JPH07179617A - 帯電防止処理を施してなるポリエチレンテレフタレート容器およびその製造方法 - Google Patents

帯電防止処理を施してなるポリエチレンテレフタレート容器およびその製造方法

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JPH07179617A
JPH07179617A JP32380793A JP32380793A JPH07179617A JP H07179617 A JPH07179617 A JP H07179617A JP 32380793 A JP32380793 A JP 32380793A JP 32380793 A JP32380793 A JP 32380793A JP H07179617 A JPH07179617 A JP H07179617A
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polyethylene terephthalate
container
surface side
parison
antistatic agent
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JP32380793A
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English (en)
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Kinji Yoshiki
金次 吉木
Hirohisa Nakatsuka
裕久 中塚
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Sunstar Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 延伸ブロー成形にて製造するPET容器で、
容器内表面側への帯電防止剤の移行を抑制して内容物に
対する悪影響を防止し、しかも少量の帯電防止剤の添加
で効率のよい帯電防止効果を有するPET容器を提供す
ること。 【構成】 次の一般式(1) R1 CH(R2 )−SO3 M (1) (式中、R1 およびR2 はそれぞれ直鎖アルキル基を示
し、Mはスルホン酸塩を形成する金属を示し、R1 とR
2 の炭素数の合計が7〜23である)で表されるアルカ
ンスルホン酸金属塩を含有する帯電防止剤をPET樹脂
に対して1.0〜1.5重量%添加して射出ブロー成形
にて製造し、内表面側の表面固有抵抗が1014〜1015
Ωで外表面側の表面固有抵抗が1010〜1014Ωの範囲
である帯電防止処理を施したPET容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗口液、液体歯磨、液
体洗剤、シャンプー、リンス、コンディショナー、化粧
品などのオーラルケア、ヘアケア、あるいはハウスホー
ルド、医薬品その他の容器として用いられるポリエチレ
ンテレフタレート容器(以下「PET容器」という。)
に関するものであり、更に詳しくは、帯電防止処理を施
してなるPET容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート樹脂(以下
「PET樹脂」という。)は耐薬品性、ガスバリヤ性に
優れ、また、透明性などにも優れているため、上記のよ
うな化粧品、医薬品などの容器の他にも、食品容器など
の広い範囲に用いられている。ところが、このPET樹
脂は、同時に絶縁性が高く、このため、PET容器の表
面には埃が付着しやすい。このように製品に埃が付着す
ると、見た目に悪く商品価値を減ずるのみでなく、化粧
品や医薬品なとの容器としては衛生上でも問題がある。
このため、容器に帯電防止処理を施して埃の付着を防止
することが行われている。
【0003】前記のようにPET容器に帯電防止処理を
施す方法としては、一般的には、PET容器表面に帯電
防止剤を含む処理剤をスプレーなどしてコートする方法
が採用されている。しかしながら、このスプレーなどに
よる表面コートでは、帯電防止剤の付着のバラツキ、剥
がれなどの問題があり、帯電防止効果の持続性に難点が
あるだけでなく、この容器へのスプレーなどによるコー
ト方法は、容器を成形した後の後加工となるため、容器
成形直後には帯電防止処理が施されておらず、成形直後
から前記のスプレーなどによる帯電防止処理までの間の
帯電防止の問題が残る。また、このスプレー法の場合で
あると、加工工程が増えることによる製品のコストアッ
プという問題もある。
【0004】そこで、前記のような後加工による帯電防
止処理の代わりに、容器成形時に予め原料のPET樹脂
に帯電防止剤を添加しておくことが考慮される。このよ
うに原料樹脂に予め帯電防止剤を添加しておけば、前記
の後加工による帯電防止処理の場合のような成形直後か
ら処理までの間の問題はなく、しかも、帯電防止剤の付
着のバラツキや剥がれなどの問題もない。しかし、PE
T樹脂は融点が高いために、さらに射出ブロー成形の場
合に2度にわたって加熱する必要があり、通常の帯電防
止剤を添加しても、成形時にその効果が弱まり、製品と
してのPET容器に十分な帯電防止効果が得られなかっ
た。
【0005】しかしながら、PET樹脂製品の場合、原
料のPET樹脂に帯電防止剤を多量に添加して成形する
と、射出ブロー成形にて容器を製造する際に、この帯電
防止剤が造核剤となってパリソン射出成形時のPET樹
脂の結晶化を促進し、これに続くブロー成形工程におけ
る成形性を低下させるだけでなく、結晶化の促進は樹脂
の白濁の原因となり、容器の透明性も低下してしまう、
といった容器製造上の問題だけでなく、容器内表面側へ
の帯電防止剤の移行(ブリーズアウト現象)による内容
物に対する変質、変臭などの悪影響といった問題もあ
る。また、その一方で帯電防止剤の添加量が少ないと十
分な帯電防止効果が得られない、といった問題ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、上
記の問題に鑑み、帯電防止処理を施してなるPET容器
を延伸ブロー成形にて製造するに際して、帯電防止剤の
添加量を抑制することにより、パリソン成形時のPET
樹脂の結晶化度を抑制して成形性の低下、白濁による透
明性の低下などの問題もなく、また、容器内表面側への
帯電防止剤の移行を最小限に抑制して内容物に対する悪
影響を防止するとともに、少量の帯電防止剤の添加で効
率のよい帯電防止効果を有するPET容器を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る帯電防止処
理を施してなるPET容器は、上記の目的を達成するた
めに、帯電防止剤を添加したPET樹脂の射出ブロー成
形にて製造される容器であって、該容器内表面側に較べ
て外表面側のPET樹脂の密度および結晶化度が大であ
り、かつ容器内表面に較べて外表面側に帯電防止剤がよ
り多く分散して帯電防止効果に優れていることを特徴と
するものである。
【0008】前記のPET容器は、容器内表面側の表面
固有抵抗が1014〜1015Ωで、かつ容器外表面側の表
面固有抵抗が1010〜1014Ωの範囲のものである。
【0009】また、前記本発明に係るPET容器におけ
る帯電防止剤の好ましい添加量としては、PET樹脂に
対して0.5〜2.0重量%の範囲であり、より好まし
い添加量としては、PET樹脂に対して1.0〜1.5
重量%の範囲である。この帯電防止剤の添加量が上記の
範囲よりも多くなるとパリソン成形時のPET樹脂の結
晶化が促進され、成形性が著しく低下する。一方、帯電
防止剤の添加量がこの範囲より少なくなると、十分な帯
電防止効果が得られない。
【0010】ここで使用される帯電防止剤としては、次
の一般式(1) R1 CH(R2 )−SO3 M (1) (式中、R1 およびR2 はそれぞれ直鎖アルキル基を示
し、Mはスルホン酸塩を形成する金属を示し、R1 とR
2 の炭素数の合計が7〜23である)で表されるアルカ
ンスルホン酸金属塩を含有するものが使用することがで
き、帯電防止剤中でこのアルカンスルホン酸金属塩を少
なくとも20重量%含有してなるものである。この帯電
防止剤としては、例えば日鉱石油化学株式会社製のアト
レーAS−1000、あるいはアトレーAS−4000
などがある。また、このような帯電防止剤をPET樹脂
へ添加する際には、マスターバッチの形で添加すること
ができる。このマスターバッチは、前記のような帯電防
止剤を予めPET樹脂に対して20重量%添加混合して
なるものであり、このマスターバッチをPET樹脂に対
して、帯電防止剤の最終濃度が前記の範囲内になるよう
に添加混合する。
【0011】そして、前記のような本発明に係るPET
容器は、PET樹脂に帯電防止剤を添加し、これを射出
成形してパリソンを成形し、該パリソンをブロー成形し
てなるPET樹脂の射出ブロー成形による容器の製造方
法において、射出成形によりパリソンを成形する際に、
パリソン内表面側を外表面側に較べて急速に冷却するこ
とにより、バリソンの内表面側に較べて外表面側のPE
T樹脂の密度および結晶化度が大となるようにし、この
パリソンをブロー成形することで製造することができ
る。
【0012】前記の場合、PET樹脂と、帯電防止剤あ
るいはこれを含むマスターバッチとの混合は、タンブラ
ー、Vブレンダー、ヘンシェルミキサーなどの汎用混合
装置で常温混合した後、水分除去のための乾燥を行う。
【0013】更に、前記のPET容器の射出ブロー成形
においては、射出成形したパリソンを2軸延伸し、これ
をブロー成形する延伸ブロー成形法で容器を製造するこ
ともできる。
【0014】また、前記の場合において、射出成形によ
りパリソンを成形する際に、パリソンを成形する射出コ
ア温度を射出キャビティ温度に較べて低温に設定するこ
とにより、パリソン内表面側を外表面側に較べてより急
速に冷却してパリソン内表面側に較べて外表面側のPE
T樹脂の密度および結晶化度が大となるようにすること
ができる。
【0015】更に、前記の場合、パリソン成形時の射出
コアの温度を射出キャビティに較べて5℃〜25℃、好
ましくは10℃〜20℃低くなるように設定すること
で、パリソン内表面側を外表面側に較べてより急速に冷
却して内表面側に較べて外表面側のPET樹脂の密度お
よび結晶化度が大となるようにすることができる。
【0016】
【作用および発明の効果】通常、PET樹脂は、その結
晶化の度合いにより物理的性状が変化する。本発明は、
この特性を利用して、PET射出ブロー容器に効果的な
帯電防止処理を施してなるものである。つまり、PET
樹脂の射出ブロー成形による成形は、射出成形によって
得られるパリソンをブロー成形して容器を製造するもの
であるが、前記射出成形によって得られるパリソンを急
冷させることにより、結晶化度を意図的に抑制し、非晶
質状態とし、延伸ブロー成形にあっては、これを更に再
加熱して2軸延伸効果を付与させ、その後のブロー成形
によって容器が製造される。このようにすることによ
り、容器の透明性、ガスバリア性、強度を付与してなる
のである。
【0017】本発明者らは、前記のようなPET樹脂の
射出ブロー成形による容器の製造において、PET樹脂
に帯電防止剤を添加する場合に、PET樹脂の密度およ
び結晶化度によって帯電防止効果に変化が生ずることを
見いだし、本発明を完成するに至ったものである。つま
り、本発明者らは、この帯電防止剤を添加してなるPE
T容器の製造にあっては、PET樹脂の密度および結晶
化度が高いほど、帯電防止効果が高くなることを発見
し、この発見に基づき、鋭意研究を重ねた結果、容器の
内表面側に較べて外表面側におけるPET樹脂の密度お
よび結晶化度を高くすることで、同じ帯電防止剤の添加
量であっても、容器外表面側により効果的な帯電防止効
果を付与することができ、したがって、原料樹脂に対す
る帯電防止剤の添加量を抑制して、帯電防止剤の過剰な
添加によるパリソンの結晶化の促進に伴う成形性の低
下、白濁による透明性の低下を防止しつつ帯電防止効果
を付与してなるPET容器を得ることに成功し、本発明
を完成させた。
【0018】本発明において、前記のようにPET樹脂
の結晶化度を変化させることで容器外表面側に内表面側
に較べてより効果的に帯電防止効果を付与することがで
きる理由は必ずしも明らかではないが、下記のような理
由が考えられる。つまり、帯電防止剤を添加してPET
延伸ブロー容器を成形した場合、帯電防止剤の添加量は
一定であるにもかわらず、容器の肩部は胴部と比較して
帯電防止効果が良好な傾向にある。この原因としては、
容器肩部では樹脂の結晶化度が高く、ランダムな比較的
大きな球晶が存在し、添加された帯電防止剤が結晶化の
進行する過程で容器の表面層に追い込まれ(ブリードア
ウト現象)、結果的に容器表面の帯電防止効果が良好と
なるものと考えられる。一方、結晶化度が比較的低く、
非晶状態を呈したパリソンをブロー工程で2軸延伸され
る容器胴部においては、微細な球晶が成長しており、添
加された帯電防止剤は、分子、構造的にみればバルキー
ないしポーラスなPETの分子と分子との間に取り込ま
れた状態であり、これに続くブロー工程で薄肉化され、
かつ分子の配向がなされるにもかわらず、帯電防止剤は
分子内に取り込まれたまま、容器表面への移行(ブリー
ドアウト現象)が比較的進まないためと考えられる。
【0019】そこで、本発明では、容器内面側と外面側
とにおけるPET樹脂の密度および結晶化度を、容器の
内表面側に較べて外表面側における密度および結晶化度
がいずれも大きくなるようにして、容器外面側により多
くの帯電防止剤を移行させることにより、容器外表面側
に効果的な帯電防止効果を付与してなるものであり、そ
のために、射出成形によりパリソンを成形するにあた
り、射出コアと射出キャビティとの温度差を設けること
で、パリソン内表面側と外表面側とにおける冷却速度を
変化させ、即ち、射出コアの温度を射出キャビティの温
度に較べて低く設定することで、外表面側より内表面側
をより急速に冷却することで、内表面側の結晶化と抑制
しつつ外表面側においては比較的結晶化を促進させて密
度および結晶化度を大とし、帯電防止剤の外面側に対す
る移行(ブリードアウト)をより促進させ、その結果、
帯電防止剤を容器の外表面側により多く分散させること
で、少ない添加量で容器外面側に対して効果的な帯電防
止効果を付与するとともに、容器内面側においては帯電
防止剤の分散量を低く抑えることで、容器内表面側への
帯電防止剤の移行による内容物に対する変質、変臭など
の悪影響を防止することが可能となった。また、この方
法によれば、PET樹脂に帯電防止剤を添加して成形す
るだけでよく、従来のスプレー法のような製品コストの
アップという問題もない。
【0020】しかも、本発明では、帯電防止剤として、
耐熱性に優れたアルカンスルホン酸金属塩を用いている
ので、上記のようにPET樹脂の射出ブロー成形にて容
器を成形する場合に、2度にわたって加熱されてもその
効果が弱まるようなこともない。
【0021】
【実施例】以下、具体例に基づいて本発明を更に詳細に
説明する。
【0022】〔実験1:PET樹脂の射出成形における
金型温度と密度および結晶化度との関係〕 PET樹脂(三井PET社製、J120:IV=0.7
2のホモPET)を表1に示す各温度の金型を用いて射
出成形して10cm×10cm×0.5mm(t)の角
板を成形した。得られたPET樹脂製角板における密度
および結晶化度を調べ、結果を表1に合わせて示した。
【0023】
【表1】
【0024】表1の結果から明らかなように、PET樹
脂の射出成形にあっては、金型温度を高くすることによ
り、密度および結晶化度を大きくすることができる。
【0025】〔実験2:帯電防止剤を添加してなるPE
T樹脂の射出成形における金型温度と、密度および帯電
防止効果との関係〕 PET樹脂(三井PET社製、J120:IV=0.7
2のホモPET)に対してアルカンスルホン酸金属塩か
らなる帯電防止剤のマスターバッチ(住化カラー社製、
商品名EPM−721)をPET樹脂に対する帯電防止
剤の最終濃度が1.5重量%となるように添加してタン
ブラーで常温混合し、乾燥して水分を除去した。得られ
た混合樹脂を成形機ホッパーに投入し、これを表2に示
す温度の金型を用いて射出成形により10cm×10c
m×0.5mm(t)の角板を成形した。この帯電防止
剤添加PET樹脂製角板における密度および帯電防止効
果を調べ、結果を表2に合わせて示した。
【0026】
【表2】 尚、冷却時間は20秒、また、帯電防止効果は、ダート
チャンバーで評価した。
【0027】表2の結果から明らかなように、帯電防止
剤を添加してなるPET樹脂の射出成形にあっては、金
型温度を高くすることにより、密度および帯電防止効果
を大きくすることができる。
【0028】〔実験3:PET延伸ブロー容器のパリソ
ン冷却条件と帯電防止効果との関係〕 上記実験1および実験2の結果を踏まえ、PET樹脂の
延伸ブロー成形による容器の製造において、射出コア温
度を10℃とし、一方、射出キャビティの温度を10℃
〜40℃の範囲で変化させてパリソンを射出成形し、こ
れを2軸延伸し、更にブロー成形して目付28gの25
0cc偏平ボトルを成形した。得られたPET容器の帯電
防止効果を、容器内表面側と外表面側とのそれぞれにつ
いて調べ、結果を表3に示した。尚、前記以外の成形条
件としては、PET樹脂は三井PET社製、J120
(IV=0.72のホモPET)を用い、これにアルカ
ンスルホン酸金属塩からなる帯電防止剤のマスターバッ
チ(住化カラー社製、商品名EPM−721)をPET
樹脂に対する帯電防止剤の最終濃度が1.5重量%とな
るように添加してタンブラーで常温混合し、乾燥して水
分を除去した。得られた混合樹脂を成形機ホッパーに投
入し、射出成形によりパリソンを得た。
【0029】
【表3】
【0030】表3の結果から明らかなように、パリソン
の射出成形時の射出コアの温度を射出キャビティの温度
に較べて低温、好ましくは10〜20℃低温に設定する
ことで、容器内表面側に較べて外表面側における帯電防
止効果を優れたものとすることができる。これは、パリ
ソン成形時に内表面側が外表面側に較べてより急速に冷
却されることにより、外表面側におけるPET樹脂の密
度および結晶化度が内表面側に較べて大きくなること
で、帯電防止剤の容器外表面側への移行が内表面側への
移行に較べてより大きくなった結果と考えられる。した
がって、本発明の帯電防止処理を施してなるPET容器
においては、同じ帯電防止剤の添加量であっても、容器
の外表面側により多くの帯電防止剤を分散させて外表面
側に優れた帯電防止効果を付与することができると同時
に、容器の内表面側においては帯電防止剤の移行を抑制
し、その結果、帯電防止剤の内表面側への移行による内
容物への悪影響を防止することができるのである。
【0031】〔実験4:帯電防止剤の種類および添加量
と帯電防止効果との関係〕 PET樹脂(三井PET社製、J120:IV=0.7
2のホモPET)を射出コア温度10℃、射出キャビテ
ィ温度20℃の金型を用い、下記表4に示す条件にて容
器を射出成形し、得られた容器における帯電防止効果を
調べた。但し、比較例1のみは、射出コア温度、射出キ
ャビティ温度共に10℃の金型を用いた。結果を表4に
示す。
【0032】
【表4】
【0033】表4の結果から明らかなように、PET樹
脂に帯電防止剤としてアルカンスルホン酸金属塩を1.
0重量%以上添加して容器を射出成形することにより、
帯電防止効果に優れたPET容器を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67/02 KKB // B29L 22:00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電防止剤を添加したポリエチレンテレ
    フタレート樹脂の射出ブロー成形にて製造される容器で
    あって、該容器内表面側に較べて外表面側のポリエチレ
    ンテレフタレート樹脂密度および結晶化度が大であり、
    かつ容器内表面側に較べて外表面側に帯電防止剤がより
    多く分散して帯電防止効果に優れていることを特徴とす
    るポリエチレンテレフタレート容器。
  2. 【請求項2】 容器内表面側の表面固有抵抗が1014
    1015Ωで、かつ容器外表面側の表面固有抵抗が1010
    〜1014Ωの範囲である請求項1記載のポリエチレンテ
    レフタレート容器。
  3. 【請求項3】 帯電防止剤をポリエチレンテレフタレー
    ト樹脂に対して0.5〜2.0重量%添加してなる請求
    項1記載のポリエチレンテレフタレート容器。
  4. 【請求項4】 帯電防止剤をポリエチレンテレフタレー
    ト樹脂に対して1.0〜1.5重量%添加してなる請求
    項1記載のポリエチレンテレフタレート容器。
  5. 【請求項5】 帯電防止剤が、次の一般式(1) R1 CH(R2 )−SO3 M (1) (式中、R1 およびR2 はそれぞれ直鎖アルキル基を示
    し、Mはスルホン酸塩を形成する金属を示し、R1 とR
    2 の炭素数の合計が7〜23である)で表されるアルカ
    ンスルホン酸金属塩を含有するものであることを特徴と
    する請求項1〜請求項4のいずれかに記載のポリエチレ
    ンテレフタレート容器。
  6. 【請求項6】 ポリエチレンテレフタレート樹脂に帯電
    防止剤を添加し、これを射出成形してパリソンを成形
    し、該パリソンをブロー成形してなるポリエチレンテレ
    フタレート樹脂の射出ブロー成形による容器の製造方法
    において、射出成形によりパリソンを成形する際に、パ
    リソン内表面側を外表面側に較べて急速に冷却すること
    により、パリソンの内表面側に較べて外表面側のポリエ
    チレンテレフタレート樹脂の密度および結晶化度が大と
    なるようにし、このパリソンをブロー成形することを特
    徴とするポリエチレンテレフタレート容器の製造方法。
  7. 【請求項7】 射出成形したパリソンを2軸延伸し、こ
    れをブロー成形することを特徴とする請求項6記載のポ
    リエチレンテレフタレート容器の製造方法。
  8. 【請求項8】 パリソンを成形する射出コア温度を射出
    キャビティ温度に較べて低温に設定することにより、パ
    リソン内表面側を外表面側に較べてより急速に冷却する
    ことを特徴とする請求項6または請求項7記載のポリエ
    チレンテレフタレート容器の製造方法。
  9. 【請求項9】 パリソン成形時の射出コアの温度を射出
    キャビティに較べて5℃〜25℃低くなるように設定し
    てなる請求項8記載のポリエチレンテレフタレートの製
    造方法。
  10. 【請求項10】 パリソン成形時の射出コアの温度を射
    出キャビティに較べて10℃〜20℃低くなるように設
    定してなる請求項8記載のポリエチレンテレフタレート
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 帯電防止剤をポリエチレンテレフタレ
    ート樹脂に対して0.5〜2.0重量%添加してなる請
    求項5または請求項6記載の記載のポリエチレンテレフ
    タレート容器の製造方法。
  12. 【請求項12】 帯電防止剤が、次の一般式(1) R1 CH(R2 )−SO3 M (1) (式中、R1 およびR2 はそれぞれ直鎖アルキル基を示
    し、Mはスルホン酸塩を形成する金属を示し、R1 とR
    2 の炭素数の合計が7〜23である)で表されるアルカ
    ンスルホン酸金属塩を含有するものであることを特徴と
    する請求項9記載のポリエチレンテレフタレート容器の
    製造方法。
JP32380793A 1993-12-22 1993-12-22 帯電防止処理を施してなるポリエチレンテレフタレート容器およびその製造方法 Pending JPH07179617A (ja)

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