JPH07188202A - (z)−7−デセン−4−オリド又は(e)−7−デセン−4−オリドの製造方法 - Google Patents
(z)−7−デセン−4−オリド又は(e)−7−デセン−4−オリドの製造方法Info
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- JPH07188202A JPH07188202A JP33270893A JP33270893A JPH07188202A JP H07188202 A JPH07188202 A JP H07188202A JP 33270893 A JP33270893 A JP 33270893A JP 33270893 A JP33270893 A JP 33270893A JP H07188202 A JPH07188202 A JP H07188202A
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 遷移金属塩の存在下、4−オキソ酪酸エステ
ルとグリニャール試薬を反応させることを特徴とする
(Z)−7−デセン−4−オリド又は(E)−7−デセ
ン−4−オリドの製造方法。 【効果】 入手容易な原料から、短い製造工程で、高収
率、高純度で香料組成物の調合素材として有用な(Z)
−7−デセン−4−オリドおよび(E)−7−デセン−
4−オリドが合成できる。
ルとグリニャール試薬を反応させることを特徴とする
(Z)−7−デセン−4−オリド又は(E)−7−デセ
ン−4−オリドの製造方法。 【効果】 入手容易な原料から、短い製造工程で、高収
率、高純度で香料組成物の調合素材として有用な(Z)
−7−デセン−4−オリドおよび(E)−7−デセン−
4−オリドが合成できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、(Z)−7−デセン−
4−オリド(γ−ジャスモラクトン)および、(E)−
7−デセン−4−オリドの新規な製造方法に関する。
4−オリド(γ−ジャスモラクトン)および、(E)−
7−デセン−4−オリドの新規な製造方法に関する。
【0002】(Z)−7−デセン−4−オリドはジャス
ミンあるいはペパーミント等の精油から見出だされ、ピ
ーチ様のフルーティ感と甘味のあるフローラル感を有す
ることが知られ、香料化合物として有用である。
ミンあるいはペパーミント等の精油から見出だされ、ピ
ーチ様のフルーティ感と甘味のあるフローラル感を有す
ることが知られ、香料化合物として有用である。
【0003】また、(E)−7−デセン−4−オリド
は、本発明者らによって新たに合成された文献に未記載
の新規化合物であるが、特徴あるミルク様、バター様、
フルーツ様、ジャスミン様香気特性を有し、香料の調合
素材として有用である。
は、本発明者らによって新たに合成された文献に未記載
の新規化合物であるが、特徴あるミルク様、バター様、
フルーツ様、ジャスミン様香気特性を有し、香料の調合
素材として有用である。
【0004】
【従来の技術】従来、(Z)−7−デセン−4−オリド
については多くの製造法が提案されている。
については多くの製造法が提案されている。
【0005】例えば、(A)アクリルアルデヒドジエチ
ルアセタールと(Z)−4−ヘプテナールとのラジカル
付加反応を経て、水素化ホウ素ナトリウムによる還元、
クロム酸酸化による製造法(特開昭63−119480
号公報)、(B)コハク酸エステル又は、コハク酸無水
物と(Z)−3−ヘキセニルマグネシウムハライドとの
グリニャール反応生成物を還元し、引き続き酸により環
化する製造法(特開平2−282376号公報)、
(C)3−シアノプロピオンアルデヒドと(Z)−3−
ヘキセニルマグネシウムブロミドとのグリニャール反応
生成物をアルカリ加水分解し、引き続き酸により環化す
る製造法(特開平2−59563号公報)、(4)4−
オキソ酪酸メチルと(Z)−3−ヘキセニルマグネシウ
ムブロミドとのグリニャール反応による製造法(油化
学、33、628(1984))がある。
ルアセタールと(Z)−4−ヘプテナールとのラジカル
付加反応を経て、水素化ホウ素ナトリウムによる還元、
クロム酸酸化による製造法(特開昭63−119480
号公報)、(B)コハク酸エステル又は、コハク酸無水
物と(Z)−3−ヘキセニルマグネシウムハライドとの
グリニャール反応生成物を還元し、引き続き酸により環
化する製造法(特開平2−282376号公報)、
(C)3−シアノプロピオンアルデヒドと(Z)−3−
ヘキセニルマグネシウムブロミドとのグリニャール反応
生成物をアルカリ加水分解し、引き続き酸により環化す
る製造法(特開平2−59563号公報)、(4)4−
オキソ酪酸メチルと(Z)−3−ヘキセニルマグネシウ
ムブロミドとのグリニャール反応による製造法(油化
学、33、628(1984))がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案された方法は工業的に実施するためには各々解決すべ
き課題がある。
案された方法は工業的に実施するためには各々解決すべ
き課題がある。
【0007】(A)の方法はラジカル付加反応の収率が
満足できるものではなく、さらに反応工程に毒性のある
クロム酸を使用するために安全衛生上問題がある。
満足できるものではなく、さらに反応工程に毒性のある
クロム酸を使用するために安全衛生上問題がある。
【0008】(B)の方法はグリニャール試薬に対し大
過剰(10倍モル)のコハク酸エステル又は、コハク酸
無水物を必要とするため経済上の問題があり、さらに収
率の点でも満足できるものではない。
過剰(10倍モル)のコハク酸エステル又は、コハク酸
無水物を必要とするため経済上の問題があり、さらに収
率の点でも満足できるものではない。
【0009】(C)の方法は原料の3−シアノプロピオ
ンアルデヒドの安定性に問題があり、取扱いが難しく、
また、グリニャール反応の副生物が多く精製は容易では
ない。
ンアルデヒドの安定性に問題があり、取扱いが難しく、
また、グリニャール反応の副生物が多く精製は容易では
ない。
【0010】(D)の方法は、本発明者らが追試したと
ころ、グリニャール反応の収率は文献記載の値を大きく
下回り、目的物と性質の似通った副生物が多く精製は困
難であった。
ころ、グリニャール反応の収率は文献記載の値を大きく
下回り、目的物と性質の似通った副生物が多く精製は困
難であった。
【0011】本発明は、上記した事情に鑑み、工業的に
有利に実施でき、かつ高収率で高純度の(Z)−又は
(E)−7−デセン−4−オリドの製造方法の開発を目
的としている。
有利に実施でき、かつ高収率で高純度の(Z)−又は
(E)−7−デセン−4−オリドの製造方法の開発を目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
を達成するため、鋭意検討した結果、遷移金属塩の存在
下に4−オキソ酪酸エステルとグリニャール試薬を反応
させることにより精製の妨げとなる2,5−ビス(3−
ヘキセニル)−2,3−ジヒドロフラン等の副生物の生
成を抑え、高収率、高純度で(Z)−および(E)−7
−デセン−4−オリドが製造できることを見出だし本発
明を完成した。
を達成するため、鋭意検討した結果、遷移金属塩の存在
下に4−オキソ酪酸エステルとグリニャール試薬を反応
させることにより精製の妨げとなる2,5−ビス(3−
ヘキセニル)−2,3−ジヒドロフラン等の副生物の生
成を抑え、高収率、高純度で(Z)−および(E)−7
−デセン−4−オリドが製造できることを見出だし本発
明を完成した。
【0013】すなわち、本発明は遷移金属塩の存在下、
下記式(1)
下記式(1)
【化4】 (式中、RはC1 〜C4 のアルキル基を示す。)で表さ
れる4−オキソ酪酸エステルとグリニャール試薬を反応
させることを特徴とする下記式(2)
れる4−オキソ酪酸エステルとグリニャール試薬を反応
させることを特徴とする下記式(2)
【化5】 で表される(Z)−7−デセン−4−オリド又は下記式
(3)
(3)
【化6】 で表される(E)−7−デセン−4−オリドの製造方法
である。
である。
【0014】本発明の製造法を反応式で示すと以下の
(I)または(II)のように表すことができる。
(I)または(II)のように表すことができる。
【0015】
【化7】 (式中、RはC1 〜C4 のアルキル基を、Xはハロゲン
原子を示す。) 上記反応式にしたがって、本発明の合成法を以下に詳細
に述べる。
原子を示す。) 上記反応式にしたがって、本発明の合成法を以下に詳細
に述べる。
【0016】本発明の出発原料であるグリニャール試薬
は式(4)又は(5)で表される。
は式(4)又は(5)で表される。
【化8】
【化9】 これらは(Z)−3−ヘキセン−1−オール(青葉アル
コール)又は(E)−3−ヘキセン−1−オールから誘
導できる(Z)−3−ヘキセニルハライド又は(E)−
3−ヘキセニルハライドを有機溶媒中、金属マグネシウ
ムで処理することにより容易に調製できる。ハライドと
しては塩化物、臭化物、ヨウ化物が使用できるが、特に
塩化物、臭化物が良い。
コール)又は(E)−3−ヘキセン−1−オールから誘
導できる(Z)−3−ヘキセニルハライド又は(E)−
3−ヘキセニルハライドを有機溶媒中、金属マグネシウ
ムで処理することにより容易に調製できる。ハライドと
しては塩化物、臭化物、ヨウ化物が使用できるが、特に
塩化物、臭化物が良い。
【0017】また上記式(1)で示される4−オキソ酪
酸エステルの製造法は特に限定されないが、入手容易な
4,4−ジメトキシブチロニトリルからアルカリ加水分
解−アルコール/酸によるエステル化−アセタールの加
水分解により調製できる。4−オキソ酪酸エステルの具
体例としては、メチルエステル、エチルエステル、n−
プロピルエステル、イソプロピルエステル、n−ブチル
エステル、イソブチルエステル、sec−ブチルエステ
ルなどを挙げることができる。中でも、メチルエステ
ル、エチルエステルが良い。4−オキソ酪酸エステルの
使用量はグリニャール試薬に対し、0.8当量以上であ
れば制限はないが、経済性の面からは、0.9〜1.1
当量が特に好ましい。
酸エステルの製造法は特に限定されないが、入手容易な
4,4−ジメトキシブチロニトリルからアルカリ加水分
解−アルコール/酸によるエステル化−アセタールの加
水分解により調製できる。4−オキソ酪酸エステルの具
体例としては、メチルエステル、エチルエステル、n−
プロピルエステル、イソプロピルエステル、n−ブチル
エステル、イソブチルエステル、sec−ブチルエステ
ルなどを挙げることができる。中でも、メチルエステ
ル、エチルエステルが良い。4−オキソ酪酸エステルの
使用量はグリニャール試薬に対し、0.8当量以上であ
れば制限はないが、経済性の面からは、0.9〜1.1
当量が特に好ましい。
【0018】本反応に使用される遷移金属塩としてはマ
ンガン、銅、鉄から選ばれた塩が特に効果を発揮する。
塩は複塩でも良く、塩の価数はマンガンは2価又は3価
のものが、銅は1価又は2価のものが、鉄は2価又は3
価のものが使用できる。遷移金属塩の具体例としては、
塩化マンガン(II)、臭化マンガン(II)、ヨウ化
マンガン(II)、ぎ酸マンガン(II)、酢酸マンガ
ン(II)、シュウ酸マンガン(II)、マンガン(I
I又はIII)アセチルアセトナート、四塩化マンガン
(II)二リチウム、塩化銅(I又はII)、臭化銅
(I又はII)、ヨウ化銅(I又はII)、シアン化銅
(I又はII)、ぎ酸銅(II)、酢酸銅(II)、シ
ュウ酸銅(II)、銅(II)アセチルアセトナート、
四塩化銅(I)二リチウム、塩化鉄(II又はII
I)、臭化鉄(II又はIII)、ヨウ化鉄(II又は
III)、フマル酸鉄(II)、鉄(III)アセチル
アセトナート、四塩化鉄(II)二リチウム等を挙げる
ことができる。これらの金属塩の使用量はグリニャール
試薬に対し0.001当量以上であれば制限はないが、
経済性、後処理の容易さを考慮すると0.01〜0.2
当量が好ましく、さらに、0.03〜0.1当量が最も
好ましい。金属塩の使用量が1当量以下の場合には、反
応は金属塩と4−オキソ酪酸エステルの混合物中にグリ
ニャール試薬を添加する方法で実施することが好まし
い。
ンガン、銅、鉄から選ばれた塩が特に効果を発揮する。
塩は複塩でも良く、塩の価数はマンガンは2価又は3価
のものが、銅は1価又は2価のものが、鉄は2価又は3
価のものが使用できる。遷移金属塩の具体例としては、
塩化マンガン(II)、臭化マンガン(II)、ヨウ化
マンガン(II)、ぎ酸マンガン(II)、酢酸マンガ
ン(II)、シュウ酸マンガン(II)、マンガン(I
I又はIII)アセチルアセトナート、四塩化マンガン
(II)二リチウム、塩化銅(I又はII)、臭化銅
(I又はII)、ヨウ化銅(I又はII)、シアン化銅
(I又はII)、ぎ酸銅(II)、酢酸銅(II)、シ
ュウ酸銅(II)、銅(II)アセチルアセトナート、
四塩化銅(I)二リチウム、塩化鉄(II又はII
I)、臭化鉄(II又はIII)、ヨウ化鉄(II又は
III)、フマル酸鉄(II)、鉄(III)アセチル
アセトナート、四塩化鉄(II)二リチウム等を挙げる
ことができる。これらの金属塩の使用量はグリニャール
試薬に対し0.001当量以上であれば制限はないが、
経済性、後処理の容易さを考慮すると0.01〜0.2
当量が好ましく、さらに、0.03〜0.1当量が最も
好ましい。金属塩の使用量が1当量以下の場合には、反
応は金属塩と4−オキソ酪酸エステルの混合物中にグリ
ニャール試薬を添加する方法で実施することが好まし
い。
【0019】グリニャール試薬を添加する場合の添加方
法は間欠的でも連続的でも良いが、連続的に添加する方
がより好ましい。添加時間は通常0.1〜5時間、より
好ましくは0.5〜1時間である。グリニャール試薬を
添加する場合は、反応の温度は−20℃〜50℃が好ま
しく、さらに、0℃〜10℃がより好ましい。
法は間欠的でも連続的でも良いが、連続的に添加する方
がより好ましい。添加時間は通常0.1〜5時間、より
好ましくは0.5〜1時間である。グリニャール試薬を
添加する場合は、反応の温度は−20℃〜50℃が好ま
しく、さらに、0℃〜10℃がより好ましい。
【0020】本反応に使用する溶媒の種類としてはグリ
ニャール反応に一般に使用されるジメチルエーテル、ジ
エチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジメトキシエタ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等を挙げることが
できるが、特にジエチルエーテル、テトラヒドロフラン
が好ましい。これらの溶媒の使用量には特別な制約はな
く、例えば、グリニャール試薬に対し5〜50重量倍程
度を例示できる。
ニャール反応に一般に使用されるジメチルエーテル、ジ
エチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジメトキシエタ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等を挙げることが
できるが、特にジエチルエーテル、テトラヒドロフラン
が好ましい。これらの溶媒の使用量には特別な制約はな
く、例えば、グリニャール試薬に対し5〜50重量倍程
度を例示できる。
【0021】反応終了後は常法に従って、抽出、洗浄、
乾燥、濃縮、必要により蒸溜による精製を行うことによ
り、(Z)−又は(E)−7−デセン−4−オリドを高
収率、高純度で得ることができる。
乾燥、濃縮、必要により蒸溜による精製を行うことによ
り、(Z)−又は(E)−7−デセン−4−オリドを高
収率、高純度で得ることができる。
【0022】
【実施例】以下本発明について、実施例および比較例を
挙げて説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
挙げて説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0023】実施例1 500ml四ツ口フラスコに無水二塩化マンガン1.0
6g(8.4mmol)と塩化リチウム0.71g(1
6.8mmmol)(四塩化マンガン二リチウム8.4
mmol)を添加し、窒素置換後、テトラヒドロフラン
120mlと4−オキソ酪酸メチルエステル9.84g
(83.5mmol)を加えた。反応容器を氷冷し、
(Z)−3−ヘキセニルマグネシウムブロミドのテトラ
ヒドロフラン溶液(0.70mol/l)119ml
(83.5mmol)を反応温度を5℃付近に保ちなが
ら45分間で滴下した。氷冷下3時間撹拌後、飽和塩化
アンモニウム水溶液70mlを加えた。有機相を分離
後、水相をエーテルにて2回抽出した。有機相を合わ
せ、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、濃縮し、油状物質13.88gを得た。p−クロ
ロ安息香酸メチルエステルを内標としてガスクロマトグ
ラフィーにより分析したところ、(Z)−7−デセン−
4−オリドの収率は83.5%であった。また、2,5
−ビス(3−ヘキセニル)−2、3−ジヒドロフランが
0.3%含まれていた。
6g(8.4mmol)と塩化リチウム0.71g(1
6.8mmmol)(四塩化マンガン二リチウム8.4
mmol)を添加し、窒素置換後、テトラヒドロフラン
120mlと4−オキソ酪酸メチルエステル9.84g
(83.5mmol)を加えた。反応容器を氷冷し、
(Z)−3−ヘキセニルマグネシウムブロミドのテトラ
ヒドロフラン溶液(0.70mol/l)119ml
(83.5mmol)を反応温度を5℃付近に保ちなが
ら45分間で滴下した。氷冷下3時間撹拌後、飽和塩化
アンモニウム水溶液70mlを加えた。有機相を分離
後、水相をエーテルにて2回抽出した。有機相を合わ
せ、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、濃縮し、油状物質13.88gを得た。p−クロ
ロ安息香酸メチルエステルを内標としてガスクロマトグ
ラフィーにより分析したところ、(Z)−7−デセン−
4−オリドの収率は83.5%であった。また、2,5
−ビス(3−ヘキセニル)−2、3−ジヒドロフランが
0.3%含まれていた。
【0024】実施例2 四塩化マンガン二リチウムの代わりに四塩化銅二リチウ
ム8.4mmolを用いた以外は実施例1と同様の操作
を行った。(Z)−7−デセン−4−オリドの収率は7
9.7%であった。また、2,5−ビス(3−ヘキセニ
ル)−2,3−ジヒドロフランが0.1%含まれてい
た。
ム8.4mmolを用いた以外は実施例1と同様の操作
を行った。(Z)−7−デセン−4−オリドの収率は7
9.7%であった。また、2,5−ビス(3−ヘキセニ
ル)−2,3−ジヒドロフランが0.1%含まれてい
た。
【0025】実施例3 四塩化マンガン二リチウムの代わりに塩化第二鉄8.4
mmolを用いた以外は実施例1と同様の操作を行っ
た。(Z)−7−デセン−4−オリドの収率は86.9
%であった。また、2,5−ビス(3−ヘキセニル)−
2、3−ジヒドロフランが0.2%含まれていた。
mmolを用いた以外は実施例1と同様の操作を行っ
た。(Z)−7−デセン−4−オリドの収率は86.9
%であった。また、2,5−ビス(3−ヘキセニル)−
2、3−ジヒドロフランが0.2%含まれていた。
【0026】実施例4 四塩化マンガン二リチウムの代わりに塩化第一鉄8.4
mmolを用いた以外は実施例1と同様の操作を行っ
た。(Z)−7−デセン−4−オリドの収率は79.0
%であった。また、2,5−ビス(3−ヘキセニル)−
2、3−ジヒドロフランが0.2%含まれていた。結果
をまとめて表1に示す。
mmolを用いた以外は実施例1と同様の操作を行っ
た。(Z)−7−デセン−4−オリドの収率は79.0
%であった。また、2,5−ビス(3−ヘキセニル)−
2、3−ジヒドロフランが0.2%含まれていた。結果
をまとめて表1に示す。
【0027】
【表1】 比較例1 文献(油化学、33、628(1984))の処方に従
って、遷移金属塩を添加せず、4−オキソ酪酸メチルエ
ステルのテトラヒドロフラン溶液を(Z)−3−ヘキセ
ニルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液に
反応温度を5℃付近に保ちながら45分間で滴下した。
実施例1と同様の後処理の後、分析したところ、(Z)
−7−デセン−4−オリドの収率は14.9%であっ
た。また、2,5−ビス(3−ヘキセニル)−2、3−
ジヒドロフランが7.9%含まれていた。
って、遷移金属塩を添加せず、4−オキソ酪酸メチルエ
ステルのテトラヒドロフラン溶液を(Z)−3−ヘキセ
ニルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液に
反応温度を5℃付近に保ちながら45分間で滴下した。
実施例1と同様の後処理の後、分析したところ、(Z)
−7−デセン−4−オリドの収率は14.9%であっ
た。また、2,5−ビス(3−ヘキセニル)−2、3−
ジヒドロフランが7.9%含まれていた。
【0028】比較例2 四塩化マンガン二リチウムを添加せず実施例1と同様の
操作を行った。(Z)−7−デセン−4−オリドの収率
は74.8%であった。また、2,5−ビス(3−ヘキ
セニル)−2、3−ジヒドロフランが2.5%含まれて
いた。
操作を行った。(Z)−7−デセン−4−オリドの収率
は74.8%であった。また、2,5−ビス(3−ヘキ
セニル)−2、3−ジヒドロフランが2.5%含まれて
いた。
【0029】実施例5 300ml四ツ口フラスコに無水二塩化マンガン667
mg(5.3mmol)と塩化リチウム449mg(1
0.6mmmol)(四塩化マンガン二リチウム5.3
mmol)を添加し、窒素置換後、テトラヒドロフラン
60mlと4−オキソ酪酸メチルエステル6.11g
(52.6mmol)を加えた。反応容器を氷冷し、
(E)−3−ヘキセニルマグネシウムブロミドのテトラ
ヒドロフラン溶液(0.95mol/l)55ml(5
2mmol)を反応温度を5℃付近に保ちながら30分
間で滴下した。氷冷下2時間撹拌後、飽和塩化アンモニ
ウム水溶液50mlを加えた。有機相を分離後、水相を
エーテルにて2回抽出した。有機相を合わせ、水、飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮
し、油状物質8.43gを得た。p−クロロ安息香酸メ
チルエステルを内標としてガスクロマトグラフィーによ
り分析したところ、(E)−7−デセン−4−オリドの
収率は81.5%であった。また、2,5−ビス(3−
ヘキセニル)−2、3−ジヒドロフランが0.2%含ま
れていた。
mg(5.3mmol)と塩化リチウム449mg(1
0.6mmmol)(四塩化マンガン二リチウム5.3
mmol)を添加し、窒素置換後、テトラヒドロフラン
60mlと4−オキソ酪酸メチルエステル6.11g
(52.6mmol)を加えた。反応容器を氷冷し、
(E)−3−ヘキセニルマグネシウムブロミドのテトラ
ヒドロフラン溶液(0.95mol/l)55ml(5
2mmol)を反応温度を5℃付近に保ちながら30分
間で滴下した。氷冷下2時間撹拌後、飽和塩化アンモニ
ウム水溶液50mlを加えた。有機相を分離後、水相を
エーテルにて2回抽出した。有機相を合わせ、水、飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮
し、油状物質8.43gを得た。p−クロロ安息香酸メ
チルエステルを内標としてガスクロマトグラフィーによ
り分析したところ、(E)−7−デセン−4−オリドの
収率は81.5%であった。また、2,5−ビス(3−
ヘキセニル)−2、3−ジヒドロフランが0.2%含ま
れていた。
【0030】
【発明の効果】本発明の方法によれば入手容易な原料か
ら、短い製造工程で、高収率、高純度で香料組成物の調
合素材として有用な(Z)−7−デセン−4−オリド
(γ−ジャスモラクトン)および、(E)−7−デセン
−4−オリドが合成できる。
ら、短い製造工程で、高収率、高純度で香料組成物の調
合素材として有用な(Z)−7−デセン−4−オリド
(γ−ジャスモラクトン)および、(E)−7−デセン
−4−オリドが合成できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 遷移金属塩の存在下、下記式(1) 【化1】 (式中、RはC1 〜C4 のアルキル基を示す。)で表さ
れる4−オキソ酪酸エステルとグリニャール試薬を反応
させることを特徴とする下記式(2) 【化2】 で表される(Z)−7−デセン−4−オリド又は下記式
(3) 【化3】 で表される(E)−7−デセン−4−オリドの製造方
法。 - 【請求項2】 遷移金属塩がマンガン、銅、鉄から選ば
れた金属の塩である請求項1記載の(Z)−7−デセン
−4−オリド又は(E)−7−デセン−4−オリドの製
造方法。 - 【請求項3】 グリニャール試薬が(Z)−3−ヘキセ
ニルマグネシウムハライドである請求項1記載の(Z)
−7−デセン−4−オリドの製造方法。 - 【請求項4】 グリニャール試薬が(E)−3−ヘキセ
ニルマグネシウムハライドである請求項1記載の(E)
−7−デセン−4−オリドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33270893A JPH07188202A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | (z)−7−デセン−4−オリド又は(e)−7−デセン−4−オリドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33270893A JPH07188202A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | (z)−7−デセン−4−オリド又は(e)−7−デセン−4−オリドの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07188202A true JPH07188202A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18257982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33270893A Pending JPH07188202A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | (z)−7−デセン−4−オリド又は(e)−7−デセン−4−オリドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07188202A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004043942A1 (ja) * | 2002-11-14 | 2004-05-27 | Hokko Chemical Industry Co., Ltd. | γ-ジャスモラクトンの製造方法 |
| CN100430346C (zh) * | 2006-03-20 | 2008-11-05 | 兰州大学 | 酸酐或酯选择性烷基化反应 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33270893A patent/JPH07188202A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004043942A1 (ja) * | 2002-11-14 | 2004-05-27 | Hokko Chemical Industry Co., Ltd. | γ-ジャスモラクトンの製造方法 |
| CN100430346C (zh) * | 2006-03-20 | 2008-11-05 | 兰州大学 | 酸酐或酯选择性烷基化反应 |
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