JPH07166000A - ポリエチレン組成物及びそれからなる管 - Google Patents

ポリエチレン組成物及びそれからなる管

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JPH07166000A
JPH07166000A JP14805093A JP14805093A JPH07166000A JP H07166000 A JPH07166000 A JP H07166000A JP 14805093 A JP14805093 A JP 14805093A JP 14805093 A JP14805093 A JP 14805093A JP H07166000 A JPH07166000 A JP H07166000A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形性、柔軟性及び耐久性に優れたポリエチ
レン組成物及びそれからなる管を得る。 【構成】 下記の(A)成分と(B)成分の合計が10
0重量部、及び(C)成分並びに(D)成分からなり、
溶融張力が3g以上、かつオルゼン曲げ剛性が3,20
0kg/cm2 以下であることを特徴とするポリエチレ
ン組成物。 (A)成分:MFRが0.2〜1g/10分、密度が0.930g/cm3 以 下、溶融張力が4g以上である線状低密度ポリエチレン 100〜50重量部 (B)成分:MFRが0.3〜5g/10分、酢酸ビニル含量が10重量%以 上であるエチレン・酢酸ビニル共重合体 0〜50重量部 (C)成分:分子量が650以上のフェノール系酸化防止剤 0.03〜1重量部 (D)成分:分子量が2,000以上のヒンダードアミン化合物 0.03〜1重量部

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形性、柔軟性及び耐
久性に優れたポリエチレン組成物及びそれからなる管に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、柔軟管、特にホース類は軟質塩化
ビニール樹脂及び、ゴムにポリオレフィンをブレンドし
たオレフィン系熱可塑性樹脂エラストマーが主に用いら
れている。しかし、塩化ビニル樹脂はリサイクル性及
び、廃棄物焼却に問題があること、また、オレフィン系
熱可塑性エラストマーは高価なゴムを用いるためコスト
が高くなってしまう問題がある。一方、安価で耐薬品性
に優れた線状低密度ポリエチレンを使用することも一部
試みられているが、特に洗濯機や自動販売機用のホース
等は柔軟性、成形性、耐久性不足の点から満足されるも
のが得られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に、洗濯機用のホー
ス等においては柔軟性はもちろんのこと、このホースを
成形する場合、樹脂が垂れて成形不可能にならないよう
な耐ドローダウン性及び、商品の美観上からホースの外
表面が平滑である等の成形性が必要である。また、最近
はマンション等の集合住宅のベランダに洗濯機を設置す
るケースが多く、かつ、洗濯効果を上げるためお湯を使
用するケースもあり、長期間にわたる耐候性及び耐薬品
性等の耐久性が必要である。従って、本発明者は、この
線状低密度ポリエチレンの欠点である柔軟性、成形性、
耐久性不足を安価な手法により解決しようとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要]本発明者らは、前述の問題点の改良につ
いて種々検討した結果、特定のエチレン・酢酸ビニル共
重合体を含んでいても良い特定のポリエチレンに、特定
のフェノール系酸化防止剤及びヒンダードアミン化合物
を配合することにより、柔軟性、成形性、耐久性に優れ
たポリエチレン組成物及び、それからなる管が得られる
こと見出して本発明を完成するに至ったものである。す
なわち、本発明は、下記の(A)成分と(B)成分の合
計が100重量部、及び(C)成分並びに(D)成分か
らなり、溶融張力が3g以上、かつオルゼン曲げ剛性が
3,200kg/cm2 以下であることを特徴とするポ
リエチレン組成物、及び、それからなる管である。 (A)成分:MFRが0.2〜1g/10分、密度が0.930g/cm3 以 下、溶融張力が4g以上である線状低密度ポリエチレン 100〜50重量部 (B)成分:MFRが0.3〜5g/10分、酢酸ビニル含量が10重量%以 上であるエチレン・酢酸ビニル共重合体 0〜50重量部 (C)成分:分子量が650以上のフェノール系酸化防止剤 0.03〜1重量部 (D)成分:分子量が2,000以上のヒンダードアミン化合物 0.03〜1重量部
【0005】[発明の具体的説明] [I] ポリエチレン組成物 (1) 構成成分 (a) 線状低密度ポリエチレン 本発明のポリエチレン組成物において(A)成分として
用いられる線状低密度ポリエチレンは、イオン重合触媒
を使用してエチレンとα−オレフィンを共重合させるこ
とによって得られるエチレン・α−オレフィン共重合体
である。コモノマーとしてのα−オレフィンとしては、
炭素数3〜20程度のα−オレフィンが挙げられる。好
ましいα−オレフィンとしてはブテン−1、ヘキセン−
1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1である。エ
チレンとこれらα−オレフィンとの共重合は気相法、溶
液法、スラリー法、高圧法等により単槽若しくは2槽以
上の反応槽を連続的に用いて行なうことができる。
【0006】この線状低密度ポリエチレンの好ましいイ
オン重合触媒は、単槽重合だけでも分子量分布の広いも
のが得られる酸化クロムをシリカ・アルミナ等の無機担
体等に担持させたもの、すなわち酸化クロム系フィリッ
プス型触媒である。ここで用いられる線状低密度ポリエ
チレンは、MFRが0.2〜1g/10分、好ましくは
0.4〜0.8g/10分である。MFRが上記範囲よ
り低すぎるとホース外表面の平滑性が劣るという欠点が
ある。逆に、MFRが上記範囲より高すぎるとホースを
成形する場合、ドローダウン性の目安である溶融張力が
低くなり、また耐久性も劣る。密度は0.930g/c
3 以下、好ましくは0.925g/cm3 以下であ
り、下限は製造上からは0.88g/cm3 程度が現行
技術での限界である。密度が上記範囲より高すぎると柔
軟性が劣るという欠点がある。溶融張力は4g以上、好
ましくは5g以上であるが、上限はMFRとのバランス
上15g程度が限界である。この溶融張力が上記範囲よ
り低すぎるとホースを成形する場合に樹脂が垂れて成形
が困難になるという欠点がある。
【0007】なお、上記MFRはJIS−K7210
(熱可塑性プラスチックの流れ試験方法)により温度1
90℃で測定した値である。また、上記密度はJIS−
K6760(ポリエチレン試験方法)により測定した値
である。更に、上記溶融張力はJIS−K7210のM
FR測定法にて使用する炉及びノズルを用い、温度19
0℃、ピストン棒を1cm/分の速度で炉内の樹脂をス
トランド状に押し出し、これを張力検出用のプーリーに
通し4m/分の速度で引っ張った時、プーリーに加わる
力を測定した値である。
【0008】(b) エチレン・酢酸ビニル共重合体 本発明のポリエチレン組成物において(B)成分として
用いられるエチレン・酢酸ビニル共重合体としては、圧
力500〜5,000kg/cm2 、温度100〜35
0℃の下で、酸素、有機過酸化物等のラジカル発生剤を
用い、エチレンと酢酸ビニルを共重合させて得られる通
常の高圧法エチレン・酢酸ビニル共重合体が用いられ
る。ここで用いられるエチレン・酢酸ビニル共重合体
は、MFRが0.3〜5g/10分、好ましくは1〜3
g/10分である。このMFRが上記範囲より低すぎる
とホース外表面の平滑性が劣るという欠点がある。逆
に、MFRが上記範囲より高すぎるとホースを成形する
場合、ドローダウン性の目安である溶融張力が低くな
り、また耐久性も劣る。酢酸ビニルの含量は10重量%
以上、好ましくは15重量%以上であるが、上限は製造
上からは40重量%程度が現行技術の限界である。この
酢酸ビニル含量が低すぎると柔軟性と耐久性が劣るとい
う欠点がある。このエチレン・酢酸ビニル共重合体の配
合割合は、上記の線状低密度ポリエチレンとこのものと
の合計100重量部に対して0〜50重量部、好ましく
は1〜50重量部、特に好ましくは10〜40重量部で
ある。この配合割合が多すぎると耐久性が劣る問題があ
る。なお、上記酢酸ビニル含量はJIS−K6730
(エチレン・酢酸ビニル樹脂試験方法)により測定した
値である。
【0009】(c) フェノール系酸化防止剤 本発明のポリエチレン組成物において(C)成分として
用いられるフェノール系酸化防止剤には、分子量が65
0以上のものが用いられる。具体的には、ペンタエリス
チル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,3,5
−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、ビス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホ
スホン酸エチル)カルシウム、トリス−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレ
ート等が挙げられる。このフェノール系酸化防止剤の好
ましいものとしては、1,3,5−トリメチル−2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼンを挙げることができる。その理
由はエステル構造を有しないため温排水と接触しても加
水分解しないためと考えられる。ここで用いられるフェ
ノール系酸化防止剤の好ましい分子量は700以上であ
る。この分子量が上記範囲よりも低すぎると酸化防止剤
が水に抽出されて酸化防止効果が劣るという問題があ
る。このフェノール系酸化防止剤の配合割合は、上記線
状低密度ポリエチレンとエチレン・酢酸ビニル共重合体
との合計100重量部に対して0.03〜1重量部、好
ましくは0.05〜0.3重量部である。この配合割合
が少なすぎると耐久性が劣る問題がある。逆に、多すぎ
ると効果が飽和し、コストが高くなるという問題があ
る。
【0010】(d) ヒンダードアミン化合物 本発明のポリエチレン組成物において(D)成分として
用いられるヒンダードアミン化合物には、分子量が2,
000以上のものが用いられる。具体的には、琥珀酸ジ
メチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキ
シ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合
物、ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイ
ル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)イミノ}]、N,N´−ビ
ス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン−2,4−
ビス[N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジル)アミノ]−6−クロロ−1,
3,5−トリアジン縮合物等が挙げられる。このヒンダ
ードアミン化合物の好ましいものとしては、ポリ[{6
−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)イミノ−
1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}
ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)イミノ}]を挙げることができる。ここ
で用いられるヒンダードアミン化合物の好ましい分子量
は2,500以上である。このヒンダードアミン化合物
の分子量が上記範囲よりも低すぎると、ヒンダードアミ
ン化合物が水に抽出されて、紫外線防止効果及び酸化防
止効果が劣るという問題がある。このヒンダードアミン
化合物の配合割合は、上記線状低密度ポリエチレンとエ
チレン・酢酸ビニル共重合体との合計100重量部に対
して0.03〜1重量部、好ましくは0.05〜0.3
重量部である。この配合割合が少なすぎると耐久性が劣
る問題がある。逆に、配合割合が多すぎると効果が飽和
しコストが高くなるという問題がある。
【0011】(2) ポリエチレン組成物の製造 (a) 配合・混練 前述の(A)成分の線状低密度ポリエチレン、(B)成
分のエチレン・酢酸ビニル共重合体、(C)成分のフェ
ノール系酸化防止剤及び(D)成分のヒンダードアミン
化合物を配合してポリエチレン組成物を得る方法として
は、ロール、バンバリーミキサー、ニーダー、押出機等
の混練機で混練する方法、また、ヘンシェル型ミキサ
ー、Vブレンダー、タンブラー等のドライブレンダーで
ドライブレンドする等の通常の方法を適用することがで
きる。この組成物に、更に他の酸化防止剤、中和剤、滑
剤、アンチブロツキング剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤
等の添加剤、また、カーボンブラック、有機系顔料、無
機系顔料等の着色剤及びこれらの添加剤、着色剤などを
マスターバッチとして添加するための少量の樹脂を必要
に応じて配合することもできる。若しくは、他の樹脂や
ゴムを本発明の効果を著しく損なわない範囲で含有させ
ることもできる。
【0012】(b) ポリエチレン組成物の物性 このポリエチレン組成物の溶融張力は3g以上、好まし
くは4g以上であるが、MFRとのバランス上15g程
度が上限である。この溶融張力が上記範囲より低すぎる
とホースを形成する樹脂が垂れて成形が困難になるとい
う問題がある。また、このポリエチレン組成物のオルゼ
ン曲げ剛性は、3,200kg/cm2 以下、好ましく
は2,000kg/cm2 以下であるが、あまり低すぎ
ると管自体の自立性が無くなるので1,000kg/c
2 程度が限界である。
【0013】[II] ポリエチレン組成物からなる管 (1) 成 形 上記ポリエチレン組成物を常法の成形法に供して管を製
造する。 (2) 形 状 管としては、給水管、配水管、薬品移送管等のパイプ及
びホース状のものが挙げられるが、流体を通す管であれ
ば何にでも適用できる。特に屋外用において効果が大き
く発揮される。このポリエチレン組成物製管の好ましい
ものは、洗濯機用ホースである。その理由は洗濯機のホ
ースにおいては柔軟性はもちろんのこと、このホースを
成形する場合に樹脂が垂れて成形不可能にならないよう
なドローダウン性及び商品の美観上ホース外表面が平滑
である等の成形性が必要である。また、最近ではマンシ
ョン等の集合住宅のベランダに洗濯機を設置するケース
が多く、かつ、洗濯効果を上げるためお湯を使用するケ
ースもあり、長期間にわたる耐候性及び耐薬品性等の耐
久性が必要であるためである。
【0014】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示し、本発明を更
に具体的に説明する。以下の実施例及び比較例において
使用した添加剤及び評価方法は以下に示す通りである。 [I] 添加剤 (1) フェノール系酸化防止剤 *1: 1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン *3: ペンタエリスチル−テトラキス[3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート] *4: ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジルホスホン酸エチル)カルシウム *5: トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)−イソシアヌレート *8: オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
【0015】(2) ヒンダードアミン化合物 *2: ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジ
イル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)イミノ}] *6: 琥珀酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン重縮合物 *7: N,N´−ビス(3−アミノプロピル)エチレ
ンジアミン−2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミ
ノ]−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物 *9: ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)セバケート
【0016】[II] 実験例 実施例1〜18及び比較例1〜12 (1) 配 合 表1〜5に示す樹脂に添加剤を配合し、スクリュー直径
50mmの単軸押出機にて、温度200℃、回転数80
rpmの条件下で樹脂を混練し、ペレットを得た。
【0017】(2) 成 形 上記配合物をスクリュー直径40mmの管成形機にて、
外径15mm、内径14mmとなるように空気圧力で管
を膨らましながら、押出量12kg/hrの速度で管を
成形した。
【0018】(3) 評 価 (a) 垂れ性 前記成形時における溶融樹脂の垂れ具合を目視にて観察
し、判定した。判定の基準は以下の通りである。 ◎: 非常に良好(垂れず) ○: 良好(若干垂れるが成形に問題なし) ×: 悪い(垂れる)
【0019】(b) 外 観 前記の成形で得られた管の外表面の凹凸を目視にて観察
し、判定した。判定の基準は以下の通りである。 ◎: 非常に良好(非常に平滑) ○: 良好(平滑) ×: 悪い(凹凸があり)
【0020】(c) 柔軟性 前記の単軸押出機で得られたペレットを、160℃に加
熱した圧縮成形機にて厚み2mmのプレスシートを製作
し、ASTM−D747によりオルゼン曲げ剛性を測定
した。
【0021】(d) 耐久性促進試験 前記の成形で得られた管を73℃のカーボンアークのサ
ンシャインウエザーメーターで1,000時間照射し、
この管を取り出し60℃の温水流水下に内外面とも1,
000時間浸漬させ、その後、この管を再び上記のサン
シャインウエザーメーターに戻し、サンシャインウエザ
ーメーターの照射が合計3回、温水への浸漬が合計2回
になるまで繰り返した。これらの処理後、管の劣化状態
を目視にて観察し、判定した。判定の基準は以下の通り
である。 ◎ : 非常に良好(全く劣化なし) ○+ : かなり良好(ほとんど劣化なし) ○ : 良好(問題ない程度) △ : やや悪い(やや劣化) × : 悪い(劣化) ××: 非常に悪い(非常に劣化)
【0022】(e) ESCR(定歪みの耐環境応力亀裂時
間) 前記の単軸押出機で得られたペレットを160℃に加熱
した圧縮成形機にて厚み2mmのプレスシートを作成
し、JIS−K6760により定歪みの耐環境応力亀裂
時間を測定した。得られた管の評価結果を表1〜5に示
す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】
【発明の効果】本発明は、特定のポリエチレンに特定の
フェノール系酸化防止剤と特定のヒンダードアミン化合
物を配合することにより、従来のポリエチレンよりも柔
軟性、成形性、耐久性において極めて優れたポリエチレ
ン組成物、及び、それからなる管を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:22

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の(A)成分と(B)成分の合計が1
    00重量部、及び(C)成分並びに(D)成分からな
    り、溶融張力が3g以上、かつオルゼン曲げ剛性が3,
    200kg/cm2 以下であることを特徴とするポリエ
    チレン組成物。 (A)成分:MFRが0.2〜1g/10分、密度が0.930g/cm3 以 下、溶融張力が4g以上である線状低密度ポリエチレン 100〜50重量部 (B)成分:MFRが0.3〜5g/10分、酢酸ビニル含量が10重量%以 上であるエチレン・酢酸ビニル共重合体 0〜50重量部 (C)成分:分子量が650以上のフェノール系酸化防止剤 0.03〜1重量部 (D)成分:分子量が2,000以上のヒンダードアミン化合物 0.03〜1重量部
  2. 【請求項2】(A)成分の線状低密度ポリエチレンが酸
    化クロム系フィリップス型触媒によって得られる線状低
    密度ポリエチレンである、請求項1に記載のポリエチレ
    ン組成物。
  3. 【請求項3】(C)成分のフェノール系酸化防止剤が
    1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5
    −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン
    である、請求項1又は2に記載のポリエチレン組成物。
  4. 【請求項4】(D)成分のヒンダードアミン化合物が琥
    珀酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒ
    ドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重
    縮合物及び/又はポリ[{6−(1,1,3,3−テト
    ラメチルブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−
    2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−
    4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,
    6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}]で
    ある、請求項1〜3のいずれかの項に記載のポリエチレ
    ン組成物
  5. 【請求項5】下記の(A)成分と(B)成分の合計が1
    00重量部、及び(C)成分並びに(D)成分からな
    り、溶融張力が3g以上、かつオルゼン曲げ剛性が3,
    200kg/cm2 以下であるポリエチレン組成物から
    なることを特徴とする管。 (A)成分:MFRが0.2〜1g/10分、密度が0.930g/cm3 以 下、溶融張力が4g以上である線状低密度ポリエチレン 100〜50重量部 (B)成分:MFRが0.3〜5g/10分、酢酸ビニル含量が10重量%以 上であるエチレン・酢酸ビニル共重合体 0〜50重量部 (C)成分:分子量が650以上のフェノール系酸化防止剤 0.03〜1重量部 (D)成分: 分子量が2,000以上のヒンダードアミン化合物 0.03〜1重量部
  6. 【請求項6】(A)成分の線状低密度ポリエチレンが酸
    化クロム系フィリップス型触媒によって得られる線状低
    密度ポリエチレンである、請求項5に記載の管。
  7. 【請求項7】(C)成分のフェノール系酸化防止剤が
    1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5
    −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン
    である、請求項5又は6に記載の管。
  8. 【請求項8】(D)成分のヒンダードアミン化合物が琥
    珀酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒ
    ドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重
    縮合物及び、又はポリ[{6−(1,1,3,3−テト
    ラメチルブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−
    2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−
    4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,
    6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}]で
    ある、請求項5〜7のいずれかの項に記載の管。
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JP2006257332A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Sumitomo Chemical Co Ltd 真空成型用熱可塑性エラストマ−組成物および積層体
JP2014234906A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 株式会社ニチリン 給水給湯ホース

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