JPH07178914A - インクジェットヘッドおよびその製造方法 - Google Patents
インクジェットヘッドおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH07178914A JPH07178914A JP32794993A JP32794993A JPH07178914A JP H07178914 A JPH07178914 A JP H07178914A JP 32794993 A JP32794993 A JP 32794993A JP 32794993 A JP32794993 A JP 32794993A JP H07178914 A JPH07178914 A JP H07178914A
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- JP
- Japan
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- liquid
- substrate
- recording
- ink
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- Pending
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板上に積層される熱硬化型樹脂材料によっ
て形成された液路および吐出口両側のバリアー部が基板
から剥離するのを防止する。 【構成】 基板(11)上に樹脂材料によって形成され
る複数の液路(12)と吐出口(13)とを有する液体
噴射記録ヘッドにおいて、液路(12)および吐出口
(13)の断面形状を基板(11)の側の幅を狭くした
T字型とした。
て形成された液路および吐出口両側のバリアー部が基板
から剥離するのを防止する。 【構成】 基板(11)上に樹脂材料によって形成され
る複数の液路(12)と吐出口(13)とを有する液体
噴射記録ヘッドにおいて、液路(12)および吐出口
(13)の断面形状を基板(11)の側の幅を狭くした
T字型とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録方
式に適用される記録液小滴を発生するためのインクジェ
ットヘッドおよびその製造方法に関し、特にエッジシュ
ータ型のインクジェットヘッドおよびその製造方法に関
する。
式に適用される記録液小滴を発生するためのインクジェ
ットヘッドおよびその製造方法に関し、特にエッジシュ
ータ型のインクジェットヘッドおよびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式(液体噴射記録
方式)に適用される液体噴射記録ヘッドは、一般に微細
な記録液吐出口(オリフィス)、液路および液路の一部
に設けられた液体吐出エネルギー発生手段を備えてい
る。図3はこのような従来の液体噴射記録ヘッドの構成
例を示すもので、ここで、101はその基板、102は
基板101上に形成されている液路である。なお、基板
101上には複数の液路102が並列に形成されてい
て、その各先端部に記録液(以下ではインクという)を
吐出させるインク吐出口103が設けられると共に、各
液路102ごとに吐出エネルギー発生手段として本例の
場合、電気熱変換素子104が配設されている。なお、
個々の電気熱変換素子104には吐出信号を供給するた
めの配線(不図示)が基板101上に形成されている。
105は各液路102にインクを供給する共通液室、1
06は隣接する液路間および共通液室105周りを仕切
っているバリアー、107は天板部である。
方式)に適用される液体噴射記録ヘッドは、一般に微細
な記録液吐出口(オリフィス)、液路および液路の一部
に設けられた液体吐出エネルギー発生手段を備えてい
る。図3はこのような従来の液体噴射記録ヘッドの構成
例を示すもので、ここで、101はその基板、102は
基板101上に形成されている液路である。なお、基板
101上には複数の液路102が並列に形成されてい
て、その各先端部に記録液(以下ではインクという)を
吐出させるインク吐出口103が設けられると共に、各
液路102ごとに吐出エネルギー発生手段として本例の
場合、電気熱変換素子104が配設されている。なお、
個々の電気熱変換素子104には吐出信号を供給するた
めの配線(不図示)が基板101上に形成されている。
105は各液路102にインクを供給する共通液室、1
06は隣接する液路間および共通液室105周りを仕切
っているバリアー、107は天板部である。
【0003】ところで、このような液体噴射記録ヘッド
を作成する従来の方法としては、例えば特開昭61−1
54947号公報や特開昭62−253457号に開示
されている図4に示すような工程が知られている。
を作成する従来の方法としては、例えば特開昭61−1
54947号公報や特開昭62−253457号に開示
されている図4に示すような工程が知られている。
【0004】まず、その(A)に示すように被処理基板
1上に感光性樹脂層(ポジ型フォトレジスト層)2を形
成し、その上方から(B)に示すようにマスク3を介し
て光線hνによる露光を行った上、現像処理を施して
(C)に示すような感光性樹脂層のパターンを形成し、
これによって被処理基板1上に液路となる型材を形成す
る。次に、(D)の過程でパターニングされた型材4上
に活性エネルギー線硬化型あるいは熱硬化型の天板部お
よびバリアー形成用の樹脂材料5を被覆し、(E)の過
程で活性エネルギー線照射、あるいは加熱により上記活
性エネルギー線硬化型あるいは熱硬化型の樹脂材料5を
硬化させる。そして、このあと、上記パターニングされ
た型材4を含ハロゲン炭化水素,ケトン,エステル,エ
ーテル,アルコール等の有機溶剤あるいは水酸化ナトリ
ウム,水酸化カリウム等のアルカリ水溶液を用いて溶解
除去し、(F)に示すようにして液路6と共にバリアー
7および天板部8を形成する。
1上に感光性樹脂層(ポジ型フォトレジスト層)2を形
成し、その上方から(B)に示すようにマスク3を介し
て光線hνによる露光を行った上、現像処理を施して
(C)に示すような感光性樹脂層のパターンを形成し、
これによって被処理基板1上に液路となる型材を形成す
る。次に、(D)の過程でパターニングされた型材4上
に活性エネルギー線硬化型あるいは熱硬化型の天板部お
よびバリアー形成用の樹脂材料5を被覆し、(E)の過
程で活性エネルギー線照射、あるいは加熱により上記活
性エネルギー線硬化型あるいは熱硬化型の樹脂材料5を
硬化させる。そして、このあと、上記パターニングされ
た型材4を含ハロゲン炭化水素,ケトン,エステル,エ
ーテル,アルコール等の有機溶剤あるいは水酸化ナトリ
ウム,水酸化カリウム等のアルカリ水溶液を用いて溶解
除去し、(F)に示すようにして液路6と共にバリアー
7および天板部8を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の方法によって液体噴射記録ヘッドを製造
する場合、活性エネルギー線あるいは熱硬化型の液路形
成用材料と液体吐出エネルギー発生手段が形成されてい
る基板との接着面積は、ノズルの高密度化が進むにつれ
て小さくなる傾向があり、このため、高密度記録を達成
するために吐出口間隔を狭く配置した液体噴射記録ヘッ
ドにおいては、樹脂材料5と基板1との接着力が不足す
ることから、樹脂材料5あるいは基板1に発生する僅か
な内部応力により剥離が発生し、最悪の場合は記録中に
液路6を形成しているバリアー7の部分が基板1から剥
離してしまうという問題が発生する。
たような従来の方法によって液体噴射記録ヘッドを製造
する場合、活性エネルギー線あるいは熱硬化型の液路形
成用材料と液体吐出エネルギー発生手段が形成されてい
る基板との接着面積は、ノズルの高密度化が進むにつれ
て小さくなる傾向があり、このため、高密度記録を達成
するために吐出口間隔を狭く配置した液体噴射記録ヘッ
ドにおいては、樹脂材料5と基板1との接着力が不足す
ることから、樹脂材料5あるいは基板1に発生する僅か
な内部応力により剥離が発生し、最悪の場合は記録中に
液路6を形成しているバリアー7の部分が基板1から剥
離してしまうという問題が発生する。
【0006】本発明の目的は、このような障害が発生し
ないようにした信頼性の高いインクジェットヘッドおよ
びその製造方法を提供することにある。
ないようにした信頼性の高いインクジェットヘッドおよ
びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、次に示す
手段により達成することができる。即ち、本発明による
インクジェットヘッドは、液体吐出エネルギー発生手段
を有する基板上に、樹脂材料の積層によって並列に形成
された複数の液路と、個々の該液路の端部に形成された
吐出口とを有し、前記液体吐出エネルギー発生手段の選
択的駆動により前記吐出口から液体を被記録材に向けて
吐出するインクジェットヘッドにおいて、前記吐出口お
よび前記液路の断面形状を前記基板側の幅を狭くしたT
字型としたことを特徴とするものである。
手段により達成することができる。即ち、本発明による
インクジェットヘッドは、液体吐出エネルギー発生手段
を有する基板上に、樹脂材料の積層によって並列に形成
された複数の液路と、個々の該液路の端部に形成された
吐出口とを有し、前記液体吐出エネルギー発生手段の選
択的駆動により前記吐出口から液体を被記録材に向けて
吐出するインクジェットヘッドにおいて、前記吐出口お
よび前記液路の断面形状を前記基板側の幅を狭くしたT
字型としたことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明によるインクジェットヘッド
の製造方法は、液体吐出エネルギー発生手段を有する基
板上に、感光性樹脂材料により前記基板側の幅を狭くし
たT字型断面形状を有する液路および吐出口形成のため
の型材をフォトリソグラフィーにより形成し、該型材上
に活性エネルギー線硬化型材料もしくは熱硬化型材料を
被覆して硬化させた後、前記型材を溶解除去することに
より前記液路および吐出口を形成することを特徴とする
ものである。
の製造方法は、液体吐出エネルギー発生手段を有する基
板上に、感光性樹脂材料により前記基板側の幅を狭くし
たT字型断面形状を有する液路および吐出口形成のため
の型材をフォトリソグラフィーにより形成し、該型材上
に活性エネルギー線硬化型材料もしくは熱硬化型材料を
被覆して硬化させた後、前記型材を溶解除去することに
より前記液路および吐出口を形成することを特徴とする
ものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、吐出口および液路の断面形状
を基板側の幅を狭くしたT字型としたことにより樹脂材
料の積層によって形成される吐出口および液路の両側の
バリアー部分と基板との接合面積を広く確保することが
でき、その間の剥離が防止される。
を基板側の幅を狭くしたT字型としたことにより樹脂材
料の積層によって形成される吐出口および液路の両側の
バリアー部分と基板との接合面積を広く確保することが
でき、その間の剥離が防止される。
【0010】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明による記録ヘ
ッドの製造方法を詳細かつ具体的に説明するが、それに
先立ち、本発明にかかるインクジェットヘッドの構成例
を図1に示しておく。
ッドの製造方法を詳細かつ具体的に説明するが、それに
先立ち、本発明にかかるインクジェットヘッドの構成例
を図1に示しておく。
【0011】なお、本発明においては、例えば、ガラ
ス,セラミックス,プラスチック,金属等からなる基板
11を用いることができる。このような基板11は液路
12および共通液室15の構成材料の一部として機能
し、また、後述の型材および硬化性材料形成時の支持体
として機能するものであり、この場合は、その形状、材
質等特に限定されることなく使用することができる。
ス,セラミックス,プラスチック,金属等からなる基板
11を用いることができる。このような基板11は液路
12および共通液室15の構成材料の一部として機能
し、また、後述の型材および硬化性材料形成時の支持体
として機能するものであり、この場合は、その形状、材
質等特に限定されることなく使用することができる。
【0012】図1に示すように、本発明による液路12
およびインク吐出口13はその断面形状がT字型に形成
されるものである。また、14は基板11上に配設され
た電気熱変換素子あるいは圧電素子などの吐出エネルギ
ー発生手段であり、これらの吐出エネルギー発生手段1
4によって液路12内のインクに選択的に吐出エネルギ
ーが付与されることによりインクが小滴となって吐出さ
れ、記録が行われる。また、バリアー部16は天板部1
7と共に後述する手順に従って硬化性材料により一体に
形成されるものである。なお、上記吐出エネルギー発生
手段14として電気熱変換素子が用いられる場合には、
この素子が近傍のインクを加熱することにより吐出エネ
ルギーを発生する。また、上記吐出エネルギー発生手段
14として圧電素子が用いられる場合には、この素子の
機械的振動によって吐出エネルギーが発生される。
およびインク吐出口13はその断面形状がT字型に形成
されるものである。また、14は基板11上に配設され
た電気熱変換素子あるいは圧電素子などの吐出エネルギ
ー発生手段であり、これらの吐出エネルギー発生手段1
4によって液路12内のインクに選択的に吐出エネルギ
ーが付与されることによりインクが小滴となって吐出さ
れ、記録が行われる。また、バリアー部16は天板部1
7と共に後述する手順に従って硬化性材料により一体に
形成されるものである。なお、上記吐出エネルギー発生
手段14として電気熱変換素子が用いられる場合には、
この素子が近傍のインクを加熱することにより吐出エネ
ルギーを発生する。また、上記吐出エネルギー発生手段
14として圧電素子が用いられる場合には、この素子の
機械的振動によって吐出エネルギーが発生される。
【0013】なお、一般にこれら吐出エネルギー発生素
子の耐用性の向上等を目的として、保護層等の各種の機
能層が設けられるが、本発明においてもこのような機能
層を設けることが可能なことはいうまでもない。
子の耐用性の向上等を目的として、保護層等の各種の機
能層が設けられるが、本発明においてもこのような機能
層を設けることが可能なことはいうまでもない。
【0014】続いて、図2に従い本発明液体噴射記録ヘ
ッドの製造にかかるインク吐出口13および液路12の
形成手順について説明する。
ッドの製造にかかるインク吐出口13および液路12の
形成手順について説明する。
【0015】まず、図2の(A)には基板11上に例え
ば感光性樹脂材料(ポジ型フォトレジスト材料)を用い
て第1のレジスト層20を形成する過程が示されてい
る。なお、この第1のレジスト層20は図1に示すイン
ク吐出口13および液路12の内幅を狭めて形成される
部分(以下で基板側吐出口部13Aおよび基板側液路部
12Aという)形成のために積層されるものである。つ
いで図2の(B)で基板側液路部12Aおよび基板側吐
出部13Aと対応する位置にパターンが形成された第1
のマスク21を第1レジスト層20の上方に配置し、露
光用光源からの感光波長域を有する光線hνにより第1
回目の露光を行う。
ば感光性樹脂材料(ポジ型フォトレジスト材料)を用い
て第1のレジスト層20を形成する過程が示されてい
る。なお、この第1のレジスト層20は図1に示すイン
ク吐出口13および液路12の内幅を狭めて形成される
部分(以下で基板側吐出口部13Aおよび基板側液路部
12Aという)形成のために積層されるものである。つ
いで図2の(B)で基板側液路部12Aおよび基板側吐
出部13Aと対応する位置にパターンが形成された第1
のマスク21を第1レジスト層20の上方に配置し、露
光用光源からの感光波長域を有する光線hνにより第1
回目の露光を行う。
【0016】図2の(C)は(B)で露光を終えた第1
レジスト層20の更に上面に第2のレジスト層22を形
成する工程を示す。なお、この第2レジスト層22は図
1に示すインク吐出口13および液路12のうち、幅を
広めて形成される部分(以下で天板側吐出部13Bおよ
び天板側液路部12Bという)成形のために積層される
ものである。
レジスト層20の更に上面に第2のレジスト層22を形
成する工程を示す。なお、この第2レジスト層22は図
1に示すインク吐出口13および液路12のうち、幅を
広めて形成される部分(以下で天板側吐出部13Bおよ
び天板側液路部12Bという)成形のために積層される
ものである。
【0017】図2の(D)は(C)で積層された第2レ
ジスト層22の上方に第2のマスク23を配置し、光線
hνによる第2の露光を行う工程を示す。ここで、第2
のマスク23には天板側吐出部13Bおよび天板側液路
12Bに対応する幅のパターンが形成されており、この
ような露光によって上述の吐出部13Bおよび液路12
Bを除く部分だけが露光されたことになる。なお、図示
はしないが、図1に示す共通液室15の形成にあたって
は、図2の(B)および(D)に示した第1回目および
第2回目の露光にあたり、共通液室15形成部分の全面
にわたりマスキングすればよい。
ジスト層22の上方に第2のマスク23を配置し、光線
hνによる第2の露光を行う工程を示す。ここで、第2
のマスク23には天板側吐出部13Bおよび天板側液路
12Bに対応する幅のパターンが形成されており、この
ような露光によって上述の吐出部13Bおよび液路12
Bを除く部分だけが露光されたことになる。なお、図示
はしないが、図1に示す共通液室15の形成にあたって
は、図2の(B)および(D)に示した第1回目および
第2回目の露光にあたり、共通液室15形成部分の全面
にわたりマスキングすればよい。
【0018】以上に述べてきた図2の(A)から(D)
までの工程は、本発明にかかるインク吐出口13および
液路12形成のための型として作用する部分を作成する
ための前工程であり、図2の(E)および(F)に上記
の型を基板11上に形成する工程を示す。すなわち、
(A)〜(D)の工程により露光された部分のみを可溶
化の状態に保つことができるので、まず(E)の段階で
第2レジスト層22の露光部分を現像によって除去し、
更に(F)の段階で第1レジスト層20の露光部分を同
じく現像によって除去する。(E)および(F)におい
て、22A,20Aは現像の結果、形成された吐出口1
3および液路12の型材である。なお、本例においては
第2レジスト層22と第1レジスト層20との現像処理
を2段階の工程で行うようにしたが、(E)および
(F)の工程を同時に行うようにしてもよい。
までの工程は、本発明にかかるインク吐出口13および
液路12形成のための型として作用する部分を作成する
ための前工程であり、図2の(E)および(F)に上記
の型を基板11上に形成する工程を示す。すなわち、
(A)〜(D)の工程により露光された部分のみを可溶
化の状態に保つことができるので、まず(E)の段階で
第2レジスト層22の露光部分を現像によって除去し、
更に(F)の段階で第1レジスト層20の露光部分を同
じく現像によって除去する。(E)および(F)におい
て、22A,20Aは現像の結果、形成された吐出口1
3および液路12の型材である。なお、本例においては
第2レジスト層22と第1レジスト層20との現像処理
を2段階の工程で行うようにしたが、(E)および
(F)の工程を同時に行うようにしてもよい。
【0019】ついで、(G)の工程で上述のようにして
得られた型材20A,22Aの周りを充填する形で基板
11上を硬化性樹脂材料24で所定の厚さとなるまで被
覆し、光照射または熱処理を施して硬化性樹脂材料24
を硬化させる。かくして、天板部15およびバリアー部
16となる部分を基板11上に一体形成することができ
るので、このあと(H)の工程で型材22A,20Aを
薬品により溶融除去し、図1に示したような液体噴射記
録ヘッドに仕上げることができる。
得られた型材20A,22Aの周りを充填する形で基板
11上を硬化性樹脂材料24で所定の厚さとなるまで被
覆し、光照射または熱処理を施して硬化性樹脂材料24
を硬化させる。かくして、天板部15およびバリアー部
16となる部分を基板11上に一体形成することができ
るので、このあと(H)の工程で型材22A,20Aを
薬品により溶融除去し、図1に示したような液体噴射記
録ヘッドに仕上げることができる。
【0020】なお、上記の硬化性樹脂材料24として
は、光照射や熱処理によって硬化可能なものであればよ
いが、これらの材料と基板11とによりインク吐出口1
3,液路12および共通液室15が形成されるものであ
るから、好ましくは基板11との密着性,機械的強度お
よび耐蝕性等の面で優れたものであることが望ましい。
は、光照射や熱処理によって硬化可能なものであればよ
いが、これらの材料と基板11とによりインク吐出口1
3,液路12および共通液室15が形成されるものであ
るから、好ましくは基板11との密着性,機械的強度お
よび耐蝕性等の面で優れたものであることが望ましい。
【0021】以下に、本発明にかかる液体噴射記録ヘッ
ドの製造方法を具体的な実施例によって説明する。
ドの製造方法を具体的な実施例によって説明する。
【0022】実施例1 液体吐出エネルギー発生手段としての電気熱変換素子を
形成したガラス被処理基板上にポジ型フォトレジストA
Z−4903(ヘキスト社製)を膜厚5μmとなるよう
にスピンコートし、オーブン中90℃で20分間のプリ
ベークを行って第1のレジスト層を形成した。この第1
レジスト層上にT字型インク吐出口および液路の下層部
分すなわち、基板側部分を形成するマスクパターンを介
してパターン露光を行った後、0.1mmHgの真空条
件下で30分間の脱気処理を行った。
形成したガラス被処理基板上にポジ型フォトレジストA
Z−4903(ヘキスト社製)を膜厚5μmとなるよう
にスピンコートし、オーブン中90℃で20分間のプリ
ベークを行って第1のレジスト層を形成した。この第1
レジスト層上にT字型インク吐出口および液路の下層部
分すなわち、基板側部分を形成するマスクパターンを介
してパターン露光を行った後、0.1mmHgの真空条
件下で30分間の脱気処理を行った。
【0023】次に、第1のレジスト層上にポジ型ドライ
フィルムとしてオザテックR−225(ヘキスト社製,
膜厚25μm)をラミネートし、オーブン中110℃で
20分間のプリベークを行って第2のレジスト層を形成
した。次いでT字型インク吐出口および液路の上層部分
すなわち天板側の部分を形成するマスクパターンを介し
てパターン露光した後、水酸化ナトリウム水溶液を用い
て現像処理し、引き続いてイオン交換水によるリンス処
理を行ってT字型のレジストパターンを得た。
フィルムとしてオザテックR−225(ヘキスト社製,
膜厚25μm)をラミネートし、オーブン中110℃で
20分間のプリベークを行って第2のレジスト層を形成
した。次いでT字型インク吐出口および液路の上層部分
すなわち天板側の部分を形成するマスクパターンを介し
てパターン露光した後、水酸化ナトリウム水溶液を用い
て現像処理し、引き続いてイオン交換水によるリンス処
理を行ってT字型のレジストパターンを得た。
【0024】次に、このレジストパターン上に日本ユニ
オンカーバイト社製エポキシ樹脂 Cyracure UVR−6110 40重量部 Cyracure UVR−6200 20重量部 Cyracure UVR−6351 40重量部 および トリフェニルスルホニウムヘキサフル オロアンチモネート 1重量部 から成る光硬化性材料を被覆し、全面露光および熱処理
を行って硬化させた後、アセトン中で超音波処理を行
い、レジストパターンを除去して600dpi相当のノ
ズルを有する液体噴射記録ヘッドを得た。
オンカーバイト社製エポキシ樹脂 Cyracure UVR−6110 40重量部 Cyracure UVR−6200 20重量部 Cyracure UVR−6351 40重量部 および トリフェニルスルホニウムヘキサフル オロアンチモネート 1重量部 から成る光硬化性材料を被覆し、全面露光および熱処理
を行って硬化させた後、アセトン中で超音波処理を行
い、レジストパターンを除去して600dpi相当のノ
ズルを有する液体噴射記録ヘッドを得た。
【0025】このようにして作成されたインク吐出口お
よび液路部分を光学顕微鏡により観察したところ、上記
の樹脂材料によって形成されたバリアー部および天板部
の基板からの剥離は全く観察されなかった。さらに、こ
のようにして作成された液体噴射記録ヘッドにより、安
定した記録が可能であった。
よび液路部分を光学顕微鏡により観察したところ、上記
の樹脂材料によって形成されたバリアー部および天板部
の基板からの剥離は全く観察されなかった。さらに、こ
のようにして作成された液体噴射記録ヘッドにより、安
定した記録が可能であった。
【0026】実施例2 液体吐出エネルギー発生手段としての電気熱変換素子を
形成したガラス被処理基板上にm−,p−クレゾールノ
ボラック共重合体,o−ナフトキノンジアジド誘導体お
よびトリエタノールアミンからなるイメージリバーサル
用レジストを膜厚5μmとなるようにスピンコートし、
オーブン中90℃で20分間のプリベークを行って第1
のレジスト層を形成した。この第1レジスト層上にT字
型インク吐出口および液路の下層部分を形成するマスク
パターンを介してパターン露光した後、加熱,全面露光
処理を行った。
形成したガラス被処理基板上にm−,p−クレゾールノ
ボラック共重合体,o−ナフトキノンジアジド誘導体お
よびトリエタノールアミンからなるイメージリバーサル
用レジストを膜厚5μmとなるようにスピンコートし、
オーブン中90℃で20分間のプリベークを行って第1
のレジスト層を形成した。この第1レジスト層上にT字
型インク吐出口および液路の下層部分を形成するマスク
パターンを介してパターン露光した後、加熱,全面露光
処理を行った。
【0027】次に、第1のレジスト層上にポジ型ドライ
フィルムとしてオザテックR−225(ヘキスト社製,
膜厚25μm)をラミネートし、オーブン中110℃で
20分間のプリベークを行って第2のレジスト層を形成
した。次いでT字型インク吐出口および液路の上層部分
を形成するマスクパターンを介してパターン露光した
後、水酸化ナトリウム水溶液を用いて現像処理し、引き
続いてイオン交換水によるリンス処理を行ってT字型の
レジストパターンを得た。
フィルムとしてオザテックR−225(ヘキスト社製,
膜厚25μm)をラミネートし、オーブン中110℃で
20分間のプリベークを行って第2のレジスト層を形成
した。次いでT字型インク吐出口および液路の上層部分
を形成するマスクパターンを介してパターン露光した
後、水酸化ナトリウム水溶液を用いて現像処理し、引き
続いてイオン交換水によるリンス処理を行ってT字型の
レジストパターンを得た。
【0028】次に、レジストパターン上に日本ユニオン
カーバイト社製エポキシ樹脂 Cyracure UVR−6110 40重量部 Cyracure UVR−6200 20重量部 Cyracure UVR−6351 40重量部 および トリフェニルスルホニウムヘキサフル オロアンチモネート 1重量部 から成る光硬化性材料を被覆し、全面露光および熱処理
を行って硬化させた後、アセトン中で超音波処理を行
い、レジストパターンを除去して600dpi相当のノ
ズルを有する液体噴射記録ヘッドを得た。
カーバイト社製エポキシ樹脂 Cyracure UVR−6110 40重量部 Cyracure UVR−6200 20重量部 Cyracure UVR−6351 40重量部 および トリフェニルスルホニウムヘキサフル オロアンチモネート 1重量部 から成る光硬化性材料を被覆し、全面露光および熱処理
を行って硬化させた後、アセトン中で超音波処理を行
い、レジストパターンを除去して600dpi相当のノ
ズルを有する液体噴射記録ヘッドを得た。
【0029】このようにして作成されたインク吐出口お
よび液路を光学顕微鏡により観察したところ、上記の樹
脂材料によって形成されたバリアー部および天板部の基
板からの剥離は全く観察されなかった。さらに、このよ
うにして作成された液体噴射記録ヘッドにより、安定し
た記録が可能であった。
よび液路を光学顕微鏡により観察したところ、上記の樹
脂材料によって形成されたバリアー部および天板部の基
板からの剥離は全く観察されなかった。さらに、このよ
うにして作成された液体噴射記録ヘッドにより、安定し
た記録が可能であった。
【0030】なお、上述の実施例によって作成した記録
ヘッドをこれまでの製造によるものと比較するために、
下記のようにして記録ヘッドの作成を行った。
ヘッドをこれまでの製造によるものと比較するために、
下記のようにして記録ヘッドの作成を行った。
【0031】比較例 液体吐出エネルギー発生手段としての電気熱変換素子を
形成したガラス被処理基板上にポジ型フォトレジストA
Z−4903(ヘキスト社製)を膜厚30μmとなるよ
うスピンコートし、オーブン中90℃で40分間のプリ
ベークを行ってレジスト層を形成した。このレジスト層
上にインク吐出口および液路形成用のマスクパターンを
介してパターン露光した後、水酸化ナトリウム水溶液を
用いて現像し、ついでイオン交換水でリンス処理を施
し、オーブン中70℃で30分間のポストベークを行
い、レジストパターンを得た。
形成したガラス被処理基板上にポジ型フォトレジストA
Z−4903(ヘキスト社製)を膜厚30μmとなるよ
うスピンコートし、オーブン中90℃で40分間のプリ
ベークを行ってレジスト層を形成した。このレジスト層
上にインク吐出口および液路形成用のマスクパターンを
介してパターン露光した後、水酸化ナトリウム水溶液を
用いて現像し、ついでイオン交換水でリンス処理を施
し、オーブン中70℃で30分間のポストベークを行
い、レジストパターンを得た。
【0032】次に、このレジストパターン上に1.0J
/cm2 の露光量で全面露光を行い、0.1mmHgの
真空条件下で30分間の脱気処理を行った後、日本ユニ
オンカーバイト社製エポキシ樹脂 Cyracure UVR−6110 40重量部 Cyracure UVR−6200 20重量部 Cyracure UVR−6351 40重量部 および トリフェニルスルホニウムヘキサフル オロアンチモネート 1重量部 から成る光硬化性材料を被覆し、全面露光および熱処理
を行って硬化させた後、アセトン中で超音波処理を行
い、レジストパターンを除去して600dpi相当のイ
ンク吐出口列を有する液体噴射記録ヘッドを得た。
/cm2 の露光量で全面露光を行い、0.1mmHgの
真空条件下で30分間の脱気処理を行った後、日本ユニ
オンカーバイト社製エポキシ樹脂 Cyracure UVR−6110 40重量部 Cyracure UVR−6200 20重量部 Cyracure UVR−6351 40重量部 および トリフェニルスルホニウムヘキサフル オロアンチモネート 1重量部 から成る光硬化性材料を被覆し、全面露光および熱処理
を行って硬化させた後、アセトン中で超音波処理を行
い、レジストパターンを除去して600dpi相当のイ
ンク吐出口列を有する液体噴射記録ヘッドを得た。
【0033】このようにして作成されたインク吐出口お
よび液路を光学顕微鏡により観察したところ、吐出口間
や液路間において上記樹脂材料によって形成されたバリ
アー部の基板からの剥離が観察された。
よび液路を光学顕微鏡により観察したところ、吐出口間
や液路間において上記樹脂材料によって形成されたバリ
アー部の基板からの剥離が観察された。
【0034】図5は本発明液体噴射記録ヘッドの適用が
可能な液体噴射記録装置の構成例を示す。ここで、IJ
Cはインクタンクと液体噴射記録ヘッド1000とが一
体形のインクジェットカートリッジであり、キャリッジ
HCに搭載されている。5002は被記録材である記録
シートPを記録位置に保持するプラテン、5003およ
び5004はキャリッジHCを記録シートPに沿って移
動させるための案内軸およびリードスクリューであり、
リードスクリュー5004にはスクリューねじ5005
が形成されていて、キャリッジHC側の不図示の係合ピ
ンがスクリューねじ5005と係合することにより、リ
ードスクリュー5004の回転に合わせて、キャリッジ
HCが移動される。
可能な液体噴射記録装置の構成例を示す。ここで、IJ
Cはインクタンクと液体噴射記録ヘッド1000とが一
体形のインクジェットカートリッジであり、キャリッジ
HCに搭載されている。5002は被記録材である記録
シートPを記録位置に保持するプラテン、5003およ
び5004はキャリッジHCを記録シートPに沿って移
動させるための案内軸およびリードスクリューであり、
リードスクリュー5004にはスクリューねじ5005
が形成されていて、キャリッジHC側の不図示の係合ピ
ンがスクリューねじ5005と係合することにより、リ
ードスクリュー5004の回転に合わせて、キャリッジ
HCが移動される。
【0035】また、5006はキャリッジHCから突出
したしゃ蔽突起、5007はストッパ、5008はしゃ
蔽突起5006のしゃ蔽によって、キャリッジHCのホ
ームポジション位置を検出するセンサ、5009および
5011は駆動モータ5013により駆動されるギアで
あり、記録時にはこれらのギア5009,5011を介
してリードスクリュー5004が所定のタイミングで駆
動され、キャリッジHCと共に記録ヘッド1000を走
査させて記録ヘッド1000からインクを吐出させ、記
録シートP上に記録を行うことができる。5016およ
び5017はキャリッジHCがホームポジション近傍に
あるときに、記録ヘッド1に対する回復動作にかかわる
キャップ部材および掃拭部材である。
したしゃ蔽突起、5007はストッパ、5008はしゃ
蔽突起5006のしゃ蔽によって、キャリッジHCのホ
ームポジション位置を検出するセンサ、5009および
5011は駆動モータ5013により駆動されるギアで
あり、記録時にはこれらのギア5009,5011を介
してリードスクリュー5004が所定のタイミングで駆
動され、キャリッジHCと共に記録ヘッド1000を走
査させて記録ヘッド1000からインクを吐出させ、記
録シートP上に記録を行うことができる。5016およ
び5017はキャリッジHCがホームポジション近傍に
あるときに、記録ヘッド1に対する回復動作にかかわる
キャップ部材および掃拭部材である。
【0036】なお、図5では単体のインクジェットカー
トリッジIJCをキャリッジHCに搭載して記録を行う
インクジェット記録装置IJRAの場合について述べた
が、本発明液体噴射記録ヘッド1000の適用はこれに
限られるものではなく、インクタンクと記録ヘッドとが
別に設けられるものでもよくまた、カラーインクジェッ
ト記録装置は勿論のこと、シリアルでなく、被記録材の
幅一杯にわたって記録が可能なフルライン記録にも適用
できることはいうまでもない。
トリッジIJCをキャリッジHCに搭載して記録を行う
インクジェット記録装置IJRAの場合について述べた
が、本発明液体噴射記録ヘッド1000の適用はこれに
限られるものではなく、インクタンクと記録ヘッドとが
別に設けられるものでもよくまた、カラーインクジェッ
ト記録装置は勿論のこと、シリアルでなく、被記録材の
幅一杯にわたって記録が可能なフルライン記録にも適用
できることはいうまでもない。
【0037】なお、本発明は、特にインクジェット記録
方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用される
エネルギとして熱エネルギを発生する手段(例えば電気
熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギにより
インクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録
装置において優れた効果をもたらすものである。かかる
方式によれば記録の高密度化,高精細化が達成できるか
らである。
方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用される
エネルギとして熱エネルギを発生する手段(例えば電気
熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギにより
インクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録
装置において優れた効果をもたらすものである。かかる
方式によれば記録の高密度化,高精細化が達成できるか
らである。
【0038】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換素子に、記録情報に対応していて核沸騰を越える
急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印
加することによって、電気熱変換素子に熱エネルギを発
生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせ
て、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(イ
ンク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡
の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)
を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆
動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収
縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)
の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆
動信号としては、米国特許第4463359号明細書,
同第4345262号明細書に記載されているようなも
のが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関
する発明の米国特許第4313124号明細書に記載さ
れている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うこ
とができる。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換素子に、記録情報に対応していて核沸騰を越える
急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印
加することによって、電気熱変換素子に熱エネルギを発
生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせ
て、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(イ
ンク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡
の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)
を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆
動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収
縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)
の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆
動信号としては、米国特許第4463359号明細書,
同第4345262号明細書に記載されているようなも
のが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関
する発明の米国特許第4313124号明細書に記載さ
れている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うこ
とができる。
【0039】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0040】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0041】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よいし、多種類のインクが類別に吐出可能な吐出口群が
1つの記録ヘッドに一体に設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よいし、多種類のインクが類別に吐出可能な吐出口群が
1つの記録ヘッドに一体に設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
【0042】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換素子に対して対向するような形態として
もよい。本発明においては、上述した各インクに対して
最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもの
である。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換素子に対して対向するような形態として
もよい。本発明においては、上述した各インクに対して
最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもの
である。
【0043】さらに加えて、本発明の適用が可能なイン
クジェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の
情報処理機器の画像出力端末として用いられるものの
他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能
を有するファクシミリ装置の形態を採るもの等であって
もよい。
クジェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の
情報処理機器の画像出力端末として用いられるものの
他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能
を有するファクシミリ装置の形態を採るもの等であって
もよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明にかか
る液体噴射記録ヘッドによれば、吐出口および前記液路
の断面形状を前記基板側の幅を狭くしたT字型としたの
で、基板とバリアーとの間で剥離が発生したりすること
のない信頼性の高い微細なインク吐出口および液路を有
する液体噴射記録ヘッドが得られる。
る液体噴射記録ヘッドによれば、吐出口および前記液路
の断面形状を前記基板側の幅を狭くしたT字型としたの
で、基板とバリアーとの間で剥離が発生したりすること
のない信頼性の高い微細なインク吐出口および液路を有
する液体噴射記録ヘッドが得られる。
【0045】また、本発明にかかる液体噴射記録ヘッド
の製造方法によれば、液体吐出エネルギー発生手段を有
する基板上に、感光性樹脂材料により前記基板側の幅を
狭くしたT字型断面形状を有する液路および吐出口形成
のための型材をパターニングおよび露光により形成し、
該型材上に活性エネルギー線硬化型材料もしくは熱硬化
型材料を被覆して硬化させた後、前記型材を溶解除去す
ることにより前記液路および吐出口を形成するので、高
密度記録が可能であり、しかも破損を生じる虞のない液
体噴射記録ヘッドを製造することができる。
の製造方法によれば、液体吐出エネルギー発生手段を有
する基板上に、感光性樹脂材料により前記基板側の幅を
狭くしたT字型断面形状を有する液路および吐出口形成
のための型材をパターニングおよび露光により形成し、
該型材上に活性エネルギー線硬化型材料もしくは熱硬化
型材料を被覆して硬化させた後、前記型材を溶解除去す
ることにより前記液路および吐出口を形成するので、高
密度記録が可能であり、しかも破損を生じる虞のない液
体噴射記録ヘッドを製造することができる。
【図1】本発明液体噴射記録ヘッドの構成の一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明にかかる液体噴射記録ヘッドの製造工程
を(A)〜(H)によって示す説明図である。
を(A)〜(H)によって示す説明図である。
【図3】従来例の構成を示す斜視図である。
【図4】従来例による液体噴射記録ヘッドの製造工程を
(A)〜(F)によって示す説明図である。
(A)〜(F)によって示す説明図である。
【図5】本発明液体噴射記録ヘッドの適用が可能な液体
噴射記録装置の構成例を示す斜視図である。
噴射記録装置の構成例を示す斜視図である。
11 基板 12 液路 12A 基板側液路部 12B 天板側液路部 13 インク吐出口 13A 基板側インク吐出部 13B 天板側インク吐出部 14 吐出エネルギー発生手段(電気熱変換素子) 15 共通液室 16 バリアー(部) 17 天板(部) 20 第1(の)フォトレジスト層 21 第1(の)マスク 22 第2(の)フォトレジスト層 20A,22A 型材 23 第2(の)マスク 24 硬化性樹脂材料 1000 液体噴射記録ヘッド HC キャリッジ IJRA 液体噴射記録装置
Claims (6)
- 【請求項1】 液体吐出エネルギー発生手段を有する基
板上に、樹脂材料の積層によって並列に形成された複数
の液路と、個々の該液路の端部に形成された吐出口とを
有し、前記液体吐出エネルギー発生手段の選択的駆動に
より前記吐出口から液体を被記録材に向けて吐出するイ
ンクジェットヘッドにおいて、 前記吐出口および前記液路の断面形状を前記基板側の幅
を狭くしたT字型としたことを特徴とするインクジェッ
トヘッド。 - 【請求項2】 前記液体吐出エネルギー発生手段は、熱
エネルギーを発生する電気熱変換素子であり、該電気熱
変換素子の発生する熱エネルギーにより液体中に発泡を
生じさせ、該発泡による圧力変化に伴って前記液体を吐
出することを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
トヘッド。 - 【請求項3】 前記吐出口が前記被記録材の記録領域の
全幅にわたって配設されるフルライン型であることを特
徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項4】 前記吐出口は異なる種類の記録用液体を
吐出する吐出口群が一体に形成されていることを特徴と
する請求項1に記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項5】 液体吐出エネルギー発生手段を有する基
板上に、感光性樹脂材料により前記基板側の幅を狭くし
たT字型断面形状を有する液路および吐出口形成のため
の型材をフォトリソグラフィーにより形成し、該型材上
に活性エネルギー線硬化型材料もしくは熱硬化型材料を
被覆して硬化させた後、前記型材を溶解除去することに
より前記液路および吐出口を形成することを特徴とする
インクジェットヘッドの製造方法。 - 【請求項6】 請求項1に記載の液体噴射記録ヘッドお
よび該ヘッドを搭載する部材を少なくとも具備すること
を特徴とするインクジェット装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32794993A JPH07178914A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | インクジェットヘッドおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32794993A JPH07178914A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | インクジェットヘッドおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07178914A true JPH07178914A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=18204818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32794993A Pending JPH07178914A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | インクジェットヘッドおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07178914A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010240639A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-10-28 | Fujifilm Corp | 流体液滴吐出用ノズル形状 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32794993A patent/JPH07178914A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010240639A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-10-28 | Fujifilm Corp | 流体液滴吐出用ノズル形状 |
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