JPH07179624A - 表皮シートおよびこの表皮シートを用いた積層体 - Google Patents

表皮シートおよびこの表皮シートを用いた積層体

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JPH07179624A
JPH07179624A JP32893193A JP32893193A JPH07179624A JP H07179624 A JPH07179624 A JP H07179624A JP 32893193 A JP32893193 A JP 32893193A JP 32893193 A JP32893193 A JP 32893193A JP H07179624 A JPH07179624 A JP H07179624A
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weight
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ethylene
resin
copolymer rubber
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Application number
JP32893193A
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English (en)
Inventor
Masaki Kamiyama
山 政 樹 神
Fukashi Kagawa
川 不可止 香
Hideaki Yamaguchi
口 英 明 山
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の表皮シートは、結晶性ポリ-1- ブテ
ン樹脂と、エチレン・α- オレフィン共重合ゴムとを特
定量含有してなる非架橋の熱可塑性エラストマー組成物
からなる。この組成物は、ポリプロピレン樹脂、さらに
は低密度ポリエチレン樹脂を特定量含有していてもよ
い。また本発明の積層体は、この表皮シートを表皮層に
用いてなる。本発明の積層体は、ポリオレフィン発泡体
層上に上記表皮シートからなる層が形成されている。 【効果】 上記表皮シートは、表面の耐傷付き性、耐突
き刺し性およびエンボス転写性に優れ、厚みは約0.0
5mm以上で、0.4mm以下の薄肉にすることができ
るし、また0.4mmを超える厚肉にすることもでき
る。また、上記表皮シートを用いた積層体は、表面の耐
傷付き性および耐突き刺し性に優れるとともに、さらに
成形加工を行なっても表面にしわが発生せず、成形性に
優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、自動車用内装材およびキ
ャリングバッグ外装材に好適な表皮シートおよびこの表
皮シートを用いた積層体に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来、自動車用内装材およびカメ
ラ用バッグやアタッシュケース等のキャリングバッグの
外装材の表皮シートとしては、軟質ポリ塩化ビニル製シ
ートが主流であった。しかしながら、軟質ポリ塩化ビニ
ルからなる表皮シートは、成形性、風合いが良好である
ものの、燃焼時に塩酸を発生するため焼却が困難である
こと、リサイクルが困難であること等の点から、軟質ポ
リ塩化ビニルからなる表皮シートの代替品が望まれてい
る。
【0003】そこで、従来より、軟質ポリ塩化ビニルか
らなる表皮シートの代替品として、自動車用内装材やキ
ャリングバッグ外装材に使用される表皮シートのポリオ
レフィン化が検討されている。たとえば、特開昭62ー
257838号公報に見られるように、オレフィン系熱
可塑性エラストマーにて検討が進められている。この公
報には、エチレン・α- オレフィン系共重合ゴム、ポリ
プロピレン樹脂、およびポリエチレン樹脂の混合物より
なる、部分的に架橋されてなる熱可塑性エラストマー
に、ヒンダードアミン型耐光安定剤とトリアゾール型紫
外線吸収剤を配合した熱可塑性エラストマー組成物から
なる表皮シートが記載されている。
【0004】しかしながら、上記のようなオレフィン系
熱可塑性エラストマー組成物からなる表皮シートは、紫
外線によるクラックの発生、および変色などの外観の変
化を有効に防止することができるものの、表面の耐傷付
き性および耐突き刺し性が必ずしも十分でないという問
題がある。また、上記オレフィン系熱可塑性エラストマ
ー組成物から薄肉の表皮シートを成膜することは困難で
あり、しかも、この表皮シートを用いた積層体をさらに
成形加工しようとすると、この積層体表面にしわが発生
しやすいという問題がある。
【0005】したがって、表面の耐傷付き性および耐突
き刺し性に優れるとともに、コストパフォーマンスに優
れた薄肉の表皮シートの出現、さらにはこのような表皮
シートを有し、成形加工の際にしわが発生しない成形性
に優れた積層体の出現が従来より望まれている。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、表面の耐傷付
き性、耐突き刺し性およびエンボス転写性に優れた薄肉
の表皮シートを提供することを目的としている。
【0007】また、本発明は、上記のような効果を有す
る表皮シートを表皮層に用いた、成形加工性に優れた積
層体を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る第1の表皮シートは、
[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜90重量部
と、[II]エチレン・α- オレフィン共重合ゴム:10
〜70重量部(成分[I]と[II]の合計量は、100
重量部である)とを含有してなる非架橋の熱可塑性エラ
ストマー組成物で形成されていることを特徴としてい
る。
【0009】また、本発明に係る第2の表皮シートは、
[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜90重量部
と、[II]エチレン・α- オレフィン共重合ゴム:10
〜70重量部とを、成分[I]および[II]の合計量が
100重量部となるように含有するとともに、さらに、
[III] ポリプロピレン樹脂:5〜30重量部を含有し
てなる非架橋の熱可塑性エラストマー組成物で形成され
ていることを特徴としている。
【0010】さらに、本発明に係る第3の表皮シート
は、[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜90重量
部と、[II]エチレン・α- オレフィン共重合ゴム:1
0〜70重量部とを、成分[I]および[II]の合計量
が100重量部となるように含有するとともに、さら
に、[III] ポリプロピレン樹脂:3〜20重量部と、
[IV]低密度ポリエチレン樹脂:3〜20重量部とを含
有してなる非架橋の熱可塑性エラストマー組成物で形成
されていることを特徴としている。
【0011】本発明に係る第1の積層体は、[I]結晶
性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜90重量部と、[II]エ
チレン・α- オレフィン共重合ゴム:10〜70重量部
(成分[I]と[II]の合計量は、100重量部であ
る)とを含有してなる非架橋の熱可塑性エラストマー組
成物からなる表皮シート層と、ポリオレフィン発泡体層
とから形成されてなることを特徴としている。
【0012】また、本発明に係る第2の積層体は、
[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜90重量部
と、[II]エチレン・α- オレフィン共重合ゴム:10
〜70重量部とを、成分[I]および[II]の合計量が
100重量部となるように含有するとともに、さらに、
[III] ポリプロピレン樹脂:5〜30重量部を含有し
てなる非架橋の熱可塑性エラストマー組成物からなる表
皮シート層と、ポリオレフィン発泡体層とから形成され
てなることを特徴としている。
【0013】さらに、本発明に係る第3の積層体は、
[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜90重量部
と、[II]エチレン・α- オレフィン共重合ゴム:10
〜70重量部とを、成分[I]および[II]の合計量が
100重量部となるように含有するとともに、さらに、
[III] ポリプロピレン樹脂:3〜20重量部と、[I
V]低密度ポリエチレン樹脂:3〜20重量部とを含有
してなる非架橋の熱可塑性エラストマー組成物からなる
表皮シート層と、ポリオレフィン発泡体層とから形成さ
れてなることを特徴としている。
【0014】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る成形性に優れ
た表皮シートおよびこの表皮シートを用いた積層体につ
いて具体的に説明する。
【0015】本発明に係る表皮シートは、結晶性ポリ-1
- ブテン樹脂[I]とエチレン・α- オレフィン共重合
ゴム[II]とを特定割合で含有してなる非架橋の熱可塑
性エラストマー組成物から形成されてなる。また本発明
に係る表皮シートは、結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]
およびエチレン・α- オレフィン共重合ゴム[II]のほ
かに、ポリプロピレン樹脂[III] 、さらには低密度ポ
リエチレン樹脂[IV]を特定量含有してなる非架橋の熱
可塑性エラストマー組成物から形成されていてもよい。
【0016】結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I] 本発明で用いられる結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]
は、X線回折法により測定した結晶化度が、20%以
上、好ましくは20〜70%、特に好ましくは25〜6
0%である。このような結晶性ポリ-1- ブテン樹脂
[I]としては、具体的には、(1)メルトフローレー
ト(MFR;ASTM D 1238,190℃、2.1
6kg荷重)が0.01〜20g/10分、好ましくは
0.02〜15g/10分である1- ブテン単独重合
体、(2)メルトフローレート(MFR;ASTM D
1238,190℃、2.16kg荷重)が0.01〜
20g/10分、好ましくは0.02〜15g/10分
であり、かつ、エチレン含量が0.5〜15モル%、好
ましくは1.0〜13モル%である1-ブテン・エチレン
共重合体、あるいは(3)メルトフローレート(MF
R;ASTM D 1238,190℃、2.16kg荷
重)が0.01〜20g/10分、好ましくは0.02
〜15g/10分であり、かつ、α- オレフィン含量が
1.0〜40モル%、好ましくは2.0〜35モル%で
ある1-ブテン・α- オレフィン共重合体が好ましい。
【0017】本発明においては、結晶性ポリ-1- ブテン
樹脂[I]は、結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]および
エチレン・α- オレフィン共重合ゴム[II]の合計量1
00重量部に対し て、30〜90重量部、好ましくは
35〜85重量部、さらに好ましくは40〜80重量部
の量で用いられる。
【0018】結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]を上記の
ような割合で用いると、表面の耐傷付き性、耐突き刺し
性およびエンボス転写性に優れた表皮シートを提供する
ことができる熱可塑性エラストマー組成物が得られる。
【0019】エチレン・α- オレフィン共重合ゴム[I
I] 本発明で用いられるエチレン・α- オレフィン共重合ゴ
ム[II]としては、具体的には、エチレン・プロピレン
共重合ゴム、エチレン・プロピレン・非共役ジエンゴ
ム、エチレン・1-ブテン共重合ゴム、エチレン・ブタジ
エン共重合ゴムなどのエチレン含有量が50〜90モル
%、好ましくは55〜85モル%で、X線回折法で測定
した結晶化度が20%未満、好ましくは10%未満のラ
ンダムな弾性共重合体が挙げられる。
【0020】上記エチレン・プロピレン・非共役ジエン
ゴムを構成する非共役ジエンとしては、具体的には、ジ
シクロペンタジエン、1,4-ヘキサジエン、シクロオクタ
ジエン、メチレンノルボルネン、エチリデンノルボルネ
ンなどが挙げられる。このエチレン・プロピレン・非共
役ジエンゴムのヨウ素価は、5〜20、好ましくは7〜
15である。
【0021】また、上記のようなエチレン・α- オレフ
ィン共重合ゴム100重量部に鉱物油系軟化剤を50重
量部以下の量で配合した油展ゴムを、エチレン・α- オ
レフィン共重合ゴム[II]として用いることができる。
【0022】結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]と混合す
る際のエチレン・α- オレフィン共重合ゴム[II]のム
ーニー粘度[鉱物油系軟化剤配合のエチレン・α- オレ
フィン共重合ゴム[II]の場合は配合物(油展ゴム)の
ムーニー粘度、JIS K 6300、ML1+4(100℃)]は、8
0以下、好ましくは10〜75である。
【0023】これらのうちでは、上記のようなムーニー
粘度を有するエチレン・プロピレン共重合ゴム、エチレ
ン・プロピレン・非共役ジエンゴムが好ましく、特に、
エチレン・プロピレン・非共役ジエン共重合ゴムが好ま
しい。エチレン・プロピレン・非共役ジエン共重合ゴム
を用いると、耐熱性、引張特性および反発弾性に優れた
熱可塑性エラストマー組成物が得られる。
【0024】本発明においては、エチレン・α- オレフ
ィン共重合ゴム[II]は、結晶性ポリ-1- ブテン樹脂
[I]およびエチレン・α- オレフィン共重合ゴム[I
I]の合計量100重量部に対して、10〜70重量
部、好ましくは15〜65重量部、さらに好ましくは2
0〜60重量部の量で用いられる。
【0025】ポリプロピレン樹脂[III] 本発明で用いられるポリプロピレン樹脂[III] として
は、具体的には、(1)メルトフローレート(MFR:
ASTM D 1238,230℃、2.16kg荷重)
が0.1〜20g/10分、好ましくは0.2〜15g
/10分であり、融点が130℃以上、好ましくは14
0℃以上、特に好ましくは150℃以上であるプロピレ
ンの単独重合体、または(2)プロピレンとプロピレン
以外のα- オレフィンとからなり、このα- オレフィン
から誘導される構成単位の含有量が30モル%以下、好
ましくは25モル%以下、特に好ましくは20モル%以
下であって、メルトフローレート(MFR:ASTM
D 1238,230℃、2.16kg荷重)が0.1
〜20g/10分、好ましくは0.2〜15g/10分
であり、融点が130℃以上、好ましくは140℃以
上、特に好ましくは150℃以上であるプロピレン・α
- オレフィン共重合体などが挙げられる。
【0026】上記α- オレフィンとしては、具体的に
は、エチレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1-
ヘプテン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセン、1-ヘキ
サドデセン、4-メチル-1- ペンテン、2-メチル-1- ブテ
ン、3-メチル-1- ブテン、3,3-ジメチル-1- ブテン、ジ
エチル-1- ブテン、トリメチル-1- ブテン、3-メチル-1
ペンテン、エチル-1- ペンテン、プロピル-1- ペンテ
ン、ジメチル-1- ペンテン、メチルエチル-1- ペンテ
ン、ジエチル-1- ヘキセン、トリメチル-1- ペンテン、
3-メチル-1- ヘキセン、ジメチル-1- ヘキセン、3,5,5-
トリメチル-1- ヘキセン、メチルエチル-1- ヘプテン、
トリメチル-1- ヘプテン、ジメチルオクテン、エチル-1
- オクテン、メチル-1- ノネン、ビニルシクロペンテ
ン、ビニルシクロヘキサン、ビニルノルボルナンなどが
挙げられる。
【0027】プロピレンとこれらのα- オレフィンとか
らなる共重合体は、ランダム共重合体であってもよい
し、またブロック共重合体であってもよい。これらのう
ちでは、プロピレン単独重合体、あるいはプロピレン・
エチレン共重合体が好ましい。
【0028】上記ポリプロピレン樹脂[III] は、上記
結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]およびエチレン・α-
オレフィン共重合ゴム[II]の合計量100重量部に対
して、5〜30重量部、好ましくは7〜28重量部、さ
らに好ましくは10〜25重量部の量で用いられる。
【0029】また、後述する低密度ポリエチレン樹脂
[IV]を表皮シート形成用熱可塑性エラストマー組成物
の一成分として用いる場合には、上記ポリプロピレン樹
脂[III] は、上記結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]お
よびエチレン・α- オレフィン共重合ゴム[II]の合計
量100重量部に対して、3〜20重量部、好ましくは
4〜18重量部、さらに好ましくは5〜15重量部の量
で用いられる。
【0030】低密度ポリエチレン樹脂[IV] 本発明で用いられる低密度ポリエチレン樹脂[IV]とし
ては、具体的には、エチレンと炭素原子数3〜20のα
- オレフィンとからなり、かつ、このα- オレフィンか
ら誘導される構成単位の含有量が30モル%以下、好ま
しくは2〜25モル%、特に好ましくは5〜20モル%
であって、メルトフローレート(MFR:ASTM D
1238,190℃、2.16kg荷重)が0.1〜1
5g/10分、好ましくは0.2〜10g/10分であ
り、密度(D:ASTM D 1505)が0.870〜
0.920g/cm3 、好ましくは0.880〜0.9
15g/cm3 であり、X線回折法で測定した結晶化度
が25%以上、好ましくは30%以上であるエチレン・
α- オレフィン共重合体などが挙げられる。
【0031】上記α- オレフィンとしては、具体的に
は、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、
1-ヘプテン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセン、1-ヘ
キサドデセン、4-メチル-1- ペンテン、2-メチル-1- ブ
テン、3-メチル-1- ブテン、3,3-ジメチル-1- ブテン、
ジエチル-1- ブテン、トリメチル-1- ブテン、3-メチル
-1- ペンテン、エチル-1- ペンテン、プロピル-1- ペン
テン、ジメチル-1- ペンテン、メチルエチル-1- ペンテ
ン、ジエチル-1- ヘキセン、トリメチル-1- ペンテン、
3-メチル-1- ヘキセン、ジメチル-1- ヘキセン、3,5,5-
トリメチル-1- ヘキセン、メチルエチル-1- ヘプテン、
トリメチル-1- ヘプテン、ジメチルオクテン、エチル-1
- オクテン、メチル-1- ノネン、ビニルシクロペンテ
ン、ビニルシクロヘキサン、ビニルノルボルナンなどが
挙げられる。
【0032】エチレンとこれらのα- オレフィンとから
なる共重合体である低密度ポリエチレン樹脂[IV]は、
ランダム共重合体であってもよいし、また、ブロック共
重合体であってもよい。
【0033】上記低密度ポリエチレン樹脂[IV]は、上
記結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]およびエチレン・α
- オレフィン共重合ゴム[II]の合計量100重量部に
対して、3〜20重量部、好ましくは4〜18重量部、
さらに好ましくは5〜15重量部の量で用いられる。
【0034】本発明における熱可塑性エラストマー組成
物中に、従来公知の耐光安定剤、紫外線吸収剤、充填
剤、顔料、着色剤、酸化防止剤、加工助剤、帯電防止剤
などの添加剤を、本発明の目的を損なわない範囲で、適
宜配合することができる。
【0035】本発明で用いられる非架橋の熱可塑性エラ
ストマー組成物は、たとえば、上述した結晶性ポリ-1-
ブテン樹脂[I]およびエチレン・α- オレフィン共重
合ゴム[II]、さらにはポリプロピレン樹脂[III] 、
低密度ポリエチレン樹脂[IV]、上記のような添加剤
を、押出機、バンバリーミキサー等の混練機を用いて溶
融混練することにより得られる。
【0036】上記のようにして得られた非架橋の熱可塑
性エラストマー組成物を、シート成形機を用いてシート
状に成形することによって、0.4mmを超える厚肉の
表皮シートを得ることができるし、また約0.05〜
0.4mmの薄肉の表皮シートが得られる。
【0037】本発明に係る表皮シートは、表面にエンボ
ス模様が形成されていてもよい。本発明に係る表皮シー
トは、上記非架橋の熱可塑性エラストマー樹脂組成物で
形成されているので、エンボス転写性に優れ、表面に鮮
明なエンボス模様を施すことができる。エンボス加工法
は、特に限定されず、従来公知のエンボス加工法を採用
することができる。
【0038】また、本発明に係る表皮シートは、表面に
ポリウレタン樹脂系塗料、エポキシ樹脂系塗料、アクリ
ル樹脂系塗料等の塗料がコーティングされていてもよ
い。本発明に係る表皮シートは、上記熱可塑性エラスト
マー組成物からなるので、耐傷付き性および耐突き刺し
性に優れている。
【0039】本発明に係る表皮シートは、上記のような
優れた特性を有しているので、自動車内装材およびキャ
リングバッグ外装材に使用する表皮材として好適であ
る。積層体 本発明に係る積層体は、上記の表皮シートからなる層
(表皮シート層)と、ポリオレフィン発泡体層とから構
成されてなる。
【0040】上記ポリオレフィンとしては、具体的に
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ-1- ブテンな
どが挙げられる。上記発泡体を形成するための発泡剤と
しては、具体的には、アゾジカルボンアミド(ADC
A)、N,N'- ジニトロソペンタメチレンテトラミン、4,
4'- オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジ
フェニルスルホン-3,3'-ジスルホニルヒドラジド、p-ト
ルエンスルホニルセミカルバジド、トリヒドラジノトリ
アジンなどの有機発泡剤、炭酸水素ナトリウム、炭酸水
素アンモニウム、炭酸アンモニウムなどの無機発泡剤が
挙げられる。中でも、有機発泡剤としては、アゾジカル
ボンアミド(ADCA)、N,N'- ジニトロソペンタメチ
レンテトラミン、トリヒドラジノトリアジンが好まし
く、無機発泡剤としては、炭酸水素ナトリウムが好まし
い。
【0041】上記のような発泡剤は、ポリオレフィン、
発泡剤および無機充填剤の合計量100重量部に対し
て、通常、5〜20重量部、好ましくは8〜18重量部
の量で用いられる。
【0042】また物性を損なわない程度に無機充填剤を
充填してもよく、具体的には、ガラス繊維、炭酸カルシ
ウム、ケイ酸カルシウム、クレー、カオリン、タルク、
シリカ、ケイソウ土、雲母粉、アスベスト、アルミナ、
硫酸バリウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、塩
基性炭酸マグネシウム、二硫化モリブデン、グラファイ
ト、ガラス球、シラスバルーンなどが挙げられる。中で
も、ガラス繊維、タルクが好ましい。
【0043】上記のような無機充填剤は、ポリオレフィ
ン、発泡剤および無機充填剤の合計量100重量部に対
して、通常、1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部
の量で充填してもよい。
【0044】ポリオレフィン発泡体は、上記のようなポ
リオレフィンと発泡剤を含む組成物を、従来公知の方法
で加熱発泡させて製造することができる。本発明に係る
積層体は、たとえば、予め成形された表皮シートとポリ
オレフィン発泡体との間に、オレフィン系樹脂接着フィ
ルムを介在させて、この接着フィルムが溶融する温度以
上の温度で、表皮シートとポリオレフィン発泡体を熱融
着することにより製造することができるし、また、表皮
シート成形時に直接貼合わせることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る表皮シートは、結晶性ポリ
-1- ブテン樹脂[I]と、エチレン・α- オレフィン共
重合ゴム[II]とを特定量含有してなる非架橋の熱可塑
性エラストマー組成物、またはこれらの成分の他に、ポ
リプロピレン樹脂[III] 、さらには低密度ポリエチレ
ン樹脂[IV]を特定量含有してなる非架橋の熱可塑性エ
ラストマー組成物から形成されているので、表面の耐傷
付き性、耐突き刺し性およびエンボス転写性に優れ、厚
みは約0.05mm以上で、0.4mm以下の薄肉にす
ることができるし、また0.4mmを超える厚肉にする
ことができる。
【0046】また、本発明に係る積層体は、ポリオレフ
ィン発泡体層上に上記の表皮シートからなる層が形成さ
れているので、表面の耐傷付き性および耐突き刺し性に
優れるとともに、さらに成形加工を行なっても表面にし
わが発生せず、成形加工性に優れている。
【0047】以下、本発明を実施例により説明するが、
本発明は、これら実施例に限定されるものではない。な
お、実施例および比較例で用いた結晶性ポリ-1- ブテン
樹脂、エチレン・α- オレフィン共重合ゴム、ポリプロ
ピレン樹脂および低密度ポリエチレン樹脂は、下記の通
りである。
【0048】[結晶性ポリ-1- ブテン樹脂] 1)1-ブテン単独重合体[以下、PB−1と略す] MFR:0.2g/10分(ASTM D 1238,1
90℃、2.16kg荷重) 結晶化度:55%(X線回折法により測定) 2)1-ブテン・エチレンランダム共重合体[以下、PB
−2と略す] エチレン含量:10モル%、 MFR:0.5g/10分(ASTM D 1238,1
90℃、2.16kg荷重) 結晶化度:27%(X線回折法により測定) 3)1-ブテン・プロピレンランダム共重合体[以下、P
B−3と略す] プロピレン含量:25モル% MFR:1.0g/10分(ASTM D 1238,1
90℃、2.16kg荷重) 結晶化度:30%(X線回折法により測定) [エチレン・α- オレフィン共重合ゴム] 1)エチレン・プロピレン・5-エチリデン-2- ノルボル
ネン3元共重合ゴム[油展ゴム、以下、EPT−1と略
す] エチレン含量:78モル% ヨウ素価:13 結晶化度:0%(X線回折法により測定) パラフイン系プロセスオイル含有量:パラフィン系プロ
セスオイル配合前のエチレン・プロピレン・5-エチリデ
ン-2- ノルボルネン3元共重合ゴム100重量部に対し
て40重量部 ムーニー粘度[ML1+4(100℃、JIS K 630
0)]:75 2)エチレン・プロピレン・5-エチリデン-2- ノルボル
ネン3元共重合ゴム[以下、EPT−2と略す] エチレン含量:82モル% ヨウ素価:10 結晶化度:0%(X線回折法により測定) ムーニー粘度[ML1+4 (100℃、JIS K 630
0)]:15 3)エチレン・プロピレン・5-エチリデン-2- ノルボル
ネン3元共重合ゴム[以下、EPT−3と略す] エチレン含量:78モル% ヨウ素価:12 結晶化度:0%(X線回折法により測定) ムーニー粘度[ML1+4(100℃、JIS K 630
0)]:90 [ポリプロピレン樹脂] 1)プロピレン・エチレンランダム共重合体[以下、P
P−1と略す] エチレン含量:4.0モル% MFR:1.0g/10分(ASTM D 1238,2
30℃、2.16kg荷重) 融点:139℃ 2)プロピレン単独共重合体[以下、PP−2と略す] MFR:4.3g/10分(ASTM D 1238,2
30℃、2.16kg荷重) 融点:164℃ 3)プロピレン・エチレンブロック共重合体[以下、P
P−3と略す] エチレン含量:18モル% MFR:0.6g/10分(ASTM D 1238,2
30℃、2.16kg荷重) 融点:163℃ [低密度ポリエチレン樹脂] 1)エチレン・ブテンランダム共重合体[以下、LDP
Eと略す] エチレン含量:89モル% MFR:1.0g/10分(ASTM D 1238,1
90℃、2.16kg荷重) 密度:0.906g/cm3(ASTM D 1505) 結晶化度:33%(X線回折法により測定)
【0049】
【実施例1】結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]としてP
B−1、20重量部およびPB−2、40重量部と、エ
チレン・α- オレフィン共重合ゴム[II]としてEPT
−1、40重量部と、顔料としてファーネスタイプのカ
ーボンブラック[三菱化成工業(株)製、30番]0.
3重量部と、耐光安定剤としてチヌビン(Tinuvin)3
26[チバガイギー(株)製]0.5重量部と、酸化防
止剤としてイルガノックス(Irganox)1010[チバ
ガイギー(株)製]0.2重量部およびイルガノックス
(Irganox)1076[チバガイギー(株)製]0.2
重量部とを配合した混合物を、65mmφの一軸押出機
を用いて200℃で溶融混練して熱可塑性エラストマー
組成物を得た。
【0050】次いで、得られた熱可塑性エラストマー組
成物をシート成形機にて0.5mm厚のシートに成形し
た後、そのシート表面にエンボス加工機にてエンボスを
施して、表皮シートとした。なお、上記シート成形機
は、40mmφの1軸押出機であり、シート成形条件
は、ダイ幅500mm、リップ開度1.0mm、シリン
ダー温度220℃、ダイ温度200℃、引き取り速度
0.5m/分であった。
【0051】得られた表皮シートについて、引張試験、
耐傷付き性試験および耐突き刺し性試験を下記の試験方
法に従って行なった。また、エンボス転写性を下記の基
準で評価した。 [試験方法] (a) 引張試験は、ASTM D 638に準拠して行な
い、降伏点応力(YS)、引張破断強度(TS)、破断
点伸び(EL)、引張弾性率(E)、50%モジュラス
(M50)、100%モジュラス(M100 )およびモジュ
ラス比[M100/M50]を求めた。 (b) 耐傷付き性試験は、東洋精機(株)製学振型摩耗試
験機を用い、負荷荷重500g(33g/cm2 )、摩擦回
数200回、ストローク200mm、速度30回/分
で、摩擦体を綿布(カナキン3号)として行なった。
【0052】耐傷付き性は、下記の5段階で評価した。 1・・・・・・明らかに摩耗あり 2・・・・・・傷付きが大きい 3・・・・・・明らかに傷付きあり 4・・・・・・わずかに傷付きあり 5・・・・・・わずかに光沢に変化あり (c) 耐突き刺し性試験は、インストロン社製万能試験機
を用い、表皮シートを直径5cmの治具に固定し、直径
0.7mmの平坦な先端を持つ針を50mm/minの速度で
突き刺した時の最高応力を求め、突き刺し強度とした。 (d) エンボス転写性は、下記の3段階で評価した。
【0053】 5・・・・・・微細なパターンも明瞭に転写し、非常に良好 4・・・・・・良好であるが、微細なパターンがやや不明瞭 3・・・・・・微細なパターンが不明瞭で、やや転写性に劣る 結果を第1表に示す。また、前記条件でシートを作製す
る際、引き取り速度を徐々に上昇させ、シートを薄肉に
した。安定してシートが作製できる上限の引き取り速度
で成形されるシートの肉厚を下限シート厚みとした。
【0054】
【実施例2、3および比較例1、2】上記PB−1、P
B−2、PB−3、EPT−1、EPT−2、EPT−
3およびPP−1を第1表に示した割合で混合した以外
は、実施例1と同様にして、表皮シートを得た。
【0055】得られた表皮シートについて、引張試験、
耐傷付き性試験および耐突き刺し性試験を上記の試験方
法に従って行なった。また、エンボス転写性および下限
シート厚みを評価した。
【0056】結果を第1表に示す。
【0057】
【比較例3】結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]として、
PB−1、20重量部およびPB−2、40重量部と、
エチレン・α- オレフィン共重合ゴム[II]としてEP
T−1、40重量部とを、1,3-ビス(tert- ブチルペル
オキシイソプロピル)ベンゼン0.5重量部およびジビ
ニルベンゼン1重量部の存在下に、230℃で溶融混練
して部分的に架橋している熱可塑性エラストマー組成物
を得た。
【0058】次いで、この熱可塑性エラストマー組成物
に、顔料としてファーネスタイプのカーボンブラック
[三菱化成工業(株)製、30番]0.3重量部と、耐
光安定剤としてチヌビン(Tinuvin)326[チバガイ
ギー(株)製]0.5重量部と、酸化防止剤としてイル
ガノックス(Irganox)1010[チバガイギー(株)
製]0.2重量部およびイルガノックス(Irganox)1
076[チバガイギー(株)製]0.2重量部とを配合
し、得られた混合物を、65mmφの一軸押出機を用い
て200℃で溶融混練した。
【0059】次いで、このようにして得られた熱可塑性
エラストマー組成物から、実施例1と同様にして、表皮
シートを得た。得られた表皮シートについて、引張試
験、耐傷付き性試験および耐突き刺し性試験を上記の試
験方法に従って行なった。また、エンボス転写性および
下限シート厚みを評価した。
【0060】結果を第1表に示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【実施例4】シート成形と同時にエンボスを施すことが
できるようにエンボスロールが装着されている成形機を
用いて、実施例1と同一の樹脂組成で厚み0.5mmの
エンボスシート(表皮シート)を成形する際に、発泡倍
率15倍、厚み3mmのポリプロピレン発泡シートを貼
合わせて積層体を得た。
【0063】上記成形機は、120mmφの1軸押出機
で、シート成形条件は、ダイ幅1400mm、リップ開
度1.0mm、シリンダー温度220℃、ダイ温度20
0℃、引き取り速度3m/分であった。
【0064】得られた積層体について、耐傷付き性試
験、耐突き刺し性試験および成形加工性試験を行なっ
た。また、エンボス転写性を評価した。なお、成形加工
性試験は、池貝鉄工(株)製スタンピングモールドシス
テム(65mmφのベント付き2軸押出機、注型ユニッ
トにおける最大射出量3600リットル/ショット、フ
ォーミングプレス部における最大加圧力800ton)
を用い、下記の条件で行なった。
【0065】上記2軸押出機にて、タルク20重量%を
充填した、MFRが45g/10分(ASTM D 12
38,230℃、2.16kg荷重)のポリプロピレン
ブロックコポリマー(骨材)を210℃で溶融して下金
型の上に所定量押出してその上に上記のようにして得ら
れた積層体を載置して上金型を下降させて50kg/cm2
20秒加圧した。上記金型は自動車ドアトリム形状と
し、下金型を50℃、上金型を室温とした。その後、上
下金型を開いて積層体の表面を肉眼で観察して成形加工
性の評価を行なった。
【0066】成形加工性は、下記の3段階で評価した。 ○ ・・・・・・ コーナー部にしわが発生しない △ ・・・・・・ コーナー部に軽微なしわが発生する × ・・・・・・ コーナー部に明らかなしわが発生する 結果を第2表に示す。
【0067】
【実施例5】実施例2と同一の樹脂組成とした以外は、
実施例4と同一の要領で積層体を得た。
【0068】得られた積層体について、耐傷付き性試
験、耐突き刺し性試験および成形加工性試験を行なっ
た。また、エンボス転写性を評価した。結果を第2表に
示す。
【0069】
【実施例6】実施例3と同一の樹脂組成とした以外は、
実施例4と同一の要領で積層体を得た。
【0070】得られた積層体について、耐傷付き性試
験、耐突き刺し性試験および成形加工性試験を行なっ
た。また、エンボス転写性を評価した。結果を第2表に
示す。
【0071】
【比較例4】比較例1と同一の樹脂組成で、実施例4と
同一の要領で積層体を得た。得られた積層体について、
耐傷付き性試験、耐突き刺し性試験および成形加工性試
験を行なった。また、エンボス転写性を評価した。
【0072】結果を第2表に示す。
【0073】
【比較例5】比較例2と同一の樹脂組成で、実施例4と
同一の要領で積層体を得た。得られた積層体について、
耐傷付き性試験、耐突き刺し性試験および成形加工性試
験を行なった。また、エンボス転写性を評価した。
【0074】結果を第2表に示す。
【0075】
【比較例6】比較例3と同一の樹脂組成で、実施例4と
同一の要領で積層体を得た。得られた積層体について、
耐傷付き性試験、耐突き刺し性試験および成形加工性試
験を行なった。また、エンボス転写性を評価した。
【0076】結果を第2表に示す。
【0077】
【表2】
【0078】
【実施例7、8、9および比較例7、8】上記PB−
1、PB−2、EPT−1、EPT−3、PP−2、P
P−3およびLDPEを第3表に示した割合で混合した
以外は、実施例1と同様にして、熱可塑性エラストマー
組成物を調製した。以下、この熱可塑性エラストマー組
成物から、実施例4と同様にして、積層体を得た。
【0079】また、上記条件でシートを作製する際、引
き取り速度を徐々に上昇させ、表皮シートを薄肉にし
た。安定して積層体が作製できる上限の引き取り速度で
成形される表皮シートの肉厚を下限シート厚みとした。
【0080】得られた積層体について、耐傷付き性試
験、耐突き刺し性試験および成形加工性試験を行なっ
た。また、エンボス転写性を評価した。なお、成形加工
性試験は、布施真空(株)製、真空圧空成形機(成形面
積1100×1500mm、最終型締能力60Ton、
真空ポンプ排気量1.50m3/分)を用い、下記の条
件で行なった。
【0081】積層体を所定の位置にセットし、表皮シー
ト表面が130℃になるまで予熱し、その後金型を所定
の位置に押し上げ、真空成形を実施した。上記金型は自
動車インストルメンタルパネル形状とした。成形後、積
層体表面を肉眼で観察して成形加工性を評価した。
【0082】成形加工性は、下記の3段階で評価した。 A.エンボス変形性 ○ ・・・・・・ エンボスの変形がほとんどない △ ・・・・・・ エンボスがやや変形している × ・・・・・・ エンボスが大きく変形し、光沢が発生してい
る B.コーナー部変形性 ○ ・・・・・・ コーナー部の変形が均一で破れが発生してい
ない △ ・・・・・・ コーナー部が大きく延伸され、破れる一歩手
前まで薄膜となっている × ・・・・・・ コーナー部に破れが発生している 結果を第3表に示す。
【0083】
【比較例9】結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]として、
PB−1、20重量部およびPB−2、30重量部と、
エチレン・α- オレフィン共重合ゴム[II]としてEP
T−3、35重量部と、ポリプロピレン樹脂[III] と
してPP−3、15重量部とを、1,3-ビス(tert- ブチ
ルペルオキシイソプロピル)ベンゼン0.5重量部およ
びジビニルベンゼン1重量部の存在下に、230℃で溶
融混練して部分的に架橋している熱可塑性エラストマー
組成物を得た。
【0084】次いで、この熱可塑性エラストマー組成物
に、顔料としてファーネスタイプのカーボンブラック
[三菱化成工業(株)製、30番]0.3重量部と、耐
光安定剤としてチヌビン(Tinuvin)326[チバガイ
ギー(株)製]0.5重量部と、酸化防止剤としてイル
ガノックス(Irganox)1010[チバガイギー(株)
製]0.2重量部およびイルガノックス(Irganox)1
076[チバガイギー(株)製]0.2重量部とを配合
し、得られた混合物を、65mmφの一軸押出機を用い
て200℃で溶融混練した。
【0085】次いで、このようにして得られた熱可塑性
エラストマー組成物から、実施例4と同様にして、積層
体を調製した。得られた積層体について、実施例7と同
様に評価した。
【0086】また、上記の部分的に架橋されている熱可
塑性エラストマー組成物に顔料、耐光安定剤および酸化
防止剤を配合して得られた混合物50重量部と、結晶性
ポリ-1- ブテン樹脂[I]としてPB−1、20重量部
およびPB−2、30重量部を65mmφの一軸押出機
を用いて200℃で溶融混練した。
【0087】次いで、このようにして得られた熱可塑性
エラストマー組成物から、実施例7と同様にして、積層
体を真空成形した。評価結果を第3表に示す。
【0088】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/12 LCF 23/16 LCY 23/20 LCZ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜
    90重量部と、[II]エチレン・α- オレフィン共重合
    ゴム:10〜70重量部(成分[I]と[II]の合計量
    は、100重量部である)とを含有してなる非架橋の熱
    可塑性エラストマー組成物で形成されていることを特徴
    とする表皮シート。
  2. 【請求項2】[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜
    90重量部と、[II]エチレン・α- オレフィン共重合
    ゴム:10〜70重量部(成分[I]と[II]の合計量
    は、100重量部である)とを含有してなる非架橋の熱
    可塑性エラストマー組成物で形成されてなり、 該結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]は、結晶化度が20
    〜70%、メルトフローレートが0.02〜15g/1
    0分であり、かつ、 該エチレン・α- オレフィン共重合ゴム[II]は、エチ
    レン含有量が55〜85モル%、ムーニー粘度[ML
    1+4(100℃) ]が10〜75であることを特徴とす
    る請求項1に記載の表皮シート。
  3. 【請求項3】[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜
    90重量部と、[II]エチレン・α- オレフィン共重合
    ゴム:10〜70重量部とを、成分[I]および[II]
    の合計量が100重量部となるように含有するととも
    に、さらに、[III] ポリプロピレン樹脂:5〜30重
    量部を含有してなる非架橋の熱可塑性エラストマー組成
    物で形成されていることを特徴とする表皮シート。
  4. 【請求項4】[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜
    90重量部と、[II]エチレン・α- オレフィン共重合
    ゴム:10〜70重量部とを、成分[I]および[II]
    の合計量が100重量部となるように含有するととも
    に、さらに、[III] ポリプロピレン樹脂:5〜30重
    量部を含有してなる非架橋の熱可塑性エラストマー組成
    物で形成されてなり、 該結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]は、結晶化度が20
    〜70%、メルトフローレートが0.02〜15g/1
    0分であり、 該エチレン・α- オレフィン共重合ゴム[II]は、エチ
    レン含有量が55〜85モル%、ムーニー粘度[ML
    1+4(100℃) ]が10〜75であり、かつ、 該ポリプロピレン樹脂[III] は、メルトフローレート
    が0.2〜15g/10分、融点が150℃以上である
    ことを特徴とする請求項3に記載の表皮シート。
  5. 【請求項5】[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜
    90重量部と、[II]エチレン・α- オレフィン共重合
    ゴム:10〜70重量部とを、成分[I]および[II]
    の合計量が100重量部となるように含有するととも
    に、さらに、[III] ポリプロピレン樹脂:3〜20重
    量部と、[IV]低密度ポリエチレン樹脂:3〜20重量
    部とを含有してなる非架橋の熱可塑性エラストマー組成
    物で形成されていることを特徴とする表皮シート。
  6. 【請求項6】[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜
    90重量部と、[II]エチレン・α- オレフィン共重合
    ゴム:10〜70重量部とを、成分[I]および[II]
    の合計量が100重量部となるように含有するととも
    に、さらに、[III] ポリプロピレン樹脂:3〜20重
    量部と、[IV]低密度ポリエチレン樹脂:3〜20重量
    部とを含有してなる非架橋の熱可塑性エラストマー組成
    物で形成されてなり、 該結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]は、結晶化度が20
    〜70%、メルトフローレートが0.02〜15g/1
    0分であり、 該エチレン・α- オレフィン共重合ゴム[II]は、エチ
    レン含有量が55〜85モル%、ムーニー粘度[ML
    1+4(100℃) ]が10〜75であり、 該ポリプロピレン樹脂[III] は、メルトフローレート
    が0.2〜15g/10分、融点が150℃以上であ
    り、かつ、 該低密度ポリエチレン樹脂[IV]は、 エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンとから
    なり、このα-オレフィンから誘導される構成単位の含
    有量が5〜20モル%であり、メルトフローレートが
    0.2〜10g/10分、密度が0.880〜0.91
    5g/cm3 であることを特徴とする請求項5に記載の
    表皮シート。
  7. 【請求項7】表面にエンボス加工が施されていることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の表皮シー
    ト。
  8. 【請求項8】[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜
    90重量部と、[II]エチレン・α- オレフィン共重合
    ゴム:10〜70重量部(成分[I]と[II]の合計量
    は、100重量部である)とを含有してなる非架橋の熱
    可塑性エラストマー組成物からなる表皮シート層と、 ポリオレフィン発泡体層とから形成されてなることを特
    徴とする積層体。
  9. 【請求項9】[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30〜
    90重量部と、[II]エチレン・α- オレフィン共重合
    ゴム:10〜70重量部(成分[I]と[II]の合計量
    は、100重量部である)とを含有してなる非架橋の熱
    可塑性エラストマー組成物からなる表皮シート層と、 ポリオレフィン発泡体層とから形成されてなり、 該結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]は、結晶化度が20
    〜70%、メルトフローレートが0.02〜15g/1
    0分であり、かつ、 該エチレン・α- オレフィン共重合ゴム[II]は、エチ
    レン含有量が55〜85モル%、ムーニー粘度[ML
    1+4(100℃) ]が10〜75であることを特徴とす
    る請求項8に記載の積層体。
  10. 【請求項10】[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30
    〜90重量部と、[II]エチレン・α- オレフィン共重
    合ゴム:10〜70重量部とを、成分[I]および[I
    I]の合計量が100重量部となるように含有するとと
    もに、さらに、[III] ポリプロピレン樹脂:5〜30
    重量部を含有してなる非架橋の熱可塑性エラストマー組
    成物からなる表皮シート層と、 ポリオレフィン発泡体層とから形成されてなることを特
    徴とする積層体。
  11. 【請求項11】[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30
    〜90重量部と、[II]エチレン・α- オレフィン共重
    合ゴム:10〜70重量部とを、成分[I]および[I
    I]の合計量が100重量部となるように含有するとと
    もに、さらに、[III] ポリプロピレン樹脂:5〜30
    重量部を含有してなる非架橋の熱可塑性エラストマー組
    成物からなる表皮シート層と、 ポリオレフィン発泡体層とから形成されてなり、 該結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]は、結晶化度が20
    〜70%、メルトフローレートが0.02〜15g/1
    0分であり、 該エチレン・α- オレフィン共重合ゴム[II]は、エチ
    レン含有量が55〜85モル%、ムーニー粘度[ML
    1+4(100℃) ]が10〜75であり、かつ、 該ポリプロピレン樹脂[III] は、メルトフローレート
    が0.2〜15g/10分、融点が150℃以上である
    ことを特徴とする請求項10に記載の積層体。
  12. 【請求項12】[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30
    〜90重量部と、[II]エチレン・α- オレフィン共重
    合ゴム:10〜70重量部とを、成分[I]および[I
    I]の合計量が100重量部となるように含有するとと
    もに、さらに、[III] ポリプロピレン樹脂:3〜20
    重量部と、[IV]低密度ポリエチレン樹脂:3〜20重
    量部とを含有してなる非架橋の熱可塑性エラストマー組
    成物からなる表皮シート層と、 ポリオレフィン発泡体層とから形成されてなることを特
    徴とする積層体。
  13. 【請求項13】[I]結晶性ポリ-1- ブテン樹脂:30
    〜90重量部と、[II]エチレン・α- オレフィン共重
    合ゴム:10〜70重量部とを、成分[I]および[I
    I]の合計量が100重量部となるように含有するとと
    もに、さらに、[III] ポリプロピレン樹脂:3〜20
    重量部と、[IV]低密度ポリエチレン樹脂:3〜20重
    量部とを含有してなる非架橋の熱可塑性エラストマー組
    成物からなる表皮シート層と、 ポリオレフィン発泡体層とから形成されてなり、 該結晶性ポリ-1- ブテン樹脂[I]は、結晶化度が20
    〜70%、メルトフローレートが0.02〜15g/1
    0分であり、 該エチレン・α- オレフィン共重合ゴム[II]は、エチ
    レン含有量が55〜85モル%、ムーニー粘度[ML
    1+4(100℃) ]が10〜75であり、 該ポリプロピレン樹脂[III] は、メルトフローレート
    が0.2〜15g/10分、融点が150℃以上であ
    り、かつ、 該低密度ポリエチレン樹脂[IV]は、 エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンとから
    なり、このα-オレフィンから誘導される構成単位の含
    有量が5〜20モル%であり、メルトフローレートが
    0.2〜10g/10分、密度が0.880〜0.91
    5g/cm3 であることを特徴とする請求項12に記載
    の積層体。
  14. 【請求項14】前記表皮シート層表面にエンボス加工が
    施されていることを特徴とする請求項8〜13のいずれ
    かに記載の積層体。
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