电机的转子 | |
| JPH0223049A (ja) | 永久磁石式回転電機 | |
| JP3674649B2 (ja) | 内磁形モータとその永久磁石固定方法 | |
| JPH04128056U (ja) | 電動機のロータ | |
| JPH0716558U (ja) | 永久磁石回転子 | |
| JP2004023944A (ja) | 永久磁石式ロータの磁石固定方法及び固定構造 | |
| JP2000245086A (ja) | 永久磁石型回転電機のロータ | |
| JPH0588165U (ja) | 電動機のロータ | |
| JP2992730B2 (ja) | 回転電機の回転子構造 | |
| JP4678321B2 (ja) | ロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータ | |
| JP2000050548A (ja) | 同期電動機のロータ組立体 | |
| JPS587821Y2 (ja) | 磁石発電機の回転子 | |
| JP2005051826A (ja) | 回転電機のロータにおける永久磁石の固定構造 | |
| CN111384802A (zh) | 旋转电机的转子 | |
| JPS6323543A (ja) | 永久磁石界磁型回転子の構造 | |
| JP2015029381A (ja) | ロータ及びモータ | |
| CN108683278A (zh) | 转子结构、永磁辅助同步磁阻电机及电动汽车 | |
| JPH03253249A (ja) | 永久磁石を用いたモータ用回転子 | |
| JP3727476B2 (ja) | 回転電機の固定子 | |
| JP2000232743A (ja) | モータ | |
| JP2003100511A (ja) | 永久磁石、マグネットロール及びその製造方法、並びに現像ロール | |
| JP3309844B2 (ja) | 電動機ロータの製造方法 | |
| JP2001359248A (ja) | 永久磁石回転電機の回転子 |