JPH07186624A - 耐偏摩耗性のよい空気入りタイヤ - Google Patents

耐偏摩耗性のよい空気入りタイヤ

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Publication number
JPH07186624A
JPH07186624A JP5334001A JP33400193A JPH07186624A JP H07186624 A JPH07186624 A JP H07186624A JP 5334001 A JP5334001 A JP 5334001A JP 33400193 A JP33400193 A JP 33400193A JP H07186624 A JPH07186624 A JP H07186624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rib
slit
circumferential direction
groove
tire
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5334001A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakamura
博司 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP5334001A priority Critical patent/JPH07186624A/ja
Publication of JPH07186624A publication Critical patent/JPH07186624A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/04Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag
    • B60C11/042Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/0306Patterns comprising block rows or discontinuous ribs
    • B60C11/0309Patterns comprising block rows or discontinuous ribs further characterised by the groove cross-section

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】リブの接地面側端域に発生する偏摩耗を有効に
防止する。 【構成】リブ2、3の端部溝壁5に、タイヤ周方向に向
かって、隣接する縦溝深さHとの比P/Hが0.3〜
1.0となるピッチPで山部8と谷部9を縦溝1側に交
互に繰り返すジグザグ部10を形成し、さらに上記リブ
2、3の接地面側端域に、縦溝1に沿ってタイヤ周方向
に直線状に連続して延び、接地時に容易に閉じ合わさる
幅の薄いスリット11を形成し、当該スリット11に前
記ジグザグ部10の谷部9に開口する横向きサイプ12
を継目のない連続した状態で連結することにより形成さ
れた、個々に独立した小ブロック13を、前記リブ2、
3のうちの少なくともショルダー接地端に最も近いリブ
の側端域に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はリブパターンを有する
空気入りタイヤにおいて、特にそのリブの接地面側端域
に発生する偏摩耗の防止に関する。
【0002】
【従来の技術】リブパターンを有する空気入りタイヤの
偏摩耗としては、ショルダー接地端を基点とするステッ
プウェアと、縦溝両側に隣接するリブの接地面両側端域
に生じるリバーウェアがその主たるものである。このう
ち、ショルダーステップウェアはショルダー接地端部に
細溝を設けることが効果的である。リバーウェアに対し
てはリブ端部に特に剛性の低い所或いは高い所を基点に
して生じる所から、溝についてはジグザグや凹凸を除去
した直線状の溝が対策として用いられるようになってき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし直線状の縦溝
は、湿潤路走行時の制動性に難が有り、その対策として
リブ側端域にタイヤ幅方向にのびるサイプを多数周方向
に小間隔で設置する手段がとられている。これはリバー
ウェア対策として有効ではあるが、金型のコストアップ
につながり、サイプに起因するクラック、チッピングが
発生し易く、完全とはいえない。
【0004】この発明の目的は、リブ端、すなわちリブ
の接地面側端域に発生する偏摩耗を有効に防止すること
ができる空気入りタイヤを提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】ショルダー端に発生する
ステップウェアも、縦溝の両岸に発生するリバーウェア
も、その発生の原因、機構は基本的には同じである。
【0006】すなわちショルダー端、リブ端は周方向す
べりが他の部分より多いため、その部分がステップ状に
摩耗し、一旦ステップがつくと、周差によりステップは
幅も含め拡大する。
【0007】この様にリブ端において摩耗が多いのは、
タイヤへの垂直方向負荷によるリブの撓みはリブ端或い
はショルダー端においてリブの垂直負荷に基づくタイヤ
幅方向へのゴムの表面移動量Vと剪断応力τがそのリブ
内において最大となり、それらの積e=τ・Vが最大と
なるためである。これは丁度、リブ端に対する負荷のエ
ネルギーの大きさに相当し、リブにおける幅方向への運
動の大きさを現している。そしてリブ幅方向のタイヤ転
動による接地ごとの急速な運動は、周方向にすべろうと
している力への抵抗力(摩擦力)の摩擦係数を急速に低
下せしめる。このため、リブ端で周方向への抵抗力が少
なくなって、リブ端からの摩耗がはじまる。
【0008】上記知見に基づきこの発明は、周方向すべ
り(摩擦)力に対する追従性を向上させるべく、タイヤ
周方向に連続して連なる複数の縦溝と、その縦溝と縦溝
及び縦溝とショルダー接地端に挟まれ形成される連続或
いは断続したリブを有する空気入りタイヤにおいて、上
記リブの端部溝壁に、タイヤ周方向に向かって、隣接す
る縦溝深さHとの比P/Hが0.3〜1.0となるピッ
チPで山部と谷部を多数交互に繰り返すジグザグを形成
し、さらに上記リブの接地面側端域に、縦溝に沿ってタ
イヤ周方向に直線状に連続して延び、接地時に容易に閉
じ合わさる幅の薄いスリットを形成し、当該スリットに
前記ジグザグ部の谷部に開口する横向きサイプを継目の
ない連続した状態で連結することにより形成された、個
々に独立した小ブロックを、前記リブのうちの少なくと
もショルダー接地端に最も近いリブの側端域に設ける構
成を採用した。
【0009】リブの端部溝壁に形成するジグザグについ
ては、通常、縦溝開口端から溝底にまで山部と谷部がの
び、その山部と谷部はタイヤ周方向に交互にならび、繰
り返してジグザグを形成する構成が採用できるが、縦溝
開口端又は溝壁の途中から溝底に向かって幅と深さの広
がる切込みとして形成することが一層好ましい。これは
以下の理由に基づく。
【0010】すなわち、直線状の縦溝は一般に石噛みを
防止するために断面がV字状となるため、リブの基部は
接地面より幅が狭くなっている。このことはリブが接地
し、負荷時の垂直力によって撓み、溝壁が外に膨れると
き、溝底よりもリブ幅の狭い接地面側で膨らみやすく、
リブのゴムの移動は接地面側で生じやすくなる。またリ
ブ端はリブ自身の内側のゴム移動が集積されるため、リ
ブの面内においてゴムの移動が最も大きくなる結果、リ
ブ端はリブ表面においてタイヤ幅方向に他の部分より大
きく動かされることになる。この幅方向の動きは、タイ
ヤ周方向のすべりに対する摩擦力の摩擦係数を下げるこ
とはよく知られており、その結果としてリブ端がタイヤ
周方向に滑りやすくなり、これがリバーウェアの発生原
因になっていると考えられる。従って、リブ基部側の剛
性を弱め、負荷時に生じる溝壁の膨らみをできる限り溝
底側に移して、リブ接地面でのゴムの移動を少なくし、
しかも湿潤路での制動性を確保するためには、リブの端
部溝壁のジグザグを、縦溝開口端又は溝壁の途中から溝
底に向かって幅と深さの広がる切込みとして形成するこ
とが一層好ましいものである。
【0011】ジグザグのピッチPは、前述の通り、縦溝
深さHとの比P/Hにおいて0.3〜1.0とすること
が好ましい。これは、1.0を越える場合、一般的なリ
ブパターン型タイヤでは、トレッド表面開口端でジグザ
グを有する従来パターンのタイヤと同じ範囲の寸法とな
る。そうなれば従来タイヤと同様、ジグザグ状の山部で
リバーウェアが発生しやすくなる。すなわちジグザグ状
のリブの山部は、谷部に比べ変形に対する自由度が大き
く(変形抵抗が小さく)、ゴムが山部に向ってより移動
しやすくなる。このことはタイヤ幅方向に対するリブ山
部の動きが大きいことを示し、前述のごとき理由によっ
て周方向すべりが大きく、従って摩耗しやすく、リバー
ウェアの起点となる。一度リバーウェアの起点が生じる
と、摩耗部は径が小となるため、タイヤ周方向に周長差
ができ、特にフロント用タイヤでは周長差の小さいとこ
ろが路面との相対すべり速度が大きいため摩耗が拡大す
ることとなる。これに対してジグザグのピッチ間隔Pが
縦溝の深さHとの比P/Hで0.3未満では、リバーウ
ェアに対する効果としてはかわらないとしても、ジグザ
グ状の切込みの山部の寸法から剛性と強度が小さくなり
すぎて、特にトラック・バス用タイヤとして加わる負荷
に対して、その部分のチッピング、かけ等が生じやす
く、またトラクション制動効果の向上も見られなくな
る。
【0012】スリットの深さh及びサイプの深さh
は、縦溝深さHとの比で0.5〜1.0、好ましくは
0.7〜1.0であることが最適である。0.5未満で
は小ブロック領域の周方向の剛性の低下が摩耗中期まで
しか効果がなく、1.0を越えると、スリット底或はサ
イプ底からベルト面までの距離が小さくなり、走行中の
変形、負荷応力によりクラックが発生し、水の侵入等も
あってベルト強度の劣化からタイヤバーストの如く大事
故につながることがある。スリットの切り込み方向は、
特に限定されず、垂直方向でも差支えないが、リブ中心
側に傾斜する深さ方向にすることが望ましい。
【0013】なお、スリットの幅は0.3〜2.5mm
程度が良く、中でも0.5〜1.5mmが最もよい効果
を得る。
【0014】一方、リブの撓みによるタイヤ幅方向への
ゴムの表面移動は、その撓み量とリブ幅の積、即ち撓み
の体積に比例する。従ってリブの形状は同じ負荷に対し
出来るだけ撓みを小さく且つその背反事項であるリブ幅
を小さくすることが必要となる。鋭意検討の結果、リブ
高さをH、リブ中心からスリット中心までの距離をaと
した場合は、次の現象を見付けることができ、理論的に
も確認出来た。すなわち、 負荷エネルギーはa/H=1.05〜1.15の範囲
で最も大きくなる。即ち極値をもつ。従ってその比a/
Hは1.05〜1.15の範囲より小さく或るいは大き
く離した範囲に決めるべきである。
【0015】長い歴史と経験からきまってきているタ
イヤの溝の深さ、幅、その他の構造面を含むタイヤ諸元
にとってa/Hは1.05〜1.15より大きい方にと
ることは困難あり、特にリブパターンが主流となってい
る4本以上の縦溝或いはそれに類する4本以上の縦溝を
有するタイヤではいえることである。
【0016】a/Hが0.6に達しないとき、リブは
垂直の負荷によりまた横力が加わることにより座屈し易
くなり非実用的である。
【0017】a/Hが0.9をこえる範囲にあって
は、新しいタイヤにおいてすでに極値に近い所にある。
タイヤは摩耗に従ってaは同等からやや増加、Hは確実
に減少するから、a/Hはかならず極値を通る。しかし
極値を通過する時期は新品タイヤでa/Hが1.05〜
1.1の範囲に、より近いほど早くなるが、早い時のa
/Hは遅い時期のa/Hに比べてaもHも大きな状態に
あるから、タイヤへの同じ負荷に対する撓み、すなわち
移動ゴム体積Vが大きくなり、e=τ・Vは大きくな
る。即ち極値は(1.05〜1.15)と同じであって
も、同じ走行時間中に与えられる合計のリブ端への負荷
エネルギーeが大きくなるため幅方向にて周方向へのす
べりが大きくなり摩耗し易く、さらにこれが周方向の摩
擦力を低下させて周方向すべりを多くして偏摩耗を誘発
する。このことはa/Hが極値に達する前でも同じこと
であって、同じ溝深さHならば初期にはa/Hが大きい
場所ほど“e”が大きく不利となる。一方でa/Hを最
初から極値1.05〜1.15を越えた所にとると摩耗
と共にa/Hは極値から離れ、良い方向にゆくのみであ
るが、溝数が少ないとか溝深さが小さいということとな
り、これはタイヤとしての重要な性質である排水性不良
から操縦安定性不良、制動性、駆動性の不足、トレッド
全般のゴムボリウム増加に伴う発熱耐久性の低下或いは
溝深さが浅いときは摩耗耐久性が小さいなどのデメリッ
トが多く実用的ではない。
【0018】
【作用】この発明の空気入りタイヤは、リブ各部分の中
で負荷エネルギーeが最も大きく、その横方向すべりに
よって周方向の摩擦係数の最も低下し易いリブの接地面
側端域に、縦溝に沿ってタイヤ周方向に直線状に連続し
て延び、接地時に容易に閉じ合わさる幅の薄いスリット
を形成し、当該スリットに、前記ジグザグの谷部に開口
する横向きサイプを、継目のない連続した状態で連結し
て独立したジグザグの山部を有する小ブロックを形成し
ているので、当該小ブロックについてはその基部底面の
みがベルト部と直接連結していることになり、その結
果、リブ端部にタイヤ幅方向の剪断力によるすべりが生
じ、周方向の摩擦係数が低下しても、周方向すべり(摩
擦)力に対する追従性が向上し、実質的に路面との相対
すべりをなくし、リバーウェアの発生を有効に防止す
る。
【0019】また、リブの接地面側端域に形成したスリ
ットは、接地時に容易に閉じ合わさる程度の幅の薄いス
リットであるので、接地時、閉塞することから、一体リ
ブとして負荷に対し作用し、スリット内外での摩耗差も
生じることがない。この点、幅の広いスリットを設置し
た場合は、スリットの外側領域、つまりスリットと縦溝
との間の小ブロックの領域は、スリットの内側の領域
(スリット〜スリットの領域)との剛性差があり過ぎ
て、摩耗状態が異なり、均一摩耗とならないばかりでな
く、スリットの外側の領域は負荷分担能力が欠除し、有
効摩耗面積を小さくするので耐摩耗性に悪影響を及ぼ
す。
【0020】またスリットは、リブ踏面部への開口端か
らスリットの底部へ向かうほどリブ中心側に傾斜してい
ることにより、スリットとスリット、縦溝、ショルダー
接地端、副溝等で囲まれるリブの領域は、リブの踏面部
側に対し基部側の垂直負荷への剛性が弱まるので、負荷
時の溝壁面での膨らみは基部側に偏り、すなわち同じ負
荷に対するリブ表面のゴムの移動量が従来タイヤに対し
て少なくなるので、負荷エネルギーeは小さく、従って
周方向摩擦力を弱めることも少なく、周方向すべりもリ
ブ端で大きくすることがないので、偏摩耗、いわゆるリ
バーウェアーの発生が防止できるのである。
【0021】またリブの溝壁に、溝底側ほど幅が広くな
る切込みを多数設置してジグザグを形成した場合は、走
行時の摩耗にしたがって強いジグザグ形状が現出するの
で、湿潤路での制動性をも確保することができる。
【0022】
【実施例】図1はこの発明に係る空気入りタイヤの一実
施例を示す踏面部の概略展開図であり、1はタイヤ周方
向に連続して連なる縦溝、2はその縦溝1と縦溝1に挟
まれたリブ、3は縦溝1とショルダー接地端4に挟まれ
たリブである。5は、リブ2、3の側壁即ち縦溝1の溝
壁で、傾斜断面で構成されており、かつこの溝壁5に
は、溝底6に向かって幅の大きくなる切込み7が設けら
れており、これにより溝壁5にはタイヤ周方向に向かっ
て、山部8と谷部9とが縦溝1側に断面形状においてジ
グザグ状に繰り返すジグザグ部10が形成されている。
【0023】11はショルダー接地端に最も近いリブ
2、3の各接地面側端域に形成されたスリットであり、
縦溝1に沿ってタイヤ周方向に直線状に連続して延びて
おり、その幅は接地時に容易に閉じ合わさる程度の薄幅
の構成からなる。なおこの実施例のスリット11は、図
3に示す様に、リブ2、3の中心側に傾斜する深さ方向
をもっている。12は一端がジグザグ部10の谷部9に
開口し、他端がスリット11に継目のない連続した状態
で連結する横向きサイプで、これにより独立したジグザ
グ部10の山部8を有する小ブロック13が、リブ2、
3の接地面側端域に、縦溝1に沿って、タイヤ周方向に
連続して形成されている。なお14はショルダー側の細
溝である。
【0024】次にタイヤサイズ11R24.5の上記タ
イヤを試作し、トラックの前輪(操舵輪)に装着して実
走させ、リブ端における耐偏摩耗特性について評価し
た。図4において、縦溝の溝深さHは15.2mmとし、スリ
ットの深さh、横向きサイプの深さhS 、リブ中心から
スリット中心までの距離aについては表1に示す通りと
した。図3において示すジグザグ部10のピッチPも表
1に示す通りである。
【0025】耐偏摩耗特性は、150000Km走行後に測定し
たスリット外側の偏摩耗指数(段差摩耗指数)Kと、ス
リット内側の偏摩耗指数(段差摩耗指数)Ks で評価し
ている。偏摩耗指数(段差摩耗指数)Kは、スリット外
側の偏摩耗量Sを、図5に示す様に、段差量βで、スリ
ット内側の偏摩耗指数(段差摩耗指数)Ks は摩耗断面
積として把握し、幅方向の長さαと深さ方向の長さβの
積の1/2で算定した上で、いずれも比較例1を100
として指数評価している。なお図5における符号は前記
実施例と同符号としている。
【0026】表1はその結果を示している。なお表1に
はトウアンドヒール摩耗の発生についても併記してい
る。
【0027】
【表1】
【0028】表1より明らかな様に、実施例のタイヤ
は、スリット外側、内側のいずれの領域においても偏摩
耗は発生していない。また横向きサイプの形成に伴うト
ウアンドヒール摩耗の発生も生じていない。これに対し
て、リブ端に本発明に係る小ブロックが形成されていな
い従来のタイヤ(比較例6)では、大きな偏摩耗が発生
している。また表1より、ジグザグ部のピッチPは縦溝
深さHとの比 P/Hで0.3〜1.0の範囲が好まし
いことが認められる。また表より、スリットの深さh及
びサイプの深さhは、縦溝深さHとの比h/H、h
/Hにおいて0.5〜1.0、好ましくは0.7〜1.
0であることが最適である。
【0029】図6はh/H=0.85とした場合の偏摩
耗指数Kとa/Hの関係を示す図である。同図よりa/
Hが0.6〜0.9の範囲では、偏摩耗指数K=0とな
り、偏摩耗が生じないことが認められる。また0.9を
越える部分で偏摩耗量が急激に増加していることがわか
る。
【0030】なお、この発明は上記の実施例に限定され
るものではない。例えば独立した小ブロックは、すべて
のリブの接地面側端域に形成することも出来る。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、この発明は、リブの端部溝
壁に、タイヤ周方向に向かって、隣接する縦溝深さHと
の比P/Hが0.3〜1.0となるピッチPで山部と谷
部を縦溝側に断面形状においてジグザグ状に繰り返すジ
グザグ部を形成し、さらに上記リブの接地面側端域に、
縦溝に沿ってタイヤ周方向に直線状に連続して延び、接
地時に容易に閉じ合わさる幅の薄いスリットを形成し、
当該スリットに、前記ジグザグ部の谷部に開口する横向
きサイプを、継目のない連続した状態で連結することに
より独立したジグザグ部の小ブロックを形成した空気入
りタイヤであるので、リブ端部にタイヤ幅方向の剪断力
によるすべりが生じ、周方向の摩擦係数が低下しても、
周方向すべり(摩擦)力に対する追従性が向上し、実質
的に路面との相対すべりをなくし、リブの接地面側端域
に発生する偏摩耗を有効に防止することができる。
【0032】また、リブの接地面側端域に形成したスリ
ットは、接地時に容易に閉じ合わさる程度の幅の薄いス
リットであるので、接地時、閉塞することから、一体リ
ブとして負荷に対し作用し、スリット内外での摩耗差も
生じることがない。
【0033】また、特に、縦溝深さをH、リブ中心から
スリット中心までの距離をaとし、a/Hを0.6〜
0.9としたタイヤとした場合は、偏摩耗の発生を著し
く防止することができる。
【0034】またスリットは、リブ踏面部への開口端か
らスリットの底部へ向かうほどリブ中心側に傾斜してい
ることにより、スリットとスリット、縦溝、ショルダー
接地端、副溝等で囲まれるリブの領域は、リブの踏面部
側に対し基部側の垂直負荷への剛性が弱まるので、負荷
時の溝壁面での膨らみは基部側に偏り、すなわち同じ負
荷に対するリブ表面のゴムの移動量が従来タイヤに対し
て少なくなるので、負荷エネルギーeは小さく、従って
周方向摩擦力を弱めることも少なく、周方向すべりもリ
ブ端で大きくすることがないので、偏摩耗、いわゆるリ
バーウェアーの発生が防止できるのである。
【0035】またリブの溝壁に、溝底側ほど幅が広くな
る切込みを多数設置してジグザグを形成した場合は、走
行時の摩耗にしたがって強いジグザグ形状が現出するの
で、湿潤路での制動性をも確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る空気入りタイヤの一実施例を示
す踏面部の概略パターン図である。
【図2】同要部拡大平面図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】同要部拡大断面図である。
【図5】耐偏摩耗試験のリブ断面を示す概略説明図であ
る。
【図6】偏摩耗指数Kとa/Hとの関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 縦溝 2 リブ 3 リブ 4 ショルダー接地端 5 溝壁 6 溝底 7 切込み 8 山部 9 谷部 10 ジグザグ部 11 スリット 12 横向きサイプ 13 小ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8408−3D B60C 11/06 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤ周方向に連続して連なる複数の縦溝
    と、その縦溝と縦溝及び縦溝とショルダー接地端に挟ま
    れ形成される連続或いは断続したリブを有する空気入り
    タイヤにおいて、上記リブの端部溝壁に、タイヤ周方向
    に向かって、隣接する縦溝深さHとの比P/Hが0.3
    〜1.0となるピッチPで山部と谷部を縦溝側に交互に
    繰り返すジグザグ部を形成し、更に上記リブの接地面側
    端域に、縦溝に沿ってタイヤ周方向に直線状に連続して
    延び、接地時に容易に閉じ合わさる幅の薄いスリットを
    形成し、当該スリットに前記ジグザグ部の谷部に開口す
    る横向きサイプを継目のない連続した状態で連結するこ
    とにより形成された、個々に独立した小ブロックを、前
    記リブのうちの少なくともショルダー接地端に最も近い
    リブの側端域に設けたことを特徴とする耐偏摩耗性のよ
    い空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】縦溝深さをH、リブ中心からスリット中心
    までの距離をaとすると、a/Hが0.6〜0.9であ
    る請求項1記載の耐偏摩耗性のよい空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】スリットはその踏面部への開口端からスリ
    ットの底部に向うほどリブ中心側に傾斜する方向をも
    ち、該スリットの深さh、サイプの深さhは、縦溝深
    さHとの比h/H、h/Hにおいて、それぞれ0.5
    〜1.0である請求項1又は2記載の耐偏摩耗性のよい
    空気入りタイヤ。
JP5334001A 1993-12-28 1993-12-28 耐偏摩耗性のよい空気入りタイヤ Withdrawn JPH07186624A (ja)

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JP (1) JPH07186624A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320539A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ

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JP2007320539A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ

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