JPH07182929A - 自己融着性絶縁電線 - Google Patents
自己融着性絶縁電線Info
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- JPH07182929A JPH07182929A JP32753993A JP32753993A JPH07182929A JP H07182929 A JPH07182929 A JP H07182929A JP 32753993 A JP32753993 A JP 32753993A JP 32753993 A JP32753993 A JP 32753993A JP H07182929 A JPH07182929 A JP H07182929A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電気機器コイルの巻線、接着、加圧成形後のコ
イル形状の経日変化がなく、しかもその巻線、接着、加
圧成形して得られる電気機器コイルは高温において優れ
た耐熱変形性を発揮できる自己融着性絶縁電線の提供。 【構成】共重合ポリアミド樹脂100重量部に対して、
25℃における0.5%m−クレゾール溶液の相対粘度
が0.5〜3.0の12ナイロン樹脂を5〜50重量部
添加して成る樹脂成分を有機溶剤に溶解して成る塗料を
導体上に直接又は他の絶縁層を介して塗布焼付けして成
る。
イル形状の経日変化がなく、しかもその巻線、接着、加
圧成形して得られる電気機器コイルは高温において優れ
た耐熱変形性を発揮できる自己融着性絶縁電線の提供。 【構成】共重合ポリアミド樹脂100重量部に対して、
25℃における0.5%m−クレゾール溶液の相対粘度
が0.5〜3.0の12ナイロン樹脂を5〜50重量部
添加して成る樹脂成分を有機溶剤に溶解して成る塗料を
導体上に直接又は他の絶縁層を介して塗布焼付けして成
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自己融着性絶縁電線に関
するものである。更に詳述すれば本発明は電気機器コイ
ル、例えばテレビの偏向コイル等のマグネットワイヤと
して用いることができる自己融着性絶縁電線に関するも
のである。
するものである。更に詳述すれば本発明は電気機器コイ
ル、例えばテレビの偏向コイル等のマグネットワイヤと
して用いることができる自己融着性絶縁電線に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自己融着性絶縁電線は最外層に融着層が
設けられていることから、これらの自己融着性絶縁電線
を巻線して得られる電気機器コイルは隣接線間を通電加
熱融着、恒温槽内加熱融着、熱風吹付け加熱融着、有機
溶剤浸漬・乾燥溶着等の方法により容易に接着すること
ができる。
設けられていることから、これらの自己融着性絶縁電線
を巻線して得られる電気機器コイルは隣接線間を通電加
熱融着、恒温槽内加熱融着、熱風吹付け加熱融着、有機
溶剤浸漬・乾燥溶着等の方法により容易に接着すること
ができる。
【0003】このように自己融着性絶縁電線は絶縁ワニ
ス等の含浸工程を省略でき、それにより電気機器コイル
の生産性と製造コストを低減できることから、家庭電気
機器、OA機器、電装品等のマグネットワイヤとして広
く実用されるようになってきている。
ス等の含浸工程を省略でき、それにより電気機器コイル
の生産性と製造コストを低減できることから、家庭電気
機器、OA機器、電装品等のマグネットワイヤとして広
く実用されるようになってきている。
【0004】さて、エナメル線は導体上に絶縁塗料、例
えばポリウレタン塗料、ホルマール樹脂塗料、ポリエス
テル塗料、ポリエステルイミド塗料、ポリアミドイミド
塗料、ポリイミド塗料等を複数回塗布焼付けして成る絶
縁電線の1種である。
えばポリウレタン塗料、ホルマール樹脂塗料、ポリエス
テル塗料、ポリエステルイミド塗料、ポリアミドイミド
塗料、ポリイミド塗料等を複数回塗布焼付けして成る絶
縁電線の1種である。
【0005】自己融着性絶縁電線はこれらのエナメル線
の絶縁塗膜の上層に融着塗料を塗布焼付けして成るもの
である。
の絶縁塗膜の上層に融着塗料を塗布焼付けして成るもの
である。
【0006】従来、この種の融着塗料としてはポリビニ
ルブチラール樹脂塗料、共重合ポリエステル樹脂塗料、
共重合ポリアミド樹脂塗料、フェノキシ樹脂塗料等が用
いられてきている。
ルブチラール樹脂塗料、共重合ポリエステル樹脂塗料、
共重合ポリアミド樹脂塗料、フェノキシ樹脂塗料等が用
いられてきている。
【0007】近年の電気機器においては電気機器コイル
の小形化、耐熱化、高電圧化、高周波化、占積率の向上
等の要求に応えるために、高温時においても優れた接着
強度特性と耐熱変形性を保持する自己融着性絶縁電線が
望まれている。
の小形化、耐熱化、高電圧化、高周波化、占積率の向上
等の要求に応えるために、高温時においても優れた接着
強度特性と耐熱変形性を保持する自己融着性絶縁電線が
望まれている。
【0008】しかし、従来用いられている融着材料の中
でポリビニルブチラール樹脂は最も熱軟化温度が低い合
成樹脂であり、これらの耐熱性向上要求には応えられな
い。また、共重合ポリエステル樹脂塗料はポリビニルブ
チラール樹脂より熱軟化温度が高いが、接着強度特性は
共重合ポリアミド樹脂より劣り、しかも耐熱軟化性もあ
まり良くない。
でポリビニルブチラール樹脂は最も熱軟化温度が低い合
成樹脂であり、これらの耐熱性向上要求には応えられな
い。また、共重合ポリエステル樹脂塗料はポリビニルブ
チラール樹脂より熱軟化温度が高いが、接着強度特性は
共重合ポリアミド樹脂より劣り、しかも耐熱軟化性もあ
まり良くない。
【0009】更に、フェノキシ樹脂は共重合ポリアミド
樹脂や共重合ポリエステル樹脂の2種よりも熱軟化温度
が高いものの接着強度の絶対値が低いのが難点である。
樹脂や共重合ポリエステル樹脂の2種よりも熱軟化温度
が高いものの接着強度の絶対値が低いのが難点である。
【0010】これに対して共重合ポリアミド樹脂は接着
強度が高いことから最も広く用いられているが、耐熱性
向上や加圧成形コイルの経日変化防止の要求には完全に
応えられない。
強度が高いことから最も広く用いられているが、耐熱性
向上や加圧成形コイルの経日変化防止の要求には完全に
応えられない。
【0011】即ち、従来の共重合ポリアミド樹脂を主成
分とした塗料を導体上に塗布焼付けして成る自己融着性
絶縁電線を用いて偏向コイルを巻線、接着、加圧成形し
たときには良好な接着性を発揮するが、圧縮成形後に室
温に長時間放置した場合には経日的にコイル形状の変形
が起こり、更に圧縮成形後に高温にさらした場合には熱
変形が起こるという難点がある。
分とした塗料を導体上に塗布焼付けして成る自己融着性
絶縁電線を用いて偏向コイルを巻線、接着、加圧成形し
たときには良好な接着性を発揮するが、圧縮成形後に室
温に長時間放置した場合には経日的にコイル形状の変形
が起こり、更に圧縮成形後に高温にさらした場合には熱
変形が起こるという難点がある。
【0012】このように加圧成形コイルの形状が経日変
化したり、また熱変形した偏向コイルをテレビ等に組み
込んで使用したときには組み込み作業性が劣るばかりで
なく、テレビの色ずれの原因となる。このため変形した
コイルは手作業による修正作業が必要となる。
化したり、また熱変形した偏向コイルをテレビ等に組み
込んで使用したときには組み込み作業性が劣るばかりで
なく、テレビの色ずれの原因となる。このため変形した
コイルは手作業による修正作業が必要となる。
【0013】さて、共重合ポリアミド樹脂を主成分とし
た塗料を導体上に塗布焼付けして成る自己融着性絶縁電
線の耐熱変形性の向上には、複数の共重合ポリアミド樹
脂を配合することによりある程度改善できるが、その反
面接着強度の低下が避けられず、その結果接着欠陥部に
よるホツレが発生する。
た塗料を導体上に塗布焼付けして成る自己融着性絶縁電
線の耐熱変形性の向上には、複数の共重合ポリアミド樹
脂を配合することによりある程度改善できるが、その反
面接着強度の低下が避けられず、その結果接着欠陥部に
よるホツレが発生する。
【0014】他方、共重合ポリアミド樹脂を主成分とし
た塗料を導体上に塗布焼付けして成る自己融着性絶縁電
線を用いて偏向コイルを巻線、接着、加圧成形したとき
におけるコイル形状の経日変化量はフェノキシ樹脂を主
成分とした塗料を導体上に塗布焼付けして成る自己融着
性絶縁電線の2〜3倍あり、その結果他の複数のポリア
ミド樹脂を配合した程度ではその径日変化を防止できな
い。
た塗料を導体上に塗布焼付けして成る自己融着性絶縁電
線を用いて偏向コイルを巻線、接着、加圧成形したとき
におけるコイル形状の経日変化量はフェノキシ樹脂を主
成分とした塗料を導体上に塗布焼付けして成る自己融着
性絶縁電線の2〜3倍あり、その結果他の複数のポリア
ミド樹脂を配合した程度ではその径日変化を防止できな
い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる点に立
って為されたものであって、その目的とするところは前
記した従来技術の欠点を解消し、電気機器コイルの巻
線、接着、加圧成形後のコイル形状の経日変化がなく、
しかもその巻線、接着、加圧成形して得られた電気機器
コイルが高温において優れた耐熱変形性を発揮できる自
己融着性絶縁電線を提供することにある。
って為されたものであって、その目的とするところは前
記した従来技術の欠点を解消し、電気機器コイルの巻
線、接着、加圧成形後のコイル形状の経日変化がなく、
しかもその巻線、接着、加圧成形して得られた電気機器
コイルが高温において優れた耐熱変形性を発揮できる自
己融着性絶縁電線を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、共重合ポリアミド樹脂100重量部に対して、2
5℃における0.5%m−クレゾール溶液の相対粘度が
0.5〜3.0の12ナイロン樹脂を5〜50重量部添
加して成る樹脂成分を有機溶剤に溶解して成る塗料を導
体上に直接又は他の絶縁層を介して塗布焼付けして成る
ことを特徴とする自己融着性絶縁電線にある。
ろは、共重合ポリアミド樹脂100重量部に対して、2
5℃における0.5%m−クレゾール溶液の相対粘度が
0.5〜3.0の12ナイロン樹脂を5〜50重量部添
加して成る樹脂成分を有機溶剤に溶解して成る塗料を導
体上に直接又は他の絶縁層を介して塗布焼付けして成る
ことを特徴とする自己融着性絶縁電線にある。
【0017】本発明において共重合ポリアミド樹脂とは
2種以上のホモナイロン原料を共重合して得られるもの
である。
2種以上のホモナイロン原料を共重合して得られるもの
である。
【0018】この種の共重合ポリアミド樹脂としてはB
ASF社のウルトラミッド1C、東レ社のCM−400
0、CM−4001、CM−8001、ダイセルヒュル
ズ社のT−170、T−250、T−350、T43
0、T450、T470、T−550、日本リルサン社
のB−409、L−540、H−005、H−103、
H−104、H−105、H−106、M−957、M
−1186、M−1259、m1276、M−142
2、M−1425、M−1426等がある。これらは単
独又は適宜組み合わせて使用することができる。
ASF社のウルトラミッド1C、東レ社のCM−400
0、CM−4001、CM−8001、ダイセルヒュル
ズ社のT−170、T−250、T−350、T43
0、T450、T470、T−550、日本リルサン社
のB−409、L−540、H−005、H−103、
H−104、H−105、H−106、M−957、M
−1186、M−1259、m1276、M−142
2、M−1425、M−1426等がある。これらは単
独又は適宜組み合わせて使用することができる。
【0019】また、本発明において12ナイロンとはω
−ラウロラクタムの開環重合により得られるものであ
る。
−ラウロラクタムの開環重合により得られるものであ
る。
【0020】本発明において12ナイロン樹脂としては
25℃における0.5%m−クレゾール溶液の相対粘度
が0.5〜3.0のものと限定したのは次の理由のため
である。
25℃における0.5%m−クレゾール溶液の相対粘度
が0.5〜3.0のものと限定したのは次の理由のため
である。
【0021】即ち、相対粘度が0.5以下の12ナイロ
ン樹脂では分子量が余りに小さく、その結果室温及び高
温における変形防止性の向上が発揮できないためであ
る。逆に、相対粘度が3.0以上の2ナイロン樹脂は耐
変形性の向上効果には望ましいが、分子量が余りに大き
くなって塗料としたときにおける塗料粘度が上がり、そ
れによりエナメル塗装作業性を急激に悪化させるという
難点がある。
ン樹脂では分子量が余りに小さく、その結果室温及び高
温における変形防止性の向上が発揮できないためであ
る。逆に、相対粘度が3.0以上の2ナイロン樹脂は耐
変形性の向上効果には望ましいが、分子量が余りに大き
くなって塗料としたときにおける塗料粘度が上がり、そ
れによりエナメル塗装作業性を急激に悪化させるという
難点がある。
【0022】また、本発明において共重合ポリアミド樹
脂100重量部に対して、25℃における0.5%m−
クレゾール溶液の相対粘度が0.5〜3.0の12ナイ
ロン樹脂を5〜50重量部添加するように限定したのは
次のような理由からである。即ち、12ナイロン樹脂を
5重量部以下の自己融着性絶縁電線では、偏向コイルを
巻線、接着、加圧成形後に室温に放置したときに起こる
コイル形状の経日変化及び高温にさらしたときに起こる
熱変形を効果的に抑止できないためである。逆に、12
ナイロン樹脂を50重量部以上の自己融着性絶縁電線で
は、偏向コイルを巻線、接着したときにおける接着開始
温度が急激に高まり、その結果偏向コイルを巻線、接着
したときにおいて接着欠陥部によるホツレ不良が多発す
るようになるためである。
脂100重量部に対して、25℃における0.5%m−
クレゾール溶液の相対粘度が0.5〜3.0の12ナイ
ロン樹脂を5〜50重量部添加するように限定したのは
次のような理由からである。即ち、12ナイロン樹脂を
5重量部以下の自己融着性絶縁電線では、偏向コイルを
巻線、接着、加圧成形後に室温に放置したときに起こる
コイル形状の経日変化及び高温にさらしたときに起こる
熱変形を効果的に抑止できないためである。逆に、12
ナイロン樹脂を50重量部以上の自己融着性絶縁電線で
は、偏向コイルを巻線、接着したときにおける接着開始
温度が急激に高まり、その結果偏向コイルを巻線、接着
したときにおいて接着欠陥部によるホツレ不良が多発す
るようになるためである。
【0023】
【作用】本発明の自己融着性絶縁電線は、共重合ポリア
ミド樹脂を融着層のベースポリマーとすることにより共
重合ポリアミド樹脂が有する優れた接着強度特性と低温
接着性を生かし、しかもこの共重合ポリアミド樹脂10
0重量部に対して25℃における0.5%m−クレゾー
ル溶液の相対粘度が0.5〜3.0の12ナイロン樹脂
を5〜50重量部添加することにより共重合ポリアミド
樹脂系自己融着性絶縁電線が有するコイル成形後におけ
る室温及び高温における形状変形性を効果的に抑止させ
たことが可能となる。
ミド樹脂を融着層のベースポリマーとすることにより共
重合ポリアミド樹脂が有する優れた接着強度特性と低温
接着性を生かし、しかもこの共重合ポリアミド樹脂10
0重量部に対して25℃における0.5%m−クレゾー
ル溶液の相対粘度が0.5〜3.0の12ナイロン樹脂
を5〜50重量部添加することにより共重合ポリアミド
樹脂系自己融着性絶縁電線が有するコイル成形後におけ
る室温及び高温における形状変形性を効果的に抑止させ
たことが可能となる。
【0024】
【実施例】次に、本発明の自己融着性絶縁電線の実施例
を従来の比較例と共に説明する。なお、これらの実施例
は本発明の幾つかの実施例であって、本発明はこれらに
限定されるものではないことは勿論である。
を従来の比較例と共に説明する。なお、これらの実施例
は本発明の幾つかの実施例であって、本発明はこれらに
限定されるものではないことは勿論である。
【0025】(実施例1)まず、共重合ポリアミド樹脂
として日本リルサン社のM−1425を100重量部に
対して、12ナイロン樹脂として25℃における0.5
%m−クレゾール溶液の相対粘度が1.8のダイセルヒ
ュルス社のL−1800を10重量部を配合した樹脂分
をとり、次にこれらの樹脂分をm−クレゾールとキシレ
ンの重量比60:40の混合溶剤に溶解し、樹脂分が1
5%の自己融着性塗料を用意した。次に、導体径φ0.
400mm、耐熱区分がH種(180℃クラス)のポリエ
ステルイミドエナメル線を用意した。
として日本リルサン社のM−1425を100重量部に
対して、12ナイロン樹脂として25℃における0.5
%m−クレゾール溶液の相対粘度が1.8のダイセルヒ
ュルス社のL−1800を10重量部を配合した樹脂分
をとり、次にこれらの樹脂分をm−クレゾールとキシレ
ンの重量比60:40の混合溶剤に溶解し、樹脂分が1
5%の自己融着性塗料を用意した。次に、導体径φ0.
400mm、耐熱区分がH種(180℃クラス)のポリエ
ステルイミドエナメル線を用意した。
【0026】それからこのH種ポリエステルイミドエナ
メル線のエナメル塗膜上層に15%の自己融着性塗料を
塗布し、それから過剰の塗料をダイスで絞り落とし、然
る後400℃のエナメル線焼付炉内を通過させて焼付け
た。この自己融着性塗料の塗布、ダイス絞り落とし、焼
付けの操作を4回繰り返すこにより融着層の厚さが0.
01mmの実施例1の自己融着性絶縁電線を得た。
メル線のエナメル塗膜上層に15%の自己融着性塗料を
塗布し、それから過剰の塗料をダイスで絞り落とし、然
る後400℃のエナメル線焼付炉内を通過させて焼付け
た。この自己融着性塗料の塗布、ダイス絞り落とし、焼
付けの操作を4回繰り返すこにより融着層の厚さが0.
01mmの実施例1の自己融着性絶縁電線を得た。
【0027】(実施例2)12ナイロン樹脂として25
℃における0.5%m−クレゾール溶液の相対粘度が
1.6のダイセルヒュルス社のL−1640を20重量
部を配合した以外は、実施例1と同様にして実施例2の
自己融着性絶縁電線を得た。
℃における0.5%m−クレゾール溶液の相対粘度が
1.6のダイセルヒュルス社のL−1640を20重量
部を配合した以外は、実施例1と同様にして実施例2の
自己融着性絶縁電線を得た。
【0028】(実施例3)共重合ポリアミド樹脂として
ダイセルヒュルス社のT−470を用い、また12ナイ
ロン樹脂として25℃における0.5%m−クレゾール
溶液の相対粘度が1.6のダイセルヒュルス社のL−1
640を20重量部を配合した以外は、実施例1と同様
にして実施例3の自己融着性絶縁電線を得た。
ダイセルヒュルス社のT−470を用い、また12ナイ
ロン樹脂として25℃における0.5%m−クレゾール
溶液の相対粘度が1.6のダイセルヒュルス社のL−1
640を20重量部を配合した以外は、実施例1と同様
にして実施例3の自己融着性絶縁電線を得た。
【0029】(実施例4)共重合ポリアミド樹脂として
ダイセルヒュルス社のT−170を用い、また12ナイ
ロン樹脂として25℃における0.5%m−クレゾール
溶液の相対粘度が1.8のダイセルヒュルス社のL−1
800を20重量部を配合した以外は、実施例1と同様
にして実施例4の自己融着性絶縁電線を得た。
ダイセルヒュルス社のT−170を用い、また12ナイ
ロン樹脂として25℃における0.5%m−クレゾール
溶液の相対粘度が1.8のダイセルヒュルス社のL−1
800を20重量部を配合した以外は、実施例1と同様
にして実施例4の自己融着性絶縁電線を得た。
【0030】(実施例5)共重合ポリアミド樹脂として
ダイセルヒュルス社のT−170を用い、また12ナイ
ロン樹脂として25℃における0.5%m−クレゾール
溶液の相対粘度が1.6のダイセルヒュルス社のL−1
640を30重量部を配合した以外は、実施例1と同様
にして実施例5の自己融着性絶縁電線を得た。
ダイセルヒュルス社のT−170を用い、また12ナイ
ロン樹脂として25℃における0.5%m−クレゾール
溶液の相対粘度が1.6のダイセルヒュルス社のL−1
640を30重量部を配合した以外は、実施例1と同様
にして実施例5の自己融着性絶縁電線を得た。
【0031】(比較例1)共重合ポリアミド樹脂として
日本リルサン社のプラタミドM1425をm−クレゾー
ルとキシレンの重量比60:40の混合溶剤に溶解し、
樹脂分が15%のプラタミドM1425塗料を用意し
た。
日本リルサン社のプラタミドM1425をm−クレゾー
ルとキシレンの重量比60:40の混合溶剤に溶解し、
樹脂分が15%のプラタミドM1425塗料を用意し
た。
【0032】次に、実施例1と同様にして導体径φ0.
400mm、耐熱区分がH種(180℃クラス)のポリエ
ステルイミドエナメル線を用意した。
400mm、耐熱区分がH種(180℃クラス)のポリエ
ステルイミドエナメル線を用意した。
【0033】それからこのH種ポリエステルイミドエナ
メル線のエナメル塗膜上層に15%のプラタミドM14
25塗料を塗布し、それから過剰の塗料をダイスで絞り
落とし、然る後400℃のエナメル線焼付炉内を通過さ
せて焼付けた。この16%のプラタミドM1425塗料
の塗布、ダイス絞り落とし、焼付けの操作を4回繰り返
すこによりプラタミドM1425融着層の厚さが0.0
1mmの比較例1の自己融着性絶縁電線を得た。
メル線のエナメル塗膜上層に15%のプラタミドM14
25塗料を塗布し、それから過剰の塗料をダイスで絞り
落とし、然る後400℃のエナメル線焼付炉内を通過さ
せて焼付けた。この16%のプラタミドM1425塗料
の塗布、ダイス絞り落とし、焼付けの操作を4回繰り返
すこによりプラタミドM1425融着層の厚さが0.0
1mmの比較例1の自己融着性絶縁電線を得た。
【0034】(比較例2)共重合ポリアミド樹脂として
ダイセルヒュルス社のT−470を100重量部に対し
て、12ナイロン樹脂として25℃における0.5%m
−クレゾール溶液の相対粘度が1.8のダイセルヒュル
ス社のL−1800を3重量部を配合した以外は、比較
例1と同様にして比較例2の自己融着性絶縁電線を得
た。
ダイセルヒュルス社のT−470を100重量部に対し
て、12ナイロン樹脂として25℃における0.5%m
−クレゾール溶液の相対粘度が1.8のダイセルヒュル
ス社のL−1800を3重量部を配合した以外は、比較
例1と同様にして比較例2の自己融着性絶縁電線を得
た。
【0035】(比較例3)共重合ポリアミド樹脂として
ダイセルヒュルス社のT−170を100重量部に対し
て、12ナイロン樹脂として25℃における0.5%m
−クレゾール溶液の相対粘度が1.6のダイセルヒュル
ス社のL−1640を55重量部を配合した以外は、比
較例1と同様にして比較例3の自己融着性絶縁電線を得
た。
ダイセルヒュルス社のT−170を100重量部に対し
て、12ナイロン樹脂として25℃における0.5%m
−クレゾール溶液の相対粘度が1.6のダイセルヒュル
ス社のL−1640を55重量部を配合した以外は、比
較例1と同様にして比較例3の自己融着性絶縁電線を得
た。
【0036】(試験方法)かくして得られた実施例及び
比較例の自己融着性絶縁電線については、まず導体径測
定と融着皮膜厚さ測定とを行った。
比較例の自己融着性絶縁電線については、まず導体径測
定と融着皮膜厚さ測定とを行った。
【0037】更に、得られた実施例及び比較例の自己融
着性絶縁電線については、室温25℃、相対湿度40%
の雰囲気下で巻線機(多賀製作所社のModel 18
1)により、偏向コイルを巻線、融着、加圧成形して偏
向コイルを作成した。それから取り出した偏向コイルを
室温に48時間放置してから図1に示すネック径、ネジ
レ度合い、接着欠陥部によるホツレの有無等を測定し
た。
着性絶縁電線については、室温25℃、相対湿度40%
の雰囲気下で巻線機(多賀製作所社のModel 18
1)により、偏向コイルを巻線、融着、加圧成形して偏
向コイルを作成した。それから取り出した偏向コイルを
室温に48時間放置してから図1に示すネック径、ネジ
レ度合い、接着欠陥部によるホツレの有無等を測定し
た。
【0038】なお、図1において1は上部フリンジ部、
2はネック部、3は胴部、4は下部フリンジ部である。
2はネック部、3は胴部、4は下部フリンジ部である。
【0039】コイル形状の変形については図1に示すよ
うな偏向コイルのネック部2の径の変化量等の数値で示
した。
うな偏向コイルのネック部2の径の変化量等の数値で示
した。
【0040】なおまた、図2は偏向コイルのネジレ量の
測定方法を示した説明図である。
測定方法を示した説明図である。
【0041】図2からわかるようにネジレ量は平らな水
平面5の上に偏向コイルを寝かせるようにおき、それか
ら矢印間の距離を測定した。
平面5の上に偏向コイルを寝かせるようにおき、それか
ら矢印間の距離を測定した。
【0042】そして上記の偏向コイについては更に12
0℃の恒温槽内に24時間放置し、然る後その偏向コイ
ルを室温に取り出し、ネック部2の径の変化量、ネジレ
度合いの変化量、接着欠陥部によるホツレの増加の有無
等を測定した。
0℃の恒温槽内に24時間放置し、然る後その偏向コイ
ルを室温に取り出し、ネック部2の径の変化量、ネジレ
度合いの変化量、接着欠陥部によるホツレの増加の有無
等を測定した。
【0043】また、偏向コイルの接着欠陥によるホツレ
の判定は、試料数30個の内のホツレ不良のあるコイル
数で示した。
の判定は、試料数30個の内のホツレ不良のあるコイル
数で示した。
【0044】表1にこれらの試験結果を示す。
【0045】
【表1】
【0046】表1からわかるように比較例1の自己融着
性絶縁電線は、偏向コイルを巻線、融着、加圧成形して
得られる偏向コイルについて見ると、まず室温に48時
間放置してからのネジレ変化量が1.20mmと大きく、
そして熱変形量も0.20mmと大きいという難点があ
る。
性絶縁電線は、偏向コイルを巻線、融着、加圧成形して
得られる偏向コイルについて見ると、まず室温に48時
間放置してからのネジレ変化量が1.20mmと大きく、
そして熱変形量も0.20mmと大きいという難点があ
る。
【0047】また、比較例2の自己融着性絶縁電線は、
比較例1の自己融着性絶縁電線と同様に、偏向コイルを
巻線、融着、加圧成形して得られる偏向コイルを室温に
48時間放置してからのネジレ変化量が1.10mmと大
きく、そして熱変形量も0.50mmと大きいという難点
がある。
比較例1の自己融着性絶縁電線と同様に、偏向コイルを
巻線、融着、加圧成形して得られる偏向コイルを室温に
48時間放置してからのネジレ変化量が1.10mmと大
きく、そして熱変形量も0.50mmと大きいという難点
がある。
【0048】更に、比較例3の自己融着性絶縁電線は、
偏向コイルを巻線、融着、加圧成形して得られる偏向コ
イルを室温に48時間放置してからのネジレ変化量が
0.30mmと小さいものの、コイルのホツレが全数に発
生した。
偏向コイルを巻線、融着、加圧成形して得られる偏向コ
イルを室温に48時間放置してからのネジレ変化量が
0.30mmと小さいものの、コイルのホツレが全数に発
生した。
【0049】なお、25℃における0.5%m−クレゾ
ール溶液の相対粘度0.1〜0.4の12ナイロン樹脂
を20重量部配合したものについても検討したが、形状
変形性が大きかった。そしてまた、同じく相対粘度3.
5〜4.0のものについても検討したが、塗料の粘度が
高く塗装性が悪かった。
ール溶液の相対粘度0.1〜0.4の12ナイロン樹脂
を20重量部配合したものについても検討したが、形状
変形性が大きかった。そしてまた、同じく相対粘度3.
5〜4.0のものについても検討したが、塗料の粘度が
高く塗装性が悪かった。
【0050】これに対して本発明の実施例1〜5の自己
融着性絶縁電線は偏向コイルを巻線、融着したときにお
ける接着欠陥によるホツレがなく且つそれらを加熱して
もホツレの増加がなく、しかも得られたコイルは室温に
放置してもコイル形状の経日変化がなく、更に高温にお
いても優れた耐熱変形性を発揮した。
融着性絶縁電線は偏向コイルを巻線、融着したときにお
ける接着欠陥によるホツレがなく且つそれらを加熱して
もホツレの増加がなく、しかも得られたコイルは室温に
放置してもコイル形状の経日変化がなく、更に高温にお
いても優れた耐熱変形性を発揮した。
【0051】
【発明の効果】本発明の自己融着性絶縁電線はコイルを
巻線、融着したときにおける接着欠陥によるホツレがな
く、且つそこで得られたコイルを室温に放置してもコイ
ル形状の経日変化がなく、更に高温においても優れた耐
熱変形性を発揮できるものであり、工業上有用である。
巻線、融着したときにおける接着欠陥によるホツレがな
く、且つそこで得られたコイルを室温に放置してもコイ
ル形状の経日変化がなく、更に高温においても優れた耐
熱変形性を発揮できるものであり、工業上有用である。
【図1】本発明の自己融着性絶縁電線を巻線、接着して
得られた偏向コイルの正面図である。
得られた偏向コイルの正面図である。
【図2】本発明の自己融着性絶縁電線を巻線、接着して
得られた偏向コイルのネジレ量の測定方法を示した説明
図である。
得られた偏向コイルのネジレ量の測定方法を示した説明
図である。
1 上部フリンジ部 2 ネック部 3 胴部 4 下部フリンジ部 5 水平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外崎 ふく代 埼玉県入間市狭山ケ原松原108番8号 花 島電線株式会社埼玉工場内
Claims (3)
- 【請求項1】共重合ポリアミド樹脂100重量部に対し
て、25℃における0.5%m−クレゾール溶液の相対
粘度が0.5〜3.0の12ナイロン樹脂を5〜50重
量部添加して成る樹脂成分を有機溶剤に溶解して成る塗
料を導体上に直接又は他の絶縁層を介して塗布焼付けし
て成ることを特徴とする自己融着性絶縁電線。 - 【請求項2】塗料が潤滑性材料ブレンド物てあることを
特徴とする請求項1記載の自己融着性絶縁電線。 - 【請求項3】最外層に潤滑性塗膜層が設けられて成るこ
とを特徴とする請求項1記載の自己融着性絶縁電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32753993A JPH07182929A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 自己融着性絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32753993A JPH07182929A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 自己融着性絶縁電線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07182929A true JPH07182929A (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=18200225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32753993A Pending JPH07182929A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 自己融着性絶縁電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07182929A (ja) |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32753993A patent/JPH07182929A/ja active Pending
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