JPH07173430A - コーティング用組成物及びこれを塗布した金属ラミネート用ポリエステルフィルムの製造方法 - Google Patents

コーティング用組成物及びこれを塗布した金属ラミネート用ポリエステルフィルムの製造方法

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JPH07173430A
JPH07173430A JP6185837A JP18583794A JPH07173430A JP H07173430 A JPH07173430 A JP H07173430A JP 6185837 A JP6185837 A JP 6185837A JP 18583794 A JP18583794 A JP 18583794A JP H07173430 A JPH07173430 A JP H07173430A
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JP
Japan
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weight
polycarbonate
resin
film
resin composition
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JP6185837A
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English (en)
Inventor
Shunichi Matsumura
俊一 松村
Ryoji Tsukamoto
亮二 塚本
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐衝撃性、接着性に優れた金属ラミネート用
ポリエステルフィルムを与えるコーティング組成物を提
供する。 【構成】 本発明は、特定の繰り返し単位よりなり、末
端OH基の量が20eq/106 g以上、粘度平均分子
量が10000〜40000であるポリカーボネート
(A)60〜100重量%と、酸成分の70モル%以上
がテレフタル酸及び/またはイソフタル酸であり、ジオ
ール成分の70モル%以上がエチレングリコール及び/
またはテトラメチレングリコールであるポリエステル
(B)0〜40重量%とからなるポリカーボネート樹脂
又は樹脂組成物、及び常圧で沸点が30〜150℃であ
り、該樹脂又は該樹脂組成物と非反応性の有機溶媒より
なり、該有機溶媒100重量部に対し、1〜30重量部
の該樹脂又は該樹脂組成物を含有するコーティング用組
成物である。またこれをポリエチレンテレフタレート等
のポリエステルフィルムに塗布することにより、金属ラ
ミネート用として好適なフィルムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコーティング用組成物に
関する。更に詳しくは、金属に対する接着性に優れた特
定のポリカーボネートまたはポリカーボネート/ポリエ
ステルブレンドポリマーを有機溶媒に溶解せしめたコー
ティング用組成物及び該コーティング用組成物を特定の
ポリエステルフィルム上にコーティングしてなる金属に
対する接着性、耐衝撃性に優れるラミネート鋼板用とし
て好適な金属ラミネート用ポリエステルフィルムの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属容器には内外面の腐蝕防止として一
般に塗装が施されているが、最近工程の簡素化、省エネ
ルギー化、衛生性向上、公害防止等の目的で、熱可塑性
樹脂フィルムによる被覆が試みられている。すなわち、
ティンフリースチール等の金属板に熱可塑性樹脂フィル
ムをラミネートした後、絞り加工、しごき加工等により
成形する方法である。この熱可塑性樹脂フィルムとして
ポリオレフィンフィルムやポリアミドフィルムが試みら
れたが、成形加工性、耐熱性、保香性、耐衝撃性の全て
を満足するものではない。
【0003】一方、ポリエステルフィルム、特にポリエ
チレンテレフタレートフィルムがバランスのとれた特性
を有するものとして注目され、これをベースとしたいく
つかの提案がされている。すなわち、 (A) 2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム
を低融点ポリエステルの接着層を介して金属板にラミネ
ートし、製缶材料として用いる(特開昭56―1045
1号公報、特開平1―192545号公報)。 (B) 非晶性もしくは極めて低結晶性の芳香族ポリエ
ステルを金属板にラミネートし、製缶材料として用いる
(特開平1―192545号公報、特開平2―5733
9号公報)。 (C) 低配向で、熱固定された2軸延伸ポリエチレン
テレフタレートフィルムを金属板にラミネートし、製缶
材料として用いる(特開昭64―22530号公報)。
【0004】しかし、本発明者らの検討では、いずれも
十分な特性が得られず、それぞれ次の問題点がある。
【0005】(A)については、2軸配向ポリエチレン
テレフタレートフィルムは耐熱性、保香性に優れるが、
成形加工性が不十分であり、大きな変形をともなう製缶
加工ではフィルムの白化(微小クラックの発生)、破断
が発生する。
【0006】(B)については、非晶性もしくは極めて
低結晶性の芳香族ポリエステルであるため成形加工性は
良好であるが、保香性が劣り、また製缶後の印刷、レト
ルト殺菌処理等の後処理により脆化しやすく、缶外部か
らの衝撃により割れやすいなどの問題がある。
【0007】(C)については、製缶加工に適用可能な
低配向フィルムを製造することが困難であり、また変形
度の小さい領域で加工し得たとしても、その後の印刷、
レトルト殺菌処理等の後処理により脆化しやすくなる傾
向は上記(B)と同様である。
【0008】かかる問題を解決するために、本発明者ら
は共重合ポリエステルからなるフィルムを使用すること
を考え、種々検討を重ねてきた。その結果、共重合ポリ
エステルフィルムは、成形加工性、耐熱性、耐レトルト
性、保香性には優れているが、耐衝撃性、特に15℃以
下の低温での耐衝撃性が不十分であり、このフィルムを
ラミネートした金属缶を低温下で落下させたりして衝撃
を与えると、フィルムにひび割れが生じやすいことがわ
かってきた。
【0009】一方、ポリカーボネートは耐熱性、成形加
工性、耐衝撃性に優れているが、通常金属に対する接着
性が不十分であり、鋼板にラミネートできたとしても、
その後の製缶加工に耐えるものを得ることは困難であっ
た。本発明者らは、ポリカーボネートの接着性の改善に
ついて検討し、ポリカーボネートの末端OH基の量を増
やすことにより接着性が向上することを見いだしたが、
これのみでは保香性、製缶加工性が未だ不十分であり、
更に改善の必要があることがわかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、金属
ラミネート用ポリエステルフィルムの耐衝撃性を改善
し、かつポリエステルフィルムと金属板との接着層とし
て有効なポリカーボネートを主成分とするコーティング
用組成物および該組成物をコーティングしてなる、ラミ
ネート鋼板用として接着性、耐衝撃性に優れたポリエス
テルフィルムを製造する方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記式
(1)の繰り返し単位よりなり、末端OH基の量が20
モル/106 g以上、粘度平均分子量が10000〜4
0000であるポリカーボネート(A)60〜100重
量%と、酸成分の70モル%以上がテレフタル酸及び/
またはイソフタル酸であり、ジオール成分の70モル%
以上がエチレングリコール及び/またはテトラメチレン
グリコールであるポリエステル(B)0〜40重量%と
からなるポリカーボネート樹脂又は樹脂組成物、及び常
圧で沸点が30〜150℃であり、該樹脂又は該樹脂組
成物と非反応性の有機溶媒よりなり、該有機溶媒100
重量部に対し、1〜30重量部の該樹脂又は該樹脂組成
物を含有するコーティング用組成物、更にポリエチレン
テレフタレートあるいは融点が200℃を超える共重合
ポリエチレンテレフタレートからなる膜厚5〜75μm
フィルムに上記コーティング用組成物を塗布し、膜厚
0.1〜5μmのポリカーボネート樹脂層又は樹脂組成
物層を形成することを特徴とすることにより達成するこ
とができる。
【0012】
【化3】
【0013】[式(1)中R1 およびR2 はそれぞれ独
立に、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数5
〜6のシクロアルキル基から選ばれ、R1 とR2 とは互
いに結合していてもよい。R3 およびR4 はそれぞれ独
立に、炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲン原子、フェ
ニル基から選ばれ、m、nはそれぞれ独立に0、1また
は2である。] 本発明に使用されるポリカーボネートは実質的に上記式
(1)の繰り返し単位からなるものである。
【0014】式(1)中R1 、R2 は独立に水素原子、
炭素数1〜5のアルキル基、炭素数5〜6のシクロアル
キル基から選ばれ、たとえば、メチル、エチル、プロピ
ル、ノルマルブチル、イソブチル、ペンチル、シクロヘ
キシル等を例示できる。またR1 とR2 とは互いに結合
していてもよく、その場合にはシクロアルカン環を構成
する。
【0015】次にR3 およびR4 はそれぞれ独立に、炭
素数1〜5のアルキル基、ハロゲン原子、フェニル基か
ら選ばれ、たとえばメチル、エチル、プロピル、ノルマ
ブチル、イソブチル、ペンチル、フェニル、クロロ、ブ
ロモ等を例示できる。
【0016】また、m,nはそれぞれ独立に0、1また
は2である。
【0017】上記式(1)で示される繰り返し単位から
なるポリカーボネートは上述の繰り返し単位を2種類以
上含有する共重合ポリマーでもよい。
【0018】式(1)の繰り返し単位を有するポリカー
ボネートとしては、R1 ,R2 がメチル基であり、n,
mが0であるビスフェノールA型ポリカーボネートが特
に好ましく例示できる。
【0019】本発明のポリカーボネートは、末端OH基
の量が20モル/106 g以上である必要がある。末端
OH基の量が20モル/106 g未満の場合には、金属
板にラミネートした際に十分な接着力を得ることができ
ない。
【0020】末端OH基量は20eq/106 g以上で
あることが必要があるが、更に接着性を向上させる点よ
り25eq/106 g以上であることが好ましく、、3
0eq/106 g以上であることがより好ましく、40
eq/106 g以上であることがさらに好ましく、50
eq/106 g以上であることが特に好ましい。また実
用上、上限は200eq/106 g程度が好ましい。
【0021】本発明に用いるポリカーボネートは粘度平
均分子量が10000〜40000であることが好まし
い。粘度平均分子量が10000未満の場合にはポリカ
ーボネートそのものの機械特性が不十分となり、成形時
のしぼり加工、しごき加工等に耐えることができず、金
属面からの剥離等が生じやすい。また粘度平均分子量が
40000より大きい場合には、またポリマーの溶融粘
度が高いため接着時の金属板との濡れ性が不十分となり
好ましくない。ポリカーボネートの粘度平均分子量は好
ましくは15000〜40000であり、より好ましく
は20000〜35000である。
【0022】ポリカーボネート樹脂は、一般に通常塩化
メチレン等の溶媒中において公知の酸受容体や分子量調
節剤の存在下、対応する2価フェノールとホスゲンのよ
うなカーボネート前駆体との反応により(界面重合
法)、あるいは対応する2価フェノールとジフェニルカ
ーボネートのようなカーボネート前駆体とのエステル交
換反応(溶融重合法)などによって製造される。
【0023】本発明に用いられるポリカーボネート樹脂
の製造法は特に制限はないが、例えば下記のような方法
により製造することができる。すなわち、(イ)界面重
合法で樹脂を製造する際に、2価フェノールをカーボネ
ート前駆体対して過剰に反応させる方法、(ロ)界面重
合法で樹脂を製造する際に末端封鎖を行う方法、(ハ)
溶融重合法で樹脂を製造する際に、2価フェノールをカ
ーボネート前駆体との割合を調節する方法、(ニ)溶融
重合法で樹脂を製造する際に、重合反応後期にポリヒド
ロキシ化合物を添加する方法、(ホ)末端OH量20e
q/106 g末端のポリカーボネート樹脂と適切な量の
2価フェノール類を溶融混合し、場合によっては触媒を
加えることによりポリカーボネート樹脂と2価フェノー
ル類を反応せしめて末端OH量を増加させる方法等が採
用される。
【0024】次に本発明で用いるポリエステル(B)
は、酸成分の70モル%以上がテレフタル酸及び/又は
イソフタル酸であり、ジオール成分の70モル%以上が
エチレングリコール及び/又はテトラメチレングリコー
ルであるホモ又はコポリエステルである。
【0025】該ポリエステルは、酸成分の少くとも70
モル%がテレフタル酸及び/又はイソフタル酸であるこ
とが必要であるが、なかでも、80モル%以上がテレフ
タル酸及び/又はイソフタル酸であることが好ましく、
90モル%以上がテレフタル酸及び/又はイソフタル酸
であることが特に好ましい。テレフタル酸とイソフタル
酸の割合は、(テレフタル酸のモル数)/(テレフタル
酸のモル数+イソフタル酸のモル数)の比にして0.5
以上であることが好ましく、0.6以上であることがよ
り好ましく、0.7以上であることが特に好ましい。3
0モル%未満の割合で共重合し得る、テレフタル酸、イ
ソフタル酸以外の酸成分としては、2価のカルボン酸な
らば特に限定されないが、例えば、2,6―ナフタレン
ジカルボン酸、4,4′―ビフェニルジカルボン酸、セ
バチン酸、アジピン酸などを好ましく例示できる。
【0026】ジオール成分は70%以上がエチレングリ
コール及び/又はテトラメチレングリコールであること
を要するが、80モル%以上がエチレングリコール及び
/又はテトラメチレングリコールであることが好まし
く、90モル%以上がエチレングリコール及び/又はテ
トラメチレングリコールであることが特に好ましい。エ
チレングリコールとテトラメチレングリコールとの使用
割合は特に制限はなく、またそれぞれ単独で使用するこ
とも好ましい。共重合成分として用い得る、エチレング
リコール及びテトラメチレングリコール以外のジオール
成分としては、特に制限はないが、例えばヘキサメチレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエチレング
リコール、シクロヘキサンジメタノール等が好ましく例
示できる。これらのポリエステルは従来公知の溶融重合
法にて製造することができる。
【0027】本発明における樹脂組成物を構成するポリ
エステル(B)の好ましい具体例としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレー
ト、ポリ(エチレンテレフタレート/テトラメチレンテ
レフタレート)共重合体、ポリ(エチレンテレフタレー
ト/エチレンイソフタレート)共重合体等を挙げること
ができる。
【0028】また、これらのポリエステルは、1種また
は2種以上を用いてもよい。
【0029】上記ポリエステル(B)はフェノール/
1,1,2,2―テトラクロルエタン混合溶媒(重量比
60/40)中、35℃で測定した固有粘度が0.3〜
1.2であることが好ましく、0.4〜1.0であるこ
とが特に好ましい。
【0030】本発明のコーティング用組成物を構成する
ポリカーボネート樹脂又は樹脂組成物におけるポリカー
ボネート(A)とポリエステル(B)との混合割合は、
ポリカーボネート60〜100重量%、ポリエステル0
〜40重量%とする。ポリカーボネートの割合が60重
量%未満であると、耐デント性が非常に良好であるとい
うポリカーボネートの特性が失われる。
【0031】樹脂組成物におけるポリカーボネートの割
合は、60〜99重量%であることが好ましく、70〜
98重量%であることがより好ましく、80〜97重量
%であることが特に好ましい。
【0032】本発明のコーティング用組成物を構成する
樹脂組成物は、上記(A)及び(B)成分を溶融条件
下、均一に混練することにより得られる。溶融混練条件
は特に制限はなく、2種の成分が緊密に分散乃至相溶し
得る条件であればよいが、溶融温度としては好ましくは
240〜330℃、より好ましくは260〜310℃程
度であり、混練時間は好ましくは2〜60分、より好ま
しくは5〜30分程度である。混練は、バッチ式の混合
容器を用いてもよいし、エクストルーダーなどの溶融混
合押出し機を用いてもよい。このブレンド時、ポリカー
ボネート(A)とポリエステル(B)とが、エステル交
換反応により、一部共重合されたものとなっても差し支
えなく、逆に有機溶媒に対する溶解性が向上して好まし
い場合がある。
【0033】かかる樹脂組成物を構成するポリエステル
(B)としてはゲルマニウム化合物及び/又はチタン化
合物を触媒として用いて製造されたものが好ましい。か
かるポリエステルは、ポリカーボネートと溶融混合した
後に製膜する際の製膜安定性に優れている。
【0034】また上記溶融混練時、必要により、触媒及
び/または各種安定剤を添加してもよい。
【0035】本発明のコーティング用組成物は、上記の
ポリカーボネート樹脂又は樹脂組成物を、常圧での沸点
が30〜150℃であり、該樹脂又は該樹脂組成物と非
反応性の有機溶媒に溶解せしめることにより得られる。
ここで用いる有機溶媒としては、上記条件を満足するも
のであればよいが、具体的には塩化メチレン、クロロホ
ルム、1,2―ジクロルエタン、トリクレン、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、1,3―ジオキソラン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトニト
リル、酢酸エチル、ジメチルホルムアミド等を挙げるこ
とができる。これらの溶媒はその1種または2種以上併
用することができる。
【0036】これら溶媒とポリカーボネート樹脂又は樹
脂組成物との使用割合は、溶媒100重量部に対して該
ポリカーボネート樹脂又は該樹脂組成物が、好ましくは
1〜30重量部、より好ましくは2〜20重量部、特に
好ましくは3〜10重量部である。
【0037】本発明のコーティング用組成物には、かか
る組成物が上記ポリカーボネート及びこれと非反応性の
上記有機溶媒よりなる場合は、分子中にエポキシ基を2
個以上含有するポリエポキシ化合物を用いることが好ま
しい。かかるポリエポキシ化合物としては下記の如き化
合物を挙げることができる。
【0038】1) グリシジルエーテル系化合物とし
て、2,2―ビス(4―ヒドロキシフェニル)プロパン
(ビスフェノールA)、1,1―ビス(4―ヒドロキシ
フェニル)エタン、1,1―ビス(4―ヒドロキシフェ
ニル)シクロヘキサン、4,4′―ジヒドロキシジフェ
ニルメタン、4,4′―ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル、4,4′―ジヒドロキシジフェニルスルホン、レゾ
ルシノール、フェノールノボラック、クレゾールノボラ
ック、ナフトールノボラック等の如き芳香族ポリオール
類;フェノール、ナフトールなどの芳香族ヒドロキシ化
合物とグリオキサール、グルタルアルデヒド、ベンズア
ルデヒド、p―ヒドロキシベンズアルデヒドなどのアル
デヒドとの例えば酸性触媒下での脱水縮合反応により得
られるポリオール類;ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコール、グリセロール、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコールなどの多価アルコール類等の如
きポリオール類等のグリシジルエーテルを挙げることが
できる。
【0039】2) グリシジルエステル系化合物とし
て、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、トリメリット酸等の如きポリカルボン酸のグリシジ
ルエステルを挙げることができる。
【0040】3) N―グリシジル系化合物として、ア
ニリン、イソシアヌル酸、4,4′―ジアミノジフェニ
ルメタン等の如き含窒素化合物の窒素原子に結合した活
性水素をグリシジル基で置換した化合物。
【0041】4) グリシジルエーテルエステル系化合
物として、p―ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシナフト
エ酸等の如きヒドロキシカルボン酸類のグリシジルエー
テルエステルを挙げることができる。
【0042】5) シクロペンタジエン、ジシクロペン
タジエン等の如き不飽和脂環式化合物から得られるエポ
キシ樹脂、p―アミノフェノールのトリグリシジル化合
物、ビニルシクロヘキセンジオキサイド等も例示でき
る。
【0043】これらのポリエポキシ化合物は1種または
2種以上を用いることができる。ポリエポキシ化合物と
してはこれらのうち、2,2―ビス(4―ヒドロキシフ
ェニル)プロパン(ビスフェノールA)のジグリシジル
エーテルを好ましく用いることができる。
【0044】ポリエポキシ化合物はポリカーボネートが
本来有する機械特性、耐熱性を損なうことなく、金属に
対する接着性を向上する作用を有する。ポリエポキシ化
合物を使用する場合の使用割合は、ポリカーボネートに
対し0.1〜10重量%とする。使用割合は、好ましく
はポリカーボネートに対し0.2〜7重量%、より好ま
しくはポリカーボネートに対し0.3〜5重量%であ
る。
【0045】本発明のコーティング用組成物は、ポリエ
ステルフィルム及び金属板に対して優れた接着力を有す
るポリカーボネート、又はポリカーボネートとポリエス
テルとの樹脂組成物を成分としており、ポリエステルフ
ィルムと金属板との接着層として有効に用いることがで
きる。具体的な適用方法としては、本発明のコーティン
グ用組成物をポリエステルフィルムに塗布し、加熱して
溶媒を除去し得られたポリカーボネート塗布層又は樹脂
組成物塗布層を有するポリエステルフィルムを金属板に
ラミネートする方法、本発明のコーティング用組成物を
金属板に塗布し、得られたポリカーボネート塗布層又は
樹脂組成物塗布層を有する金属板にポリエステルフィル
ムをラミネートする方法等が挙げられる。
【0046】次に前者の適用方法、すなわち本発明のコ
ーティング用組成物を塗布する金属ラミネート用ポリエ
ステルフィルムの製造方法について説明する。金属ラミ
ネート用フィルムのベースとなるポリエステルフィルム
は、ポリエチレンテレフタレートあるいは融点(Tm)
200℃を超え、好ましくはガラス転移温度(Tg)6
0℃以上の共重合ポリエチレンテレフタレートである。
【0047】後者の共重合ポリエチレンテレフタレート
における共重合成分(第3成分)は、酸成分でも、アル
コール成分でもよい。該酸成分としてはイソフタル酸、
フタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の如き芳香族ジカ
ルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デ
カンジカルボン酸等の如き脂肪族ジカルボン酸、シクロ
ヘキサンジカルボン酸の如き脂環族ジカルボン酸等が例
示でき、またアルコール成分としてはブタンジオール、
ネオペンチレングリコール、ヘキサンジオール等の如き
脂肪族ジオール、シクロヘキサンジメタノールの如き脂
環族ジオール等が例示できる。これらは単独又は二種以
上を使用することができる。
【0048】共重合成分の割合は、その種類にもよる
が、結果としてポリマーの融点が200℃を超え、好ま
しくは210℃以上、より好ましくは215℃以上、と
なる範囲である。融点が200℃以下では耐熱性が劣る
ので好ましくない。
【0049】ここで、ポリエステルの融点(Tm)の測
定は、Du Pont Instruments DS
Cを用い、昇温速度20℃/分で融解ピークを求める方
法による。なおサンプル量は約20gとする。
【0050】ポリエステルフィルムを構成するポリエチ
レンテレフタレートあるいは共重合ポリエチレンテレフ
タレートの固有粘度は特に制限はないが、フェノール/
1,1,2,2―テトラクロルエタン混合溶媒(重量比
60/40)中、35℃で測定した値が、0.40〜
0.80であることが好ましく、なかでも0.45〜
0.75程度であることがより好ましく、特に0.50
〜0.70が好ましい。
【0051】更に、ポリエステルフィルムを構成する共
重合ポリエチレンテレフタレートは、ガラス転移温度
(Tg)が60℃以上であることが好ましく、65℃以
上であることがより好ましい。かかる共重合ポリエチレ
ンテレフタレートとしては、ガラス転移温度の高い共重
合ポリエステルが得られることから、特にイソフタル酸
共重合ポリエチレンテレフタレートが好適である。
【0052】上記ポリエステルは、その製法によって限
定されることはない。例えば、共重合ポリエチレンテレ
フタレートの場合は、テレフタル酸、エチレングリコー
ル及び共重合成分をエステル化反応させ、次いで得られ
る反応生成物を重縮合反応させて共重合ポリエステルと
する方法、或はジメチルテレフタレート、エチレングリ
コール及び共重合成分をエステル交換反応させ、次いで
得られる反応生成物を重縮合反応させる方法が好ましく
挙げることができる。
【0053】また上記ポリエステルには、必要に応じ、
他の添加剤例えば酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤も添加することができる またポリエステルフィルム層を構成するポリエステル
は、通常、フィルム製造工程における取扱性(巻取性)
を改良するために、1重量%以下の滑剤を含有すること
が好ましい。この滑剤は無機、有機系を問わないが、無
機系が好ましい。無機系滑剤としては、シリカ、アルミ
ナ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等が
例示でき、有機系滑剤としては架橋ポリスチレン粒子、
シリコーン粒子等が例示できる。いずれも平均粒径が
2.5μm以下であることが望ましく、滑剤の平均粒径
が2.5μmを超える場合は、深絞り製缶等の加工によ
り変形した部分の、粗大滑剤粒子(例えば10μm以上
の粒子)が起点となり、ピンホールを生じたり、場合に
よっては破断するので、好ましくない。
【0054】特に、耐ピンホール性の点で好ましい滑剤
は、平均粒径が2.5μm以下であると共に、粒径比
(長径/短径)が1.0〜1.2である単分散の滑剤で
ある。このような滑剤としては、真球状シリカ、真球状
酸化チタン、真球状ジルコニウム、真球状シリコーン粒
子等が例示できる。
【0055】本発明で使用するポリエステルフィルム
は、未延伸フィルムであってもよし、二軸延伸し、熱固
定した延伸フィルムであってもよい。フィルムとしては
これらのうち二軸延伸フィルムを使用することが好まし
い。
【0056】ポリエステルフィルムは、好ましくは厚み
が6〜75μmである。さらに10〜75μm、特に1
5〜50μmであることが好ましい。厚みが6μm未満
では加工時に破れ等が生じやすくなり、一方75μmを
超えるものは過剰品質であって不経済である。
【0057】本発明のコーティング用組成物を上記ポリ
エステルフィルムに塗布することにより得られる金属ラ
ミネート用ポリエステルフィルムを製造する際には、従
来公知の塗工法が適用できる。例えばロールコート法、
グラビアコート法、ロールブラッシュ法、スプレーコー
ト法、エアーナイフコート法及びカーテンコート法など
を単独または組み合わせて適用できる。また塗布後は常
法にしたがって加熱して脱溶媒を実施する。このコーテ
ィング用組成物の塗工は、2軸延伸後のポリエステルフ
ィルムに施してもよいし、場合により未延伸フィルムあ
るいは縦1軸延伸後のフィルムに塗布した後、更に延伸
しても差し支えない。また、かかる組成物はポリエステ
ルフィルムの片面に塗布することができるが、両面に塗
布してもよい。
【0058】塗布したポリカーボネート層又は樹脂組成
物層の膜厚は0.1〜5μmとする。膜厚が0.1μm
より薄いと金属との接着性が不十分となり、ポリカーボ
ネートの耐衝撃性を発現させることができないし、また
5μmより厚いと塗工が困難となる上に経済性に劣るも
のとなる。ポリカーボネート又は樹脂組成物の膜厚は、
好ましくは0.2〜4μm、特に好ましくは0.3〜3
μmである。
【0059】上記金属ラミネート用ポリエステルフィル
ムは50℃の水中に24時間浸漬した後のフィルムの伸
度の減少率が30%以下であることが、水に浸漬した際
の伸度減少率が小さいために好ましい。かかるポリエス
テルフィルムは金属とラミネートし、例えば水に浸漬し
た際に、経時耐衝撃性が良好である。より好ましい伸度
減少率は25%以下であり、さらに好ましくは伸度減少
率は20%以下である。
【0060】上記ポリカーボネート層又は樹脂組成物の
層が形成されたポリエステルフィルムを貼合せる金属板
としては、ブリキ、ティンフリースチール、アルミニウ
ム等の板が適当である。かかるフィルムを該金属板に貼
合わす際には、コーティング層すなわちポリカーボネー
ト樹脂又は樹脂組成物層を金属板と接するようにラミネ
ートする。ラミネート方法は特に制限はなく従来公知の
方法が適用できるが、金属板をポリカーボネート樹脂又
は樹脂組成物の軟化点以上に加熱し、必要により予熱し
たフィルムと貼合わせた後冷却する方法を好ましく挙げ
ることができる。
【0061】このようにして得られた金属ラミネート用
ポリエステルフィルムは、好ましくは、スチール板と積
層し、衝撃を与え、次いで電通を行った(耐衝撃性試
験)際、0.1mA以下の電流値しか示さないほどの優
れた経時耐衝撃性を示す。このようなフィルムは深絞り
加工に付して製造する金属容器用として好適に使用され
る。
【0062】
【発明の効果】本発明のコーティング用組成物はポリエ
ステルと金属板との接着層として極めて有用である。し
たがってこれを塗布したポリエステルフィルムは金属板
との接着性に優れ、さらに金属板にラミネートした際、
耐衝撃性が良好であり、製缶用等のラミネート鋼板用途
においてとくに有用である。
【0063】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明は実施例によりなんら限定されるも
のではない。実施例中「部」は「重量部」を意味する。
【0064】(i)ポリカーボネートの粘度平均分子量
(Mv) 塩化メチレン溶液中で測定した固有粘度([η])よ
り、下記Schnellの式を用いて算出した。
【0065】
【数1】
【0066】(ii)ポリカーボネートの末端OH基量 TiCl4 と末端OH基との相互作用による発色測定
(Die Makromol. Chem.88(1965)215記載)によ
って定量した。
【0067】(iii )剥離強度 剥離強度を評価すべきポリカーボネート樹脂層またはポ
リカーボネートとポリエステルとからなる樹脂組成物層
が外側(金属板と接する側)になるように同じ2枚のフ
ィルムを重ね合わせて鋼板とラミネートして評価する。
ラミネートする方法は、このフィルムを電解クロム酸処
理した厚さ210μmの鋼板2枚の間に重ね合わせ28
5℃のホットプレス機により20kg/cm2 の圧力で
30秒間保持することにより、鋼板とラミネートした。
該ラミネート板を幅10mm、長さ50mmの大きさに
切断して試験片を作成した。この試験片は片方の端部2
0mmまで予め離型剤が付着され、ラミネート板が剥れ
易いようにしておいた。
【0068】この試験片の離型剤を付着させた側の20
mmの部分で2枚の鋼板をそれぞれ反対方向に剥してT
字型とし剥した部分の両端を引っ張り試験機で固定し、
引っ張り速度20mm/分で剥離強度を測定した。(J
ISK6854に準ずる)。
【0069】(iv)融点(Tm)及びガラス転移温度
(Tg)の測定 Tm及びTgはともにDSCにより測定した。
【0070】(v)経時耐衝撃性 (iii )に記載した方法と同様にして1枚のフィルムと
1枚の鋼板からラミネート板を製造する。製造後50℃
の水中に24時間保持する。その後、このラミネート板
についてJISK5400に記載の方法に従って衝撃変
形試験を行う。すなわち、ラミネート板のフィルムがラ
ミネートされていない上面上に、曲率半径5mmの撃ち
型をセットし、該撃ち型の上に高さ20cmの位置から
質量200gのおもりを重力落下させる。このときラミ
ネート板の下には厚さ5mmのゴム板を施設しておく。
【0071】この衝撃変形試験に付した後、ラミネート
板のフィルムをラミネートしていない金属面に一方の電
極を当て、他方のラミネート板のフィルム面のおもり落
下をうけた位置(凸部)に1%の食塩水を溶け込ませた
綿を当てそしてその綿に他方の電極を当てる。6Vの電
圧をかけ、その際の電流値を測定する。電流値(mA)
の小さいものほど経時耐衝撃性が良好である。
【0072】(vi)フイルムの伸度は減少率 フィルムを50℃の水中に24時間浸漬し、浸漬前後の
伸度を求め下記式により算出した。
【0073】
【数2】
【0074】[実施例1〜6および比較例1〜2] (ポリカーボネートの製造)ジフェニルカーボネートを
216部、ビスフェノールAを228部及びビスフェノ
ールAのジNa塩0.05部を、撹拌装置、窒素ガス導
入口を有する真空留出系を備えた反応容器に仕込み、室
温で真空脱気後窒素ガスを導入する操作を3度繰り返す
ことにより反応系を窒素で置換した。次いで、常圧下1
90℃で30分加熱反応させた後、同温度で徐々に減圧
とし60分後に50mmHgとした。更に約60分かけ
て反応温度を190℃から290℃まで昇温し、同時に
真空度を50mmHgから1mmHg以下とした。反応
の進行とともに反応により発生するフェノールが留出し
た。同条件で40分反応させ、粘度平均分子量(Mv)
26000、末端OH量が73eq/106 gのポリカ
ーボネート樹脂を得た。
【0075】(ポリエステルフィルムの製造)表1に示
す成分を共重合したポリエチレンテレフタレート(固有
粘度0.64、粒径比1.1、平均粒径0.3μmの二
酸化チタンを0.3重量%含有)を常法により乾燥、溶
融した後、ダイから押出して、急冷固化し、未延伸フィ
ルムを作成した。次いでこの未延伸フィルムを110℃
で3.1倍に縦延伸した後、125℃で3倍に横延伸
し、190℃で熱固定して6種の二軸配向フィルムを得
た。得られたフィルムの厚みは各々25μmであった。
【0076】上記で製造したポリカーボネート、および
ポリエポキシ化合物(「エピコート」828、油化シェ
ルエポキシ社製)の所定量(表1に示す)を塩化メチレ
ン100部に溶解してコーティング用の組成物を製造し
た。これを上記ポリエステルフィルム上にバーコーター
を使用して塗布し、50℃で3分、次いで100℃で5
分間加熱処理して膜厚2μmのポリカーボネート層を形
成し、6種の多層フィルムを製造した。また表1には比
較例1、2としてポリカーボネート層が形成されていな
いポリエステルフィルムのみについても併記した。
【0077】
【表1】
【0078】これらのフィルムについて、上記(vi)の
方法にしたがって伸度減少率を求めたところ、減少率は
低かった(表2)。
【0079】さらにこのフィルムを上記(iii )、
(v)の方法にしたがって鋼板とラミネートし、このラ
ミネート板の剥離強度および経時耐衝撃性を測定したと
ころ、表2に示すようにいずれも優れていることがわか
った。なお、ラミネートはフィルムのポリカーボネート
層が金属と接するように行った。
【0080】
【表2】
【0081】[実施例7]実施例1で製造したポリカー
ボネート10部を1,3―ジオキソラン100部に溶解
してコーティング用組成物を調製し、これを板厚0.2
5mmのティンフリースチール上にバーコーターを使用
して塗布し、70℃で1分、次いで110℃で5分間加
熱処理して膜厚約3μmのポリカーボネート層を形成し
た。同様の処理をティンフリースチール板の反対側の面
にも施し、両面にポリカーボネート層を有するティンフ
リースチール板を得た。次にこれを250℃に加熱し、
実施例1で使用したポリエステルフィルムを両面に張り
合わせた。得られたラミネート板を上記実施例1〜6と
同様の方法で評価したところ、剥離強度、経時耐衝撃性
いずれも良好であった。
【0082】[実施例8〜14および比較例3〜4] (ポリカーボネートの製造)ジフェニルカーボネートを
216部、ビスフェノールAを228部及びビスフェノ
ールAのジNa塩0.05部を、撹拌装置、窒素ガス導
入口を有する真空留出系を備えた反応容器に仕込み、室
温で真空脱気後窒素ガスを導入する操作を3度繰り返す
ことにより反応系を窒素で置換した。次いで、常圧下1
90℃で30分加熱反応させた後、同温度で徐々に減圧
とし60分後に50mmHgとした。更に約60分かけ
て反応温度を190℃から290℃まで昇温し、同時に
真空度を50mmHgから1mmHg以下とした。反応
の進行とともに反応により発生するフェノールが留出し
た。同条件で70分反応させ、粘度平均分子量(Mv)
28000、末端OH量が48eq/106 gのポリカ
ーボネート樹脂を得た。
【0083】このポリカーボネート、およびポリエステ
ルの所定量を常法により乾燥後、ドライブブレンドし、
30mmφ同方向回転2軸エクストルーダー(池貝鉄工
(株)製 PCM―30)を用いて溶融混練し、3種類
の樹脂組成物(a)、(b)、(c)を製造した。各成
分の種類、使用量、ブレンド条件を表3に示す。
【0084】
【表3】
【0085】得られた3種の各樹脂組成物10部をそれ
ぞれ1,3―ジオキソラン100部に溶解せしめて、3
種類のコーティング用組成物を製造した。
【0086】(ポリエステルフィルムの製造)表4に示
す成分を共重合成分とするポリエチレンテレフタレート
(固有粘度0.64、平均粒径0.3μmの二酸化チタ
ンを0.3重量%含有)を常法により乾燥、溶融した
後、ダイから押出して、急冷固化し、未延伸フィルムを
作成した。次いでこの未延伸フィルムを100〜110
℃で3.1倍に縦延伸した後、120〜130℃で3倍
に横延伸し、190℃で熱固定して二軸配向フィルムを
得た。得られたフィルムの厚みは25μmであった。
【0087】このフィルムに上記で製造した(a)、
(b)、(c)のコーティング用組成物をバーコーター
を使用して塗布し、100℃で1分、120℃で5分間
熱風による加熱乾燥処理を実施し、膜厚約2μmの樹脂
組成物層を形成した。また表4には比較例3、4として
ポリエステルフィルムのみについても併記した。
【0088】
【表4】
【0089】これらのフィルムについて、上記(vi)の
方法にしたがって伸度減少率を求めたところ、減少率は
低かった。(表5)。
【0090】さらにこのフィルムを上記(iii )、
(v)の方法にしたがって鋼板とラミネートし、このラ
ミネート板の剥離強度および経時耐衝撃性を測定したと
ころ、表5に示すようにいずれも優れていることがわか
った。なお、ラミネートはこのフィルムの樹脂組成物層
が金属と接するように行った。
【0091】
【表5】
【0092】[実施例15]実施例8で製造した(a)
のコーティング組成物を板厚0.25mmのティンフリ
ースチール上にバーコーターを使用して塗布し、100
℃で1分、次いで120℃で3分間熱風加熱処理して膜
厚約2μmの樹脂組成物層を形成した。同様の処理をテ
ィンフリースチール板の反対側の面にも施し、両面にブ
レンドポリマー層を有するティンフリースチール板を得
た。次にこれを250℃に加熱し、実施例8で使用した
ポリエステルフィルムを両面に張り合わせた。得られた
ラミネート板を上記実施例8〜14と同様の方法で評価
したところ、剥離強度、経時耐衝撃性いずれも良好であ
った。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1)の繰り返し単位よりなり、
    末端OH基の量が20eq/106 g以上、粘度平均分
    子量が10000〜40000であるポリカーボネート
    (A)60〜100重量%と、酸成分の70モル%以上
    がテレフタル酸及び/またはイソフタル酸であり、ジオ
    ール成分の70モル%以上がエチレングリコール及び/
    またはテトラメチレングリコールであるポリエステル
    (B)0〜40重量%とからなるポリカーボネート樹脂
    又は樹脂組成物、及び常圧で沸点が30〜150℃であ
    り、該樹脂又は該樹脂組成物と非反応性の有機溶媒より
    なり、該有機溶媒100重量部に対し、1〜30重量部
    の該樹脂又は該樹脂組成物を含有するコーティング用組
    成物。 【化1】 [ただし、式中R1 およびR2 はそれぞれ独立に、水素
    原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数5〜6のシク
    ロアルキル基から選ばれ、R1 とR2 とは互いに結合し
    ていてもよい。R3 およびR4 はそれぞれ独立に、炭素
    数1〜5のアルキル基、ハロゲン原子、フェニル基から
    選ばれ、m、nはそれぞれ独立に0、1または2であ
    る。]
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコーティング用組成物
    が、ポリカーボネート(A)100重量%及び上記有機
    溶媒よりなる場合、該ポリカーボネートに対し、分子中
    にエポキシ基を2個以上含有するポリエポキシ化合物を
    0.1〜10重量%配合したことを特徴とするコーティ
    ング用組成物。
  3. 【請求項3】 下記式(1)の繰り返し単位よりなり、
    末端OH基の量が20eq/106 g以上、粘度平均分
    子量が10000〜40000であるポリカーボネート
    (A)60〜100重量%と、酸成分の70モル%以上
    がテレフタル酸及び/またはイソフタル酸であり、ジオ
    ール成分の70モル%以上がエチレングリコール及び/
    またはテトラメチレングリコールであるポリエステル
    (B)0〜40重量%とからなるポリカーボネート樹脂
    又は樹脂組成物、及び常圧で沸点が30〜150℃であ
    り、該樹脂又は該樹脂組成物と非反応性の有機溶媒より
    なり、該有機溶媒100重量部に対し、1〜30重量部
    の該樹脂又は該樹脂組成物を含有するコーティング用組
    成物を、ポリエチレンテレフタレートあるいは融点が2
    00℃を超える共重合ポリエチレンテレフタレートから
    なる膜厚5〜75μmフィルムに塗布し、膜厚0.1〜
    5μmのポリカーボネート樹脂層又は樹脂組成物層を形
    成することを特徴とする金属ラミネート用ポリエステル
    フィルムの製造方法。 【化2】 [ただし、式中R1 およびR2 はそれぞれ独立に、水素
    原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数5〜6のシク
    ロアルキル基から選ばれ、R1 とR2 とは互いに結合し
    ていてもよい。R3 およびR4 はそれぞれ独立に、炭素
    数1〜5のアルキル基、ハロゲン原子、フェニル基から
    選ばれ、m、nはそれぞれ独立に0、1または2であ
    る。]
JP6185837A 1993-08-13 1994-08-08 コーティング用組成物及びこれを塗布した金属ラミネート用ポリエステルフィルムの製造方法 Pending JPH07173430A (ja)

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JP5-201464 1993-12-24
JP5-228867 1993-12-24
JP5-266358 1993-12-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019218494A (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 三菱瓦斯化学株式会社 コーティング溶液

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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