JPH0717655U - 格納式フック装置 - Google Patents

格納式フック装置

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JPH0717655U
JPH0717655U JP4790593U JP4790593U JPH0717655U JP H0717655 U JPH0717655 U JP H0717655U JP 4790593 U JP4790593 U JP 4790593U JP 4790593 U JP4790593 U JP 4790593U JP H0717655 U JPH0717655 U JP H0717655U
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英樹 梶尾
昌宏 遠藤
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和光化成工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い耐久性を有するとともに簡潔に構成する
ことのできる保持機構を備えた格納式フック装置を提供
すること。 【構成】 フックケース10と、格納位置と使用位置と
の間を回動可能に設けられたフック部材20と、フツク
部材20を回動付勢するばね27と、フック部材20を
格納位置に保持しフック部材20の押込みにより格納位
置の保持を解放可能な保持機構30と、を備え、保持機
構30は、フック部材20の回動軸を軸線とした曲面上
に形成され溝底面31aが平滑面に形成されたハート形
のカム溝31と、カム溝を辿るトレース部44およびト
レース部44を溝底面31a方向に付勢するコイルばね
部42からなり、トレース部44とコイルばね部42と
が一体に形成されトレース部44がコイルばね部42を
軸として回動可能に設けられたトレース部材41と、を
備えてなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自動車等の車室内に取付けられて衣服などを掛ける格納式フック装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の格納式フック装置として、格納室を有するフックケースと、 フックケースに枢着されるとともに格納室内に格納され格納位置と格納室から外 方へ突出した使用位置との間を回動可能に設けられたフック部材と、フック部材 を使用位置方向に回動付勢するばねと、フックケースとフック部材との間に設け られたハート型のカム溝と該カム溝を辿るトレース部材とを有し、フック部材を ばねの付勢力に抗して格納位置に保持するとともに、フック部材の押込みにより 、その格納位置の保持を解放可能な保持機構とを備えたものが知られている。
【0003】 この保持機構は、一般には、カム溝の底面に、トレース部材を動作工程に従っ て一方向へ導く段差が設けられている。また、トレース部材は、コ字形の平行状 ピンからなり、一方のピン脚部を軸とし、他方のピン脚部をトレース部としてカ ム溝内を辿るように形成され、板ばねにより、トレース部先端がカム溝底面に弾 力的に当接するように形成されている。
【0004】 そして、フック部材の突出位置から格納位置へ、さらに使用位置への回動に対 応して、トレース部材がカム溝を辿り、溝底面の段差に誘導されて、一方向へ一 巡するように構成されていた(例えば、実開平3−86853号公報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような従来構成の格納式フック装置においては、トレース部材が 、カム溝の底面を当接して進行するため、溝底面の段差が経時的に摩耗して、誤 作動が発生するという問題があった。
【0006】 また、トレース部材のコ字形の形成に高い寸法精度を必要とするとともに、溝 底面に当接するトレース部先端のバリ取り加工を要し、コスト高になるという問 題があった。さらに、トレース部材を弾力的に当接させるために、複雑な形状の 板ばねを必要として、コスト高になるとともに、小形のトレース部材と板ばねと を一緒に組付ける必要があり、作業性が低下するという問題があった。
【0007】 この考案は、上記問題にかんがみてなされたものであり、その目的とするとこ ろは、高い耐久性を有するとともに、簡潔に構成することのできる保持機構を備 えた格納式フック装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するためになされたものであり、 格納室を有するフックケースと、前記フックケースに枢着されるとともに前記 格納室内に格納された格納位置とその格納室から外方へ突出した使用位置との間 を回動可能に設けられたフック部材と、前記フツク部材を使用位置方向へ回動付 勢するばねと、前記フックケースとフック部材との間に設けられハート形のカム 溝と該カム溝を辿るトレース部材とを有し、前記フック部材を前記ばねの付勢力 に抗して格納位置に保持するとともに該フック部材の押込みによりその格納位置 の保持を解放可能な保持機構と、を備えた格納式フック装置であって、保持機構 は、前記フック部材の回動軸を軸線とした曲面上に形成されるとともに溝底面が 平滑に形成されたカム溝と、前記カム溝を辿るトレース部および当該トレース部 を前記溝底面方向に付勢するコイルばね部からなり、前記トレース部とコイルば ね部とが一体に形成されるとともに前記トレース部がコイルばね部を軸として回 動可能に設けられたトレース部材と、を備えてなることを特徴とする格納式フッ ク装置である。
【0009】
【作用】
この考案は上記のように構成されたものであり、保持機構は、トレース部材の 取付けにより、そのコイルばね部のばね力によって、トレース部先端をカム溝方 向に付勢するとともに、トレース部の回動を制動している。
【0010】 そして、フック部材が格納位置にあるとき、トレース部はカム溝に係止して、 フック部材の格納位置を保持し、フック部材保持の解放操作により、フック部材 は外方へ突出した突出位置へ回動し停止する。さらに、格納操作により、フック 部材は格納位置へ復帰し、その位置を保持する。このフック部材の格納位置から 使用位置へ、さらに格納位置への回動に伴って、トレース部材のトレース部は、 カム溝の側壁に誘導されて、カム溝を一方向へ一巡する。
【0011】 このとき、トレース部は、カム溝に隨動して、コイルばね部を軸として回動す るとともに、コイルばね部の付勢力によるフックケースとの摩擦力により、トレ ース部の回動が制動され、トレース部のカム溝に対する相対進行の逆行を防止し ている。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】 この格納式フック装置1は、格納室11を有するフックケース10と、フック ケース10に枢着されて、格納位置と使用位置との間を回動可能なフック部材2 0と、フック部材20を使用位置方向へ付勢するばね27と、カム溝31とトレ ース部材41とからなり、フック部材20の格納位置の保持および保持解放可能 な保持機構30とを主体にして構成されている。
【0014】 フックケース10は前面が開口した格納室11を有する箱状に形成されており 、格納室11内には、フック部材20の使用位置を規定し支持するストツパ部( 図示省略)が設けられている。
【0015】 フックケース10の左右側壁には、フック部材20枢着用の軸孔13,13が 設けられており、格納室11の後壁には、窓孔14および係止孔15が穿設され ている。また、フックケース10の背面下部に、トレース部材40取付けのため の係止突部16が設けられている。なお、符号17は取付孔であり、18a,1 8bは取付用の突起である。
【0016】 フック部材20は、先端部に鉤形のフック部21を有し、円柱状の基部22に は、その軸線に軸孔23が設けられている。基部22には、ストッパ部に当接可 能な係合部24、およびねじりコイルばね状のばね27の一端を係止する係止部 25が形成されており、基部22の外周部の曲面には、後述するカム溝31が刻 設されている。
【0017】 そして、フック部材20は、その軸孔23がフックケース10の軸孔13,1 3に一致して軸28により枢着されている。軸28には、ばね27が外嵌される とともに、ばね27の一端が係止孔15に係止され、他端が係止部25に係止さ れて、フック部材20を格納室11に格納された格納位置から、外方へ突出した 使用位置方向へ回動付勢するように形成されている。なお、フック部材20の使 用位置は、係合部24とストッパ部との当接により規定され維持されるように構 成されている。
【0018】 保持機構30を構成するカム溝31は、図7に示す上部の係止点33から、下 部の基点38に到るハート形溝状に形成され、内側にハート島32が形成されて いる。カム溝31は、係止点33側から基点38側に延びる方向が、フック部材 20の基部22外周の曲面に添うとともに、係止点33が図1の上方に位置して 形成されている。そして、溝底面31aは、上記曲面に沿った平滑面に形成され ている。
【0019】 なお、カム溝31は、上部に下向きの突部34を有し、左上隅部35,直線部 36,左斜辺部37を経て基点38に到り、右上隅には左折曲部40が形成され ている。また、ハート島32の凹部は係止点33となり、ハート島32の右下部 に右斜辺部39が形成されている。この形状により、カム溝31は、トレース部 材41,詳しくはそのトレース部44を、係止点33から基点38へ、さらに基 点38から係止点33へ到る、反時計方向へ一周する一方通行の誘導路を形成し ている。
【0020】 トレース部材41は、線状部材により、圧縮コイルばね状に巻回されたコイル ばね部42と、その一端から軸線に直交する方向に延びたアーム部43と、アー ム部43の先端から軸線に平行して屈曲し、かつコイルばね部42側とは反対方 向へ延びたトレース部44とから形成されている。
【0021】 そして、トレース部材41は、そのトレース部44をフックケース10の窓孔 14を貫通してカム溝31内に挿入するとともに、コイルばね部42を係止突部 16に外嵌して、トレース部44が係止突部16を軸として左右に回動するよう に取付けられている。このとき、コイルばね部42は、フックケース10背面と 頭部16aとの間で圧縮され、その圧縮によりアーム部43がフックケース10 背面に弾力的に当接し、その摩擦力によって、トレース部44の回動を僅かに制 動している。また、トレース部44の先端とカム溝31の溝底面31aとの間に は、僅かな隙間を有している(図6参照)。
【0022】 この格納式フック装置1は、例えば、図4に示すように、自動車等の車室内に 設けられたパネル50の装着孔へ嵌入し、突起18a,18bを係合片51a, 51bに係合させるとともに、取付孔17を取付ねじ47により、車体へ固定し て取付けられる。
【0023】 次に、このように構成された格納式フック装置1の動作を説明する。
【0024】 まず、フック部材20が、格納位置(図3参照)にあるとき、フック部材20 は、格納室11内にあってその開口面を塞ぎ、カム溝31には、ばね27による 図7のA矢印方向への回動付勢力が作用して、トレース部材41のトレース部4 4は、カム溝31の係止点33であるハート島32の凹部と係合している。これ により、トレース部44は、ばね27の付勢力に抗して、フック部材20の使用 位置方向への回動を拘束している。
【0025】 フック部材20を使用位置にするには、フック部材20を図3のB矢印方向に 押込む。これに伴ってカム溝31が回動し、トレース部44は、突部34の左側 斜辺へ相対的に移動し、さらに、突部34の左側斜辺に左方へ誘導されて回動し 、カム溝31の左上隅部35へ当接して行き当たる。
【0026】 ここで手を離すと、フック部材20は、ばね27の付勢力により使用位置方向 へ回動し、トレース部44はカム溝31の直線部36を下方へ相対的に移動して 、左斜辺部37に誘導されて基点38に当接する。これにより、トレース部44 は左右回動幅のほぼ中間点に回動する。そして、フック部材20は、使用位置( 図4参照)となり、係合部24がストッパ部によりその位置を保持されて、フッ ク部21を使用可能状態にする。
【0027】 使用位置にあるフック部材20を格納位置にするには、フック部材20を図4 のC矢印方向へ回動し、格納室11内へ押込んで行く。これにより、カム溝31 が回動し、トレース部44は、アーム部43とフックケース10との間の摩擦力 により、上述の左右回動幅の中間点を保持して、右斜辺部39方向へ相対的に移 動する。そして、右斜辺部39に当接し、それに誘導されて右方へ回動し、左折 曲部40において、回動方向を転換して左方へ回動して突部34に行き当たる。
【0028】 ここで、フック部材20から手を離すと、ばね27の付勢力により、フック部 材20は突出方向へ僅かに回動する。この回動により、トレース部44は、ハー ト島32の右上半部に当接して係止点33方向へ相対的に移動し、トレース部4 4が係止点33(ハート島32の凹部)と係合して、フック部材20のばね27 による外方への回動を拘束して、格納位置を保持する。
【0029】 このように、トレース部材41は、そのトレース部44の側面部分が、カム溝 31の突部34,左上隅部35,直線部36,左斜辺部37,右斜辺部39,左 折曲部40の各部分の溝壁で誘導されて、係止点33と基点38との間を逆進す ることなく、反時計方向へ周回を行うことができる。この間、トレース部44先 端は、溝底面31aに対して、ほぼ一定の間隔を保持して、相対的移動を行って いる。
【0030】 なお、トレース部44の先端が溝底面31aに接触しても、コイルばね部42 の弾性変形により、溝底面41aは強圧されることがなく、フック部材20の回 動、および保持機構30の動作に支障をもたらすことがない。また、本トレース 部材41と溝底面に段差を有する公知のカム溝との組合せであっても、動作に支 障をもたらすことはない。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の格納式フック装置によれば、カム溝の溝底面を 平滑にした構成なので、従来例のように溝底面の段差の摩耗がなく、高い耐久性 を有し、溝底面摩耗による誤動作を防止して、保持機構動作の高い信頼性を得る ことができる。
【0032】 また、トレース部のカム溝底面方向への付勢力を、コイルばねで形成するとと もに、トレース部とコイルばね部とを一体にしてトレース部材を構成したので、 部品構造を単純化でき、精度が出し易くなるとともに、保持機構の組付け性を向 上し、さらに部品価格を低減することができる。
【0033】 さらに、トレース部がカム溝底面に非当接状態でカム溝を辿る構成なので、ト レース部の長さに多少のばらつきがあっても、カム溝を的確に一方向へ一巡する ことができ、しかもトレース部先端のばり取り加工を必要とせず、上述のトレー ス部の一体化による部品構造の単純化と相俟って、部品単価を低減する効果を奏 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の格納式フック装置の分解斜視
図。
【図2】トレース部材の斜視図。
【図3】フック部材の格納位置を示す側断面図。
【図4】フック部材の使用位置を示す側断面図。
【図5】本格納式フック装置の背面図。
【図6】図3の保持機構分の拡大図。
【図7】保持機構のカム溝とトレース部との動作関係を
示す説明図。
【符号の説明】
1 格納式フック装置 10 フックケース 20 フック部材 27 ばね 30 保持機構 31 カム溝 31a 溝底面 41 トレース部材 42 コイルばね部 44 トレース部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納室を有するフックケースと、 前記フックケースに枢着されるとともに前記格納室内に
    格納された格納位置とその格納室から外方へ突出した使
    用位置との間を回動可能に設けられたフック部材と、 前記フツク部材を使用位置方向へ回動付勢するばねと、 前記フックケースとフック部材との間に設けられハート
    形のカム溝と該カム溝を辿るトレース部材とを有し、前
    記フック部材を前記ばねの付勢力に抗して格納位置に保
    持するとともに該フック部材の押込みによりその格納位
    置の保持を解放可能な保持機構と、を備えた格納式フッ
    ク装置であって、 保持機構は、 前記フック部材の回動軸を軸線とした曲面上に形成され
    るとともに溝底面が平滑に形成されたカム溝と、 前記カム溝を辿るトレース部および当該トレース部を前
    記溝底面方向に付勢するコイルばね部からなり、前記ト
    レース部とコイルばね部とが一体に形成されるとともに
    前記トレース部がコイルばね部を軸として回動可能に設
    けられたトレース部材と、 を備えてなることを特徴とする格納式フック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100401591B1 (ko) * 2001-06-19 2003-10-17 기아자동차주식회사 후크 고정용 브라켓트
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