JPH07184247A - 小型無線呼び出し機の振動発生装置 - Google Patents

小型無線呼び出し機の振動発生装置

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JPH07184247A
JPH07184247A JP34554193A JP34554193A JPH07184247A JP H07184247 A JPH07184247 A JP H07184247A JP 34554193 A JP34554193 A JP 34554193A JP 34554193 A JP34554193 A JP 34554193A JP H07184247 A JPH07184247 A JP H07184247A
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vibrator
powder
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vibration generator
motor
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Yuzo Uemura
雄三 植村
Masayuki Shibuta
正幸 渋田
Mitsusachi Ichikawa
光幸 市川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】組立作用が簡素化され、しかも振動子や回転軸
に耐久性を損う残留応力等を生じることがなくて振動子
の固定強度に優れる小型無線呼び出し機の振動発生装置
を得る。 【構成】 モータと、このモータの回転軸2に偏心固定
された高比重金属製の振動子10とを具備してなり、か
つ振動子10は、その偏心位置に取付孔11が形成さ
れ、この取付孔11にモータの回転軸2が挿入されると
ともに、回転軸2の外周部で、軸線を含む平面に対して
径方向にずれた位置において、一方を平面13に当接さ
せた状態で他方側から一以上の点において加締められる
ことにより、回転軸2に固定されていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型無線呼び出し機の
振動発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ページング方式の小型無線呼び出
し機の一種として、振動発生装置を内蔵した形式のもの
が普及しつつある。このような振動発生装置を内蔵した
ものにあっては、呼び出し音を発する代わりに振動を発
生させることにより、例えば人込みの中や会議の最中に
あっても、他人に知られることなく受信を確認すること
ができるといった利点がある。図5および図6は、従来
のこの種の振動発生装置の一例を示すものである。これ
らの図において、図中符号1は小型無線機の信号発生回
路に接続される小型モータを示すもので、このモータ1
の回転軸2には、黄銅製ブッシュ3が圧入固定され、さ
らにこのブッシュ3の外周に扇形板状の振動子4が偏心
させられた状態で接着固定されている。そして、この振
動子4は、タングステン焼結合金等の比重の高い金属あ
るいはその合金によって形成されている。ここで、上記
回転軸2に振動子4を直接接着していないのは、振動子
4および回転軸2は接着剤に対する濡れ性が悪く、十分
な接着強度が得られないとの理由によるものである。こ
のため、上記従来の振動発生装置においては、圧入固定
が容易で、接着剤に対する濡れ性のよい黄銅性ブッシュ
3を介装することにより、接合強度の向上を図ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の振動発生装置においては、振動子4を回転軸2に固
定するに際し、回転軸2にブッシュ3を圧入する工程
と、上記ブッシュ3に接着剤を塗布する工程、さらに、
上記回転軸2に振動子4を取付ける工程との3工程を要
するために、生産性が低く製造コストが嵩むという問題
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した従来
の問題点を有効に解決すべくなされたもので、モータ
と、このモータの回転軸に偏心固定された高比重金属製
の振動子とを具備してなり、かつ上記振動子は、その偏
心位置に取付孔が形成され、この取付孔に上記モータの
回転軸が挿入されるとともに、上記回転軸の外周部で、
軸線を含む平面に対して径方向にずれた位置において、
一方を平面に当接させた状態で他方側から一以上の点に
おいて加締められることにより、上記回転軸に固定され
ていることを特徴とするものである。
【0005】ここで、上記加締め位置が、上記軸線を含
む平面に対して上記振動子の重心側にずれた位置であれ
ばさらに好ましい。
【0006】また、上記振動子として、W粉末;89〜
98重量%およびNi粉末;1.0〜11重量%からな
る組成の混合粉末、あるいはW粉末;89〜98重量%
およびNi粉末;1.0〜11重量%に、Cu;0.1
〜6重量%、Fe粉末;0.1〜6重量%、Mo粉末;
0.1〜6重量%およびCo粉末;0.1〜5重量%の
1種または2種以上を含む組成の混合粉末を、粉末冶金
法により成形したものを用いれば好適である。
【0007】
【作用】上記構成からなる小型無線呼び出し機の振動発
生装置によれば、振動子をモータの回転軸に加締めるこ
とによって固定したので、組立作業が簡素化されるとと
もに、接合界面の汚れの影響を受けることなく、両者が
強固に接合される。この際に、上記振動子の加締め位置
において、一方を平面に当接させた状態で、他方側から
ポンチ等により加締めているので、安定した加締めを行
うことができるとともに、双方からの加締め位置が軸線
方向にずれて振動子や回転軸に回転モーメントや剪断応
力が作用することにより、これらに使用上不都合な変形
や残留応力を生じるおそれがない。
【0008】加えて、加締め位置を振動子の重心側にず
れた位置に設定すれば、取付孔の内面が、振動子の重心
の反対側において回転軸と接触することになるため、振
動子が回転する際に、その遠心力によって回転軸に作用
する荷重方向に隙間がなくなり、よって取付孔と回転軸
との間にがた等を生じるおそれがない。
【0009】さらに、上記振動子として、上述した組成
を有するW−Ni系、W−Ni−Fe系、W−Ni−C
u系、あるいはW−Mo−Ni−Fe系等の合金からな
る超重合金材料を用いれば、一般的なその他の合金に比
べて格段に高い展性を得ることができ、加締める際に割
れを生じるおそれがない。ここで、上記各組成の含有量
を限定した理由について説明すると、W(タングステ
ン)の量が98重量%を超えると展性が低下し、加締め
加工時に割れが生じて不適当であるとともに、逆に89
重量%に満たないと、所定の比重が得られず、この種の
振動子としては不都合だからである。また、Ni(ニッ
ケル)の量が11重量%を超えると、同様に所定の比重
が得れらず、他方1.0重量%に満たないと焼結性が進
まなくなってしまうことから、上記範囲に限定した。さ
らに、Co(コバルト)は、Niと同様の効果がある
が、0.1重量%未満では充分な添加の効果が得られ
ず、他方5重量%を超えても相応の効果が得られずに製
造上不経済である。また、Cu粉末およびFe粉末は、
これらを含有させることにより焼結温度を下げることが
できるが、上記上限値以上では所定の比重が得られなく
なることから、上記範囲に限定したのである。
【0010】
【実施例】図1〜図3は、本発明の小型無線呼び出し機
の振動発生装置の一実施例を示すものであり、図5およ
び図6に示したものと同一構成部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。図1〜図3において、図中符号
10は振動子を示すものであり、この振動子10は、W
−Ni系、W−Ni−Fe系、W−Ni−Cu系、ある
いはW−Mo−Ni−Fe系等の、比重が17〜19g
/cm3程度の超重合金材料を用いて、粉末冶金法によ
り成形されたものである。
【0011】これを具体的に説明すると、上記振動子1
0は、W粉末;89〜98重量%およびNi粉末;1.0
〜11重量%からなる組成の混合粉末、あるいは上記重
量%の範囲のW粉末およびNi粉末に、Cu;0.1〜
6重量%、Fe粉末;0.1〜6重量%、Mo粉末;0.
1〜6重量%およびCo粉末;0.1〜5重量%の1種
または2種以上を含有する組成の混合粉末を、1ton
/cm2〜4ton/cm2で扇板状に圧粉成形し、この
圧粉体を0℃〜−60℃の露点の水素気流中またはアン
モニア分解ガス中で液相焼結した後に、さらに、真空、
中性もしくは還元性の何れかの雰囲気中において700
℃〜1430±30℃の温度範囲で加熱した後に、少な
くとも300℃まで40℃/min以上の冷却速度で急
冷する熱処理を施したものである。
【0012】このようにして得られた上記振動子10の
扇形の中心部近傍には、モータ1の回転軸2の外径と略
等しい内径の取付孔11が厚さ方向に貫通して形成され
ている。そして、この振動子10は、取付孔11内に回
転軸2を挿入したのちに、図1および図2に示すよう
に、この回転軸2の外周部で、軸線Cを含む平面に対し
て径方向にずれた位置(本実施例においては、図2にP
で示すように、振動子10の重心側に距離γだけずれた
位置)において、一方を抑え治具12の平面13に当接
させた状態で、他方側から軸線方向のほぼ中央部におい
てポンチ等により加締められることにより、上記回転軸
2に固定されている。
【0013】以上の構成からなる振動発生装置にあって
は、振動子10をモータ1の回転軸2に加締めることに
よって固定したので、組立作業が簡素化され、かつ、ブ
ッシュや接着剤を使用しないことと相俟って、コストの
低減が図られるとともに、自動機への適用が容易にな
る。また、前述した加締めの際に振動子10は、図2に
Lで示すように、その取付孔11の内面が、その半周以
上に亘って上記回転軸2の表面に接触するように塑性変
形させられることとなり、振動子10と回転軸2との大
きな接触面積が得られ、この結果、両者が強固に接合さ
れる。この際に、振動子10と回転軸2との接合強度
が、接合界面の汚れの影響を殆ど受けないので、上記効
果と相俟って、接合不良の発生頻度が減少し、歩留まり
が向上する。ちなみに、この種の振動発生装置において
は、振動子の抜け強度としては、約10kgあれば充分で
あるのに対して、上記組成からなる厚さ4.63mmの振
動子10を上記構成によって外径0.8mmの回転軸2に
加締めて固定したところ、その抜け強度は11.5kg
と、高い固定強度が得られた。
【0014】加えて、上記振動子10の加締め位置にお
いて、一方を抑え治具12の平面13に当接させた状態
で、他方側からポンチ等により加締めているので、安定
した加締めを行うことができるとともに、双方からの加
締め位置が軸線方向にずれて振動子10や回転軸2に回
転モーメントや剪断応力が作用することにより、これら
に使用上不都合な変形や残留応力を生じるおそれがな
く、強固な固定を得ることができる。さらに、加締め位
置を振動子10の重心側にずれた位置に設定しているの
で、取付孔11の内面が、振動子10の重心と反対側に
おいて回転軸2と接触させられることとなり、この結
果、振動子10が回転する際に、その遠心力によって回
転軸2に作用する荷重方向に隙間がなくなるため、取付
孔11と回転軸2との間にがた等を生じるおそれがな
く、よって耐久性の低下が防止される。
【0015】また、上記振動子10として、上述した組
成を有するW−Ni系、W−Ni−Fe系、W−Ni−
Cu系、あるいはW−Mo−Ni−Fe系等の合金から
なる超重合金材料を用いているので、一般的なその他の
合金に比べて格段に高い展性をうることができ、加締め
る際に割れを生じるおそれがない。
【0016】
【他の実施例】図4は、本発明の小型無線呼び出し機の
振動発生装置の他の実施例を示すもので、この振動発生
装置においては、振動子10が、取付孔11内に回転軸
2を挿入した後に、この回転軸2の外周部で、軸線を含
む平面に対して重心側へ径方向にずれた位置において、
一方を抑え治具12の平面13に当接させた状態で、他
方側から軸線方向の2箇所においてポンチ等により加締
められることにより、上記回転軸2に固定されている。
【0017】したがって、この実施例における振動発生
装置にあっては、図1〜図3に示したものにおける作用
効果に加えて、さらに振動子10の固定強度を高めるこ
とができることから、特に振動子10の厚さ寸法が大き
いものに適用した場合に好適である。
【0018】なお、上記実施例においては、いずれも加
締め加工を回転軸2と振動子10の重心とを結ぶ線とほ
ぼ直交する面で、かつ、回転軸2の軸心よりも振動子1
0の重心側に位置する位置で行った例について説明した
が、これに限定されるものではなく、上記重心と反対側
にずれた位置であってもよい。
【0019】さらに、上記実施例においては、振動子1
0の一方の側面をその全面にわたって平面13に当接さ
せているが、これに限るものではなく、少なくとも加締
め側と対向する位置を平面によって支持すればよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の小型無線
呼び出し機の振動発生装置は、モータと、このモータの
回転軸に偏心固定された高比重金属製の振動子とを具備
してなり、かつ上記振動子を、その偏心位置に取付孔が
形成され、この取付孔に上記モータの回転軸が挿入され
るとともに、上記回転軸の外周部で、軸線を含む平面に
対して径方向にずれた位置において、一方を平面に当接
させた状態で他方側から一以上の点において加締められ
ることにより、上記回転軸に固定しているので、組立作
業が簡素化されてコストの低減を図ることができるとと
もに、接合界面の汚れの影響を殆ど受けることなく、し
かも加締め加工時に振動子や回転軸に変形や残留応力を
生じるおそれがないため、振動子を回転軸に強固に固定
することができる。
【0021】また、加締め位置を振動子の重心側にずれ
た位置に設定すれば、振動子が回転する際に、その遠心
力によって回転軸に作用する荷重方向に隙間がなくな
り、よって取付孔と回転軸との間にがた等を生じて耐久
性が低下するおそれがない。
【0022】さらに、上記振動子として、W粉末;89
〜98重量%およびNi粉末;1.0〜11重量%から
なる組成の混合粉末、あるいはW粉末;89〜98重量
%およびNi粉末;1.0〜11重量%に、Cu;0.
1〜6重量%、Fe粉末;0.1〜6重量%、Mo粉
末;0.1〜6重量%およびCo粉末;0.1〜5重量
%の1種または2種以上を含む組成の混合粉末を、粉末
冶金法により成形したものを用いれば、高い展性を得る
ことができ、加締める際に割れを生じるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小型無線呼び出し機の振動発生装置の
一実施例における回転軸への振動子の加締め状態を示す
平面図である。
【図2】図1の振動子と回転軸とを示す正面図である。
【図3】図2の振動子と回転軸との接合部分を示す拡大
正面図である。
【図4】本発明の他の実施例における回転軸への振動子
の加締め状態を示す平面図である。
【図5】従来の小型無線呼び出し機の振動発生装置を示
す側面図である。
【図6】従来の小型無線呼び出し機の振動発生装置を示
す正面図である。
【符号の説明】
2 回転軸 10 振動子 11 取付孔 13 平面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、このモータの回転軸に偏心固
    定された高比重金属製の振動子とを具備してなる小型無
    線呼び出し機の振動発生装置において、 上記振動子は、その偏心位置に取付孔が形成され、この
    取付孔に上記モータの回転軸が挿入されるとともに、上
    記回転軸の外周部で、軸線を含む平面に対して径方向に
    ずれた位置において、一方を平面に当接させた状態で他
    方側から一以上の点において加締められることにより、
    上記回転軸に固定されていることを特徴とする小型無線
    呼び出し機の振動発生装置。
  2. 【請求項2】 上記加締め位置は、上記軸線を含む平面
    に対して上記振動子の重心側にずれた位置であることを
    特徴とする請求項1に記載の小型無線呼び出し機の振動
    発生装置。
  3. 【請求項3】 上記振動子は、W粉末;89〜98重量
    %およびNi粉末;1.0〜11重量%からなる組成の
    混合粉末を、粉末冶金法により成形したものであること
    を特徴とする請求項1または2に記載の小型無線呼び出
    し機の振動発生装置。
  4. 【請求項4】 上記振動子は、W粉末;89〜98重量
    %およびNi粉末;1.0〜11重量%に、Cu;0.
    1〜6重量%、Fe粉末;0.1〜6重量%、Mo粉
    末;0.1〜6重量%、Co粉末;0.1〜5重量%の
    1種または2種以上を含む組成の混合粉末を、粉末冶金
    法により成形したものであることを特徴とする請求項1
    または2に記載の小型無線呼び出し機の振動発生装置。
JP5345541A 1993-12-22 1993-12-22 小型無線呼び出し機の振動発生装置 Expired - Lifetime JP3017387B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6288459B1 (en) * 1998-03-18 2001-09-11 Alps Electric Co., Ltd. Vibration generating device, and method for mounting weight to the same
US6600246B2 (en) 1998-03-18 2003-07-29 Alps Electric Co., Ltd. Vibration generating device having a weight caulked to a shaft

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03146605A (ja) * 1990-08-02 1991-06-21 Higashifuji Seisakusho:Kk 小型振動発生装置用振動子およびその製造方法

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