JPH07186556A - 熱転写用記録シート - Google Patents
熱転写用記録シートInfo
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- JPH07186556A JPH07186556A JP5328663A JP32866393A JPH07186556A JP H07186556 A JPH07186556 A JP H07186556A JP 5328663 A JP5328663 A JP 5328663A JP 32866393 A JP32866393 A JP 32866393A JP H07186556 A JPH07186556 A JP H07186556A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 受像層の膜切れが良好でかつこの受像層に高
精度の転写画像を形成可能な熱転写用記録シートを提供
すること。 【構成】 基材シート1と、この基材シート上に設けら
れかつ樹脂型ワックス微粒子が分散された熱可塑性樹脂
から成る下引層2とこの下引層上に設けられた受像層3
と、これ等下引層と受像層の隣に適宜間隔を設けて形成
されイエロー、マゼンタ、シアンの各昇華性染料をそれ
ぞれ含有する色材層Y4、M4、C4とでその主要部が
構成されていることを特徴とする。そして、下引層の一
部を構成する熱可塑性樹脂は熱非印加部の受像層を基材
シートに強固に固定して基材シートからの剥離を防止す
る一方、下引層の樹脂型ワックス微粒子は熱印加時に溶
融してこの熱印加部の受像層を基材シートから剥離し易
くすると共に上記下引層の膜切れ性を向上させる作用を
有するため上記受像層の膜切れを改善する。
精度の転写画像を形成可能な熱転写用記録シートを提供
すること。 【構成】 基材シート1と、この基材シート上に設けら
れかつ樹脂型ワックス微粒子が分散された熱可塑性樹脂
から成る下引層2とこの下引層上に設けられた受像層3
と、これ等下引層と受像層の隣に適宜間隔を設けて形成
されイエロー、マゼンタ、シアンの各昇華性染料をそれ
ぞれ含有する色材層Y4、M4、C4とでその主要部が
構成されていることを特徴とする。そして、下引層の一
部を構成する熱可塑性樹脂は熱非印加部の受像層を基材
シートに強固に固定して基材シートからの剥離を防止す
る一方、下引層の樹脂型ワックス微粒子は熱印加時に溶
融してこの熱印加部の受像層を基材シートから剥離し易
くすると共に上記下引層の膜切れ性を向上させる作用を
有するため上記受像層の膜切れを改善する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、普通紙等の被記録体へ
転写されると共に昇華性染料等の熱転写性染料により染
色可能な受像層を備える熱転写用記録シートに係り、特
に、上記受像層の膜切れが良好でかつこの受像層に高精
度の転写画像を形成可能な熱転写用記録シートの改良に
関するものである。
転写されると共に昇華性染料等の熱転写性染料により染
色可能な受像層を備える熱転写用記録シートに係り、特
に、上記受像層の膜切れが良好でかつこの受像層に高精
度の転写画像を形成可能な熱転写用記録シートの改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、普通紙等の被記録体表面に文字や
図形等の画像を記録する方法としては種々の方法が知ら
れているが、階調画像や中間色画像を記録できる点で昇
華性染料等の熱転写性染料を用いた転写方式が優れてい
る。
図形等の画像を記録する方法としては種々の方法が知ら
れているが、階調画像や中間色画像を記録できる点で昇
華性染料等の熱転写性染料を用いた転写方式が優れてい
る。
【0003】ところで、昇華性染料等の熱転写性染料に
より染色される素材は限られているため、通常、普通紙
等の被記録体表面に熱転写性染料にて染色可能な受像層
をまず形成し、この受像層に対して上記熱転写性染料を
適用してフルカラー画像等を形成する方法が採られてい
る。
より染色される素材は限られているため、通常、普通紙
等の被記録体表面に熱転写性染料にて染色可能な受像層
をまず形成し、この受像層に対して上記熱転写性染料を
適用してフルカラー画像等を形成する方法が採られてい
る。
【0004】そして、この方法を実施するための熱転写
記録シートとしては、図2に示すように基材シートa
と、この基材シートa上に設けられ図示外の被記録体へ
転写されると共に昇華性染料等の熱転写性染料にて染色
可能な受像層bと、この受像層bの隣に設けられかつイ
エロー、マゼンタ、シアンの昇華性染料を含有するイン
キによりそれぞれ形成された3色の色材層Yd、Md、
Cdとでその主要部が構成され、かつ、上記受像層bと
色材層Yd、Md、Cdが所定の間隔を介し繰返し形成
されて成るものが知られている。
記録シートとしては、図2に示すように基材シートa
と、この基材シートa上に設けられ図示外の被記録体へ
転写されると共に昇華性染料等の熱転写性染料にて染色
可能な受像層bと、この受像層bの隣に設けられかつイ
エロー、マゼンタ、シアンの昇華性染料を含有するイン
キによりそれぞれ形成された3色の色材層Yd、Md、
Cdとでその主要部が構成され、かつ、上記受像層bと
色材層Yd、Md、Cdが所定の間隔を介し繰返し形成
されて成るものが知られている。
【0005】尚、この熱転写記録シートを用いて普通紙
等の被記録体へ上記フルカラー画像等を形成するには、
まず、上記熱転写記録シートを被記録体表面へ当接させ
その基材シートaから受像層bを被記録体表面へ転写さ
せた後、この転写された受像層bに対して上記3色の色
材層Yd、Md、Cdを順次当接させると共に、基材シ
ートaの背面側からサーマルヘッドを押し当てて所望の
パターン状に各色別に順次上記熱転写性染料を転写させ
て行うものである。
等の被記録体へ上記フルカラー画像等を形成するには、
まず、上記熱転写記録シートを被記録体表面へ当接させ
その基材シートaから受像層bを被記録体表面へ転写さ
せた後、この転写された受像層bに対して上記3色の色
材層Yd、Md、Cdを順次当接させると共に、基材シ
ートaの背面側からサーマルヘッドを押し当てて所望の
パターン状に各色別に順次上記熱転写性染料を転写させ
て行うものである。
【0006】ところで、上記熱転写性記録シートを用い
た転写方式により被記録体表面へ所望のパターンを精度
よく形成するためには上記受像層bが基材シートaから
被記録体側へ容易に転写されることが望ましい。他方、
熱転写記録シートを製造する場合や製造された熱転写記
録シートを保管する場合等においては上記受像層bが基
材シートaから簡単に剥がれない方が好ましい。従っ
て、上記受像層bについては通常の条件下で基材シート
aから剥離し難いと共に熱転写時においてのみ基材シー
トaから良好に剥離する熱転写記録シートが要望され
る。
た転写方式により被記録体表面へ所望のパターンを精度
よく形成するためには上記受像層bが基材シートaから
被記録体側へ容易に転写されることが望ましい。他方、
熱転写記録シートを製造する場合や製造された熱転写記
録シートを保管する場合等においては上記受像層bが基
材シートaから簡単に剥がれない方が好ましい。従っ
て、上記受像層bについては通常の条件下で基材シート
aから剥離し難いと共に熱転写時においてのみ基材シー
トaから良好に剥離する熱転写記録シートが要望され
る。
【0007】そこで、このような要望に対応するため特
開平4−331187号公報においては上記基材シート
と受像層との間にケトン樹脂層を介在させた熱転写用記
録シートが提案されている。すなわち、この熱転写用記
録シートにおいては上記ケトン樹脂層が基材シートと受
像層との接着性のバランスをとり、通常の生産時での受
像層の剥離を防止する一方、熱転写時のみ受像層の優れ
た剥離性を発現させるというものであった。
開平4−331187号公報においては上記基材シート
と受像層との間にケトン樹脂層を介在させた熱転写用記
録シートが提案されている。すなわち、この熱転写用記
録シートにおいては上記ケトン樹脂層が基材シートと受
像層との接着性のバランスをとり、通常の生産時での受
像層の剥離を防止する一方、熱転写時のみ受像層の優れ
た剥離性を発現させるというものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、基材シートと
受像層との間に下引層としてのケトン樹脂層が介在され
た熱転写用記録シートを用いサーマルヘッド等による部
分的な熱印加手段により普通紙等の被記録体表面に上記
受像層を形成した場合、高エネルギーの印加条件におい
ては熱印加部と熱非印加部との境界、特に、熱印加部末
端の切れにおいて熱非印加部側に剥がれが発生し膜切れ
不良を引起こす問題点があった。
受像層との間に下引層としてのケトン樹脂層が介在され
た熱転写用記録シートを用いサーマルヘッド等による部
分的な熱印加手段により普通紙等の被記録体表面に上記
受像層を形成した場合、高エネルギーの印加条件におい
ては熱印加部と熱非印加部との境界、特に、熱印加部末
端の切れにおいて熱非印加部側に剥がれが発生し膜切れ
不良を引起こす問題点があった。
【0009】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、その課題とするところは、受像層の膜切れ
が良好でかつこの受像層に高精度の転写画像を形成可能
な熱転写用記録シートを提供することにある。
れたもので、その課題とするところは、受像層の膜切れ
が良好でかつこの受像層に高精度の転写画像を形成可能
な熱転写用記録シートを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、被記録体へ転写されると共に熱転写性染料に
より染色可能な受像層を基材シート上に備える熱転写用
記録シートを前提とし、上記基材シートと受像層との間
に融点100〜250℃の樹脂型ワックス微粒子が分散
された熱可塑性樹脂にて構成される下引層を介在させる
と共に、上記樹脂型ワックス微粒子の平均分散粒子径が
受像層と下引層の合計の厚さより小さいことを特徴とす
るものである。
る発明は、被記録体へ転写されると共に熱転写性染料に
より染色可能な受像層を基材シート上に備える熱転写用
記録シートを前提とし、上記基材シートと受像層との間
に融点100〜250℃の樹脂型ワックス微粒子が分散
された熱可塑性樹脂にて構成される下引層を介在させる
と共に、上記樹脂型ワックス微粒子の平均分散粒子径が
受像層と下引層の合計の厚さより小さいことを特徴とす
るものである。
【0011】このような技術的手段において上記下引層
の一部を構成する熱可塑性樹脂は熱非印加部の受像層を
基材シートに強固に固定して基材シートからの剥離を防
止する一方、下引層の樹脂型ワックス微粒子は熱印加時
に溶融してこの熱印加部の受像層を基材シートから剥離
し易くすると共に上記下引層の膜切れ性を向上させる作
用を有する。そして、熱転写用記録シートが被記録体に
当接されかつサーマルヘッド等の熱印加手段により部分
的に加熱された場合、上記受像層の熱印加部は被記録体
に接着し基材シートから剥離して被記録体側へ転移し、
他方受像層の熱非印加部は基材シートに強固に固定され
て基材シート上に残ることから熱印加部と熱非印加部と
の間で下引層と受像層が切断されるため、膜切れ不良等
を引起こすことなく受像層の熱印加部位を被記録体側へ
精度良く転写させることが可能となる。
の一部を構成する熱可塑性樹脂は熱非印加部の受像層を
基材シートに強固に固定して基材シートからの剥離を防
止する一方、下引層の樹脂型ワックス微粒子は熱印加時
に溶融してこの熱印加部の受像層を基材シートから剥離
し易くすると共に上記下引層の膜切れ性を向上させる作
用を有する。そして、熱転写用記録シートが被記録体に
当接されかつサーマルヘッド等の熱印加手段により部分
的に加熱された場合、上記受像層の熱印加部は被記録体
に接着し基材シートから剥離して被記録体側へ転移し、
他方受像層の熱非印加部は基材シートに強固に固定され
て基材シート上に残ることから熱印加部と熱非印加部と
の間で下引層と受像層が切断されるため、膜切れ不良等
を引起こすことなく受像層の熱印加部位を被記録体側へ
精度良く転写させることが可能となる。
【0012】尚、請求項1記載の発明において上記樹脂
型ワックスに代えて天然ワックスを適用した場合、下引
層の膜切れ性が悪くなって熱転写の際に熱印加部の周囲
にバリが発生し易くなる。また、適用する樹脂型ワック
スの融点が100℃未満の場合にも膜切れ性が悪くなっ
て熱印加部の周囲にバリが発生し易くなる。他方、適用
する樹脂型ワックスの融点が250℃を越えた場合には
サーマルヘッドによる加熱で上記ワックスが溶融せず受
像層の転写が困難となる。従って、請求項1記載の発明
においては融点100〜250℃の樹脂型ワックス微粒
子を適用することを要する。また、上記樹脂型ワックス
微粒子の平均分散粒子径が受像層と下引層の合計の厚さ
より大きい場合、上記受像層が樹脂型ワックス微粒子の
影響を受けて受像層に均一な画像が形成され難くなり画
像転写に抜けが発生する。従って、請求項1記載の発明
においては上記樹脂型ワックス微粒子の平均分散粒子径
が受像層と下引層の合計の厚さより小さいことを要す
る。その平均分散粒子径としては、例えば0.01〜1
0.0μmのものが適用できる。
型ワックスに代えて天然ワックスを適用した場合、下引
層の膜切れ性が悪くなって熱転写の際に熱印加部の周囲
にバリが発生し易くなる。また、適用する樹脂型ワック
スの融点が100℃未満の場合にも膜切れ性が悪くなっ
て熱印加部の周囲にバリが発生し易くなる。他方、適用
する樹脂型ワックスの融点が250℃を越えた場合には
サーマルヘッドによる加熱で上記ワックスが溶融せず受
像層の転写が困難となる。従って、請求項1記載の発明
においては融点100〜250℃の樹脂型ワックス微粒
子を適用することを要する。また、上記樹脂型ワックス
微粒子の平均分散粒子径が受像層と下引層の合計の厚さ
より大きい場合、上記受像層が樹脂型ワックス微粒子の
影響を受けて受像層に均一な画像が形成され難くなり画
像転写に抜けが発生する。従って、請求項1記載の発明
においては上記樹脂型ワックス微粒子の平均分散粒子径
が受像層と下引層の合計の厚さより小さいことを要す
る。その平均分散粒子径としては、例えば0.01〜1
0.0μmのものが適用できる。
【0013】次に、請求項2に係る発明は上記樹脂型ワ
ックス微粒子の材質を特定した発明に関する。
ックス微粒子の材質を特定した発明に関する。
【0014】すなわち、請求項2に係る発明は、請求項
1記載の発明に係る熱転写用記録シートを前提とし、上
記樹脂型ワックスが、ポリエチレン、エチレン−アクリ
ル共重合体、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、及び、ポリエチレンの弗素化物から選択された一
種又は二種以上で構成されていることを特徴とするもの
である。
1記載の発明に係る熱転写用記録シートを前提とし、上
記樹脂型ワックスが、ポリエチレン、エチレン−アクリ
ル共重合体、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、及び、ポリエチレンの弗素化物から選択された一
種又は二種以上で構成されていることを特徴とするもの
である。
【0015】尚、請求項1〜2記載の発明に係る熱転写
用記録シートにおいて上記下引層は受像層と共に被記録
体側へ転写され、かつ、この下引層を介し上記受像層が
昇華性染料等の熱転写性染料にて染色される必要があ
る。このため、下引層中を構成する熱可塑性樹脂として
は上記熱転写性染料と親和性を有し好ましくは昇華性染
料等の熱転写性染料にて染色される樹脂がよい。請求項
3に係る発明はこのような技術的理由によりなされてい
る。
用記録シートにおいて上記下引層は受像層と共に被記録
体側へ転写され、かつ、この下引層を介し上記受像層が
昇華性染料等の熱転写性染料にて染色される必要があ
る。このため、下引層中を構成する熱可塑性樹脂として
は上記熱転写性染料と親和性を有し好ましくは昇華性染
料等の熱転写性染料にて染色される樹脂がよい。請求項
3に係る発明はこのような技術的理由によりなされてい
る。
【0016】すなわち、請求項3に係る発明は、請求項
1又は2記載の発明に係る熱転写用記録シートを前提と
し、上記下引層の熱可塑性樹脂が熱転写性染料にて染色
可能な樹脂により構成されていることを特徴とするもの
である。
1又は2記載の発明に係る熱転写用記録シートを前提と
し、上記下引層の熱可塑性樹脂が熱転写性染料にて染色
可能な樹脂により構成されていることを特徴とするもの
である。
【0017】また、請求項4に係る発明は上記下引層の
一部を構成する熱可塑性樹脂の材質を特定した発明に関
する。
一部を構成する熱可塑性樹脂の材質を特定した発明に関
する。
【0018】すなわち、請求項4に係る発明は、請求項
3記載の発明に係る熱転写用記録シートを前提とし、上
記熱可塑性樹脂が、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リエステル、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリスチ
レン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリビニル
アセタール、ポリビニルフェニルアセタール、ポリ塩化
ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアリレ
ート、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ポリビニ
ルブチラール、ホルマール樹脂、フェノキシ樹脂、及
び、これ等樹脂の架橋体から選択された一種又は二種以
上で構成されていることを特徴とするものである。
3記載の発明に係る熱転写用記録シートを前提とし、上
記熱可塑性樹脂が、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リエステル、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリスチ
レン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリビニル
アセタール、ポリビニルフェニルアセタール、ポリ塩化
ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアリレ
ート、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ポリビニ
ルブチラール、ホルマール樹脂、フェノキシ樹脂、及
び、これ等樹脂の架橋体から選択された一種又は二種以
上で構成されていることを特徴とするものである。
【0019】ここで、本発明に係る熱転写用記録シート
において上記下引層は熱可塑性樹脂を溶剤又は水に溶解
又は分散させて樹脂液を調製し、他方、樹脂型ワックス
微粒子を溶剤又は水に分散させてワックス分散液を調製
し、これ等樹脂液とワックス分散液とを混合して得られ
る塗工液を基材シート上に0.01〜5μm好ましくは
0.1〜2μmの厚み(乾燥後の厚み)に塗布乾燥して
形成することができる。尚、塗布方法としては、リバー
スロールコート、グラビアコート、ロッドコート、エア
ドクターコート、ダイコート等の各方法が適用できる。
において上記下引層は熱可塑性樹脂を溶剤又は水に溶解
又は分散させて樹脂液を調製し、他方、樹脂型ワックス
微粒子を溶剤又は水に分散させてワックス分散液を調製
し、これ等樹脂液とワックス分散液とを混合して得られ
る塗工液を基材シート上に0.01〜5μm好ましくは
0.1〜2μmの厚み(乾燥後の厚み)に塗布乾燥して
形成することができる。尚、塗布方法としては、リバー
スロールコート、グラビアコート、ロッドコート、エア
ドクターコート、ダイコート等の各方法が適用できる。
【0020】また、上記基材シートとしては、例えば、
ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィ
ルム、ポリアラミドフィルム、ポリイミドフィルム、ポ
リカーボネートフィルム、ポリフェニレンサルファイド
フィルム、ポリスルフォンフィルム、セロファン、トリ
アセテートフィルム、ポリプロピレンフィルム等が適用
できる。
ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィ
ルム、ポリアラミドフィルム、ポリイミドフィルム、ポ
リカーボネートフィルム、ポリフェニレンサルファイド
フィルム、ポリスルフォンフィルム、セロファン、トリ
アセテートフィルム、ポリプロピレンフィルム等が適用
できる。
【0021】また、受像層としては、ポリエステル、ア
クリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカー
ボネート、酢酸セルロース、ポリビニルアセタール、ポ
リビニルフェニルアセタール、ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアリレート、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体、及び、これ等の樹脂の架
橋体から選択された一種又は二種以上の樹脂が例示で
き、これ等の樹脂を溶剤又は水に溶解又は分散させて得
られた樹脂液を上記下引層上に塗布・乾燥することによ
って形成することができる。塗布方法としては下引層の
形成に適用できる塗布方法が利用でき、乾燥後の厚みが
0.1〜30μm、好ましくは1〜15μm程度になる
ように塗布すればよい。尚、上記受像層中に白色顔料を
配合して白色度を高めたり、この受像層の上又は受像層
と下引層との間に白色樹脂層を設けて白色度を高める方
法を採ってもよい。
クリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカー
ボネート、酢酸セルロース、ポリビニルアセタール、ポ
リビニルフェニルアセタール、ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアリレート、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体、及び、これ等の樹脂の架
橋体から選択された一種又は二種以上の樹脂が例示で
き、これ等の樹脂を溶剤又は水に溶解又は分散させて得
られた樹脂液を上記下引層上に塗布・乾燥することによ
って形成することができる。塗布方法としては下引層の
形成に適用できる塗布方法が利用でき、乾燥後の厚みが
0.1〜30μm、好ましくは1〜15μm程度になる
ように塗布すればよい。尚、上記受像層中に白色顔料を
配合して白色度を高めたり、この受像層の上又は受像層
と下引層との間に白色樹脂層を設けて白色度を高める方
法を採ってもよい。
【0022】また、本発明に係る熱転写用記録シートに
おいては、基材シート上に上記下引層と受像層のみが一
様に形成された構造にしてもよいし、従来技術において
説明したように上記受像層と色材層とが交互に繰返し形
成された構造にしてもよくその用途に応じ任意である。
尚、後者の構造を採った場合、上記色材層の形成に適用
される熱転写性染料としては、アゾ、アントラキノン、
ニトロ、スチリル、ナフトキノン、キノフタロン、アゾ
メチン、クマリン、縮合多環系等の非イオン系色素が例
示できる。また、このバインダー樹脂としては、ポリカ
ーボネート、ポリスルホン、ポリビニルブチラール、フ
ェノキシ、アクリロニトリル−スチレン等の樹脂材料が
適用できる。そして、色材層の形成に際しては、上記熱
転写性染料とバインダー樹脂との混合物を適宜溶剤中に
溶解又は分散させて得られる塗工液を通常の塗工手段に
より上記基材シート上に塗布、乾燥させて形成すること
ができる。
おいては、基材シート上に上記下引層と受像層のみが一
様に形成された構造にしてもよいし、従来技術において
説明したように上記受像層と色材層とが交互に繰返し形
成された構造にしてもよくその用途に応じ任意である。
尚、後者の構造を採った場合、上記色材層の形成に適用
される熱転写性染料としては、アゾ、アントラキノン、
ニトロ、スチリル、ナフトキノン、キノフタロン、アゾ
メチン、クマリン、縮合多環系等の非イオン系色素が例
示できる。また、このバインダー樹脂としては、ポリカ
ーボネート、ポリスルホン、ポリビニルブチラール、フ
ェノキシ、アクリロニトリル−スチレン等の樹脂材料が
適用できる。そして、色材層の形成に際しては、上記熱
転写性染料とバインダー樹脂との混合物を適宜溶剤中に
溶解又は分散させて得られる塗工液を通常の塗工手段に
より上記基材シート上に塗布、乾燥させて形成すること
ができる。
【0023】
【作用】請求項1〜2記載の発明に熱転写用記録シート
によれば、下引層の一部を構成する熱可塑性樹脂は熱非
印加部の受像層を基材シートに強固に固定して基材シー
トからの剥離を防止する一方、下引層の樹脂型ワックス
微粒子は熱印加時に溶融してこの熱印加部の受像層を基
材シートから剥離し易くすると共に上記下引層の膜切れ
性を向上させる作用を有する。そして、熱転写用記録シ
ートが被記録体に当接されかつサーマルヘッド等の熱印
加手段により部分的に加熱された場合、上記受像層の熱
印加部は被記録体に接着し基材シートから剥離して被記
録体側へ転移し、他方受像層の熱非印加部は基材シート
に強固に固定されて基材シート上に残ることから熱印加
部と熱非印加部との間で下引層と受像層が切断されるた
め、膜切れ不良等を引起こすことなく受像層の熱印加部
位を被記録体側へ精度良く転写させることが可能とな
る。
によれば、下引層の一部を構成する熱可塑性樹脂は熱非
印加部の受像層を基材シートに強固に固定して基材シー
トからの剥離を防止する一方、下引層の樹脂型ワックス
微粒子は熱印加時に溶融してこの熱印加部の受像層を基
材シートから剥離し易くすると共に上記下引層の膜切れ
性を向上させる作用を有する。そして、熱転写用記録シ
ートが被記録体に当接されかつサーマルヘッド等の熱印
加手段により部分的に加熱された場合、上記受像層の熱
印加部は被記録体に接着し基材シートから剥離して被記
録体側へ転移し、他方受像層の熱非印加部は基材シート
に強固に固定されて基材シート上に残ることから熱印加
部と熱非印加部との間で下引層と受像層が切断されるた
め、膜切れ不良等を引起こすことなく受像層の熱印加部
位を被記録体側へ精度良く転写させることが可能とな
る。
【0024】また、請求項3〜4記載の発明に熱転写用
記録シートによれば、下引層の熱可塑性樹脂が熱転写性
染料にて染色可能な樹脂により構成されているため、被
記録体側へ転写された下引層と受像層に対し熱転写性染
料による高精度の転写画像を形成することが可能とな
る。
記録シートによれば、下引層の熱可塑性樹脂が熱転写性
染料にて染色可能な樹脂により構成されているため、被
記録体側へ転写された下引層と受像層に対し熱転写性染
料による高精度の転写画像を形成することが可能とな
る。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0026】[実施例]この実施例に係る熱転写用記録
シートは、図1(A)〜(B)に示すように厚さ4.5
μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムか
ら成る基材シート1と、この基材シート1表面に順次積
層された厚さ約3μmの下引層2並びに厚さ約10μm
の受像層3と、これ等下引層2と受像層3の隣に適宜間
隔を設けて形成されイエロー、マゼンタ、シアンの各昇
華性染料をそれぞれ含有する厚さ1.0μmの色材層Y
4、M4、C4とでその主要部が構成されている。
シートは、図1(A)〜(B)に示すように厚さ4.5
μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムか
ら成る基材シート1と、この基材シート1表面に順次積
層された厚さ約3μmの下引層2並びに厚さ約10μm
の受像層3と、これ等下引層2と受像層3の隣に適宜間
隔を設けて形成されイエロー、マゼンタ、シアンの各昇
華性染料をそれぞれ含有する厚さ1.0μmの色材層Y
4、M4、C4とでその主要部が構成されている。
【0027】そして、この熱転写用記録シートは以下の
ようにして製造されているものである。
ようにして製造されているものである。
【0028】 (下引層の形成) (1)バインダー樹脂 エチレン−酢酸ビニル共重合体 20重量部 [小西ボンド製商品名 EV−10] (2)樹脂型ワックス ポリエチレンワックス 80重量部 [東邦化学工業製 商品名 HYTEC E−4B、 平均分散粒子径;0.07μm、融点;135℃] まず、上記エチレン−酢酸ビニル共重合体を溶剤に溶解
させて樹脂液を調製し、他方、上記樹脂型ワックスを溶
剤に分散させてワックス分散液を調製した後、これ等を
混合して塗工液を調製し、かつ、上記二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルム[ダイアホイル製 商品名
K203E4.5W ダイアホイル]から成る基材シー
ト1上にグラビア印刷機でこの塗工液を塗布し乾燥して
厚さ約3μmの下引層2を形成した。
させて樹脂液を調製し、他方、上記樹脂型ワックスを溶
剤に分散させてワックス分散液を調製した後、これ等を
混合して塗工液を調製し、かつ、上記二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルム[ダイアホイル製 商品名
K203E4.5W ダイアホイル]から成る基材シー
ト1上にグラビア印刷機でこの塗工液を塗布し乾燥して
厚さ約3μmの下引層2を形成した。
【0029】 (受像層の形成) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20重量部 [ユニオンカーバイド製、商品名;UCAR−VYHD] 溶剤[トルエン] 60重量部 アミノ変性シリコーン樹脂 1.0重量部 [信越化学工業製;商品名;KF−393] 次に、上記組成から成る受像層の塗工液を下引層2上に
グラビア印刷機で塗布し乾燥して厚さ約10μmの受像
層3を形成した。
グラビア印刷機で塗布し乾燥して厚さ約10μmの受像
層3を形成した。
【0030】 (色材層の形成) (1)イエロー色材層塗工液 イエロー染料 3.0重量部 [サンド製 ホロンブリリアントイエロー] バインダー樹脂 5.0重量部 [積水化学製 エスレックBX−1] 溶剤(トルエン/MEK=1/1) 92重量部 (2)マゼンタ色材層塗工液 マゼンタ染料 5.0重量部 [日本化薬製 カヤセットレッドB] バインダー樹脂 5.0重量部 [積水化学製 エスレックBX−1] 溶剤(トルエン/MEK=1/1) 90重量部 (3)シアン色材層塗工液 シアン染料 5.0重量部 [バイエル製 セレスブルーGN] バインダー樹脂 5.0重量部 [積水化学製 エスレックBX−1] 溶剤(トルエン/MEK=1/1) 90重量部 次いで、受像層3が形成されかつ背面が耐熱滑性処理さ
れた基材シート1面に、図1(A)〜(B)に示すよう
に上記各色別の塗工液を用いて厚さ1μmの色材層Y
4、M4、C4をそれぞれ形成して熱転写用記録シート
を得た。
れた基材シート1面に、図1(A)〜(B)に示すよう
に上記各色別の塗工液を用いて厚さ1μmの色材層Y
4、M4、C4をそれぞれ形成して熱転写用記録シート
を得た。
【0031】こうして得られた熱転写用記録シートを十
条製紙製の上質紙に重ねると共に、5.4ドット/mm
の発熱抵抗体密度を有する部分グレース型ラインサーマ
ルヘッドが搭載された松下電気製のカラービデオプリン
ターを用い下記条件にてフルカラーの画像記録を行っ
た。転写された下引層2及び受像層3の状態、記録され
たフルカラー画像の状態を表1に示す。
条製紙製の上質紙に重ねると共に、5.4ドット/mm
の発熱抵抗体密度を有する部分グレース型ラインサーマ
ルヘッドが搭載された松下電気製のカラービデオプリン
ターを用い下記条件にてフルカラーの画像記録を行っ
た。転写された下引層2及び受像層3の状態、記録され
たフルカラー画像の状態を表1に示す。
【0032】 (記録条件) 記録ライン密度 5.4ライン/mm サーマルヘッド印加電圧 0.20W及び0.23W サーマルヘッド印加パルス幅 受像層転写時:14.5ms 画像転写時:0〜14.5ms [比較例1]下引層2を設けることなく上記基材シート
1表面に直接受像層3を設けた点を除き実施例と同一の
条件で熱転写用記録シートを得、かつ、実施例と略同一
の条件でフルカラーの画像記録を行った。転写された受
像層の状態、記録されたフルカラー画像の状態を表1に
示す。
1表面に直接受像層3を設けた点を除き実施例と同一の
条件で熱転写用記録シートを得、かつ、実施例と略同一
の条件でフルカラーの画像記録を行った。転写された受
像層の状態、記録されたフルカラー画像の状態を表1に
示す。
【0033】[比較例2]下引層2中にワックスを配合
しなかった点を除き実施例と同一の条件で熱転写用記録
シートを得、かつ、実施例と略同一の条件でフルカラー
の画像記録を行った。転写された下引層及び受像層の状
態、記録されたフルカラー画像の状態を表1に示す。
しなかった点を除き実施例と同一の条件で熱転写用記録
シートを得、かつ、実施例と略同一の条件でフルカラー
の画像記録を行った。転写された下引層及び受像層の状
態、記録されたフルカラー画像の状態を表1に示す。
【0034】[比較例3]下引層2を上記ポリエチレン
ワックスのみで構成した点を除き実施例と同一の条件で
熱転写用記録シートを得、かつ、実施例と略同一の条件
でフルカラーの画像記録を行った。転写された下引層及
び受像層の状態、記録されたフルカラー画像の状態を表
1に示す。
ワックスのみで構成した点を除き実施例と同一の条件で
熱転写用記録シートを得、かつ、実施例と略同一の条件
でフルカラーの画像記録を行った。転写された下引層及
び受像層の状態、記録されたフルカラー画像の状態を表
1に示す。
【0035】[比較例4]下引層2中のワックスとし
て、その平均分散粒子径が受像層と下引層の合計の厚さ
と略同一のポリプロピレンワックス(Shamrock製商品名
NONSKID59、平均分散粒子径;13μm、融
点;156℃)を使用した点を除き実施例と同一の条件
で熱転写用記録シートを得、かつ、実施例と略同一の条
件でフルカラーの画像記録を行った。転写された下引層
及び受像層の状態、記録されたフルカラー画像の状態を
表1に示す。
て、その平均分散粒子径が受像層と下引層の合計の厚さ
と略同一のポリプロピレンワックス(Shamrock製商品名
NONSKID59、平均分散粒子径;13μm、融
点;156℃)を使用した点を除き実施例と同一の条件
で熱転写用記録シートを得、かつ、実施例と略同一の条
件でフルカラーの画像記録を行った。転写された下引層
及び受像層の状態、記録されたフルカラー画像の状態を
表1に示す。
【0036】[比較例5]下引層2中のワックスとし
て、融点が250℃を越えるポリテトラフルオロエチレ
ンワックス(Shamrock製商品名 SST−1MG、平均
分散粒子径;1〜2μm、融点;321℃)を使用した
点を除き実施例と同一の条件で熱転写用記録シートを
得、かつ、実施例と略同一の条件でフルカラーの画像記
録を行った。転写された下引層及び受像層の状態、記録
されたフルカラー画像の状態を表1に示す。
て、融点が250℃を越えるポリテトラフルオロエチレ
ンワックス(Shamrock製商品名 SST−1MG、平均
分散粒子径;1〜2μm、融点;321℃)を使用した
点を除き実施例と同一の条件で熱転写用記録シートを
得、かつ、実施例と略同一の条件でフルカラーの画像記
録を行った。転写された下引層及び受像層の状態、記録
されたフルカラー画像の状態を表1に示す。
【0037】[比較例6]下引層2中のワックスとし
て、融点が100℃未満のポリエチレンワックス(Sham
rock製商品名 S−390C、平均分散粒子径;5μ
m、融点;98℃)を使用した点を除き実施例と同一の
条件で熱転写用記録シートを得、かつ、実施例と略同一
の条件でフルカラーの画像記録を行った。転写された下
引層及び受像層の状態、記録されたフルカラー画像の状
態を表1に示す。
て、融点が100℃未満のポリエチレンワックス(Sham
rock製商品名 S−390C、平均分散粒子径;5μ
m、融点;98℃)を使用した点を除き実施例と同一の
条件で熱転写用記録シートを得、かつ、実施例と略同一
の条件でフルカラーの画像記録を行った。転写された下
引層及び受像層の状態、記録されたフルカラー画像の状
態を表1に示す。
【0038】[比較例7]下引層2中のワックスとし
て、樹脂型ワックスに代えて天然ワックス(カルナバワ
ックス)を使用した点を除き実施例と同一の条件で熱転
写用記録シートを得、かつ、実施例と略同一の条件でフ
ルカラーの画像記録を行った。転写された下引層及び受
像層の状態、記録されたフルカラー画像の状態を表1に
示す。
て、樹脂型ワックスに代えて天然ワックス(カルナバワ
ックス)を使用した点を除き実施例と同一の条件で熱転
写用記録シートを得、かつ、実施例と略同一の条件でフ
ルカラーの画像記録を行った。転写された下引層及び受
像層の状態、記録されたフルカラー画像の状態を表1に
示す。
【0039】[比較例8]下引層2中の樹脂として昇華
性染料との親和性が低いポリビニルアルコール樹脂を使
用した点を除き実施例と同一の条件で熱転写用記録シー
トを得、かつ、実施例と略同一の条件でフルカラーの画
像記録を行った。転写された下引層及び受像層の状態、
記録されたフルカラー画像の状態を表1に示す。
性染料との親和性が低いポリビニルアルコール樹脂を使
用した点を除き実施例と同一の条件で熱転写用記録シー
トを得、かつ、実施例と略同一の条件でフルカラーの画
像記録を行った。転写された下引層及び受像層の状態、
記録されたフルカラー画像の状態を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】請求項1〜2記載の発明に係る熱転写用
記録シートによれば、受像層の熱印加部は被記録体に接
着し基材シートから剥離して被記録体側へ転移し、他方
受像層の熱非印加部は基材シートに強固に固定されて基
材シート上に残ることから熱印加部と熱非印加部との間
で下引層と受像層が切断されるため、膜切れ不良等を引
起こすことなく受像層の熱印加部位を被記録体側へ精度
良く転写できる効果を有している。
記録シートによれば、受像層の熱印加部は被記録体に接
着し基材シートから剥離して被記録体側へ転移し、他方
受像層の熱非印加部は基材シートに強固に固定されて基
材シート上に残ることから熱印加部と熱非印加部との間
で下引層と受像層が切断されるため、膜切れ不良等を引
起こすことなく受像層の熱印加部位を被記録体側へ精度
良く転写できる効果を有している。
【0042】また、請求項3〜4記載の発明に熱転写用
記録シートによれば、被記録体側へ転写された下引層と
受像層に対し熱転写性染料による高精度の転写画像を形
成できる効果を有している。
記録シートによれば、被記録体側へ転写された下引層と
受像層に対し熱転写性染料による高精度の転写画像を形
成できる効果を有している。
【図1】図1(A)は実施例に係る熱転写用記録シート
の部分平面図、図1(B)は図1(A)のB−B面断面
図。
の部分平面図、図1(B)は図1(A)のB−B面断面
図。
【図2】従来例に係る熱転写用記録シートの構成断面
図。
図。
1 基材シート 2 下引層 3 受像層 Y4 色材層 M4 色材層 C4 色材層
Claims (4)
- 【請求項1】被記録体へ転写されると共に熱転写性染料
により染色可能な受像層を基材シート上に備える熱転写
用記録シートにおいて、 上記基材シートと受像層との間に融点100〜250℃
の樹脂型ワックス微粒子が分散された熱可塑性樹脂にて
構成される下引層を介在させると共に、上記樹脂型ワッ
クス微粒子の平均分散粒子径が受像層と下引層の合計の
厚さより小さいことを特徴とする熱転写用記録シート。 - 【請求項2】上記樹脂型ワックスが、ポリエチレン、エ
チレン−アクリル共重合体、ポリウレタン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、及び、ポリエチレンの弗素化物か
ら選択された一種又は二種以上で構成されていることを
特徴とする請求項1記載の熱転写用記録シート。 - 【請求項3】上記下引層の熱可塑性樹脂が熱転写性染料
にて染色可能な樹脂により構成されていることを特徴と
する請求項1又は2記載の熱転写用記録シート。 - 【請求項4】上記熱可塑性樹脂が、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリエステル、アクリル樹脂、メタクリル
樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、酢酸セルロー
ス、ポリビニルアセタール、ポリビニルフェニルアセタ
ール、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリアリレート、アクリロニトリル−スチレン共重
合体、ポリビニルブチラール、ホルマール樹脂、フェノ
キシ樹脂、及び、これ等樹脂の架橋体から選択された一
種又は二種以上で構成されていることを特徴とする請求
項3記載の熱転写用記録シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5328663A JPH07186556A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 熱転写用記録シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5328663A JPH07186556A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 熱転写用記録シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07186556A true JPH07186556A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18212784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5328663A Pending JPH07186556A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 熱転写用記録シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07186556A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115431656A (zh) * | 2022-10-19 | 2022-12-06 | 湖南鼎一致远科技发展有限公司 | 一种适用于热升华软标印刷的pet膜涂层 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP5328663A patent/JPH07186556A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115431656A (zh) * | 2022-10-19 | 2022-12-06 | 湖南鼎一致远科技发展有限公司 | 一种适用于热升华软标印刷的pet膜涂层 |
| CN115431656B (zh) * | 2022-10-19 | 2024-05-31 | 湖南鼎一致远科技发展有限公司 | 一种适用于热升华软标印刷的pet膜涂层 |
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