JPH0716642B2 - 液体含浸装置及び含浸方法 - Google Patents

液体含浸装置及び含浸方法

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JPH0716642B2
JPH0716642B2 JP3202461A JP20246191A JPH0716642B2 JP H0716642 B2 JPH0716642 B2 JP H0716642B2 JP 3202461 A JP3202461 A JP 3202461A JP 20246191 A JP20246191 A JP 20246191A JP H0716642 B2 JPH0716642 B2 JP H0716642B2
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JP
Japan
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impregnating
tank
liquid
impregnation
impregnating liquid
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功一 藤江
康博 池田
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日精株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鋳造品、焼結品、木
材、セラミックス等の多孔質の被処理体に液体を含浸す
る装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来前記のような多孔質の被処理体の気
体又は液体に対する耐腐食性、耐圧性を向上させ、又は
密度や強度を高めたりして、製品の歩留まり及び信頼性
を向上するために、液状の封止剤を含浸させて目止処理
をすることが行われている。そのために通常図4に示す
ような装置が用いられ、これによって含浸作用を行うに
あたっては、耐圧性含浸タンク51の蓋を開けてその内部
に被処理体を入れて蓋を閉鎖し、真空ポンプ53との連通
管に設けられた開閉弁54を開口して、真空ポンプ53によ
って含浸タンク51内を10〜15分程度にわたり、2〜5mm
Hg程度に減圧する。ついで開閉弁54を閉鎖するととも
に、含浸液供給タンク52との連通管に設けられた開閉弁
55を開口し、含浸タンク51内の被処理体が十分に浸漬す
るだけの量の含浸液を含浸液供給タンク52から双方のタ
ンク51,52内の圧力差により供給する。ついで開閉弁55
を閉鎖するとともにコンプレッサ56との連通管に設けら
れた開閉弁57を開口し、コンプレッサ56からの圧力空気
によって含浸タンク51内を10〜15分程度にわたり、5〜
7kg/cm2程度に加圧して含浸を行う。ついで開閉弁57を
閉鎖するとともに開閉弁55を開口して含浸タンク51内の
含浸液を含浸液供給タンク52内に戻す。ついで開閉弁55
を閉鎖するとともに大気に開口している連通管に設けら
れた開閉弁58を開口して、含浸タンク51内の残圧を解放
し、ついで含浸タンク51の蓋を開けて被処理物を取り出
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記のような
処理方法では、含浸タンク内の減圧、含浸液供給タンク
内から含浸タンク内への含浸液の供給、含浸タンク内の
加圧、含浸タンク内の含浸液の含浸液供給タンク内への
返送、含浸タンク内の残圧の解放等の各工程を、すべて
空気を利用して行っていることから、それらの各工程に
それぞれ長時間を要し、全体としてきわめて長時間を要
するという問題があり、なにかの都合によってそのいず
れかの工程を短縮すると、満足の行く含浸を行うことが
できないという問題がある。
【0004】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の含浸装置及びその方法のもつ問題を解消し、多孔質
の被処理体に対する含浸液による含浸処理を短時間で行
うことができ、しかもその含浸状態は良好で耐久性に優
れた封止部がえられる含浸装置及びその方法を提供する
にある。
【0005】この発明は、前記のような目的を達成する
ために、請求項1の発明は、耐圧性の含浸タンクと、こ
の含浸タンクに連結されてその内部を急速に減圧する急
速減圧手段と、含浸タンク及び急速減圧手段に連結され
ていて、内部に含浸液が収納される含浸液供給タンク
と、被処理体を保持したまま含浸タンク内を密封状態で
移動して、含浸タンク内の含浸液を直接加圧する含浸液
加圧手段と、この含浸液加圧手段を移動させる移動手段
と、含浸タンクと急速減圧手段との連結部を開閉する弁
部材と、含浸液供給タンクと含浸タンク及び急速減圧手
段との連結部を開閉する弁部材とを具えていることを特
徴とするものである。請求項2の発明は、請求項1の発
明において、含浸液加圧手段は含浸タンクの内周に摺接
する外周を有するピストン部材を具え、このピストン部
材はその底面に空気逃溝が設けられ、さらにその下部に
被処理体を保持するブラケットが設けられていることを
特徴とするものである。請求項3の発明は、請求項2の
発明において、ピストン部材は上部に作動杆が設けら
れ、この作動杆の上端は横向きの昇降梁に取付けられ、
この昇降梁は含浸タンクの両側に設立された支柱に昇降
可能に支持され、作動部材によって昇降するようになっ
ていることを特徴とするものである。請求項4の発明
は、請求項1の発明において、含浸液供給タンク内には
冷却管と撹拌部材とが設けられていることを特徴とする
ものである。請求項5の発明は、弁部材によって含浸タ
ンクと急速減圧手段との流通を遮断するとともに、急速
減圧手段を含浸液が収納されている含浸液供給タンク内
とを流通させて該含浸液供給タンク内を急速に減圧し、
ついで多孔質の被処理体を保持した含浸液加圧手段を含
浸液が収納されている耐圧性含浸タンク内に装入した
後、該含浸液加圧手段を移動させて含浸タンクを密封
し、ついで弁部材によって含浸液供給タンクと急速減圧
手段との流通を遮断するとともに、急速減圧手段と含浸
タンク内とを連通させて該含浸タンク内を急速に減圧
し、含浸液供給タンク内の含浸液の一部を含浸タンク内
に流通させ、ついで含浸タンク内を移動する含浸液加圧
手段によって空気を介することなく直接含浸液を加圧す
ることによって、前記被処理体に含浸液を含浸させるこ
とを特徴とするものである。
【0006】
【作用】前記のようなこの発明において、耐圧性含浸タ
ンク内に含浸液を収納し、この耐圧性含浸タンク内に多
孔質の被処理体を装入した後、急速減圧手段によって耐
圧性含浸タンク内を急速に減圧し、ついで含浸液加圧手
段によって空気を介することなく含浸液を直接加圧する
ことによって、前記被処理体に液体を含浸させる。この
際含浸液加圧手段は含浸タンクの内周に摺接する外周を
有するピストン部材を具え、その下部に設けられている
ブラケットで被処理体を保持しながら下降し、含浸液の
液面を直接加圧することとなるが、その際余剰含浸液及
び残空気がピストン部材の底面の空気逃溝から含浸液タ
ンク内に排出され、含浸後ピストン部材は上昇する。こ
のようなピストン部材の昇降は、ピストン部材の上部に
設けられた作動杆の上端が取付けられた昇降梁を、作動
部材によって支柱に沿って昇降させることによって行わ
れる。さらに含浸タンクに含浸液を供給する含浸液供給
タンク内において、含浸液は冷却管によって冷却される
とともに、撹拌部材によって撹拌される。
【0007】
【実施例】図1,2に示すこの発明の実施例において、
1は耐圧性の含浸タンクを示し、この含浸タンク1の周
壁には真空ノズル5及びその下方に含浸液ノズル14が設
けられ、この含浸タンク1の開口の上部に含浸タンク1
の内周に摺接する外周を有するピストン部材2を設け、
このピストン部材2はその底面に半径方向の空気逃溝16
が設けられ、また上部には作動杆3が取付けられてい
て、この作動杆3の上端は水平に配置された昇降梁13に
取付けられている。この昇降梁13の両端にはナット6が
設けられ、このナット6は含浸タンク1の両側に設立さ
れた各1対の支柱11間に支持された支柱梁12に回転可能
に設置されたねじ軸15に螺合し、このねじ軸15はブレー
キ付モータ10によって伝動機構4,9を介して回動する
ようになっている。さらに昇降梁13の両端にはスライド
ベアリング8が設けられ、このスライドベアリング8は
支柱11に設けられたスライドレール7に摺動可能に嵌合
している。ピストン部材2の下面には側面が開口してい
るブラケット19が取付けられ、このブラケット19の底部
には被処理物18の取付ジグ20を支承する受台17が設けら
れている。含浸タンク1と並立して含浸液供給タンク26
が設けられ、この含浸液供給タンク26は先端が含浸液ノ
ズル14と連通している含浸液供給管21で含浸タンク1と
連結されており、含浸液供給タンク26の上部蓋25には開
閉蓋を有する開口27が設けられ、内部には螺旋状の冷却
管28及び撹拌部材30が配置されていて、その撹拌部材30
は上部蓋25を貫通して外部に突出し、モータ29によって
回転されるようになっており、含浸液供給タンク26内の
含浸液が冷却管28によって冷却されることによって、品
質が長期間安定的に保持され、また撹拌部材30によって
撹拌されることによって硬化剤の混合が良好になされ
る。なお32は含浸液の液面のレベルスイッチを示す。
【0008】この発明は、さらに図3に示すように、含
浸液供給管21には開閉弁31が設けられていて、その上流
において含浸液供給管21と含浸タンク1の底部とは分岐
管路35で連結され、この分岐管路35にはドレーン弁40が
設けられている。33は管路34で真空ノズル5に連結され
た真空ポンプを示し、この管路34には自動3方弁36が設
けられ、その一方には管路37を介して含浸液供給タンク
26が連結され、管路34の自動3方弁36と真空ノズル5と
の中間と管路37とを分岐管路38で連結し、この分岐管路
38に開閉弁39が設けられ、自動3方弁36と真空ノズル5
との中間において管路34にリーク管路44が分岐され、こ
のリーク管路44に開閉弁43が設けられている。
【0009】前記のようなものの作用を説明する。 含浸処理工程前 3方弁36を操作して管路34と真空ノズル5とを遮断する
とともに、管路34と管路37とを連通させ、開閉弁31,43
及びドレーン弁40を閉鎖し、この間真空ポンプ33は稼働
していて含浸液供給タンク26を少なくとも1mmHg程度の
真空状態に保持して、同タンク26内の含浸液42の脱気を
行っており、図1において含浸タンク1及び含浸液供給
タンク26内における含浸液42の液位はそれぞれL3およ
びH1となっている。そしてピストン部材2の下面は位
置L1にあり、このような状態においてブラケット19の
受台17上の取付ジグ20に被処理物18をセツトする。
【0010】含浸処理工程中 モータ10を稼働し、伝動機構4,9を介してねじ軸15を
回動させ、ナット6を介して昇降梁13を下降させ、ピス
トン部材2の下面が位置L2に到達したら、ピストン部
材2を停止させる。これによって含浸タンク1の開口が
このピストン部材2によって閉鎖されたところで、3方
弁36を操作して管路34と管路37とを遮断するとともに、
真空ノズル5と管路34とを連通させて開閉弁31を開口
し、ドレーン弁40は閉鎖したままとし、稼働している真
空ポンプ33によって含浸タンク1内を瞬時にして真空状
態にする。
【0011】このようにして両タンク1,26内の真空度
が同一になったら、開閉弁31を閉鎖するとともに開閉弁
39を開口する。このようにすることによって、両タンク
1,26内の含浸液42の液位はH2となり、この状態で含
浸タンク1内の真空度及び真空時間がそれぞれ設定値で
ある1mmHg及び10秒に到達したら、モータ10を再稼働し
てピストン部材2を下降させ、その底面が含浸液42の表
面に到達した後もなお下降を継続させる。この下降によ
り含浸タンク1内の余剰含浸液42及びピストン部材2の
底面と含浸液42の表面間の残空気すなわち脱泡ガスは、
ピストン部材2の底面の逃溝16を介して開閉弁31を経て
含浸液供給タンク26内に排出される。
【0012】このようにしてピストン部材2の下面が位
置L3に到達したら、開閉弁39を閉鎖するとともに真空
ポンプ33を停止し、この状態でさらにピストン部材2を
下降させることにより、含浸タンク1内を約20kg/cm2
昇圧して加圧含浸処理をする。そしてこの処理が設定時
間である10秒以上継続したら、開閉弁43を開口してピス
トン部材2を位置L1まで上昇させる一方、管路34と真
空ノズル5とを遮断し、管路34と管路37とを連通させ
て、含浸タンク1内を大気圧にもどして含浸処理工程前
の状態に戻し、ブラケット19の取付ジグ20から被処理物
18を取り出す。
【0013】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、弁部材
の作動によって含浸タンクと急速減圧手段との流通を遮
断した上で、急速減圧手段によって含浸液が収納されて
いる含浸液供給タンク内を急速に減圧し、ついで移動手
段の作動によって多孔質の被処理体を保持した含浸液加
圧手段を含浸液が収納されている耐圧性含浸タンク内を
移動させることによって含浸タンクを密封し、ついで弁
部材の作動によって含浸液供給タンクと急速減圧手段と
の流通を遮断した上で、急速減圧手段によって含浸タン
ク内を急速に減圧して、含浸液供給タンク内の含浸液の
一部を含浸タンク内に流通させ、ついで含浸タンク内を
移動する含浸液加圧手段によって空気を介することなく
直接含浸液を加圧することによって、被処理体に含浸液
を含浸させるので、被処理体を含浸タンク内に出し入れ
するに際して、手動によって含浸タンクの蓋をいちいち
開閉した上、行う必要もなく、また被処理体に対する含
浸工程時には高圧空気の圧力を利用することなく、急速
減圧手段の移動によって含浸タンクの密閉を行うととも
に、被処理体を含浸液へ浸漬した上、この含浸液加圧手
段によって含浸液を加圧することによって行われ、この
ようにして各工程における処理時間をきわめて短くする
ことができて、処理全体を短時間で行うことができ、し
かも真空雰囲気内において含浸が行われることから、そ
の含浸状態は良好で耐久性に優れた封止部がえられ、そ
してその含浸液加圧手段のピストン部材はその底面に空
気逃溝が設けられ、さらにその下部に被処理体を保持す
るブラケットが設けられており、ピストン部材は上部に
作動杆が設けられ、この作動杆の上端は横向きの昇降梁
に取付けられ、この昇降梁は含浸タンクの両側に設立さ
れた支柱に昇降可能に支持され、作動部材によって昇降
するようになっているので、含浸液加圧手段の移動を短
時間でしかも正確に行うことができ、さらに含浸液タン
ク内には冷却管と撹拌部材とが設けられているので、含
浸液が冷却されることによって品質を長期間安定的に保
持することができるのに加えて、撹拌されることによっ
て硬化剤の混合が良好になされるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の一部縦断正面図である。
【図2】同上の一部の平面図である。
【図3】同上の空気及び含浸液の配管図である。
【図4】この発明と同種の従来の液体含浸装置の配管図
である。
【符号の説明】
1 含浸タンク 2 ピストン部
材 5 真空ノズル 14 含浸液ノズ
ル 18 被処理物 20 取付ジグ 21 含浸液供給管 26 含浸液供給
タンク 33 真空ポンプ 42 含浸液

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐圧性の含浸タンクと、この含浸タンク
    に連結されてその内部を急速に減圧する急速減圧手段
    と、含浸タンク及び急速減圧手段に連結されていて、内
    部に含浸液が収納される含浸液供給タンクと、被処理体
    を保持したまま含浸タンク内を密封状態で移動して、含
    浸タンク内の含浸液を直接加圧する含浸液加圧手段と、
    この含浸液加圧手段を移動させる移動手段と、含浸タン
    クと急速減圧手段との連結部を開閉する弁部材と、含浸
    液供給タンクと含浸タンク及び急速減圧手段との連結部
    を開閉する弁部材とを具えていることを特徴とする液体
    含浸装置。
  2. 【請求項2】 含浸液加圧手段は含浸タンクの内周に摺
    接する外周を有するピストン部材を具え、このピストン
    部材はその底面に空気逃溝が設けられ、さらにその下部
    に被処理体を保持するブラケットが設けられていること
    を特徴とする請求項1の液体含浸装置。
  3. 【請求項3】 ピストン部材は上部に作動杆が設けら
    れ、この作動杆の上端は横向きの昇降梁に取付けられ、
    この昇降梁は含浸タンクの両側に設立された支柱に昇降
    可能に支持され、作動部材によって昇降するようになっ
    ていることを特徴とする請求項2の液体含浸装置。
  4. 【請求項4】 含浸液供給タンク内には冷却管と撹拌部
    材とが設けられていることを特徴とする請求項1の液体
    含浸装置。
  5. 【請求項5】 弁部材によって含浸タンクと急速減圧手
    段との流通を遮断するとともに、急速減圧手段を含浸液
    が収納されている含浸液供給タンク内とを流通させて該
    含浸液供給タンク内を急速に減圧し、ついで多孔質の被
    処理体を保持した含浸液加圧手段を含浸液が収納されて
    いる耐圧性含浸タンク内に装入した後、該含浸液加圧手
    段を移動させて含浸タンクを密封し、ついで弁部材によ
    って含浸液供給タンクと急速減圧手段との流通を遮断す
    るとともに、急速減圧手段と含浸タンク内とを連通させ
    て該含浸タンク内を急速に減圧し、含浸液供給タンク内
    の含浸液の一部を含浸タンク内に流通させ、ついで含浸
    タンク内を移動する含浸液加圧手段によって空気を介す
    ることなく直接含浸液を加圧することによって、前記被
    処理体に含浸液を含浸させることを特徴とする液体含浸
    方法。
JP3202461A 1991-07-17 1991-07-17 液体含浸装置及び含浸方法 Expired - Lifetime JPH0716642B2 (ja)

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JP4223265B2 (ja) * 2002-11-01 2009-02-12 明治製菓株式会社 被処理体の含浸処理方法
CN102773197A (zh) * 2011-06-30 2012-11-14 东莞市好的照明科技有限公司 真空含浸机
JP6193678B2 (ja) * 2013-08-29 2017-09-06 Ntn株式会社 含浸装置

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