JPH0717703Y2 - 床配線用床材 - Google Patents
床配線用床材Info
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- JPH0717703Y2 JPH0717703Y2 JP837289U JP837289U JPH0717703Y2 JP H0717703 Y2 JPH0717703 Y2 JP H0717703Y2 JP 837289 U JP837289 U JP 837289U JP 837289 U JP837289 U JP 837289U JP H0717703 Y2 JPH0717703 Y2 JP H0717703Y2
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はインテリジェントビル等の床配線システムにお
ける床材に関する。
ける床材に関する。
[従来の技術] OA機器等を有するオフィス内の配線、配管は複雑、大量
になり、その処置方法はオフィス環境を配慮する上で重
要な課題である。
になり、その処置方法はオフィス環境を配慮する上で重
要な課題である。
従来のこの種の床配線用床材は、軽量コンクリート製、
金属製、合成樹脂製等によりパネル状の基盤1aを形成
し、該基盤1aの裏側の四隅や途中に脚1bを取り付け、床
から基盤1aが一定の高さに位置するようにしている(第
7図(a)参照)。そしてこれらの基盤1aはその脚1bを
下にして順次床上に並べてゆき、基盤1aと床との空間に
配線、配管をするようにするとともに、基盤1a上面には
接着剤を介してタイルカーペット5を敷設していた。
金属製、合成樹脂製等によりパネル状の基盤1aを形成
し、該基盤1aの裏側の四隅や途中に脚1bを取り付け、床
から基盤1aが一定の高さに位置するようにしている(第
7図(a)参照)。そしてこれらの基盤1aはその脚1bを
下にして順次床上に並べてゆき、基盤1aと床との空間に
配線、配管をするようにするとともに、基盤1a上面には
接着剤を介してタイルカーペット5を敷設していた。
また別の床材として、軽量コンクリート製ブロック1c同
士を配線溝1d分だけ開けて配設し、該軽量コンクリート
製ブロック1c及び配線溝1dを塩化ビニルフィルム1eで被
覆し、前記溝1dの上をブロック1c上面と同一面となる如
く金属製等の架橋材1fでカバーしたものがある(第7図
(b)参照)。この場合は、溝1dに配線、配管を施すと
ともにこれらのブロック1c及び架橋材1fの各上面には接
着剤を介してタイルカーペット5が敷設される。
士を配線溝1d分だけ開けて配設し、該軽量コンクリート
製ブロック1c及び配線溝1dを塩化ビニルフィルム1eで被
覆し、前記溝1dの上をブロック1c上面と同一面となる如
く金属製等の架橋材1fでカバーしたものがある(第7図
(b)参照)。この場合は、溝1dに配線、配管を施すと
ともにこれらのブロック1c及び架橋材1fの各上面には接
着剤を介してタイルカーペット5が敷設される。
[考案が解決しようとする課題] タイルカーペット5の移動を防ぐために、従来は基盤1a
やブロック1cあるいは架橋材1fに接着剤を塗布してタイ
ルカーペット5を貼り合わせていた。しかし表面の固い
架橋材1fにそのままタイルカーペット5を接着剤で貼り
合わせた場合は、クッション性に欠けるために走行音
(フロアの上を人が走行する時に発する音)が発生する
等して走行感が悪いという難点があった。
やブロック1cあるいは架橋材1fに接着剤を塗布してタイ
ルカーペット5を貼り合わせていた。しかし表面の固い
架橋材1fにそのままタイルカーペット5を接着剤で貼り
合わせた場合は、クッション性に欠けるために走行音
(フロアの上を人が走行する時に発する音)が発生する
等して走行感が悪いという難点があった。
そこで走行感を良くするために、架橋材1fの上面全体に
パイルを立てるようにして植毛し、そのパイルの働きで
クッション性を高めて走行音を減らすようにしていた
(第6図参照)。
パイルを立てるようにして植毛し、そのパイルの働きで
クッション性を高めて走行音を減らすようにしていた
(第6図参照)。
ところがパイルを立毛した架橋材1fにも次のような欠点
を有していた。即ち、タイルカーペット5のバッキング
材は第5図(a)で示すようにビチューメン(タール)
バッキング材の背面に不織布を形成たものと、第5図
(b)で示すように塩化ビニールハッキング材で構成し
たものとの2種類がある。
を有していた。即ち、タイルカーペット5のバッキング
材は第5図(a)で示すようにビチューメン(タール)
バッキング材の背面に不織布を形成たものと、第5図
(b)で示すように塩化ビニールハッキング材で構成し
たものとの2種類がある。
ビチューメンバッキング材を使用した場合は、架橋材の
立毛パイルが不織布に突き刺さるようになる(第6図参
照)。従ってタイルカーペットを施工する時に接着剤を
使用せずに固定できるという利点を有する反面、架橋材
の立毛パイルが不織布に突き刺さることは、タイルカー
ペットとの摩擦抵抗が強くなることを意味し、一度タイ
ルカーペットを立毛パイルの上に乗せるとその隣に敷く
カーペットとの間に隙間が出来た場合、タイルカーペッ
トを引っ張っても摩擦抵抗が強いために該カーペットを
移動させることができず、非常に施工がしずらいという
欠点があった。
立毛パイルが不織布に突き刺さるようになる(第6図参
照)。従ってタイルカーペットを施工する時に接着剤を
使用せずに固定できるという利点を有する反面、架橋材
の立毛パイルが不織布に突き刺さることは、タイルカー
ペットとの摩擦抵抗が強くなることを意味し、一度タイ
ルカーペットを立毛パイルの上に乗せるとその隣に敷く
カーペットとの間に隙間が出来た場合、タイルカーペッ
トを引っ張っても摩擦抵抗が強いために該カーペットを
移動させることができず、非常に施工がしずらいという
欠点があった。
また架橋材の立毛パイルの上に塩化ビニールバッキング
材のタイルカーペットを乗せた場合は、次のような2つ
の欠点を有していた。即ち、その1つは、架橋材の上に
タイルカーペットを貼り合わせるための接着剤が立毛パ
イルの中に浸透してしまうために、接着剤の使用量が多
くなることである。また接着剤は樹脂分と水との混合に
よって構成されており、粘着性があることから塗布後の
オープンタイム(接着剤に含まれている水を飛ばす時間
をいう)を必要とするが塗布量が多いために通常5〜10
分位のオープンタイムで済むところ通常のオープンタイ
ムの20〜30倍の時間が掛かるという難点があった。ここ
でオープンタイムを必要とする理由は、タイルカーペッ
トのバッキング材には通気性がないために、塗布後すぐ
に敷き込むと接着剤の水分がなかなか飛ばず初期接着力
に影響があることからこのオープンタイムをとることが
重要となってくる。
材のタイルカーペットを乗せた場合は、次のような2つ
の欠点を有していた。即ち、その1つは、架橋材の上に
タイルカーペットを貼り合わせるための接着剤が立毛パ
イルの中に浸透してしまうために、接着剤の使用量が多
くなることである。また接着剤は樹脂分と水との混合に
よって構成されており、粘着性があることから塗布後の
オープンタイム(接着剤に含まれている水を飛ばす時間
をいう)を必要とするが塗布量が多いために通常5〜10
分位のオープンタイムで済むところ通常のオープンタイ
ムの20〜30倍の時間が掛かるという難点があった。ここ
でオープンタイムを必要とする理由は、タイルカーペッ
トのバッキング材には通気性がないために、塗布後すぐ
に敷き込むと接着剤の水分がなかなか飛ばず初期接着力
に影響があることからこのオープンタイムをとることが
重要となってくる。
2番目の欠点はタイルカーペットの裏面が滑り易い塩化
ビニルバッキング材であるときは、架橋材の立毛パイル
が人の走行により圧縮、回復を繰り返すためにパイルに
若干でも方向性があるとタイルカーペットがパイル方向
に移動する性質を持つこととなる。従ってタイルカーペ
ットを床全面に敷き込んだ場合、経時変化によりタイル
カーペットが持ち上ってしまうという難点があった。こ
のため塩化ビニルバッキング材のタイルカーペットは立
毛パイルを植設した架橋材には使用しずらいというのが
現状である。
ビニルバッキング材であるときは、架橋材の立毛パイル
が人の走行により圧縮、回復を繰り返すためにパイルに
若干でも方向性があるとタイルカーペットがパイル方向
に移動する性質を持つこととなる。従ってタイルカーペ
ットを床全面に敷き込んだ場合、経時変化によりタイル
カーペットが持ち上ってしまうという難点があった。こ
のため塩化ビニルバッキング材のタイルカーペットは立
毛パイルを植設した架橋材には使用しずらいというのが
現状である。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは立毛パイルを植設した床材にタイルカーペ
ットを敷設する場合、少量の接着剤で施工できるように
するとともに施工後タイルカーペットがパイル方向に移
動することがないようにし、かつクッション性が良く走
行音の少ない走行感の良好な床配線用床材を提供するこ
とにある。
するところは立毛パイルを植設した床材にタイルカーペ
ットを敷設する場合、少量の接着剤で施工できるように
するとともに施工後タイルカーペットがパイル方向に移
動することがないようにし、かつクッション性が良く走
行音の少ない走行感の良好な床配線用床材を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る床配線用床材は、床基材の上面に立毛パイ
ルを形成し、該立毛パイルの表面を熱可塑性樹脂層にて
平滑化したものである。
ルを形成し、該立毛パイルの表面を熱可塑性樹脂層にて
平滑化したものである。
立毛パイルの表面を熱可塑性樹脂層にて平滑化するに当
っては、ホットメルト粉体樹脂加工により行なう場合の
他、スプレー方式、ロールコーター方式あるいはナイフ
コーター方式により熱可塑性樹脂層を形成することがで
きる。
っては、ホットメルト粉体樹脂加工により行なう場合の
他、スプレー方式、ロールコーター方式あるいはナイフ
コーター方式により熱可塑性樹脂層を形成することがで
きる。
また床基材の上面に形成する立毛パイルは長パイルと短
パイルで形成する場合の他、すべて同一パイル長のパイ
ルで形成する場合のいずれであってもよい。
パイルで形成する場合の他、すべて同一パイル長のパイ
ルで形成する場合のいずれであってもよい。
さらにまた本考案に係る床配線用床材は、床基材の上面
に立毛パイルを形成し、該立毛パイル自体をその溶融温
度まで加熱して立毛パイルの表面を平滑化したものであ
ってもよい。
に立毛パイルを形成し、該立毛パイル自体をその溶融温
度まで加熱して立毛パイルの表面を平滑化したものであ
ってもよい。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
する。
1は床基材で、その形状は基盤型と溝型の2種類があ
る。基盤型は軽量コンクリート製、金属製、合成樹脂製
等によりパネル状の基盤1aを形成し、該基盤1aの裏側の
四隅や途中に脚1bを取り付け、床から基盤が一定の高さ
に位置するようにしている。そしてこれらの基盤1aは脚
1bを下にして順次床上に並べてゆき、基盤1aと床との空
間に配線、配管をするようにしている。また溝型は軽量
コンクリート製ブロック1c同士を配線溝1d分だけ開けて
配設し、該軽量コンクリート製ブロック1c及び配線溝1d
を塩化ビニルフィルム1eで被覆し、前記溝の上をブロッ
ク1c上面と同一面となる如く金属製等の架橋材1dでカバ
ーしたものである。
る。基盤型は軽量コンクリート製、金属製、合成樹脂製
等によりパネル状の基盤1aを形成し、該基盤1aの裏側の
四隅や途中に脚1bを取り付け、床から基盤が一定の高さ
に位置するようにしている。そしてこれらの基盤1aは脚
1bを下にして順次床上に並べてゆき、基盤1aと床との空
間に配線、配管をするようにしている。また溝型は軽量
コンクリート製ブロック1c同士を配線溝1d分だけ開けて
配設し、該軽量コンクリート製ブロック1c及び配線溝1d
を塩化ビニルフィルム1eで被覆し、前記溝の上をブロッ
ク1c上面と同一面となる如く金属製等の架橋材1dでカバ
ーしたものである。
上記床基材1の上面には立毛パイル2を起立状態に植設
する。パネルの立毛方法は公知の静電植毛方式により行
なう。また立毛パイル2の材質はポリアミド,ポリエス
テル等の腰の強い繊維が使用される。腰の弱い繊維を使
用した場合は、ヘタリ傾向となるため床材としては不向
である。そして立毛パイル2の繊度は10d〜60dで、パネ
ル長は0.8mm〜1.5mmのものが好適である。立毛パイル2
の繊度が10d以下で、パネル長が0.8mm以下の場合は走行
時のクッション性が欠如する結果、走行者が発生するこ
ととなって適切でない。一方、繊度が60d以上の場合は
パイル直径が太くなると、直径とパイル長の比が小さく
なるので、植毛時にパイルを垂直に植毛しにくくなっ
て、立毛パイル2が寝てしまい不敵である。さらにパイ
ル長が1.5mm以上では腰が弱くなり走行的にヘタリが起
り、クッション性も悪くなる。
する。パネルの立毛方法は公知の静電植毛方式により行
なう。また立毛パイル2の材質はポリアミド,ポリエス
テル等の腰の強い繊維が使用される。腰の弱い繊維を使
用した場合は、ヘタリ傾向となるため床材としては不向
である。そして立毛パイル2の繊度は10d〜60dで、パネ
ル長は0.8mm〜1.5mmのものが好適である。立毛パイル2
の繊度が10d以下で、パネル長が0.8mm以下の場合は走行
時のクッション性が欠如する結果、走行者が発生するこ
ととなって適切でない。一方、繊度が60d以上の場合は
パイル直径が太くなると、直径とパイル長の比が小さく
なるので、植毛時にパイルを垂直に植毛しにくくなっ
て、立毛パイル2が寝てしまい不敵である。さらにパイ
ル長が1.5mm以上では腰が弱くなり走行的にヘタリが起
り、クッション性も悪くなる。
本実施例では、立毛パイル2として、ナイロンを使用
し、その繊度は14dとし、パイル長は1mmとしたものを静
電植毛法により、床基材1全面にパイルを立毛させた。
し、その繊度は14dとし、パイル長は1mmとしたものを静
電植毛法により、床基材1全面にパイルを立毛させた。
次に、立毛パイル2の表面を熱可塑性樹脂層3にて平滑
化する。
化する。
立毛パイル2の表面を平滑化する処理加工方法として、
本実施例ではホットメルト粉体樹脂加工を行なった。こ
の加工法はホットメルト粉体樹脂を、立毛パイル2の表
面に乗せて熱を加えることにより、該ホットメルト粉体
樹脂が溶けて、立毛パイル2の表面を平滑にするもので
ある。本実施例では、ホットメルト粉体樹脂として融点
95℃、粒度80メッシュバスのエチレン酢酸ビニールを使
用(東京インク社製)した。塗布方法は、ナイフコータ
ー及び篩を使い、均一に立毛パイル2の上に乗せる。こ
の時の塗布量は80g/m2以上とするのがよい。それ以下の
塗布量では、立毛パイル2の先が熱可塑性樹脂層3より
出てしまい、本考案の意図する効果が十分に得られな
い。また溶融温度130℃で加熱時間を5分間行なった結
果、第1図に示すような立毛パイル2の表面には熱可塑
性樹脂層3ができ、その下に立毛パイル2の基部部分が
あらわれ、その下部には床基材1が位置するような構造
ができた。こうして得られた構造は物性的にみるとパイ
ルが立毛していることで、クッション性は依然として保
持されており、走行音もパイルと熱可塑性樹脂層3で吸
収され、立毛パイル2の表面も平滑であり、本考案の目
的が十分に達成される。
本実施例ではホットメルト粉体樹脂加工を行なった。こ
の加工法はホットメルト粉体樹脂を、立毛パイル2の表
面に乗せて熱を加えることにより、該ホットメルト粉体
樹脂が溶けて、立毛パイル2の表面を平滑にするもので
ある。本実施例では、ホットメルト粉体樹脂として融点
95℃、粒度80メッシュバスのエチレン酢酸ビニールを使
用(東京インク社製)した。塗布方法は、ナイフコータ
ー及び篩を使い、均一に立毛パイル2の上に乗せる。こ
の時の塗布量は80g/m2以上とするのがよい。それ以下の
塗布量では、立毛パイル2の先が熱可塑性樹脂層3より
出てしまい、本考案の意図する効果が十分に得られな
い。また溶融温度130℃で加熱時間を5分間行なった結
果、第1図に示すような立毛パイル2の表面には熱可塑
性樹脂層3ができ、その下に立毛パイル2の基部部分が
あらわれ、その下部には床基材1が位置するような構造
ができた。こうして得られた構造は物性的にみるとパイ
ルが立毛していることで、クッション性は依然として保
持されており、走行音もパイルと熱可塑性樹脂層3で吸
収され、立毛パイル2の表面も平滑であり、本考案の目
的が十分に達成される。
本実施例で使用する熱可塑性樹脂層3の材料としては、
前記以外にアクリル系,SBRラテックス,ウレタン系,ポ
リアミド系,PET系 または発泡樹脂等も含まれる。
前記以外にアクリル系,SBRラテックス,ウレタン系,ポ
リアミド系,PET系 または発泡樹脂等も含まれる。
また本実施例では、熱可塑性樹脂層3を立毛パイル2の
表面に形成する場合について述べたが、本考案では必ず
しもこれに限定されるものではない。
表面に形成する場合について述べたが、本考案では必ず
しもこれに限定されるものではない。
即ち、熱可塑性樹脂層3が立毛パイル2の表面に留まる
ことなく立毛パイル2の根本まで入るようにしてもよ
い。熱可塑性樹脂層3が立毛パイル2の根太まで入るよ
うにした場合はホットメルト粉体樹脂の使用量は500〜6
00g/m2となり、この範囲の使用量により立毛パイル2の
全体がホットメルト粉体樹脂で埋って表面を平滑にする
ことができる(第1図(b)、第2図(d)参照)。
ことなく立毛パイル2の根本まで入るようにしてもよ
い。熱可塑性樹脂層3が立毛パイル2の根太まで入るよ
うにした場合はホットメルト粉体樹脂の使用量は500〜6
00g/m2となり、この範囲の使用量により立毛パイル2の
全体がホットメルト粉体樹脂で埋って表面を平滑にする
ことができる(第1図(b)、第2図(d)参照)。
また、立毛パイル2の形成に当り、静電植毛時に第2図
(a)〜(d)に示すようなパイル長の異なった物で植
毛するようにしてもよい。例えばナイロンの繊度を14d
とし、パイル長が0.8mmの長さものと1mmの長さものをミ
ックスして植毛した場合、長パイル2aは短パイル2bには
さまれることとなり、パイルの下部は密となり、パイル
上部の粗い部分が熱可塑性樹脂層で構成されるために走
行時に短パイル2bがクサビの役割を果たし腰を一層強く
することができる。この長短パイル2a、2bをミックスし
て形成した立毛パイル2に、ホットメルト粉体樹脂で表
面加工を行なった場合の各種変形例を第2図(a)〜
(d)に示した。これらの構造は希望する物性に合せて
それぞれ選ぶことができる。第2図(a)は熱可塑性樹
脂層3のパイル密度が低い構造となっているから表面の
適度なクッション性が得られる。第2図(b)は熱可塑
性樹脂層3を薄くして第2図(a)より柔軟なクッショ
ン性が得られる。第2図(c)は熱可塑性樹脂層3を薄
くして該樹脂層の一部に細孔を生じさせたもので、第2
図(b)と比べてタイルカーペットとの接着力が向上す
る。第2図(d)は立毛パイル2の根本まで熱可塑性樹
脂層3を形成したもので第2図(a)と比べて更に、荷
重に耐える構造で、特に大きな荷重を受ける場合の床基
材に適している。
(a)〜(d)に示すようなパイル長の異なった物で植
毛するようにしてもよい。例えばナイロンの繊度を14d
とし、パイル長が0.8mmの長さものと1mmの長さものをミ
ックスして植毛した場合、長パイル2aは短パイル2bには
さまれることとなり、パイルの下部は密となり、パイル
上部の粗い部分が熱可塑性樹脂層で構成されるために走
行時に短パイル2bがクサビの役割を果たし腰を一層強く
することができる。この長短パイル2a、2bをミックスし
て形成した立毛パイル2に、ホットメルト粉体樹脂で表
面加工を行なった場合の各種変形例を第2図(a)〜
(d)に示した。これらの構造は希望する物性に合せて
それぞれ選ぶことができる。第2図(a)は熱可塑性樹
脂層3のパイル密度が低い構造となっているから表面の
適度なクッション性が得られる。第2図(b)は熱可塑
性樹脂層3を薄くして第2図(a)より柔軟なクッショ
ン性が得られる。第2図(c)は熱可塑性樹脂層3を薄
くして該樹脂層の一部に細孔を生じさせたもので、第2
図(b)と比べてタイルカーペットとの接着力が向上す
る。第2図(d)は立毛パイル2の根本まで熱可塑性樹
脂層3を形成したもので第2図(a)と比べて更に、荷
重に耐える構造で、特に大きな荷重を受ける場合の床基
材に適している。
本実施例では立毛パイル2の表面に熱可塑性樹脂層3を
形成するに当り、ホットメルト粉体樹脂加工により行な
う場合を説明したが、必ずしもこれに限定されるもので
はなく、これ以外にスプレー方式、ロールコーター方式
あるいはナイフコーター方式等によってもよい。
形成するに当り、ホットメルト粉体樹脂加工により行な
う場合を説明したが、必ずしもこれに限定されるもので
はなく、これ以外にスプレー方式、ロールコーター方式
あるいはナイフコーター方式等によってもよい。
次に、これら各方式による場合についてそれぞれ説明す
る。
る。
(1)スプレー方式 樹脂は水溶性のエチレン酢酸ビニール(昭和高分子社
製)を使用した。この水溶性樹脂を粘度500〜5000cps
(B型粘度計)でスプレーし立毛パイル2の先端が被覆
するまで塗布した乾燥することで、立毛パイル2を埋め
ることができ、その表面を平滑にすることができた。
製)を使用した。この水溶性樹脂を粘度500〜5000cps
(B型粘度計)でスプレーし立毛パイル2の先端が被覆
するまで塗布した乾燥することで、立毛パイル2を埋め
ることができ、その表面を平滑にすることができた。
但し、この方式は次の様な難点がある。
コスト…スプレー噴霧の時に損失が多い(付着量の2
〜3倍を要す)。
〜3倍を要す)。
ホットメルト粉体樹脂のように立毛パイル2の先端部
だけをフィルム化することが難かしい等である。
だけをフィルム化することが難かしい等である。
(2)ロールコーター方式 ロールに樹脂を一定の厚みで付着させ立毛パイル2に転
写していく方式である。
写していく方式である。
エチレン酢酸ビニール樹脂を使い、粘度5000〜10000CPS
で行なった。粘度が5000CPS以下の場合は、希望する厚
みが一回ではとれないために数回行なわれなくてはなら
なかった。また粘度が10000CPS以上では樹脂が均一に塗
れないために、かすれてきた。
で行なった。粘度が5000CPS以下の場合は、希望する厚
みが一回ではとれないために数回行なわれなくてはなら
なかった。また粘度が10000CPS以上では樹脂が均一に塗
れないために、かすれてきた。
このロールコーター方式でも表面を平滑にすることがで
きた。
きた。
(3)ナイフコーター方式 前記(2)で使用した樹脂を粘度5000〜20000CPSで行な
った。粘度が5000CPS以下では樹脂が流れて床基材1に
うまく塗ることができなかった。また、粘度が20000CPS
以上になるとかすれが発生した。
った。粘度が5000CPS以下では樹脂が流れて床基材1に
うまく塗ることができなかった。また、粘度が20000CPS
以上になるとかすれが発生した。
このナイフコーター方式でも立毛パイル2の表面を平滑
にすることができる。
にすることができる。
上記(2),(3)の方式を採用した場合、次のような
難点がある。例えば、床基材1の表面が均一の場合はよ
いが、床基材1の表面が不均一の場合は均一に塗布でき
ない。
難点がある。例えば、床基材1の表面が均一の場合はよ
いが、床基材1の表面が不均一の場合は均一に塗布でき
ない。
(4)熱溶融方式 立毛パイル2の表面を該パイル2の溶融点以上の温度と
した熱ロール及び熱平板プレスにて加圧して溶融し、立
毛パイル2の表面に平滑な溶融樹脂層4を形成した。
した熱ロール及び熱平板プレスにて加圧して溶融し、立
毛パイル2の表面に平滑な溶融樹脂層4を形成した。
熱ロール及び平板には溶融された繊維が付着しないよう
にフッ素樹脂コートをしておくことが望ましい。温度は
ナイロンの溶融温度220〜270℃で行ない、圧力は平面5k
g/cm2とした。上記の条件下で立毛パイル2の表面を溶
融して平滑にすることができた(第3図参照)。
にフッ素樹脂コートをしておくことが望ましい。温度は
ナイロンの溶融温度220〜270℃で行ない、圧力は平面5k
g/cm2とした。上記の条件下で立毛パイル2の表面を溶
融して平滑にすることができた(第3図参照)。
但し、本方式の難点としては表面の立毛パイル2が溶融
樹脂層4になってしまったために走行音が出やすいこと
である。
樹脂層4になってしまったために走行音が出やすいこと
である。
以上の各方式による試験結果は次表の通りであった。
クッション性:JISL1021敷物試験方法を利用した。
走行音 :走行時の感触により判定した。
摩擦抵抗 :傾斜板法により測定した。ビチューメン
バッキングの不織布の上に試料を乗せ、角度により移動
した距離を測定した。
バッキングの不織布の上に試料を乗せ、角度により移動
した距離を測定した。
タイルカーペ ットの移動 :試料を固定し、タイルカーペットを乗せ
上から衝撃荷重を加えカーペットの動きを測定した。
上から衝撃荷重を加えカーペットの動きを測定した。
接着力(表面 樹脂) :セキスイ社の両面テープNo.610を5cm×5
cmに切断し、これを試料に貼りつけ、それを剥がした
時、立毛パイルと樹脂の剥離性を判定した。
cmに切断し、これを試料に貼りつけ、それを剥がした
時、立毛パイルと樹脂の剥離性を判定した。
加工性 :床基材の厚みが不均一である場合や床基
材の表面にリブ等が形成されていて凹凸があったり床基
材の表面が反っている場合でも床基材に形成した立毛パ
イルの表面に樹脂が均一に塗布できるか否かで判定し
た。
材の表面にリブ等が形成されていて凹凸があったり床基
材の表面が反っている場合でも床基材に形成した立毛パ
イルの表面に樹脂が均一に塗布できるか否かで判定し
た。
上記の表から解る通り、各物性ともにホットメルト粉体
樹脂加工により行なった場合が、他のいずれの方式の場
合よりも優れている。
樹脂加工により行なった場合が、他のいずれの方式の場
合よりも優れている。
基盤型の床基材に立毛パイルを形成して該パイルの表面
に樹脂を形成する場合は、ホットメルト粉体樹脂加工又
はスプレー方式の場合以外は処理が難しい。但し、スプ
レー方式は樹脂の損失が多く価格が高くなるとともに生
産性においても劣り、また衛生的にも問題がある。この
点、ホットメルト粉体樹脂加工は篩で均一に塗布するこ
ともでき、損失はほとんどなく、また熱で溶融させるだ
けで済むから生産経済性は高い。
に樹脂を形成する場合は、ホットメルト粉体樹脂加工又
はスプレー方式の場合以外は処理が難しい。但し、スプ
レー方式は樹脂の損失が多く価格が高くなるとともに生
産性においても劣り、また衛生的にも問題がある。この
点、ホットメルト粉体樹脂加工は篩で均一に塗布するこ
ともでき、損失はほとんどなく、また熱で溶融させるだ
けで済むから生産経済性は高い。
[考案の効果] 本考案に係る床配線用床材は上記構成としたので、次の
ような特有の効果を奏する。
ような特有の効果を奏する。
(1)適度のクッション性を備えているために、走行音
が無く、走行感が良好である。
が無く、走行感が良好である。
(2)タイルカーペットのバッキング材の種類に関係な
く使用できるため、この種の床材としての利用価値は極
めて高い。
く使用できるため、この種の床材としての利用価値は極
めて高い。
(3)立毛パイルの表面を熱可塑性樹脂層又はパイル自
体の表面を熱溶融した熱溶融層で被覆したために、従来
のようにパイルが寝たりすることなく耐久性が一段と向
上し、寿命も長くなり、またクッション性も向上する。
体の表面を熱溶融した熱溶融層で被覆したために、従来
のようにパイルが寝たりすることなく耐久性が一段と向
上し、寿命も長くなり、またクッション性も向上する。
(4)タイルカーペットを張合せる接着剤の量を、従来
のパイル立毛品の床材より少なくすることができる。
のパイル立毛品の床材より少なくすることができる。
第1図(a)、(b)は本考案の一実施例を示す断面
図、第2図(a)〜(d)は本考案の他の実施例を示す
断面図。第3図は本考案の他の実施例で、立毛パイル自
体を熱溶融した場合を示す断面図、第4図は従来例を示
す断面図、第5図(a)、(b)はタイルカーペットを
示す断面図、第6図は床基材とタイルカーペットの接合
状態を示す断面図、第7図は(a)、(b)は従来の床
基材を示す斜視図である。 1…床基材、2…立毛パイル、3…熱可塑性樹脂層、4
…熱溶融層。
図、第2図(a)〜(d)は本考案の他の実施例を示す
断面図。第3図は本考案の他の実施例で、立毛パイル自
体を熱溶融した場合を示す断面図、第4図は従来例を示
す断面図、第5図(a)、(b)はタイルカーペットを
示す断面図、第6図は床基材とタイルカーペットの接合
状態を示す断面図、第7図は(a)、(b)は従来の床
基材を示す斜視図である。 1…床基材、2…立毛パイル、3…熱可塑性樹脂層、4
…熱溶融層。
Claims (4)
- 【請求項1】床基材の上面に立毛パイルを形成し、該立
毛パイルの表面を熱可塑性樹脂層にて平滑化したことを
特徴とする床配線用床材。 - 【請求項2】立毛パイルの表面をホットメルト粉体樹脂
加工によって平滑化したことを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第1項記載の床配線用床材。 - 【請求項3】立毛パイルは長パイルと短パイルで形成さ
れていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項又は第2項記載の床配線用床材。 - 【請求項4】床基材の上面に立毛パイルを形成し、該立
毛パイルの表面に熱溶融層を形成して平滑化したことを
特徴とする床配線用床材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP837289U JPH0717703Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 床配線用床材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP837289U JPH0717703Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 床配線用床材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02101935U JPH02101935U (ja) | 1990-08-14 |
| JPH0717703Y2 true JPH0717703Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=31214192
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP837289U Expired - Lifetime JPH0717703Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 床配線用床材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717703Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-30 JP JP837289U patent/JPH0717703Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02101935U (ja) | 1990-08-14 |
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