JPH07182607A - 複合磁気ヘッド装置及びその製造方法 - Google Patents

複合磁気ヘッド装置及びその製造方法

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JPH07182607A
JPH07182607A JP32414293A JP32414293A JPH07182607A JP H07182607 A JPH07182607 A JP H07182607A JP 32414293 A JP32414293 A JP 32414293A JP 32414293 A JP32414293 A JP 32414293A JP H07182607 A JPH07182607 A JP H07182607A
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JP
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core
magnetic head
head device
slider
composite magnetic
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Application number
JP32414293A
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English (en)
Inventor
Susumu Okada
将 岡田
Yuichiro Murata
雄一郎 村田
Shinichiro Eguchi
信一郎 江口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明はフロッピーディスク装置に使用す
る複合磁気ヘッド装置及び製造方法に関するもので、外
部妨害電磁界を遮蔽する効果を有するとともに、製造工
程において発生する熱応力を抑制して記録・再生性能を
向上し、生産性を向上することを目的とする。 【構成】 スライダー14に磁気ヘッドコア1と同一素
材を用い、磁気ヘッドコア1とスライダー14を一体化
するために熱膨張係数のマッチングが取れた絶縁物13
を用いて構成した複合磁気ヘッド装置である。 【効果】 スライダー14に磁気ヘッドコア1と同一の
磁性材料を用いたので、外部からの妨害電磁界を遮蔽
し、また、スライダー14、磁気ヘッドコア1および絶
縁物13の熱膨張係数のマッチングが取れるようにした
ので、熱応力の発生が抑制されて記録・再生特性が向上
する効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気記録媒体上の複
数のデータトラックに磁気的な情報を書き込み、また、
書き込まれた情報を読み出すための主としてフロッピー
ディスク装置に用いる複合磁気ヘッド装置及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッドコアの両側方にスライダーを
固着してなるフロッピーディスク用磁気ヘッド装置は、
例えば、実開昭61−199713号および実開昭61
−193513号がある。また、磁気ヘッド用スライダ
ーの構造及びその製造方法が特開昭61−258328
号に記載されている。
【0003】図14(a)〜(b)は上記公知文献に開
示された従来の複合磁気ヘッド装置を示す斜視図であ
る。図14(a)において、1は磁気ヘッドコアで、消
去コア(Eコア)2、読みだし・書き込みコア(R/W
コア)4、Eコア2とR/Wコア4に対して兼用される
センターコア3、Eコア2とセンターコア3との間およ
びR/Wコア4とセンターコア3との間に形成されたS
iO2 、Al2 O3 などから成る消去ギャップ(Eギャ
ップ)5および読みだし・書き込みギャップ(R/Wギ
ャップ)6、R/Wコア4のトラック幅(Twr)を規制
する溝に充填されたガラス7、R/Wコア4、Eコア2
およびセンターコア3をR/Wギャップ6およびEギャ
ップ5を介して一体化するための熔着ガラス8、R/W
コア4の脚部およびEコア2の脚部に巻回されたコイル
10、11並びにR/Wコア4、センターコア3および
Eコア2を磁気的にシャントさせるMn−Znフェライ
ト、Ni−Znフェライトまたはケイソ鋼に代表される
金属磁性体から成るバックバー12から構成されてい
る。また、同図14(a)において、9は磁気ヘッドコ
ア1を補強するためのスライダーで、このスライダー9
の材料には高硬質のチタン酸カルシウムやチタン酸バリ
ウムなどの非磁性材料が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の複合磁気ヘッド
装置は、上記のように構成された磁気ヘッドコア1とス
ライダー9は異なる素材から成るので、それぞれ別個に
作製し、その後、図14(b)に示したように1個の磁
気ヘッドコア1を2個のスライダー9で挟持して接着
し、一体化形成することになるので、生産性が著しく悪
く、また、接着剤の収縮応力が発生し、さらには磁気ヘ
ッドコア1とスライダー9の材料の熱膨張係数の違いに
起因して発生する熱応力が磁気ヘッドコア1に加わり、
磁気ヘッドコア1の透磁率が低下し、記録・再生性能が
低下するという問題があった。
【0005】また、スライダー9の材料は非磁性材料で
あるので外部の妨害電磁界の影響を受け易いという問題
があった。
【0006】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、記録・再生性能に優れるととも
に外部からの妨害電磁界を遮蔽し、かつ、生産性の高い
磁気ヘッド装置及びその製造方法を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の複合磁
気ヘッド装置は、消去ギャップを有する消去コアと読み
だし・書き込みギャップを有する読みだし・書き込みコ
アが磁気媒体と摺動方向に一軸状に配列された磁気ヘッ
ドコア、該磁気ヘッドコアの外側に該磁気ヘッドコアと
絶縁されて配設され、一体化されたスライダーを有する
複合磁気ヘッド装置において、上記磁気ヘッドコアと上
記スライダーとが同一素材を含むものである。
【0008】請求項2に記載の複合磁気ヘッド装置は、
請求項第1項記載の複合型磁気ヘッド装置において、ス
ライダーと磁気ヘッドコアが、該磁気ヘッドコアの熱膨
張係数とほぼ等しい熱膨張係数を有する絶縁物を介して
配設されたものである。
【0009】請求項3に記載の複合磁気ヘッド装置は、
請求項第2項記載の複合型磁気ヘッド装置において、絶
縁物が無機化合物系あるいは有機化合物系接着剤を主成
分とするものである。
【0010】請求項4に記載の複合磁気ヘッド装置は、
請求項第2項記載の複合磁気ヘッド装置において、絶縁
物がガラスから成るものである。
【0011】請求項5に記載の複合磁気ヘッド装置は、
請求項第1項記載の複合磁気ヘッド装置において、外部
からの妨害電磁界を遮蔽する遮蔽板が、磁気ヘッドコア
の摺動方向と垂直の面および上記磁気ヘッドコアの摺動
面と反対の面に配設されたものである。
【0012】請求項6に記載の複合磁気ヘッド装置は、
請求項第5項記載の複合磁気ヘッド装置において、磁気
ヘッドコアと対向する遮蔽板の対向面が平面であるもの
である。
【0013】請求項7に記載の複合磁気ヘッド装置は、
請求項第1項記載の複合磁気ヘッド装置において、消去
コアと読みだし・書き込みコアとを兼用するセンターコ
アを有し、該センターコアの両側端面でそれぞれ消去ギ
ャップと読みだし・書き込みギャップとが形成され、上
記センターコアの中間部に、上記消去コアと上記読みだ
し・書き込みコアとを絶縁する接着絶縁層を有するもの
である。
【0014】請求項8に記載の複合磁気ヘッド装置は、
請求項第7項記載の複合磁気ヘッド装置において、セン
ターコアの中間部に設けられた消去コアと上記読みだし
・書き込みコアとを絶縁する接着絶縁層がガラスである
ものである。
【0015】請求項9に記載の複合磁気ヘッド装置は、
請求項第7項記載の複合磁気ヘッド装置において、セン
ターコアの中間部に、消去コアと読みだし・書き込みコ
アとを絶縁する非磁性材料から成るスペーサを配設し、
該スペーサーを介して接着されたものである。
【0016】請求項10に記載の複合磁気ヘッド装置
は、請求項第7項記載の複合磁気ヘッド装置において、
センターコアの読みだし・書き込みコア側の厚さを消去
コア側のセンターコア厚さよりも大きくしたものであ
る。
【0017】請求項11に記載の複合磁気ヘッド装置
は、請求項第1項記載の複合磁気ヘッド装置において、
スライダー表面に透磁率が小さい層を有するものであ
る。
【0018】請求項12に記載の複合磁気ヘッド装置
は、請求項第11項記載の複合磁気ヘッド装置におい
て、スライダー表面の透磁率が小さい層が、上記スライ
ダーを酸化した酸化物層であるものである。
【0019】請求項13に記載の複合磁気ヘッド装置
は、請求項第11項記載の複合磁気ヘッド装置におい
て、スライダー表面の透磁率が小さい層が、非磁性層で
あるものである。
【0020】請求項14に記載の複合磁気ヘッド装置の
製造方法は、消去ギャップを有する消去コアと読みだし
・書き込みギャップを有する読みだし・書き込みコアが
磁気媒体と摺動する方向に一軸状に配列された磁気ヘッ
ドコア、該磁気ヘッドコアの脚部を連結して磁気回路を
構成するバックバー、上記磁気ヘッドコアの外側に配設
され該磁気ヘッドコアと絶縁物を介して一体化されたス
ライダーを有する複合磁気ヘッド装置の製造方法におい
て、第1のフェライトピースおよび第2のフェライトピ
ースを第3のフェライトピースの両側にギャップ材を介
して配設・接合して熔着コアブロックを形成する工程、
上記熔着コアブロックに上記消去コアのトラック幅を規
制するとともに上記磁気ヘッドコアと上記スライダーを
形成する分離溝を設ける工程、上記分離溝に絶縁物を充
填して上記磁気ヘッドコアと上記スライダーを一体化す
る工程、この後上記熔着コアブロックの上記分離溝の下
部を切断・除去して上記磁気ヘッドコアと上記スライダ
ーを磁気的に分離する工程、この後上記熔着コアブロッ
クに上記消去コイル、読みだし・書き込みコイルおよび
バックバーを挿入する溝を形成する工程を備えたもので
ある。
【0021】請求項15に記載の複合磁気ヘッド装置の
製造方法は、請求項第14項に記載の複合磁気ヘッド装
置の製造方法において、第1のフェライトピースにコイ
ルを巻回する巻線窓に相当するアペックス溝および接合
のためのテーパ溝を形成し、第2のフェライトピースに
アペックス溝、テーパ溝および読みだし・書き込みコア
のトラック幅規制溝を形成し、第3のフェライトピース
に読みだし・書き込みコアのトラック幅規制溝を形成す
る工程を備えたものである。
【0022】請求項16に記載の複合磁気ヘッド装置の
製造方法は、請求項第14項に記載の複合磁気ヘッド装
置の製造方法において、第1のフェライトピースにアペ
ックス溝、テーパ溝および消去コアのトラック幅規制溝
を形成し、第2のフェライトピースにアペックス溝、テ
ーパ溝および読みだし・書き込みコアのトラック幅規制
溝を形成し、第3のフェライトピースに読みだし・書き
込みコアのトラック幅規制溝を形成する工程を備えたも
のである。
【0023】請求項17に記載の複合磁気ヘッド装置の
製造方法は、請求項第15項または第16項記載の複合
磁気ヘッド装置の製造方法において、第2のフェライト
ピースおよび/または第3のフェライトピースの読みだ
し・書き込みコアのトラック幅規制溝形成面に高飽和磁
束密度を有する磁性薄膜を形成する工程を備えたもので
ある。
【0024】請求項18に記載の複合磁気ヘッド装置の
製造方法は、請求項第14項記載の複合磁気ヘッド装置
の製造方法において、熔着コアブロックを第3のフェラ
イトピースの中央から切断・分離した後、切断・分離面
から所定の厚さ除去し、再度切断・分離面を接合する工
程を備えたものである。
【0025】請求項19に記載の複合磁気ヘッド装置の
製造方法は、請求項第18項記載の複合磁気ヘッド装置
の製造方法において、切断・分離面をガラス熔着で接合
する工程を備えたものである。
【0026】請求項20に記載の複合磁気ヘッド装置の
製造方法は、請求項第18項記載の複合磁気ヘッド装置
の製造方法において、切断・分離面を非磁性体のスペー
サを介して接合する工程を備えたものである。
【0027】請求項21に記載の複合磁気ヘッド装置の
製造方法は、請求項第14項記載の複合磁気ヘッド装置
の製造方法において、熔着コアブロックのスライダー部
に高周波電流を流し、上記スライダー部の温度を大気中
あるいは酸素雰囲気中で300℃以上とし、上記スライ
ダーを酸化させる工程を備えたものである。
【0028】
【作用】本願発明に係る請求項1〜13の複合磁気ヘッ
ド装置は、スライダーと磁気ヘッドコアとが同一素材を
含む構成であるので、磁気ヘッドコアと同一の磁性材料
を含むスライダーは、外部からの妨害電磁界を遮蔽し、
スライダーと磁気ヘッドコアの熱膨張係数が同一である
ので、熱膨張差に起因する熱応力の発生を抑制し、記録
・再生性能が向上する。
【0029】請求項2〜4に記載の複合磁気ヘッド装置
は、磁気ヘッドコアとスライダーが同一素材を含む構成
であるので、外部からの妨害電磁界を遮蔽し、また、分
離溝に磁気ヘッドコアおよびスライダーの熱膨張係数と
ほぼ同一の熱膨張係数を有する絶縁物を充填して磁気ヘ
ッドコアとスライダーを一体化するので、熱膨張係数の
違いによる熱応力の発生を抑制し、記録・再生性能が一
層向上する。
【0030】請求項3に記載の複合磁気ヘッド装置は、
接着剤を使用してスライダーと磁気ヘッドコアとを一体
化するので、加熱温度を低くでき、加熱による劣化を小
さくできる。
【0031】請求項5および請求項6に記載の複合磁気
ヘッド装置は、遮蔽板が磁気ヘッドコアの摺動方向と垂
直方向の面および上記磁気ヘッドコアの摺動面と反対の
面に配設された構成としたので、外部からの妨害電磁界
をより効率よく遮蔽する。
【0032】請求項6に記載の複合磁気ヘッド装置は、
遮蔽板に平板を用いることができるので、製造が容易に
なり生産性が向上する。
【0033】請求項第7項〜第10項に記載の複合磁気
ヘッド装置は、センターコアを共有する消去コアと読み
だし・書き込みコアとをセンターコアの中間部で磁気的
に絶縁するので、消去磁気ヘッドコアと読みだし・書き
込みコアとの間のクロストークを防止する。
【0034】請求項10に記載の複合磁気ヘッド装置
は、センターコアの読みだし・書き込みコア側の厚さを
厚くしたので、読みだし・書き込みコアの記録・再生性
能を低下させることがなくなる。
【0035】請求項第11項〜第13項に記載の複合磁
気ヘッド装置は、スライダー表面に透磁率が小さい層を
有するので、クロスフィードを抑制する。
【0036】請求項第12項に記載の複合磁気ヘッド装
置は、スライダー部材が酸化されて形成された層が透磁
率が小さい層であるので、クロスフィードを抑制するこ
とができる。
【0037】請求項13に記載の複合磁気ヘッド装置
は、スライダー表面に非磁性層を形成したのでクロスフ
ィードを抑制する効果がより一層大きくなる。
【0038】請求項14〜請求項21の複合磁気ヘッド
装置の製造方法によれば、それぞれ、スライダーと磁気
ヘッドコアを同一素材を含む構成の複合磁気ヘッド装置
が製造でき、生産性が向上する。
【0039】請求項15の複合磁気ヘッド装置の製造方
法によれば、先行消去型の消去コアを有する複合磁気ヘ
ッド装置が製造できる。
【0040】請求項16の複合磁気ヘッド装置の製造方
法によれば、トンネル消去型の消去コアを有する複合磁
気ヘッド装置が製造できる。
【0041】請求項17の複合磁気ヘッド装置の製造方
法によれば、読みだし・書き込みコアの読みだし・書き
込みギャップに高飽和磁束密度の磁性体を有するMIG
ヘッド型の複合磁気ヘッド装置が製造できる。
【0042】請求項18〜20に記載の複合磁気ヘッド
装置の製造方法によれば、センターコアに相当する第3
のフェライトピースの厚さが大きなものを使用してコア
ブロックを形成した後、上記第3のフェライトピース中
央部で切断し、切断面から上記第3のフェライトピース
の肉厚を減じてセンターコア部の厚さが小さいものが破
損することなく容易に製造できる。
【0043】請求項19および20に記載の複合磁気ヘ
ッド装置の製造方法によれば、センターコア中間部に接
着絶縁層を有し、クロストークを抑制する複合磁気ヘッ
ド装置が製造できる。
【0044】請求項21記載の複合磁気ヘッド装置の製
造方法によれば、スライダー表面を酸化する簡単を手段
で、クロスフィードを抑制する複合磁気ヘッド装置が製
造できる。
【0045】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
る。この図において、1は先行消去型の磁気ヘッドコア
で14はスライダーであり、磁気ヘッドコア1は、消去
コア(Eコア)2、読みだし・書き込みコア(R/Wコ
ア)4、Eコア2とR/Wコアに対して兼用されるセン
ターコア3、Eコア2とセンターコア3との間およびR
/Wコア4とセンターコア3との間に形成されたSiO
2 、Al2 O3 などから成る消去ギャップ(Eギャッ
プ)5および読みだし・書き込みギャップ(R/Wギャ
ップ)6、R/Wコア4のトラック幅(Twr)を規制す
る溝に充填されたガラス7、R/Wコア4、Eコア2お
よびセンターコア3をR/Wギャップ6およびEギャッ
プ5を介して一体化するガラス8から構成され、磁気ヘ
ッドコア1とスライダー14は絶縁物13で一体化され
ており、さらに、R/Wコア4の脚部およびEコアの脚
部にコイル10、11が巻回され、R/Wコア4、セン
ターコア3およびEコア2を磁気的にシャントさせるよ
うに磁性体から成るバックバー12が接続される。
【0046】また、14は磁気ヘッドコア1を補強する
ためのスライダーで、Mn−Znフェライト、Ni−Z
nフェライトなどの高透磁率フェライトから成る磁気ヘ
ッドコア1と同一素材で形成され、絶縁物13によって
磁気ヘッドコア1と磁気的に絶縁されるとともに、接合
され一体化されている。なお、スライダー14の外側に
耐磨耗性の異種材料を付加して、スライダーの耐磨耗性
を向上することも可能であり、また、Mn−Znフェラ
イトを素材とし、スライダーにさらにNi−Znフェラ
イト金属磁性材料などの異種材料を添付して、さらに外
部からの妨害電磁界を遮蔽する効果を強化することもで
きる。
【0047】上記構成において、スライダー14を磁気
ヘッドコア1と同一素材を含む構成としたので、磁気ヘ
ッドコア1とスライダー14との間に発生する熱膨張係
数差に基づく熱応力を抑制出来るとともに、磁気ヘッド
コアと同一の高透磁率フェライトで形成したので外部か
らの妨害電磁界を遮蔽する効果を有する。
【0048】また、絶縁物13を磁気ヘッドコア1およ
びスライダー14とほぼ同一の熱膨張係数とすることに
よって、より一層熱応力の発生を抑制することができ
る。使用されるMn−Znフェライト、Ni−Znフェ
ライトの熱膨張係数はおおよそ100×10-7〜135
×10-7/℃であり、使用するフェライト素材によっ
て、絶縁物13の熱膨張係数を整合させることが必要に
なる。
【0049】なお、絶縁物13の材料には、ガラスが好
ましく使用され、ガラス7、8にも同一のガラスを使用
することによって、Eコア2、R/Wコア4およびセン
ターコア3の一体化トラック幅(Twr)を規制する溝へ
のガラス充填並びに磁気ヘッドコア1とスライダー14
との一体化が同時にできるようになる。
【0050】また、絶縁物13の材料には、無機化合物
系接着剤を主成分としてこれにSiO2 などのフィラー
を添加して上記のように熱膨張係数を調整したもの、エ
ポキシ樹脂など有機系接着剤を主成分としてこれにSi
O2 などのフィラーを添加して熱膨張係数を調整したも
のが好ましく使用され、上記接着剤を使用することによ
り、より低い温度で磁気ヘッドコア1とスライダー14
を一体化できるようになり、熱応力の発生を抑制すると
ともに、加熱による劣化を少なくできるようになる。
【0051】実施例2.図2〜図4はこの発明の複合磁
気ヘッド装置の製造方法の一実施例を示す斜視図であ
る。図2(a)において、15はEコア部の素材となる
Eコアピース(第1のフェライトピース)、16はR/
Wコアの素材となるR/Wコアピース(第2のフェライ
トピース)、17はセンターコアの素材となるセンター
コアピース(第3のフェライトピース)で、それぞれ、
Mn−Znフェライトなどの高透磁率フェライトから成
りスライダーの構成部材ともなるものであり、研削加工
およびラッピング加工によって所定の寸法に仕上げ、特
に、ギャップ面となる面は加工歪みのない鏡面に仕上げ
る。
【0052】次に、図2(b)に示したように、Eコア
ピース15にコイルを巻回するためのアペックス溝18
と各コアピースをガラスなどで接合するためのテーパ溝
19を、また、R/Wコアピース16にアペックス溝1
8、テーパ溝19およびトラック幅規制溝20を、さら
に、センターコアピース17にR/Wトラック幅を規制
するためのR/Wトラック幅規制溝20を形成する。
【0053】この後、ラッピング加工を施した面に厚さ
十分の数のミクロン〜数ミクロンのSiO2 あるいはA
l2 O3 などから成るギャップ材をスパッタリングある
いは蒸着により形成し、次に、図3(a)に示したよう
に、センターコアピース17の両側にEコアピース15
とR/Wコアピース16を配設し、R/Wトラック幅規
制溝20およびテーパ溝19に熔着ガラス21を熔着
し、熔着コアブロック22を形成する。
【0054】次に、図3(b)に示したように、スライ
ダー部23、24、25と磁気ヘッドコア部26を分離
して形成するための分離溝27を設け、図3(c)に示
したように、分離溝27に絶縁物28を充填した後に、
図3(d)に示したように熔着コアブロック22の底部
でスライダー23、24、と磁気ヘッドコア26並びに
スライダー24、25と磁気ヘッドコア26が連結した
連結部を切除する。
【0055】なお、絶縁物28には、各フェライトピー
ス15、16、17とほぼ同一の熱膨張係数を有するガ
ラス、無機系接着剤あるいは有機系接着剤を主成分とす
る接着剤が好ましく使用され、熱膨張係数をほぼ同一と
することによって、磁気ヘッドコア26とスライダー2
4、25との間の熱応力発生を抑制することができる。
【0056】次に、図4(a)に示したように、磁気ヘ
ッドが磁気媒体(磁気ディスク)面上で摺動する際に磁
気ディスクに傷を付けないようにするため、テーパ加工
部29およびV溝30を形成する。
【0057】次に、図4(b)に示したように、コイル
を挿入するための側溝31を、また、図4(c)に示し
たように脚溝32およびバックバーを挿入し、添付する
ための溝33を形成し、V溝30の中央から切断し、図
4(d)に示したように一個の複合磁気ヘッド装置に分
離する。
【0058】さらに、磁気ヘッドコア26の脚部にそれ
ぞれコイルを挿入した後、磁気ヘッドコア26のEコア
ピース15とセンターコアピース17およびR/Wコア
ピース16とセンターコアコピース17の脚部をシャン
トするバックバーを添付して複合磁気ヘッド装置を製造
する。
【0059】上記複合磁気ヘッド装置の製造方法によれ
ば、スライダー23、24、25と磁気ヘッドコア26
が同一素材から成る多数の複合型磁気ヘッド装置を熔着
コアブロック22に形成し、磁気ヘッドコア26の間で
切断することによって、スライダー23、24、25と
磁気ヘッドコア26を同一素材で構成した複合磁気ヘッ
ド装置が製造できるとともに生産性が向上する。
【0060】実施例3.図5〜図7はこの発明の複合磁
気ヘッド装置の製造方法の他の実施例を示す斜視図であ
る。図5は製造工程を説明するための総合概念を示すも
のであり、図5(a)に示すような、例えば、長さ70
mm、幅40mm、厚さ4mmのフェライト基板を3枚
準備し、Eコア用、R/Wコア用およびセンターコア用
のフェライト基板としてそれぞれ第1、第2および第3
のフェライト基板とする。
【0061】第1および第2のフェライト基板は片面を
鏡面ラッピング仕上げし、第3のフェライト基板は両面
を鏡面ラッピング仕上げする。その後、それぞれのフェ
ライト基板のラッピング仕上げ面に図5(a)に示した
加工の方向にR/Wコアのトラック幅規制の溝加工およ
びアペックス溝加工を施す。第1のフェライト基板には
アペックス溝加工を、第2のフェライト基板にはR/W
コアのトラック幅規制の溝加工とアペックス溝加工の両
方の加工を、また、第3のフェライト基板にはR/Wコ
アのトラック幅規制の溝加工を施し図5(b)(第1の
フェライト基板のみ示した)とした後、アペックス溝加
工の方向に切断して図5(c)に示したようなEコアピ
ース、R/Wコアピースおよびセンターコアピースを形
成して、これをガラスを使用した熔着などの方法で接合
し、熔着コアブロックを形成する。
【0062】図6(b)、(a)および(c)はそれぞ
れ第1(Eコア用)フェライト基板34、第2(R/W
コア用)フェライト基板35および第3(センターコア
用)36の一部を拡大してトラック幅規制溝20とアペ
ックス溝18を示したものである。これらの基板を上記
のように、アペックス溝方向に切断して、図6(d)に
示したようにEコアピース15、R/Wコアピース16
およびセンターコアピース17を形成することによっ
て、多数のEコアピース15、R/Wコアピース16お
よびセンターコアピース17を作製することができる。
【0063】次に、Eコアピース15、R/Wコアピー
ス16およびセンターコアピース17にギャップ材を形
成し、さらに図6(e)のように分離溝27を形成し、
図6(f)のようにセンターコアピース17を挟んでE
コアピース15とR/Wコアピース16を配置する。
【0064】次に、図7(a)のように、分離溝27、
アペックス溝18およびトラック幅規制溝20に絶縁物
を充填して熔着コアブロック22を形成する。さらに、
センターコアピース17の中間部で切断した後、切断面
を研削してセンターコアピース17を所定の肉厚に仕上
げ、図7(b)のように、再度センターコアピース17
の切断面を接着して、この後、分離溝27の下部を切除
する。
【0065】図7(b)に示した4MB(メガバイト)
のFDDの採用されている先行消去型の複合磁気ヘッド
においては、センターコア17の厚さ、即ちR/Wギャ
ップとEギャップとの間の距離は0.2mmに仕上げ
る。また、接着した時の接着層の厚さは数十ミクロン以
下にし、R/W磁気ヘッドの再生性能を十分に確保する
という観点から、R/Wコアピース16側のセンターコ
アピース17の厚さをEコアピース15側のセンターコ
アピース17の厚さよりも厚くしたほうが望ましい。
【0066】次に、図7(c)のように、コイルを挿入
するための側溝31、脚溝32およびバックバーを挿入
し、添付するための溝33を形成するとともに磁気ヘッ
ドコア26の摺動方向の端面34を研削して磁気ヘッド
コア26の長さをスライダー部23、24、25の長さ
より短くする。
【0067】次に、図7(d)のように、熔着コアブロ
ック22の側面に平板状の遮蔽板35を接着添付する。
遮蔽板35の材料には、スライダー23、24、25と
同一または異なる磁性フェライト、金属などの他、導電
性を有する材料であれば使用でき、導電性の高分子材料
も使用される。
【0068】次に、図7(e)のように、各磁気ヘッド
コア26の間で切断し、その後、R/WコイルおよびE
コイルを挿入し、さらに、R/Wコアとセンターコアお
よびEコアとセンターコアの間をシャントするバックバ
ーを添付する。
【0069】上記複合磁気ヘッド装置の製造方法によれ
ば、センターコアピース17に取り扱い易い厚さの素材
を使用して熔着コアブロック22を形成した後、センタ
ーコアピース17の中間部で切断してセンターコアピー
ス17の肉厚を減じ、再度、接合するようにしたので、
破損することなく厚さが薄いセンターコアピース17を
有する熔着ブロック22が得られ、また、スライダー2
3、24、25の側面に遮蔽板35を設けたので、外部
からの妨害電磁界を遮蔽する効果が一層向上する。
【0070】また、磁気ヘッドコア26の長さをスライ
ダー23、24、25より短くすることによって平板状
の遮蔽板が使用できる。
【0071】また、センターコアピース17の中間部に
ある接着層でR/WコアとEコアが磁気的に分離されて
いるので、R/WコアとEコアとの間の磁界の影響、即
ち、クロストークを抑制することができる。
【0072】実施例4.図8はこの発明の他の実施例を
示す斜視図である。実施例3はセンターコアの中間部に
接着層が形成されたものであるが、図8に示したもの
は、センターコアピース17の中間部にチタン酸カルシ
ウムなどの非磁性体から成るスペーサ36を設けたもの
である。上記スペーサ36にはガラスも好ましく使用さ
れる。
【0073】実施例5.図9はこの発明の他の実施例を
示す斜視図である。実施例1および実施例4は磁気ヘッ
ドコアの両側に磁性フェライトから成るスライダーを配
設し、また、実施例3はスライダーの側面にも遮蔽板を
配設した構成となっているので、外部からの妨害電磁界
を遮蔽する効果を有するものであるが、図9のように、
磁気ヘッドコア1と直接接触しないように凹部を有する
遮蔽板をスライダー14の両側面および下部に配設する
ことによって、さらに遮蔽効果を向上することができ
る。
【0074】また、磁気ヘッドコア1の長さをスライダ
ー14より短くし、平板状の遮蔽板とすることにより、
製造が容易となり生産性が向上する。
【0075】実施例6.実施例1〜実施例5は磁気ヘッ
ドコアとスライダーが同一素材から成り、従って、磁気
ヘッドコアとスライダーの透磁率が同一となる。フロッ
ピーディスク(FDD)装置は磁気ディスクの両面に情
報を記録する両面記録方式を採用しているので、図10
に示したように、磁気ディスクの両面に2個の複合磁気
ヘッドが対向して配置され、一方の複合磁気ヘッド装置
で記録および消去する時に、ギャップの漏れ磁束が磁気
ディスクを通り、他方の複合磁気ヘッド装置のスライダ
ーから他方のギャップに還流して他面の磁気媒体を磁化
・消去するいわゆるクロスフィード現象が問題となる。
【0076】上記クロスフィード現象は、スライダー表
面に透磁率が小さい層あるいは非磁性層を形成すること
によって抑制される。上記スライダー表面の透磁率が小
さい層は、図3(b)の製造工程の後にスライダー部2
3と23、24と24および25と25の面間に大気中
あるいは酸素雰囲気中で高周波電流を流して300℃以
上の温度に上げ、スライダー部のみを酸化させ透磁率を
2分の1以下に低下させることによって形成される。
【0077】また、Siの酸化物あるいは窒化物、非磁
性金属酸化物などの非磁性層をスパッタリング、イオン
プレーティングなどの方法で形成することもできる。
【0078】実施例7.図11はこの発明の他の実施例
を示す斜視図である。上記実施例1〜実施例4の複合磁
気ヘッド装置では消去コアが先行消去型である磁気ヘッ
ドコアを有するものであるが、図11に示す複合磁気ヘ
ッド装置は磁気媒体の進入方向に対してR/Wコア4、
センターコア3およびEコア2の順に配設したトンネル
消去型の磁気ヘッドを有するものである。
【0079】上記構造の複合磁気ヘッド装置は、実施例
2の製造方法を示す図2(b)において、R/Wコアフ
ェライトピース16にアペックス溝、テーパ溝およびR
/Wトラック幅規制溝を、Eコアフェライトピース15
にアペックス溝、テーパ溝およびEトラック幅規制溝
を、また、センターコアフェライトピース17にR/W
トラック幅規制溝を形成し、以後の工程は実施例2の製
造方法と同様にして製造される。
【0080】実施例8.実施例1〜7の複合磁気ヘッド
装置あるいはその製造方法は磁気ヘッドコアがフェライ
トのみから成るものについて示したが、実施例1〜7の
複合磁気ヘッド装置あるいはその製造方法において、R
/Wコアのギャップ面に高飽和磁束密度を有するセンダ
スト合金(Fe−Si−Al)あるいはアモルファス合
金(Co−Zr−Nb系合金など)をスパッタリングあ
るいはイオンプレーティングなどの方法で薄膜形成した
NIG(メタルインギャップ)ヘッドを有する複合磁気
ヘッド装置も上記実施例1〜7の複合磁気ヘッド装置あ
るいはその製造方法と同様の作用効果が得られる。
【0081】MIGヘッドを有する複合磁気ヘッド装置
は、製造工程を示す図2(b)あるいは図6(d)にお
いて、ギャップ材を形成する前に上記高飽和磁束密度を
有する磁性体をR/Wコアのギャップ面に形成すること
によって製造される。
【0082】実施例9.図12は、この発明の他の実施
例の複合磁気ヘッド装置を示す斜視図である。図のよう
に、磁気ヘッドコア1はトンネル消去型のEコア2を有
するもので、センターコア3の中間部に非磁性のスペー
サが設けられてクロストークを抑制するものである。
【0083】上記図12に示した複合磁気ヘッド装置
は、実施例3の製造工程を説明した図6(b)におい
て、さらに、Eコアのトラック幅規制溝を形成し、その
後、実施例3と同様の工程で図13(a)に示したよう
に、熔着コアブロック22を形成してセンターコアピー
ス17の中間部で切断し、センターコアピース17の肉
厚を減じ、図13(b)のように再度切断面をスペーサ
36を介して接着することによって製造する。
【0084】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜13によれ
ば、スライダーと磁気ヘッドコアとが同一素材を含む構
成としたので、磁性材料からなるスライダーは、外部か
らの妨害電磁界を遮蔽し、スライダーと磁気ヘッドコア
の熱膨張係数差に起因する熱応力の発生を抑制するの
で、記録・再生性能を向上する効果がある。
【0085】また、請求項2〜4によれば、スライダー
が磁気ヘッドコアと同一素材である磁性体を有するの
で、外部からの妨害電磁界を遮蔽するとともに、分離溝
に磁気ヘッドコアおよびスライダーの熱膨張係数とほぼ
同一の熱膨張係数を有する絶縁物を充填して磁気ヘッド
コアとスライダーを一体化して熱膨張係数の違いによる
熱応力の発生を抑制するので、記録・再生性能がより一
層向上する。
【0086】請求項3によれば、接着剤を使用してスラ
イダーと磁気ヘッドコアとを一体化するので、より低い
温度で一体化でき、加熱による劣化が小さくなる。
【0087】請求項5および請求項6によれば、遮蔽板
が磁気ヘッドコアの摺動方向と垂直の面および磁気ヘッ
ドコアの摺動面と反対の面に配設されたので、外部から
の妨害電磁界をより効率的に遮蔽することができる。
【0088】請求項6によれば、遮蔽板に平板を用いる
ことができるので、製造が容易になり生産性が向上す
る。
【0089】請求項7〜請求項10によれば、センター
コアを共有する消去コアと読みだし・書き込みコアとを
センターコアの中間部で磁気的に絶縁したので、消去コ
アと読みだし・書き込みコアとの間のクロストークを防
止することができる。
【0090】請求項10によれば、センターコアの読み
だし・書き込み側の厚さを厚くしたので、読みだし・書
き込みコアの記録・再生性能を低下させることがない。
【0091】請求項11〜請求項13によれば、スライ
ダー表面に透磁率が小さい層を形成したので、クロスフ
ィードを抑制することができる。
【0092】請求項12によれば、スライダー部が酸化
されて形成された層が透磁率が小さい層であるので、ク
ロスフィードを抑制することができる。
【0093】請求項13によれば、スライダー表面に非
磁性層を形成したのでクロスフィードを抑制する効果が
より一層大きくなる。
【0094】請求項14〜請求項21によれば、それぞ
れ、スライダーと磁気ヘッドコアが同一部材から成る複
合磁気ヘッド装置が製造でき、生産性が向上する。
【0095】請求項15によれば、先行消去型の消去コ
アを有する複合磁気ヘッド装置が製造できる。
【0096】請求項16によれば、トンネル消去型の消
去コアを有する複合磁気ヘッド装置が製造できる。
【0097】請求項17によれば、読みだし・書き込み
コアの読みだし・書き込みギャップに高飽和磁束密度の
磁性体を有するMIGヘッド型の複合磁気ヘッド装置が
製造できる。
【0098】請求項18〜20によれば、センターコア
に相当する第3のフェライトピースの厚さが大きなもの
を使用してコアブロックを形成した後、上記第3のフェ
ライトピース中央部で切断し、切断面から上記第3のフ
ェライトピースの肉厚を減じてセンターコア部の厚さが
小さいものが破損することなく容易に製造できる。
【0099】請求項19および請求項20によれば、セ
ンターコア中間部に接着絶縁層を有し、クロストークを
抑制する複合磁気ヘッド装置が製造できる。
【0100】請求項21によれば、スライダー表面を酸
化するという簡単な手段でクロスフィードを抑制する複
合磁気ヘッド装置が製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による複合磁気ヘッド装置
を示す斜視図である。
【図2】この発明の実施例2による複合磁気ヘッド装置
の製造方法を説明する斜視図である。
【図3】この発明の実施例2による複合磁気ヘッド装置
の製造方法を説明する斜視図である。
【図4】この発明の実施例2による複合磁気ヘッド装置
の製造方法を説明する斜視図である。
【図5】この発明の実施例3による複合磁気ヘッド装置
の製造方法を説明する斜視図である。
【図6】この発明の実施例3による複合磁気ヘッド装置
の製造方法を説明する斜視図である。
【図7】この発明の実施例3による複合磁気ヘッド装置
の製造方法を説明する斜視図である。
【図8】この発明の実施例4による複合磁気ヘッド装置
を示す斜視図である。
【図9】この発明の実施例5による複合磁気ヘッド装置
を示す斜視図である。
【図10】両面記録のFDD装置におけるクロスフィー
ド現象を説明する断面図である。
【図11】この発明の実施例7による複合磁気ヘッド装
置を示す斜視図である。
【図12】この発明の実施例9による複合磁気ヘッド装
置を示す斜視図である。
【図13】この発明の実施例9による複合磁気ヘッド装
置の製造方法を説明する斜視図である。
【図14】従来の複合磁気ヘッド装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気ヘッドコア 2 消去コア(Eコア) 3 センターコア 4 読みだし・書き込みコア(R/Wコア) 5 消去ギャップ(Eギャップ) 6 読みだし・書き込みギャップ(R/Wギャップ) 7 充填ガラス 8 熔着ガラス 9 スライダー 10 R/Wコイル 11 Eコイル 12 バックバー 13 絶縁物 14 スライダー 15 Eコアピース(第1のフェライトピース) 16 R/Wコアピース(第2のフェライトピース) 17 センターコアピース(第3のフェライトピース) 18 アペックス溝 19 テーパ溝 20 R/Wトラック幅規制溝 21 熔着ガラス 22 熔着コアブロック 23 スライダー 24 スライダー 25 スライダー 26 磁気ヘッドコア 27 分離溝 28 絶縁物 31 溝(側溝) 32 溝(脚溝) 33 溝 35 遮蔽板 36 スペーサ 37 遮蔽板

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消去ギャップを有する消去コアと読みだ
    し・書き込みギャップを有する読みだし・書き込みコア
    が磁気媒体と摺動方向に一軸状に配列された磁気ヘッド
    コア、該磁気ヘッドコアの外側に該磁気ヘッドコアと絶
    縁されて配設され、一体化されたスライダーを有する複
    合型磁気ヘッド装置において、上記磁気ヘッドコアと上
    記スライダーとが同一素材を含むことを特徴とする複合
    磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 スライダーと磁気ヘッドコアが、該磁気
    ヘッドコアの熱膨張係数とほぼ等しい熱膨張係数を有す
    る絶縁物を介して配設され、一体化されたことを特徴と
    する請求項第1項記載の複合磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 絶縁物が無機化合物系あるいは有機化合
    物系接着剤を主成分とする請求項第2項記載の複合磁気
    ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 絶縁物がガラスである請求項第2項記載
    の複合型磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 外部からの妨害電磁界を遮蔽する遮蔽板
    が、磁気ヘッドコアの摺動方向と垂直の面および上記磁
    気ヘッドコアの摺動面と反対の面に配設されたことを特
    徴とする請求項第1項記載の複合磁気ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 磁気ヘッドコアと対向する遮蔽板の対向
    面が平面である請求項第5項記載の複合磁気ヘッド装
    置。
  7. 【請求項7】 消去コアと読みだし・書き込みコアとを
    兼用するセンターコアを有し、該センターコアの両側端
    面でそれぞれ消去ギャップと読みだし・書き込みギャッ
    プとが形成され、上記センターコアの中間部に、上記消
    去コアと上記読みだし・書き込みコアとを絶縁する接着
    絶縁層を有することを特徴とする請求項第1項記載の複
    合磁気ヘッド装置。
  8. 【請求項8】 センターコアの中間部に設けられた消去
    コアと上記読みだし・書き込みコアとを絶縁する接着絶
    縁層がガラスであることを特徴とする請求項第7項記載
    の複合磁気ヘッド装置。
  9. 【請求項9】 センターコアの中間部に、消去コアと読
    みだし・書き込みコアとを絶縁する非磁性材料から成る
    スペーサを配設し、該スペーサーを介して接着されたこ
    とを特徴とする請求項第7項記載の複合磁気ヘッド装
    置。
  10. 【請求項10】 センターコアの読みだし・書き込みコ
    ア側の厚さを消去コア側のセンターコア厚さよりも大き
    くしたことを特徴とする請求項第7項記載の複合磁気ヘ
    ッド装置。
  11. 【請求項11】 スライダー表面に透磁率が小さい層を
    有することを特徴とする請求項第1項記載の複合磁気ヘ
    ッド装置。
  12. 【請求項12】 スライダー表面に透磁率が小さい層
    が、上記スライダーを酸化した酸化物層であることを特
    徴とする請求項第11項記載の複合磁気ヘッド装置。
  13. 【請求項13】 スライダー表面の透磁率が小さい層
    が、非磁性層であることを特徴とする請求項第11項記
    載の複合磁気ヘッド装置。
  14. 【請求項14】 消去ギャップを有する消去コアと読み
    だし・書き込みギャップを有する読みだし・書き込みコ
    アが磁気媒体と摺動する方向に一軸状に配列された磁気
    ヘッドコア、該磁気ヘッドコアの脚部を連結して磁気回
    路を構成するバックバー、上記磁気ヘッドコアの外側に
    配設され該磁気ヘッドコアと絶縁物を介して一体化され
    たスライダーを有する複合磁気ヘッド装置の製造方法に
    おいて、第1のフェライトピースおよび第2のフェライ
    トピースを第3のフェライトピースの両側にギャップ材
    を介して配設・接合して熔着コアブロックを形成する工
    程、上記熔着コアブロックに上記消去コアのトラック幅
    を規制するとともに上記磁気ヘッドコアと上記スライダ
    ーを形成する分離溝を設ける工程、上記分離溝に絶縁物
    を充填して上記磁気ヘッドコアと上記スライダーを一体
    化する工程、この後上記熔着コアブロックの上記分離溝
    の下部を切断・除去して上記磁気ヘッドコアと上記スラ
    イダーを磁気的に分離する工程、この後上記熔着コアブ
    ロックに上記消去コイル、読みだし・書き込みコイルお
    よびバックバーを挿入する溝を形成する工程を備えたこ
    とを特徴とする複合磁気ヘッド装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 第1のフェライトピースにコイルを巻
    回する巻線窓に相当するアペックス溝および接合のため
    のテーパ溝を形成し、第2のフェライトピースにアペッ
    クス溝、テーパ溝および読みだし・書き込みコアのトラ
    ック幅規制溝を形成し、第3のフェライトピースに読み
    だし・書き込みコアのトラック幅規制溝を形成する工程
    を備えたことを特徴とする請求項第14項記載の複合磁
    気ヘッド装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 第1のフェライトピースにアペックス
    溝、テーパ溝および消去コアのトラック幅規制溝を形成
    し、第2のフェライトピースにアペックス溝、テーパ溝
    および読みだし・書き込みコアのトラック幅規制溝を形
    成し、第3のフェライトピースに読みだし・書き込みコ
    アのトラック幅規制溝を形成する工程を備えたことを特
    徴とする請求項第14項記載の複合磁気ヘッド装置の製
    造方法。
  17. 【請求項17】 第2のフェライトピースおよび/また
    は第3のフェライトピースの読みだし・書き込みコアの
    トラック幅規制溝形成面に高飽和磁束密度を有する磁性
    薄膜を形成する工程を備えたことを特徴とする請求項第
    15項または第16項記載の複合磁気ヘッド装置の製造
    方法。
  18. 【請求項18】 熔着コアブロックを第3のフェライト
    ピースの中央から切断・分離した後、切断・分離面から
    所定の厚さ除去し、再度切断・分離面を接合する工程を
    備えたことを特徴とする請求項第14項記載の複合磁気
    ヘッド装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 切断・分離面をガラス熔着で接合する
    ことを特徴とする請求項第18項記載の複合磁気ヘッド
    装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 切断・分離面を非磁性体のスペーサを
    介して接合することを特徴とする請求項第18項記載の
    複合磁気ヘッド装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 熔着コアブロックのスライダー部に高
    周波電流を流し、上記スライダー部の温度を大気中ある
    いは酸素雰囲気中で300℃以上とし、上記スライダー
    を酸化させる工程を備えたことを特徴とする請求項第1
    4項記載の複合型磁気ヘッド装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2393563A (en) * 2002-09-27 2004-03-31 Seagate Technology Llc Slider layer with similar coefficient of thermal expansion to transducer

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