JPH0718461A - 亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面処理方法、表面処理剤および表面処理済亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板 - Google Patents

亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面処理方法、表面処理剤および表面処理済亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板

Info

Publication number
JPH0718461A
JPH0718461A JP16696693A JP16696693A JPH0718461A JP H0718461 A JPH0718461 A JP H0718461A JP 16696693 A JP16696693 A JP 16696693A JP 16696693 A JP16696693 A JP 16696693A JP H0718461 A JPH0718461 A JP H0718461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
zinc
plated steel
aluminum alloy
surface treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP16696693A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuma Nakamura
和磨 中村
Yoshito Furuya
良人 古谷
Yasuhei Sakamoto
安平 坂本
Tetsuya Watabe
哲也 渡部
Ichiro Fukushima
一郎 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawatetsu Galvanizing Co Ltd
NOF Metal Coatings Asia Pacific Co Ltd
Original Assignee
Nippon Dacro Shamrock Co Ltd
Kawatetsu Galvanizing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Dacro Shamrock Co Ltd, Kawatetsu Galvanizing Co Ltd filed Critical Nippon Dacro Shamrock Co Ltd
Priority to JP16696693A priority Critical patent/JPH0718461A/ja
Publication of JPH0718461A publication Critical patent/JPH0718461A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の表面処理方法は、水性樹脂と下記一
般式で示されるシリコン化合物と水性樹脂に対してクロ
ムが10〜1,500ppmの割合になる量の六価クロ
ム塩とを含有する本発明の表面処理剤を、亜鉛−アルミ
ニウム合金めっき鋼板の表面に塗布することを特徴とす
る。 【化1】 ただし、式中、R1 は水酸基または炭素数が1〜10の
直鎖アルキル基を表わし、R2 およびR3水素原子、
水酸基、アリール基または炭素数1〜10の直鎖アルキ
ル基を表わし、R2 およびR3 は互いに同一であっても
また相違していても良く、mは1〜1,000を表わ
す。 【効果】 この発明によると、亜鉛−アルミニウム合金
めっき鋼板の黒変を防止し、耐食性および加工性を向上
させることができ、しかもクロムの溶出を防止すること
のできる産業上有利な亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼
板の表面処理方法および表面処理剤を提供することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、亜鉛−アルミニウム
合金めっき鋼板の表面処理方法、表面処理剤および表面
処理済亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板に関し、更に
詳しくは、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の黒変を
防止し、耐食性および加工性を向上させることができ、
しかも公害を防止し得る産業上有利な亜鉛−アルミニウ
ム合金めっき鋼板の表面処理方法、その方法に使用され
る表面処理剤、およびその表面処理剤を使用し、前記表
面処理方法を適用することにより、黒変を起こさず、容
易に錆びず、加工を行っても容易に表面処理膜の脱離の
ない表面処理済亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板に関
する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、屋
根材、壁材等の建築部材、防音壁等の土木材料、自動
車、家電、産業用機器をはじめとする広い分野におい
て、耐食性、特に塩害に対する耐食性に優れる亜鉛−ア
ルミニウム合金めっき鋼板の利用が検討されている。こ
の亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板は、亜鉛−アルミ
ニウム合金を鋼板の表面に溶融めっきすることにより得
られる。これを例えば建築部材等に用いる場合、予め所
望の形状等に加工しておく必要がある。
【0003】ところが、亜鉛−アルミニウム合金めっき
鋼板は、アルミニウムと亜鉛とケイ素、マグネシウム、
マンガン、鉄等の微量成分とからなるめっき層を表面に
有するので、表面の潤滑性が乏しく、硬度が高い。
【0004】したがって、亜鉛−アルミニウム合金めっ
き鋼板にロール成形、プレス加工等を行なうと、成形ロ
ールやプレス金型と前記めっき層とが高い摩擦係数の下
で接触するので、前記めっき層が破壊されることがあ
る。この場合、めっき粉が成形ロールやプレス金型に強
固に付着し、成形品に疵やアブレーション(abrasion)
が発生する。さらに、かかる成形品を保管しておくと、
前記疵部分から黒変が進行し、商品価値が低下するとい
う問題がある。
【0005】従来においては、これらの問題を解決する
ために、成形加工時に、めっき層およびめっき層と接触
する成形ロールやプレス金型等の表面に潤滑油、ワック
ス等の潤滑剤を塗布していた。
【0006】しかし、この場合、成形加工後に、成形品
におけるめっき層表面から潤滑剤を除去しなければなら
ないので、工程が煩雑になる。
【0007】そこで、めっき層の表面に潤滑剤を塗布す
ることなく、めっき層の表面に潤滑性を付与し得る、亜
鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面処理方法あるい
は表面処理剤が、例えば特開昭60−145383号、
および特開昭60−197881号公報などにおいて提
案されている。
【0008】特開昭60−145383号公報において
は、クロム酸またはクロム酸塩あるいはこれらの両者と
水溶性樹脂またはエマルジョン樹脂あるいはこれらの両
者とを含有する水溶液をアルミニウム−亜鉛複合めっき
鋼板上に直接に塗布した後にこれを乾燥して、乾燥後の
被膜が0.5〜4μmであり、被膜中のクロム含有量が
5〜50mg/cm3 である樹脂被膜を形成することを
特徴とするアルミニウム−亜鉛複合めっき鋼板の後処理
法が提案されている。
【0009】しかしながら、この技術は、被膜中にクロ
ムを大量に含有しないと耐食性が得ることができず、良
好な耐食性を得ることのできる条件では、屋根等に施工
した物件に雨等で水がかかると物件からクロム溶出が生
じ、その物件の表面状態の劣化が著しくなる。
【0010】特開昭60−197881号公報において
は、水溶性樹脂あるいはエマルジョン樹脂に6価クロム
を配合した樹脂液をアルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板
に塗布する技術が提案されている。
【0011】しかしながら、この技術においても、被膜
中にクロムを大量に含有しないと耐食性が得ることがで
きず、良好な耐食性を得ることのできる条件では、屋根
等に施工した物件に雨等で水がかかると物件からクロム
溶出が生じ、その物件の表面状態の劣化が著しくなる。
【0012】この発明は、前記問題を解消し、6価クロ
ムの含有量を極力少なくし、しかも亜鉛−アルミニウム
合金めっき鋼板の黒変を防止し、耐食性および加工性を
向上させることができる、産業上有利な亜鉛−アルミニ
ウム合金めっき鋼板の表面処理方法、その表面処理方法
に好適に使用される表面処理剤、およびそのような表面
処理方法によって得られるところの表面処理済亜鉛−ア
ルミニウム合金めっき鋼板を提供することを目的とす
る。
【0013】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ための前記請求項1に記載の発明は、水性樹脂と下記一
般式で示されるシリコン化合物と水性樹脂に対してクロ
ムが10〜1,500ppmの割合になる量の六価クロ
ム塩とを含有する表面処理剤を、亜鉛−アルミニウム合
金めっき鋼板の表面に塗布することを特徴とする亜鉛−
アルミニウム合金めっき鋼板の表面処理方法である。
【0014】
【化1】
【0015】ただし、式中、R1 は水酸基または炭素数
が1〜10の直鎖アルキル基を表わし、R2 およびR3
は水酸基、アリール基または炭素数1〜10の直鎖アル
キル基を表わし、R2 およびR3 は互いに同一であって
もまた相違していても良く、mは1〜1,000を表わ
す。
【0016】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の表面処理剤である。
【0017】請求項3に記載の発明は、水性樹脂と下記
一般式で示されるシリコン化合物と水性樹脂に対してク
ロムが10〜1,500ppmの割合になる量の六価ク
ロム塩とを含有する表面処理剤を表面に塗布し、乾燥し
てなることを特徴とする表面処理済亜鉛−アルミニウム
合金めっき鋼板である。
【0018】この発明に係る亜鉛−アルミニウム合金め
っき鋼板の表面処理方法においては、この発明に係る表
面処理剤を亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面に
塗布する。
【0019】この発明に係る表面処理剤は、水性樹脂と
シリコン化合物と水性樹脂に対してクロムが10〜1,
500ppmの割合になる量の六価クロム塩とを含有す
る。
【0020】前記水性樹脂としては、水溶性樹脂、エマ
ルジョンとして水中に分散した樹脂、あるいは水中に懸
濁した樹脂などを挙げることができる。水性樹脂の具体
例として、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
エチレン系樹脂、ポリビニル系樹脂、エポキシ系樹脂、
ブタジエン系樹脂、メラミン系樹脂、アルキッド系樹
脂、フェノール系樹脂などがある。これらの中でも好ま
しい水溶性樹脂としてアクリル系樹脂を挙げることがで
きる。
【0021】また、水溶性樹脂として、前記各種の樹脂
のいずれか一種を単独で含有する塗料、あるいはいずれ
か二種以上を含有する塗料をそのまま使用することもで
きる。好ましい塗料としてはアクリル系塗料である。ア
クリル系塗料を用いたこの発明の表面処理剤で処理する
と、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面に緻密で
均一な樹脂皮膜を形成することができ、その結果この樹
脂皮膜に含まれる例えば六価クロムイオンの溶出を防
ぎ、また亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板と外気との
接触を防止し、耐食性、耐黒変性、潤滑性を向上させる
ことができる。
【0022】このアクリル系塗料としては、例えばメタ
クリル酸エステルを主成分とし、これを各種のアクリル
単量体やビニル単量体と共重合させて得られる熱可塑性
アクリル樹脂を溶剤に溶かしてなる熱可塑性アクリル塗
料や、アクリル酸エステル、スチレン、アクリルアミド
等を高熱で反応させ、このポリマー中のアミドにアルデ
ヒドを結合させて得られる熱硬化性アクリル樹脂を溶剤
に溶かしてなる熱硬化性アクリル塗料を挙げることがで
きる。なお、前記熱可塑性アクリル塗料の具体例として
は、溶剤型熱可塑性アクリル樹脂塗料、エマルジョン型
アクリル樹脂塗料、アクリル変性アルキド樹脂塗料等を
挙げることができる。
【0023】前記アクリル系塗料中の水性樹脂の含有量
は、通常、20〜60重量%、好ましくは25〜50重
量%、更に好ましくは30〜45重量%である。水性樹
脂の含有量が前記範囲内にあると、アクリル系塗料を使
用した表面処理剤の適度の粘度が保持され、塗装作業性
に優れる。
【0024】この発明の表面処理剤におけるシリコン化
合物は以下の一般式で表される。
【0025】
【化1】
【0026】ただし、式中、R1 は水酸基または炭素数
が1〜10の直鎖アルキル基を表わし、R2 およびR3
は水酸基、アリール基または炭素数1〜10の直鎖アル
キル基を表わし、R2 およびR3 は互いに同一であって
もまた相違していても良く、mは1〜1,000を表わ
す。
【0027】前記一般式に含まれるシリコン化合物の中
でも以下の一般式で表されるシリコン化合物が好まし
い。
【0028】
【化2】
【0029】ただし、R4 は炭素数が1〜10の直鎖状
アルキル基を表し、R5 およびR6は水素原子、メチル
基またはフェニル基を表し、R5 およびR6 は同一であ
っても相違していても良く、pおよびqはそれぞれ1〜
500を表す。
【0030】前記一般式で示されるシリコン化合物とし
ては、その数平均分子量が500〜150,000の範
囲内にあるのが好ましく、2,000〜100,000
の範囲内にあるのが特に好ましい。
【0031】この発明に好適に使用されるシリコン化合
物としては、例えばジメチルシリコーンオイル(数平均
分子量約5,000)、ジメチルシリコーンオイル(数
平均分子量約80,000)、メチルフェニルシリコー
ンオイル(数平均分子量約8,000)、アルキル変性
シリコーンオイル(数平均分子量約15,000)など
を挙げることができる。
【0032】この表面処理剤におけるシリコン化合物の
含有量としては、水性樹脂に対して通常1〜10,00
0ppm、好ましくは10〜5,000ppmである。
シリコン化合物の含有量が1ppmより少ないと耐食性
の向上効果が小さくなることがある。
【0033】この発明の表面処理剤における六価クロム
塩としては、特に制限はなくそれ自体公知の化合物を用
いることができ、例えば無水クロム酸、ストロンチウム
クロメート、ジンククロメート、クロム酸ナトリウム、
重クロム酸ナトリウム、クロム酸カリウム、重クロム酸
カリウム、クロム酸カルシウム、クロム酸ストロンチウ
ム、クロム酸アンモニウム、重クロム酸アンモニウム等
を挙げることができる。これらの中でも、クロム酸ナト
リウム等が好ましい。
【0034】前記六価クロム塩の含有割合としては、前
記水性樹脂に対して、1,500ppm以下であり、1
0〜1,500ppmが好ましく、さらに20〜1,2
00ppmが好ましい。前記含有割合が、1,500p
pmを越えると六価クロムイオンが溶出する量が多くな
り、環境に悪影響を与えるおそれがある。
【0035】この発明に係る表面処理剤は、前記水性樹
脂と、前記シリコン化合物と、六価クロム塩とを公知の
方法により、例えば高速攪拌機、サンドグラインドミ
ル、ボールミル等を用いて混合させることにより調製す
ることができる。
【0036】この発明の亜鉛−アルミニウム合金めっき
鋼板の表面処理方法においては、以上のようにして得ら
れた亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面処理剤を
亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面に塗布し、乾
燥する。
【0037】前記亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板と
しては、その大きさ、形状等に特に制限はなく、それ自
体公知のものを使用することができる。前記亜鉛−アル
ミニウム合金めっき鋼板におけるめっき層の組成として
は、通常アルミニウムが4〜75重量%、残りの大部分
が亜鉛で、更にシリコン、マグネシウム、セリウム等を
少量含有するものが好適に使用することができる。
【0038】前記塗布は、それ自体公知の方法、例えば
刷毛塗り、タンポ塗り、吹付塗り、ホットスプレー塗
り、エアスプレー塗り、静電塗り、ローラー塗り、カー
テンフロー塗り、流し塗り、浸し塗り、電着塗り、へら
塗り等により行なうことができる。なお、この発明にお
いては、前記塗布の前に前記亜鉛−アルミニウム合金め
っき鋼板の表面にある油脂、埃等の汚れを除去しておく
のが好ましい。
【0039】前記亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板に
おけるめっき層の表面に前記表面処理剤を塗布する厚み
としては、0.5〜4μmが好ましく、さらに1.0〜
3.0μmが好ましい。前記厚みが、4μmを越えると
耐食性、耐黒変性、潤滑性等は向上するものの、溶接性
や半田付け性等が劣化し、コスト的にも不利になること
がある。一方、0.5μm未満であると如何に表面処理
剤の濡れ性を向上させても、亜鉛−アルミニウム合金め
っき鋼板表面に表面処理剤を均一に被覆することができ
ず、耐食性、耐黒変性の向上を図れないことがある。
【0040】前記乾燥は、それ自体公知の装置、器具、
例えば乾燥機、ドライヤー等を用いて行なうことができ
る。乾燥温度としては、管理された板温で、60〜13
0℃の範囲内である。前記乾燥時間としては、通常3秒
〜10秒である。
【0041】この発明の表面処理済亜鉛−アルミニウム
合金めっき鋼板は、前記表面処理方法を亜鉛−アルミニ
ウム合金めっき鋼板に適用することにより得ることがで
き、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面に、この
発明の表面処理剤を構成する水性樹脂、シリコン化合物
および六価クロム塩を含有する塗膜が0.5〜4μmの
厚みで形成されてなる。
【0042】この発明の表面処理済亜鉛−アルミニウム
合金めっき鋼板は、表面張力が大幅に低下していて濡れ
性が向上し、潤滑性が改善され、加工性も向上してい
る。また、この発明の表面処理剤による樹脂皮膜によ
り、六価クロム塩の使用量を低減することができ、かつ
六価クロムイオンの溶出量を大幅に低減させることがで
きるので、環境に悪影響を与える恐れがなくなる。しか
も、前記樹脂皮膜により、亜鉛−アルミニウム合金めっ
き鋼板が外気および外気中の水分と接触することがない
ので、その結果亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の黒
変を効果的に防止し、耐食性を向上させることができ
る。
【0043】この発明によると、以上の優れた技術的効
果を奏する、産業上有利な亜鉛−アルミニウム合金めっ
き鋼板の表面処理方法、表面処理剤および表面処理済亜
鉛−アルミニウム合金めっき鋼板を提供することができ
る。
【0044】
【実施例】
(実施例1〜16、比較例1〜6)めっき組成の異なる
種々のAl−Zn合金めっき鋼板に、表1に示す組成の
処理液を塗布した後に、乾燥することにより製品を得
た。
【0045】なお、表1中の記号は以下の意味を示す。
【0046】<素材> GF・・・5%Al−Zn合金めっき鋼板 GL・・・55%Al−Zn合金めっき鋼板 <シリコーン化合物の種類> A・・・ジメチルシリコーンオイル(平均分子量;約
8,000) B・・・ジメチルシリコーンオイル(平均分子量;約
5,000) C・・・ジエチルシリコーンオイル(平均分子量;約
1,000) D・・・アルキル変性シリコーンオイル(平均分子量;
約15,000) <6値クロム化合物の種類> a・・・クロム酸アンモニウム b・・・重クロム酸アンモニウム c・・・クロム酸アストロンチウム 得られた製品につき耐食性試験、耐黒変性試験、ロール
成形性、ダイレクトペイント性の試験を行った。
【0047】<耐食性試験>JIS Z 2371に準
拠して塩水噴霧試験を行った。試験片のサイズは70×
150mmであり、試験時間は240時間であった。試
験結果は、白錆発生面積の程度で以下の基準により目視
判定により5段階評価した。
【0048】評価値5・・・白錆発生面積0% 評価値4・・・白錆発生面積1〜5% 評価値3・・・白錆発生面積6〜20% 評価値2・・・白錆発生面積21〜30% 評価値1・・・白錆発生面積30%以上。
【0049】<耐黒変性試験>2枚の試験片を5℃に冷
却した後に、20℃および湿度80%の部屋に置き、試
験片の表面に結露を発生させ、その後に直ちに2枚の試
験片を向かい合わせにしてビニル被覆した梱包紙で包装
し、50kg・f/cm2 の圧力を加えたまま、50℃
および湿度98%の湿潤試験機に240時間試験を行っ
た。
【0050】判定は、試験前後のL値の変化ΔLで評価
した。ΔLが5以上では実用上問題を生じ、ΔLが小さ
い程性能が優れる。
【0051】<ブロッキング試験>50℃の恒温槽で試
験片(サイズ;10×10cm)を2枚合わせて、50
kg/cm2 の加圧を48時間かけて試験した後に、2
枚の試験片を剥し、密着程度を以下の基準で評価した。
【0052】○・・・全く異常なし △・・・試験片が密着し剥れ易い ×・・・試験片が密着し剥すと被膜の一部が剥離する。
【0053】<ロール成形性>図1に示す断面形状の折
板加工を行った。加工速度は毎分30mで100mの試
験を行った。判定は成形品のロール接触部の変色の有
無、ロールへのめっき金属の付着の有無で行った。
【0054】成形品の外観 ○・・・ロール接触部に変色なし △・・・ロール接触部が若干変色 ×・・・ロール接触部が明らかに変色 ロール表面外観 ○・・・めっき金属の付着なし △・・・若干めっき金属の付着 ×・・・めっき金属が焼き付く。
【0055】<ダイレクトペイント性>試験片にアクリ
ル系常乾型塗料(アクライトNo500、日本油脂株式
会社製)を、膜厚が20μmになるようにスプレー塗装
し、室温で49時間かけて乾燥した後に、碁盤目テープ
剥離試験を行って評価した。碁盤目テープ剥離試験は、
試験片にカッターナイフで素地に達する1mm角の升目
を100個形成し、その面に粘着テープ(商品名;セロ
ハンテープ)を圧着し、引き剥した後に残存する塗膜の
目数で評価した。
【0056】<クロム溶出試験>試験片を10mm角に
切断し、表面積400cm2 を200ミリリットルの純
水に浸漬し、60℃に加温し、2時間かけてクロムを溶
出させた。その後に、試験片を取り出して溶液を塩酸で
酸性にし、1%ジフェニルカルバジッド溶液を1滴滴下
しクロムの有無を調べた。溶液が黄色に発色すると6値
クロムが存在する。以下の基準で判定した。
【0057】○・・・全く発色しない △・・・わずかに黄色の発色あり ×・・・明らかに黄色の発色が認められる。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】以上に述べた各試験の結果から、この発明
によるAl−Zn合金めっき鋼板の表面処理法は、従来
の問題点である、クロムの溶出のない、耐食性、耐黒変
性、潤滑性を著しく向上させた技術である。
【0061】
【効果】この発明によると、亜鉛−アルミニウム合金め
っき鋼板の黒変を防止し、耐食性および加工性を向上さ
せることができ、しかもクロムの溶出を防止することの
できる産業上有利な亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板
の表面処理方法、表面処理剤および表面処理済亜鉛−ア
ルミニウム合金めっき鋼板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は折板加工により得られた折板の断面形状
を示す断面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】<素材> GF・・・5%Al−Zn合金めっき鋼板 GL・・・55%Al−Zn合金めっき鋼板 <シリコーン化合物の種類> A・・・ジメチルシリコーンオイル(平均分子量;約
8,000) B・・・ジメチルシリコーンオイル(平均分子量;約
5,000) C・・・ジエチルシリコーンオイル(平均分子量;約
1,000) D・・・アルキル変性シリコーンオイル(平均分子量;
約15,000) <6値クロム化合物の種類> a・・・クロム酸アンモニウム b・・・重クロム酸アンモニウム c・・・クロム酸ストロンチウム 得られた製品につき耐食性試験、耐黒変性試験、ロール
成形性、ダイレクトペイント性の試験を行った。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 ただし、式中、R1 は水酸基または炭素数が1〜10の
直鎖アルキル基を表わし、R2 およびR3水素原子、
水酸基、アリール基または炭素数1〜10の直鎖アルキ
ル基を表わし、R2 およびR3 は互いに同一であっても
また相違していても良く、mは1〜1,000を表わ
す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 ただし、式中、R 1 は水酸基または炭素数が1〜10の
直鎖アルキル基を表わし、R 2 およびR 3 は水素原子、
水酸基、アリール基または炭素数1〜10の直鎖アルキ
ル基を表わし、R 2 およびR 3 は互いに同一であっても
また相違していても良く、mは1〜1,000を表わ
す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【化1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】ただし、式中、R1 は水酸基または炭素数
が1〜10の直鎖アルキル基を表わし、R2 およびR3
水素原子、水酸基、アリール基または炭素数1〜10
の直鎖アルキル基を表わし、R2 およびR3 は互いに同
一であってもまた相違していても良く、mは1〜1,0
00を表わす。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項3に記載の発明は、水性樹脂と下記
一般式で示されるシリコン化合物と水性樹脂に対してク
ロムが10〜1,500ppmの割合になる量の六価ク
ロム塩とを含有する表面処理剤を表面に塗布し、乾燥し
てなることを特徴とする表面処理済亜鉛−アルミニウム
合金めっき鋼板である。
【化1】 ただし、式中、R 1 は水酸基または炭素数が1〜10の
直鎖アルキル基を表わし、R 2 およびR 3 は水素原子、
水酸基、アリール基または炭素数1〜10の直鎖アルキ
ル基を表わし、R 2 およびR 3 は互いに同一であっても
また相違していても良く、mは1〜1,000を表わ
す。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【化1】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】ただし、式中、R1 は水酸基または炭素数
が1〜10の直鎖アルキル基を表わし、R2 およびR3
水素原子、水酸基、アリール基または炭素数1〜10
の直鎖アルキル基を表わし、R2 およびR3 は互いに同
一であってもまた相違していても良く、mは1〜1,0
00を表わす。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】ただし、R4水酸基、炭素数が1〜10
の直鎖状アルキル基を表し、R5 およびR6 は水素原
子、水酸基、メチル基またはフェニル基を表し、R5
よびR6 は同一であっても相違していても良く、pおよ
びqはそれぞれ1〜500を表す。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】<素材> GF・・・5%Al−Zn合金めっき鋼板 GL・・・55%Al−Zn合金めっき鋼板 <シリコーン化合物の種類> A・・・ジメチルシリコーンオイル(平均分子量;約
8,000) B・・・ジメチルシリコーンオイル(平均分子量;約
5,000) C・・・ジエチルシリコーンオイル(平均分子量;約
1,000) D・・・アルキル変性シリコーンオイル(平均分子量;
約15,000) <6クロム化合物の種類> a・・・クロム酸アンモニウム b・・・重クロム酸アンモニウム c・・・クロム酸ストロンチウム
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】<クロム溶出試験>試験片を10mm角に
切断し、表面積400cm2 を200ミリリットルの純
水に浸漬し、60℃に加温し、2時間かけてクロムを溶
出させた。その後に、試験片を取り出して溶液を塩酸で
酸性にし、1%ジフェニルカルバジッド溶液を1滴滴下
しクロムの有無を調べた。溶液が黄色に発色すると6
クロムが存在する。以下の基準で判定した。
フロントページの続き (72)発明者 坂本 安平 千葉県東金市北之幸谷202−3 (72)発明者 渡部 哲也 神奈川県藤沢市藤が岡2−2−26−206 (72)発明者 福島 一郎 神奈川県三浦市初声町下宮田1079−59

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性樹脂と下記一般式で示されるシリコ
    ン化合物と水性樹脂に対してクロムが10〜1,500
    ppmの割合になる量の六価クロム塩とを含有する表面
    処理剤を、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面に
    塗布することを特徴とする亜鉛−アルミニウム合金めっ
    き鋼板の表面処理方法。 【化1】 ただし、式中、R1 は水酸基または炭素数が1〜10の
    直鎖アルキル基を表わし、R2 およびR3 は水酸基、ア
    リール基または炭素数1〜10の直鎖アルキル基を表わ
    し、R2 およびR3 は互いに同一であってもまた相違し
    ていても良く、mは1〜1,000を表わす。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の表面処理剤。
  3. 【請求項3】 水性樹脂と下記一般式で示されるシリコ
    ン化合物と水性樹脂に対してクロムが10〜1,500
    ppmの割合になる量の六価クロム塩とを含有する表面
    処理剤を表面に塗布し、乾燥してなることを特徴とする
    表面処理済亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板。
JP16696693A 1993-07-06 1993-07-06 亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面処理方法、表面処理剤および表面処理済亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板 Withdrawn JPH0718461A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16696693A JPH0718461A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面処理方法、表面処理剤および表面処理済亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16696693A JPH0718461A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面処理方法、表面処理剤および表面処理済亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0718461A true JPH0718461A (ja) 1995-01-20

Family

ID=15840926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16696693A Withdrawn JPH0718461A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面処理方法、表面処理剤および表面処理済亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0718461A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100310560B1 (ko) * 1998-08-24 2001-10-18 구마모토 마사히로 양호한 내열성 및 이형성을 가진 표면처리강판
JP2007315135A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd 防風・防雪柵用の山形状孔あき金属板およびこれを使用した防風・防雪柵

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100310560B1 (ko) * 1998-08-24 2001-10-18 구마모토 마사히로 양호한 내열성 및 이형성을 가진 표면처리강판
JP2007315135A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd 防風・防雪柵用の山形状孔あき金属板およびこれを使用した防風・防雪柵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0672084B2 (en) A method and composition for treating metal surfaces
JP6653026B2 (ja) 鋼板表面処理用溶液組成物、それを用いて表面処理された亜鉛系めっき鋼板、及びその製造方法
JPH0374908B2 (ja)
JP7447245B2 (ja) 優れた耐黒変性及び耐アルカリ性を付与する三元系溶融亜鉛合金めっき鋼板用表面処理組成物、これを用いて表面処理された三元系溶融亜鉛合金めっき鋼板及びその製造方法
US4637840A (en) Coated aluminum-zinc alloy plated sheet steel
JP5055822B2 (ja) 塗膜密着性に優れた塗装鋼板
US5804652A (en) Method and composition for treating metal surfaces
JPH0718461A (ja) 亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の表面処理方法、表面処理剤および表面処理済亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板
JP3347657B2 (ja) 屋外用途向けプレコート金属板
CN114829674A (zh) Zn-Al-Mg合金镀覆钢板的化学转化处理用组合物及Zn-Al-Mg合金镀覆钢板
DK2785469T3 (en) On-site corrosion resistant coating for zinc or zinc alloy substrates
JP2001234350A (ja) 耐食性、塗装性、耐指紋性及び加工性に優れた金属板材料及びその製造方法
KR100306130B1 (ko) 알루미늄-아연 합금 및 수지가 도포된 강판
JP2721292B2 (ja) 有機表面処理剤で処理されたアルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板
JP3183138B2 (ja) 耐黒変性に優れたAl−Zn系合金めっき鋼板の製造方法
JP2577676B2 (ja) 加工性のすぐれた建材用塗装アルミメッキ鋼板
JP5103096B2 (ja) 端面の耐食性に優れる塗装鋼板
JP2002235179A (ja) 塗装鋼板用塗装前処理液及び処理鋼板
CA2095810A1 (en) Coating composition and process
JP3282517B2 (ja) 耐黒変性に優れた樹脂クロメート処理Zn系めっき鋼板
KR920002170B1 (ko) 피복처리 알루미늄-아연합금도금강판
KR20050068072A (ko) 박막수지피복 하지용 실란올 용액 처리 강판
JPH101786A (ja) 耐食性と潤滑性に優れた亜鉛系めっき鋼板
JPH0659717B2 (ja) 被覆表面処理金属板
JP3503194B2 (ja) 有機複合被覆鋼板

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001003