JPH07188604A - フッ素樹脂塗料用組成物 - Google Patents

フッ素樹脂塗料用組成物

Info

Publication number
JPH07188604A
JPH07188604A JP33395693A JP33395693A JPH07188604A JP H07188604 A JPH07188604 A JP H07188604A JP 33395693 A JP33395693 A JP 33395693A JP 33395693 A JP33395693 A JP 33395693A JP H07188604 A JPH07188604 A JP H07188604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
vinyl
compd
ether
fluororesin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33395693A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Maeda
一彦 前田
Yoshi Hirashima
佳 平島
Kentaro Tsutsumi
憲太郎 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP33395693A priority Critical patent/JPH07188604A/ja
Publication of JPH07188604A publication Critical patent/JPH07188604A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フッ素樹脂の特徴である耐候性を保持したま
ま、長期間の屋外使用においても優れた外観を保つこと
のできる耐汚染性を有するフッ素樹脂塗料用組成物を提
供する。 【構成】 化合物[A]としてクロロトリフルオロエチ
レン、共重合可能な2重結合性化合物、共重合可能でヒ
ドロキシ基を含有したアリルあるいはビニル化合物の3
種類の構成単位を必須とする数平均分子量(ポリスチレ
ン換算)1000〜20000且つOH価が70〜14
0mgKOH/gの含フッ素共重合体100重量部に対
し、化合物[B]としてポリオキシエチレンモノアルキ
ルエーテルを0.1部以上40部以下、化合物[C]と
してグリセリン、グリセリンモノ脂肪酸エステル、グリ
セリンモノアルキルエーテルから選ばれた1種以上の化
合物を0.1部以上20部以下含有するフッ素樹脂組成
物であって、該フッ素樹脂組成物のOH価が90〜15
0mgKOHであるフッ素樹脂塗料用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフッ素樹脂塗料用組成物
に関し、特に耐汚染性と耐候性に優れたフッ素樹脂塗料
用組成物に関する。
【0002】
【従来技術】従来から含フッ素共重合体の優れた耐候性
を利用したフッ素樹脂塗料が工業化されている。特に最
近になって硬化部位を持った溶剤可溶型の含フッ素共重
合体が合成され(たとえば特開昭57−34107号公
報、特開昭61−57609号公報など)、建築、自動
車、化学工業などの分野における耐候性塗料として数多
く応用されている。また、環境面を重視し有機溶媒の排
出量を抑えた水系や粉体型塗料も実用化されている。こ
れらの塗料樹脂の主成分はクロロトリフルオロエチレ
ン、テトラフルオロエチレンあるいはフッ化ビニリデン
などのフッ素系モノマーであり、共重合成分としてビニ
ルエステル類やビニルエーテル類などの炭化水素系モノ
マーを使用することによって樹脂の溶剤への溶解性を増
大させたものである。
【0003】しかしながら、最近になって、これらの溶
剤可溶型フッ素樹脂塗料は耐候性には優れているものの
汚れ易いといった欠点が大きく問題視されている。解決
手段として、塗膜の表面硬度を高めようとする試みや無
機材料粉末を添加する試みなどが行われている。この表
面硬度を高めたフッ素樹脂塗料は、カーボンブラックの
付着テストやマジックインキによる汚れテストでは耐汚
染性の効果が発現するものの実際の暴露試験ではやはり
汚れ易く、また無機粉末の添加系では光沢がでにくいな
どの欠点があり明確な耐汚染性の改善には至っていな
い。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、フッ素樹脂
塗料の有する耐候性、耐薬品性などの物性を維持したま
ま、長期の屋外使用においても光沢を維持かつ耐汚染性
に優れた溶剤可溶型のフッ素樹脂塗料を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
について鋭意検討を重ねた結果、クロロトリフルオロエ
チレン系の溶剤可溶型フッ素樹脂からなるフッ素樹脂塗
料に親水性を付与するとともに帯電を防止するために非
イオン性界面活性剤を配合し且つグリセリン系化合物を
併せて添加することを試みたところ、暴露試験において
優れた耐汚染性が得られることを見出し、本発明に至っ
たものである。
【0006】すなわち、本発明は、化合物[A]として
クロロトリフルオロエチレン、共重合可能な2重結合性
化合物、共重合可能でヒドロキシ基を含有したアリルあ
るいはビニル化合物の3種類の構成単位を必須とする数
平均分子量(ポリスチレン換算)1000〜20000
且つOH価が70〜140mgKOH/gの含フッ素共
重合体100重量部(以下、「重量部」を「部」とい
う。)に対し、化合物[B]としてポリオキシエチレン
モノアルキルエーテルを0.1部以上40部以下、化合
物[C]としてグリセリン、グリセリンモノ脂肪酸エス
テル、グリセリンモノアルキルエーテルから選ばれた1
種以上の化合物を0.1部以上20部以下含有するフッ
素樹脂組成物であって、該フッ素樹脂組成物のOH価が
90〜150mgKOHであることを特徴とするフッ素
樹脂塗料用組成物である。
【0007】以下本発明を詳細に説明する。本発明の化
合物[A]に使用される含フッ素単量体はクロロトリフ
ルオロエチレンであり、共重合体中の存在組成比は特に
限定されないが、30モル%〜65モル%が好ましい。
30モル%以下では耐候性が十分でなく、65モル%以
上では溶解性が低下してしまうので好ましくない。
【0008】クロロトリフルオロエチレンと共重合可能
な成分としてはビニルエステル(一般式CH2=CHOC(=O)
R1)、ビニルエーテル(一般式CH2=CHOR2)、アリルエ
ーテル(一般式CH2=CHCH2OR3)、ビニルシラン〔一般式
CH2=CHOSi(OR4)3〕、クロトン酸変性化合物などが好ま
しい。これらの化合物においてR1、R2、R3は炭素数1〜
22の直鎖状、分岐状もしくは脂環式のアルキル基、芳
香族基、エステル結合やエーテル結合を含む基またはこ
れらの組み合わせからなる。一方、R4は水素またはアル
キル基である。ただし、Siに結合した3個のR4は必ずし
も同一である必要はない。
【0009】具体的には、ビニルエステルとしては、例
えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、
イソ酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニ
ル、カプリン酸ビニル、ミリスチン酸ビニル、ラウリン
酸ビニル、パルミチン酸ビニル、イソカプロン酸ビニ
ル、ピバリン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、ベオバー
9(昭和シェル石油製)、ベオバー10(昭和シェル石
油製)、酢酸イソプロペニル、プロピオン酸イソプロペ
ニル、カプロン酸イソプロペニル、などの脂肪酸ビニル
エステル、脂肪酸イソプロペニルエステルおよび安息香
酸ビニル、p−t−ブチル安息香酸ビニル等の芳香族カ
ルボン酸ビニルエステルが例示できる。またこれらのビ
ニルエステルを2種類以上組み合わせて使用することも
可能である。ビニルエーテルとしては、例えば、メチル
ビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n−ブチルビ
ニルエーテル、オクタデシルビニルエーテルなどのアル
キルビニルエーテル類、イソブチルビニルエーテル、ク
ロロエチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニル
エーテル、シクロヘキシルビニルエーテルなどの脂環式
のビニルエーテル類、イソオクチルビニルエーテルなど
が挙げられる。また、後述のヒドロキシ基含有のビニル
エーテルもこれらに代えてあるいはこれらと共に使用で
きる。
【0010】アリルエーテルとしては、例えば、エチル
アリルエーテル、ブチルアリルエーテルなどのアルキル
アリルエーテル、ベンジルアリルエーテルなどの芳香族
アリルエーテル、およびその他としてアリルグリシジル
エーテル、シクロヘキシルアリルエーテル等が挙げられ
る。また、後述のヒドロキシ基含有のアリルエーテルも
これらに代えてあるいはこれらと共に使用できる。
【0011】ビニルシランとしては、例えば、ビニルト
リメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル
トリイソプロポキシシランなどの直鎖あるいは分岐状の
ビニルトリアルコキシシラン類やビニルトリ(メトキシ
エトキシ)シランなどの置換基の異なるビニルシラン等
が挙げられる。
【0012】本発明に使用されるヒドロキシ基含有のア
リルあるいはビニル化合物としては、前述のビニルエス
テル、ビニルエーテル、アリルエーテルであって、末端
もしくは側鎖に1個あるいは多数のヒドロキシ基を有す
るものが好ましい。例えば、アリルエーテルとしてはエ
チレングリコールモノアリルエーテル、ジエチレングリ
コールモノアリルエーテル、トリエチレングリコールモ
ノアリルエーテル、ポリエチレングリコールモノアリル
エーテル、プロピレングリコールモノアリルエーテル、
エチレングリコールプロピレングリコールモノアリルエ
ーテル、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコ
ールモノアリルエーテルなどのアルキレングリコールモ
ノアリルエーテル類、ヒドロキシブチルアリルエーテル
などのヒドロキシアルキルアリルエーテル類やアリルア
ルコール、またビニルエーテルとしてはヒドロキシエチ
ルビニルエーテル、ヒドロキシプロピルビニルエーテ
ル、ヒドロキシブチルビニルエーテルなどのヒドロキシ
アルキルビニルエーテル類を例示できる。また、これら
の単量体のOH基をε−カプロラクトンで変性した単量
体も添加することが可能である。
【0013】また、本発明の含フッ素共重合体は顔料分
散性などの特性を改良するためにカルボン酸含有の不飽
和二重結合性化合物を共重合成分として導入することも
可能である。このカルボン酸含有の不飽和二重結合性化
合物は特に限定されないが、たとえば、ビニル酢酸、ア
リル酢酸、クロトン酸、ウンデシレン酸、(メタ)アク
リル酸、無水マレイン酸などのカルボキシル基含有ビニ
ル化合物、アリル化合物またはアクリル系化合物、また
重合後にヒドロキシ基含有のアリルエーテルやビニルエ
ーテルに無水コハク酸等を反応させカルボキシル基を共
重合体中に導入させることもできる。
【0014】以上の多成分からなる含フッ素共重合体
[A]の重合方法は、その製造においては通常のラジカ
ル重合法が採用でき、その重合形態としては溶液重合、
懸濁重合、乳化重合が可能である。かかる重合工程の温
度は、用いるラジカル重合開始剤によるが、通常0〜1
30℃である。溶媒としてはとくに限定されないが、例
えば水、t−ブタノール、エチルアルコールなどのアル
コール系、n−ヘキサン、n−ヘプタンなどの飽和炭化
水素系、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系、
トリクロロトリフルオロエタン、ジクロロテトラフルオ
ロエタンなどのフッ素系、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系、酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなどのエステル系などが使用できる。前
記ラジカル開始剤としては、例えばジイソプロピルパー
オキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジ
カーボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカ
ーボネートなどのジカーボネート類、またはn−ヘプタ
フルオロブチリックパーオキシド、ラウロイルパーオキ
シピバレート、t−ブチルオキシネオデカノエートなど
のジアシルパーオキシド類、ジーt−ブチルパーオキシ
ド、t−ブチルクミルパーオキシドなどのアルキルパー
オキシド類、サクシン酸パーオキシドなどの水溶性過酸
化物、アゾイソブチロニトリルなどのアゾ化合物系など
の通常のラジカル開始剤が使用できる。
【0015】このようにして重合された含フッ素共重合
体すなわち化合物[A]の分子量としては、要求される
塗膜の強度や柔軟性によって1000〜20000の範
囲で使用することができるが、3000〜12000が
より好ましい。1000以下の場合塗膜の耐候性や柔軟
性が低下し、また20000以上の場合塗料化において
高粘度となり取扱いにくい欠点が生じる。
【0016】また、化合物[A]のOH価としては、7
0〜140mgKOH/gの範囲であることが好まし
い。70以下の場合は化合物[B]や[C]との架橋が
不十分になりやすく、また140以上では耐候性が低下
してしまう。
【0017】本発明に使用できる化合物[B]のポリオ
キシエチレンモノアルキルエーテルは、塗膜表面に親水
性を与える目的で混合される。このポリオキシエチレン
モノアルキルエーテルは、一般式 R5−(CH2CH2O)n−H で表される化合物であり、R5は炭素数9〜22のアル
キル基、またはアルケニル基であり、nは3〜12であ
ることが好ましい。塗膜に付与される親水性は、ポリオ
キシエチレンモノアルキルエーテルのHLB値(親水性
と疎水性を表す尺度)に依存し、HLB値が5〜15の
範囲で有効な耐汚染性が得られる。HLB値が低い場合
は塗膜が親油性となり油性の汚れを吸着し易くなる。ま
たHLBが高い場合は吸湿性となり親水性の汚れを吸着
し易くなる。一方、R5の炭素数が9以下の場合は塗料
への溶解性が悪く、22以上の場合は、吸着した油性汚
れを脱離しにくくなる。また、nが3以下の場合はポリ
オキシエチレンモノアルキルエーテルが低分子となるた
め塗膜に十分な耐候性が得られず、13以上の場合は塗
膜の耐水性が悪くなり耐候性が低下するとともに吸着し
た親水性の汚れを脱離しにくくなる。末端のヒドロキシ
基は、本発明の塗料組成物に添加される硬化剤、例え
ば、イソシアネート系化合物、メラミン系化合物などの
硬化剤により硬化可能な部位である。
【0018】ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル
の添加量としては化合物[A]100部に対し、0.1
部以上40部以下の範囲である。0.1部未満の場合、
十分な親水性の付与が達成されず、40部以上の場合塗
膜が吸湿性となり耐候性が悪くなる欠点が生じるため好
ましくない。
【0019】本発明に使用されるグリセリン系の化合物
[C]は、塗膜の耐候性を改善する目的で混合される。
すなわち、前述のポリオキシエチレンモノアルキルエー
テルが分子中にヒドロキシ基を1つだけ有するため硬化
剤との架橋反応が完全に進行しない未架橋分子が塗膜中
に存在しやすい。本発明は、この未架橋分子をできるだ
け低減し、膜強度を高め、かつ耐候性を向上させること
を目的として、化合物[C]としてグリセリン系化合物
の混合したものである。したがってこの目的のためには
グリセリン系化合物1分子中に2個以上のヒドロキシ基
が存在することが好ましい。例えば、一般式
【0020】
【化1】
【0021】(R6、R7、R8のうち2つは水素であ
り、1つは炭素数1〜22の直鎖状もしくは分岐状の飽
和または不飽和のアルキル基またはアシル基である。)
で表される化合物である。R6、R7、R8のいずれかが
炭素数23以上である場合は塗膜が親油性となり、油性
汚れを吸着し易くなる欠点が生じるので好ましくない。
具体的には、例えば、グリセロールモノアセテート、グ
リセロールモノブチレート、グリセロールモノラウレー
ト、グリセロールモノオレエート、グリセロールモノパ
ルミテート、グリセロールモノステアレートなどのグリ
セロールモノ脂肪酸エステル類、グリセロールモノメチ
ルエーテル、グリセロールモノエチルエーテル、グリセ
ロールモノブチルエーテル、グリセロールモノステアリ
ルエーテルなどのグリセロールモノアルキルエーテル類
などが好ましく採用される。また、含フッ素共重合体の
樹脂OH価が比較的高い場合はヒドロキシ基が1つであ
るグリセロールジアセテートなどのグリセロールジ脂肪
酸エステルやグリセロールジアルキルエーテルも使用で
きる場合がある。
【0022】これらのグリセリン系化合物の混合比とし
ては、フッ素樹脂塗料の含フッ素共重合体の100部に
対し、それぞれ0.1部以上20部以下の範囲で添加で
きる。0.1部以下では添加濃度が低く硬化剤と十分に
反応せず、添加効果が発現しにくく耐汚染性が長続きし
ない。また20部以上では耐候性、耐水性、硬度などが
低下するため好ましくない。
【0023】本発明では、以上の様に化合物[A]
[B][C]を配合するが、これらの化合物はすべてヒ
ドロキシ基を分子内に含有し、硬化剤との反応で1成分
に橋架けする。したがって本発明ではこの架橋反応に供
するトータルのOH価が重要な意味を有する。すなわ
ち、[A][B][C]を混合して調製したフッ素樹脂
塗料用組成物のトータルのOH価は90〜150mgK
OH/gの範囲が好ましく採用され、優れた耐汚染性と
耐候性を得ることができる。この理由として本発明の組
成物は、主成分の含フッ素共重合体に比較的低分子量の
親水性化合物を混合するためOH価が低い場合すなわち
90以下の場合、架橋密度が十分でなく汚染成分が膜中
に進入し易く汚れが落ちにくくなってしまうことが推測
される。また150以上では膜の衝撃強度や耐候性が低
下する欠点を生じてしまう。
【0024】本発明のフッ素樹脂塗料組成物は各種の態
様の塗料として使用され、塗料のタイプとしては芳香族
系、エステル系、エーテル系、ケトン系などの単独もし
くは混合溶媒に樹脂を溶解させた溶剤型、主として水を
用いる水系、あるいは粉体系の塗料として使用される。
【0025】また、用途によって、他の添加剤、たとえ
ば紫外線吸収剤、光安定剤、防錆剤、防カビ剤、分散剤
などを添加することができる。以下、本発明を実施例等
によって具体的に説明する。
【0026】
【実施例】
参考例1〔含フッ素共重合体の製造例〕 電磁撹拌機付きのSUS製2Lオートクレーブにキシレ
ン320g、酢酸ビニル100g、ピバリン酸ビニル5
6g、エチレングリコールモノアリルエーテル120
g、ビニル酢酸5.5g、パーロイルNPP(日本油脂
製)6gを仕込み、窒素ガスで脱気置換後、クロロトリ
フルオロエチレン390gを仕込み、45℃で20時間
重合を行った。得られた樹脂溶液を濾過し、含フッ素共
重合体の塗料ワニスとした。この含フッ素共重合体の
分子量(ゲルパミエーション法により測定し、ポリスチ
レン換算値で示す。以下同じ。)は6100、樹脂OH
価は110mgKOH/gであった。
【0027】参考例2〔含フッ素共重合体の製造例〕 電磁撹拌機付きのSUS製オートクレーブにキシレン3
20g、シクロヘキシルビニルエーテル140g、エチ
ルビニルエーテル190g、ヒドロキシブチルビニルエ
ーテル110g、ウンデシレン酸8.8g、パーロイル
NPP(日本油脂製)6gを仕込み、窒素ガスで脱気置
換後、クロロトリフルオロエチレン380gを仕込み、
45℃で22時間重合を行った。得られた混合物を濾過
し、含フッ素共重合体の塗料ワニスとした。含フッ素
共重合体の分子量は9700、樹脂OH価は70mgK
OH/gであった。
【0028】参考例3〔含フッ素共重合体の製造例〕 電磁撹拌機付きのSUS製オートクレーブにキシレン3
20g、酢酸ビニル25g、ベオパー9(昭和石油シェ
ル製)250g、ヒドロキシブチルビニルエーテル20
6g、ウンデシレン酸8.8g、パーブチルPV(日本
油脂製)9gを仕込み、窒素ガスで脱気置換後、クロロ
トリフルオロエチレン380gを仕込み、55℃で24
時間重合を行った。得られた混合物を濾過し、含フッ素
共重合体の塗料ワニスとした。含フッ素共重合体の分
子量は5400、樹脂OH価は138mgKOH/gで
あった。
【0029】参考例4〔含フッ素共重合体の製造例〕 電磁撹拌機付きのSUS製オートクレーブにキシレン3
20g、酢酸ビニル120g、ピバリン酸ビニル86
g、エチレングリコールモノアリルエーテル65g、ビ
ニル酢酸5g、パーロイルNPP(日本油脂製)6gを
仕込み、窒素ガスで脱気置換後、クロロトリフルオロエ
チレン380gを仕込み、45℃で20時間重合を行っ
た。得られた樹脂溶液を濾過し、含フッ素共重合体の
塗料ワニスとした。この含フッ素共重合体の分子量は7
800であったが、樹脂OH価は60mgKOH/gと
低かった。
【0030】参考例5〔含フッ素共重合体の製造例〕 電磁撹拌機付きのSUS製オートクレーブにキシレン3
20g、酢酸ビニル140g、酪酸ビニル100g、エ
チレングリコールモノアリルエーテル230g、ビニル
酢酸6g、パーブチルPV(日本油脂製)9gを仕込
み、窒素ガスで脱気置換後、クロロトリフルオロエチレ
ン380gを仕込み、45℃で20時間重合を行った。
得られた樹脂溶液を濾過し、含フッ素共重合体の塗料
ワニスとした。この含フッ素共重合体の分子量は390
0であったが、樹脂OH価は170mgKOH/gと高
かった。
【0031】実施例1 参考例1で作製した含フッ素共重合体(化合物
[A])を用いたフッ素樹脂塗料に、共重合体100部
に対して、ポリオキシエチレンモノオレイルエーテル
(化合物[B])(日本乳化剤製:Newcol−12
10、HLB=12.4)を10部、グリセロールモノ
オレエート(化合物[C])(花王製:レオドールMO
−60)を5部添加してキシレン溶液であるフッ素樹脂
塗料の主剤を作製した。
【0032】次に、主剤の固形分100部に対して酸化
チタン(白色顔料)を100部加え、十分にミル分散さ
せ白色エナメルとした。このフッ素樹脂塗料白色エナメ
ルに硬化剤としてコロネートHX(日本ポリウレタン工
業(株)製)を37部加え、アルミニウム板に約0.0
4mmの厚みになるようにスプレー塗装した。塗装板は
23℃で1週間硬化反応させた後、屋外暴露による耐汚
染性試験を6か月間およびサンシャインウエザオメータ
ーによる促進耐候性試験を4000時間行った。その結
果を表1に示す。
【0033】耐汚染性の判定はJIS−Z8730(色
差表示方法)に従い屋外暴露の前後での色差(ΔE)に
よって行い、耐候性の判定は促進試験前後の60度光沢
の保持率によって行った。
【0034】実施例2〜7 実施例1と同様に含フッ素共重合体(化合物[A])
を用いたフッ素樹脂塗料に、Newcol−1210
(化合物[B])およびグリセロールモノオレエート
(化合物[C])(レオドールMO−60)を、表1に
示す割合でそれぞれ添加してフッ素樹脂塗料の主剤を作
製した。
【0035】次に、実施例1と同様に塗料化し白色エナ
メルとした後、硬化剤をOH価に相当するイソシアネー
ト量になるように加え(OH基とイソシアネート基のモ
ル数の比を約1とする。以下同じ)、アルミニウム板に
塗装して耐汚染性試験および促進耐候性試験を行った。
その結果を表1に示す。
【0036】実施例8 実施例1と同様に含フッ素共重合体(化合物[A])
を用いたフッ素樹脂塗料に、ポリオキシエチレンモノオ
レイルエーテル(化合物[B])(日本乳化剤製:Ne
wcol−1105、HLB=10.8)、およびグリ
セロールモノオレエート(化合物[C])(レオドール
MO−60)を、表1に示す割合でそれぞれ添加してフ
ッ素樹脂塗料の主剤を作製した。
【0037】次に、実施例1と同様に塗料化し白色エナ
メルとした後、硬化剤をOH価に相当するイソシアネー
ト量になるように加え、アルミニウム板に塗装して耐汚
染性試験および促進耐候性試験を行った。その結果を表
1に示す。
【0038】実施例9〜12 実施例1と同様に含フッ素共重合体(化合物[A])
を用いたフッ素樹脂塗料に、ポリオキシエチレンモノオ
レイルエーテル(化合物[B])(日本乳化剤製:Ne
wcol−1610あるいは−1105)、およびグリ
セロールモノステアレート(化合物[C])(東京化成
製)を、表1に示す割合でそれぞれ添加してフッ素樹脂
塗料の主剤を作製した。
【0039】次に、実施例1と同様に塗料化し白色エナ
メルとした後、硬化剤をOH価に相当するイソシアネー
ト量になるように加え、アルミニウム板に塗装して耐汚
染性試験および促進耐候性試験を行った。その結果を表
1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】使用した化合物 化合物[A]:含フッ素共重合体 化合物[B]:ポリオキシエチレンモノアルキルエーテ
ル 日本乳化剤製のNewcol-1105 、1210、1610を使用 化合物[C]:グリセリン系化合物 GMO=グリセロールモノオレエート(花王製:レオド
ールMO−60) GMS=グリセロールモノステアレート(東京化成製) GDAc=グリセロールジアセテート(東京化成製) GTrO=グリセロールトリオレエート(東京化成製) 評価方法 耐汚染性:屋外暴露6カ月前後の色差(JIS−Z87
30) 暴露場所、埼玉県川越市 耐候性:サンシャインウエザオメータ4000時間によ
る促進試験 試験前後の60度光沢保持率 比較例1〜3 参考例で作製した含フッ素共重合体、またはを化
合物[A]とし、化合物[B][C]を無添加で実施例
1に従ってそれぞれ白色エナメルを作製した。
【0042】次に実施例1の方法に従って硬化剤をOH
価に相当するイソシアネート量になるように加え、アル
ミニウム板に塗装して耐汚染性試験および促進耐候性試
験を行った。その結果を表1に示す。
【0043】比較例4〜9 化合物[A]を含フッ素共重合体、またはとし、
表1に示す割合で化合物[B][C]を混合し、実施例
1に従ってそれぞれ白色エナメルを作製した。比較例4
は化合物[C]を添加しない場合、比較例5は化合物
[B]を添加しない場合、比較例6は化合物[B]の添
加量が多い場合、比較例7は化合物[B]がポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテルの場合、比較例8は化
合物[A]のOH価が比較的低く、かつ化合物[C]に
グリセロールジアセテートを用いる場合、比較例9は化
合物[C]に分子内にヒドロキシ基を有しないグリセリ
ン化合物を用いる場合である。
【0044】次に実施例1の方法に従って硬化剤をOH
価に相当するイソシアネート量になるように加え、アル
ミニウム板に塗装して耐汚染性試験を6か月間および促
進耐候性試験を行った。その結果を表1に示す。
【0045】比較例10、11 参考例4、5で作製した含フッ素共重合体を化合物
[A]として化合物[B][C]を添加し、実施例1に
従ってそれぞれ白色エナメルとした。比較例10は化合
物[A]の樹脂OH価が低い場合、比較例11は化合物
[A]の樹脂OH価が高く混合後のトータルのOH価が
高い場合である。
【0046】次に実施例1の方法に従って硬化剤をOH
価に相当するイソシアネート量になるように加え、アル
ミニウム板に塗装して耐汚染性試験および促進耐候性試
験を行った。その結果を表1に示す。
【0047】
【表2】
【0048】表中の記号、評価方法は表1の説明を参
照。
【0049】
【発明の効果】ポリオキシエチレンモノアルキルエーテ
ル、およびグリセリン、グリセリン脂肪酸エステルまた
はグリセリンモノアルキルエーテルを添加して調製した
フッ素樹脂塗料用組成物を使用した実施例1〜12の各
塗装アルミニウム板においては、比較例の塗装アルミニ
ウム板とくらべ顕著に耐候性および光沢保持率で表され
る耐汚染性の向上が見られた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化合物[A]としてクロロトリフルオロエ
    チレン、共重合可能な2重結合性化合物、共重合可能で
    ヒドロキシ基を含有したアリルあるいはビニル化合物の
    3種類の構成単位を必須とする数平均分子量(ポリスチ
    レン換算)1000〜20000且つOH価が70〜1
    40mgKOH/gの含フッ素共重合体100重量部に
    対し、 化合物[B]としてポリオキシエチレンモノアルキルエ
    ーテルを0.1部以上40部以下、 化合物[C]としてグリセリン、グリセリンモノ脂肪酸
    エステル、グリセリンモノアルキルエーテルから選ばれ
    た1種以上の化合物を0.1部以上20部以下含有する
    フッ素樹脂組成物であって、 該フッ素樹脂組成物のOH価が90〜150mgKOH
    であることを特徴とするフッ素樹脂塗料用組成物。
  2. 【請求項2】化合物[B]が、ポリオキシエチレン鎖の
    オキシエチレン単位の繰り返し数nが3〜12であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のフッ素樹脂塗料組成物。
  3. 【請求項3】化合物[C]が、グリセリンのモノ脂肪酸
    エステルであって、アシル基が炭素数1〜22の直鎖状
    もしくは分岐状の飽和または不飽和アシル基である化合
    物であることを特徴とする請求項1記載のフッ素樹脂塗
    料組成物。
  4. 【請求項4】化合物[C]が、グリセリンのモノアルキ
    ルエーテルであって、アルキル基が炭素数1〜22の直
    鎖状もしくは分岐状の飽和または不飽和アルキル基であ
    る化合物であることを特徴とする請求項1記載のフッ素
    樹脂塗料組成物。
JP33395693A 1993-12-28 1993-12-28 フッ素樹脂塗料用組成物 Pending JPH07188604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33395693A JPH07188604A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 フッ素樹脂塗料用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33395693A JPH07188604A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 フッ素樹脂塗料用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07188604A true JPH07188604A (ja) 1995-07-25

Family

ID=18271871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33395693A Pending JPH07188604A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 フッ素樹脂塗料用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07188604A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000047281A (ko) * 1998-12-31 2000-07-25 김충세 비오염성 불소도료 조성물
KR100411620B1 (ko) * 1995-12-29 2004-03-18 고려화학 주식회사 Pvc프레임용불소도료조성물
KR100608334B1 (ko) * 1998-12-31 2006-12-15 주식회사 케이씨씨 비오염성 고온소부형 불소도료 조성물
WO2012133828A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 ダイキン工業株式会社 溶剤型塗料用組成物および含フッ素共重合体
WO2018135394A1 (ja) * 2017-01-19 2018-07-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 塗料組成物、光学部材及び照明装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100411620B1 (ko) * 1995-12-29 2004-03-18 고려화학 주식회사 Pvc프레임용불소도료조성물
KR20000047281A (ko) * 1998-12-31 2000-07-25 김충세 비오염성 불소도료 조성물
KR100608334B1 (ko) * 1998-12-31 2006-12-15 주식회사 케이씨씨 비오염성 고온소부형 불소도료 조성물
WO2012133828A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 ダイキン工業株式会社 溶剤型塗料用組成物および含フッ素共重合体
JP2013177536A (ja) * 2011-03-31 2013-09-09 Daikin Industries Ltd 溶剤型塗料用組成物および含フッ素共重合体
CN103459488A (zh) * 2011-03-31 2013-12-18 大金工业株式会社 溶剂型涂料用组合物和含氟共聚物
CN103459488B (zh) * 2011-03-31 2016-10-12 大金工业株式会社 溶剂型涂料用组合物和含氟共聚物
US9920214B2 (en) 2011-03-31 2018-03-20 Daikin Industries, Ltd. Solvent-based paint composition and fluorine-containing copolymer
WO2018135394A1 (ja) * 2017-01-19 2018-07-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 塗料組成物、光学部材及び照明装置
JPWO2018135394A1 (ja) * 2017-01-19 2019-12-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 塗料組成物、光学部材及び照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5448407B2 (ja) 含フッ素水性塗料用組成物
JPH07110890B2 (ja) 含フッ素共重合体およびそれを用いた塗料用組成物
US5519089A (en) Two-pack aqueous coating composition
JPH07188604A (ja) フッ素樹脂塗料用組成物
JP3521054B2 (ja) 粉体塗料用組成物
JP2000128934A (ja) フッ素系共重合体の水性分散液
JPH06184243A (ja) 含フッ素共重合体
JPH08283616A (ja) 水性フッ素樹脂塗料
JPWO2013180236A1 (ja) 含フッ素ポリマー水性分散液の製造方法
JP6451351B2 (ja) 水性塗料組成物および塗装物品
JP2795600B2 (ja) フッ素樹脂塗料用組成物
JPH1161028A (ja) 水性含フッ素樹脂塗料用組成物
JP6750665B2 (ja) 水性塗料組成物および塗装物品
JP3255334B2 (ja) 含フッ素樹脂水性分散液の製造方法
JPH0841416A (ja) フッ素樹脂塗料用組成物
JPWO2012039478A1 (ja) 水性塗料用組成物および二液硬化型水性塗料キット
JPH08120212A (ja) フッ素樹脂塗料用組成物
JPH09316275A (ja) 非水ディスパージョン型樹脂組成物及び塗料用樹脂組成物
JP2993845B2 (ja) 耐汚染性塗料用フッ素樹脂
JP3408002B2 (ja) フッ素樹脂塗料用組成物
JPH08337620A (ja) カルボキシル基含有含フッ素共重合体およびその水性樹脂ならびに該共重合体の製造方法
JP2001164065A (ja) フッ素系共重合体の水性分散液
JP3107198B2 (ja) プレコートメタル用塗料組成物
JPH0762290A (ja) フッ素樹脂塗料用組成物
JP2000017022A (ja) フッ素含有樹脂およびフッ素含有樹脂組成物