JPH07183079A - 電磁誘導加熱ローラー装置 - Google Patents
電磁誘導加熱ローラー装置Info
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- JPH07183079A JPH07183079A JP5326407A JP32640793A JPH07183079A JP H07183079 A JPH07183079 A JP H07183079A JP 5326407 A JP5326407 A JP 5326407A JP 32640793 A JP32640793 A JP 32640793A JP H07183079 A JPH07183079 A JP H07183079A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ローラー2の内部に独立した2つの閉磁路を
形成するとともに、ローラー2の外部でスコット結線変
圧器20と、ローラーの内部に設けられた2つの電磁コ
イルの導線とを接続し、絶縁不良による電気的事故の発
生を防ぎ安全かつ均一加熱に優れた電磁誘導加熱ローラ
ー装置を提供する。 【構成】 ローラーの外部に、商用周波数の三相交流電
源を電源としたスコット結線変圧器20を配置し、スコ
ット結線変圧器20から取り出した2組の出力線(a1
とa2,b1とb2)とローラー1の内部の2つのコイ
ル導線(c1とc2,d1とd2)とを、ローラー1の
外部で接続し、ローラーの内部に導線の接続点を無く
す。
形成するとともに、ローラー2の外部でスコット結線変
圧器20と、ローラーの内部に設けられた2つの電磁コ
イルの導線とを接続し、絶縁不良による電気的事故の発
生を防ぎ安全かつ均一加熱に優れた電磁誘導加熱ローラ
ー装置を提供する。 【構成】 ローラーの外部に、商用周波数の三相交流電
源を電源としたスコット結線変圧器20を配置し、スコ
ット結線変圧器20から取り出した2組の出力線(a1
とa2,b1とb2)とローラー1の内部の2つのコイ
ル導線(c1とc2,d1とd2)とを、ローラー1の
外部で接続し、ローラーの内部に導線の接続点を無く
す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商用周波数の三相交流
電源を用いた電磁誘導加熱ローラー装置の改良に関する
ものである。
電源を用いた電磁誘導加熱ローラー装置の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電磁誘導加熱方式は電力を効率的に熱に
変換でき、保守管理が容易で、かつ耐久性があるため、
カレンダーローラー等の金属製加熱ローラーの加熱手段
として広く使用されている。従来の電磁誘導加熱ローラ
ーの1つとして、例えば特公昭59−3034号公報に
示されているような三相交流電源を用いる方式が提案さ
れている。三相交流電源を用いる方式は、ローラーの内
部に3個の独立した閉磁路を設け、この独立した閉磁路
の内部にそれぞれ誘導コイルを収め、三相交流電源を用
いてスター結線又はデルタ結線等により誘導加熱するも
のである。すなわち、3つのコイルを構成する6本の導
線をローラーの内部で結線し、3本の導線をローラーの
外部に引出している。また、別の三相交流電源を用いる
方式として、例えば特開平3−241688号公報に示
されているように、ローラーの内部に2組の独立した閉
磁路を設け、ローラーの内部でスコット結線をした装置
が提案されている。
変換でき、保守管理が容易で、かつ耐久性があるため、
カレンダーローラー等の金属製加熱ローラーの加熱手段
として広く使用されている。従来の電磁誘導加熱ローラ
ーの1つとして、例えば特公昭59−3034号公報に
示されているような三相交流電源を用いる方式が提案さ
れている。三相交流電源を用いる方式は、ローラーの内
部に3個の独立した閉磁路を設け、この独立した閉磁路
の内部にそれぞれ誘導コイルを収め、三相交流電源を用
いてスター結線又はデルタ結線等により誘導加熱するも
のである。すなわち、3つのコイルを構成する6本の導
線をローラーの内部で結線し、3本の導線をローラーの
外部に引出している。また、別の三相交流電源を用いる
方式として、例えば特開平3−241688号公報に示
されているように、ローラーの内部に2組の独立した閉
磁路を設け、ローラーの内部でスコット結線をした装置
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
59−3034号公報に示された方式では、閉磁路を3
個設ける必要があるため、閉磁路(脚鉄心)の真上に当
たるローラーの部分の2箇所の発熱量が少なく、ローラ
ー全体を均一に加熱することが困難であった。また、ロ
ーラーの内部においてコイル導線の結線が行われている
が、一般にローラー内部は高温であり、かつ空間が狭く
絶縁距離を十分に確保することが困難であるため、コイ
ル導線の接続部が絶縁不良を起こしやすく、ショート等
の電気的故障が生ずる危険性が高かった。さらに、加熱
と冷却が繰り返されると接続部の締め付けが緩み、最悪
の場合断線するという問題点を有していた。同様に、特
開平3−241688号公報に示された装置も、コイル
導線の接続部がローラーの内部に設けられているため、
絶縁不良が発生する等の問題点を有していた。すなわ
ち、従来の技術では、コイル導線の接続部がローラーの
内部に存在するため、接続部が絶縁不良を起こしやすい
という問題点を有していた。
59−3034号公報に示された方式では、閉磁路を3
個設ける必要があるため、閉磁路(脚鉄心)の真上に当
たるローラーの部分の2箇所の発熱量が少なく、ローラ
ー全体を均一に加熱することが困難であった。また、ロ
ーラーの内部においてコイル導線の結線が行われている
が、一般にローラー内部は高温であり、かつ空間が狭く
絶縁距離を十分に確保することが困難であるため、コイ
ル導線の接続部が絶縁不良を起こしやすく、ショート等
の電気的故障が生ずる危険性が高かった。さらに、加熱
と冷却が繰り返されると接続部の締め付けが緩み、最悪
の場合断線するという問題点を有していた。同様に、特
開平3−241688号公報に示された装置も、コイル
導線の接続部がローラーの内部に設けられているため、
絶縁不良が発生する等の問題点を有していた。すなわ
ち、従来の技術では、コイル導線の接続部がローラーの
内部に存在するため、接続部が絶縁不良を起こしやすい
という問題点を有していた。
【0004】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するためになされたものであり、加熱の均一性に
優れ、ローラーの内部に電線の接続点を無くし、絶縁不
良による電気的事故の発生を防いだ安全な電磁誘導加熱
ローラー装置を提供することを目的とする。
を解決するためになされたものであり、加熱の均一性に
優れ、ローラーの内部に電線の接続点を無くし、絶縁不
良による電気的事故の発生を防いだ安全な電磁誘導加熱
ローラー装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電磁誘導加熱ローラー装置は、回転自在に
軸支された金属製のローラーと、前記ローラーの内部に
設けられ前記ローラーの軸方向に互いに独立した2つの
閉磁路を形成する固定された2組の鉄心及び電磁コイル
を具備するものであって、前記ローラーの外部におい
て、商用周波数の三相交流電源を電源とするスコット結
線変圧器から取り出された2組の出力を、前記2組の電
磁コイルの巻線にそれぞれ接続するように構成されてい
る。上記構成において、前記スコット結線変圧器は、第
1及び第2の1次側コイルと、前記第1及び第2の1次
側コイルにそれぞれ対応する第1及び第2の2次側コイ
ルとを具備し、三相交流電源からの入力のうちのW相端
子及びU相端子をそれぞれ前記第1の1次側コイルの2
つの端子に接続し、前記三相交流電源の入力うちのV相
端子を前記第2の1次側コイルの1つの端子に接続し、
前記第2の1次コイルの残りの端子を前記第1の1次コ
イルの中間部に接続し、前記第1及び第2の2次側コイ
ルから前記2組の出力を取り出すことが好ましい。ま
た、上記構成において、前記ローラーは、その外周部近
傍に軸方向に配置されたヒートパイプを具備することが
好ましい。また、上記構成において、前記2組の電磁コ
イルは、それぞれ継ぎ目の無い1本の導線を巻回したも
のであり、各導線の端部を直接前記ローラーの外部に導
出したことが好ましい。
め、本発明の電磁誘導加熱ローラー装置は、回転自在に
軸支された金属製のローラーと、前記ローラーの内部に
設けられ前記ローラーの軸方向に互いに独立した2つの
閉磁路を形成する固定された2組の鉄心及び電磁コイル
を具備するものであって、前記ローラーの外部におい
て、商用周波数の三相交流電源を電源とするスコット結
線変圧器から取り出された2組の出力を、前記2組の電
磁コイルの巻線にそれぞれ接続するように構成されてい
る。上記構成において、前記スコット結線変圧器は、第
1及び第2の1次側コイルと、前記第1及び第2の1次
側コイルにそれぞれ対応する第1及び第2の2次側コイ
ルとを具備し、三相交流電源からの入力のうちのW相端
子及びU相端子をそれぞれ前記第1の1次側コイルの2
つの端子に接続し、前記三相交流電源の入力うちのV相
端子を前記第2の1次側コイルの1つの端子に接続し、
前記第2の1次コイルの残りの端子を前記第1の1次コ
イルの中間部に接続し、前記第1及び第2の2次側コイ
ルから前記2組の出力を取り出すことが好ましい。ま
た、上記構成において、前記ローラーは、その外周部近
傍に軸方向に配置されたヒートパイプを具備することが
好ましい。また、上記構成において、前記2組の電磁コ
イルは、それぞれ継ぎ目の無い1本の導線を巻回したも
のであり、各導線の端部を直接前記ローラーの外部に導
出したことが好ましい。
【0006】
【作用】上記構成によれば、2組の電磁コイルをそれぞ
れ継ぎ目のない1本の導線を巻回して構成し、直接前記
ローラーの外部に導出された各導線の端部と、ローラー
の外部に設けられた商用周波数の三相交流電源を電源と
したスコット結線変圧器から取り出した2組の出力
(線)とをローラーの外部で接続するように構成したの
で、ローラーの内部に電線の接続部(接続点)が無くな
る。その結果、ローラー内部が高温で、かつ空間が狭く
とも、絶縁不良による電気的事故は発生しない。さら
に、閉磁路を2つにしたので、閉磁路が3つの場合より
もローラーが均一に加熱される。さらに、ローラーの外
周部近傍において、ヒートパイプを軸方向に配置し、作
動液の蒸発と凝縮を繰り返すことにより、ローラーはよ
り均一に加熱される。
れ継ぎ目のない1本の導線を巻回して構成し、直接前記
ローラーの外部に導出された各導線の端部と、ローラー
の外部に設けられた商用周波数の三相交流電源を電源と
したスコット結線変圧器から取り出した2組の出力
(線)とをローラーの外部で接続するように構成したの
で、ローラーの内部に電線の接続部(接続点)が無くな
る。その結果、ローラー内部が高温で、かつ空間が狭く
とも、絶縁不良による電気的事故は発生しない。さら
に、閉磁路を2つにしたので、閉磁路が3つの場合より
もローラーが均一に加熱される。さらに、ローラーの外
周部近傍において、ヒートパイプを軸方向に配置し、作
動液の蒸発と凝縮を繰り返すことにより、ローラーはよ
り均一に加熱される。
【0007】スコット結線変圧器として、第1及び第2
の1次側コイルと、第1及び第2の1次側コイルにそれ
ぞれ対応する第1及び第2の2次側コイルとを具備し、
三相交流電源からの入力のうちのW相端子及びU相端子
をそれぞれ第1の1次側コイルの2つの端子に接続し、
三相交流電源の入力うちのV相端子を第2の1次側コイ
ルの1つの端子に接続し、第2の1次コイルの残りの端
子を第1の1次コイルの中間部に接続し、第1及び第2
の2次側コイルから2組の出力を取り出すように構成し
たので、スコット結線変圧器の構造が簡単になり、また
三相間の電源の不平衡が解消される。
の1次側コイルと、第1及び第2の1次側コイルにそれ
ぞれ対応する第1及び第2の2次側コイルとを具備し、
三相交流電源からの入力のうちのW相端子及びU相端子
をそれぞれ第1の1次側コイルの2つの端子に接続し、
三相交流電源の入力うちのV相端子を第2の1次側コイ
ルの1つの端子に接続し、第2の1次コイルの残りの端
子を第1の1次コイルの中間部に接続し、第1及び第2
の2次側コイルから2組の出力を取り出すように構成し
たので、スコット結線変圧器の構造が簡単になり、また
三相間の電源の不平衡が解消される。
【0008】
【実施例】本発明の電磁誘導加熱ローラー装置を、その
好適な一実施例を示す図1、図2及び図3を用いて説明
する。図1は本発明の一実施例の電磁誘導加熱ローラー
装置の構成を示す断面図である。図2はスコット結線変
圧器20とローラー装置1内部のコイル10及び11の
配線図である。また、図3はスコット結線変圧器20の
構成を示す分解斜視図である。
好適な一実施例を示す図1、図2及び図3を用いて説明
する。図1は本発明の一実施例の電磁誘導加熱ローラー
装置の構成を示す断面図である。図2はスコット結線変
圧器20とローラー装置1内部のコイル10及び11の
配線図である。また、図3はスコット結線変圧器20の
構成を示す分解斜視図である。
【0009】図1において、電磁誘導加熱ローラー装置
1は、固定された中空軸4と、中空軸4の軸方向に並列
に設けられた第1及び第2の脚鉄心5及び6と、中空軸
4の軸に対して直交するように設けられた継鉄心7、8
及び9と、第1及び第2の脚鉄心5及び6の周囲に巻回
された第1及び第2の電磁コイル10及び11と、中空
軸4の両端にそれぞれ設けられた軸受12と、軸受12
とそれぞれ係合するジャーナル部3と、2つのジャーナ
ル部3により支持され中空軸4の軸を中心として回転す
る金属製のローラー2等で構成されている。第1及び第
2の電磁コイル10及び11は、それぞれ途中に継ぎ目
(接続部)の無い1本の導線を巻回したものである。各
電磁コイル10及び11の導線端部c1、c2、d1及
びd2は、それぞれ中空軸4の中空部4aを通って中空
軸4の外部へ導かれている。導線の材料としては、例え
ばアルミニウム線のような耐熱性に優れた線に絶縁被覆
をしたものを用いることが好ましい。
1は、固定された中空軸4と、中空軸4の軸方向に並列
に設けられた第1及び第2の脚鉄心5及び6と、中空軸
4の軸に対して直交するように設けられた継鉄心7、8
及び9と、第1及び第2の脚鉄心5及び6の周囲に巻回
された第1及び第2の電磁コイル10及び11と、中空
軸4の両端にそれぞれ設けられた軸受12と、軸受12
とそれぞれ係合するジャーナル部3と、2つのジャーナ
ル部3により支持され中空軸4の軸を中心として回転す
る金属製のローラー2等で構成されている。第1及び第
2の電磁コイル10及び11は、それぞれ途中に継ぎ目
(接続部)の無い1本の導線を巻回したものである。各
電磁コイル10及び11の導線端部c1、c2、d1及
びd2は、それぞれ中空軸4の中空部4aを通って中空
軸4の外部へ導かれている。導線の材料としては、例え
ばアルミニウム線のような耐熱性に優れた線に絶縁被覆
をしたものを用いることが好ましい。
【0010】第1の脚鉄心5、継鉄心7及び8、及びロ
ーラー2で一つの閉磁路を形成し、また第2の脚鉄心
6、継鉄心8及び9、及びローラー2でもう一つの閉磁
路を形成する。前述のように、中空軸4、第1及び第2
の脚鉄心5及び6、継鉄心7、8及び9、及び第1及び
第2の電磁コイル10及び11は固定されており、ロー
らー2及びジャーナル3は外部からの駆動力により回転
する。
ーラー2で一つの閉磁路を形成し、また第2の脚鉄心
6、継鉄心8及び9、及びローラー2でもう一つの閉磁
路を形成する。前述のように、中空軸4、第1及び第2
の脚鉄心5及び6、継鉄心7、8及び9、及び第1及び
第2の電磁コイル10及び11は固定されており、ロー
らー2及びジャーナル3は外部からの駆動力により回転
する。
【0011】次に、スコット結線変圧器20と電磁誘導
加熱ローラー装置1の第1及び第2の電磁コイル10及
び11の配線を図2を用いて説明する。図2において、
スコット結線変圧器20は、第1及び第2の1次側コイ
ル21及び22と、第1及び第2の1次側コイルにそれ
ぞれ対応する第1及び第2の2次側コイル23及び24
とを具備する。三相交流電源からの入力のうち、W相端
子及びU相端子はそれぞれ第1の1次側コイル21の2
つの端子に接続されている。また、三相交流電源の入力
うちのV相端子は第2の1次側コイル22の1つの端子
に接続され、さらに第2の1次コイルの残りの端子は第
1の1次コイルの中間部21aに接続されている。第1
及び第2の2次側コイル23及び24は、それぞれ電磁
誘導加熱ローラー装置1の外部において、第1及び第2
の電磁コイル10及び11に接続されている。
加熱ローラー装置1の第1及び第2の電磁コイル10及
び11の配線を図2を用いて説明する。図2において、
スコット結線変圧器20は、第1及び第2の1次側コイ
ル21及び22と、第1及び第2の1次側コイルにそれ
ぞれ対応する第1及び第2の2次側コイル23及び24
とを具備する。三相交流電源からの入力のうち、W相端
子及びU相端子はそれぞれ第1の1次側コイル21の2
つの端子に接続されている。また、三相交流電源の入力
うちのV相端子は第2の1次側コイル22の1つの端子
に接続され、さらに第2の1次コイルの残りの端子は第
1の1次コイルの中間部21aに接続されている。第1
及び第2の2次側コイル23及び24は、それぞれ電磁
誘導加熱ローラー装置1の外部において、第1及び第2
の電磁コイル10及び11に接続されている。
【0012】図3に、スコット結線変圧器20の具体的
構成を示す。図3において、スコット結線変圧器20
は、略小判状断面を有する3個の継鉄心25a、25b
及び25cと、各継鉄心25の間に設けられた脚鉄心2
6と、各継鉄心25a、25b及び25cと脚鉄心26
とを固定するためのステンレス等の非磁性体材料からな
るボルト29及びナット30と、継鉄心25aに巻回さ
れた1次側コイル28と、継鉄心25cに巻回された2
次側コイル27等で構成されている。このように構成す
ることにより、スコット結線変圧器20の構成が簡単に
なり、かつ小型になる。
構成を示す。図3において、スコット結線変圧器20
は、略小判状断面を有する3個の継鉄心25a、25b
及び25cと、各継鉄心25の間に設けられた脚鉄心2
6と、各継鉄心25a、25b及び25cと脚鉄心26
とを固定するためのステンレス等の非磁性体材料からな
るボルト29及びナット30と、継鉄心25aに巻回さ
れた1次側コイル28と、継鉄心25cに巻回された2
次側コイル27等で構成されている。このように構成す
ることにより、スコット結線変圧器20の構成が簡単に
なり、かつ小型になる。
【0013】次に、ローラー2の直径200mm、長さ
700mmとし、第1及び第2の電磁コイル10及び1
1の巻数を共に160回とした電磁誘導加熱ローラー装
置を試作し、ローラー2の表面の温度を測定したので、
その結果を表1に示す。測定位置は、ローラー2のいず
れか一方の端部から軸方向に50、150、250、3
50、450、550及び650mm離れた7ヵ所であ
る。このとき、入力は60Hz、200V(平均)、力
率は78.8%であり、各相に流れる電流値は、U相が
36.8A、V相が37.1A、W相が37.0Aであ
った。なお、ローラー2にはヒートパイプは設けられて
いない。
700mmとし、第1及び第2の電磁コイル10及び1
1の巻数を共に160回とした電磁誘導加熱ローラー装
置を試作し、ローラー2の表面の温度を測定したので、
その結果を表1に示す。測定位置は、ローラー2のいず
れか一方の端部から軸方向に50、150、250、3
50、450、550及び650mm離れた7ヵ所であ
る。このとき、入力は60Hz、200V(平均)、力
率は78.8%であり、各相に流れる電流値は、U相が
36.8A、V相が37.1A、W相が37.0Aであ
った。なお、ローラー2にはヒートパイプは設けられて
いない。
【0014】
【表1】
【0015】表1から明らかなように、図1に示した継
鉄心8に対向して本来発熱量が少ないはずの測定位置4
の部分でも、ほぼ均一に加熱されていることがわかる。
さらに、ローラー2内に中空軸4と実質的に平行にヒー
トパイプを設け、ヒートパイプ内で作動液を蒸発及び凝
縮させることにより、さらに温度分布を均一にすること
が可能である。別の例として、ローラー2内に中空軸4
と実質的に平行に細孔を設け、水またはオイル等の作動
液を封入させることにより、温度分布を均一にすること
も可能である。また別の例として、ローラー2内に中空
軸4と実質的に平行にかつ周囲にジャケット孔を設け、
水またはオイル等の作動液を封入させることにより、温
度分布を均一にすることも可能である。
鉄心8に対向して本来発熱量が少ないはずの測定位置4
の部分でも、ほぼ均一に加熱されていることがわかる。
さらに、ローラー2内に中空軸4と実質的に平行にヒー
トパイプを設け、ヒートパイプ内で作動液を蒸発及び凝
縮させることにより、さらに温度分布を均一にすること
が可能である。別の例として、ローラー2内に中空軸4
と実質的に平行に細孔を設け、水またはオイル等の作動
液を封入させることにより、温度分布を均一にすること
も可能である。また別の例として、ローラー2内に中空
軸4と実質的に平行にかつ周囲にジャケット孔を設け、
水またはオイル等の作動液を封入させることにより、温
度分布を均一にすることも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ローラ
ーの内部に設けられた2組の電磁コイルの各導線の端部
をローラーの外部に導出し、ローラーの外部に設けられ
た商用周波数の三相交流電源を電源としたスコット結線
変圧器から取り出した2組の出力(線)とローラーの外
部で接続するように構成したので、ローラーの内部に電
線の接続部(接続点)が無くなり、たとえローラー内部
が高温で、かつ空間が狭くとも、絶縁不良による電気的
事故は発生しない。また、閉磁路を2つにしたので、閉
磁路が3つの場合よりもローラーが均一に加熱される。
さらに、ローラーの外周部近傍において、ヒートパイプ
を軸方向に配置し、作動液の蒸発と凝縮を繰り返すこと
により、ローラーはより均一に加熱される。さらに、2
組の電磁コイルは、それぞれ継ぎ目の無い1本の導線を
巻回したものであり、各導線の端部を直接前記ローラー
の外部に導出することにより、熱による断線事故をほぼ
完全に防止することが可能となる。
ーの内部に設けられた2組の電磁コイルの各導線の端部
をローラーの外部に導出し、ローラーの外部に設けられ
た商用周波数の三相交流電源を電源としたスコット結線
変圧器から取り出した2組の出力(線)とローラーの外
部で接続するように構成したので、ローラーの内部に電
線の接続部(接続点)が無くなり、たとえローラー内部
が高温で、かつ空間が狭くとも、絶縁不良による電気的
事故は発生しない。また、閉磁路を2つにしたので、閉
磁路が3つの場合よりもローラーが均一に加熱される。
さらに、ローラーの外周部近傍において、ヒートパイプ
を軸方向に配置し、作動液の蒸発と凝縮を繰り返すこと
により、ローラーはより均一に加熱される。さらに、2
組の電磁コイルは、それぞれ継ぎ目の無い1本の導線を
巻回したものであり、各導線の端部を直接前記ローラー
の外部に導出することにより、熱による断線事故をほぼ
完全に防止することが可能となる。
【0017】また、スコット結線変圧器として、第1及
び第2の1次側コイルと、第1及び第2の1次側コイル
にそれぞれ対応する第1及び第2の2次側コイルとを具
備し、三相交流電源からの入力のうちのW相端子及びU
相端子をそれぞれ第1の1次側コイルの2つの端子に接
続し、三相交流電源の入力うちのV相端子を第2の1次
側コイルの1つの端子に接続し、第2の1次コイルの残
りの端子を第1の1次コイルの中間部に接続し、第1及
び第2の2次側コイルから2組の出力を取り出すように
構成したので、スコット結線変圧器の構造が簡単にな
り、また三相間の電源の不平衡が解消され、安定してロ
ーラーを加熱することが可能となる。
び第2の1次側コイルと、第1及び第2の1次側コイル
にそれぞれ対応する第1及び第2の2次側コイルとを具
備し、三相交流電源からの入力のうちのW相端子及びU
相端子をそれぞれ第1の1次側コイルの2つの端子に接
続し、三相交流電源の入力うちのV相端子を第2の1次
側コイルの1つの端子に接続し、第2の1次コイルの残
りの端子を第1の1次コイルの中間部に接続し、第1及
び第2の2次側コイルから2組の出力を取り出すように
構成したので、スコット結線変圧器の構造が簡単にな
り、また三相間の電源の不平衡が解消され、安定してロ
ーラーを加熱することが可能となる。
【図1】本発明の電磁誘導加熱ローラー装置の一実施例
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図2】本発明の一実施例におけるスコット結線変圧器
と電磁誘導加熱ローラー装置内部のコイルの配線図
と電磁誘導加熱ローラー装置内部のコイルの配線図
【図3】本発明のスコット結線変圧器の一実施例の構成
を示す分解斜視図
を示す分解斜視図
1 :電磁誘導加熱ローラー装置 2 :ローラー 3 :ジャーナル部 4 :中空軸 5 :脚鉄心 6 :脚鉄心 7 :継鉄心 8 :継鉄心 9 :継鉄心 10 :電磁コイル 11 :電磁コイル 12 :軸受 20 :スコット結線変圧器 21 :第1の1次コイル 22 :第2の1次コイル 23 :第1の2次コイル 24 :第2の2次コイル 25a:継鉄心 25b:継鉄心 25c:継鉄心 26 :脚鉄心 27 :2次側コイル 28 :1次側コイル 29 :ボルト 30 :ナット
Claims (4)
- 【請求項1】 回転自在に軸支された金属製のローラー
と、前記ローラーの内部に設けられ前記ローラーの軸方
向に互いに独立した2つの閉磁路を形成する固定された
2組の鉄心及び電磁コイルを具備する電磁誘導加熱ロー
ラー装置であって、前記ローラーの外部において、商用
周波数の三相交流電源を電源とするスコット結線変圧器
から取り出された2組の出力を、前記2組の電磁コイル
の巻線にそれぞれ接続したことを特徴とする電磁誘導加
熱ローラー装置。 - 【請求項2】 前記スコット結線変圧器は、第1及び第
2の1次側コイルと、前記第1及び第2の1次側コイル
にそれぞれ対応する第1及び第2の2次側コイルとを具
備し、三相交流電源からの入力のうちのW相端子及びU
相端子をそれぞれ前記第1の1次側コイルの2つの端子
に接続し、前記三相交流電源の入力うちのV相端子を前
記第2の1次側コイルの1つの端子に接続し、前記第2
の1次コイルの残りの端子を前記第1の1次コイルの中
間部に接続し、前記第1及び第2の2次側コイルから前
記2組の出力を取り出すことを特徴とする請求項1記載
の電磁誘導加熱ローラー装置。 - 【請求項3】 前記ローラーは、その外周部近傍に軸方
向に配置されたヒートパイプを具備することを特徴とす
る請求項1又は2記載の電磁誘導加熱ローラー装置。 - 【請求項4】 前記2組の電磁コイルは、それぞれ継ぎ
目の無い1本の導線を巻回したものであり、各導線の端
部を直接前記ローラーの外部に導出したことを特徴とす
る請求項1から3のいずれかに記載の電磁誘導加熱ロー
ラー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5326407A JP2698753B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電磁誘導加熱ローラー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5326407A JP2698753B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電磁誘導加熱ローラー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07183079A true JPH07183079A (ja) | 1995-07-21 |
| JP2698753B2 JP2698753B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=18187452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5326407A Expired - Lifetime JP2698753B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電磁誘導加熱ローラー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2698753B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013122824A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Tokuden Co Ltd | カップ状金属体誘導加熱装置 |
| US9622297B2 (en) | 2011-12-09 | 2017-04-11 | Tokuden Co., Ltd. | Metallic body induction heating apparatus |
| CN109234955A (zh) * | 2018-11-17 | 2019-01-18 | 江苏纵横优仪人造草坪有限公司 | 人造草坪热辊牵伸高速直丝生产线 |
| CN118751848A (zh) * | 2024-09-05 | 2024-10-11 | 山东宏杰自动化设备有限公司 | 一种新型恒温轧制铝合金锻件的装置及方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5347530B2 (ja) * | 1972-06-30 | 1978-12-21 | ||
| JPH03241688A (ja) * | 1990-02-20 | 1991-10-28 | Yuri Roll Kk | 誘導加熱ロール装置 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP5326407A patent/JP2698753B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5347530B2 (ja) * | 1972-06-30 | 1978-12-21 | ||
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| US9622297B2 (en) | 2011-12-09 | 2017-04-11 | Tokuden Co., Ltd. | Metallic body induction heating apparatus |
| CN109234955A (zh) * | 2018-11-17 | 2019-01-18 | 江苏纵横优仪人造草坪有限公司 | 人造草坪热辊牵伸高速直丝生产线 |
| CN118751848A (zh) * | 2024-09-05 | 2024-10-11 | 山东宏杰自动化设备有限公司 | 一种新型恒温轧制铝合金锻件的装置及方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2698753B2 (ja) | 1998-01-19 |
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