JPH07169945A - 電界効果トランジスタ - Google Patents
電界効果トランジスタInfo
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- JPH07169945A JPH07169945A JP31620393A JP31620393A JPH07169945A JP H07169945 A JPH07169945 A JP H07169945A JP 31620393 A JP31620393 A JP 31620393A JP 31620393 A JP31620393 A JP 31620393A JP H07169945 A JPH07169945 A JP H07169945A
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Landscapes
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 FETのキンク現象を抑制する。
【構成】 半絶縁性GaAs基板11上に、アンドープ
Al0 . 8 Ga0 . 2 As0 . 8 Sb0 . 2 ヘテロバッ
ファ層13とアンドープGaAs電子走行層14とアン
ドープGaAs0 . 4 3 P0 . 5 7 正孔障壁層15とn
型Al0 . 3 Ga0 . 7 As電子供給層16とn型Ga
Asコンタクト層を形成する。正孔障壁層15により、
電子走行層14から電子供給層16への正孔の流入を防
ぐことができ、キンクを抑制できる。
Al0 . 8 Ga0 . 2 As0 . 8 Sb0 . 2 ヘテロバッ
ファ層13とアンドープGaAs電子走行層14とアン
ドープGaAs0 . 4 3 P0 . 5 7 正孔障壁層15とn
型Al0 . 3 Ga0 . 7 As電子供給層16とn型Ga
Asコンタクト層を形成する。正孔障壁層15により、
電子走行層14から電子供給層16への正孔の流入を防
ぐことができ、キンクを抑制できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界効果トランジスタ
の構造に関する。
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘテロ接合電界効果トランジスタ(以
降、HJFETと記載する)はヘテロ接合界面に蓄積し
た2次元電子ガスを利用した電界効果型トランジスタで
あり、優れた高速性と低雑音性とを有しており、超低雑
音高周波用増幅素子として実用化されている。また、最
近ではHJFETを用いた高出力FETや集積回路等の
研究開発が盛んに行なわれいる。
降、HJFETと記載する)はヘテロ接合界面に蓄積し
た2次元電子ガスを利用した電界効果型トランジスタで
あり、優れた高速性と低雑音性とを有しており、超低雑
音高周波用増幅素子として実用化されている。また、最
近ではHJFETを用いた高出力FETや集積回路等の
研究開発が盛んに行なわれいる。
【0003】HJFETはアンドープの高純度GaAs
層(電子走行層)の上に、ドナー不純物がドープされた
AlGaAs層(電子供給層)がエピタキシャル成長さ
れた構成とされているのが代表的である。このような構
成では、AlGaAs層中のドナーから供給された自由
電子は、該AlGaAsの電子親和力よりも大きい電子
親和力を有するアンドープのGaAs層に移動する。そ
のため、AlGaAs層とGaAs層とによって形成さ
れるヘテロ接合面のGaAs層側に2次元電子の蓄積層
が形成される。この2次元電子蓄積層はアンドープ層内
に形成されているので、その中を走行する電子はドナー
不純物による散乱を受けることがなく、高い移動度を有
している。
層(電子走行層)の上に、ドナー不純物がドープされた
AlGaAs層(電子供給層)がエピタキシャル成長さ
れた構成とされているのが代表的である。このような構
成では、AlGaAs層中のドナーから供給された自由
電子は、該AlGaAsの電子親和力よりも大きい電子
親和力を有するアンドープのGaAs層に移動する。そ
のため、AlGaAs層とGaAs層とによって形成さ
れるヘテロ接合面のGaAs層側に2次元電子の蓄積層
が形成される。この2次元電子蓄積層はアンドープ層内
に形成されているので、その中を走行する電子はドナー
不純物による散乱を受けることがなく、高い移動度を有
している。
【0004】HJFETは、上述の2次元電子蓄積層を
FETのチャネルとして用いるものである。通常は、A
lGaAs電子供給層の上にショットキー接合されたゲ
ート電極に印加される電圧により、ゲート電極下方の2
次元電子の蓄積状態を変調し、ソース電極とドレイン電
極との間に流れる電流が制御される。ここで,ソース・
ドレイン間に電界がかかると、走行する2次元電子が深
さ方向に広がり、バッファ層へ電子の流出が起こってし
まう。そこで、該電子走行層の下に該電子走行層を形成
しているGaAsよりも電子親和力が小さいAlGaA
sより成るヘテロバッファ層を挿入することによりバッ
ファ層への電子の流出を防いでいる。
FETのチャネルとして用いるものである。通常は、A
lGaAs電子供給層の上にショットキー接合されたゲ
ート電極に印加される電圧により、ゲート電極下方の2
次元電子の蓄積状態を変調し、ソース電極とドレイン電
極との間に流れる電流が制御される。ここで,ソース・
ドレイン間に電界がかかると、走行する2次元電子が深
さ方向に広がり、バッファ層へ電子の流出が起こってし
まう。そこで、該電子走行層の下に該電子走行層を形成
しているGaAsよりも電子親和力が小さいAlGaA
sより成るヘテロバッファ層を挿入することによりバッ
ファ層への電子の流出を防いでいる。
【0005】図3はAlGaAs/GaAsヘテロ接合
を用いた従来のHJEFTの摸式的構造図である。図に
おいて,半絶縁性のGaAs基板31上に、アンドープ
GaAsバッファ層32、アンドープAlGaAsヘテ
ロバッファ層33、アンドープGaAs電子走行層3
4、ドナー不純物ドープAlGaAs電子供給層35、
ドナー不純物ドープGaAsコンタクト抵抗低減用キャ
ップ層36が、エピタキシャル成長法により、順次積層
されている。そして、該電子供給層35の中央部表面上
にゲート電極37が形成され、該キャップ層36上にソ
ース及びドレイン電極38、39がそれぞれ設けられて
いる。
を用いた従来のHJEFTの摸式的構造図である。図に
おいて,半絶縁性のGaAs基板31上に、アンドープ
GaAsバッファ層32、アンドープAlGaAsヘテ
ロバッファ層33、アンドープGaAs電子走行層3
4、ドナー不純物ドープAlGaAs電子供給層35、
ドナー不純物ドープGaAsコンタクト抵抗低減用キャ
ップ層36が、エピタキシャル成長法により、順次積層
されている。そして、該電子供給層35の中央部表面上
にゲート電極37が形成され、該キャップ層36上にソ
ース及びドレイン電極38、39がそれぞれ設けられて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4は、図3に示すH
JFET構造図におけるエネルギーバンド図である。電
子走行層34では高電圧を印加すると衝突イオン化が発
生する。ここで、衝突イオン化により生成された正孔の
一部が電子供給層内の正孔トラップへ捕獲されると、電
子供給層内の正味電荷濃度が増加するためにドレイン電
流が増加する。すなわち、電子走行層から電子供給層へ
流入された正孔がキンク発生の原因の一つであることが
最近判明した。
JFET構造図におけるエネルギーバンド図である。電
子走行層34では高電圧を印加すると衝突イオン化が発
生する。ここで、衝突イオン化により生成された正孔の
一部が電子供給層内の正孔トラップへ捕獲されると、電
子供給層内の正味電荷濃度が増加するためにドレイン電
流が増加する。すなわち、電子走行層から電子供給層へ
流入された正孔がキンク発生の原因の一つであることが
最近判明した。
【0007】また、アンドープGaAs電子走行層34
とアンドープAlGaAsヘテロバッファ層33とのヘ
テロ接合界面において電子親和力および電子親和力とバ
ンドギャップの和においてエネルギー差が存在する。こ
のようなヘテロバッファ層によるエネルギー障壁のため
に、2次元電子がバッファ層に流入することを防いでい
るが、同時に、電子親和力とエネルギーギャップの和が
電子走行層よりもヘテロバッファ層の方が大きくなり、
正孔に対するエネルギー障壁ができ、正孔もチャネル層
に蓄積される。これもまた従来より、高ドレイン電圧領
域において問題となるキンク(kink)といわれる電
流異常の原因の1つといわれている(エィチ・アイ・フ
ジシロ等・ジャパニーズ・ジャーナル・オブ・アプライ
ド・フィジックス・アイ、第27巻、第19号、エル1
742頁、1988年参照:H.I.Fujishir
o.et al.,Jpn.J.Appl.Phy
s.,vol.27,No.9,1988,p.L17
42)。
とアンドープAlGaAsヘテロバッファ層33とのヘ
テロ接合界面において電子親和力および電子親和力とバ
ンドギャップの和においてエネルギー差が存在する。こ
のようなヘテロバッファ層によるエネルギー障壁のため
に、2次元電子がバッファ層に流入することを防いでい
るが、同時に、電子親和力とエネルギーギャップの和が
電子走行層よりもヘテロバッファ層の方が大きくなり、
正孔に対するエネルギー障壁ができ、正孔もチャネル層
に蓄積される。これもまた従来より、高ドレイン電圧領
域において問題となるキンク(kink)といわれる電
流異常の原因の1つといわれている(エィチ・アイ・フ
ジシロ等・ジャパニーズ・ジャーナル・オブ・アプライ
ド・フィジックス・アイ、第27巻、第19号、エル1
742頁、1988年参照:H.I.Fujishir
o.et al.,Jpn.J.Appl.Phy
s.,vol.27,No.9,1988,p.L17
42)。
【0008】更に、AlGaAs/GaAs2次元電子
ガスFETにおいて、キンクを抑制するために、i−A
l0 . 8 Ga0 . 2 As0 . 8 Sb0 . 2 ヘテロバッフ
ァ層を用いた例が特開平4−177841号公報にあ
る。
ガスFETにおいて、キンクを抑制するために、i−A
l0 . 8 Ga0 . 2 As0 . 8 Sb0 . 2 ヘテロバッフ
ァ層を用いた例が特開平4−177841号公報にあ
る。
【0009】本発明は、上記問題点を解決した電界効果
トランジスタを提供することを目的とする。
トランジスタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明における電界効果
トランジスタは、上記目的を達成するために、半導体基
板と、該半導体基板上に形成された第一の半導体からな
るヘテロバッファ層と、該ヘテロバッファ層に隣接する
第二の半導体からなる電子走行層と、該電子走行層に隣
接する第三の半導体からなる正孔障壁層と、該正孔障壁
層に隣接する第四の半導体からなる電子供給層、から構
成されることを特徴とする。
トランジスタは、上記目的を達成するために、半導体基
板と、該半導体基板上に形成された第一の半導体からな
るヘテロバッファ層と、該ヘテロバッファ層に隣接する
第二の半導体からなる電子走行層と、該電子走行層に隣
接する第三の半導体からなる正孔障壁層と、該正孔障壁
層に隣接する第四の半導体からなる電子供給層、から構
成されることを特徴とする。
【0011】この電界効果トランジスタを構成する各層
の特徴を以下に示す。
の特徴を以下に示す。
【0012】(1)該正孔障壁層を構成する第三の半導
体が、第四の半導体がもつ電子親和力(x4 )とバンド
ギャップ(Eg4 )の和(x4 +Eg4 )よりも大きい
電子親和力(x3 )とバンドギャップ(Eg3 )の和
(x3 +Eg3 )をもち、且つ、第三の半導体の電子親
和力(x3 )と第四の半導体の電子親和力(x4 )の差
(x3 −x4 )は電子の持つ熱エネルギー(3kT/
2)に比べて十分に小さい。kはボルツマン定数、Tは
絶対温度であり、(3kT/2)は電子のもつ熱エネル
ギーである。
体が、第四の半導体がもつ電子親和力(x4 )とバンド
ギャップ(Eg4 )の和(x4 +Eg4 )よりも大きい
電子親和力(x3 )とバンドギャップ(Eg3 )の和
(x3 +Eg3 )をもち、且つ、第三の半導体の電子親
和力(x3 )と第四の半導体の電子親和力(x4 )の差
(x3 −x4 )は電子の持つ熱エネルギー(3kT/
2)に比べて十分に小さい。kはボルツマン定数、Tは
絶対温度であり、(3kT/2)は電子のもつ熱エネル
ギーである。
【0013】(2)該ヘテロバッファ層を構成する第一
の半導体が、隣接する第二の半導体の電子親和力
(x2 )よりも小さい電子親和力(x1 )をもち、且
つ、第二の半導体の電子親和力(x2 )とバンドギャッ
プ(Eg2 )の和(x2 +Eg2 )と、第一の半導体の
電子親和力(x1 )とバンドギャップ(Eg1 )の和
(x1 +Eg1 ))の差(x2 +Eg2 −x1 −E
g1 ))が電子の持つ熱エネルギー(3kT/2)に比
べて十分に小さい。
の半導体が、隣接する第二の半導体の電子親和力
(x2 )よりも小さい電子親和力(x1 )をもち、且
つ、第二の半導体の電子親和力(x2 )とバンドギャッ
プ(Eg2 )の和(x2 +Eg2 )と、第一の半導体の
電子親和力(x1 )とバンドギャップ(Eg1 )の和
(x1 +Eg1 ))の差(x2 +Eg2 −x1 −E
g1 ))が電子の持つ熱エネルギー(3kT/2)に比
べて十分に小さい。
【0014】(3)該電子供給層を構成する第四の半導
体が、n型不純物を含み、且つ、該電子走行層を構成す
る第二の半導体の電子親和力(x2 )より小さい電子親
和力(x4 )を有する。
体が、n型不純物を含み、且つ、該電子走行層を構成す
る第二の半導体の電子親和力(x2 )より小さい電子親
和力(x4 )を有する。
【0015】
【作用】本発明の作用をGaAs系の電界効果トランジ
スタを用いて説明する。
スタを用いて説明する。
【0016】FETの電子供給層と電子走行層の間に挟
まれた正孔障壁層としてGaAsxP1 - X を用いて、
その組成比を適当な値に選ぶことにより、正孔障壁層と
電子供給層の電子親和力の差は電子の有する熱エネルギ
ーに比べて小さいが、正孔障壁層の電子親和力とエネル
ギーギャップの和は電子供給層よりも大きくすることが
できるため、電子走行層から電子供給層へ正孔が流入し
て正孔トラップへ捕獲されることを防ぐことができる。
同時に、ヘテロバッファ層としてAly Ga1 - y As
z sb1 - z を用い、その組成比を適当な値に選ぶこと
により、隣接する電子走行層の電子親和力に比べ小さい
電子親和力を持ち2次元電子がバッファ層に広がること
を防ぎ、一方、電子親和力とバンドギャップの和におい
ては電子走行層とヘテロバッファ層とのエネルギー差を
電子の持つ熱エネルギーに比べて小さくすることができ
るため正孔が電子走行層に蓄積すること防ぐことができ
る。
まれた正孔障壁層としてGaAsxP1 - X を用いて、
その組成比を適当な値に選ぶことにより、正孔障壁層と
電子供給層の電子親和力の差は電子の有する熱エネルギ
ーに比べて小さいが、正孔障壁層の電子親和力とエネル
ギーギャップの和は電子供給層よりも大きくすることが
できるため、電子走行層から電子供給層へ正孔が流入し
て正孔トラップへ捕獲されることを防ぐことができる。
同時に、ヘテロバッファ層としてAly Ga1 - y As
z sb1 - z を用い、その組成比を適当な値に選ぶこと
により、隣接する電子走行層の電子親和力に比べ小さい
電子親和力を持ち2次元電子がバッファ層に広がること
を防ぎ、一方、電子親和力とバンドギャップの和におい
ては電子走行層とヘテロバッファ層とのエネルギー差を
電子の持つ熱エネルギーに比べて小さくすることができ
るため正孔が電子走行層に蓄積すること防ぐことができ
る。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。ここでは一例としてAlGaAs/GaAs系のH
JFETについての実施例を説明するが、この材料に限
るものではなく、電子走行層や、電子供給層を形成する
材料のエネルギーギャップを知ることにより、電子供給
層と正孔障壁層において、電子親和力とエネルギーギャ
ップの和にのみ電子供給層とエネルギー差を有し、電子
親和力のエネルギー差は電子のもつ熱エネルギー差と比
べて小さくなるように正孔障壁層とするバルク半導体を
選択することができるものであり、同時に電子走行層と
ヘテロバッファ層において、電子親和力にのみエネルギ
ー差を持ち、電子親和力とバンドギャップの和とのエネ
ルギー差は電子の持つ熱エネルギー差と比べて小さくな
るように、ヘテロバッファ層とするバルク半導体を選択
することができるものである。
る。ここでは一例としてAlGaAs/GaAs系のH
JFETについての実施例を説明するが、この材料に限
るものではなく、電子走行層や、電子供給層を形成する
材料のエネルギーギャップを知ることにより、電子供給
層と正孔障壁層において、電子親和力とエネルギーギャ
ップの和にのみ電子供給層とエネルギー差を有し、電子
親和力のエネルギー差は電子のもつ熱エネルギー差と比
べて小さくなるように正孔障壁層とするバルク半導体を
選択することができるものであり、同時に電子走行層と
ヘテロバッファ層において、電子親和力にのみエネルギ
ー差を持ち、電子親和力とバンドギャップの和とのエネ
ルギー差は電子の持つ熱エネルギー差と比べて小さくな
るように、ヘテロバッファ層とするバルク半導体を選択
することができるものである。
【0018】図1に本発明の実施例の素子断面図を表
し、図2にそのエネルギバンド図を表している。
し、図2にそのエネルギバンド図を表している。
【0019】図1に示すように、半絶縁性GaAs基板
11上に次の各層がエピタキシャル成長により形成され
ている。 12:アンドープGaAsバッファ層 13:アンドープAl0 . 8 Ga0 . 2 As0 . 8 Sb
0 . 2 ヘテロバッファ層(厚さ1000A(オングスト
ローム)程度) 14:アンドープGaAs電子走行層 15:アンドープGaAs0 . 4 3 P0 . 5 7 正孔障壁
層(厚さ数十A〜100A程度) 16:n+ −Al0 . 3 Ga0 . 7 As電子供給層 17:n+ −GaAsコンタクト層 ここで、n+ −GaAs層17はオーミック・コンタク
トを良好になすための層である。
11上に次の各層がエピタキシャル成長により形成され
ている。 12:アンドープGaAsバッファ層 13:アンドープAl0 . 8 Ga0 . 2 As0 . 8 Sb
0 . 2 ヘテロバッファ層(厚さ1000A(オングスト
ローム)程度) 14:アンドープGaAs電子走行層 15:アンドープGaAs0 . 4 3 P0 . 5 7 正孔障壁
層(厚さ数十A〜100A程度) 16:n+ −Al0 . 3 Ga0 . 7 As電子供給層 17:n+ −GaAsコンタクト層 ここで、n+ −GaAs層17はオーミック・コンタク
トを良好になすための層である。
【0020】次に、成長基板表面にオーミック・コンタ
クト用金属からなるソース及びドレイン電極18、19
がリフトオフ法等により形成され、加熱などを施す合金
法により、2次元電子ガスが形成されるアンドープGa
As層14に接触されている。
クト用金属からなるソース及びドレイン電極18、19
がリフトオフ法等により形成され、加熱などを施す合金
法により、2次元電子ガスが形成されるアンドープGa
As層14に接触されている。
【0021】次に、ソース及びドレイン電極18及び1
9間のn+ −GaAs層17が部分的にエッチング除去
され、その部分にショットキ接合用金属からなるゲート
電極110が形成されている。
9間のn+ −GaAs層17が部分的にエッチング除去
され、その部分にショットキ接合用金属からなるゲート
電極110が形成されている。
【0022】ヘテロバッファ層13は、例えば電子走行
層をGaAsとしたときアンドープのAl0 . 8 Ga
0 . 2 As0 . 8 Sb0 . 2 の混晶を用いることによ
り、また15の正孔障壁層は、例えば電子供給層をAl
0 . 3 Ga0 . 7 AsとしたときアンドープのGaAs
0 . 4 3 P0 . 5 7 の混晶を用いることにより、図2の
ようなエネルギバンド図が得られる。
層をGaAsとしたときアンドープのAl0 . 8 Ga
0 . 2 As0 . 8 Sb0 . 2 の混晶を用いることによ
り、また15の正孔障壁層は、例えば電子供給層をAl
0 . 3 Ga0 . 7 AsとしたときアンドープのGaAs
0 . 4 3 P0 . 5 7 の混晶を用いることにより、図2の
ようなエネルギバンド図が得られる。
【0023】正孔障壁層として上記のような組性比を選
ぶことによって、Al0 . 3 Ga0. 7 As層16とG
aAs0 . 4 3 P0 . 5 7 層15とヘテロ接合界面での
電子親和力の差はないが、電子親和力とエネルギーギャ
ップの和には約0.2eVの差を有し、電子走行層から
電子供給層へ正孔が流入する際に約0.3eVの障壁が
形成されることになるため、電子走行層から電子供給層
へ正孔が流入することを防ぐことができる。
ぶことによって、Al0 . 3 Ga0. 7 As層16とG
aAs0 . 4 3 P0 . 5 7 層15とヘテロ接合界面での
電子親和力の差はないが、電子親和力とエネルギーギャ
ップの和には約0.2eVの差を有し、電子走行層から
電子供給層へ正孔が流入する際に約0.3eVの障壁が
形成されることになるため、電子走行層から電子供給層
へ正孔が流入することを防ぐことができる。
【0024】また、同時にヘテロバッファ層に上記のよ
うな組成比を選ぶことによって、GaAs層14とAl
0 . 8 Ga0 . 2 As0 . 8 Sb0 . 2 層13とのヘテ
ロ接合界面での電子親和力の差は約0.4eVあるにも
かかわらず、電子親和力とバンドギャップの和にはエネ
ルギー差がなくなり、正孔が電子走行層に蓄積すること
を防ぐことができる。これにより2重にキンクの抑制が
可能となる。
うな組成比を選ぶことによって、GaAs層14とAl
0 . 8 Ga0 . 2 As0 . 8 Sb0 . 2 層13とのヘテ
ロ接合界面での電子親和力の差は約0.4eVあるにも
かかわらず、電子親和力とバンドギャップの和にはエネ
ルギー差がなくなり、正孔が電子走行層に蓄積すること
を防ぐことができる。これにより2重にキンクの抑制が
可能となる。
【0025】なお、GaAsP、AlGaAsSbの組
成はこれに限らず、電子供給層、電子走行層等の組成に
応じて正孔が電子走行層から電子供給層へ正孔が流入し
ないように、同時に正孔が電子走行層に蓄積しないよう
に選べば良い。また、ヘテロバッファ層や正孔障壁層が
基板と格子不整合な材料の場合、臨界膜厚以下にすれ
ば、良好にヘテロ接合でき問題ない。
成はこれに限らず、電子供給層、電子走行層等の組成に
応じて正孔が電子走行層から電子供給層へ正孔が流入し
ないように、同時に正孔が電子走行層に蓄積しないよう
に選べば良い。また、ヘテロバッファ層や正孔障壁層が
基板と格子不整合な材料の場合、臨界膜厚以下にすれ
ば、良好にヘテロ接合でき問題ない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、従来のHJFETの高
ドレイン電圧領域において問題になっていた電流異常現
象(kink)を回避することができる。また、製造方
法も従来のヘテロバッファ層の材料に、歪をもった半導
体の薄膜を用いること以外は従来通りであるため比較的
容易であり、且つ電子供給層や電子走行層のバンドギャ
ップにより正孔障壁層やヘテロバッファ層を自由に選択
することができ、広い分野にわたる応用が可能である。
ドレイン電圧領域において問題になっていた電流異常現
象(kink)を回避することができる。また、製造方
法も従来のヘテロバッファ層の材料に、歪をもった半導
体の薄膜を用いること以外は従来通りであるため比較的
容易であり、且つ電子供給層や電子走行層のバンドギャ
ップにより正孔障壁層やヘテロバッファ層を自由に選択
することができ、広い分野にわたる応用が可能である。
【図1】本発明のHJFETの実施例を示す素子構造の
断面図。
断面図。
【図2】本発明のHJFETの実施例のエネルギーバン
ド図。
ド図。
【図3】従来のHJFETの素子構造の断面図
【図4】従来のHJFETのエネルギーバンド図であ
る。
る。
11 GaAs基板 12 アンドープGaAs層 13 アンドープAl0 . 8 Ga0 . 2 As0 . 8 Sb
0 . 2 層 14 アンドープGaAs層 15 アンドープGaAs0 . 4 3 P0 . 5 7 層 16 ドナー不純物ドープAl0 . 3 Ga0 . 7 As層 17 ドナー不純物ドープ GaAs層 18 ソース電極 19 ドレイン電極 110 ゲート電極 31 GaAs基板 32 アンドープGaAs層 33 アンドープAl0 . 3 Ga0 . 7 As層 34 アンドープGaAs層 35 ドナー不純物ドープAl0 . 3 Ga0 . 7 As層 36 ドナー不純物ドープGaAs層 37 ゲート電極 38 ソース電極 39 ドレイン電極
0 . 2 層 14 アンドープGaAs層 15 アンドープGaAs0 . 4 3 P0 . 5 7 層 16 ドナー不純物ドープAl0 . 3 Ga0 . 7 As層 17 ドナー不純物ドープ GaAs層 18 ソース電極 19 ドレイン電極 110 ゲート電極 31 GaAs基板 32 アンドープGaAs層 33 アンドープAl0 . 3 Ga0 . 7 As層 34 アンドープGaAs層 35 ドナー不純物ドープAl0 . 3 Ga0 . 7 As層 36 ドナー不純物ドープGaAs層 37 ゲート電極 38 ソース電極 39 ドレイン電極
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体基板と、該半導体基板上に形成さ
れた第一の半導体からなるヘテロバッファ層と、該ヘテ
ロバッファ層に隣接する第二の半導体からなる電子走行
層と、該電子走行層に隣接する第三の半導体からなる正
孔障壁層と、該正孔障壁層に隣接する第四の半導体から
なる電子供給層、から構成されることを特徴とする電界
効果トランジスタ。 - 【請求項2】 請求項1記載の前記正孔障壁層を構成す
る第三の半導体が、第四の半導体がもつ電子親和力(x
4 )とバンドギャップ(Eg4 )の和(x4+Eg4 )
よりも大きい電子親和力(x3 )とバンドギャップ(E
g3 )の和(x3 +eg3 )をもち、且つ、第三の半導
体の電子親和力(x3 )と第四の半導体の電子親和力
(x4 )の差(x3 −x4 )は電子の持つ熱エネルギー
(3kT/2)(kはボルツマン定数、Tは絶対温度)
に比べて十分に小さいことを特徴とする請求項1記載の
電界効果トランジスタ。 - 【請求項3】 請求項1記載の前記ヘテロバッファ層を
構成する第一の半導体が、隣接する第二の半導体の電子
親和力(x2 )よりも小さい電子親和力(x1 )をも
ち、且つ、第二の半導体の電子親和力(x2 )とバンド
ギャップ(Eg2 )の和(x2 +Eg2 )と、第一の半
導体の電子親和力(x1 )とバンドギャップ(Eg1 )
の和(x1 +Eg1 )の差(x2 +Eg2 −x1 −Eg
1 )が電子の持つエネルギー(3kT/2)に比べて十
分に小さいことを特徴とする請求項1記載の電界効果ト
ランジスタ。 - 【請求項4】 請求項1記載の前記電子供給層を構成す
る第四の半導体が、n形不純物を含み、且つ、該電子走
行層を構成する第二の半導体の電子親和力(x2 )より
小さい電子親和力(x4 )を有することを特徴とする請
求項1記載の電界効果トランジスタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5316203A JP2715868B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 電界効果トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5316203A JP2715868B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 電界効果トランジスタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07169945A true JPH07169945A (ja) | 1995-07-04 |
| JP2715868B2 JP2715868B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=18074450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5316203A Expired - Fee Related JP2715868B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 電界効果トランジスタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2715868B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2634812A1 (en) * | 2012-02-29 | 2013-09-04 | Samsung Electronics Co., Ltd | Transistor, Method Of Manufacturing The Same And Electronic Device Including Transistor |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6027172A (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-12 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電界効果トランジスタ装置 |
| JPH04177841A (ja) * | 1990-11-13 | 1992-06-25 | Nec Corp | 電界効果トランジスタ |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP5316203A patent/JP2715868B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6027172A (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-12 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電界効果トランジスタ装置 |
| JPH04177841A (ja) * | 1990-11-13 | 1992-06-25 | Nec Corp | 電界効果トランジスタ |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2634812A1 (en) * | 2012-02-29 | 2013-09-04 | Samsung Electronics Co., Ltd | Transistor, Method Of Manufacturing The Same And Electronic Device Including Transistor |
| US9184300B2 (en) | 2012-02-29 | 2015-11-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Transistor, method of manufacturing the same, and electronic device including transistor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2715868B2 (ja) | 1998-02-18 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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