JPH0717191A - 自動封緘機の初期化方法 - Google Patents

自動封緘機の初期化方法

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JPH0717191A
JPH0717191A JP18550593A JP18550593A JPH0717191A JP H0717191 A JPH0717191 A JP H0717191A JP 18550593 A JP18550593 A JP 18550593A JP 18550593 A JP18550593 A JP 18550593A JP H0717191 A JPH0717191 A JP H0717191A
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JP
Japan
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film
roller
welding
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tray
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Application number
JP18550593A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Nagaoka
満雄 長岡
Takako Kuwabara
孝子 桑原
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Shinko Seisakusho KK
Original Assignee
Shinko Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自動封緘機にジャムが発生した場合、溶着手
段及び溶着切断手段の構成要素に対して影響が及ぶのを
防止する。 【構成】 トレイ6を下流側に移動させてフィルム供給
部B3 からフィルムを繰出し、搬送ローラ18を回転後
所定時間t1 が経過してもフィルムセンサS2 がフィル
ムを検知しない場合、搬送ローラ18を回転させた時点
から所定時間t2 が経過しても、センサS2 がフィルム
の切断位置検出用マークを検知しない場合、溶着切断の
終了に続き搬送ローラ18を開放させてから所定時間t
3 が経過してもフィルムセンサS2 がフィルムを検知す
る場合、あるいは自動封緘機のドアの開放が検知された
ときは、搬送ローラ、溶着切断手段を構成する切断刃と
台座及びを加熱ローラと加圧ローラを開放させ、マニア
ルのジャム解除後にフィルム供給部の2軸のロールフィ
ルムの巻戻し先端同志を接合して初期化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動封緘機における、
とくにジャムが発生した場合おける初期化方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】2軸のロールフィルムの巻戻し先端部を
接合してなる封緘用フィルムを、文書を積載整合したト
レイの移送路を遮断するように設置し、そのトレイの前
進によりフィルムを繰出すと共に、そのフィルムの先端
部と前記文書の先端部とをニップが開放している搬送ロ
ーラの間に進入させ、搬送ローラのニップを閉じると共
に前記トレイを後退させ、前記搬送ローラを回転させて
フィルムと文書を搬送しながらそのフィルムで文書を被
覆し、その文書の幅方向両側から外側に延出するフィル
ムの端縁を溶着し、さらにそのフィルムを文書の後端部
直後で溶着切断して、フィルム袋に文書を封入した封緘
物を作成し、その封緘物を機外に排出するようにした自
動封緘機が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の提案に係る自動
封緘機において、文書を封緘する袋を形成する封緘用フ
ィルムは、2軸のロールフィルムの巻戻し先端同志を接
合した状態でフィルム供給部に収容保持され、稼働に備
えて待機されるが、稼働時にこのフィルムに加えられる
作用に着目すると、(a)下流方向に移動されるトレイ
により、2軸のロールフィルムから繰出され、(b)文
書の前端部とフィルムの先端部が搬送ローラの間に挟持
された後に、搬送ローラが回転されて文書と共に下流方
向に搬送されると同時に、フィルムの幅方向両端縁が溶
着手段により溶着され、(c)所定長搬送後の切断位置
検出用マークの検出時に、フィルム搬送が停止されて、
溶着切断手段により溶着切断され、(d)溶着切断部よ
りも下流側は排出ローラにより機外に排出され、溶着切
断部よりも上流側はテンション機構により初期位置に復
帰される、という具合に、フィルムに時と所を異にして
各種の力と熱が加えられる。
【0004】従って、例えば、フィルムの先端部と文書
の先端部が搬送ローラの間に挟持された後、搬送ローラ
回転時にフィルムと搬送ローラの間にスリップが生じた
り、溶着時又は溶着切断時に、フィルムが加熱ローラ又
は切断刃に付着したり、あるいは、溶着切断が不完全な
ためにフィルムが溶着切断部の前後に切り離れなかった
りして、ジャム又は同等の現象が発生することがあり得
る。
【0005】溶着中又は溶着切断直後にジャムが発生し
た場合は、これを放置すると、フィルムが、とくに溶着
手段の加熱ローラ側のフィルム又は溶着切断手段の切断
刃側のフィルムが過熱状態となって溶け出し、溶着手段
の加熱ローラや加圧ローラ、又は溶着切断手段の切断刃
や台座に溶けたフィルムが付着したり、場合によっては
発煙したりする恐れがある。フィルムが付着した場合
は、その除去に多大な時間が取られたり、さらに悪く
は、部品交換を余儀なくされたり、あるいは、発煙によ
り部品の劣化や性能低下を招来するなどの問題が生じる
ことが考えられる。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、2本のロールフィルムの先端を接合してなる封
緘用フィルムに向けてトレイを移動してフィルムを繰出
し、そのフィルムを搬送ローラで搬送しながら文書を被
覆し、そのフィルムの両サイドを溶着し、文書の前後で
フィルムを溶着切断して封緘する自動封緘機において、
ジャムが発生した場合に上記の溶着手段及び溶着切断手
段の構成要素に対して影響が及ぶことを迅速に防止する
ことができるようにした初期化方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による初期化方法は、整合部により文書が積
載整合されたトレイを下流側に移動させてフィルム供給
部からフィルムを繰出し、封緘部の搬送ローラのニップ
を閉じて前記搬送ローラを回転させた時点から所定時間
t1 が経過しても搬送ローラと溶着切断手段の間に設け
たフィルムセンサがフィルムを検知しない場合、前記搬
送ローラを回転させた時点から所定時間t2 (但し、t
1 <t2 )が経過しても、前記フィルムセンサが前記フ
ィルムに設けてある切断位置検出用マークを検知しない
場合、又は前記溶着切断手段による溶着切断の終了に続
き、前記搬送ローラのニップを開放させた時点から所定
時間t3 が経過しても、前記フィルムセンサがフィルム
を検知する場合、あるいは、自動封緘機のドアの開放が
検知されたときは、前記搬送ローラ、前記溶着切断手段
を構成する切断刃と台座、及び前記溶着手段を構成する
加熱ローラと加圧ローラを全て開放させ、マニアルのジ
ャム解除後に、前記フィルム供給部の2軸のロールフィ
ルムの巻戻し先端同志を接合して初期化することを特徴
としている。
【0008】
【作用】自動封緘機が正常に稼働し、ジャムが発生しな
いときは、トレイの下流方向移動に引き続き、搬送ロー
ラがニップを閉じられて回転される。その回転の開始時
点から所定時間t1 内にフィルムセンサがフィルムの先
端を検知する。そして、搬送ローラの回転が継続され、
搬送されるフィルムとそのフィルムに被覆されている文
書が下流側に搬送され、その間に、フィルムの両サイド
が溶着手段により溶着される。また、ジャムが発生しな
い時は、搬送ローラの回転開始時点から所定時間t2 内
にフィルムセンサがそのフィルムの切断位置検出用マー
クを検知する。従って、そのマーク検知に基いて搬送ロ
ーラの回転が停止され、その間に溶着切断手段が動作さ
れて、フィルムの文書後端部直後において溶着切断され
る。そして、切断動作終了に基き、搬送ローラのニップ
が開放され、切断位置よりも下流側のフィルム及び文
書、すなわち、フィルム袋に文書を封入した封緘物は排
出部の排出ローラにより機外に排出され、切断位置より
も上流側のフィルムは、溶着切断により2軸のロールフ
ィルムの巻戻し先端同志の接合部を有し、かつ、フィル
ム供給部に備えてあるテンション機構からバックテンシ
ョンを受けて、その接合部がフィルム供給部まで復帰さ
れるため、フィルムセンサはフィルムを検知しなくな
る。
【0009】これに対して、搬送ローラがフィルムと文
書の先端部を挟持した後、搬送ローラが回転され始めた
時に、搬送ローラがフィルムに対してスリップしてフィ
ルムがフィルム供給部から繰出されないときは、搬送ロ
ーラの回転開始時点から所定時間t1 が経過しても、フ
ィルムセンサがフィルム先端を検知しない。また、搬送
ローラの回転によりフィルムの先端が検知されても、そ
の後に、フィルムと搬送ローラの間でスリップが生じた
時は、搬送ローラの回転開始時点から所定時間t2 が経
過しても、フィルムセンサがフィルムの切断位置検出用
マークを検知しない。溶着切断部でフィルムが付着した
り、切断が不完全な場合は、切断終了後に搬送ローラの
ニップ開放後も、上流側のフィルムがテンション機構に
より復帰しないので、フィルムセンサがフィルム検知状
態を継続する。上記いずれの場合も、ジャム発生と判断
される。これに基き、制御部は、前記搬送ローラ、溶着
手段の加熱ローラと加圧ローラ、及び溶着切断手段の切
断刃と台座をそれぞれ開放する。また、加熱ローラ及び
切断刃のヒータの電源を切断する。この開放動作と電源
切断動作は、自動封緘機のドアを開けた場合にドアセン
サが開扉検知信号を出力した時も、同様に行われる。従
って、ジャムが発生した場合は、自動封緘機のドアを開
けて、開放されている各ローラ間又は切断刃と台座の間
にジャムしているフィルム及び文書を取出してジャム解
除を容易迅速に行うことができる。そして、ジャム解除
後、フィルム供給部の2軸のロールフィルムの巻戻し先
端同志の接合をすれば、自動封緘機の初期化が完了す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例において、フィルムの左右両端部
を溶着する溶着手段にヒートローラを、またそのフィル
ムを所定長さごとに溶着切断する溶着切断手段にヒート
カッタを用いているが、これに限定されるものではな
い。例えば、溶着手段に高周波照射手段を、また溶着切
断手段に高周波照射手段と常温切断手段との組合せを用
いることもできる。
【0011】図1は、2軸のロールフィルムの巻戻し先
端を接合してなる封緘用フィルムを用いて文書を被覆
し、そのフィルムと文書を搬送しながらフィルムの左右
両端部を溶着し、文書の後端部の直後でフィルムを溶着
切断して、フィルム袋に文書を封入した封緘物を形成す
る自動封緘機の概略構成を、主として駆動系を中心とし
て示した模式図、図2は全体構成の具体例の縦断面図で
ある。
【0012】図2におけるAは、文書を排出する上流装
置である。上流装置Aは、例えば、ファクシミリ受信
機、複写機又はプリンタ等のその時点に用紙に記録して
一枚ずつ排出する画像記録装置、あるいは、堆積された
印刷済みの文書の中から指定された枚数までを連続排出
する文書繰出し装置である。本発明に係る自動封緘機B
は、上流装置Aの文書排出口に結合して用いられる。自
動封緘機Bは、図1に示すように、概括的には、取込部
B1 、上部排出部B2 、整合部B3 、フィルム供給部B
4 、封緘部B5 、及び下部排出部B6 からなっている。
【0013】取込部B1 は、上流装置Aの文書排出口か
ら排出される文書Pを封緘機B内に取込む取込ローラ2
と、取込ローラ2を所定方向に回転させるモータICM
と、取込ローラ2により取込まれる文書の進行方向を上
部排出部B2 又は整合部B3 の方向に切換えるゲート3
と、ゲート3を上位と下位に回動させる駆動部、例えば
ソレノイドFLSOLとからなっている。取込部B1 に
は取込まれる文書の有無を検出するセンサS1が設けて
ある。
【0014】封緘機に設けてある操作部(図示せず)の
モード切替スイッチで無処理モードを指定した場合は、
ソレノイドFLSOLが励磁され、ゲートを下位側に回
動させた状態を維持する。ゲート3が下位側にあるとき
は、取込ローラ2が取込む文書Pは、上部排出部B2 を
構成する上排出ローラ4を介して上排出トレイ5に積載
される。
【0015】これに対して、処理モードを指定した場合
は、ソレノイドFLSOLが非励磁状態にあって、ゲー
ト3が上位側に保持される。従って、取込まれる文書は
下流側の整合部B3 に向けて飛翔する。整合部B3 は、
トレイ6、整合ローラ7、ゲート8、クランパ9、トレ
イ移動手段10、ステープラ11、及びステープラ移動
手段12を有する。
【0016】トレイ6は、取込まれる文書を積載する積
載面と、その積載面の一側で起立して文書の幅方向の整
合基準面となる側壁6aを有する。整合ローラ7は、ソ
レノイドALSOLによりトレイ6の積載面に対して近
接した位置と、離間された位置との間を移動され、ま
た、モータALMにより一定方向に回転される。積載面
に近接した整合ローラ7はモータALMの回転により、
取込ローラ2からトレイ6上面に飛翔してきた文書を、
トレイの側壁に向けて斜め送りするように設けられてい
る。
【0017】ゲート8は、トレイ6の前端部の下側にお
ける支軸回りに回転して起伏自在に取付けてあり、その
支軸に掛け回したバネ(図示せず)により常に起立方向
に付勢してある。そして、トレイ6がホームポジション
(後退位置)にあるときは、ゲート8が起立して文書の
長手方向の整合基準面となり、そのトレイ上面を整合ロ
ーラ7により斜め送りされる文書の先端部を停止させ
て、全ての文書の先端を整合させる。
【0018】トレイ6の側壁6aには、トレイ上に一枚
の文書が整合されるたびに、その文書を前後においてト
レイに挾圧保持するためのクランパ(紙押え手段)9が
設けてある。このクランパは、トレイ上面に対して接離
する押圧片9aと、その押圧片に接離動作をさせるソレ
ノイドPCSOLとからなっている。
【0019】トレイ移動手段10は、トレイ6を前後方
向(図1,2においては左右方向)に往復移動させるも
のであり、可逆モータTRM、前後のプーリ10a,1
0bに掛け回されたベルト10c、トレイ6をベルト1
0cに連結する連結片10d、トレイを所定角度で前後
方向に案内する案内軸10e及びトレイ6をその案内軸
に係合する係合片10fからなっており、モータTRM
が後述される制御部により制御駆動されて、トレイ6を
図2に実線で示す後退位置と、鎖線で示す前進位置との
間で往復移動させるようになっている。
【0020】ステープラ11は、トレイ6の側壁と反対
側に設けられ、そのトレイ上に積載され、整合ローラ7
及びゲート8により整合され、かつ、クランパ9により
押えられた文書Pを、ステープル指令を受けた場合に綴
じるためのものである。その構造自体は既知であるの
で、詳細な図示を省略してある。このステープラ11
も、また、モータSTM,前後のプーリ12a,12
b、ベルト12c、連結片12dからなる別の移動手段
12により前後に移動するようになっている。そして、
ステープラ11は、後退位置にあるトレイ6の前部にホ
ームポジションを有し(図1では、便宜的に後方に移動
して示されている。)、トレイ上で整合された文書の一
側前部を綴じる場合は、ホームポジションで綴じ動作を
し、また、文書の一側中央部及び/又は後部で綴じる場
合は、モータSTMにより後方に所定位置まで移動した
後、綴じ動作を行う。この場合、トレイ移動手段10も
同時にトレイを前進して、ステープラと相対移動するこ
とにより、トレイ上での整合と、綴じ込みに要する時間
の可及的短縮化及び装置の小型化が図られている。
【0021】整合部B2 の下流側に設けられているフィ
ルム供給部B4 は、図3,4に示すように、封緘用フィ
ルム13を装填したフィルムカートリッジ14と、この
カートリッジを着脱自在に保持するマウンタ16と、マ
ウンタを昇降自在に支持するカートリッジ保持部材23
とを有している。
【0022】封緘用フィルム13は、図5,6に示され
ているように、巻芯にそれぞれ巻き取られたロールフィ
ルム13a,13bの先端を接合(13c)し、各巻芯
に支軸15a,15bを押入してなっている。
【0023】そして、カートリッジ14は、中央に開口
部14aを、その開口部の上下両側に下流方向に開口す
る半円筒状のロールフィルム収容部14b,14cをそ
れぞれ有して、図5,6に示すように、フィルム13は
カートリッジ14の開口面側から装填され、前記ロール
フィルム先端の接合部13cを開口部14aの中心に位
置させた状態で、収容部14b,14cの両端に形成さ
れた軸受部14d,14eに支軸15a,15bを支持
させて回転自在に保持される。軸受部14d,14eと
支軸15a,15bの間に、適宜の回転摩擦計数を確保
して、ロールフィルムが不要に回転されて弛むことがな
いようにしてある。
【0024】また、カートリッジ14は、その下端部に
形成してある係合突起14fを、図4,6に明示されて
いるように、封緘機に取付けられたマウンタ16の下端
部に形成してある係止孔16aに係合させ、かつ、カー
トリッジ14の上端部に形成してある係止突起14g
を、前記マウンタ16の上端部に形成してある係止突起
16bに係合して、着脱自在に装着される。
【0025】さらに、カートリッジ14には、図5,6
に示すように、上下のフィルム収容部14b,14cに
対応して複数本の固定ローラ17aが適宜の間隔をもっ
て配設され、また、マウンタ16には、フィルムカート
リッジの開口部14aに対応する中央の開口部16cの
両側至近に固定ローラ17bを有するほか、その両側に
おいて、図示されていないばねにより上流方向に付勢さ
れた複数本の可動ローラ17cが前記各固定ローラ17
aの間に遠近移動可能に配置されている。これらの固定
ローラ17a,17b及び可動ローラ17cによりカー
トリッジ内のフィルムに緩衝作用と緊張作用を与えるテ
ンション機構17が構成されている。これにより、フィ
ルム13を装填したカートリッジ14をマウンタ16に
取付け、図3に示すように、封緘位置に保持した場合
は、封緘用フィルム13は、トレイ6の前進移動により
移送される文書の移送路を直交遮断するように張設され
る。
【0026】マウンタ16は、図4に明示されているよ
うに、後述されるドロワ31に固定されたカートリッジ
保持部材23に昇降自在に支持されている。カートリッ
ジ保持部材23は、フィルムカートリッジ14をこれに
装填されたフィルムが文書移送路を遮断する位置、すな
わち封緘位置と、カートリッジが文書移送路から下方に
退避した位置、すなわち非封緘位置との間で上下動可能
な長さを持っており、封緘機内の上部から下部まで延長
して、両側に対向して開口するガイド溝24を備えた枠
材25を有し、また、マウンタ16は、両側面に前記ガ
イド溝24内に嵌合されて転動するガイドコロ26を有
している。そして、ドロワ31に設けられたカートリッ
ジ移動手段であるモータFCMの回転軸とカートリッジ
保持部材23の下部と上部に設けられたプーリ27間に
ワイヤ28が掛け回され、そのワイヤに連結片29を介
して前記マウンタ16が連結されている。これにより、
モータFCMの回転制御により、カートリッジ14は、
図2に実線で示されているように、カートリッジの開口
部14aの中心がトレイ6による文書搬送路と合致する
封緘位置(図3もこの時の位置を示している。)と、図
2に鎖線で示されているように、カートリッジ14が文
書搬送路の下方に退避する非封緘位置との間を昇降され
るようになっている。
【0027】フィルム供給部B4 の下流側にが設けてあ
る封緘部B5 は、文書をその上下面から被覆したフィル
ム13を挟持して搬送する搬送ローラ18と、フィルム
13を所定長さ(文書を包み込むに足る長さ)ごとに溶
着切断(ヒートカット)するためのヒートカッタ19
と、文書を表裏両面から被覆したフィルム13の両サイ
ドを溶着(熱シール)するためのヒートローラ20とか
らなる。
【0028】封緘部の下流側に排出部B6 を有する。排
出部B6 は、前記ヒートカッタ19よるヒートカットと
ヒートローラ20による熱シールにより形成される封緘
物SMを筐体1の外に排出するための排出ローラ21
と、排出される封緘物を堆積する下排出トレイ22とか
らなっている。
【0029】そして、搬送ローラ18、ヒートローラ2
0及び排出ローラ21には、これらを所定方向に回転さ
せるための共通の搬送モータMMが接続され、駆動ロー
ラと従動ローラからなる搬送ローラ18には、これらを
搬送面に対して開閉させるためのニップ駆動手段、例え
ばモータTAMと周知のカム及びカロフォロワ(いずれ
も図示せず。以下、同じ)が連結され、ヒートカッタ1
9には、これを構成する切断刃19aと台座19bを相
互に接近押圧させるための駆動部、例えばモータHCM
と周知のカム及びカロフォロワが連結され、さらに、ヒ
ートローラ20を搬送面に対して接離させるための駆動
部、例えばモータHRMと周知のカム及びカムフォロワ
が連結されている。ヒートカッタの切断刃19a内には
フィルム13を溶融しうる温度で発熱するヒータHCが
内蔵され、また、ヒートローラ20の加熱ローラ20a
内にもフィルムを溶着しうる温度に発熱するヒータHR
が内蔵されている。
【0030】上記自動封緘機Bには、上記取込部B1 の
センサS1の他に、少なくとも2個のセンサS2 ,S3
が設けてある。センサS2 は、フィルムの先端検知と、
フィルムに設けてある後述の切断位置検出用マークの検
出及びフィルムの終端付近に設けてあるエンドマークの
検出を兼ねるものであり、搬送ローラ18とヒートカッ
タ19の間に設けられている。フィルム供給部B4 から
フィルム13が搬送ローラ18により繰出され始めたこ
とを検出することができる。さらに、センサS3 は、搬
送されたフィルム及び文書が封緘部B5 を通過したこと
を検出するためのものであり、排出ローラ21の至近に
設けてある。
【0031】一方、図7に示すように、前記封緘用フィ
ルム13の表側フィルムとして用いられるロールフィル
ム13aには、所定長さごとに透明な宛名窓131と、
フィルムの全幅方向に延びる帯状の透明部分で構成され
た切断位置検出用マーク(以下、単にレジマークとい
う)132とが設けられ、フィルム13aには、宛名窓
131とレジマーク132の部分を除いて、全長に渡っ
てこのフィルムで被覆された文書の記録内容が外部から
見えない程度の所定の濃度(光透過度)d1をもって印
刷され、フィルム軸15aに対する巻き始め側の所定の
長さにおける少なくともセンサS2 に対応する側のサイ
ド、換言すると、消耗によりフィルム13aの残余長さ
が、あと数枚の封緘物分の長さになった時の一方サイド
には、それ以前の濃度d1よりも濃い濃度d2で印刷さ
れている。なお、裏側フィルムとして用いられるロール
フィルム13bは、その全面が濃度d1で印刷されてい
るものが用いられる。
【0032】これにより、搬送ローラ18とヒートカッ
タ19の間におけるフィルムの有無、レジマークの有無
及びフィルム残少の有無により、図7のセンサの発光素
子PHeに対応する受光素子PHrの出力レベルは、図
8に示すように、明確に異なる出力レベルL1〜L4が
得られる。L1はフィルムのない時、L2はフィルム1
3aとフィルム13bがあって、フィルム13aのレジ
マークを検出した時、L3は表裏のフィルムがあって、
フィルム13aのレジマークを検出しない時、及びL4
はフィルムが残少となった時のそれぞれの出力レベルで
ある。
【0033】本発明に係る自動封緘機では、図8に示す
ように、上記上流装置Aと、各センサS1 〜S3 とがイ
ンタフェース回路100に、また、それぞれ駆動手段で
あるモータICM,ALM,STM,TRM,FCM,
MM,TAM,DRM,HCM,HRM、ソレノイドF
LSOL,ALSOL,PCSOL、ヒータHC,HR
が、これらをそれぞれ駆動するための駆動回路(図示省
略)を介して、前記インタフェース回路100に接続さ
れ、インタフェース回路は中央演算制御部CPU、記憶
部ROM、RAMからなるマイクロコンピュータ200
に接続してある。CPUは、機能実現手段として、前記
取込部B1 のゲート3の取込方向を指定する取込制御手
段201、整合ローラ7の回転及び昇降タイミング及び
回転を制御する整合制御手段202、ステープラ11の
動作及びステープラ移動手段12を制御するステープラ
制御手段203、トレイ移動手段10を制御するトレイ
制御手段204、前記搬送ローラ18、ヒートローラ2
0及び排出ローラ21に共通の搬送モータMMを制御す
る搬送制御手段205、モータTAMによる搬送ローラ
のニップ開閉制御を通してフィルム供給を制御するフィ
ルム供給制御手段206、フィルム供給部のカートリッ
ジ移動手段FCMを制御する退避制御手段207、ヒー
トカッタ19の開閉駆動部HCMを制御するためのヒー
トカッタ制御手段208、ヒートローラ20の開閉駆動
部HRMを制御するためのヒートローラ制御手段20
9、ジャム検出手段210及びフィルム残少検知手段2
11を有している。
【0034】ジャム検出手段210は、前記搬送制御手
段による搬送モータMMの回転開始時点から所定時間t
1 、すなわち、搬送ローラ18に挾持されているフィル
ムの先端がその搬送ローラの回転によりセンサS2 に到
達するのに必要な時間が経過してもセンサS2 出力レベ
ルがL1から変化しない時、又は、同じく搬送モータM
Mの回転開始時点から所定時間t2 、もしくはセンサS
2 の出力レベルがL1からL3 に変化した時点から所定
時間t2 ´以内に出力レベルがL2 に変化しない時(す
なわち、フィルムの所定位置に設けてある前記レジマー
ク132がセンサS2 に到達しない時)、あるいは、出
力レベルのL2 への変化に基いて溶着切断手段がヒート
カットを終了し、これに引続き搬送ローラ18のニップ
が開放された時点から所定時間t3 以内にセンサS2 の
出力レベルがL1 に変化しない時(すなわち、搬送ロー
ラの開放により、それまで挾持されていたフィルムの先
端部が未だセンサS2 により検知される時)、あるいは
さらに、センサS2 の出力レベルがL2 になった時点も
しくはヒートカット終了時点から所定時間t4 以内にセ
ンサS3 が封緘物終端検知信号を出力しない時、のいず
れかの場合に、それぞれにジャム発生と判断して、ジャ
ム検出信号を出力する。
【0035】また、ヒートカッタ制御手段208は、セ
ンサS2 の出力レベルがL2の時にヒートカッタ開閉用
モータHCMを駆動させるようになっている。そして、
フィルム残少検知手段211は、センサS2 の出力レベ
ルがL4の時に残少検知信号を出力するようになってい
る。
【0036】インタフェース回路100には、さらに、
後述のようにドロワ31を引出す際に扉を開放した時に
開放検知信号を出力する扉開放検知器S4 と、表示部3
00とが接続されている。CPUは、フィルム残少検知
手段211からの残少検知信号に基づき、表示部300
にフィルム残少表示をしてオペレータにフィルム切れを
予告する。また、CPUはジャム検出手段210からの
ジャム検出信号に基づき表示部300にその旨を表示さ
せるようになっている。
【0037】続いて、ジャムが発生しない正常の場合
の、上記構成による動作を、図10ないし図19を参照
して説明する。今、封緘機は封緘モードを指定されてい
るものとする。図10は、上流装置Aから封緘機Bに一
枚の文書を取込む時から整合する時までの取込み過程の
タイムチャート、図12は文書綴込み過程のタイムチャ
ート、図13は封緘部における封緘過程のタイムチャー
トである。図14ないし図18は各段階の作動状態を示
す要部断面図である。
【0038】図14は初期状態を示している。トレイ6
は後退位置にあり、搬送ローラ18、ヒートカッタ19
を構成する刃19aと台座19b及びヒートローラ20
はいずれも開放状態にある。また、通常は封緘モードに
あるので、退避制御手段207はカートリッジ14を封
緘位置に保持している。始動されると、まず、上流装
置Aからの文書Pの取込、取込んだ文書の整合、ヒ
ートカッタ19及びヒートローラ20のウォームアップ
が行われる。
【0039】文書の取込過程においては、取込制御手段
201及び整合制御手段202が稼動して、図10に示
すように、取込モータICMを回転させ、上流装置から
排出される文書をゲート3により整合部B3 方向に取込
む。センサS1 が文書の先端を検知すると、ソレノイド
FLSOLを所定時間励磁させて、ゲート3を下位側に
回動させるので、その文書はコルゲートを形成されなが
らトレイ6上に飛翔して積載される。
【0040】そして、センサS1が文書の先端を検知し
てから所定時間後に整合モータALMを回転させ、整合
の準備をするとともに、センサS1が文書の後端を検知
した後に整合ローラ7をトレイ上面方向に下降させて、
トレイ上に積載された文書を斜め送りして整合させる。
整合ローラの上昇復帰前にクランパ9aを下降させ、整
合された文書をトレイに押える。この文書の取込・整合
は、上流装置Aから所定枚数の文書が排出され尽くすま
で、各文書が排出されるたびに行われる。
【0041】所定枚数の文書の取込整合を終了すると、
図12に示すようにクランパ9aで押えた後、ステープ
ラ制御手段203が稼動する。ステープラ制御手段20
3は、文書に対する綴じ込み指定位置に応じて、文書の
一側の前部のみ、後部のみ又は双方において綴じ込みを
行う。一例を説明すると、前部を綴じる場合は、モータ
STMによりステープラ11を若干後方に移動して停止
し、ステープラ11を駆動させて綴じ込む。後部も綴じ
る場合は、トレイ制御手段204も稼動して、モ ータT
RMを回転させ始めてトレイ6を前進させ、ステープラ
11とトレイ6の相対移動により所定位置に達したとき
に両者を停止して、ステープラ11を駆動し、後部の綴
じ込みを行う。所定の綴じ込みを終了した後は、モータ
STMを逆転させてステープラをホームシポジションで
ある前方位置に復帰させる。
【0042】また、所定の綴じ込みを終了した時は、図
13に示すようにトレイ制御手段204がトレイモータ
TRMを正転させて、トレイ6を前進させて文書の封緘
部方向の搬送を開始する。トレイ6は、その上の文書P
をクランパにより整合状態に保持したまま、図15に示
すように、ゲート8を倒しながら前進し、その文書を下
流側のフィルム供給部B4 に搬送する。
【0043】トレイ6はその前端部をカートリッジ14
の開口部14aの中心に前進させて、フィルム13の表
面側フィルム13aと裏面側フィルム13bの接合部を
前記開口部の中心に合致させて、テンション機構17で
軽くたぐられて待機しているフィルム13を下流方向に
押し進め、図16のように、そのフィルム13を繰り出
して、そのフィルムで文書の前部の表裏面を被覆させた
状態で、そのフィルムと文書の前部をニップが開放され
ている搬送ローラ18の間まで移送して、前進位置で停
止する。
【0044】この状態で、フィルム供給制御手段206
が稼動して、ニップ駆動手段TAMを介して開放してい
た搬送ローラ18のニップを閉じてフィルムと文書を挾
持すると同時に、クランパ9を開放させた後、トレイ制
御手段204が再びトレイ6をゲート8が起立しない中
間位置まで復帰させる。その後、搬送制御手段205
は、トレイの後退開始とほぼ同時に搬送モータMMを回
転させ、搬送ローラ18を回転させて、フィルムと文書
を搬送する。これに続き、先にウォームアップをしてい
たヒートローラ制御手段209がヒートローラ20の加
圧ローラ20aと加熱ローラ20bを閉じて、搬送され
てくるフィルムの両サイドを連続的に熱シールする。
【0045】そして、その搬送される文書Pの後端がゲ
ート8を通過した時点で、図17に示すように、トレイ
6を後退位置まで完全復帰させる。その時点で、ゲート
8は図示しない復帰ばねの作用により復帰し、起立状態
に戻る。これにより、トレイ6上には、次の文書Pの取
込が可能な状態となる。
【0046】センサS2 は、搬送ローラ18により下流
側に搬送されるフィルム13の一方のサイドの光透過度
を検出し、その出力レベルをインタフェース100を介
して制御部200に与えており、制御部は図8の出力レ
ベルの種類からフィルムの有無、レジマーク132の有
無及びフィルム残少の有無を監視している。
【0047】そして、図13に戻って、センサS2 がフ
ィルムのレジマーク132を検出したことに基づいて、
先ず、搬送制御手段205が搬送モータMMの回転を止
め、また、ヒートローラ制御手段209が停止されてい
るフィルムのヒートローラとの接触継続による過熱収縮
を防止するため、ヒートローラ20を開放し、引続き、
ヒートカット制御手段208が、図21に示すように、
ヒートカッタ19の切断刃19aと台座19bを閉じ
て、そのレジマーク132でフィルム13をヒートカッ
トする。
【0048】ヒートカットを終了して、切断刃と台座が
所定位置に復帰されると、フィルム供給制御手段206
がニップ駆動手段TAMを介してそれまで閉じていた搬
送ローラ18のニップを開放させた後、搬送モータMM
を再度回転させるとともに、ヒートローラ20を再び閉
じて、ヒートカット時点にヒートカッタとヒートローラ
との間のフィルムの両サイドの未シール部分をシールす
る。
【0049】これにより、ヒートカッタ19の下流側
に、図19に示すような、両サイドが熱シール(13
3)され、前後がレジマーク132の部分においてヒー
トカット(134)され、表面に宛名窓131を有する
フィルム袋の中に文書Pを封緘した封緘物SMが得られ
る。封緘物SMは下部排出部B6 の排出ローラ21によ
り下排出トレイ22に排出される。
【0050】図18に示すように、ヒートカットされた
フィルム13のヒートカッタ19よりも上流側の表面用
フィルム13aと裏面用フィルム13bとは、その先端
部がヒートカッタ19で溶着されており、フィルム供給
部に設けてあるテンション付与機構17よりバックテン
ションを与えられているので、ヒートカット終了後の前
記搬送ローラのニップ開放と同時に、元位置に復帰す
る。そして、前記ジャム検出手段は、搬送ローラのニッ
プ開放時点から所定時間t3 以内にセンサS2 の出力レ
ベルがL2 からL1 に変化した場合は、ジャムなしと判
断するので、トレイ制御手段は、次のトレイの前進条件
の一つを充足される。
【0051】封緘機Bの操作部に設けてあるモート切替
えスイッチ(図示せず)により処理モード及び非封緘モ
ードに切換えられた場合は、退避制御手段207がモー
タFCMに正転駆動信号を与えて、これを回転させ、マ
ウンタ16を介してカートリッジ14を図2に鎖線で示
す退避位置まで下降させる。
【0052】従って、取込部B1 により整合部B3 に取
込まれて整合された一纏まりの文書は、ステープラ11
により綴じられた後、トレイ6の前進により搬送ローラ
18の間に移送され、搬送ローラが閉じられると同時に
回転されてその文書はヒートカッタ19及び離間状態の
ヒートローラ20の間を経て、排出ローラ21により排
出トレイ22上に排出される。なお、非封緘モードが指
定されたときは、ヒートローラの加熱ローラは加熱され
ない。
【0053】さて、上記カートリッジ14、搬送ローラ
18、ヒートカッタ19、ヒートローラ20は、図2に
示すように、ドロワ31にユニット化されている。排出
ローラ21を同様にドロワ31に取付けてもよい。
【0054】このドロワ31の前面部及び底面部にはガ
イドコロ32が設けられており、このガイドコロ31
は、図2において鉛直方向に延長するように筐体1側に
設けられたガイドレール33に嵌合されている。そし
て、ドロワ31の手前側には把手34が設けられてお
り、前記筐体1の正面側に取付けてある図示されていな
いドアを開けた場合は、同様に図示されていないドアセ
ンサS4(図9にのみ図示)が開扉検知信号をインタフェ
ース100を介して制御部のCPUに入力される。そし
て、ドア開放後、把手34を引っ張ると、ガイドコロ3
1がガイドレール33内を転動してドロワ31が手前側
に引き出されるようになっている。
【0055】そして、ドロワ31を手前側に引き出した
状態でカートリッジ14をカートリッジ保持部材23か
ら取り外して、これに新規フィルムを補給したり、又は
搬送ローラ18から排出ローラ21までの間にジャムし
たフィルム及び文書を排除することができるようにな
る。
【0058】ドロワ31には、前記把手34に代えて、
又はこれとともに、筐体1に設けた可逆モータを用いる
ドロワモータDRM(図8にのみ図示)の回転軸に固着
したピニオン(図示せず)と、ドロワ31に設けて、ピ
ニオンに噛み合うラック(図示せず)とからなるドロワ
移動手段を設けて、ドア開放後、ドロワ機だしボタン
(図示せず)を押下したときは、そのドロワモータが所
定方向に回転されて、ドロワ31が引出されるようにし
てもよい。
【0059】ところで、ドロワ31は、フィルム消耗時
に補給のために引出される場合と、ジャム発生時にジャ
ム解除のために引出される場合とがある。フィルム消耗
に関しては、センサS2 の図8の出力レベルL4 になっ
た時に制御部200のCPUのフィルム残少検知手段2
11がフィルム残少と判断し、これに基いて表示部30
0にフィルム残少表示をさせるようになっている。
【0060】またジャム発生については、前記ジャム検
知手段211が、次の条件が満たされた場合にジャム発
生と判断して出力するようになっている。すなわち、図
13において、文書を積載したトレイ6の前進後の搬送
モータMMの回転開始時点から所定時間t1 、すなわ
ち、図16に示すように、ニップが閉じられた搬送ロー
ラ18の回転により、挾持されているフィルムの先端が
センサS2 に到達するに必要な時間が経過しても、その
センサS2 がフィルムの先端を検知しない時(出力レベ
ルがL1 からL3 に変化しない時)は、フィルムがジャ
ムしたものと判断する。また、ジャム検知手段211
は、同じく搬送モータMMの回転開始時点から所定時間
t2 、すなわち、搬送ローラにより搬送されるフィルム
のレジマークがセンサS2 に到達するに必要な時間が経
過しても、センサS2 がレジマーク132を検知しない
時(出力レベルがL3 からL2 に変化しない時)は、フ
ィルムがジャムしたものと判断する。さらに、ヒートカ
ッタ19によるヒートカット終了後に搬送ローラのニッ
プが開放された時点から所定時間t3 、すなわち、ヒー
トカット中に搬送ローラにより挾持されていた上流側の
フィルムが、搬送ローラのニップの開放によりテンショ
ン機構からのバックテンションにより上流方向に復帰す
るに必要な時間が経過しても、センサS2 が未だフィル
ムを検知している場合(出力レベルがL3 からL1 に変
化しない時)は、フィルムがジャムしたものと判断する
ようになっている。さらに、ヒートカット終了後、それ
までニップを閉じていた搬送ローラ18がニップを開放
された時点から所定時間t4 が経過しても、センサS4
が封緘物の週端部の通過を検知しない時も、ジャムが発
生したものと判断するようにしてもよい。上記いずれの
原因による場合も、ジャム発生が検知されると、表示部
302にその旨が表示される。
【0061】前記制御部200のCPUは、上記ジャム
検出手段211からジャム検出信号を入力した時は、搬
送制御手段205による搬送モータMMの回転を止め、
また、フィルム供給制御手段206による搬送ローラ1
8のニップを開放させ、ヒートカッタ制御手段及びヒー
トローラ制御手段によるヒータHR,HCへの電源供給
を止めて、かつ、ヒートローラ20及びヒートカッタ1
9を開放させる。これにより、搬送ローラ、ヒートカッ
タ又はヒートローラのいずれかの間にジヤムしているフ
ィルム及び文書の取出しが容易にされる。従って、オペ
レータは、そのジャム表示に基いて自動封緘機を手動で
運転中止にし、本体のドアを開放して、ドロア31を引
き出し、ジャムしているフィルム及び文書をマニアルで
容易に排除することができる。その後、フィルムの初期
化を行うことにより、簡単に自動封緘機を復旧すること
ができる。
【0062】前述のように、ドアを開放した場合にも、
ドアセンサS4 の出力に基いて、ジャム検出手段がジャ
ム発生と判断するようにした場合は、何等かの原因によ
り正常なフィルム搬送、熱シール又はヒートカットがさ
れない等のトラブルが発生した場合に、緊急の停止をさ
せるためにドアを開放した場合にも、上記と同様に搬送
モータの停止、搬送ローラ、ヒートローラ及びヒートカ
ッタの開放を自動的に行わせて、トラブル放置による損
害の発生又は増大化を防止することができる。
【0063】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、2本のロールフィルムの先端を接合してなる封緘用
フィルムに向けてトレイを移動してフィルムを繰出し、
そのフィルムを搬送ローラで搬送しながら文書を被覆
し、そのフィルムの両サイドを溶着手段により溶着し、
文書の前後でフィルムを溶着切断手段により溶着切断し
て封緘する自動封緘機において、ジャムが発生した場合
は、前記搬送ローラ、溶着手段を構成する加熱ローラ及
び加圧ローラ、並びに前記溶着切断手段を構成する切断
刃及び台座が開放されるので、ジャム発生により上記溶
着手段及び溶着切断手段の構成要素に対して影響が及ぶ
ことが迅速に防止される効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を用いる自動封緘機の一例の概略構
成を駆動系を中心として示す模式図である。
【図2】同封緘機の具体的構成の一例を示す縦断面図で
ある。
【図3】フィルム供給部のみを取出して示す斜視図であ
る。
【図4】フィルム供給部を構成するカートリッジとマウ
ンタとカートリッジ保持部材との関係を示す分解斜視図
である。
【図5】カートリッジとこれに対する2軸のロールフィ
ルムの装填を説明する斜視図で
【図6】カートリッジとロールフィルムとマウンタの着
脱関係を説明する分解側面図である。
【図7】封緘用フィルムの一例及び検出手段について説
明する斜視図である。
【図8】同じく検知原理を説明する説明図である。
【図9】自動封緘機の制御系を説明するブロック図であ
る。
【図10】文書取込過程の動作を説明するタイムチャー
トである。
【図11】ステープラによる綴込み過程の動作を説明す
るタイムチャートである。
【図12】封緘部による封緘過程の動作を説明するタイ
ムチャートである。
【図13】自動封緘機の稼動時の初期状態を示す要部断
面図である。
【図14】同じくフィルム繰出し工程を示す断面図であ
る。
【図15】フィルム及び文書の挾持工程を示す断面図で
ある。
【図16】トレイの後退工程及びフィルムと文書の搬送
工程を示す断面図である。
【図17】ヒートカット工程を示す断面図である。
【図18】完成した封緘物の斜視図である。
【符号の説明】
A 上流装置 B 封緘機 B1 取込部 B3 整合部 B4 フィルム供給部 B5 封緘部 6 トレイ 10 トレイ移動手段 13 封緘用フィルム 13a,13b ロールフィルム 14 カートリッジ MM 搬送用モータ 18 搬送ローラ 19 ヒートカッタ(溶着切断手段) 20 ヒートローラ(溶着手段) S2 フィルムセンサ S3 排出センサ S4 ドアセンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流装置から排出される文書をトレイ上
    に積載整合し、そのトレイを下流側に移動して文書を移
    送させる整合部と、2軸のロールフィルムの巻戻し先端
    を接合してなる封緘用フィルムを前記トレイによる文書
    の移送路末端を遮断するように保持し、前記トレイの下
    流方向移動により前記フィルムを繰出すフィルム供給部
    と、繰出されたフィルムを、そのフィルムで前記文書の
    表裏面を被覆しながら搬送する搬送ローラ、搬送される
    フィルムの前記文書の幅方向両外側に延出する端縁を溶
    着する溶着手段、前記文書を被覆したフィルムを前記文
    書の後端部直後で溶着切断する溶着切断手段、及び前記
    溶着切断により成形された、前記文書が封入された封緘
    物を機外に排出する排出ローラからなる封緘部と、上記
    整合部及び封緘部を制御する制御部とを備えた自動封緘
    機において、 前記制御部は、前記整合部により文書が積載整合された
    前記トレイを下流側に移動させて前記フィルム供給部か
    らフィルムを繰出し、前記封緘部の搬送ローラのニップ
    を閉じて前記搬送ローラを回転させた時点から所定時間
    t1 が経過しても搬送ローラと前記溶着切断手段の間に
    設けたフィルムセンサがフィルムを検知しない場合、前
    記搬送ローラを回転させた時点から所定時間t2 (但
    し、t1 <t2 )が経過しても、前記フィルムセンサが
    前記フィルムに設けてある切断位置検出用マークを検知
    しない場合、又は前記溶着切断手段による溶着切断の終
    了に続き、前記搬送ローラのニップを開放させた時点か
    ら所定時間t3 が経過しても、前記フィルムセンサがフ
    ィルムを検知する場合、あるいは、自動封緘機のドアの
    開放が検知されたときは、前記搬送ローラ、前記溶着切
    断手段を構成する切断刃と台座、及び前記溶着手段を構
    成する加熱ローラと加圧ローラを全て開放させ、マニア
    ルのジャム解除後に、前記フィルム供給部の2軸のロー
    ルフィルムの巻戻し先端同志を接合して初期化するこ
    と、 を特徴とする自動封緘機の初期化方法。
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