JPH0718138B2 - 貝類の付着除去装置 - Google Patents

貝類の付着除去装置

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JPH0718138B2
JPH0718138B2 JP1177089A JP17708989A JPH0718138B2 JP H0718138 B2 JPH0718138 B2 JP H0718138B2 JP 1177089 A JP1177089 A JP 1177089A JP 17708989 A JP17708989 A JP 17708989A JP H0718138 B2 JPH0718138 B2 JP H0718138B2
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sterilization
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俊一 鈴木
晋児 山本
俊彦 久保川
高木  栄
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、原子力発電プラント等のプラント配管内面へ
の貝類の付着を防止し、付着した貝類を取り除く貝類の
付着除去装置に係り、特に海水系配管内面への貝類の付
着を防止し、配管腐蝕を防ぐようにした貝類の付着除去
装置に関する。
(従来の技術) 原子力発電プラントにおいては原子炉で発生した蒸気を
主蒸気系を通して蒸気タービンに送り、この蒸気タービ
ンを駆動させて発電機を回転駆動させている。蒸気ター
ビンで仕事をした蒸気は復水器にて凝縮されて復水とな
り、この復水は原子炉復水・給水系を経て再び原子炉に
還流されるようになっている。
一方、タービン蒸気を冷却する復水器は内部に熱交換器
を収容しており、この熱交換器にはタービン蒸気冷却用
媒体として主に海水が利用される。この海水は、取水口
から海水系流入配管を介して循環水ポンプにより熱交換
器に強制的に供給され、この海水でタービン蒸気を冷却
している。熱交換器にてタービン蒸気を冷却した海水
は、海水系流出配管を経て放出口から海中へ放水され
る。ところで、復水器にタービン蒸気冷却用の海水を供
給する海水系配管には、配管内面に富士壷やからす貝等
の貝類が付着し、付着した貝類が次第に成長し、配管流
路を閉塞したり、流路面積を小さくするおそれがあり、
この場合には復水器に充分な冷却水を供給できず、その
熱交換機能を損うおそれがあった。
このように原子力発電プラント等の海水系配管に貝類が
付着し、付着した貝類が成長していくと種々の弊害が生
じるため、現状では定期検査時に高圧ジェット流により
配管内面を洗浄したり、配管内に作業ロボットを送り込
んで引っ掻き、配管内面に付着した貝類を強制的に取り
除く作業を行なっている。
(発明が解決しようとする課題) 配管内面に付着した貝類を取り除く従来の貝類除去装置
では、貝類を除去させるために、配管内面を損傷させる
おそれがあった。また、配管内面への貝類の付着は配管
金属材料の腐蝕に大きな影響を及ぼし、配管の腐蝕や損
傷だけでなく、配管流路の閉塞等の問題があり、原子力
発電プラントにおいて大きな問題となっていた。
従来の原子力発電プラントでは、海水系配管に付着した
貝類の除去が主な対象となり、貝類の付着を防止する予
防的な措置には、特別な考慮が払われていなかった。
一方、配管内面への貝類の付着メカニズムは、何らかの
形で配管内壁に有機物・プランクトンが付くと、これら
が粘着性の代謝物を出して次第に成長し、生物とかバク
テリアのマトリックス状の物が形成されていき、これに
貝類が付着するのではないかと考えられている。付着し
た貝類はプランクトン等の微生物を食べて成長する。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、流
路内面への貝類の付着を有効的に防止し、配管流路の腐
蝕や損傷を有効的に防いで流路の閉塞を防止した貝類の
付着除去装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、流路内壁面に付着した貝類を、流
路内壁面を損傷させることなく、光学的に無接触除去す
ることができる貝類の付着除去装置を提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、流路内面に貝類が付着して
も、付着した貝類の成長を防止させることができる貝類
の付着除去装置を提供するにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明に係る貝類の付着除去装置は、上述した課題を解
決するために、請求項1に記載したように、海や河川の
取水口からプラント機器冷却等に用いる流路を延設し、
この流路内に殺菌光を照射する殺菌光源装置を設け、こ
の殺菌光源装置は殺菌光を出力する殺菌光源と、この殺
菌光源からの殺菌光を導く光ファイバとを有し、上記光
ファイバは流路内に移動走行自在に設け、流路内および
流路内壁面を照射自在とし、前記流路内への殺菌光の照
射により、プランクトン等の微生物を殺菌処理したもの
である。
また、本発明に係る貝類の付着除去装置は、上述した課
題を解決するために、請求項2に記載したように、海や
河川の取水口からプラント機器冷却等に用いる流路を延
設し、この流路内に殺菌光を照射する殺菌光源装置を設
け、この殺菌光源装置は260nm付近の波長の紫外線を出
力する殺菌ランプ装置、紫外線を出力する低圧水銀ラン
プ装置あるいはレーザ光を出力するレーザ発振装置であ
り、前記殺菌光源装置からの殺菌光を流路内に照射し、
プランクトン等の微生物を殺菌処理したものである。
さらに、上述した課題を解決するために、本発明に係る
貝類の付着除去装置は、請求項1または2の記載内容に
加えて、請求項3に記載したように、流路の入口側に塩
素あるいはオゾンを注入する補給装置を設けたものであ
る。
(作用) この貝類の付着除去装置は、殺菌ランプ装置や低圧水銀
ランプ装置あるいはレーザ発振装置の殺菌光源装置から
出力される殺菌光を流路内に照射し、プランクトン等の
微生物を殺菌処理したので、プランクトン等の微生物が
流路内壁面に付着するのを防止し、結果的に流路内壁面
に貝類が付着するのを防止できる。
また、この付着除去装置は殺菌光源装置からの殺菌光に
より流路内を通る水中プランクトンやバクテリア等の微
生物が殺菌処理されるので、流路内面に貝類が付着して
も、付着した貝類の成長を防止したり、遅らせることが
できる。
さらに、殺菌光源装置からの殺菌光を流路内に付着した
貝類に直接照射することにより、付着した貝類の除去を
光学的に、しかも非接触状態で簡易に行なうことができ
る。
(実施例) 本発明に係る貝類の付着除去装置の一実施例について添
付図面を参照して説明する。
第1図および第2図は本発明の貝類の付着除去装置を備
えた沸騰水型原子炉の原子力発電プラントの代表例を示
す。この原子力発電プラントは原子炉(複合)建屋10と
タービン建屋11とを並設して備えている。原子炉建屋10
内には原子炉格納容器12が格納され、この格納容器12内
に原子炉の蒸気発生器を構成する原子炉圧力容器13が収
容される。
一方、タービン建屋11内には蒸気タービン14と、この蒸
気タービン14により駆動される発電機15と、蒸気タービ
ン14を駆動し、仕事をした蒸気を冷却する復水器16とを
備えている。
しかして、原子炉圧力容器13内で発生した蒸気は原子炉
主蒸気系18を経て蒸気タービン14に送られ、この蒸気タ
ービン14を駆動して仕事をし、発電機15を回転駆動させ
る。蒸気タービン14で仕事をした蒸気は膨脹して復水器
16に送られ、この復水器16で冷却されて復水となる。こ
の復水は原子炉復水・給水系19を介して原子炉圧力容器
13内に還流される。
また、復水器16はそのケーシング20内に熱交換器21を収
容しており、この熱交換器21の入口側に海水系流入配管
22が、その出口側に海水系流出配管23が代表的に接続さ
れる。海水系流入配管22は海(河川でもよい。)の取水
口24から延設され、途中に循環水ポンプ25を経て熱交換
器21に接続され、この熱交換器21でタービン蒸気を冷却
している。タービン蒸気を冷却した海水は海水系流出配
管23を経て放水口26から海中に放水されるようになって
いる。
また、取水口24近くの別の取水口28は第3図に示すよう
に、海水流路30を介して海水機器建屋31内に収容された
海水熱交換器(図示せず)等に接続される。この海水熱
交換器等は補機冷却系の一部を構成している。
ところで、取水口24から復水器20に至る海水系流入配管
22や海水熱交換器等に接続される海水流路30(以下、こ
れらを流路35という。)には、第4図に示すように殺菌
光を照射する殺菌光源装置36が設けられる。この殺菌光
源装置36は例えば流路35の入口側や取水口付近に好適に
設けられる。殺菌光源装置36は、流路35に沿って複数台
設置し、殺菌光を多段階照射するようにしても、また、
流路35の周りに複数台設置し、流路35の周りから海水中
での光の減衰を考慮して流路35内をほぼ均一な光強度に
なるように殺菌光を照射してもよい。
殺菌光源装置36は貝類の生態機能に損傷を与える波長の
殺菌光を出力するもので、具体的には、例えば水中プラ
ンクトンやバクテリアの微生物を殺菌処理可能な波長の
光を出力するようになっている。殺菌光源装置36には波
長260nm付近の紫外線(殺菌線)を出力する殺菌ランプ
装置、パルス発振モードやCW発振モードの強力なレーザ
光を出力するレーザ発振装置や、あるいは貝類の生体機
能を減退させ、貝類の殺生作用を有する紫外線を出力す
る低圧水銀ランプ装置が適している。
例えば、殺菌ランプ装置は、260nm付近の殺菌透過率の
高い特殊ガラスを使用し、低蒸気圧中の水銀放電の際に
発生する253.7nmの紫外線を殺菌ランプの外部にそのま
ま出力するものである。このため、殺菌ランプには蛍光
体が塗布されていない。この殺菌ランプの分光分布と比
殺菌効果との関係は第5図に示す通りであり、波長260n
m付近の紫外線は殺菌効果曲線aで示すように大きな殺
菌効果を有する。
次に、貝類の付着除去装置の作用を説明する。
貝類付着除去装置に備えられた殺菌光源装置36を駆動さ
せることにより、殺菌光源装置36から殺菌光が流路35内
全面にほぼ均一に照射され、流路35を通る海水中に存在
するプランクトンやバクテリア等の微生物を殺菌処理す
る。この殺菌処理により、ほぼ微生物の存在しない海水
を流路内に流すことができ、プランクトン等の微生物が
流路内壁面に付着するのを有効的に防止できる。この微
生物の殺菌処理により富士壷等の貝類が流路内壁面に付
着するのを効果的に防止できる。流路内壁面に貝類の稚
貝が万一付着してもその生育条件が阻害されるので貝類
の成長をストップさせることができ、復水器や海水熱交
換機器等に充分な量の海水を冷却水として供給できる。
また、殺菌光源装置36からの殺菌光により微生物を光学
的に殺菌処理したので流路内壁面への貝類の付着や成長
を有効的に防止でき、配管腐蝕を防ぐことができる。
貝類付着除去装置の一実施例では、殺菌光源装置36から
の殺菌光を流路35内全面にわたって照射する例を示した
が、第6図に示すように殺菌光源装置36から出力される
殺菌光(レーザ光や紫外線)を光ファイバ38を介して流
路35内に導き、流路35内や流路内壁面に直接照射しても
よい。その際、光ファイバ38を流路35内に移動走行自在
に設けることにより、流路内面に付着した貝類39の生体
機能に損傷を与えたり、貝類39を光学的に無接触状態で
殺生することにより、流路内面の損傷や腐蝕を有効的に
防止できる。
光ファイバ38による照射方法には連続的照射方法と間欠
的照射方法とがあり、貝類39の付着や生育の程度、照射
適用箇所等に応じて照射方法や照射時間、照射光の強度
が適宜選択される。
また、この貝類付着除去装置は貝類が流路内面に付着す
るのを防止するとともに、流路内壁面に付着した貝類の
除去を無接触状態で行ない得るものであるが、貝類の生
育条件を阻害するために、流路35の入口側に、好ましく
は循環水ポンプ25の上流側に塩素補給装置40を第7図に
示すように設け、この塩素補給装置40から流路35内に注
入される塩素(ガス)により海水中に含まれるプランク
トンやバクテリアを殺菌処理するようにしてもよい。こ
の塩素供給装置40は殺菌光源装置36と併用すると海水の
殺菌処理効果をより一層高めることができる。海や河川
の生態系に悪影響を与えなければ、塩素殺菌の代りにオ
ゾン等の他の物質を補給し、殺菌処理してもよい。
なお、本発明の一実施例では貝類付着除去装置を原子力
発電プラントに適用した例を示したが、海水や河川水を
利用する他のプラント、例えば火力発電プラントや化学
プラントにも適用することができる。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、本発明の貝類の付着除去装置にお
いては、海や河川の取水口からプラント機器冷却等に用
いる流路を延設し、この流路内に殺菌光を照射する殺菌
光源装置を設け、この殺菌光源装置は殺菌光を出力する
殺菌光源と、この殺菌光源からの殺菌光を導く光ファイ
バとを有し、上記光ファイバは流路内に移動走行自在に
設け、流路内および流路内壁面を照射自在としたので、
殺菌光源装置からの殺菌光を光ファイバにより出力低下
を極力抑えて流路内に効率よく導光し、流路内や流路内
壁面への殺菌光の照射により、水中プランクトンやバク
テリア等の微生物を殺菌処理したり、流路内壁面に付着
した貝類の生体機能にダメージを与え、貝類を光学的に
無接触状態で殺生し、除去できるので、流路内壁面の損
傷や腐食を有効的に防止できる。
また、本発明に係る貝類の付着除去装置においては、海
や河川の取水口からプラント機器冷却等に用いる流路を
延設し、この流路内に殺菌光を照射する殺菌光源装置を
設け、この殺菌光源装置は260nm付近の波長の紫外線を
出力する殺菌ランプ装置、紫外線を出力する低圧水銀ラ
ンプ装置あるいはレーザ光を出力するレーザ発振装置に
より構成したので、殺菌光源装置から照射される260nm
付近の波長の紫外線やレーザ光により、効率よく水中プ
ランクトンやバクテリア等の微生物を殺菌処理し、ほぼ
無菌状態の水を流路内に導くことができ、流路内壁面に
貝類が付着するのを有効的に防止して、流路内壁面の損
傷を防ぐことができ、また、流路内壁面に貝類が付着し
ても貝類の成長を有効的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の貝類の付着除去装置を適用した原子力
発電プラントの原理図を示す図、第2図は上記原子力発
電プラントに備えられる建屋の断面構造を示す図、第3
図は原子力発電プラントのレイアウトを示す部分的な配
置図、第4図は原子力発電プラントの海水流路に設けら
れた貝類の付着除去装置を示す図、第5図は貝類の付着
除去装置に組み込まれる殺菌光源装置の殺菌ランプの分
光分布と比殺菌効果曲線との関係を示す図、第6図は本
発明の貝類の付着除去装置の第2実施例を示す図、第7
図は本発明の貝類の付着除去装置のさらに第3実施例を
示す図である。 10……原子炉建屋、11……タービン建屋、13……原子炉
圧力容器、14……蒸気タービン、15……発電機、16……
復水器、21……熱交換器、22……海水系流入配管(流
路)、23……海水系流出配管(流路)、24……取水口、
25……循環水ポンプ、26……放水口、30……海水流路
(流路)、31……海水機器建屋、35……流路、36……殺
菌光源装置、38……光ファイバ、39……貝類、40……塩
素補給装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保川 俊彦 神奈川県鎌倉市梶原4―7―1 株式会社 野村総合研究所内 (72)発明者 高木 栄 神奈川県鎌倉市梶原4―7―1 株式会社 野村総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭51−96142(JP,A) 特開 平3−8912(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】海や河川の取水口からプラント機器冷却等
    に用いる流路を延設し、この流路内に殺菌光を照射する
    殺菌光源装置を設け、この殺菌光源装置は殺菌光を出力
    する殺菌光源と、この殺菌光源からの殺菌光を導く光フ
    ァイバとを有し、上記光ファイバは流路内に移動走行自
    在に設け、流路内および流路内壁面を照射自在とし、前
    記流路内への殺菌光の照射により、プランクトン等の微
    生物を殺菌処理したことを特徴とする貝類の付着除去装
    置。
  2. 【請求項2】海や河川の取水口からプラント機器冷却等
    に用いる流路を延設し、この流路内に殺菌光を照射する
    殺菌光源装置を設け、この殺菌光源装置は260nm付近の
    波長の紫外線を出力する殺菌ランプ装置、紫外線を出力
    する低圧水銀ランプ装置あるいはレーザ光を出力するレ
    ーザ発振装置であり、前記殺菌光源装置からの殺菌光を
    流路内に照射し、プランクトン等の微生物を殺菌処理し
    たことを特徴とする貝類の付着除去装置。
  3. 【請求項3】流路の入口側に塩素あるいはオゾンを注入
    する補給装置を設けた請求項1または2に記載の貝類の
    付着除去装置。
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