JPH07183121A - 偏向電磁石 - Google Patents

偏向電磁石

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JPH07183121A
JPH07183121A JP32718493A JP32718493A JPH07183121A JP H07183121 A JPH07183121 A JP H07183121A JP 32718493 A JP32718493 A JP 32718493A JP 32718493 A JP32718493 A JP 32718493A JP H07183121 A JPH07183121 A JP H07183121A
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JP
Japan
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iron core
laminated
core
magnetic field
block
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Pending
Application number
JP32718493A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Sakai
達哉 境
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁場の時間的変化によって渦電流が発生せず、
高磁場における磁気飽和の影響を抑えることにある。 【構成】鉄心にコイルが巻装され、電子やイオンなどの
荷電粒子の偏向磁場を発生する偏向電磁石において、複
数の磁性板をビーム方向軸に沿って積層した積層鉄心1
1と、この積層鉄心11の積層方向中央部を切断除去し
て形成される空間部に挿入され積層鉄心11に一体的に
接合したブロック鉄心12とから前記鉄心を構成したも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粒子加速器において、
電子やイオンなどの荷電粒子を偏向するために用いられ
る偏向電磁石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子蓄積リングなどの粒子加速器におい
て、目的とする荷電粒子のエネルギーが大きく、しかも
小型に構成しようとする場合、この粒子加速器に用いら
れる偏向電磁石は偏向角が大きくなり、高磁場を荷電粒
子ビーム軌道上で発生させなければならない。
【0003】図7は従来の偏向電磁石を示すものであ
る。この偏向電磁石は、図7に示すようにほぼC字形の
ブロック鉄心1と、このブロック鉄心1の脚部先端より
互いに向い合う方向に突出する磁極部に巻装されたコイ
ル2とから構成されている。
【0004】また、図8は図7と異なる従来の粒子加速
用の偏向電磁石を示すものである。この偏向電磁石は、
図8に示すように鉄心構成としてC字形の磁性板をビー
ム方向軸に沿って積層(平面が扇形となるよう積層)し
た積層鉄心3を用い、この積層鉄心3の脚部先端より互
いに向い合う方向に突出する磁極部にコイル2を巻装し
たものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の粒子加速器に用
いる偏向電磁石において、特に偏向角が大きく、高磁場
でしかも磁場精度が要求される場合がある。しかし、図
7に示すブロック鉄心1を用いた偏向電磁石では、磁場
の時間変化の環境に晒されたとき鉄心内に誘導電圧が発
生し、これにより鉄心に渦電流が流れる。このため、渦
電流により形成される磁場によってギャップ内の磁束密
度とその分布が変化すると共に、残留磁場にも影響がで
る。
【0006】また、図8に示すブロック鉄心1を用いた
偏向電磁石では、上記渦電流による影響は解消されるも
のの、ビーム偏光角が大きい場合、複数の磁性板をビー
ム方向軸に沿って積重ねた場合、つまり平面が扇形にな
るように積層した場合、特に中央部の鉄心継ぎ目部分の
占積率が低くなり、高磁場において鉄心透磁率の低下に
伴う磁気飽和の影響がある。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は磁場の時間的変化によって渦電流が発生
せず、高磁場における磁気飽和の影響を抑えることがで
きる偏向電磁石を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により偏向電磁石を構成す
るものである。 (1)鉄心にコイルが巻装され、電子やイオンなどの荷
電粒子の偏向磁場を発生する偏向電磁石において、複数
の磁性板をビーム方向軸に沿って積層した積層鉄心と、
この積層鉄心の積層方向中央部を切断除去して形成され
る空間部に挿入され前記積層鉄心に一体的に接合したブ
ロック鉄心とから前記鉄心を構成する。 (2)鉄心にコイルが巻装され、電子やイオンなどの荷
電粒子の偏向磁場を発生する偏向電磁石において、複数
の磁性板を一直線上に積層した積層鉄心と、この積層鉄
心の積層方向両端面に一体的に接合されビームの中心軌
道と鉄心端面とが直角になるように形成された平面がほ
ぼ三角形状のブロック鉄心とから前記鉄心を構成する。 (3)鉄心にコイルが巻装され、電子やイオンなどの荷
電粒子の偏向磁場を発生する偏向電磁石において、ブロ
ック鉄心をビーム方向軸に沿って分割した複数の分割ブ
ロック鉄心を重合せてこれらを一体に接合して前記鉄心
を構成する。
【0009】
【作用】上記(1)のような構成の偏向電磁石にあって
は、積層鉄心の中央部を切断除去して形成された空間部
にブロック鉄心を挿入し、これらを接合して一体にした
鉄心構成としてあるので、従来の積層鉄心に比較して鉄
心全体の占積率及び透磁率を向上させることができる。
したがって、偏向角が大きく、高磁場で且つ磁場精度が
要求されてもこれに対応することができる。
【0010】上記(2)のような構成の偏向電磁石にあ
っては、積層鉄心を一直線上に積重ねた構成としても、
積層間に隙間が生じて透磁率を低下させるようなことが
ないので、高磁場においても高い透磁率を保持し、磁気
飽和を抑えることができる。
【0011】上記(3)のような構成の偏向電磁石にあ
っては、ブロック鉄心はそれぞれ単一の独立した構成と
なっているので、鉄心に流れる渦電流は殆ど発生するこ
とがなくなる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明による偏向電磁石の第1の実施例を示
す斜視図であり、図2は同実施例における鉄心の上面図
である。
【0013】図1及び図2において、鉄心として複数の
ほぼC字形の磁性板をビーム方向軸Bに沿って積層(平
面が扇形となるよう積層)した積層鉄心11と、この積
層鉄心11の積層方向中央部を切断除去して形成される
空間部に挿入されたほぼC字形のブロック鉄心12とを
接合して一体となるように構成する。そして、この積層
鉄心11及びブロック鉄心12の各脚部先端より互いに
向い合う方向に突出する磁極部にコイル13を巻装す
る。
【0014】ここで、積層鉄心11を製作する場合につ
いて説明する。まず、従来と同様にビーム方向軸に沿っ
て複数の磁性板を積層して一体とした積層鉄心を製作す
る。この一体の積層鉄心は図2に破線で示すように積層
方向中央部のほぼ三角形状部分の鉄心占積率が低いの
で、この中央部の同図Wで示す幅のほぼ四角形状部分を
切断除去し、この除去した部分の空間部に別途に製作し
たブロック鉄心12を挿入する。そして、このブロック
鉄心12と幅W部分を除去した後の残部である両側の積
層鉄心11とを溶接等の手段により一体となるように接
合する。
【0015】このような構成の偏向電磁石にあっては、
積層鉄心11の中央部を切断除去して形成された空間部
にブロック鉄心12を挿入し、これらを接合して一体に
した鉄心構成としたので、従来の積層鉄心に比較して鉄
心全体の占積率及び透磁率を向上させることができる。
したがって、偏向角が大きく、高磁場で且つ磁場精度が
要求されてもこれに対応することができる。
【0016】図3は本発明による偏向電磁石の第2の実
施例を示す斜視図であり、図4は同実施例における鉄心
の上面図である。図3及び図4において、鉄心として複
数のほぼC字形の磁性板を一直線上に積層した積層鉄心
21と、この積層鉄心21の積層方向両端部に設けられ
ビームの中心軌道と鉄心の端面とが直角になるように形
成されたほぼ平面が三角形状のC字形ブロック鉄心22
とから構成し、この積層鉄心21及びブロック鉄心22
の各脚部先端より互いに向い合う方向に突出する磁極部
にコイル23を巻装する。
【0017】ここで、積層鉄心21を製作する場合に
は、まずほぼC字形の磁性板を一直線上に積層し、これ
らを一体とした積層鉄心を製作し、この積層鉄心をビー
ムの軌道中心と鉄心の端面とが直角になるように積層鉄
心21の両側に平面がほぼ三角形状のC字形ブロック鉄
心22を設けてこれらを一体的に接合する。
【0018】このような構成の偏向電磁石にあっては、
積層鉄心21を一直線上に積重ねた構成としても、積層
間に隙間が生じて透磁率を低下させるようなことはな
い。つまり鉄心全体の透磁率を従来の積層鉄心に比べて
高くし、高磁場においても高い透磁率を保持し、磁気飽
和を抑えることができる。
【0019】また、磁石の端面をビームの軌道と関係な
く直角にすることで、端部によるビームの収束(発散)
力が生じることがない。図5は本発明による偏向電磁石
の第3の実施例を示す斜視図であり、図6は同実施例に
おける鉄心の上面図である。
【0020】図5及び図6において、鉄心としてブロッ
ク鉄心31をビーム方向軸に沿って複数に分割されたほ
ぼC字形の分割ブロック鉄心31aを重合せてこれらを
一体となるように構成し、各分割ブロック鉄心31aの
各脚部先端より互いに向い合う方向に突出する磁極部に
コイル32を巻装する。
【0021】このような構成の偏向電磁石にあっては、
ブロック鉄心31はそれぞれ単一の独立した構成となっ
ているため、鉄心に流れる渦電流は殆ど発生するような
ことはない。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、磁場
過渡状態における渦電流が発生せず、高磁場による鉄心
磁気飽和の影響を抑えることができるので、ビームエネ
ルギーに応じて磁場を変化させる磁場追従性がよくな
り、抗磁場においても磁場の均一度を保持することがで
きる偏向電磁石を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による偏向電磁石の第1の実施例を示す
斜視図。
【図2】同実施例における鉄心の上面図。
【図3】本発明による偏向電磁石の第2の実施例を示す
斜視図。
【図4】同実施例における鉄心の上面図。
【図5】本発明による偏向電磁石の第3の実施例を示す
斜視図。
【図6】同実施例における鉄心の上面図。
【図7】従来の偏向電磁石を示す斜視図。
【図8】従来の異なる偏向電磁石を示す斜視図。
【符号の説明】
11,21……積層鉄心、12,22……ブロック鉄
心、13,23,32……コイル、31……ブロック鉄
心、31a……分割ブロック鉄心。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心にコイルが巻装され、電子やイオン
    などの荷電粒子の偏向磁場を発生する偏向電磁石におい
    て、複数の磁性板をビーム方向軸に沿って積層した積層
    鉄心と、この積層鉄心の積層方向中央部を切断除去して
    形成される空間部に挿入され前記積層鉄心に一体的に接
    合したブロック鉄心とから前記鉄心を構成したことを特
    徴とする偏向電磁石。
  2. 【請求項2】 鉄心にコイルが巻装され、電子やイオン
    などの荷電粒子の偏向磁場を発生する偏向電磁石におい
    て、複数の磁性板を一直線上に積層した積層鉄心と、こ
    の積層鉄心の積層方向両端面に一体的に接合されビーム
    の中心軌道と鉄心端面とが直角になるように形成された
    平面がほぼ三角形状のブロック鉄心とから前記鉄心を構
    成したことを特徴とする偏向電磁石。
  3. 【請求項3】 鉄心にコイルが巻装され、電子やイオン
    などの荷電粒子の偏向磁場を発生する偏向電磁石におい
    て、ブロック鉄心をビーム方向軸に沿って分割した複数
    の分割ブロック鉄心を重合せてこれらを一体に接合して
    前記鉄心を構成したことを特徴とする偏向電磁石。
JP32718493A 1993-12-24 1993-12-24 偏向電磁石 Pending JPH07183121A (ja)

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