JPH07186393A - ノズルプレートの製造方法 - Google Patents

ノズルプレートの製造方法

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JPH07186393A
JPH07186393A JP5331535A JP33153593A JPH07186393A JP H07186393 A JPH07186393 A JP H07186393A JP 5331535 A JP5331535 A JP 5331535A JP 33153593 A JP33153593 A JP 33153593A JP H07186393 A JPH07186393 A JP H07186393A
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laser beam
sheet
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excimer laser
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Manabu Yoshimura
学 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク滴の飛翔方向のばらつきを生じさせる
ことの無いノズルプレートの製造方法を提供すること。 【構成】 支持用シート10の粘着性を有する面をノズ
ル用シート9の下面に密着して張り付け、エキシマレー
ザビーム2をノズル用シート9に照射してノズル加工を
行う。レーザビーム2の不均一性等によって、ノズル2
5の円周部領域がノズル25の中心部領域より先に加工
されるので、ノズル25の加工が終わると、加工されな
かったノズル25の中心部領域である蓋11が、支持用
シート10に接着されている。次に、ノズル用シート9
より支持用シート10をひきはがし、蓋11を支持用シ
ート10の粘着力よって取り去り、蓋11の無いきれい
な形状のノズル25を得られたノズルプレートが製造さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクが噴射されるノ
ズルがレーザビームによって設けられるノズルプレート
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のノズルプレートの製造方
法としては、特開平2−121842号公報に記載され
ているものがあり、以下その概略を説明する。
【0003】インクを噴射するヘッドを構成するノズル
プレートは、複数のインクが噴射されるノズルを有して
いる。そして、そのノズルは、ポリイミド、ポリエーテ
ルサルフォン等の高分子材料で形成されたプレートに、
前記ノズルプレートのノズルが加工される部位に対応し
て透明な部分が設けられたマスクを介して、エキシマレ
ーザビームを照射することにより形成される。その形成
過程を説明すると、エキシマレーザビームの照射によ
り、前記プレートは、エキシマレーザビームを吸収し、
次に高分子材料の分子結合が切られ、その結合が切られ
た分子、原子が分解、飛散してノズルが形成される(ア
メリカン・ケミカル・ソサエティ発行のケミカル・レビ
ュー、1989年、vol.89、No.6参照)。
【0004】そして、このノズル形状は、エキシマレー
ザビーム入射側の内径が、エキシマレーザビーム出口側
の内径より大きくなる。ここで、ノズルの形状は、イン
ク噴射側の内径が、ヘッド内側の内径より小さい方が好
ましいので、ノズルプレートのヘッド内側となる前記プ
レートの面からエキシマレーザビームが照射され、ノズ
ルが形成され、ノズルプレートが製造される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、ポリイミド、ポリエーテルサルフォン等の材
質のプレートにノズルを加工すると、エキシマレーザビ
ームの有する広がり角や不均一性及び加工時のノズル内
部でのエキシマレーザビームの乱反射等によって、図4
(a)に示すように、ノズル25の円周部領域26がノ
ズル25の中心部領域27より先に加工される。そし
て、エキシマレーザビーム2のエネルギーの不均一性等
によって、図4(b)、(c)のように、ノズル25の
円周部領域26の一部の領域26aが加工されずに残る
ことがある。すると、ノズル25の円周部領域26より
後に加工されるノズル25の中心部領域27が加工され
ずに残り、その中心部領域27は、その後のエキシマレ
ーザビーム2のエネルギーによって、加工されなかった
領域26aを軸として回転して裏返され、エキシマレー
ザビーム2によるさらなる加工がなされなくなり、結果
的に蓋11として残る。このような蓋11が存在する
と、インク滴の飛翔に影響を与えて飛翔方向にばらつき
が生じて、印字品質が悪くなるといった問題があった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、インク滴の飛翔方向にばらつき
を生じさせることの無いノズルプレートの製造方法を提
示することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1では、インクが噴射されるノズルが
レーザビームによって設けられるノズルプレートの製造
方法において、前記ノズルプレートとなるプレートの一
面に、粘着性を有する粘着部材を接着する工程と、前記
プレートの前記一面と反対側の他面から、レーザビーム
を照射する工程と、前記粘着部材を前記プレートの前記
一面から剥す工程とからなることを特徴とする。
【0008】請求項2では、インクが噴射されるノズル
がレーザビームによって設けられるノズルプレートの製
造方法において、前記ノズルプレートとなるプレートの
一面に、レーザビームを照射する工程と、前記プレート
の前記一面と反対側の他面に、粘着性を有する粘着部材
を接着する工程と、前記粘着部材を前記プレートの前記
他面から剥す工程とからなることを特徴とする。
【0009】請求項3では、前記レーザビームは、エキ
シマレーザビームであることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明の請求項1のノズル
プレートの製造方法では、プレートの一面に、粘着性を
有する粘着部材が接着され、前記プレートの前記一面と
反対側の他面から、レーザビームが照射されて、ノズル
加工が行われる。このノズル加工時に、レーザビームに
よって加工される領域であって加工されずに残った部分
は、前記粘着部材を前記プレートの前記一面から剥すこ
とによって、除去される。
【0011】また、請求項2のノズルプレートの製造方
法では、プレートの一面に、レーザビームが照射されて
ノズル加工が行われ、前記プレートの前記一面と反対側
の他面に粘着部材が接着された後、剥されることによっ
て、ノズル加工時にレーザビームによって加工される領
域であって加工されずに残った部分が除去される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した第一実施例を図面
を参照して説明する。但し、従来技術と同一の部材に付
いては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0013】図1はレーザ加工機の構成を示す構成図で
ある。レーザ発振機1より発振されたエキシマレーザビ
ーム2は、ミラー3a、3b、3cによって、加工テー
ブル8にいたる光路が形成される。ミラー3aとミラー
3bとの間の光路には、エキシマレーザビーム2を所望
のサイズに拡大するビームエキスパンダー4が設けられ
ている。ミラー3bとミラー3Cとの間の光路には、エ
キシマレーザビーム2を、開けようとする穴に対応した
形状にするためのマスク5が設けられており、またマス
ク5の下流には、マスク5を通過したマスク像を結像光
学系7に導くためのフィールドレンズ6が設けられてい
る。前記結像光学系7は、ミラー3cと加工テーブル8
との間に設けられ、加工テーブル8に置かれた被加工物
にマスク5を透過したエキシマレーザビーム2を所定の
大きさに絞り込むためのものである。
【0014】本実施例では、プレートとしてのシート状
のノズル用シート9が被加工物であり、粘着部材として
の支持用シート10がノズル用シート9の下面に接着さ
れた状態で、ノズル用シート9にノズルを加工しようと
するものである。
【0015】マスク5及び結像光学系7は、ノズル形状
やレーザ加工条件等によって適切に設定する。本実施例
に用いたエキシマレーザは248nmの波長をもつKr
Fエキシマレーザである。
【0016】図1、図2を用いて、ノズル用シート9の
下面に接着された粘着性を有する支持用シート10を用
いて蓋11を除去する具体的実施例を示す。
【0017】ノズル用シート9は高分子材料であるポリ
イミドで形成されており、そのノズル用シート9の下面
には、粘着性を有する支持用シート10が接着されてい
る。支持用シート10は片面もしくは両面に粘着性を有
しており、本実施例の場合は、片面に粘着性を有してい
るものを用い、図2(a)に示すように、粘着性を有す
る面をノズル用シート9の下面に密着して張り付ける。
このノズル用シート9と支持用シート10とを張り合わ
せたものを、図1に示すように、支持用シート10が下
となるように加工テーブル8上に設置し、エキシマレー
ザビーム2をノズル用シート9に照射してノズル加工を
行う。
【0018】ノズル加工は、支持用シート10を多少加
工しても構わないが、支持用シート10を貫通加工しな
いようにエキシマレーザビーム2の照射時間やエネルギ
ーを設定する。望ましくは、ノズル用シート9の加工直
後に、エキシマレーザビーム2の照射をストップさせる
ようにする。そして、上述したようにレーザビーム2の
有する広がり角や不均一性及び加工時のノズル内部での
エキシマレーザビーム2の乱反射等によって、ノズル2
5の円周部領域がノズル25の中心部領域より先に加工
されるので、ノズル25の加工が終わると、図2(b)
のように、加工されなかったノズル25の中心部領域で
ある蓋11が、支持用シート10に接着されている。次
に、図2(c)に示すように、ノズル用シート9より支
持用シート10をひきはがす。この時、ノズル用シート
9の加工されなかった蓋11は、支持用シート10の粘
着力よって取り去られ、蓋11の無いきれいな形状のノ
ズル25が得られる。
【0019】次に、本発明における第二実施例を図3を
用いて説明する。まず、ノズル用シート9を加工テーブ
ル8(図1)上に設置し、エキシマレーザビーム2を照
射してノズル加工を行う。すると、図3(a)のごとく
ノズル25のエキシマレーザビーム2の出射側に蓋11
が形成される。そして、図3(b)に示すように、粘着
性を有する支持用シート10の粘着面をエキシマレーザ
ビーム2の出射側のノズル用シート9に接触させ、その
後図3(c)に示すように支持用シート10をノズル用
シート9から引き剥す。これによってノズル25に形成
された蓋11が、支持用シート10の粘着力によって、
ノズル用シート9から除去される。
【0020】上述したように、第一、第二実施例では、
加工されなかったノズル25の中心領域の蓋11が、支
持用シート10の粘着力によって、ノズル用シート9か
ら除去されるので、ノズル25から噴射されたインク滴
は飛翔方向にばらつきを生じない。従って、このノズル
プレートを使用したインク噴射装置では、印字品質が良
好である。尚、インク噴射装置としては、圧電セラミッ
クスを用いた方式やバブルジェット方式等、特に限定す
るものではない。
【0021】尚、本発明は上述した実施例にのみ限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において
種久の変更を加えることが出来る。例えば、本実施例に
おいては、粘着性を有する支持用シート10を用いた
が、粘着性を有するブロック状のものであってもよい。
【0022】また、本実施例においては、支持用シート
10が片面に粘着性を有していたが、両面に粘着性を有
していてもよい。この場合、加工テーブル8上に支持用
シートが接着されて、ノズル用シートが加工テーブル8
に対して固定され、ノズル加工中にノズル用シートが移
動することがない。更に、ノズル加工中にノズル用シー
トが移動しないようにするための設備が不必要である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のノズルプレートの製造方法によれば、レーザビー
ムによって加工されずに残った部分が、前記粘着部材の
粘着力によって、除去されるので、ノズルの出射側に未
加工の部分が無くなり、インク滴の飛翔方向のばらつき
を生じさせない。従って、このように製造されたノズル
プレートを使用したインク噴射装置では、印字品質が良
好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のノズルプレートのノズルを
加工する装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第一実施例のノズルプレート製造方法
を示す説明図である。
【図3】本発明の第二実施例のノズルプレート製造方法
を示す説明図である。
【図4】従来のノズルプレート製造方法を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
2 エキシマレーザビーム 9 ノズル用シート 10 支持用シート 11 蓋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクが噴射されるノズルがレーザビー
    ムによって設けられるノズルプレートの製造方法におい
    て、 前記ノズルプレートとなるプレートの一面に、粘着性を
    有する粘着部材を接着する工程と、 前記プレートの前記一面と反対側の他面から、レーザビ
    ームを照射する工程と、 前記粘着部材を前記プレートの前記一面から剥す工程と
    からなることを特徴とするノズルプレートの製造方法。
  2. 【請求項2】 インクが噴射されるノズルがレーザビー
    ムによって設けられるノズルプレートの製造方法におい
    て、 前記ノズルプレートとなるプレートの一面に、レーザビ
    ームを照射する工程と、 前記プレートの前記一面と反対側の他面に、粘着性を有
    する粘着部材を接着する工程と、 前記粘着部材を前記プレートの前記他面から剥す工程と
    からなることを特徴とするノズルプレートの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記レーザビームは、エキシマレーザビ
    ームであることを特徴とする請求項1及び請求項2記載
    のノズルプレートの製造方法。
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