JPH0718054B2 - 改質塩基性染料可染ポリエステル繊維およびその製造方法 - Google Patents
改質塩基性染料可染ポリエステル繊維およびその製造方法Info
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- JPH0718054B2 JPH0718054B2 JP60234404A JP23440485A JPH0718054B2 JP H0718054 B2 JPH0718054 B2 JP H0718054B2 JP 60234404 A JP60234404 A JP 60234404A JP 23440485 A JP23440485 A JP 23440485A JP H0718054 B2 JPH0718054 B2 JP H0718054B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、塩基性染料で染色することのできるポリエス
テル繊維およびその製造方法に係わり、更に詳しくは、
耐アルカリ加水分解性が著しく向上し、アルカリ減量加
工処理に適した改質塩基性染料可染ポリエステル繊維お
よびその製造方法に関する。
テル繊維およびその製造方法に係わり、更に詳しくは、
耐アルカリ加水分解性が著しく向上し、アルカリ減量加
工処理に適した改質塩基性染料可染ポリエステル繊維お
よびその製造方法に関する。
従来より、ポリエステル繊維の染色性、発色性を向上さ
せる目的で金属スルホネート基含有エステル形成成分を
ポリエステル成分中に共重合することにより、塩基性染
料可染のポリエステル繊維が得られることはよく知られ
ている。
せる目的で金属スルホネート基含有エステル形成成分を
ポリエステル成分中に共重合することにより、塩基性染
料可染のポリエステル繊維が得られることはよく知られ
ている。
この金属スルホネート基含有エステル形成成分を共重合
した塩基性染料可染ポリエステル繊維は秀れた染色性、
発色性を有しているが、その一方ホモポリエステルが元
来もつていた秀れたアルカリ加水分解性が著しく損われ
るといつた欠点はどうしても避けることができなかつ
た。
した塩基性染料可染ポリエステル繊維は秀れた染色性、
発色性を有しているが、その一方ホモポリエステルが元
来もつていた秀れたアルカリ加水分解性が著しく損われ
るといつた欠点はどうしても避けることができなかつ
た。
ところで、ホモポリエステルの持つ適度なアルカリ加水
分解性を利用し、アルカリ溶液で繊維表面を溶出させる
ことによりソフトな風合や、ドレープ性のあるシルクラ
イク素材を作りだす、いわゆるアルカリ減量加工処理
は、より高級感のあるもの、より多様性のあるのもを求
める消費者のニーズを満すため、現在では一般的に、か
つ盛んに行なわれている。
分解性を利用し、アルカリ溶液で繊維表面を溶出させる
ことによりソフトな風合や、ドレープ性のあるシルクラ
イク素材を作りだす、いわゆるアルカリ減量加工処理
は、より高級感のあるもの、より多様性のあるのもを求
める消費者のニーズを満すため、現在では一般的に、か
つ盛んに行なわれている。
しかし、アルカリ加水分解性がホモポリエステルに比較
して著しく大きい現在の塩基性染料可染ポリエステル繊
維は、このままアルカリ減量加工すると、 (1)繊度の低下、あるいは繊度斑ができやすい。
して著しく大きい現在の塩基性染料可染ポリエステル繊
維は、このままアルカリ減量加工すると、 (1)繊度の低下、あるいは繊度斑ができやすい。
(2)強度の低下がおきやすい。
(3)スリツプ等布組織が崩れやすい。
等の障害があり、アルカリ減量加工操作の管理を繁雑、
かつ困難にするか、あるいはアルカリ減量加工処理その
ものが出来ない場合が多い。
かつ困難にするか、あるいはアルカリ減量加工処理その
ものが出来ない場合が多い。
耐アルカリ加水分解性の低下は、金属スルホネート基含
有エステル形成成分の共重合割合に比例して進行するの
で、従来塩基性染料可染ポリエステル繊維の耐アルカリ
加水分解性の向上の努力は、いかにして金属スルホネー
ト基含有エステル形成成分の共重合の量を減少し、かつ
その状態で染色のレベルを向上させるかということであ
つた。
有エステル形成成分の共重合割合に比例して進行するの
で、従来塩基性染料可染ポリエステル繊維の耐アルカリ
加水分解性の向上の努力は、いかにして金属スルホネー
ト基含有エステル形成成分の共重合の量を減少し、かつ
その状態で染色のレベルを向上させるかということであ
つた。
この方法のひとつに他の第3成分を重合する方法があ
る。(特開昭51−136922号、特公昭57−32139号等) この方法は、第3成分の導入により繊維構造をよりルー
ズなものとし塩基性染料の繊維内部への拡散性を向上す
ることにより、少ない金属スルホネート基含有エステル
形成成分量で染色性を最大限に有効利用しようというも
のであり、たしかに金属スルホネート基含有エステル形
成成分を減少し、かつ染色レベルの向上に成功した。し
かし、繊維構造のルーズさは、金属スルホネート基含有
エステル形成成分がおよぼす影響とは別に、あらたに耐
アルカリ加水分解性の低下を引き起す要因となり、金属
スルホネート基含有エステル形成成分を減少させるとい
うメリツトはあつたが依然として耐アルカリ加水分解性
の低下が大きいままであつた。
る。(特開昭51−136922号、特公昭57−32139号等) この方法は、第3成分の導入により繊維構造をよりルー
ズなものとし塩基性染料の繊維内部への拡散性を向上す
ることにより、少ない金属スルホネート基含有エステル
形成成分量で染色性を最大限に有効利用しようというも
のであり、たしかに金属スルホネート基含有エステル形
成成分を減少し、かつ染色レベルの向上に成功した。し
かし、繊維構造のルーズさは、金属スルホネート基含有
エステル形成成分がおよぼす影響とは別に、あらたに耐
アルカリ加水分解性の低下を引き起す要因となり、金属
スルホネート基含有エステル形成成分を減少させるとい
うメリツトはあつたが依然として耐アルカリ加水分解性
の低下が大きいままであつた。
又、別な方法として金属スルホネート基含有エステル形
成成分を共重合したポリエステルを5000m/分以上の巻き
取り速度で紡糸することにより少ない金属スルホネート
基含有エステル形成成分で染色レベルを向上させる方法
が提案されている(特公昭53−139820号)。しかし、耐
アルカリ加水分解性は、高速紡糸することによりいつそ
う低下が進行するので、金属スルホネート基含有エステ
ル形成成分を減少することはできても、耐アルカリ加水
分解性は改善できずむしろ悪くなる傾向さえある。しか
も、高速紡糸することにより、紡糸中にケバの発生や糸
切れが増大するといつた新たの問題も起ることがわかつ
た。
成成分を共重合したポリエステルを5000m/分以上の巻き
取り速度で紡糸することにより少ない金属スルホネート
基含有エステル形成成分で染色レベルを向上させる方法
が提案されている(特公昭53−139820号)。しかし、耐
アルカリ加水分解性は、高速紡糸することによりいつそ
う低下が進行するので、金属スルホネート基含有エステ
ル形成成分を減少することはできても、耐アルカリ加水
分解性は改善できずむしろ悪くなる傾向さえある。しか
も、高速紡糸することにより、紡糸中にケバの発生や糸
切れが増大するといつた新たの問題も起ることがわかつ
た。
本発明は、上述のごとき欠点を解決するために鋭意努力
した結果到達したものである。すなわち本発明は、金属
スルホネート基含有エステル形成成分をエチレンテレフ
タレート単位を主体とするポリエステルに重合に塩基性
染料可染ポリエステル繊維を製造するに際しに、さらに
特定の共重合成分を重合することにより従来の塩基性染
料可染ポリエステル繊維のもつていた低いアルカリ加水
分解性能を改良し、通常のホモポリエステル同様にアル
カリ減量加工処理の可能な塩基性染料可染の易染性改質
ポリエステル繊維およびその製造方法を提供することで
ある。
した結果到達したものである。すなわち本発明は、金属
スルホネート基含有エステル形成成分をエチレンテレフ
タレート単位を主体とするポリエステルに重合に塩基性
染料可染ポリエステル繊維を製造するに際しに、さらに
特定の共重合成分を重合することにより従来の塩基性染
料可染ポリエステル繊維のもつていた低いアルカリ加水
分解性能を改良し、通常のホモポリエステル同様にアル
カリ減量加工処理の可能な塩基性染料可染の易染性改質
ポリエステル繊維およびその製造方法を提供することで
ある。
本発明を構成する塩基性染料可染ポリエステル繊維は金
属スルホネート基含有エステル形成成分と1,2−ビス
(4−カルボフエノオキシ)シエタン成分がエチレンテ
レフタレート単位を主体とするポリエステルに共重合さ
れることが必要である。
属スルホネート基含有エステル形成成分と1,2−ビス
(4−カルボフエノオキシ)シエタン成分がエチレンテ
レフタレート単位を主体とするポリエステルに共重合さ
れることが必要である。
すなわち、金属スルホネート基含有エステル形成成分
は、塩基性染料と結合する染着座席を有するので塩基性
染料で染色するには不可欠の成分であり、該成分は具体
的には、例えば5−ソジウムスルホイソフタル酸、カリ
ウムスルホテレフタル酸、ソジウムスルホナフタレンジ
カルボン酸、ソジウムスルホフエニルジカルボン酸、等
のジカルボン酸およびそのアルキルエステル、又ソジウ
ムスルホ安息香酸等のオキシカルボン酸およびそのアル
キルエステル、さらにジヒドロエトキシベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム等のジヒドロキシ類であり特に5−ソジ
ウムスルホイソフタル酸が好ましい。
は、塩基性染料と結合する染着座席を有するので塩基性
染料で染色するには不可欠の成分であり、該成分は具体
的には、例えば5−ソジウムスルホイソフタル酸、カリ
ウムスルホテレフタル酸、ソジウムスルホナフタレンジ
カルボン酸、ソジウムスルホフエニルジカルボン酸、等
のジカルボン酸およびそのアルキルエステル、又ソジウ
ムスルホ安息香酸等のオキシカルボン酸およびそのアル
キルエステル、さらにジヒドロエトキシベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム等のジヒドロキシ類であり特に5−ソジ
ウムスルホイソフタル酸が好ましい。
また、1,2−ビス(4−カルボフエノオキシ)エタン
は、本発明の構成要件の主要部分をなすものでアルカリ
加水分解性を向上するためには必要不可欠のものであ
る。通常ホモポリエステルに第三成分を共重合すると構
造がルーズになり、アルカリ加水分解性が進行するもの
であるが、驚くべきことに1,2−ビス(4−カルボフエ
ノオキシ)エタンは重合されることによりアルカリ加水
分解性を抑制する働きがあり、金属スルホネート基含有
エステル形成成分が重合されたポリエステルに第三成分
を共重合することでアルカリ加水分解性を抑制したのは
初めてのことである。
は、本発明の構成要件の主要部分をなすものでアルカリ
加水分解性を向上するためには必要不可欠のものであ
る。通常ホモポリエステルに第三成分を共重合すると構
造がルーズになり、アルカリ加水分解性が進行するもの
であるが、驚くべきことに1,2−ビス(4−カルボフエ
ノオキシ)エタンは重合されることによりアルカリ加水
分解性を抑制する働きがあり、金属スルホネート基含有
エステル形成成分が重合されたポリエステルに第三成分
を共重合することでアルカリ加水分解性を抑制したのは
初めてのことである。
金属スルホネート基含有エステル形成成分の共重合モル
%は、0.5〜4.0が好ましい。当該共重合物のモル%が、
0.5未満であると塩基性染料の染着座席の絶対数が少な
いので淡い色でしか染色されず、4.0を越えると金属ス
ルホネート基含有エステル形成成分が本来持つている重
合時の溶融粘度の増加による重合度頭打ちといつた現象
や、紡糸時に紡口パツク圧力の上昇や糸切れ等の弊害が
顕著になる。
%は、0.5〜4.0が好ましい。当該共重合物のモル%が、
0.5未満であると塩基性染料の染着座席の絶対数が少な
いので淡い色でしか染色されず、4.0を越えると金属ス
ルホネート基含有エステル形成成分が本来持つている重
合時の溶融粘度の増加による重合度頭打ちといつた現象
や、紡糸時に紡口パツク圧力の上昇や糸切れ等の弊害が
顕著になる。
さらに、1,2−ビス(4−カルボフエノオキシ)エタン
成分の共重合モル%は、2.0〜20.0であることが好まし
い。当該共重合物のモル%が、20未満だとアルカリ加水
分解性の向上の効果が期待できず20.0を越えると融点等
他の物性の低下が大きいので実用的に好ましくない。
成分の共重合モル%は、2.0〜20.0であることが好まし
い。当該共重合物のモル%が、20未満だとアルカリ加水
分解性の向上の効果が期待できず20.0を越えると融点等
他の物性の低下が大きいので実用的に好ましくない。
尚、これら2成分の混合割合は夫々の範囲内で自由に選
ぶことができるが、染色性、アルカリ加水分解性、機械
的熱的物性のバランス等を適宜考えて重合することが望
ましい。
ぶことができるが、染色性、アルカリ加水分解性、機械
的熱的物性のバランス等を適宜考えて重合することが望
ましい。
本発明を構成する共重合成分の重合方法は公知の方法を
採用することができる。
採用することができる。
すなわち、ジカルボン酸成分は酸のままテレフタル酸、
エチレングリコール等と直接反応させてもよく、あるい
はジメチルエステル等のアルキルエステル成分としてエ
チレングリコールとエステル交換反応を行つた後重縮合
させてもよい。
エチレングリコール等と直接反応させてもよく、あるい
はジメチルエステル等のアルキルエステル成分としてエ
チレングリコールとエステル交換反応を行つた後重縮合
させてもよい。
グリコール成分は、エチレングリコールと同様な使用が
できる。
できる。
オキシカルボン酸成分も、ジカルボン酸と同様な方法で
重合することが可能である。
重合することが可能である。
これら公知の方法で重合して得られた該ポリマーは公知
のどんな紡糸方法で紡糸して繊維にしても本発明の目的
とする繊維を得ることができる。
のどんな紡糸方法で紡糸して繊維にしても本発明の目的
とする繊維を得ることができる。
一般には、紡糸方法としては大きくわけて次の3通りが
可能であるが (1)1000〜1500m/分の巻き取り速度で紡糸し未延伸糸
として該未延伸糸を3〜4倍に延伸熱処理する (2)4000m/分以下の巻き取り速度で紡糸しいわゆるPO
Yとし該POYを1.05〜1.5倍で延伸仮撚する。
可能であるが (1)1000〜1500m/分の巻き取り速度で紡糸し未延伸糸
として該未延伸糸を3〜4倍に延伸熱処理する (2)4000m/分以下の巻き取り速度で紡糸しいわゆるPO
Yとし該POYを1.05〜1.5倍で延伸仮撚する。
(3)5000m/分以上の巻き取り速度で高速紡糸する。
このうち、(3)の高速紡糸による方法は生産性の向
上、および延伸工程の省略によるコスト低減をもたらす
とともに染色性の向上の効果も期待できるので好ましい
方法である。
上、および延伸工程の省略によるコスト低減をもたらす
とともに染色性の向上の効果も期待できるので好ましい
方法である。
しかし、一般に金属スルホネート基含有エステル形成成
分により共重合されたポリエステルを5000m/分以上で紡
糸すると、ケバの発生や糸切れが多発し巻き取りが困難
になる場合が多いので、塩基性染料可染ポリエステル繊
維の製造方法としては適していなかつた。しかし本発明
のポリエステルは驚くべきことに5000m/分以上で巻き取
つて紡糸してもケバの発生や糸切れが著しく少なく生産
できるものであり、ホモポリエステルと同様に生産する
ことができる。
分により共重合されたポリエステルを5000m/分以上で紡
糸すると、ケバの発生や糸切れが多発し巻き取りが困難
になる場合が多いので、塩基性染料可染ポリエステル繊
維の製造方法としては適していなかつた。しかし本発明
のポリエステルは驚くべきことに5000m/分以上で巻き取
つて紡糸してもケバの発生や糸切れが著しく少なく生産
できるものであり、ホモポリエステルと同様に生産する
ことができる。
本発明の改質塩基性染料可染ポリエステル繊維は、これ
までの塩基性染料可染ポリエステル繊維で得ることので
きなかつた高い耐アルカリ加水分解性能を兼ねそなえた
ものであるので、従来塩基性染料可染ポリエステル繊維
では困難であつたアルカリ減量加工処理を簡単に行うこ
とを可能にしたといつた効果がある。
までの塩基性染料可染ポリエステル繊維で得ることので
きなかつた高い耐アルカリ加水分解性能を兼ねそなえた
ものであるので、従来塩基性染料可染ポリエステル繊維
では困難であつたアルカリ減量加工処理を簡単に行うこ
とを可能にしたといつた効果がある。
又、別の効果として、当該繊維を5000m/分以上の巻き取
り速度で紡糸して製造する場合は、従来、この種の繊維
製造で多発していたケバや糸切れの問題を解決し生産性
を向上させることがあげられる。
り速度で紡糸して製造する場合は、従来、この種の繊維
製造で多発していたケバや糸切れの問題を解決し生産性
を向上させることがあげられる。
以下に実施例をあげ本発明を具体的に説明する。
尚、本発明の実施例において使用される各種の特性値の
評価方法は次の通りである。
評価方法は次の通りである。
(強度、伸度) 島津製作所、オートグラフDSC100型引張試験機により、
初長20cm、引張速度20cm/minで測定する。
初長20cm、引張速度20cm/minで測定する。
(沸水収縮率) 0.1g/dの荷重下での試料長をLとし、荷重を取り除き、
沸騰水中で30分間処理した後、同じ荷重下で測定した長
さをLとして次式より沸水収縮率(B.W.Sと略記する)
を定義し求める。
沸騰水中で30分間処理した後、同じ荷重下で測定した長
さをLとして次式より沸水収縮率(B.W.Sと略記する)
を定義し求める。
(塩基性染料吸尽率) 塩基性染料Maxilon Blue 5G(Chiba Geigy) 調整液:酢酸ナトリウム 0.5g/L 無水ぼう硝 4.0g/L 酸性度 pH=4.5 浴比1:50 染料濃度=5%owf 温度95℃ 上記染料を調整液中に溶解し、上記条件で染色した後、
残液を調整液で希釈し、島津分光光度計UV−200によ
り、1cmのコレツクスセルを用いて、波長λ=655mμに
て吸光度(U)を測定し、同様に希釈して測定した染料
原液の吸光度(Uo)より塩基性染料吸尽率(単に吸尽率
と略記する)を求める。
残液を調整液で希釈し、島津分光光度計UV−200によ
り、1cmのコレツクスセルを用いて、波長λ=655mμに
て吸光度(U)を測定し、同様に希釈して測定した染料
原液の吸光度(Uo)より塩基性染料吸尽率(単に吸尽率
と略記する)を求める。
(融点) パーキンエルマ社製Differential Scanning Calorimete
r−2型を使用し試料7mg、昇温速度20℃/分の条件で、
N2置換を行ないながら測定し得られたチヤートの吸熱ピ
ークの頂点を融点とする。
r−2型を使用し試料7mg、昇温速度20℃/分の条件で、
N2置換を行ないながら測定し得られたチヤートの吸熱ピ
ークの頂点を融点とする。
(アルカリ減量率) 試料(糸)を編機で筒編後、界面活性剤(スコアロール
250花王アトラス会社)を2g/Lの割合で蒸溜水に溶解
し、浴比1:200、浴温60〜70℃で30分間精練し油剤を落
す。
250花王アトラス会社)を2g/Lの割合で蒸溜水に溶解
し、浴比1:200、浴温60〜70℃で30分間精練し油剤を落
す。
精練後よく水を切り温度23℃湿度65%に保たれた恒温室
で24時間乾燥させる。
で24時間乾燥させる。
測定 前処理した試料を約5g(Wo)正確に計量し、NaOH5%水
溶液、沸騰状態で15分間試料をアルカリ加水分解させ、
その後よく水洗し、脱水した後上記条件にて乾燥し、正
確に減量後の重量(W)を計量し、次式のようにアルカ
リ減量率を定義し求める。
溶液、沸騰状態で15分間試料をアルカリ加水分解させ、
その後よく水洗し、脱水した後上記条件にて乾燥し、正
確に減量後の重量(W)を計量し、次式のようにアルカ
リ減量率を定義し求める。
実施例1 5−ソジウムスルホイソフタル酸3.36重量部(2.2モル
%)、1,2−ビス(4−カルボフエノオキシ)エタン7.7
8重量部(5モル%)、テレフタル酸ジメチル92.8重量
部、エチレングリコール70.0重量部、酢酸マンガン0.04
7重量部および酢酸リチウム0.06重量部を精留塔を備え
たオートクレーブに仕込み、精製するメタノールを留去
しながら180〜240℃に2時間攪拌下に加熱し、理論反応
メタノール量の97%以上を留去した後、反応物を減圧用
オートクレーブに移送し酸化アンチモン0.04重量部、亜
リン酸0.03重量部を加え、温度を265℃へあげるととも
に除々に真空度を上げ、真空度0.5mm/Hg以下にし、温度
を285℃に上げた状態で2時間重合を続け、融点238℃、
極限粘度0.59の塩基性染料可染の共重合ポリエチレンテ
レフタレートを得た。
%)、1,2−ビス(4−カルボフエノオキシ)エタン7.7
8重量部(5モル%)、テレフタル酸ジメチル92.8重量
部、エチレングリコール70.0重量部、酢酸マンガン0.04
7重量部および酢酸リチウム0.06重量部を精留塔を備え
たオートクレーブに仕込み、精製するメタノールを留去
しながら180〜240℃に2時間攪拌下に加熱し、理論反応
メタノール量の97%以上を留去した後、反応物を減圧用
オートクレーブに移送し酸化アンチモン0.04重量部、亜
リン酸0.03重量部を加え、温度を265℃へあげるととも
に除々に真空度を上げ、真空度0.5mm/Hg以下にし、温度
を285℃に上げた状態で2時間重合を続け、融点238℃、
極限粘度0.59の塩基性染料可染の共重合ポリエチレンテ
レフタレートを得た。
当該共重合ポリエチレンテレフタレートをペレツト状態
に粉砕した後130℃で20時間減圧乾燥して水分含有率を
調整した。
に粉砕した後130℃で20時間減圧乾燥して水分含有率を
調整した。
当該共重合ポリエチレンテレフタレートペレツトを溶融
温度295℃で紡糸口金直径0.23mmを24hole備えた紡糸口
金を通して吐出量37.4g/分で押し出し、紡口直下に40cm
温度210℃に保たれている加熱筒を通し、紡口下130cmに
位置する給油用ノズルガイドをつけて集束させた後7000
m/分の巻き取り速度で50デニル/24フイラメントの繊維
として巻き取つた。
温度295℃で紡糸口金直径0.23mmを24hole備えた紡糸口
金を通して吐出量37.4g/分で押し出し、紡口直下に40cm
温度210℃に保たれている加熱筒を通し、紡口下130cmに
位置する給油用ノズルガイドをつけて集束させた後7000
m/分の巻き取り速度で50デニル/24フイラメントの繊維
として巻き取つた。
強度、伸度、沸水収縮率(B.W.S)、吸尽率、アルカリ
減量速度、紡糸安定性の評価結果を表に記す。
減量速度、紡糸安定性の評価結果を表に記す。
表よりわかるとうり、アルカリ減量率か、後述の1,2−
ビス(4−カルボフエノオキシ)エタンを共重合してい
ない、塩基性染料可染のポリエステルに比べて大きく向
上していることがわかる。しかし、該繊維は、7000m/mi
nという高い巻き取り速度で製造したにもかかわらず、
紡糸中の糸切れ、ケバの発生が、従来の未共重合物に比
較し少ないという結果を得た。
ビス(4−カルボフエノオキシ)エタンを共重合してい
ない、塩基性染料可染のポリエステルに比べて大きく向
上していることがわかる。しかし、該繊維は、7000m/mi
nという高い巻き取り速度で製造したにもかかわらず、
紡糸中の糸切れ、ケバの発生が、従来の未共重合物に比
較し少ないという結果を得た。
実施例2 実施例1の共重合ポリエチレンテレフタレートを、実施
例1と同様な方法で、紡糸温度295℃吐出量16.0gで押し
出し、保温、冷却部をへて巻き取り速度800m/分で巻き
取り、さらに当該未延伸繊維をただちに延伸倍率3.617
倍、温度70℃の条件で延伸した。
例1と同様な方法で、紡糸温度295℃吐出量16.0gで押し
出し、保温、冷却部をへて巻き取り速度800m/分で巻き
取り、さらに当該未延伸繊維をただちに延伸倍率3.617
倍、温度70℃の条件で延伸した。
得られた繊維の物性を同様に示す。表からわかるとう
り、アルカリ減量率の値が大きく向上している。
り、アルカリ減量率の値が大きく向上している。
比較例1,2 実施例1と同様の方法で、1,2−ビス(4−カルボフエ
ノオキシ)エタンを共重合させないで共重合ポリエチレ
ンテレフタレートを重合し、実施例1,2と同様の方法で
紡糸した。結果を第1表に示す。第1表からわかるとう
り、アルカリ減量率の値が大く、かつ、高速紡糸では、
糸切れ、ケバ立ちがめだち生産性が悪いことがわかつ
た。
ノオキシ)エタンを共重合させないで共重合ポリエチレ
ンテレフタレートを重合し、実施例1,2と同様の方法で
紡糸した。結果を第1表に示す。第1表からわかるとう
り、アルカリ減量率の値が大く、かつ、高速紡糸では、
糸切れ、ケバ立ちがめだち生産性が悪いことがわかつ
た。
Claims (3)
- 【請求項1】0.5〜4.0モル%の金属スルホネート基含有
エステル形成成分と2.0〜20.0モル%の1,2−ビス(4−
カルボフエノオキシ)エタン成分が共重合されているこ
とを特徴とするエチレンテレフタレート単位を主体とす
る改質塩基性染料可染ポリエステル繊維。 - 【請求項2】金属スルホネート基含有エステル形成成分
が5−ソジウムスルホイソフタル酸であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の改質塩基性染料可染ポ
リエステル繊維。 - 【請求項3】0.5〜4.0モル%の金属スルホネート基含有
エステル形成成分と2.0〜20.0モル%の1,2−ビス(4−
カルボフエノオキシ)エタン成分を共重合して得られる
エチレンテレフタレート単位を主体とするポリエステル
を、巻取り速度5000m/分以上で紡糸することを特徴とす
る改質塩基性染料可染ポリエステル繊維の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60234404A JPH0718054B2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 改質塩基性染料可染ポリエステル繊維およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60234404A JPH0718054B2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 改質塩基性染料可染ポリエステル繊維およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6297915A JPS6297915A (ja) | 1987-05-07 |
| JPH0718054B2 true JPH0718054B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=16970473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60234404A Expired - Fee Related JPH0718054B2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 改質塩基性染料可染ポリエステル繊維およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718054B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4838013A (ja) * | 1971-09-14 | 1973-06-05 | ||
| DE2502550A1 (de) * | 1975-01-23 | 1976-07-29 | Bayer Ag | Carrierfrei basisch anfaerbbare polyester-faeden und -fasern |
| JPS5653206A (en) * | 1979-10-08 | 1981-05-12 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Production of polyester fiber |
-
1985
- 1985-10-22 JP JP60234404A patent/JPH0718054B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6297915A (ja) | 1987-05-07 |
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