JPH0716936A - 繊維補強熱可塑性樹脂シートの製造方法 - Google Patents
繊維補強熱可塑性樹脂シートの製造方法Info
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- JPH0716936A JPH0716936A JP5150156A JP15015693A JPH0716936A JP H0716936 A JPH0716936 A JP H0716936A JP 5150156 A JP5150156 A JP 5150156A JP 15015693 A JP15015693 A JP 15015693A JP H0716936 A JPH0716936 A JP H0716936A
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- thermoplastic resin
- fiber
- sheet
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B15/00—Pretreatment of the material to be shaped, not covered by groups B29B7/00 - B29B13/00
- B29B15/08—Pretreatment of the material to be shaped, not covered by groups B29B7/00 - B29B13/00 of reinforcements or fillers
- B29B15/10—Coating or impregnating independently of the moulding or shaping step
- B29B15/12—Coating or impregnating independently of the moulding or shaping step of reinforcements of indefinite length
- B29B15/122—Coating or impregnating independently of the moulding or shaping step of reinforcements of indefinite length with a matrix in liquid form, e.g. as melt, solution or latex
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/02—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
- H05K3/022—Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】一対のエンドレススチールベルトの間に、厚さ
5〜100μmの熱可塑性樹脂フィルムと目付20〜1
00g/m2 の繊維基材からなる積層体を、厚さ50μ
m以上、引張弾性率200kg/mm2 以上の離型シー
ト材を介在せしめて、少なくとも2組を多段に重ねた状
態で供給し、予熱ゾーンにおいて該熱可塑性樹脂フィル
ムを軟化して繊維基材と密着せしめ、加熱ゾーンにおい
て該熱可塑性樹脂フィルムを溶融して加圧することによ
り、繊維基材の内部に該熱可塑性樹脂を含浸せしめ、次
いで冷却ゾーンにおいて加圧冷却して該熱可塑性樹脂を
固化せしめた後、離型シート材を剥離することを特徴と
する繊維補強熱可塑性樹脂シートの製造方法。 【効果】樹脂含浸性が良好で、熱寸法安定性に優れ、表
面平滑性、厚み精度の良好なプラスチック多層配線板用
シートとして好適な繊維補強熱熱可塑性樹脂シートを安
価に製造できる。
5〜100μmの熱可塑性樹脂フィルムと目付20〜1
00g/m2 の繊維基材からなる積層体を、厚さ50μ
m以上、引張弾性率200kg/mm2 以上の離型シー
ト材を介在せしめて、少なくとも2組を多段に重ねた状
態で供給し、予熱ゾーンにおいて該熱可塑性樹脂フィル
ムを軟化して繊維基材と密着せしめ、加熱ゾーンにおい
て該熱可塑性樹脂フィルムを溶融して加圧することによ
り、繊維基材の内部に該熱可塑性樹脂を含浸せしめ、次
いで冷却ゾーンにおいて加圧冷却して該熱可塑性樹脂を
固化せしめた後、離型シート材を剥離することを特徴と
する繊維補強熱可塑性樹脂シートの製造方法。 【効果】樹脂含浸性が良好で、熱寸法安定性に優れ、表
面平滑性、厚み精度の良好なプラスチック多層配線板用
シートとして好適な繊維補強熱熱可塑性樹脂シートを安
価に製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維補強熱可塑性樹脂
シートの製造方法に関する。さらに詳しくは、熱寸法安
定性、表面平滑性、肉厚精度に優れたプリント基板用素
材などとして好適な繊維補強熱可塑性樹脂シートの連続
製造方法に関するものである。
シートの製造方法に関する。さらに詳しくは、熱寸法安
定性、表面平滑性、肉厚精度に優れたプリント基板用素
材などとして好適な繊維補強熱可塑性樹脂シートの連続
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維補強熱可塑性樹脂シートの連
続製造方法として、一対の加熱されたエンドレススチー
ルベルトの対向面間に、熱可塑性樹脂シートと繊維基材
を連続的に送り込み、これを上記ベルト間に挟んで移動
させつつプレス成形する、いわゆるダブルベルトプレス
による方法が知られている。
続製造方法として、一対の加熱されたエンドレススチー
ルベルトの対向面間に、熱可塑性樹脂シートと繊維基材
を連続的に送り込み、これを上記ベルト間に挟んで移動
させつつプレス成形する、いわゆるダブルベルトプレス
による方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、パソコン、ワー
プロ、ビデオカメラなど汎用電子機器の普及にともな
い、プリント基板の需要が増大してきたが、これら汎用
電子機器の小型化、高性能化、低コスト化の要求にとも
なって、プリント基板自体の高性能化、低コスト化が強
く要求されている。
プロ、ビデオカメラなど汎用電子機器の普及にともな
い、プリント基板の需要が増大してきたが、これら汎用
電子機器の小型化、高性能化、低コスト化の要求にとも
なって、プリント基板自体の高性能化、低コスト化が強
く要求されている。
【0004】従来、プリント基板としては、エポキシ樹
脂やフェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を、ガラス繊維
や紙などで補強した積層板に銅箔などを接着した、いわ
ゆる銅貼積層板が一般的であった。これら従来のプリン
ト基板は、補強材に樹脂を含浸するプリプレグ化工程
で、メチルエチルケトンなどの有機溶剤を使うため、乾
燥工程で脱溶媒装置が必要であり、そのため、製造工程
が複雑となり、結果的に製造コストが高くなるという問
題があった。また、プリント基板を多層化する場合には
特別の接着剤を必要とするので、その点でもコスト高に
なるという問題があった。
脂やフェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を、ガラス繊維
や紙などで補強した積層板に銅箔などを接着した、いわ
ゆる銅貼積層板が一般的であった。これら従来のプリン
ト基板は、補強材に樹脂を含浸するプリプレグ化工程
で、メチルエチルケトンなどの有機溶剤を使うため、乾
燥工程で脱溶媒装置が必要であり、そのため、製造工程
が複雑となり、結果的に製造コストが高くなるという問
題があった。また、プリント基板を多層化する場合には
特別の接着剤を必要とするので、その点でもコスト高に
なるという問題があった。
【0005】近年、これら従来のプリント基板に代わっ
て、電気特性と耐熱性に優れた熱可塑性樹脂をガラス繊
維で補強したシートがプラスチック多層配線板用素材と
して用いる試みもある。
て、電気特性と耐熱性に優れた熱可塑性樹脂をガラス繊
維で補強したシートがプラスチック多層配線板用素材と
して用いる試みもある。
【0006】これらプラスチック多層配線板に用いられ
る繊維補強熱可塑性樹脂シートの特性としては、電気特
性に加えて、熱寸法安定性、表面平滑性、肉厚精度など
が要求され、中でも熱寸法安定性に対する要求が最も厳
しい。
る繊維補強熱可塑性樹脂シートの特性としては、電気特
性に加えて、熱寸法安定性、表面平滑性、肉厚精度など
が要求され、中でも熱寸法安定性に対する要求が最も厳
しい。
【0007】繊維補強熱可塑性樹脂シートにおける熱寸
法安定性は、シート中に占める補強繊維の含有率と繊維
基材への樹脂の含浸状態に大きく依存し、繊維含有率が
一定の場合には樹脂の含浸状態によって左右される。繊
維基材への樹脂含浸が不十分であると、繊維の補強効果
が十分発現されず、結果として熱寸法安定性に劣るシー
トとなってしまう。
法安定性は、シート中に占める補強繊維の含有率と繊維
基材への樹脂の含浸状態に大きく依存し、繊維含有率が
一定の場合には樹脂の含浸状態によって左右される。繊
維基材への樹脂含浸が不十分であると、繊維の補強効果
が十分発現されず、結果として熱寸法安定性に劣るシー
トとなってしまう。
【0008】つまり、プラスチック多層配線板用素材と
しての繊維補強熱可塑性樹脂シートにあっては、樹脂含
浸が良好で、熱寸法安定性に優れ、かつ製造コストが安
価であることが必須である。
しての繊維補強熱可塑性樹脂シートにあっては、樹脂含
浸が良好で、熱寸法安定性に優れ、かつ製造コストが安
価であることが必須である。
【0009】従来、繊維補強熱可塑性樹脂シートの製造
方法としては、一般にダブルベルトプレスが採用されて
いる。
方法としては、一般にダブルベルトプレスが採用されて
いる。
【0010】しかしながら、従来のダブルベルトプレス
を用いて、樹脂含浸が良好で熱寸法安定性に優れた繊維
補強熱可塑性樹脂シートを安価に製造するには、生産性
の点で限界があった。つまり、生産性をあげるためにベ
ルトの走行速度を速くすると、加熱溶融ゾーンでの滞留
時間が短くなるため、繊維基材の内部まで樹脂を完全に
含浸することができなくなり、結果としてシートの熱寸
法安定性が劣ってしまう。したがって、熱寸法安定性を
満足するためには、ベルト速度をある限界値以上に速く
することができず、結果として製造コストの低減に限界
があった。ベルトの走行速度を速くして樹脂の含浸性を
向上する一つの手段として、ダブルベルトプレスの加熱
ゾーンを長くすることが考えられるが、この場合には、
設備の改造に要する費用が甚大となり、また加熱ゾーン
延長により消費電力が増大するため、結果として、シー
トの製造コストが高くなってしまうという問題があっ
た。
を用いて、樹脂含浸が良好で熱寸法安定性に優れた繊維
補強熱可塑性樹脂シートを安価に製造するには、生産性
の点で限界があった。つまり、生産性をあげるためにベ
ルトの走行速度を速くすると、加熱溶融ゾーンでの滞留
時間が短くなるため、繊維基材の内部まで樹脂を完全に
含浸することができなくなり、結果としてシートの熱寸
法安定性が劣ってしまう。したがって、熱寸法安定性を
満足するためには、ベルト速度をある限界値以上に速く
することができず、結果として製造コストの低減に限界
があった。ベルトの走行速度を速くして樹脂の含浸性を
向上する一つの手段として、ダブルベルトプレスの加熱
ゾーンを長くすることが考えられるが、この場合には、
設備の改造に要する費用が甚大となり、また加熱ゾーン
延長により消費電力が増大するため、結果として、シー
トの製造コストが高くなってしまうという問題があっ
た。
【0011】本発明は、従来のダブルベルトプレスの上
記欠点を改良するためになされたもので、樹脂含浸が良
好で熱寸法安定性に優れ、プラスチック多層配線板用素
材として好適な繊維補強熱可塑性樹脂シートを効率よく
安価に製造する方法を提供することを目的とするもので
ある。
記欠点を改良するためになされたもので、樹脂含浸が良
好で熱寸法安定性に優れ、プラスチック多層配線板用素
材として好適な繊維補強熱可塑性樹脂シートを効率よく
安価に製造する方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、一
対のエンドレススチールベルトの間に、厚さ5〜100
μmの熱可塑性樹脂フィルムと目付20〜100g/m
2 の繊維基材からなる積層体を、厚さ50μm以上、引
張弾性率200kg/mm2 以上の離型シート材を介在
せしめて、少なくとも2組を多段に重ねた状態で供給
し、予熱ゾーンにおいて該熱可塑性樹脂フィルムを軟化
して繊維基材と密着せしめ、加熱ゾーンにおいて該熱可
塑性樹脂フィルムを溶融して加圧することにより、繊維
基材の内部に該熱可塑性樹脂を含浸せしめ、次いで冷却
ゾーンにおいて加圧冷却して該熱可塑性樹脂を固化せし
めた後、離型シート材を剥離することを特徴とする繊維
補強熱可塑性樹脂シートの製造方法によって達成するこ
とができる。
対のエンドレススチールベルトの間に、厚さ5〜100
μmの熱可塑性樹脂フィルムと目付20〜100g/m
2 の繊維基材からなる積層体を、厚さ50μm以上、引
張弾性率200kg/mm2 以上の離型シート材を介在
せしめて、少なくとも2組を多段に重ねた状態で供給
し、予熱ゾーンにおいて該熱可塑性樹脂フィルムを軟化
して繊維基材と密着せしめ、加熱ゾーンにおいて該熱可
塑性樹脂フィルムを溶融して加圧することにより、繊維
基材の内部に該熱可塑性樹脂を含浸せしめ、次いで冷却
ゾーンにおいて加圧冷却して該熱可塑性樹脂を固化せし
めた後、離型シート材を剥離することを特徴とする繊維
補強熱可塑性樹脂シートの製造方法によって達成するこ
とができる。
【0013】本発明に用いられる熱可塑性樹脂として
は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィ
ン樹脂、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12など
のポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、ポリ
テトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテルスルホ
ン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリフェニレンサル
ファイド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂などが
挙げられる。プラスチック多層配線板用としては電気特
性、化学特性、耐熱性などの点でフッ素樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテルスル
ホン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリフェニレンス
ルフィド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂が好ま
しく用いられ、中でもポリフェニレンスルフィド樹脂
は、誘電特性、高周波特性、耐熱性に優れることから、
より好ましく用いられる。
は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィ
ン樹脂、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12など
のポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、ポリ
テトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテルスルホ
ン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリフェニレンサル
ファイド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂などが
挙げられる。プラスチック多層配線板用としては電気特
性、化学特性、耐熱性などの点でフッ素樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテルスル
ホン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリフェニレンス
ルフィド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂が好ま
しく用いられ、中でもポリフェニレンスルフィド樹脂
は、誘電特性、高周波特性、耐熱性に優れることから、
より好ましく用いられる。
【0014】これら熱可塑性樹脂は、通常のTダイ溶融
押し出し法、カレンダーロール法などによって、容易に
シート状あるいはフィルム状に加工される。プラスチッ
ク多層配線板用としては、高密度化のため、基板1層あ
たりの肉厚は薄い方がより好ましく、したがって、熱可
塑性樹脂フィルムの厚さは5〜100μmの範囲が好ま
しく、10〜50μmの範囲がより好ましい。
押し出し法、カレンダーロール法などによって、容易に
シート状あるいはフィルム状に加工される。プラスチッ
ク多層配線板用としては、高密度化のため、基板1層あ
たりの肉厚は薄い方がより好ましく、したがって、熱可
塑性樹脂フィルムの厚さは5〜100μmの範囲が好ま
しく、10〜50μmの範囲がより好ましい。
【0015】一方、本発明に用いられる繊維基材として
は、ガラス繊維、炭素繊維、黒鉛繊維、シリコンカーバ
イド繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、スチール繊維、
芳香族ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド
繊維、セルロース繊維などが挙げられるが、プラスチッ
ク多層配線板用としては、電気絶縁性の点で、ガラス繊
維や芳香族ポリアミド繊維が好ましく用いられ、ガラス
繊維が特に好ましく用いられる。これら繊維基材はフィ
ラメント、マット、不織布、織物、編物あるいはこれら
を組み合わせた形態で用いることができるが、マット、
不織布、織物が好ましく用いられ、織物がより好ましく
用いられる。織り組織としては、平織、朱子織、綾織な
どが好ましいが、基板とした時の熱寸法安定性のバラン
スの点で、平織物が特に好ましく用いられる。織物の目
付は、できるだけ薄い基板が好ましいということから、
20〜100g/m2 の範囲が好ましい。
は、ガラス繊維、炭素繊維、黒鉛繊維、シリコンカーバ
イド繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、スチール繊維、
芳香族ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド
繊維、セルロース繊維などが挙げられるが、プラスチッ
ク多層配線板用としては、電気絶縁性の点で、ガラス繊
維や芳香族ポリアミド繊維が好ましく用いられ、ガラス
繊維が特に好ましく用いられる。これら繊維基材はフィ
ラメント、マット、不織布、織物、編物あるいはこれら
を組み合わせた形態で用いることができるが、マット、
不織布、織物が好ましく用いられ、織物がより好ましく
用いられる。織り組織としては、平織、朱子織、綾織な
どが好ましいが、基板とした時の熱寸法安定性のバラン
スの点で、平織物が特に好ましく用いられる。織物の目
付は、できるだけ薄い基板が好ましいということから、
20〜100g/m2 の範囲が好ましい。
【0016】これら熱可塑性樹脂と繊維基材との構成比
率は、用途に応じて適宜設定することができるが、強度
の点からは、繊維の体積含有率で10%〜80%の範囲
が好ましく用いられるが、熱寸法安定性の点からは15
%〜65%の範囲がより好ましく用いられる。
率は、用途に応じて適宜設定することができるが、強度
の点からは、繊維の体積含有率で10%〜80%の範囲
が好ましく用いられるが、熱寸法安定性の点からは15
%〜65%の範囲がより好ましく用いられる。
【0017】製造される繊維補強熱可塑性樹脂シートの
厚さは、用途に応じて適宜設定できるが、プラスチック
多層配線板用シートとしては1mm以下が好ましく用い
られ、高密度化の点で100μm以下が特に好ましく用
いられる。
厚さは、用途に応じて適宜設定できるが、プラスチック
多層配線板用シートとしては1mm以下が好ましく用い
られ、高密度化の点で100μm以下が特に好ましく用
いられる。
【0018】また、本発明に用いられる離型シート材と
しては、本発明で用いる熱可塑性樹脂より融点が高いこ
とが必須であり、実質的に融点を持たないポリイミド樹
脂や芳香族ポリアミド樹脂からなるシート材が好ましく
用いられる。また、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステ
ンレススチールなどの金属箔を用いることができる。中
でも、ステンレススチールは強度、剛性、表面硬度、熱
伝導性などに優れることから、より好ましく用いられ
る。
しては、本発明で用いる熱可塑性樹脂より融点が高いこ
とが必須であり、実質的に融点を持たないポリイミド樹
脂や芳香族ポリアミド樹脂からなるシート材が好ましく
用いられる。また、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステ
ンレススチールなどの金属箔を用いることができる。中
でも、ステンレススチールは強度、剛性、表面硬度、熱
伝導性などに優れることから、より好ましく用いられ
る。
【0019】これら離型シート材の厚みは、50μm以
上であるのが好ましい。より好ましくは100μm以上
とするのがよい。50μmより薄いと、強度と剛性の点
でやや不十分となるため、離型シート材に十分な張力を
付与できなくなる。その結果、熱可塑性樹脂フィルムと
繊維基材とを多段に重ねて加圧した時に、離型シート材
に微小なたるみが生じて、得られる繊維補強熱可塑性樹
脂シートの表面にしわが生成してしまうおそれがある。
また、離型シート材は引張弾性率として200kg/m
m2 以上であることが必須である。弾性率がこれより低
いと、離型シート材に必要な張力を付与することができ
ない。さらに、離型シート材には冷却固化後の剥離性を
良くするため、使用する熱可塑性樹脂に応じて、表面に
適当な離型処理が施される。離型剤としては、耐熱性の
高いフッ素系離型剤あるいはシリコン系離型剤が好まし
く用いられる。
上であるのが好ましい。より好ましくは100μm以上
とするのがよい。50μmより薄いと、強度と剛性の点
でやや不十分となるため、離型シート材に十分な張力を
付与できなくなる。その結果、熱可塑性樹脂フィルムと
繊維基材とを多段に重ねて加圧した時に、離型シート材
に微小なたるみが生じて、得られる繊維補強熱可塑性樹
脂シートの表面にしわが生成してしまうおそれがある。
また、離型シート材は引張弾性率として200kg/m
m2 以上であることが必須である。弾性率がこれより低
いと、離型シート材に必要な張力を付与することができ
ない。さらに、離型シート材には冷却固化後の剥離性を
良くするため、使用する熱可塑性樹脂に応じて、表面に
適当な離型処理が施される。離型剤としては、耐熱性の
高いフッ素系離型剤あるいはシリコン系離型剤が好まし
く用いられる。
【0020】以下、本発明の製造方法を図面を用いて詳
細に説明する。図1は本発明の製造方法に係わるダブル
ベルトプレス装置の一実施例を示すものである。該ダブ
ルベルトプレス装置は、基材の巻出し部12、ダブルベ
ルトプレス部13、製品巻取り部14により構成され
る。
細に説明する。図1は本発明の製造方法に係わるダブル
ベルトプレス装置の一実施例を示すものである。該ダブ
ルベルトプレス装置は、基材の巻出し部12、ダブルベ
ルトプレス部13、製品巻取り部14により構成され
る。
【0021】ダブルベルトプレス部13において、1
a、1bはエンドレススチールベルトであり、モータで
駆動されたドラム2a、2a′、2b、2b′によって
矢印方向に回転走行している。3a、3bは予熱部の加
圧ロール群、4a、4bは加熱部の加圧ロール群、5
a、5bは冷却部の加圧ロール群であり、それぞれ上下
一対で複数個設けられている。該加圧ロール群は、エン
ドレススチールベルト1a、1bに接した状態で、走行
方向に回転している。これら加圧ロール群のうち、上部
の加圧ロール群3a、4a、5aは皿バネ式の加圧機構
によって、個々のロールに独立して圧力を負荷すること
ができる。エンドレススチールベルト1a、1bと加圧
ロール群3a、3b、4a、4b、5a、5bは、遠赤
外線ヒータ9a、9b、10a、10b、11a、11
bによって加熱され、所定の温度に設定コントロールさ
れる。該加圧ロール群の軸受け部は、焼付き防止のため
冷却水によって冷却されている。
a、1bはエンドレススチールベルトであり、モータで
駆動されたドラム2a、2a′、2b、2b′によって
矢印方向に回転走行している。3a、3bは予熱部の加
圧ロール群、4a、4bは加熱部の加圧ロール群、5
a、5bは冷却部の加圧ロール群であり、それぞれ上下
一対で複数個設けられている。該加圧ロール群は、エン
ドレススチールベルト1a、1bに接した状態で、走行
方向に回転している。これら加圧ロール群のうち、上部
の加圧ロール群3a、4a、5aは皿バネ式の加圧機構
によって、個々のロールに独立して圧力を負荷すること
ができる。エンドレススチールベルト1a、1bと加圧
ロール群3a、3b、4a、4b、5a、5bは、遠赤
外線ヒータ9a、9b、10a、10b、11a、11
bによって加熱され、所定の温度に設定コントロールさ
れる。該加圧ロール群の軸受け部は、焼付き防止のため
冷却水によって冷却されている。
【0022】基材巻出し部12において、6a、6b、
6cは熱可塑性樹脂フィルムであり、7a、7b、7c
は繊維基材、8a、8bは離型シート材であり、それぞ
れ巻出し装置によって張力が付与されている。繊維基材
7a、7b、7cは両面から熱可塑性樹脂フィルム6
a、6b、6cで挟まれて積層体をなしている。もちろ
ん、積層体の構成はこの組合わせに限定されるものでは
ない。これら積層体は離型シート材8a、8bを介し
て、複数組(図1の例では3組であるが、さらに多層と
することもできる)がガイドロールによって多段に重ね
合わされ、エンドレススチールベルト1a、1b間に導
入される。エンドレススチールベルト1a、1b間に導
入された積層体は予熱ゾーンで予熱され、熱可塑性樹脂
フィルム6a、6b、6cが軟化し、加圧ロール群3
a、3bで加圧されて繊維基材7a、7b、7cと密着
する。
6cは熱可塑性樹脂フィルムであり、7a、7b、7c
は繊維基材、8a、8bは離型シート材であり、それぞ
れ巻出し装置によって張力が付与されている。繊維基材
7a、7b、7cは両面から熱可塑性樹脂フィルム6
a、6b、6cで挟まれて積層体をなしている。もちろ
ん、積層体の構成はこの組合わせに限定されるものでは
ない。これら積層体は離型シート材8a、8bを介し
て、複数組(図1の例では3組であるが、さらに多層と
することもできる)がガイドロールによって多段に重ね
合わされ、エンドレススチールベルト1a、1b間に導
入される。エンドレススチールベルト1a、1b間に導
入された積層体は予熱ゾーンで予熱され、熱可塑性樹脂
フィルム6a、6b、6cが軟化し、加圧ロール群3
a、3bで加圧されて繊維基材7a、7b、7cと密着
する。
【0023】次いで、加熱ゾーンにおいて、積層体は熱
可塑性樹脂フィルム6a、6b、6cの融点より高く、
繊維基材7a、7b、7cの融点より低い温度で加熱さ
れ、熱可塑性樹脂フィルム6a、6b、6cは溶融し、
加圧ロール群4a、4bで加圧されて、繊維基材7a、
7b、7cの繊維束の内部まで含浸する。この時、離型
シート材8a、8bは融点を持たず、また、熱分解点も
熱可塑性樹脂フィルム6a、6b、6cの融点より高い
ので、溶融したり分解したりすることはない。
可塑性樹脂フィルム6a、6b、6cの融点より高く、
繊維基材7a、7b、7cの融点より低い温度で加熱さ
れ、熱可塑性樹脂フィルム6a、6b、6cは溶融し、
加圧ロール群4a、4bで加圧されて、繊維基材7a、
7b、7cの繊維束の内部まで含浸する。この時、離型
シート材8a、8bは融点を持たず、また、熱分解点も
熱可塑性樹脂フィルム6a、6b、6cの融点より高い
ので、溶融したり分解したりすることはない。
【0024】次いで、冷却ゾーンに移行した積層体は加
圧ロール5a、5bによって加圧冷却され、所望の厚さ
に附形されて固化する。
圧ロール5a、5bによって加圧冷却され、所望の厚さ
に附形されて固化する。
【0025】冷却固化した繊維補強熱可塑性樹脂シート
15a、15b、15cは、製品巻取り部14におい
て、離型シート材8a、8bと剥離されて巻き取られ
る。この時、離型シート材には離型処理が施されている
ので、容易に繊維補強熱可塑性樹脂シートと剥離するこ
とができる。また、巻き取られた離型シート材8a、8
bは、基材巻出し部12において、再度利用することが
できる。
15a、15b、15cは、製品巻取り部14におい
て、離型シート材8a、8bと剥離されて巻き取られ
る。この時、離型シート材には離型処理が施されている
ので、容易に繊維補強熱可塑性樹脂シートと剥離するこ
とができる。また、巻き取られた離型シート材8a、8
bは、基材巻出し部12において、再度利用することが
できる。
【0026】なおさらに、離型シート材を剥離して巻き
取られた繊維補強熱可塑性樹脂シート15a、15b、
15cにアニール処理を施し、樹脂の結晶化度をより高
くすることは熱寸法安定性の点で特に好ましい。
取られた繊維補強熱可塑性樹脂シート15a、15b、
15cにアニール処理を施し、樹脂の結晶化度をより高
くすることは熱寸法安定性の点で特に好ましい。
【0027】本発明における予熱ゾーンの温度は、熱可
塑性樹脂フィルムの二次転移点より高く、かつ融点より
低い温度範囲で設定するのが好ましい。また、加熱ゾー
ンの温度は、熱可塑性樹脂フィルムの融点以上の温度
で、かつ熱可塑性樹脂フィルムが熱分解しない温度の範
囲で設定するのが好ましい。冷却ゾーンの温度は、特
に、結晶性樹脂の場合には冷却速度によって樹脂の結晶
状態が変化し、結果として得られたシートの熱特性や力
学的特性が変化するので、樹脂に応じて適宜設定温度を
調整するのが好ましい。
塑性樹脂フィルムの二次転移点より高く、かつ融点より
低い温度範囲で設定するのが好ましい。また、加熱ゾー
ンの温度は、熱可塑性樹脂フィルムの融点以上の温度
で、かつ熱可塑性樹脂フィルムが熱分解しない温度の範
囲で設定するのが好ましい。冷却ゾーンの温度は、特
に、結晶性樹脂の場合には冷却速度によって樹脂の結晶
状態が変化し、結果として得られたシートの熱特性や力
学的特性が変化するので、樹脂に応じて適宜設定温度を
調整するのが好ましい。
【0028】樹脂含浸が困難な樹脂にあっては、予熱ゾ
ーンの温度を加熱ゾーンと同様に融点以上に設定するこ
とにより、その分含浸ゾーンを長くすることもできる。
ーンの温度を加熱ゾーンと同様に融点以上に設定するこ
とにより、その分含浸ゾーンを長くすることもできる。
【0029】加圧ロールによる加圧力は、樹脂の含浸性
と肉厚精度、表面の平滑性などに影響するので、樹脂に
応じて適宜決める必要があるが、ロール線圧として5k
g/cm以上とするのが好ましい。線圧が5kg/cm
より低いと、繊維基材内部への樹脂含浸が不十分とな
り、結果として、強度の低い、また、熱寸法安定性の悪
いシートとなってしまう。特に冷却ゾーンのロール線圧
の設定が重要である。
と肉厚精度、表面の平滑性などに影響するので、樹脂に
応じて適宜決める必要があるが、ロール線圧として5k
g/cm以上とするのが好ましい。線圧が5kg/cm
より低いと、繊維基材内部への樹脂含浸が不十分とな
り、結果として、強度の低い、また、熱寸法安定性の悪
いシートとなってしまう。特に冷却ゾーンのロール線圧
の設定が重要である。
【0030】ベルト速度は、生産性の点からはできるだ
け速い方が望ましいが、使用する樹脂に応じて、繊維基
材への含浸性とのバランスで適宜決めればよい。
け速い方が望ましいが、使用する樹脂に応じて、繊維基
材への含浸性とのバランスで適宜決めればよい。
【0031】繊維補強熱可塑性樹脂シートにアニール処
理を施す場合の条件としては、樹脂の種類にもよるが、
結晶化温度以上の温度で少なくとも1分以上の加熱処理
をするのが好ましい。一つの方法として、加熱オーブン
内を連続走行させつつ処理するのがプロセス上有効であ
る。加熱オーブンをダブルベルトプレスの巻取り部の前
に設置して、アニール処理を施した後に、離型シート材
を剥離して巻き取るようにしてもよい。
理を施す場合の条件としては、樹脂の種類にもよるが、
結晶化温度以上の温度で少なくとも1分以上の加熱処理
をするのが好ましい。一つの方法として、加熱オーブン
内を連続走行させつつ処理するのがプロセス上有効であ
る。加熱オーブンをダブルベルトプレスの巻取り部の前
に設置して、アニール処理を施した後に、離型シート材
を剥離して巻き取るようにしてもよい。
【0032】
【実施例】つぎに、さらに具体的な実施例および比較例
について説明する。
について説明する。
【0033】実施例1 図1に示す装置を使用して、予熱ゾーンの温度を250
℃、加熱ゾーンの温度を330℃、冷却ゾーンの温度を
150℃に設定した。温度はいずれもエンドレススチー
ルベルトの表面温度とした。エンドレススチールベルト
の走行速度を0.4m/min、加圧ロール群の線圧を
15kg/cmに設定した。エンドレススチールベルト
の表面にはシリコン離型剤(SH7020ディスパージ
ョン、トーレシリコーン(株)製)を塗布した。
℃、加熱ゾーンの温度を330℃、冷却ゾーンの温度を
150℃に設定した。温度はいずれもエンドレススチー
ルベルトの表面温度とした。エンドレススチールベルト
の走行速度を0.4m/min、加圧ロール群の線圧を
15kg/cmに設定した。エンドレススチールベルト
の表面にはシリコン離型剤(SH7020ディスパージ
ョン、トーレシリコーン(株)製)を塗布した。
【0034】熱可塑性樹脂フィルムとして、厚さ25μ
mのポリフェニレンスルフィド樹脂フィルムを準備し
た。
mのポリフェニレンスルフィド樹脂フィルムを準備し
た。
【0035】繊維基材として、目付48g/m2 の平織
りガラスクロス(WEA−06−105BY54、日東
紡績(株)製)を準備した。
りガラスクロス(WEA−06−105BY54、日東
紡績(株)製)を準備した。
【0036】離型シート材として、厚さ100μmのス
テンレス箔を準備した。該ステンレス箔の表面には離型
処理を施した。離型剤にはシリコン離型剤(SE620
PG、トーレシリコーン(株)製)を用い、250℃で
6時間焼付け処理を施した。
テンレス箔を準備した。該ステンレス箔の表面には離型
処理を施した。離型剤にはシリコン離型剤(SE620
PG、トーレシリコーン(株)製)を用い、250℃で
6時間焼付け処理を施した。
【0037】ポリフェニレンスルフィド樹脂フィルム/
ガラスクロス/ポリフェニレンスルフィド樹脂フィルム
を1組とし、これら基材3組をステンレス箔を介在させ
て重ね、ダブルベルトプレスに供給した。
ガラスクロス/ポリフェニレンスルフィド樹脂フィルム
を1組とし、これら基材3組をステンレス箔を介在させ
て重ね、ダブルベルトプレスに供給した。
【0038】ダブルベルトプレスの出口部で、ステンレ
ス箔を剥離して、厚さ74μm、幅300mm、長さ3
0mのガラス繊維補強ポリフェニレンスルフィド樹脂シ
ート3巻を作製した。該シートとステンレス箔との離型
性は良好であった。
ス箔を剥離して、厚さ74μm、幅300mm、長さ3
0mのガラス繊維補強ポリフェニレンスルフィド樹脂シ
ート3巻を作製した。該シートとステンレス箔との離型
性は良好であった。
【0039】実施例2 熱可塑性樹脂フィルムとして、厚さ25μmのポリフェ
ニレンスルフィド樹脂フィルムを準備した。
ニレンスルフィド樹脂フィルムを準備した。
【0040】繊維基材として、目付48g/m2 の平織
りガラスクロス(WEA−06−105BY54、日東
紡績(株)製)を準備した。
りガラスクロス(WEA−06−105BY54、日東
紡績(株)製)を準備した。
【0041】離型シート材として、厚さ50μm、10
0μm、125μmのポリイミドフィルム(“カプト
ン”200V、400V、500V、東レ・デュポン
(株)製)をそれぞれ準備した。該ポリイミドフィルム
の表面には、シリコン離型剤(SH7020ディスパー
ジョン、トーレシリコーン(株)製)を塗布した。
0μm、125μmのポリイミドフィルム(“カプト
ン”200V、400V、500V、東レ・デュポン
(株)製)をそれぞれ準備した。該ポリイミドフィルム
の表面には、シリコン離型剤(SH7020ディスパー
ジョン、トーレシリコーン(株)製)を塗布した。
【0042】実施例1と同様に、図1に示す装置を使用
して、予熱ゾーンの温度を250℃、加熱ゾーンの温度
を330℃、冷却ゾーンの温度を150℃に設定した。
エンドレススチールベルトの表面にはシリコン離型剤
(SH7020ディスパージョン、トーレシリコーン
(株)製)を塗布した。エンドレススチールベルトの走
行速度を0.4m/min、加圧ロール群の線圧を15
kg/cmに設定した。
して、予熱ゾーンの温度を250℃、加熱ゾーンの温度
を330℃、冷却ゾーンの温度を150℃に設定した。
エンドレススチールベルトの表面にはシリコン離型剤
(SH7020ディスパージョン、トーレシリコーン
(株)製)を塗布した。エンドレススチールベルトの走
行速度を0.4m/min、加圧ロール群の線圧を15
kg/cmに設定した。
【0043】ポリフェニレンスルフィド樹脂フィルム/
ガラスクロス/ポリフェニレンスルフィド樹脂フィルム
を1組とし、これら基材3組を厚さ50μmのポリイミ
ドフィルムを介在させて重ね、ダブルベルトプレスに供
給した。
ガラスクロス/ポリフェニレンスルフィド樹脂フィルム
を1組とし、これら基材3組を厚さ50μmのポリイミ
ドフィルムを介在させて重ね、ダブルベルトプレスに供
給した。
【0044】ダブルベルトプレスの出口部で、ポリイミ
ドフィルムを剥離して、厚さ75μm、幅500mm、
長さ30mのガラス繊維補強ポリフェニレンスルフィド
樹脂シートを3巻作製した。該シートとポリイミドフィ
ルムとの離型性は良好であった。
ドフィルムを剥離して、厚さ75μm、幅500mm、
長さ30mのガラス繊維補強ポリフェニレンスルフィド
樹脂シートを3巻作製した。該シートとポリイミドフィ
ルムとの離型性は良好であった。
【0045】同様に、厚さ100μmおよび125μm
のポリイミドフィルムを離型シート材にして、それぞれ
厚さ75μm、幅500mm、長さ30mのガラス繊維
補強ポリフェニレンスルフィド樹脂シートを3巻づつ作
製した。
のポリイミドフィルムを離型シート材にして、それぞれ
厚さ75μm、幅500mm、長さ30mのガラス繊維
補強ポリフェニレンスルフィド樹脂シートを3巻づつ作
製した。
【0046】実施例3 実施例2で、離型シート材として厚さ100μmのポリ
イミドフィルムを用いて作製したガラス繊維補強ポリフ
ェニレンスルフィド樹脂シートを、温度200℃に設定
したトンネル型加熱オーブン内に導き、5分間アニール
処理を施した後、巻き取った。
イミドフィルムを用いて作製したガラス繊維補強ポリフ
ェニレンスルフィド樹脂シートを、温度200℃に設定
したトンネル型加熱オーブン内に導き、5分間アニール
処理を施した後、巻き取った。
【0047】比較例1 熱可塑性樹脂フィルムとして、厚さ25μmのポリフェ
ニレンスルフィド樹脂フィルムを準備した。
ニレンスルフィド樹脂フィルムを準備した。
【0048】繊維基材として、目付48g/m2 の平織
りガラスクロス(WEA−06−105BY54、日東
紡績(株)製)を準備した。
りガラスクロス(WEA−06−105BY54、日東
紡績(株)製)を準備した。
【0049】離型シート材として、厚さ25μmのポリ
イミドフィルム(“カプトン”100H、東レ・デュポ
ン(株)製)を準備した。該ポリイミドフィルムの表面
には、シリコン離型剤(SH7020ディスパージョ
ン、トーレシリコーン(株)製)を塗布した。
イミドフィルム(“カプトン”100H、東レ・デュポ
ン(株)製)を準備した。該ポリイミドフィルムの表面
には、シリコン離型剤(SH7020ディスパージョ
ン、トーレシリコーン(株)製)を塗布した。
【0050】実施例1、2と同じ製造条件で、ポリフェ
ニレンスルフィド樹脂フィルム/ガラスクロス/ポリフ
ェニレンスルフィド樹脂フィルムを1組として、これら
基材3組をポリイミドフィルムを介在させて重ね合わ
せ、ダブルベルトプレスに供給した。ダブルベルトプレ
スの出口部においてポリイミドフィルムを剥離して、厚
さ75μm、幅500mm、長さ30mのガラス繊維補
強ポリフェニレンスルフィド樹脂シート3巻を作製し
た。該シートとポリイミドフィルムとの離型性は良好で
あったが、シートにシワとボイドが発生した。
ニレンスルフィド樹脂フィルム/ガラスクロス/ポリフ
ェニレンスルフィド樹脂フィルムを1組として、これら
基材3組をポリイミドフィルムを介在させて重ね合わ
せ、ダブルベルトプレスに供給した。ダブルベルトプレ
スの出口部においてポリイミドフィルムを剥離して、厚
さ75μm、幅500mm、長さ30mのガラス繊維補
強ポリフェニレンスルフィド樹脂シート3巻を作製し
た。該シートとポリイミドフィルムとの離型性は良好で
あったが、シートにシワとボイドが発生した。
【0051】上記得られた実施例および比較例のガラス
繊維補強ポリフェニレンスルフィド樹脂シートについ
て、シートの成形性(しわ、気泡の有無)、樹脂含浸
性、熱寸法安定性、表面粗さ、厚みムラを測定した。測
定結果を表1に示す。
繊維補強ポリフェニレンスルフィド樹脂シートについ
て、シートの成形性(しわ、気泡の有無)、樹脂含浸
性、熱寸法安定性、表面粗さ、厚みムラを測定した。測
定結果を表1に示す。
【0052】
【特性の評価方法】各項目の測定方法は以下の通りであ
る。
る。
【0053】(1)シートの成形性 作製したシートの表面を肉眼で観察し、しわ、気泡の有
無を判定した。しわ、気泡のまったくないものを○、少
し発生したものは△、著しいものを×とした。
無を判定した。しわ、気泡のまったくないものを○、少
し発生したものは△、著しいものを×とした。
【0054】(2)樹脂含浸性 作製したシートを片刃剃刀で切りとり、断面を新品のマ
ジックインキでなぞった時のインクの染み込み度合いを
肉眼で観察して判定した。まったく染み込まないものを
○、少し染み込むものは△、染み込みの激しいものを×
とした。
ジックインキでなぞった時のインクの染み込み度合いを
肉眼で観察して判定した。まったく染み込まないものを
○、少し染み込むものは△、染み込みの激しいものを×
とした。
【0055】(3)熱寸法安定性 作製したシートから10cm×10cmのサンプルを切
り出し、75mmの位置にマーキングし、熱処理前後の
寸法変化を目盛り刻印された専用のガラス板に挟んで、
200倍の光学顕微鏡にて読み取り、シートの長手方向
(MD)と横方向(TD)の熱収縮率を求めた。熱処理
条件は200℃×30分、230℃×30分の2水準と
した。熱収縮率(S)は、熱処理前寸法(L0 )と熱処
理後の寸法(La )から次式により求めた。
り出し、75mmの位置にマーキングし、熱処理前後の
寸法変化を目盛り刻印された専用のガラス板に挟んで、
200倍の光学顕微鏡にて読み取り、シートの長手方向
(MD)と横方向(TD)の熱収縮率を求めた。熱処理
条件は200℃×30分、230℃×30分の2水準と
した。熱収縮率(S)は、熱処理前寸法(L0 )と熱処
理後の寸法(La )から次式により求めた。
【0056】 S=[(L0 −La )/L0 ]×100(%)
【0057】(4)表面粗さ 小坂式表面粗さ計(型式:SE−3E)を用いて、倍率
20000倍でシートのMD方向とTD方向について中
心線平均粗さ(Ra)、最大粗さ(Rt)を測定した。
20000倍でシートのMD方向とTD方向について中
心線平均粗さ(Ra)、最大粗さ(Rt)を測定した。
【0058】(5)厚みムラ 安立電機(株)製厚み計を用いて、シートのMD方向と
TD方向の厚みのバラツキを測定した。厚みのバラツキ
(r)は、最大厚さ(Tmax )、最小厚さ(Tmin )、
平均厚さ(Tave.)から次式により計算した。
TD方向の厚みのバラツキを測定した。厚みのバラツキ
(r)は、最大厚さ(Tmax )、最小厚さ(Tmin )、
平均厚さ(Tave.)から次式により計算した。
【0059】 r=[(Tmax −Tmin )/Tave.]×100(%)
【表1】 表1にみるように、離型シート材として、厚さ25μm
のポリイミドフィルムを用いた比較例1では、得られた
シートにはしわが発生し、該しわの周辺部において気泡
が生成した。また、樹脂の含浸性も完全ではなかった。
これに対して、離型シート材として、厚さ100μmの
ステンレス箔を用いた実施例1および厚さ50μm、1
00μm、125μmのポリイミドフィルムを用いた実
施例2のシートでは、しわ、気泡とも発生することな
く、樹脂含浸性の良好なものが得られた。
のポリイミドフィルムを用いた比較例1では、得られた
シートにはしわが発生し、該しわの周辺部において気泡
が生成した。また、樹脂の含浸性も完全ではなかった。
これに対して、離型シート材として、厚さ100μmの
ステンレス箔を用いた実施例1および厚さ50μm、1
00μm、125μmのポリイミドフィルムを用いた実
施例2のシートでは、しわ、気泡とも発生することな
く、樹脂含浸性の良好なものが得られた。
【0060】また、実施例1および実施例2は、熱寸法
安定性、表面粗さ、厚みムラにおいても比較例1より優
れたシートが製造できた。さらに、実施例2のシートを
アニール処理した実施例3では、実施例2より熱寸法安
定性が向上した。
安定性、表面粗さ、厚みムラにおいても比較例1より優
れたシートが製造できた。さらに、実施例2のシートを
アニール処理した実施例3では、実施例2より熱寸法安
定性が向上した。
【0061】
【発明の効果】本発明は上記のごとくの構成としたの
で、樹脂含浸性が良好で、熱寸法安定性に優れ、表面平
滑性、厚み精度の良好なプラスチック多層配線板用シー
トとして好適な繊維補強熱可塑性樹脂シートを効率よく
安価に製造できる。
で、樹脂含浸性が良好で、熱寸法安定性に優れ、表面平
滑性、厚み精度の良好なプラスチック多層配線板用シー
トとして好適な繊維補強熱可塑性樹脂シートを効率よく
安価に製造できる。
【図1】本発明の繊維補強熱可塑性樹脂シートの製造方
法の一例を示した概略図である。
法の一例を示した概略図である。
1a:エンドレススチールベルト 1b:エンドレススチールベルト 2a:ドラム 2b:ドラム 2a′:ドラム 2b′:ドラム 3a:加圧ロール群 3b:加圧ロール群 4a:加圧ロール群 4b:加圧ロール群 5a:加圧ロール群 5b:加圧ロール群 6a:熱可塑性樹脂フィルム 6b:熱可塑性樹脂フィルム 6c:熱可塑性樹脂フィルム 7a:繊維基材 7b:繊維基材 7c:繊維基材 8a:離型シート材 8b:離型シート材 9a:遠赤外線ヒータ 9b:遠赤外線ヒータ 10a:遠赤外線ヒータ 10b:遠赤外線ヒータ 11a:遠赤外線ヒータ 11b:遠赤外線ヒータ 12:基材巻出し部 13:ダブルベルトプレス部 14:製品巻取り部 15a:繊維補強熱可塑性樹脂シート 15b:繊維補強熱可塑性樹脂シート 15c:繊維補強熱可塑性樹脂シート
Claims (3)
- 【請求項1】 一対のエンドレススチールベルトの間
に、厚さ5〜100μmの熱可塑性樹脂フィルムと目付
20〜100g/m2 の繊維基材からなる積層体を、厚
さ50μm以上、引張弾性率200kg/mm2 以上の
離型シート材を介在せしめて、少なくとも2組を多段に
重ねた状態で供給し、予熱ゾーンにおいて該熱可塑性樹
脂フィルムを軟化して繊維基材と密着せしめ、加熱ゾー
ンにおいて該熱可塑性樹脂フィルムを溶融して加圧する
ことにより、繊維基材の内部に該熱可塑性樹脂を含浸せ
しめ、次いで冷却ゾーンにおいて加圧冷却して該熱可塑
性樹脂を固化せしめた後、離型シート材を剥離すること
を特徴とする繊維補強熱可塑性樹脂シートの製造方法。 - 【請求項2】 離型シート材が金属で、かつ表面に離型
処理が施されていることを特徴とする請求項1に記載の
繊維補強熱可塑性樹脂シートの製造方法。 - 【請求項3】 離型シート材を剥離した後、熱可塑性樹
脂の結晶化温度以上、融点以下の温度でアニール処理す
ることを特徴とする請求項1に記載の繊維補強熱可塑性
樹脂シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5150156A JPH0716936A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 繊維補強熱可塑性樹脂シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5150156A JPH0716936A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 繊維補強熱可塑性樹脂シートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0716936A true JPH0716936A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15490733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5150156A Pending JPH0716936A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 繊維補強熱可塑性樹脂シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0716936A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0823315A1 (de) * | 1996-08-07 | 1998-02-11 | PCD-Polymere Gesellschaft m.b.H. | Verfahren und Vorrichtung zum Erhitzen von faserverstärkten Thermoplasten mittels Kontaktwärmeeinrichtungen |
| JPH11315470A (ja) * | 1998-01-08 | 1999-11-16 | Ten Cate Advanced Composites Bv | 炭素繊維織物の製造法 |
| JP2000158555A (ja) * | 1998-11-30 | 2000-06-13 | Ricoh Co Ltd | 無端状ベルトの製造方法 |
| WO2013038521A1 (ja) | 2011-09-14 | 2013-03-21 | トヨタ自動車株式会社 | 繊維強化樹脂シートの製造方法及びその製造装置 |
| JP2015047807A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | トクデン株式会社 | 繊維複合材料の製造方法及び製造システム |
| JP2015527477A (ja) * | 2012-09-07 | 2015-09-17 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | イオン交換膜の製造方法 |
| KR20180033170A (ko) | 2015-08-04 | 2018-04-02 | 후쿠이 켄 | 섬유 강화 수지 시트재의 제조 방법 |
| KR20180051710A (ko) * | 2016-11-07 | 2018-05-17 | 현대자동차주식회사 | 수지 함침장치 |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP5150156A patent/JPH0716936A/ja active Pending
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