JPH07173A - 酒造用脱気装置 - Google Patents
酒造用脱気装置Info
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- JPH07173A JPH07173A JP16855993A JP16855993A JPH07173A JP H07173 A JPH07173 A JP H07173A JP 16855993 A JP16855993 A JP 16855993A JP 16855993 A JP16855993 A JP 16855993A JP H07173 A JPH07173 A JP H07173A
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Landscapes
- Alcoholic Beverages (AREA)
- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造・流通過程での薬品の添加や商品管理の
煩わしさを取り除き、酒類の変質を防止できる、簡略、
且つ、低コストの構成の酒造用脱気装置を得ること。 【構成】 酒類の製造ラインに用いられる脱気装置であ
って、真空吸引によって酒類から溶存気体を除去する脱
気装置本体(10)と、溶存気体の排出ライン(19)の途中に
接続された凝縮装置(20)とから成り、前記脱気装置本体
によって除去された溶存気体から凝縮装置(20)によって
揮発成分を凝縮して回収するようにした構成。 【効果】 酒類の製品中の溶存酸素の除去、並びに、酸
素の再溶存防止が達成できるため、酒類の風味の劣化や
変色を防止し、酒類の賞味期限の延長や、変質等による
クレーム・不良在庫の減少を達成でき、更に、従来、こ
のような効果を得るために損なわれていた揮発性の芳香
成分を回収できる。
煩わしさを取り除き、酒類の変質を防止できる、簡略、
且つ、低コストの構成の酒造用脱気装置を得ること。 【構成】 酒類の製造ラインに用いられる脱気装置であ
って、真空吸引によって酒類から溶存気体を除去する脱
気装置本体(10)と、溶存気体の排出ライン(19)の途中に
接続された凝縮装置(20)とから成り、前記脱気装置本体
によって除去された溶存気体から凝縮装置(20)によって
揮発成分を凝縮して回収するようにした構成。 【効果】 酒類の製品中の溶存酸素の除去、並びに、酸
素の再溶存防止が達成できるため、酒類の風味の劣化や
変色を防止し、酒類の賞味期限の延長や、変質等による
クレーム・不良在庫の減少を達成でき、更に、従来、こ
のような効果を得るために損なわれていた揮発性の芳香
成分を回収できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、揮発成分を含有する
溶媒の製造ライン、例えば、高級アルコール類、エステ
ル類などの揮発性の芳香成分を含む清酒,ワイン等の酒
類の製造ラインにおいて用いられる酒造用脱気装置に関
するものである。
溶媒の製造ライン、例えば、高級アルコール類、エステ
ル類などの揮発性の芳香成分を含む清酒,ワイン等の酒
類の製造ラインにおいて用いられる酒造用脱気装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】酒類、特に、清酒,ワイン等の醸造酒類
においては、酒中に溶存する酸素の影響による風味の劣
化、変色等が著しい。
においては、酒中に溶存する酸素の影響による風味の劣
化、変色等が著しい。
【0003】例えば、清酒は、直射日光下では、溶存酸
素と酒中の成分との反応により、2〜3時間で著しい着
色や、異臭が発生する。また、清酒を貯蔵し、熟成させ
る熟成工程においても、貯蔵温度や酸素の混入により、
ヒネ臭や、風味の劣化が生じることがある。更に、工場
出荷後の流通過程においても上記のような劣化は進行す
ることが有り、流通末端においての不良品発生や不良在
庫が生じる場合がある。
素と酒中の成分との反応により、2〜3時間で著しい着
色や、異臭が発生する。また、清酒を貯蔵し、熟成させ
る熟成工程においても、貯蔵温度や酸素の混入により、
ヒネ臭や、風味の劣化が生じることがある。更に、工場
出荷後の流通過程においても上記のような劣化は進行す
ることが有り、流通末端においての不良品発生や不良在
庫が生じる場合がある。
【0004】そこで、このような問題を回避するために
酸化防止剤、合成保存料等を添加することがある。しか
し、上記のような酸化防止剤や合成保存料の添加は、製
造コストを上昇させるだけでなく、酒類の風味を劣化さ
せる要因ともなり、このような品質変化は、昨今のグル
メ志向、本物志向の風潮の中、消費者に対するイメージ
も悪く、購買動機の妨げになってしまう。更に近年の店
頭ディスプレー様式の変化から、明るい場所に陳列され
ることが多く、この点においても劣化に対する防止策が
要望されていた。
酸化防止剤、合成保存料等を添加することがある。しか
し、上記のような酸化防止剤や合成保存料の添加は、製
造コストを上昇させるだけでなく、酒類の風味を劣化さ
せる要因ともなり、このような品質変化は、昨今のグル
メ志向、本物志向の風潮の中、消費者に対するイメージ
も悪く、購買動機の妨げになってしまう。更に近年の店
頭ディスプレー様式の変化から、明るい場所に陳列され
ることが多く、この点においても劣化に対する防止策が
要望されていた。
【0005】特に、清酒,ワイン等においては、製造過
程のみならず、工場から出荷後の流通過程での管理も非
常に重要であり、細心の注意が必要で、商品管理が煩わ
しく、管理面での簡便化が要望されている。
程のみならず、工場から出荷後の流通過程での管理も非
常に重要であり、細心の注意が必要で、商品管理が煩わ
しく、管理面での簡便化が要望されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、出願人は、以
上のような問題を解消するものとして、酒類を含む液体
飲料を脱気することにより、主に、劣化の原因となる溶
存酸素を除去することを提案している(特開平4−36
178号公報参照)。
上のような問題を解消するものとして、酒類を含む液体
飲料を脱気することにより、主に、劣化の原因となる溶
存酸素を除去することを提案している(特開平4−36
178号公報参照)。
【0007】この方法では、溶存酸素に起因する上述の
各種の問題は解決されるが、この脱気に際して、酒類中
に含まれているエステル、高級アルコール類等の芳香成
分も同時に除去され、商品価値を決定する重要な要素で
ある芳香が減少するという新たな問題を生じていた。
各種の問題は解決されるが、この脱気に際して、酒類中
に含まれているエステル、高級アルコール類等の芳香成
分も同時に除去され、商品価値を決定する重要な要素で
ある芳香が減少するという新たな問題を生じていた。
【0008】即ち、この発明の目的は、酒類から溶存気
体を除去する際に、芳香を有する揮発成分も除去されて
しまうのを防止することである。
体を除去する際に、芳香を有する揮発成分も除去されて
しまうのを防止することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
に鑑みてなされたもので、酒類の製造ラインに用いられ
る脱気装置であって、真空吸引によって酒類から溶存気
体を除去する脱気装置本体と、溶存気体の排出ラインの
途中に接続された凝縮装置とから成り、前記脱気装置本
体によって除去された溶存気体から凝縮装置によって揮
発成分を凝縮して回収することを特徴とする。
に鑑みてなされたもので、酒類の製造ラインに用いられ
る脱気装置であって、真空吸引によって酒類から溶存気
体を除去する脱気装置本体と、溶存気体の排出ラインの
途中に接続された凝縮装置とから成り、前記脱気装置本
体によって除去された溶存気体から凝縮装置によって揮
発成分を凝縮して回収することを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明によれば、酒類から溶存酸素を除去
し、酸素の混入を防止することができ、これにより、酸
化による酒類の品質の劣化を防止し、更に、この際に溶
存気体と同時に分離・除去される芳香成分を回収でき
る。
し、酸素の混入を防止することができ、これにより、酸
化による酒類の品質の劣化を防止し、更に、この際に溶
存気体と同時に分離・除去される芳香成分を回収でき
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明に係る脱気装置の一実施例
を、酒類の製造ラインに適用した場合について、図面を
参照しながら説明する。
を、酒類の製造ラインに適用した場合について、図面を
参照しながら説明する。
【0012】図1において、(10)は脱気装置本体、(20)
は凝縮装置を示す。上記脱気装置本体(10)は、所謂膜式
脱気装置であって、中空糸状やフィルム状の気体透過膜
を備えた脱気モジュール(11)と、水封式真空ポンプ等の
真空吸引手段(12)とで構成されている。上記の脱気モジ
ュール(11)には、気体透過膜によって仕切られる一方側
の空間に未脱気の清酒(以下、未脱気酒と称する。)の
供給口(13)と、脱気処理後の清酒(以下、脱気清酒と称
する。)の取出口(14)とを接続し、また、他方側の空間
に上記真空吸引手段(12)から延びる真空吸引ライン(18)
を接続してある。そして、上記脱気モジュール(11)内の
気体透過膜によって区画される一方の側に処理液(この
場合は未脱気酒)を流し、他方の側を上記真空吸引手段
(12)によって減圧状態とすることにより、この気体透過
膜を通じて処理液中の溶存気体が吸引除去される構成と
なっている。
は凝縮装置を示す。上記脱気装置本体(10)は、所謂膜式
脱気装置であって、中空糸状やフィルム状の気体透過膜
を備えた脱気モジュール(11)と、水封式真空ポンプ等の
真空吸引手段(12)とで構成されている。上記の脱気モジ
ュール(11)には、気体透過膜によって仕切られる一方側
の空間に未脱気の清酒(以下、未脱気酒と称する。)の
供給口(13)と、脱気処理後の清酒(以下、脱気清酒と称
する。)の取出口(14)とを接続し、また、他方側の空間
に上記真空吸引手段(12)から延びる真空吸引ライン(18)
を接続してある。そして、上記脱気モジュール(11)内の
気体透過膜によって区画される一方の側に処理液(この
場合は未脱気酒)を流し、他方の側を上記真空吸引手段
(12)によって減圧状態とすることにより、この気体透過
膜を通じて処理液中の溶存気体が吸引除去される構成と
なっている。
【0013】ここで、この実施例において脱気装置とし
て膜式脱気装置を用いたのは、加熱することなく、常温
下で脱気処理可能であり、酒類の品質の劣化が無いから
である。この脱気装置の選定にあっては、溶存酸素濃度
約 3ppm 以下(より好ましくは、約0.5ppm 以下)とな
るような脱気性能のものが好ましい。
て膜式脱気装置を用いたのは、加熱することなく、常温
下で脱気処理可能であり、酒類の品質の劣化が無いから
である。この脱気装置の選定にあっては、溶存酸素濃度
約 3ppm 以下(より好ましくは、約0.5ppm 以下)とな
るような脱気性能のものが好ましい。
【0014】尚、脱気度合として溶存酸素濃度を用いる
のは、上記脱気法では、窒素,酸素,炭酸ガス等の溶存
気体が略同一比率で除去されるため、一般的には測定の
容易な溶存酸素量で表示する。
のは、上記脱気法では、窒素,酸素,炭酸ガス等の溶存
気体が略同一比率で除去されるため、一般的には測定の
容易な溶存酸素量で表示する。
【0015】上記凝縮装置(20)は、脱気装置本体(10)か
らの溶存気体の排出ライン(19)の途中に接続される。
尚、この実施例においては、溶存気体排出ライン(19)
は、上記の脱気モジュール(11)と真空吸引手段(12)との
間の真空吸引ライン(18)を兼ねており、凝縮装置(20)
は、この真空吸引ライン(18)の途中に接続されている。
即ち、この排出ライン(19)の一部を成す真空吸引ライン
(18)の途中に接続したタンク(21)と、このタンク(21)の
周囲に配置された冷却ジャケット(22)、この冷却ジャケ
ット(22)に冷却媒体を循環供給するチラー(23)を備え、
上記タンク(21)の底部には揮発成分の取出口(24)を接続
してある。
らの溶存気体の排出ライン(19)の途中に接続される。
尚、この実施例においては、溶存気体排出ライン(19)
は、上記の脱気モジュール(11)と真空吸引手段(12)との
間の真空吸引ライン(18)を兼ねており、凝縮装置(20)
は、この真空吸引ライン(18)の途中に接続されている。
即ち、この排出ライン(19)の一部を成す真空吸引ライン
(18)の途中に接続したタンク(21)と、このタンク(21)の
周囲に配置された冷却ジャケット(22)、この冷却ジャケ
ット(22)に冷却媒体を循環供給するチラー(23)を備え、
上記タンク(21)の底部には揮発成分の取出口(24)を接続
してある。
【0016】尚、図面において、参照番号(15)は電磁
弁、(16)は流量計、(17)はプレフィルタを示す。
弁、(16)は流量計、(17)はプレフィルタを示す。
【0017】上記の構成において、その作用を以下に説
明する。まず、醸造工程によって発酵して生成された未
脱気酒を供給口(13)から脱気装置本体(10)に供給し、真
空吸引手段(12)によって減圧状態の脱気モジュール(11)
を通過させることにより、脱気処理を行い、脱気酒の取
出口(14)から取出す。この際、この脱気度合は、溶存酸
素濃度で測定して約 0.5ppm 程度にまで脱気する。この
脱気処理により、清酒中の溶存酸素を極限まで低減させ
ることができ、上記の酸化等品質劣化を有効に防止でき
る。
明する。まず、醸造工程によって発酵して生成された未
脱気酒を供給口(13)から脱気装置本体(10)に供給し、真
空吸引手段(12)によって減圧状態の脱気モジュール(11)
を通過させることにより、脱気処理を行い、脱気酒の取
出口(14)から取出す。この際、この脱気度合は、溶存酸
素濃度で測定して約 0.5ppm 程度にまで脱気する。この
脱気処理により、清酒中の溶存酸素を極限まで低減させ
ることができ、上記の酸化等品質劣化を有効に防止でき
る。
【0018】この脱気処理の際には、清酒中の溶存気体
の他、エステル、高級アルコール類等の芳香成分も脱気
モジュール(11)の気体透過膜を通過し、清酒から分離さ
れ、上記の真空吸引ライン(18)内に流入するが、これら
の芳香成分は沸点が低く、上記の凝縮装置(20)のタンク
(21)内に流入した時点で冷却され、液化してタンク(21)
内に貯溜される。従って、この凝縮装置(20)からは、酸
素、窒素,二酸化炭素等の溶存気体のみが溶存気体排出
ライン(19)を介して排出される。
の他、エステル、高級アルコール類等の芳香成分も脱気
モジュール(11)の気体透過膜を通過し、清酒から分離さ
れ、上記の真空吸引ライン(18)内に流入するが、これら
の芳香成分は沸点が低く、上記の凝縮装置(20)のタンク
(21)内に流入した時点で冷却され、液化してタンク(21)
内に貯溜される。従って、この凝縮装置(20)からは、酸
素、窒素,二酸化炭素等の溶存気体のみが溶存気体排出
ライン(19)を介して排出される。
【0019】このようにして取出された芳香成分は、脱
気後の清酒に添加し、元来の香のよい製品とするのに利
用でき、また、他の食品、調味料の添加物としても利用
できる。
気後の清酒に添加し、元来の香のよい製品とするのに利
用でき、また、他の食品、調味料の添加物としても利用
できる。
【0020】この脱気装置による脱気処理の後は、周知
のように、酵素活性を停止させる火入れ工程、熟成のた
めの熟成工程、割水や他の樽の酒とを調合して風味、ア
ルコール濃度などを調整する調整工程、所定の容器に瓶
詰する瓶詰工程等を経て、製品として出荷する。
のように、酵素活性を停止させる火入れ工程、熟成のた
めの熟成工程、割水や他の樽の酒とを調合して風味、ア
ルコール濃度などを調整する調整工程、所定の容器に瓶
詰する瓶詰工程等を経て、製品として出荷する。
【0021】上記の各工程においても、酸素等の混入に
よって着色する可能性をより減少させるために上記脱気
装置による脱気処理を施すのが好ましい。また、上記の
調整工程において使用する割水は、脱気装置によって脱
気された所謂脱気水を用いるとよい。このように脱気水
を用いると、前工程までの溶存酸素の除去効果に加え、
割水の混合の際に溶存酸素の混入を防止することができ
る。また、この割水の脱気度合は、上述同様溶存酸素濃
度で測定して約 0.5ppm 程度とする。
よって着色する可能性をより減少させるために上記脱気
装置による脱気処理を施すのが好ましい。また、上記の
調整工程において使用する割水は、脱気装置によって脱
気された所謂脱気水を用いるとよい。このように脱気水
を用いると、前工程までの溶存酸素の除去効果に加え、
割水の混合の際に溶存酸素の混入を防止することができ
る。また、この割水の脱気度合は、上述同様溶存酸素濃
度で測定して約 0.5ppm 程度とする。
【0022】以上のように、本発明装置によれば、酒類
の賞味期限の延長や、変質等によるクレーム・不良在庫
の減少を達成できるうえ、従来、減少してた吟醸香等の
芳香を損なうのを防止できる。
の賞味期限の延長や、変質等によるクレーム・不良在庫
の減少を達成できるうえ、従来、減少してた吟醸香等の
芳香を損なうのを防止できる。
【0023】尚、以上の説明では、この発明を清酒に適
用した場合について説明したが、清酒以外にも、その他
の酒類、醤油等の液体調味料等の醸造製品の製造ライン
中において適用することができる。
用した場合について説明したが、清酒以外にも、その他
の酒類、醤油等の液体調味料等の醸造製品の製造ライン
中において適用することができる。
【0024】また、本発明装置によって得られる芳香成
分は、脱気の対象とした酒類に添加する他、他の食品、
調味料、飲料等に添加することもできる。
分は、脱気の対象とした酒類に添加する他、他の食品、
調味料、飲料等に添加することもできる。
【0025】更に、脱気膜を、アルコール蒸気を透過し
得る性能のものを選択しておけば、上記の様な高級アル
コール、高級エステル類のほか、各種揮発成分を回収す
ることができるため、簡易的な蒸留装置としての利用も
可能である。
得る性能のものを選択しておけば、上記の様な高級アル
コール、高級エステル類のほか、各種揮発成分を回収す
ることができるため、簡易的な蒸留装置としての利用も
可能である。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成であるの
で、清酒,ワイン等の醸造酒類を含む醸造製品中の溶存
酸素の除去、並びに、酸素の再溶存防止が達成できるた
め、その酸化を防止することができ、酒類の風味の劣化
が変色を防止し、初期の良好な風味や色を長期間にわた
って維持することができ、製品の賞味期限の延長や、変
質等によるクレーム・不良在庫の減少を達成できる。
で、清酒,ワイン等の醸造酒類を含む醸造製品中の溶存
酸素の除去、並びに、酸素の再溶存防止が達成できるた
め、その酸化を防止することができ、酒類の風味の劣化
が変色を防止し、初期の良好な風味や色を長期間にわた
って維持することができ、製品の賞味期限の延長や、変
質等によるクレーム・不良在庫の減少を達成できる。
【0027】又、従来の窒素曝気法や加熱脱気法におけ
る、不純物の混入や熱による成分変化などの不具合を解
消でき、脱酸素剤,酸化防止剤等の薬品を使用しないの
で、安全性に優れ、しかもランニングコストが低い。
る、不純物の混入や熱による成分変化などの不具合を解
消でき、脱酸素剤,酸化防止剤等の薬品を使用しないの
で、安全性に優れ、しかもランニングコストが低い。
【0028】しかも、従来、上記のような効果を得るた
めに損なわれていた揮発性の芳香成分を回収することが
できるため、この芳香成分をもとの溶媒に添加すること
により、香のよい製品とすることができ、また、この芳
香成分を他の食品、調味料、飲料等の添加物としても利
用できる。
めに損なわれていた揮発性の芳香成分を回収することが
できるため、この芳香成分をもとの溶媒に添加すること
により、香のよい製品とすることができ、また、この芳
香成分を他の食品、調味料、飲料等の添加物としても利
用できる。
【図1】この発明に係る酒類用脱気装置の一実施例を示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
(10) 脱気装置本体 (11) 脱気モジュール (12) 真空吸引手段 (19) 溶存気体排出ライン (20) 凝縮装置 (21) タンク (22) 冷却ジャケット (23) チラー
Claims (1)
- 【請求項1】 酒類の製造ラインに用いられる脱気装置
であって、真空吸引によって酒類から溶存気体を除去す
る脱気装置本体(10)と、溶存気体の排出ライン(19)の途
中に接続された凝縮装置(20)とから成り、前記脱気装置
本体によって除去された溶存気体から凝縮装置(20)によ
って揮発成分を凝縮して回収することを特徴とする酒造
用脱気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16855993A JPH07173A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 酒造用脱気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16855993A JPH07173A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 酒造用脱気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07173A true JPH07173A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15870279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16855993A Pending JPH07173A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 酒造用脱気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07173A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012037535A3 (en) * | 2010-09-19 | 2012-07-12 | Kornacki Daniel C | Method and apparatus for treating fermented liquids |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP16855993A patent/JPH07173A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012037535A3 (en) * | 2010-09-19 | 2012-07-12 | Kornacki Daniel C | Method and apparatus for treating fermented liquids |
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