JPH07174308A - 低騒音バーナ - Google Patents

低騒音バーナ

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JPH07174308A
JPH07174308A JP5317200A JP31720093A JPH07174308A JP H07174308 A JPH07174308 A JP H07174308A JP 5317200 A JP5317200 A JP 5317200A JP 31720093 A JP31720093 A JP 31720093A JP H07174308 A JPH07174308 A JP H07174308A
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combustion
burner
flame
flame hole
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Mitsuyoshi Nakamoto
充慶 中本
Hirohisa Kato
博久 加藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常燃焼や共鳴音の原因となる振動燃焼を防
止する低騒音バーナを提供することを目的とする。 【構成】燃焼筒の一端から燃焼筒33内にバーナヘッド23
を設置し、燃焼筒33の他端を燃焼ガス出口とするバーナ
にあって、バーナヘッド23は、燃焼筒壁35と平行な炎孔
部25と燃焼ガス出口34に面した天板26からなり、炎孔部
25は燃焼筒壁35と面した多数の炎孔24をもち、バーナヘ
ッド23内に炎孔部25と平行な反射板36を設けた構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工業用、業務用、あるい
は家庭用加熱機器として使用される予混合バーナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、燃焼熱を熱源とする予混合バーナ
において、予混合燃焼するものが多く、ガス燃料の場合
にはガス燃料と空気を混合させて予混合気とし、あるい
は液体燃料の場合には液体燃料を気化し、空気と混合さ
せ予混合気とするものが多い。
【0003】このタイプのバーナを燃焼室内あるいは燃
焼室の上流側に設置して燃焼させると、振動燃焼がしば
しば発生する。この振動燃焼が発生すると、燃焼は共鳴
音や強い圧力変動が伴い耳障りであり、異常燃焼とな
り、バーナから汚染物質を放出したり、バーナが消火し
たりする。
【0004】従来例を図14に示す。図中の1は気化筒で
あり、ヒータ2を埋め込んであり、上部に混合板3を設
けて、内部に気化室4を形成している。5は気化室壁で
ある。前記気化室4は燃焼筒15の外底部に設けられ、燃
焼筒15の内底部には混合室10が構成されている。この混
合室10の下部には前記混合板3に対応して均圧板11を配
してあり、また側部は炎孔6をもつ炎孔部7としてあ
り、上部は天板8を備えている。なお図中の9は保炎
板、12は予混合気、13は火炎、14は燃焼ガス、16燃焼筒
壁、17は燃焼ガス出口である。
【0005】前記ヒータ2は気化筒1に埋め込まれてお
り、点火時にはヒータ2により気化筒1が加熱され、2
00〜300℃となる。このとき、液体燃料(たとえ
ば、灯油)を気化室4に供給すると、高温の気化室壁5
で気化する。燃焼用空気を気化室4に投入すると、気化
した燃料と混合するとともに、気化室壁5で加熱され、
高温の予混合気12となる。そして混合室10で均一に混合
し、炎孔6より噴出し、点火し、火炎13を形成する。こ
のとき、燃焼筒15内を燃焼室として火炎13が形成され
る。火炎13あるいは、燃焼ガス14により保炎板9が加熱
される。保炎板9は火炎13の安定性に寄与するが、火炎
13あるいは燃焼ガス14の一部の熱が気化筒1に供給さ
れ、液体燃料の気化に利用される。また一部の熱は、炎
孔6より気化筒1に供給される。燃焼ガス14は燃焼筒15
を流れ、燃焼ガス出口17より排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのバーナに
おいて、しばしば振動燃焼が発生し、共鳴音がともなう
ため、耳障りであった。さらに燃焼筒内では高い圧力変
動が伴い、燃焼が不安定になった。
【0007】一般に、振動燃焼は、火炎での発熱により
増幅された振動現象であるといわれている。従来例で
は、燃焼筒壁の間で定在波となり、振動圧が燃焼筒壁で
最も大きく(+Pmax ,−Pmax )、混合室の中心でも
っとも小さくなる。火炎は振動圧の最大値の上流側に位
置することになる。
【0008】燃焼量2, 500kcal/hの石油ファンヒー
タのバーナの場合、振動燃焼が発生すると、Pmax ,P
min の絶対値は約30mmAq,ほぼ0mmAqとなる。このと
き、バーナの外側では共鳴音が聞こえ、バーナから1m
の位置で騒音レベルをはかると約60dB(A レンジ)
となった。圧力に換算すると0.002mmAq となる。燃焼筒
内の圧力変動と、バーナから1m の位置で音はいずれも
約2.2kHz の単一の周波数であり、燃焼筒内で発生し
た振動燃焼の圧力変動が燃焼筒から放出されると、大き
く減衰し、共鳴音となる。
【0009】本発明は上記従来の問題に留意し、異常燃
焼や共鳴音の原因となる振動燃焼を防止する低騒音バー
ナを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に第1の発明は、燃焼筒の一端から燃焼筒内にバーナヘ
ッドを設置し、燃焼筒の他端を燃焼ガス出口とするバー
ナにおいて、前記バーナヘッドの多数の炎孔を設けた炎
孔部は燃焼筒壁に向くとともに燃焼ガス出口方向に対し
直角に面し、バーナヘッド内に炎孔に対して予混合気の
流れの上流側に反射板を設置した構成とする。
【0011】第2の発明は、前記第1の発明の構成にお
けるバーナヘッド内に反射板と天板で分岐室を形成し、
分岐室と炎孔の間に、天板に面した連通孔を設けた構成
とする。
【0012】第3の発明は前記第1の発明の構成におけ
るバーナヘッドの炎孔部は、分岐室の周囲でしかも燃焼
筒壁方向に向けられ分岐室の中心からの炎孔までの距離
L1は分岐室の中心から燃焼筒壁までの距離L2の2倍
よりも大きく、炎孔と同軸に燃焼筒壁に開口部を確保し
た構成とする。
【0013】第4の発明は、前記第3の発明の構成にお
いて、二次空気孔と開口部を共用した構成とする。第5
の発明は、炎孔部を燃焼筒壁に向けるとともに燃焼ガス
出口の方向に対し直角に面したバーナヘッドにおいて、
バーナヘッド内に炎孔に対して予混合気の流れの上流側
に整流板を設置した構成とする。
【0014】
【作用】一般に、バーナにおいて火炎による発熱変動と
振動圧の位相関係が、振動圧を増幅する関係にある場合
に振動燃焼は発生し、減衰する関係にある場合に発生し
ない。バーナでは、火炎を振動圧の最大値の上流側で最
小値の下流側に位置させると、振動燃焼が発生するが、
火炎を振動圧の最大値の下流側で最小値の上流側に位置
させることにより、振動燃焼を防止できることがわかっ
た。
【0015】したがって上記の各発明はいずれも火炎の
位置を振動圧の最大値の上流側で最小値の下流側に位置
させ、火炎の振動減衰作用を利用し振動燃焼を防止す
る。すなわち第1の発明では、反射板と燃焼筒壁の間に
火炎を位置させ、反射板と燃焼筒壁で振動圧の最大値を
確保する。第2の発明では、予混合気が流れる連通孔を
炎孔と反射板の間に設ける。小さな径で多数の連通孔で
あると振動が上流に伝達しないため、振動燃焼発生の防
止効果を高める。第3の発明では、燃焼筒壁に炎孔に面
して、しかも同軸で開口部を設けて、開口部で振動圧の
最小値とし、火炎の位置をバーナ共鳴振動の振動圧の最
大値の上流側で最小値の下流側に位置させる。第4の発
明では、開口部を2次空気孔とすることにより、炎孔と
燃焼筒までの距離を小さくし、振動燃焼の防止とともに
完全燃焼を促進している。第5の発明は、炎孔の上流に
設けた整流板により、振動圧の最大値を整流板の近辺に
形成させ、また予混合気の流れの抵抗を少なくしてい
る。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例の低騒音バーナの構
成を示す断面図である。構成要素として18は気化筒、19
はヒータ、20は混合板、21は気化室、22は気化室壁、23
はバーナヘッド、24は炎孔、25は炎孔部、26は天板、27
は保炎板、28は混合室、29は均圧板、30は予混合気、31
は火炎、32は燃焼ガス、33は燃焼筒、34は燃焼ガス出
口、35は燃焼筒壁であり、これら各構成要素は前述の従
来例と同様に配置構成されているので、その説明は省略
する。
【0017】本実施例の特徴は炎孔24の位置、反射板3
6、分岐室37、底板38、2次空気孔39、隙間40、そして
連通孔41にある。これらについて具体的に説明すると、
バーナヘッド23は炎孔部25と天板26から構成され、すな
わち炎孔部25は円筒体の周壁に形成され、その上部を天
板26で閉塞し、燃焼筒33のほぼ中央に位置している。炎
孔部25には多数の炎孔24が設けられており、この炎孔24
は燃焼筒壁35に対面している。
【0018】反射板36は、バーナヘッド23内において炎
孔部25の内側に同心状に設置されており、炎孔部25とほ
ぼ同じ高さとなっているが、炎孔24よりも高くなってい
る。そしてこの反射板36と天板26との間には隙間40と連
通孔41を設けている。前記連通孔41は小さく、かつ多数
個であって、天板26に面して穿かれている。反射板36の
内側は、均圧板29によって混合室28と分岐室37に分割さ
れている。均圧板29には多数の小さな穴が開けられてい
る。
【0019】上記構成において、点火時にはヒータ19に
より気化筒18が加熱され、200〜300℃となる。こ
のとき、液体燃料(たとえば、灯油)を気化室21に供給
すると、高温の気化室壁22で気化する。燃焼用空気を気
化室21に投入すると、気化した燃料と混合するととも
に、気化室壁22で加熱され、高温の予混合気30となる。
予混合気30は、混合室28で均一に混合し、炎孔24から噴
出する。これに点火すると多数の火炎31を形成する。火
炎31は燃焼筒壁35に向って形成されるが、その先端は燃
焼ガス出口34を向いている。このとき、火炎31あるい
は、燃焼ガス32により保炎板27が加熱される。保炎板27
は火炎31の安定性に寄与するが、火炎31あるいは燃焼ガ
ス32の一部の熱が気化筒18に供給され、液体燃料の気化
に利用される。また一部の熱は、炎孔24より、気化筒18
に供給される。底板38には2次空気孔39が設けられてお
り、2次空気が流入し、燃焼ガス32中の未燃ガスを完全
させる。
【0020】ここで、燃焼場に対して、バーナ共鳴周波
数の振動を強制的に外部から与えると、火炎が圧力の最
大値の下流側に位置することになる。そのため、火炎の
作用により定在波はただちに減衰し、振動燃焼とならな
い。火炎の減衰作用を利用するためには、炎孔部25を反
射板36と燃焼筒壁35の中央より反射板36寄りに位置させ
なければならない。連通孔41が大きいと、振動が分岐室
37に伝達され、反射板36で最大値をとらない。そのため
連通孔41はできるだけ小さくし、振動を分岐室37へ伝達
するのを防止しなければならない。しかし、小さすぎる
と予混合気30の流れの抵抗が大きくなる。したがって、
反射板36を炎孔24の高さよりも高くして、振動の反射を
容易にしている。反射板36は振動を効果的に反射するた
めになめらかな表面がよい。
【0021】つぎに従来バーナと本発明バーナの共鳴周
波数の振動を強制的に付加した場合の圧力分布を、それ
ぞれ図2,図3に示す。それぞれの図で、横軸Xはバー
ナ中心からの距離、縦軸Pは圧力の振幅を示す。図中に
は、炎孔6,24、燃焼筒15,33、反射板36、火炎13,31 を
略図で示している。図2の従来例において、バーナの共
鳴周波数の振動を強制的に与えると、バーナの中心で圧
力が最低値(節、Pmi n )をとり、燃焼筒壁15で最大値
(腹、+Pmax ,−Pmax )を示すサインカーブを描
く。燃焼の方向は矢印39の方向となる。このとき火炎13
は、燃焼の方向に対して最大値(腹、Pmax )の上流側
にある。
【0022】火炎での圧力変動Pと、火炎での発熱変動
qの時間的関係を図4に示す。合成の波の面積(斜線部
分)はプラスの部分が多い。このことから発振状態であ
ることがわかる。図2のように、火炎13が振動の腹の上
流側でしかも節の下流側に存在すると、Pとqとの合成
カーブは発振状態となる。
【0023】一方、図3において、強制的に振動を与え
ると、燃焼筒壁35と反射板36で最大値(腹、+Pmax
−Pmax )を示すサインカーブを描く。最小値(節、P
min)はそれらの中間に位置する。燃焼筒壁35と反射板3
6では180゜の位相変化があるため、+Pmax ,−P
max で区別している。燃焼の方向は矢印40の方向とな
る。このとき火炎31は、燃焼の方向に対して最大値
(腹、+Pmax ,−Pmax )の下流側にある。
【0024】火炎での圧力変動Pと、火炎での発熱変動
qの時間的関係を図5に示す。合成の波の面積(斜線部
分)はマイナスの部分が多く存在する。このことから減
衰状態であることがわかる。図3のように、火炎が振動
の腹の下流側でしかも節の上流側に存在すると、減衰状
態となる。
【0025】図1で、多数の小さな径の連通孔41が天板
26に面して穿いているが、連通孔41を通して予混合気が
流れる。また、図2に示すように、従来バーナでは振動
は向かい合った燃焼筒壁15の間で発生している。図3で
示す連通孔41は、この振動に対してほぼ垂直方向に面し
て(図では燃焼ガス出口方向)設けているため、連通孔
41を通して振動は伝達しにくい。連通孔41は小さな径で
あるので振動が伝達しにくい。そのため、燃焼筒33と分
岐室37間の振動の伝達を防止している(図3)。
【0026】以上、本発明の実施例を説明したが、振動
燃焼防止の基本的な考え方は、振動場において、火炎が
振動圧の最大値(腹)の下流に、最小値(節)の上流に
位置することにより、振動を減衰させようとするもので
ある。ここで火炎の予混合気側が上流、燃焼ガス側が下
流である。この基本的な考え方を実現するために、図1
の実施例以外にいくつか発明がなされたので以下に述べ
ることにする。
【0027】図6は本発明の別の実施例の構成断面図で
ある。44は天板25をもつ円筒状のバーナヘッドである。
45は反射板であり、バーナヘッド44の中心部を通るよう
に設置している。図7にそのバーナ共鳴周波数の振動を
強制的に付加した場合の圧力分布を示す。燃焼筒壁35と
反射板45で最大値(腹、+Pmax ,−Pmax )を示すサ
インカーブを描く。最小値(節、Pmin )はそれらの中
間に位置する。振動燃焼を防止するためには、火炎は、
振動圧の最大値の下流で最小値(節)の上流に位置しな
ければならない。したがって、炎孔の位置は、燃焼筒壁
35とバーナヘッド44中心の中間よりもバーナヘッド44の
中心寄りに設定しなければならない。すなわち、バーナ
ヘッド44中心からの炎孔24までの距離L1の2倍は、バ
ーナヘッド44の中心から燃焼筒壁35までの距離L2より
も小さい。この場合、図1のような連通孔41が不要とな
る。反射板45は十字に設置するとよい。
【0028】図8は本発明のまた別の実施例の構成断面
図である。この実施例では燃焼筒壁35に開口部46を設け
ている。開口部46は、炎孔2に対面している。炎孔24に
面した燃焼筒壁35に炎孔24と同軸に開口部45を確保し
た。図9に本実施例のバーナ共鳴周波数の振動を強制的
に付加した場合の圧力分布を示す。バーナヘッド23を中
心と燃焼筒壁35で最小値(節、+Pmin ,−Pmin )と
なり、この間に最大値(腹、+Pmax )となる定在波が
生じる。燃焼筒壁35の開口部45から振動が外部に放出さ
れるため、燃焼筒壁35では振動圧は最小となる。炎孔24
は、バーナヘッド23の中心から燃焼筒壁35間の中央より
も燃焼筒壁35寄りに位置していなければならない。すな
わち、バーナヘッド23中心からの炎孔24までの距離L1
の2倍はバーナヘッド23の中心から燃焼筒壁35までの距
離L2よりも大きい。
【0029】図10は本発明の別の実施例の構成断面図で
ある。図中の47は燃焼筒壁35に形成された2次空気孔で
あり、2次空気48が通過するように、2次空気通路49に
連通している。本実施例では、2次空気孔47は図8の開
口部45と同様に振動を外部に放出するが、反対に2次空
気48が燃焼筒33の外部に設置した2次空気通路4 から流
入する。また、図8と同様に、バーナヘッド23の中心か
らの炎孔24までの距離L1の2倍はバーナヘッド23の中
心から燃焼筒壁35までの距離L2よりも大きい。炎孔に
面した燃焼筒壁35に炎孔24と同軸に2次空気孔47を確保
した。圧力分布はほぼ図9と同様であるが、2次空気に
より火炎31は燃焼ガス出口34方向に曲がり、炎孔24と燃
焼筒壁35との距離を小さくしても火炎31が燃焼筒壁35に
衝突することがない長所がある。また、2次空気48は燃
焼を促進する。
【0030】図11は本発明の別の実施例の構成断面図で
ある。図中の50はバーナヘッド23内に配設された整流板
である。整流板50には小さな穴が多数穿いている。この
穴を振動波は通過しにくい。また、バーナヘッド23の中
心からの炎孔24までの距離L1の2倍は分岐室37の中心
から燃焼筒壁35までの距離L2を確保している。炎孔24
に面した燃焼筒壁35に炎孔24と同軸に開口部45を確保し
た。図12に本実施例のバーナ共鳴周波数の振動を強制的
に付加した場合の圧力分布を示す。炎孔24の上流に整流
板50を設けると、振動圧の最大値(腹)が整流板50の近
傍に位置する。そのため、火炎は振動圧の最大値(腹)
の下流で、最小値(節)の上流に位置することになり、
振動燃焼を抑制する。炎孔24は、混合室27の中央から燃
焼筒壁35までの間において、混合室27の中央寄りに位置
してもよい。したがって、図8の実施例に比べて、火炎
の存在する炎孔24と燃焼筒壁35までの距離を大きく十分
に確保することができるため、完全燃焼しやすい長所を
有する。そして整流板50を通して燃焼ガスが炎孔24に流
入するため、予混合ガスが層流化するとともに、予混合
気流れの抵抗が小さく、燃焼が良好になる。
【0031】図13は図1の反射板36と図8の開口部46の
両方を設置したものである。本実施例のバーナ共鳴周波
数の振動を強制的に付加した場合の振動圧の分布は反射
板36で振動の最大値(Pmax )、開口部46で最小値(P
min )となるサインカーブである。
【0032】
【発明の効果】前記実施例の説明より明らかなように、
本発明では、燃焼筒内に燃焼筒壁に向かって形成された
火炎が、振動圧最大値(腹)の下流側でしかも最小値
(節)の上流側に位置するため、振動を減衰させるもの
である。さらに詳しく述べると、第1発明では、燃焼筒
壁と反射板の間に炎孔を位置させている。そして反射板
の表面をなめらかにして振動の反射効果を高めており、
火炎の上流にこの反射板を設置することで振動燃焼を抑
制している。また、第2の発明では、炎孔と分岐室とを
連通孔で連絡し、振動が反射板の上流に伝達しないよう
に設定している。また、第3の発明では、燃焼筒に炎孔
と同軸で開口部を設けて、開口部から振動エネルギーを
放出させ、開口部で振動圧の最小値(節)を形成し、振
動燃焼を抑制している。また、第4の発明では、開口部
から2次空気を流入させて、振動燃焼を防止するととも
に、燃焼促進させることにより火炎を短くし、完全燃焼
させる。さらに第5の発明では、炎孔の上流に整流板を
設けているので、振動圧の最大値(腹)が整流板近傍に
位置する。そのため、火炎は振動圧の最大値(腹)の下
流で、最小値(節)の上流に位置することになり、振動
燃焼を抑制する。また整流板を通して燃焼ガスが炎孔に
流入するため、予混合ガスが層流化するとともに、流れ
の抵抗が少なく、燃焼が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の低騒音バーナの断面図
【図2】従来のバーナの共鳴周波数の振動を強制的に付
加した場合の圧力分布図
【図3】本発明の一実施例の低騒音バーナの同じく圧力
分布図
【図4】従来のバーナの火炎での圧力変動と発熱変動の
時間的関係を示す特性図
【図5】本発明の一実施例の低騒音バーナの同じく圧力
変動と発熱変動の時間的関係を示す特性図
【図6】本発明の他の実施例の低騒音バーナの要部概略
斜視図
【図7】同低騒音バーナの圧力分布図
【図8】本発明の他の実施例の低騒音バーナの概略断面
【図9】同低騒音バーナの圧力分布図
【図10】本発明の他の実施例の低騒音バーナの概略断面
【図11】本発明の他の実施例の低騒音バーナの概略断面
【図12】同低騒音バーナの圧力分布図
【図13】本発明の他の実施例の低騒音バーナの概略断面
【図14】従来のバーナの断面図
【符号の説明】
23 バーナヘッド 24 炎孔 25 炎孔部 26 天板 28 混合室 29 均圧板 30 予混合気 31 火炎 32 燃焼ガス 33 燃焼筒 34 燃焼ガス出口 35 燃焼筒壁 36 反射板 39 2次空気孔 41 連通孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼筒の一端から燃焼筒内にバーナヘッ
    ドを設置し、前記燃焼筒の他端を燃焼ガス出口とするバ
    ーナにおいて、前記バーナヘッドは、燃焼筒壁と平行な
    炎孔部と燃焼排ガス出口に面した天板からなり、前記炎
    孔部に多数設けた炎孔は前記燃焼筒壁に面しており、前
    記バーナヘッド内に前記炎孔部と平行に反射板を設置し
    た低騒音バーナ。
  2. 【請求項2】 炎孔部が円筒体の周壁に設けられ、前記
    円筒体の対角に反射板を設置した請求項1記載の低騒音
    バーナ。
  3. 【請求項3】 反射板と天板で分岐室を形成し、前記分
    岐室を連通孔で炎孔部と連絡し、前記連通孔は前記天板
    に面した請求項1記載の低騒音バーナ。
  4. 【請求項4】 燃焼筒の一端から燃焼筒内にバーナヘッ
    ドを設置し、前記燃焼筒の他端を燃焼ガス出口とするバ
    ーナにおいて、前記バーナヘッドは燃焼筒壁と平行な炎
    孔部と燃焼排ガス出口に面した天板からなり、前記炎孔
    部に多数設けた炎孔は前記燃焼筒壁に面しており、前記
    バーナヘッド中心からの炎孔までの距離L1の2倍は分
    岐室の中心から前記燃焼筒壁までの距離L2よりも大き
    く、前記炎孔に面した前記燃焼筒壁に炎孔と同軸に開口
    部を確保した低騒音バーナ。
  5. 【請求項5】 炎孔部が円筒体の周壁に形成された請求
    項4記載の低騒音バーナ。
  6. 【請求項6】 燃焼筒の一端から燃焼筒内に炎孔部を設
    置し、前記燃焼筒の他端を燃焼ガス出口とするバーナに
    おいて、炎孔部は、バーナヘッド周囲でしかも燃焼筒壁
    方向に設け、前記バーナヘッド中心からの炎孔までの距
    離L1の2倍は前記バーナヘッドの中心から前記燃焼筒
    壁までの距離L2よりも大きく、前記炎孔に面した前記
    燃焼筒壁に開口部を確保し、前記開口部を2次空気孔と
    し、前記開口部に連通した前記燃焼筒外側を2次空気通
    路とした低騒音バーナ。
  7. 【請求項7】 燃焼筒の一端から燃焼筒内にバーナヘッ
    ドを設置し、前記燃焼筒の他端を燃焼ガス出口とするバ
    ーナにおいて、前記バーナヘッドは、燃焼筒壁と平行な
    炎孔部と燃焼排ガス出口に面した天板からなり、バーナ
    ヘッド中心からの炎孔までの距離L1の2倍は分岐室の
    中心から前記燃焼筒壁までの距離L2とし、炎孔に面し
    た前記燃焼筒壁に開口部を確保し、前記炎孔部と平行で
    予混合気の流れの上流側に炎孔より小さな整流孔を多数
    穿いた整流板を設置した低騒音バーナ。
  8. 【請求項8】 燃焼筒の一端から燃焼筒内にバーナヘッ
    ドを設置し、前記燃焼筒の他端を燃焼ガス出口とするバ
    ーナにおいて、前記バーナヘッドは、燃焼筒壁と平行な
    炎孔部と燃焼排ガス出口に面した天板からなり、炎孔部
    に多数設けた炎孔は燃焼筒壁に面しており、前記バーナ
    ヘッド内に前記炎孔部と平行に反射板を設置し、前記炎
    孔に面した前記燃焼筒壁に前記炎孔と同軸に開口部を確
    保した低騒音バーナ。
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