JPH07188529A - ポリアルキレンテレフタレート射出成形コンパウンド - Google Patents

ポリアルキレンテレフタレート射出成形コンパウンド

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JPH07188529A
JPH07188529A JP6302688A JP30268894A JPH07188529A JP H07188529 A JPH07188529 A JP H07188529A JP 6302688 A JP6302688 A JP 6302688A JP 30268894 A JP30268894 A JP 30268894A JP H07188529 A JPH07188529 A JP H07188529A
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JP
Japan
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polyalkylene terephthalate
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polyalkylene
reinforced
molding compound
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JP6302688A
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English (en)
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Bahman Dr Sarabi
バーマン・ザラビ
Karsten-Josef Idel
カルステン−ヨゼフ・イデル
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Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00—Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02—Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 A:92〜99.9重量%のポリアルキレン
テレフタレート、B:0.1〜8重量%のポリオレフィ
ン、C:(成分A+Bの和を基にして)10〜60重量
%のガラス繊維及び/又は充填剤、並びに、必要に応じ
て、付加的な防炎剤及び必要に応じて三酸化アンチモン
の熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート成形コンパウ
ンド。 【効果】 本発明による成形コンパウンドは、ガラス繊
維強化された及び/又は充填剤強化されたポリアルキレ
ンテレフタレートを凌ぐ抗トラッキング性に関する際立
った改善を代表するが、なおそれらの望ましい機械的及
び熱的特性を有する。従って、それらは、電気産業にお
ける電圧保持部品の支持体の製造のために特に適切であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、電圧保持部品(voltage
−carrying parts)のための支持体の製
造のための高い抗トラッキング性を有する、ガラス繊維
で強化された及び/又は鉱物で強化されたポリアルキレ
ンテレフタレート成形コンパウンドに関する。
【0002】熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート成
形コンパウンド、例えばポリブチレンテレフタレート
(PBT)又はポリエチレンテレフタレート(PET)
は、多数の有利な特性、例えば高い剛性、高い耐溶媒性
及び良好な加工性によって区別される。加えて、熱可塑
性ポリアルキレンテレフタレート成形コンパウンドは、
なかんずくそれらがガラス繊維及び/又は充填剤によっ
て強化されている時に、高い耐熱性を示す。この理由の
ために、それらは、しばしば、機械建設において、自動
車産業においてそして電気及び電子産業においてガラス
繊維で強化された及び/又は充填剤で強化された熱可塑
性成形コンパウンドとして使用される。
【0003】しかしながら、電気産業における電圧保持
部品のための支持体の製造のための、例えば電気スイッ
チ及びスイッチ素子及びまた電気プラグ接続の製造のた
めのそれらの適合性は、それらの低い抗トラッキング性
(tracking resistance)によって
限られている。
【0004】成形コンパウンドの抗トラッキング性は、
成形品の表面が汚された時に、成形コンパウンドの成形
品の表面の上に装着されているそしてそれらの間に電気
直流電圧がかけられる2つの電極の間に、電気的に伝導
性のトラックを形成するその傾向の尺度である。IEC
112によれば、抗トラッキング性は比較トラッキング
指数(CTI)としてそして、VDE0303/1によ
れば、100滴の1%塩化アンモニウム溶液の付与の後
で、電気的に伝導性のグラファイトのトラック- これは
短絡を導くであろう - がそれらの上に装着された電極
の間のテスト標本の表面において形成されない最大電圧
として測定される。
【0005】これらのような伝導性トラックの形成及び
短絡の生成する可能性が、それらが発火するような電圧
保持部品の支持体の厳しい加熱を導く可能性があるの
で、電圧保持部品の支持体の製造のためには安全の理由
で成形コンパウンドの高い抗トラッキング性が必要とさ
れる。
【0006】脂肪族熱可塑性プラスチックは一般に高い
抗トラッキング性によって特徴付けられ、一方芳香族熱
可塑性プラスチックは低い抗トラッキング性によって特
徴付けられる。しかしながら、芳香族熱可塑性プラスチ
ックはなべて脂肪族熱可塑性プラスチックよりも高い耐
熱性を有しそして防炎化するのがより容易であるので、
それらは、それらのより低い抗トラッキング性にも拘わ
らず電圧保持部品の支持体の製造のためには脂肪族熱可
塑性プラスチックよりもしばしば好まれる。しかしなが
ら、それらの抗トラッキング性は、それらから作られる
部品の操作における安全性を改善するために増されなけ
ればならない。
【0007】芳香族熱可塑性プラスチックとして分類さ
れるポリアルキレンテレフタレートは強化されていない
形では十分に高い抗トラッキング性を示すけれども、そ
れらがガラス繊維及び/又は充填剤によって強化されて
いる時にはこれは当てはまらない。従って、ガラス繊維
強化された及び/又は充填剤強化されたポリアルキレン
テレフタレートの抗トラッキング性を増す必要性が存在
する。
【0008】従って、本発明によって扱われた問題は、
この種類の材料に特徴的な有利な特性を有するが、また
増加された抗トラッキング性をも有するガラス繊維強化
された及び/又は充填剤強化された熱可塑性ポリアルキ
レンテレフタレートを開発することであった。
【0009】本発明によって扱われたもう一つの問題
は、増加された抗トラッキング性を有する防炎性のガラ
ス繊維強化された及び/又は充填剤強化されたポリアル
キレンテレフタレート成形コンパウンドを開発すること
であった。何故ならば、防炎性でかつまた抗トラッキン
グ性である成形コンパウンドは、それらから作られた電
圧保持部品の支持体に対して操作における特に高度な安
全性を提供するからである。
【0010】本発明によれば、上で述べた問題の解決策
は、ガラス繊維及び/又は充填剤及び必要に応じて防炎
剤と組み合わせて、ポリアルキレンテレフタレートを基
にして0.1〜10重量%そして好ましくは0.1〜5
重量%の濃度でポリオレフィンをポリアルキレンテレフ
タレート中に組み入れることで特徴付けられる。
【0011】従って、本発明は、ガラス繊維強化された
及び/又は充填剤強化された熱可塑性ポリアルキレンテ
レフタレート成形コンパウンドに、そしてポリアルキレ
ンテレフタレート成形コンパウンド中のポリオレフィン
の使用に関し、そしてこの成形コンパウンドは、以下の
成分: A:92〜99.9重量%、好ましくは95〜99.9
重量%そして更に好ましくは96〜99.5重量%のポ
リアルキレンテレフタレート、B:0.1〜8重量%、
好ましくは0.1〜5重量%そして更に好ましくは0.
5〜4重量%のポリオレフィン、並びにC:(成分Aと
Bの和を基にして)10〜60重量%そして好ましくは
10〜50重量%のガラス繊維及び/又は充填剤、並び
に、必要に応じて防炎剤を含む。
【0012】ポリアルキレンテレフタレートとポリオレ
フィンの混合物の熱可塑性成形コンパウンドは知られて
いる。このような成形コンパウンドの例は、ポリエチレ
ンテレフタレート又はポリブチレンテレフタレート及び
ポリプロピレン又はエチレン/プロピレンコポリマーの
混合物である。しかしながら、これらの混合物の成分は
お互いに非相溶性であり、その結果これらの混合物から
製造された成形品は多数の欠点を有する。かくして、成
形品の表面は不均一かつはげ落ちやすく、一方成形品そ
れ自体は脆くそして少しの変形下でさえ壊れる。最後
に、それらの機械的特性は貧しい。ガラス繊維強化され
た及び/又は充填剤強化されたポリアルキレンテレフタ
レート/ポリオレフィン混合物は、同じ欠点に見舞わ
れ、そしてその程度が増加する。加えて、成分の重量比
が1:1の比に近くなればなるほど、これらの欠点はそ
れだけ顕著である。
【0013】これらの理由のために、ポリアルキレンテ
レフタレートとポリオレフィンの混合物は、高性能成形
品のためには使用することができない。
【0014】しかしながら、ポリアルキレンテレフタレ
ートとポリオレフィンとの相溶性を改善し、そしてそれ
故工業的規模での使用に適した熱可塑性成形コンパウン
ドを得るやり方が存在する。これは、以下の手段によっ
て行うことができる: a:付加的な成分として相溶化剤として機能するエチレ
ン又はプロピレンのエポキシ官能コポリマー、例えばエ
チレン/グリシジルメタクリレートコポリマーの、必要
に応じてビスオキサゾリン化合物と組み合わせた、組み
入れ(EP 0406 010 A1)。
【0015】b:更なる成分としてポリアルキレンテレ
フタレートとエポキシ官能のオレフィンコポリマーとの
反応生成物の組み入れ。これらの反応生成物はまたポリ
アルキレンテレフタレートのポリオレフィンとの相溶性
を増す(EP 0 443736 A2)。
【0016】c:無極性ポリオレフィンの代わりの小量
の極性基を含むポリオレフィンの使用。極性基によって
改質されたこれらもののようなポリオレフィンは、例え
ば、不飽和モノ−又はジカルボン酸のエステル又は無水
物、例えばアクリル酸エステル又は無水マレイン酸がそ
の上にグラフトされたポリオレフィンで良い(EP0
336 320 A2)。
【0017】ポリアルキレンテレフタレート及び10〜
50重量%のポリオレフィンからこの方法によって製造
された熱可塑性成形コンパウンドは、それらがそれらの
成分の正の特性を組み合わせているので、種々の応用の
ために使用される。ポリアルキレンテレフタレートとエ
チレン/プロピレンコポリマー(EPMゴム)又はエチ
レン/プロピレン/ジエンコポリマー(EPDMゴム)
との混合物は、それらがポリアルキレンテレフタレート
の靭性を顕著に増すので、特に頻繁に使用される。加え
て、これらのもののような混合物は均一であり、それら
がガラス繊維によって強化される時に望ましい機械的特
性及び高い耐熱性レベルを示す。
【0018】ポリアルキレンテレフタレートとポリオレ
フィンの均一な混合物はしばらくの間知られてきたけれ
ども、ポリオレフィンが、非常に低い濃度においてさ
え、ガラス繊維強化された及び/又は充填剤強化された
ポリアルキレンテレフタレートの抗トラッキング性を大
幅に増すであろうことは以前に知られていなかったし、
また予見できなかった。通常付加的に使用される防炎剤
は抗トラッキング性を減らすので、防炎性のガラス繊維
強化された及び/又は充填剤強化されたポリアルキレン
テレフタレートに関してもこれが当てはまるはずである
ことが見い出されたことは特に予想できずそして驚くべ
きことであった。
【0019】ガラス繊維強化された及び/又は充填剤強
化されたポリアルキレンテレフタレートの抗トラッキン
グ性は、好ましくは、極性基によって改質されていない
ポリオレフィンによってそして上で述べた相溶化剤の非
存在下で増加される。ポリアルキレンテレフタレートと
ポリオレフィンとの上で述べた非相溶性にも拘わらず、
本発明による成形コンパウンドの機械的及び熱的特性
は、純粋なガラス繊維強化された及び/又は充填剤強化
されたポリアルキレンテレフタレートの機械的及び熱的
特性に対して殆ど何ら変化を示さない。
【0020】従って、本発明による成形コンパウンド
は、ガラス繊維強化された及び/又は充填剤強化された
ポリアルキレンテレフタレートを凌ぐ抗トラッキング性
に関する際立った改善を代表するが、なおそれらの望ま
しい機械的及び熱的特性を有する。従って、それらは、
電気産業における電圧保持部品の支持体の製造のために
特に適切である。
【0021】上で述べた相溶化剤の一つの存在下で極性
基を含むポリオレフィンによって又は無極性ポリオレフ
ィンによってガラス繊維強化された及び/又は鉱物強化
されたポリアルキレンテレフタレートの抗トラッキング
性を増すこともまた勿論可能である。
【0022】本発明の明細書におけるポリアルキレンテ
レフタレートは、芳香族ジカルボン酸又はそれらの反応
性誘導体、例えばジメチルエステル又は無水物と、脂肪
族、脂環式又は芳香脂肪族ジオール又はこれらのジオー
ルの混合物との反応生成物である。好ましいポリアルキ
レンテレフタレートは、テレフタル酸(又はそれらの反
応性誘導体)と2〜10の炭素原子を含む脂肪族又は脂
環式ジオールから既知の方法によって製造することがで
きる(Kunststoff−Handbuch、VI
II巻、695頁以降、Carl−Hanser−Ve
rlag,Muenchen 1993)。
【0023】好ましいポリアルキレンテレフタレート
は、ジカルボン酸成分を基にして少なくとも80モル%
そして好ましくは90モル%のテレフタル酸単位、並び
にジオール成分を基にして少なくとも80モル%そして
好ましくは少なくとも90モル%のエチレングリコール
及び/又はブタン−1,4−ジオール単位を含む。
【0024】テレフタル酸単位に加えて、好ましいポリ
アルキレンテレフタレートは、4〜12の炭素原子を含
むその他の芳香族ジカルボン酸の20モル%までの単
位、例えばフタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,
6−ジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン
酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン
酸、シクロヘキサン二酢酸の単位を含んで良い。エチレ
ングリコール又はブタン−1,4−ジオール単位に加え
て、好ましいポリアルキレンテレフタレートは、3〜1
2の炭素原子を含むその他の脂肪族ジオール又は6〜2
1の炭素原子を含む脂環式ジオール、例えばプロパン−
1,3−ジオール、2−エチルプロパン−1,3−ジオ
ール、ネオペンチルグリコール、ペンタン−1,5−ジ
オール、ヘキサン−1,5−ジオール、シクロヘキサン
−1,4−ジメタノール、3−メチルペンタン−2,4
−ジオール、2−メチルペンタン−2,4−ジオール、
2−メチルペンタン−2,4−ジオール、2,2,4−
トリメチルペンタン−1,3−及び−1,6−ジオー
ル、2−エチルヘキサン−1,3−ジオール、2,2−
ジエチルプロパン−1,3−ジオール、ヘキサン−2,
5−ジオール、1,3−ジ−(β−ヒドロキシエトキ
シ)−ベンゼン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシシク
ロヘキシル)−プロパン、2,4−ジヒドロキシ1,
1,3,3−テトラメチルシクロブタン、2,2−ビス
−(3−β−ヒドロキシエトキシフェニル)−プロパン
並びに2,2−ビス−(4−ヒドロキシプロポキシフェ
ニル)−プロパンの単位の20モル%までを含んで良い
(DE−OS 24 07 674、2407 77
6、27 15 932)。
【0025】テレフタル酸及びその反応性誘導体(例え
ばジアルキルエステル)とエチレングリコール及び/又
はブタン−1,4−ジオールだけから製造されたポリア
ルキレンテレフタレート(ポリエチレン及びポリブチレ
ンテレフタレート)並びにこれらのポリアルキレンテレ
フタレートの混合物が特に好ましい。
【0026】その他の好ましいポリアルキレンテレフタ
レートは、少なくとも二つの上で述べた酸成分から及び
/又は少なくとも二つの上で述べたアルコール成分から
製造されたコポリエステルである。特に好ましいコポリ
エステルはポリ−(エチレングリコール/ブタン−1,
4−ジオール)−テレフタレートである。
【0027】成分Aとして使用されるポリアルキレンテ
レフタレートは、25℃でフェノール/o−ジクロロベ
ンゼン(1:1重量部)中で測定して、約0.4〜1.
5dl/gそして好ましくは0.5〜1.3dl/gの
固有粘度を一般的に有する。ポリアルキレンテレフタレ
ートは個別に又は混合してのどちらかで使用して良い。
【0028】ガラス繊維強化された及び/又は充填剤強
化されたポリアルキレンテレフタレートの抗トラッキン
グ性を増すために適切である本発明によるポリオレフィ
ンは、エチレンのホモポリマー、即ちHD、LD及びL
LDポリエチレン、プロピレンのホモポリマー並びに、
α−オレフィン、例えばブト−1−エン、イソブチレ
ン、ペント−1−エン、4−メチルペント−1−エン若
しくはヘキス−1−エンのホモポリマー;述べたオレフ
ィンのコポリマー、例えばエチレン/プロピレンコポリ
マー、例えばEPMゴム、エチレン及び/若しくはプロ
ピレンと1以上の上で述べたα−オレフィンとのコポリ
マーそしてまたエチレン及びプロピレンと1以上の上で
述べたα−オレフィンとのコポリマー並びにエチレンプ
ロピレンと共役若しくは非共役ジエンとのコポリマー、
例えばEPDMゴムである。その他の適切なポリオレフ
ィンは、エチレン及び/又はプロピレンと不飽和モノカ
ルボン酸例えばアクリル酸及びメタクリル酸のエステ
ル、例えばメチルメタクリレート、ブチルアクリレート
若しくはグリシジルメタクリレートとの、又は不飽和ジ
カルボン酸例えばフマル酸若しくはマレイン酸のエステ
ル、例えばフマル酸ジメチル若しくはマレイン酸ジブチ
ル、そして最後に不飽和ジカルボン酸の無水物、例えば
無水マレイン酸とのコポリマーである。ポリオレフィン
の混合物もまた使用されて良い。ポリエチレン及びポリ
プロピレンが好ましい。
【0029】使用されるポリエチレン及びポリプロピレ
ンは、一般に、50,000〜800,000の範囲の
そして好ましくは80,000〜700,000の範囲
の平均分子量(Mw)を有する。コポリマーの場合に
は、コモノマー(例えばα−オレフィン、不飽和モノ−
又はジカルボン酸)のパーセント含量は、一般に、50
重量%までそして好ましくは30重量%までである。
【0030】本発明によるポリアルキレンテレフタレー
ト成形コンパウンドは、ガラス繊維及び/又は充填剤に
よって強化される。適切な充填剤は、鉱物又は合成充填
剤、例えば炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマ
イト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、カオリン、雲
母、タルカム、長石、珪灰石、石英、二酸化チタン又は
ガラスビーズである。
【0031】防炎化された本発明による抗トラッキング
性ポリアルキレンテレフタレート成形コンパウンドは特
に興味あるものである。これらの成形コンパウンドは、
防炎剤として典型的に使用される脂肪族又は芳香族塩素
又は臭素化合物を含んで良い。特に適切な防炎剤は、例
えば、オクタクロロジフェニル、オクタブロモジフェニ
ル、オクタクロロジフェニルオキシド、オクタブロモジ
フェニルオキシド、デカクロロジフェニル、デカブロモ
ジフェニル、デカクロロジフェニルオキシド、デカブロ
モジフェニルオキシド、及びテトラクロロ−4,4’−
ジヒドロキシジフェニルイソプロピリデン(テトラブロ
モ−4,4’−ジヒドロキシジフェニルイソプロピリデ
ン(テトラブロモビスフェノールA)のポリカーボネー
ト、又はこれらのハロゲン化ビスフェノールA誘導体と
4,4’−ジヒドロキシジフェニルイソプロピリデン
(ビスフェノールA)とのコポリカーボネートである。
これらのハロゲン含有防炎剤は、必要に応じて、本発明
による抗トラッキング性ポリアルキレンテレフタレート
成形コンパウンドの防炎性を増すために三酸化アンチモ
ンと一緒に使用して良い。防炎剤は、一般に、A+Bの
和を基にして15重量%の量でそして好ましくは10重
量%の量で使用される。三酸化アンチモンは、一般に、
(A+Bの和を基にして)0.5〜8重量%の量でそし
て好ましくは1〜6重量%の量で添加される。
【0032】加えて、本発明による抗トラッキング性ポ
リアルキレンテレフタレート成形コンパウンドはまた、
ポリアルキレンテレフタレートに典型的な添加剤、例え
ば顔料、熱及び天候安定剤そしてまた加工助剤、例えば
潤滑剤及び離型助剤を含んで良い。
【0033】以下の実施例において、低い濃度でのポリ
オレフィンの添加は、機械的及び熱的特性又は−防炎性
タイプの場合には−防炎性に有意に影響を与えることな
くガラス繊維強化されたそしてガラス繊維/鉱物繊維強
化されたポリアルキレンテレフタレートの抗トラッキン
グ性を有意に増すことが示されている。
【0034】
【実施例】以下の表1及び2中の組成を有する示された
ポリアルキレンテレフタレート成形コンパウンドを、W
erner & Pfleider ZSK 3L二軸
スクリュー押出機中で260℃(PBT)又は280℃
(PET)の温度で製造した。以下の成分を成形コンパ
ウンドを製造するために使用した。
【0035】ポリブチレンテレフタレート(PBT):
Pocan(R)B 1509、バイエルAGの製品、溶
融粘度:260℃でそして1000s-1のせん断速度で
140Pa.s、ポリプロピレン(PP):Novol
en(R)1100、BASF AGの製品、MVI(溶
融容積指数)=5kgの荷重下で260℃で12cm3
/10分、エチレン/プロピレンコポリマー(EP
M):Exxelor、Exxonの製品、ガラス繊
維:OCF FR29、Owens Corningの
製品、タルカム:10 M OOS、Talc de
Lucenacの製品、防炎剤:テトラブロモビスフェ
ノールオリゴカーボネート(TBBOC)、Makte
chim F 2400、Eurobromの製品、三
酸化アンチモン:(Sb2O3)。
【0036】溶融物を丸い押出物の形で押出し、そして
次にこれらを粒状化した。
【0037】ポリアルキレンテレフタレート成形コンパ
ウンドの場合には240〜260℃の溶融物温度及び8
0℃の型温度で、そしてポリアルキレンテレフタレート
成形コンパウンドの場合には280〜300℃の溶融物
温度及び140℃の型温度で、これらの粒子から試験標
本を射出成形し、そして以下の測定を実施するために使
用した: −IEC 112及びVDE 0303/1による抗ト
ラッキング性CTI、 −ISO 75による耐熱性(HDT/A)、 −ISO 180方法1Aによる衝撃強さ(アイゾッ
ド)、 −UL 94−Vによる炎挙動(壁厚さ 1.6m
m)。
【0038】これらの試験の結果を表1及び2中に示
す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0042】1.A:92〜99.9重量%のポリアル
キレンテレフタレート、B:0.1〜8重量%のポリオ
レフィン、C:(成分A+Bの和を基にして)10〜6
0重量%のガラス繊維及び/又は充填剤、並びに、必要
に応じて、付加的な防炎剤及び必要に応じた三酸化アン
チモンの熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート成形コ
ンパウンド。
【0043】2.成分Aがポリアルキレンテレフタレー
ト、ポリエチレンテレフタレート又はこれらの混合物で
あることを特徴とする、上記1記載の熱可塑性ポリアル
キレンテレフタレート成形コンパウンド。
【0044】3.成分Bがポリエチレン、ポリプロピレ
ン又はエチレン及びプロピレンのコポリマー又はエチレ
ン及び/若しくはプロピレン及びα−オレフィンのコポ
リマー、不飽和モノ−若しくはジカルボン酸のエステル
又は不飽和ジカルボン酸の無水物であることを特徴とす
る、上記1記載の熱可塑性ポリアルキレンテレフタレー
ト成形コンパウンド。
【0045】4.防炎剤として低分子量又は高分子量芳
香族又は脂肪族ハロゲン化合物及び必要に応じて三酸化
アンチモンを含むことを特徴とする、上記1記載の熱可
塑性ポリアルキレンテレフタレート成形コンパウンド。
【0046】5.更なる添加剤として加工助剤、顔料及
び/又は安定剤を含むことを特徴とする、上記1記載の
熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート成形コンパウン
ド。 6.抗トラッキング性成形品の製造のための上記1記載
のポリアルキレンテレフタレート成形コンパウンドの使
用。
【0047】7.抗トラッキング性成形品の製造のため
の上記1記載のポリアルキレンテレフタレート成形コン
パウンド中のポリオレフィンの使用。
【0048】8.電圧保持部品の支持体の製造のための
上記1記載の成形コンパウンドの使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29C 45/00 8823−4F (C08L 67/02 23:02) B29K 67:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A:92〜99.9重量%のポリアルキ
    レンテレフタレート、 B:0.1〜8重量%のポリオレフィン、 C:(成分A+Bの和を基にして)10〜60重量%の
    ガラス繊維及び/又は充填剤、並びに、 必要に応じて、付加的な防炎剤及び必要に応じて三酸化
    アンチモンの熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート成
    形コンパウンド。
  2. 【請求項2】 抗トラッキング性成形品の製造のための
    請求項1記載のポリアルキレンテレフタレート成形コン
    パウンドの使用。
  3. 【請求項3】 抗トラッキング性成形品の製造のための
    上記1記載のポリアルキレンテレフタレート成形コンパ
    ウンド中のポリオレフィンの使用。
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