JPH07171734A - 工作機械のクーラント供給装置 - Google Patents

工作機械のクーラント供給装置

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JPH07171734A
JPH07171734A JP30054593A JP30054593A JPH07171734A JP H07171734 A JPH07171734 A JP H07171734A JP 30054593 A JP30054593 A JP 30054593A JP 30054593 A JP30054593 A JP 30054593A JP H07171734 A JPH07171734 A JP H07171734A
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spindle
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groove
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JP30054593A
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孝三 中村
Naoji Kawasaki
直司 川崎
Nobuhiko Takashima
信彦 高島
Katsunosuke Ozawa
克之助 小澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】クーラントを刃物の加工点に確実に到達させる
ことのできるクーラントの供給装置を提供すること。 【構成】 主軸5には上部・下部フランジ2 ,3を介して
刃物8が取り付けられる。クーラントは複数の放射状の
孔7から前面側に供給される。下部フランジの案内部材
10には複数の案内溝11が各孔に連続して形成され、孔
の開口と案内部材の前端面を連絡する。案内溝は主軸に
対して放射状で、主軸の半径方向に対して傾斜してい
る。案内部材の前端面には、案内溝の外方の端部の外側
に、連続した周状の溝12がある。案内溝と隣接する内方
の端縁13は鋭角である。クーラントは放射状の各孔と案
内溝を通過し、主軸と共に回転して十分な回転方向の速
度を得、周状の溝の端縁から慣性力で放出されて刃物に
達する。溝の端縁は鋭角なので、粘性によって取り付け
フランジの端面に回り込み、刃物の間から周囲に飛散す
るクーラントの量は少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の主軸にクー
ラントを供給する工作機械のクーラント供給装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の工作機械におけるクーラ
ント供給装置を示している。工作機械の主軸頭100の
主軸101には、上部フランジ102及び下部フランジ
103からなる取り付けフランジ104が設けられてい
る。主軸101に取り付けられた上部フランジ102の
後面(図中上面)には、クーラントが供給される周状の
供給溝105が形成されている。また、該上部フランジ
102には、前記供給溝105に連通して複数の孔10
6が放射状に形成されている。これらの各孔106は、
上部フランジ102の前面(図中下面)にそれぞれ開口
している。上部フランジ102に連結された下部フラン
ジ103の前面(図中下面)はテーパ面107となって
おり、この下部フランジ103に取り付けられた刃物1
08は、下部フランジ103の端面から下方に突出して
いる。
【0003】前記主軸101が回転駆動される際、前記
上部フランジ102の供給溝105に供給されたクーラ
ントは各孔106を通過し、その時に主軸101と共に
回転して回転方向の速度を得る。その後、各孔106を
通過したクーラントは遠心力で主軸101の半径方向に
飛散し、下部フランジ103のテーパ面107を経て刃
物108の近傍に到達する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】クーラントを導く放射
状の各孔106が短いため、これらの各孔106を通過
する際にクーラントに対して主軸回転方向の速度が十分
に与えられない。このため、孔106から出たクーラン
トが刃物108に到達しにくい。
【0005】また、前記孔106から出たクーラント
は、下部フランジ103のテーパ面107を経て下部フ
ランジ103の端面に伝わった後に飛散する。このた
め、クーラントは、その大半が刃物108の間から出て
しまい、刃物108の先端の加工点には僅かしか到達し
ない。
【0006】本発明は、クーラントを刃物の加工点に確
実に到達させることのできるクーラントの供給装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された工
作機械のクーラント供給装置は、主軸に取り付けられた
取り付けフランジの前面側に刃物が取り付けられた工作
機械に設けられ、前記フランジの前面に開口した放射状
の複数の孔から前記フランジの前面を介して前記刃物に
クーラントを供給する工作機械のクーラント供給装置に
おいて、前記フランジの前面に開口した前記各孔と前記
刃物とを連絡する複数のクーラントの案内経路を、前記
フランジの前面に設けたことを特徴としている。
【0008】請求項2に記載された工作機械のクーラン
ト供給装置は、請求項1に記載された工作機械のクーラ
ント供給装置において、前記各案内経路の外方の端部の
外側に、その内方が鋭角の端縁とされた周状の溝を設け
たことを特徴としている。
【0009】
【作用】クーラントは放射状の各孔と各孔に連続して形
成された案内経路を通過し、その間に主軸と共に回転し
て十分な回転方向の速度を得る。そしてクーラントは、
周状の溝の端縁から慣性力で放出されて刃物に到達す
る。溝の端縁は鋭角なので、粘性によって取り付けフラ
ンジの端面に回り込み、刃物の間から周囲に飛散するク
ーラントの量は少ない。
【0010】
【実施例】図1を参照して第1実施例における工作機械
のクーラント供給装置を説明する。工作機械の主軸頭1
において、上部フランジ2及び下部フランジ3からなる
取り付けフランジ4が主軸5に設けられている。主軸5
に取り付けられた上部フランジ2の後面(図中上面)に
は、クーラントが供給される周状の供給溝6が形成され
ている。また、該上部フランジ2には、前記供給溝6に
連通する複数の孔7が前方に向けて放射状に形成されて
いる。これらの各孔7は、上部フランジ2の前面(図中
下面)にそれぞれ開口している。
【0011】前記上部フランジ2の外周には、環状の下
部フランジ3が取り付けられている。そして下部フラン
ジ3の外周には刃物8が取り付けられ、該刃物8の先端
は取り付けフランジ4の端面よりも前方に突出してい
る。
【0012】前記下部フランジ3の前面(図中下面)は
凹状のテーパ面9となっており、該テーパ面9には、環
状の案内部材10が取り付けられている。案内部材10
の前面には、前記各孔7に連続するクーラントの案内経
路として、複数の案内溝11が各孔7ごとに連続して形
成されている。案内溝11は、前記各孔7の開口と案内
部材10の前端面との間を連絡している。
【0013】図1(b)に示すように、前記各案内溝1
1は主軸5に対して放射状に配置され、さらに主軸5の
半径方向に対してはそれぞれ所定の方向に傾斜してい
る。その傾斜の方向は、各案内溝11の外側の端部が同
図中矢印で示す主軸5の回転方向に対して、各案内溝1
1の内側の端部よりも遅れ側にくるように設定されてい
る。
【0014】前記案内部材10の前端面には、前記各案
内溝11の外方の端部の外側に、連続した周状の溝12
が設けられている。図1中に示すように、溝12の断面
形状は三角形であり、前記案内溝11と隣接する内方の
縁辺は鋭角の端縁13を構成している。
【0015】以上の構成において、工作機械の主軸5を
回転駆動させると共に、該主軸5にクーラントを供給す
る。主軸5の取り付けフランジ4の後面側から供給溝6
に供給されたクーラントは、複数個の放射状の孔7を通
過し、さらに各孔7に連続した案内溝11を通過する。
【0016】クーラントは、放射状の各孔7と各孔7に
連続して形成された案内溝11を通過する間に、主軸5
と共に回転して十分な回転方向の速度を得る。連続した
孔7と案内溝11の長さは十分であり、クーラントに十
分な回転方向の速度を与える。本実施例ではさらに案内
溝11が主軸5の半径方向に対して傾斜しているので、
クーラントはさらに効率的に回転方向の速度を得る。
【0017】そして十分な回転方向の速度を持ったクー
ラントは、案内溝11から慣性力で放出されて刃物8の
下部及び被加工物14に到達する。クーラントはこれら
を冷却・洗浄し、被加工物14の温度上昇を押さえて加
工精度を向上させ、刃物8の寿命を延長させる。
【0018】本実施例では、案内溝11を取り巻く溝1
2の端縁13が鋭角なので、クーラントが該端縁13を
乗り越え、粘性によって案内部材10の端面10aに伝
わるのが防止される。従って、刃物8の間から周囲に飛
散するクーラントの量は少なくなる。
【0019】本実施例によれば、被加工物14の温度上
昇が抑えられ、加工精度が向上して不良率が減少した。
また、刃物8の材質を硬いものに変更できたため、刃物
8の磨耗が減少し、刃物コストの削減及び加工時間の減
少が実現できた。さらに、刃物磨耗の減少により、刃物
交換の頻度が減少し、機械稼働率が向上した。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る工作機械のクーラント供給
装置によれば、主軸の取り付けフランジに形成された複
数の孔から供給されたクーラントを、各孔に連続する案
内経路でさらに案内し、十分な回転方向の速度を与えて
確実に刃物に到達するようにしている。従って、刃物及
び加工物の冷却・洗浄が十分に行われ、加工物の温度上
昇が抑えられて加工精度が向上し、刃物の寿命も延長さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例の部分断面図であ
り、(b)は同底面図である。
【図2】(a)は従来のクーラント供給装置を有する工
作機械の主軸頭における部分断面図であり、(b)は同
底面図である。
【符号の説明】
4 取り付けフランジ 5 主軸 7 放射状の孔 8 刃物 11 案内経路としての案内溝 12 周状の溝 13 鋭角の端縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 克之助 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸に取り付けられた取り付けフランジ
    の前面側に刃物が取り付けられた工作機械に設けられ、
    前記フランジの前面に開口した放射状の複数の孔から前
    記フランジの前面を介して前記刃物にクーラントを供給
    する工作機械のクーラント供給装置において、 前記フランジの前面に開口した前記各孔と前記刃物とを
    連絡する複数のクーラントの案内経路を、前記フランジ
    の前面に設けたことを特徴とする工作機械のクーラント
    供給装置。
  2. 【請求項2】 前記各案内経路の外方の端部の外側に、
    その内方が鋭角の端縁とされた周状の溝を設けた請求項
    1記載の工作機械のクーラント供給装置。
JP5300545A 1993-11-30 1993-11-30 工作機械のクーラント供給装置 Expired - Lifetime JP2674487B2 (ja)

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