JPH07188701A - Al3 Ti分散強化アルミニウム合金と、その粉末並びにそれらの製造方法 - Google Patents
Al3 Ti分散強化アルミニウム合金と、その粉末並びにそれらの製造方法Info
- Publication number
- JPH07188701A JPH07188701A JP5348768A JP34876893A JPH07188701A JP H07188701 A JPH07188701 A JP H07188701A JP 5348768 A JP5348768 A JP 5348768A JP 34876893 A JP34876893 A JP 34876893A JP H07188701 A JPH07188701 A JP H07188701A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- aluminum alloy
- producing
- precursor composite
- pure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 Alマトリックス中にAl3 Tiを均一に分
散させた耐熱強化アルミニウム合金と、その合金用の粉
末並びにこれらの製造方法を提供する。 【構成】 本発明は純Al粉末またはAl合金粉末に、
Al3 Ti粉末を混合し、該混合粉末をメカニカルアロ
イング処理することを特徴とするAl3 Ti分散強化ア
ルミニウム合金粉末の製造方法と、その合金,並びにそ
の合金の製造方法である。
散させた耐熱強化アルミニウム合金と、その合金用の粉
末並びにこれらの製造方法を提供する。 【構成】 本発明は純Al粉末またはAl合金粉末に、
Al3 Ti粉末を混合し、該混合粉末をメカニカルアロ
イング処理することを特徴とするAl3 Ti分散強化ア
ルミニウム合金粉末の製造方法と、その合金,並びにそ
の合金の製造方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム(又はAl
とする)をマトリックスとし、これに金属間化合物、特
にAl3 Tiを均一に分散させてなる耐熱強化アルミニ
ウム合金と、該合金を製造するための粉末と、該合金並
びに該粉末の製造方法に関する。
とする)をマトリックスとし、これに金属間化合物、特
にAl3 Tiを均一に分散させてなる耐熱強化アルミニ
ウム合金と、該合金を製造するための粉末と、該合金並
びに該粉末の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、量産向けのアルミニウム合金強化
方法としては次の各方法がある。 (i) 繊維強化法(FRM) (ii) セラミックス粒子分散強化法 (iii) 急冷凝固粉末と熱間押し出し法 (iv) 通常のT4,T5,T6等の熱処理の応用(析
出強化) この方法は、高温と室温における溶質原子の溶解度差を
利用し、溶体化後の時効析出を利用している。
方法としては次の各方法がある。 (i) 繊維強化法(FRM) (ii) セラミックス粒子分散強化法 (iii) 急冷凝固粉末と熱間押し出し法 (iv) 通常のT4,T5,T6等の熱処理の応用(析
出強化) この方法は、高温と室温における溶質原子の溶解度差を
利用し、溶体化後の時効析出を利用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術のう
ち、本発明では、粒子分散強化法を対象とし、この技術
分野における課題を解消しようとするものである。すな
わち、たとえばAlのマトリックス中に、セラミックス
粒子を分散して強化したものでは、Alとセラミックス
粒子との硬さが違いすぎ、そのため強化した材料の被切
削性が著しく悪くなるという欠点があった。またAlマ
トリックスと強化粒子との間の濡れ性に問題があり、そ
のため粒子の凝集が多く、強度のバラつきが大きくなり
十分な強化効果が得られないおそれもあった。その他、
硬さ,引張強さ等は向上するが、伸びは激減し、衝撃値
や破壊じん性値も低下し、その結果、材料としての信頼
性も損なわれるおそれがあった。また熱間押し出しなど
の熱間加工が難しいという問題もあった。そして、マト
リックスには純Alを用いたものが多く、300℃以上
の高温域では十分な強度を示さないものが多い。
ち、本発明では、粒子分散強化法を対象とし、この技術
分野における課題を解消しようとするものである。すな
わち、たとえばAlのマトリックス中に、セラミックス
粒子を分散して強化したものでは、Alとセラミックス
粒子との硬さが違いすぎ、そのため強化した材料の被切
削性が著しく悪くなるという欠点があった。またAlマ
トリックスと強化粒子との間の濡れ性に問題があり、そ
のため粒子の凝集が多く、強度のバラつきが大きくなり
十分な強化効果が得られないおそれもあった。その他、
硬さ,引張強さ等は向上するが、伸びは激減し、衝撃値
や破壊じん性値も低下し、その結果、材料としての信頼
性も損なわれるおそれがあった。また熱間押し出しなど
の熱間加工が難しいという問題もあった。そして、マト
リックスには純Alを用いたものが多く、300℃以上
の高温域では十分な強度を示さないものが多い。
【0004】一方、Mg2 Si粉末(又は金属間化合物
粉末)を強化材に用いるものでは、それ自体が高価であ
るためコスト的に負担が大きいという欠点があった。ま
た、Mg2 Siに限らず、強化材に用いる金属間化合物
が高融点元素を含むものからなる場合には、アトマイズ
も難しく、目的とする成分組成が得られないばかりか、
金属間化合物を均一に分散させることが困難であった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、Alをマ
トリックスとして、このマトリックス中に微細な金属間
化合物Al3 Tiを均一に分散させることで、室温付近
の強度を向上させ、また高温域(300〜500℃)で
も優れた強度を示すAl3 Ti分散強化アルミニウム合
金と、該合金用の粉末並びに、それらの製造方法を提供
することを目的とする。
粉末)を強化材に用いるものでは、それ自体が高価であ
るためコスト的に負担が大きいという欠点があった。ま
た、Mg2 Siに限らず、強化材に用いる金属間化合物
が高融点元素を含むものからなる場合には、アトマイズ
も難しく、目的とする成分組成が得られないばかりか、
金属間化合物を均一に分散させることが困難であった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、Alをマ
トリックスとして、このマトリックス中に微細な金属間
化合物Al3 Tiを均一に分散させることで、室温付近
の強度を向上させ、また高温域(300〜500℃)で
も優れた強度を示すAl3 Ti分散強化アルミニウム合
金と、該合金用の粉末並びに、それらの製造方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に添い、本発明
は純Al粉末またはAl合金粉末に、Al3 Ti粉末を
混合し、該混合粉末をメカニカルアロイング処理するA
l3 Ti分散強化アルミニウム合金粉末の製造方法によ
って前記課題を解消した。また本発明は純Al粉末と純
Ti粉末とを混合し、該混合粉末をメカニカルアロイン
グ処理して、Al3 Ti系の前駆複合体粉末を作製し、
該前駆複合体粉末に、さらに純Al粉末を混合して、再
度、メカニカルアロイング処理するAl3Ti系前駆複
合体を複合したアルミニウム合金粉末の製造方法によっ
て前記課題を解消した。さらに本発明は請求項1ないし
3のいずれかに記載の方法で製造したAl3 Ti分散強
化アルミニウム合金粉末を用いて、ビレット成形後、熱
間加工するAl3 Ti分散強化アルミニウム合金の製造
方法によって前記課題を解消した。また本発明は請求項
4ないし7のいずれかに記載の方法で製造したAl3 T
i系前駆複合体を複合したアルミニウム合金粉末を用
い、ビレットの成形から熱間加工に到る工程で主にAl
3 Tiを反応生成して、Alマトリックス中にAl3T
iを分散させたAl3 Ti分散強化アルミニウム合金の
製造方法によって前記課題を解消した。さらに本発明は
請求項8の方法によって製造したAl3 Ti分散強化ア
ルミニウム合金によって前記課題を解消した。また本発
明は請求項9の方法によって製造したAl3 Ti分散強
化アルミニウム合金によって前記課題を解消した。また
本発明は請求項15ないし17のいずれかに記載の方法
で製造した(Al,X)3 Ti系前駆複合体を複合した
アルミニウム合金粉末を用い、ビレット成形から熱間加
工に到る工程で(Al,X)3 Ti系(ここで、X=N
p,V,Y,Mo,Zr,Si,Mn,Fe,Co,N
i,Hf,Cr等)の金属間化合物を反応生成して、A
lマトリックス中に該金属間化合物を分散させた金属間
化合物分散強化アルミニウム合金の製造方法によって前
記課題を解消した。さらに本発明は請求項19の方法に
よって製造した(Al,X)3 Ti系金属間化合物分散
強度アルミニウム合金によって前記課題を解消した。ま
た、本発明は請求項20の方法によって製造した(A
l,X)3 Ti系金属間化合物分散強化アルミニウム合
金によって前記課題を解消した。
は純Al粉末またはAl合金粉末に、Al3 Ti粉末を
混合し、該混合粉末をメカニカルアロイング処理するA
l3 Ti分散強化アルミニウム合金粉末の製造方法によ
って前記課題を解消した。また本発明は純Al粉末と純
Ti粉末とを混合し、該混合粉末をメカニカルアロイン
グ処理して、Al3 Ti系の前駆複合体粉末を作製し、
該前駆複合体粉末に、さらに純Al粉末を混合して、再
度、メカニカルアロイング処理するAl3Ti系前駆複
合体を複合したアルミニウム合金粉末の製造方法によっ
て前記課題を解消した。さらに本発明は請求項1ないし
3のいずれかに記載の方法で製造したAl3 Ti分散強
化アルミニウム合金粉末を用いて、ビレット成形後、熱
間加工するAl3 Ti分散強化アルミニウム合金の製造
方法によって前記課題を解消した。また本発明は請求項
4ないし7のいずれかに記載の方法で製造したAl3 T
i系前駆複合体を複合したアルミニウム合金粉末を用
い、ビレットの成形から熱間加工に到る工程で主にAl
3 Tiを反応生成して、Alマトリックス中にAl3T
iを分散させたAl3 Ti分散強化アルミニウム合金の
製造方法によって前記課題を解消した。さらに本発明は
請求項8の方法によって製造したAl3 Ti分散強化ア
ルミニウム合金によって前記課題を解消した。また本発
明は請求項9の方法によって製造したAl3 Ti分散強
化アルミニウム合金によって前記課題を解消した。また
本発明は請求項15ないし17のいずれかに記載の方法
で製造した(Al,X)3 Ti系前駆複合体を複合した
アルミニウム合金粉末を用い、ビレット成形から熱間加
工に到る工程で(Al,X)3 Ti系(ここで、X=N
p,V,Y,Mo,Zr,Si,Mn,Fe,Co,N
i,Hf,Cr等)の金属間化合物を反応生成して、A
lマトリックス中に該金属間化合物を分散させた金属間
化合物分散強化アルミニウム合金の製造方法によって前
記課題を解消した。さらに本発明は請求項19の方法に
よって製造した(Al,X)3 Ti系金属間化合物分散
強度アルミニウム合金によって前記課題を解消した。ま
た、本発明は請求項20の方法によって製造した(A
l,X)3 Ti系金属間化合物分散強化アルミニウム合
金によって前記課題を解消した。
【0006】以下、本発明について図1に示す製造プロ
セス(これをプロセスAとする)を参照しながら説明す
る。まず、使用する純Al粉の粒径は250〜20μm
、好ましくは44μm 以下とし、その純度は99%以
上、好ましくは99.9%以上のものを用いる。250
μm 以上のものを用いると処理に長時間を要し、平均粒
径20μm 以下のものでは原料コストが上昇する。ま
た、使用するAl3 Ti粉は、150メッシュ〜250
メッシュ以下、好ましくは平均粒径20μm 以下の細か
い粉末を用いる。これ以上大きい粉末では目的とする効
果が充分得られない。このAl3 Tiの混合比は全体の
5〜45重量%とする。Al3 Tiは熱間でも塑性変形
能が低く、これがマトリックスのAl中に分散した場合
には、熱間の塑性加工を阻害する。従ってAl3 Tiの
混合比が45重量%を超えるとこの傾向が顕著となり、
衝撃値,伸びが小さくなり、Al合金特有の延性が消失
し、逆に脆化する傾向が強くなる。また、混合比が大き
くなると比重が大きくなり、またAl3 Tiは高価なた
めコストの上昇をもたらす。一方、Al3 Tiの混合比
が5重量%未満では、強化材としての効果が認められな
い。なお、前記純Al粉末に代って、Cu,Ni,M
g,Si,Zn,Feなどの元素のうち、少なくとも2
種以上の元素を、合計で7重量%以下含んだAl合金粉
末を用いてもよい。
セス(これをプロセスAとする)を参照しながら説明す
る。まず、使用する純Al粉の粒径は250〜20μm
、好ましくは44μm 以下とし、その純度は99%以
上、好ましくは99.9%以上のものを用いる。250
μm 以上のものを用いると処理に長時間を要し、平均粒
径20μm 以下のものでは原料コストが上昇する。ま
た、使用するAl3 Ti粉は、150メッシュ〜250
メッシュ以下、好ましくは平均粒径20μm 以下の細か
い粉末を用いる。これ以上大きい粉末では目的とする効
果が充分得られない。このAl3 Tiの混合比は全体の
5〜45重量%とする。Al3 Tiは熱間でも塑性変形
能が低く、これがマトリックスのAl中に分散した場合
には、熱間の塑性加工を阻害する。従ってAl3 Tiの
混合比が45重量%を超えるとこの傾向が顕著となり、
衝撃値,伸びが小さくなり、Al合金特有の延性が消失
し、逆に脆化する傾向が強くなる。また、混合比が大き
くなると比重が大きくなり、またAl3 Tiは高価なた
めコストの上昇をもたらす。一方、Al3 Tiの混合比
が5重量%未満では、強化材としての効果が認められな
い。なお、前記純Al粉末に代って、Cu,Ni,M
g,Si,Zn,Feなどの元素のうち、少なくとも2
種以上の元素を、合計で7重量%以下含んだAl合金粉
末を用いてもよい。
【0007】前記条件に適合するように、Al粉末とA
l3 Ti粉末とを秤量し、これを混合したあと、メカニ
カルアロイング法によって処理する。すなわち、混合粉
を高エネルギー型ボールミル、即ち、アトライタ中へ投
入して処理する。図3にその装置構造を示す。アトライ
タ1では、シャフト2の回転によってアジテータアーム
3を回転させ、これによってボール4を運動させる。こ
のボール4の運動によって原料を混合する。混合操作
中、ガス流入口からガスを流入させ、混合雰囲気を一定
に保つ。また、水流入口6から冷却水を流入させ温度を
一定に保つ。なお、図3で7はガス排出口、8は冷却水
の排出口である。
l3 Ti粉末とを秤量し、これを混合したあと、メカニ
カルアロイング法によって処理する。すなわち、混合粉
を高エネルギー型ボールミル、即ち、アトライタ中へ投
入して処理する。図3にその装置構造を示す。アトライ
タ1では、シャフト2の回転によってアジテータアーム
3を回転させ、これによってボール4を運動させる。こ
のボール4の運動によって原料を混合する。混合操作
中、ガス流入口からガスを流入させ、混合雰囲気を一定
に保つ。また、水流入口6から冷却水を流入させ温度を
一定に保つ。なお、図3で7はガス排出口、8は冷却水
の排出口である。
【0008】上記ボール4は最大1インチ好ましくは3
/8インチの鋼球であることが好ましい。ボールと投入
粉末全重量の比率は、ボールの全重量と粉末の全重量の
比率が=150:1ないし20:1好ましくは140:
1ないし40:1である。シャフト2の回転数は好まし
くは250rpmである。混合雰囲気としてはArある
いはHe等を使用することができる。アジテータ3の先
端の周速度は、3.0m/秒以内とし、1〜10時間で
処理する。処理に時間がかかると、製造コストが上昇
し、さらにボールや容器壁の摩耗のためにFeが混入
し、完成品の伸びを低下させてしまうので好ましくな
い。前記処理には、粉末の分散と潤滑効果を考慮して、
主にメタノール,エタノールなどの有機溶剤を添加して
おこなう。この有機溶剤の添加量は次のように規制す
る。すなわち、その添加量は、 [ 分散剤量(ml)/粉末総重量(g)] ×100=1〜5 ………(1) とする。なお、メタノールで1〜5、エタノールで1〜
3.5が好適な範囲となる。分散剤の量が少ないと純A
lがアトライタ内のボール表面に付着し、十分なメカニ
カルアロイングができない。逆に多すぎると残さとして
残る炭素がAlと反応し、アルミニウム炭化物を形成し
て素材を脆化させる。なお、アルコールの残さから混入
する炭素量が1重量%以下であれば好適である。Al中
に混入した炭素は、Al4 C3 の形で存在し、これは、
セラミックスのような物性を示す。このため、炭素が多
量に混入したアルミニウム合金は、伸びや衝撃値が低下
し靭性が劣るからである。
/8インチの鋼球であることが好ましい。ボールと投入
粉末全重量の比率は、ボールの全重量と粉末の全重量の
比率が=150:1ないし20:1好ましくは140:
1ないし40:1である。シャフト2の回転数は好まし
くは250rpmである。混合雰囲気としてはArある
いはHe等を使用することができる。アジテータ3の先
端の周速度は、3.0m/秒以内とし、1〜10時間で
処理する。処理に時間がかかると、製造コストが上昇
し、さらにボールや容器壁の摩耗のためにFeが混入
し、完成品の伸びを低下させてしまうので好ましくな
い。前記処理には、粉末の分散と潤滑効果を考慮して、
主にメタノール,エタノールなどの有機溶剤を添加して
おこなう。この有機溶剤の添加量は次のように規制す
る。すなわち、その添加量は、 [ 分散剤量(ml)/粉末総重量(g)] ×100=1〜5 ………(1) とする。なお、メタノールで1〜5、エタノールで1〜
3.5が好適な範囲となる。分散剤の量が少ないと純A
lがアトライタ内のボール表面に付着し、十分なメカニ
カルアロイングができない。逆に多すぎると残さとして
残る炭素がAlと反応し、アルミニウム炭化物を形成し
て素材を脆化させる。なお、アルコールの残さから混入
する炭素量が1重量%以下であれば好適である。Al中
に混入した炭素は、Al4 C3 の形で存在し、これは、
セラミックスのような物性を示す。このため、炭素が多
量に混入したアルミニウム合金は、伸びや衝撃値が低下
し靭性が劣るからである。
【0009】前記処理後、アトライタ容器より粉末を排
出し、これを分級する。粉末は300μm 以下、好まし
くは104μm 以下の細かい粉末を以後用いる。これに
よってブリケット中の空隙欠陥,押し出し後の内部欠陥
を少なくすることができる。なお、300μm を超える
粉末は廃棄又は再度メカニカルアロイング処理して粉砕
すればよい。次に金型内に前記メカニカルアロイング粉
を収容し、これを圧縮成形し、特定のビレットを作り、
このビレットを真空雰囲気中で加熱して脱ガスをおこな
う。すなわち真空度10-3 Torr 以下で、温度400〜
500℃の加熱を3〜5時間おこなう。この脱ガスの完
了したビレットは押出し温度400〜500℃,押出比
10以上の条件で熱間押出しをおこない、押出棒を作れ
ばよい。なお、アトライタ容器にてAl3 Tiを先に粉
砕処理してから、これを容器から排出せずに、所定量の
純Al又はAl合金を混合して処理することもできる。
この場合、Al3 Tiの処理に前記メタノールの添加量
((1)式参照)は、2.5〜5とし、5時間以内で処
理するのが好ましい。
出し、これを分級する。粉末は300μm 以下、好まし
くは104μm 以下の細かい粉末を以後用いる。これに
よってブリケット中の空隙欠陥,押し出し後の内部欠陥
を少なくすることができる。なお、300μm を超える
粉末は廃棄又は再度メカニカルアロイング処理して粉砕
すればよい。次に金型内に前記メカニカルアロイング粉
を収容し、これを圧縮成形し、特定のビレットを作り、
このビレットを真空雰囲気中で加熱して脱ガスをおこな
う。すなわち真空度10-3 Torr 以下で、温度400〜
500℃の加熱を3〜5時間おこなう。この脱ガスの完
了したビレットは押出し温度400〜500℃,押出比
10以上の条件で熱間押出しをおこない、押出棒を作れ
ばよい。なお、アトライタ容器にてAl3 Tiを先に粉
砕処理してから、これを容器から排出せずに、所定量の
純Al又はAl合金を混合して処理することもできる。
この場合、Al3 Tiの処理に前記メタノールの添加量
((1)式参照)は、2.5〜5とし、5時間以内で処
理するのが好ましい。
【0010】次に、本発明に係る他の方法として、純A
l粉末と、純Ti粉末とを用いる方法について、図2に
示す製造ブロセス(これをプロセスBとする)を参照し
ながら説明する。純Al粉は前記プロセスAと同じ仕様
のものを用いる。純Ti粉は250メッシュ以下、好ま
しくは400メッシュより細かい粉末を用いる。Tiの
混合比については、重量%で25〜45%、好ましくは
35〜39%、残部をAlとする。これはAl3 Tiの
化学量論組成がAl−37wt%Tiであることから、
Tiの組成比を35〜39%としたものである。なお化
学量論組成とは構造式で示される化学組成(原子の構成
比)をいう。
l粉末と、純Ti粉末とを用いる方法について、図2に
示す製造ブロセス(これをプロセスBとする)を参照し
ながら説明する。純Al粉は前記プロセスAと同じ仕様
のものを用いる。純Ti粉は250メッシュ以下、好ま
しくは400メッシュより細かい粉末を用いる。Tiの
混合比については、重量%で25〜45%、好ましくは
35〜39%、残部をAlとする。これはAl3 Tiの
化学量論組成がAl−37wt%Tiであることから、
Tiの組成比を35〜39%としたものである。なお化
学量論組成とは構造式で示される化学組成(原子の構成
比)をいう。
【0011】以上の条件に適合するように 秤量した純
Al粉と純Ti粉とを混合したあと、前記アトライタの
容器に投入し、前記プロセスAと同条件でメカニカルア
ロイング処理(I)をおこなう。ここでは、後の工程で
Al3 Tiを反応生成させるためのAlとTiとは、前
駆複合体の粉末を作る。この場合、AlとTiとは、と
もに粘着性が強く、破砕性が悪いため、分散剤を用い
る。たとえばメタノールを用い、その添加量は前記
(1)式で2.5〜5となるように添加し、20時間以
内で処理する。
Al粉と純Ti粉とを混合したあと、前記アトライタの
容器に投入し、前記プロセスAと同条件でメカニカルア
ロイング処理(I)をおこなう。ここでは、後の工程で
Al3 Tiを反応生成させるためのAlとTiとは、前
駆複合体の粉末を作る。この場合、AlとTiとは、と
もに粘着性が強く、破砕性が悪いため、分散剤を用い
る。たとえばメタノールを用い、その添加量は前記
(1)式で2.5〜5となるように添加し、20時間以
内で処理する。
【0012】処理後、アトライタ容器より、機械的に合
金化したAlとTiの前駆複合体の粉末を排出し、これ
を分級する。分級後に用いる前駆複合体粉末は104μ
m (150メッシュ)以下、好ましくは250メッシュ
より細かいものを用いる。また、ここでは必要に応じ
て、好ましい粒度とするため更に粉砕処理の工程を加え
る。なお、アトライタ容器より前駆複合体の粉末を排
出,分級せずに次の工程に進めることも可能である(図
2のルートa参照)。次にAl3 Tiの前記前駆複合体
粉末に、純Al粉を混合する。この場合の前駆複合体粉
末の混合比は重量%(wt%)で、5〜45%とする。
金化したAlとTiの前駆複合体の粉末を排出し、これ
を分級する。分級後に用いる前駆複合体粉末は104μ
m (150メッシュ)以下、好ましくは250メッシュ
より細かいものを用いる。また、ここでは必要に応じ
て、好ましい粒度とするため更に粉砕処理の工程を加え
る。なお、アトライタ容器より前駆複合体の粉末を排
出,分級せずに次の工程に進めることも可能である(図
2のルートa参照)。次にAl3 Tiの前記前駆複合体
粉末に、純Al粉を混合する。この場合の前駆複合体粉
末の混合比は重量%(wt%)で、5〜45%とする。
【0013】次に、この前駆複合体粉末を純Ti粉末と
の混合粉をアトライタ容器に投入し、再度メカニカルア
ロイング処理(II) をおこなう。処理条件は、原則とし
て前記メカニカルアロイング処理の場合と同様とする
が、この工程では前駆複合体をAl中に均一に分散させ
ることを目的とするため、処理時間は短くてよく、5時
間以内とする。なお、ここで使用する純Al粉の代りに
プロセスAの項の最初で述べたAl合金粉末を用いても
よい。前記処理が終了したあと、アトライタ容器より粉
末を排出し、この粉末を、前記プロセスAと同じ要領で
ビレットを成形し、脱ガス,熱間加工を経て押出棒を作
成すればよい。なお、合金粉末の酸化量に依存した熱間
加工後の全酸素量が(酸化物Al2 O3 として存在する
ので、Al2 O3 の存在比(重量%)として表記して)
5重量%以下であるようにする。酸化量がこれを超える
と伸びが低下し、押出し性が悪くなり、後の形状付与の
ための熱間加工が難しくなる。
の混合粉をアトライタ容器に投入し、再度メカニカルア
ロイング処理(II) をおこなう。処理条件は、原則とし
て前記メカニカルアロイング処理の場合と同様とする
が、この工程では前駆複合体をAl中に均一に分散させ
ることを目的とするため、処理時間は短くてよく、5時
間以内とする。なお、ここで使用する純Al粉の代りに
プロセスAの項の最初で述べたAl合金粉末を用いても
よい。前記処理が終了したあと、アトライタ容器より粉
末を排出し、この粉末を、前記プロセスAと同じ要領で
ビレットを成形し、脱ガス,熱間加工を経て押出棒を作
成すればよい。なお、合金粉末の酸化量に依存した熱間
加工後の全酸素量が(酸化物Al2 O3 として存在する
ので、Al2 O3 の存在比(重量%)として表記して)
5重量%以下であるようにする。酸化量がこれを超える
と伸びが低下し、押出し性が悪くなり、後の形状付与の
ための熱間加工が難しくなる。
【0014】以上は、Al3 Tiの前駆複合体を製造す
る際、Al3 Tiの化学量論組成(Al−37wt%T
i)に従って、前駆複合体の粉末を製造しておこなった
ものである。しかし、この前駆複合体は、必ずしもAl
3 Ti単相の組成値である必要はなく、Al+Al3 T
i、又はAl3 Ti+TiAl2 (又はTiAl)の組
成域であってもよい。Al−Ti元素の状態図は図11
に示す通りであるが、Al3 Tiはダルトナイド(Dalt
onide)型と呼ばれるもので、殆ど組成幅を持たないもの
である。従って、前駆複合体の組成値をAl3 Tiの化
学量論組成を中心に、左右拡大することができる。
る際、Al3 Tiの化学量論組成(Al−37wt%T
i)に従って、前駆複合体の粉末を製造しておこなった
ものである。しかし、この前駆複合体は、必ずしもAl
3 Ti単相の組成値である必要はなく、Al+Al3 T
i、又はAl3 Ti+TiAl2 (又はTiAl)の組
成域であってもよい。Al−Ti元素の状態図は図11
に示す通りであるが、Al3 Tiはダルトナイド(Dalt
onide)型と呼ばれるもので、殆ど組成幅を持たないもの
である。従って、前駆複合体の組成値をAl3 Tiの化
学量論組成を中心に、左右拡大することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明について実施例1〜3について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0016】実施例1 プロセスAによって実施した。重量%でTi=33.6
%,Al2 O3 =0.48%,残部Al及びその他の不
純物からなる組成を有し、粒度400メッシュ以下の金
属間化合物Al3 Tiを用いた。この粉末68.8gを
図3に示すアトライタ容器へ投入して粉砕した。アジテ
ータ回転数250rpm,粉砕時間2Hr,分散剤とし
てメタノール2ccを添加した。粉砕が終了したあと、
Al−30vol%Al3 Tiの組成比となるように、
純Al粉(純度99.99%,粒度44μm 以下が90
%のもの)の131.2gを、アトライタ容器の上部よ
り投入し、アジテータ回転数115rpmで10分間、
2ccのメタノールを添加して低速で回転し、既に粉砕
されているAl3Ti粉と純Al粉とを十分に混合した
あと、回転数を250rpmにあげ、そのまま2時間、
処理を続けた。冷却をまって粉末を容器外へ排出した。
%,Al2 O3 =0.48%,残部Al及びその他の不
純物からなる組成を有し、粒度400メッシュ以下の金
属間化合物Al3 Tiを用いた。この粉末68.8gを
図3に示すアトライタ容器へ投入して粉砕した。アジテ
ータ回転数250rpm,粉砕時間2Hr,分散剤とし
てメタノール2ccを添加した。粉砕が終了したあと、
Al−30vol%Al3 Tiの組成比となるように、
純Al粉(純度99.99%,粒度44μm 以下が90
%のもの)の131.2gを、アトライタ容器の上部よ
り投入し、アジテータ回転数115rpmで10分間、
2ccのメタノールを添加して低速で回転し、既に粉砕
されているAl3Ti粉と純Al粉とを十分に混合した
あと、回転数を250rpmにあげ、そのまま2時間、
処理を続けた。冷却をまって粉末を容器外へ排出した。
【0017】このようにして得られた粉末はAlマトリ
ックス中にAl3 Ti粒が微細に取り込まれた混合粉と
なる。図4に、この混合粉の構造を拡大して示す。次
に、この粉末を圧縮荷重100トンのプレスにて、直径
32mmのビレットに成形したあと、500℃で5時
間、6×10-3 Torr の真空雰囲気中で脱ガスの処理を
施した。このビレットを押出比10、450℃で熱間押
出しをおこない素材をえた。図5は、この素材断面を拡
大して示す金属組織である。また、同様の方法でAl−
20vol%Al3 Ti,Al−10vol%Al3 T
iの素材をえて、以下のように評価をおこなった。
ックス中にAl3 Ti粒が微細に取り込まれた混合粉と
なる。図4に、この混合粉の構造を拡大して示す。次
に、この粉末を圧縮荷重100トンのプレスにて、直径
32mmのビレットに成形したあと、500℃で5時
間、6×10-3 Torr の真空雰囲気中で脱ガスの処理を
施した。このビレットを押出比10、450℃で熱間押
出しをおこない素材をえた。図5は、この素材断面を拡
大して示す金属組織である。また、同様の方法でAl−
20vol%Al3 Ti,Al−10vol%Al3 T
iの素材をえて、以下のように評価をおこなった。
【0018】まず前記各素材についてテストピースを採
取し、高温引張試験を実施し、その引張強さと伸びを調
査した。なお、各温度で試験したテストピース(試料
1,2,3とした)は、予め、当該試験温度に100時
間保持し、熱履歴を施した。なお、各試料は次の仕様の
混合比のものである。 試料No. 混合比(vol%) 混合比(wt%) 試料1 : Al−10vol%Al3 Ti Al−12.0wt%Al3 Ti 試料2 : Al−20vol%Al3 Ti Al−23.4wt%Al3 Ti 試料3 : Al−30vol%Al3 Ti Al−34.4wt%Al3 Ti 試験結果を次の表1,表2に示す。
取し、高温引張試験を実施し、その引張強さと伸びを調
査した。なお、各温度で試験したテストピース(試料
1,2,3とした)は、予め、当該試験温度に100時
間保持し、熱履歴を施した。なお、各試料は次の仕様の
混合比のものである。 試料No. 混合比(vol%) 混合比(wt%) 試料1 : Al−10vol%Al3 Ti Al−12.0wt%Al3 Ti 試料2 : Al−20vol%Al3 Ti Al−23.4wt%Al3 Ti 試料3 : Al−30vol%Al3 Ti Al−34.4wt%Al3 Ti 試験結果を次の表1,表2に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】試料1,2は全体的に強度は低いが、マト
リックスに純Alでなく、JIS規格の例えば、A20
24,A2017,A6061,A7075などの合金
粉末(押し出し可能)を用いれば、室温(R. T)付近
の強度のみならず、300℃以上でも効果がある。但
し、混合比が5wt%以下では効果は期待できない。ま
た30vol%Al3 Ti以上ではマトリックスに純A
lを使う方が押出性,靭性を確保するうえで有効であ
る。以上のように試料3のものでは室温強度は、市販の
高強度アルミ合金の水準にあり、500℃では従来のア
ルミ合金では達成不能な100MPaの値が得られる。
リックスに純Alでなく、JIS規格の例えば、A20
24,A2017,A6061,A7075などの合金
粉末(押し出し可能)を用いれば、室温(R. T)付近
の強度のみならず、300℃以上でも効果がある。但
し、混合比が5wt%以下では効果は期待できない。ま
た30vol%Al3 Ti以上ではマトリックスに純A
lを使う方が押出性,靭性を確保するうえで有効であ
る。以上のように試料3のものでは室温強度は、市販の
高強度アルミ合金の水準にあり、500℃では従来のア
ルミ合金では達成不能な100MPaの値が得られる。
【0022】実施例2 プロセスBによっておこなう。使用した純Al粉末は2
50〜20μm ,純度99%以上、純Ti粉末は粒径4
5〜10μm ,純度99.5%以上のものを用いた。A
l3 Tiの前駆複合体(化学量論組成のもの)を作るた
め、純Al粉189g,純Ti粉111gの合計300
gを秤量した。これをアトライタ容器に投入し、メカニ
カルアロイング処理を施した。メタノール添加量8c
c,処理時間15時間とし、其他の条件は前記実施例1
と同様とした。このようにして得たAl3 Tiの前駆複
合体の粉末を容器から排出後、分級した。分級により1
06μm 以下のものを以後使用した。このAl3 Ti前
駆複合体粉末の構造を図6に拡大して示す。
50〜20μm ,純度99%以上、純Ti粉末は粒径4
5〜10μm ,純度99.5%以上のものを用いた。A
l3 Tiの前駆複合体(化学量論組成のもの)を作るた
め、純Al粉189g,純Ti粉111gの合計300
gを秤量した。これをアトライタ容器に投入し、メカニ
カルアロイング処理を施した。メタノール添加量8c
c,処理時間15時間とし、其他の条件は前記実施例1
と同様とした。このようにして得たAl3 Tiの前駆複
合体の粉末を容器から排出後、分級した。分級により1
06μm 以下のものを以後使用した。このAl3 Ti前
駆複合体粉末の構造を図6に拡大して示す。
【0023】次に前記Al3 Ti前駆複合体粉70.2
gをアトライタ容器に入れメタノール4ccを添加し、
アジテータ回転数250rpmで2時間粉砕をおこなっ
た。次に処理済の前記粉末をアトライタ容器に入れたま
ま、容器上部より、純Al粉を229.8g投入し、ア
ジテータ回転数115rpmの低速で、約10分間混合
処理した。この混合粉の組成はAl−20vol%Al
3 Tiを目標組成としたものである。純Al中に前記の
Al3 Ti前駆複合体を複合化すべく再度メカニカルア
ロイング処理を施した。アジテータ回転数250rp
m、処理時間4時間、処理開始時と開始2時間後に、メ
タノールをそれぞれ2ccと1cc,合計3ccを添加
した。図7に、このAl3 Ti前駆体を複合化した粉末
の構造を示す。次に、容器内で前記処理粉末を冷却した
あと、大気中に排出し、分級した。この分級で104μ
m 以下の粉末を以後の工程で用いた。以後、実施例1と
同じ処理を施して素材をえた。図8にこの素材断面を拡
大した金属組織を示す。
gをアトライタ容器に入れメタノール4ccを添加し、
アジテータ回転数250rpmで2時間粉砕をおこなっ
た。次に処理済の前記粉末をアトライタ容器に入れたま
ま、容器上部より、純Al粉を229.8g投入し、ア
ジテータ回転数115rpmの低速で、約10分間混合
処理した。この混合粉の組成はAl−20vol%Al
3 Tiを目標組成としたものである。純Al中に前記の
Al3 Ti前駆複合体を複合化すべく再度メカニカルア
ロイング処理を施した。アジテータ回転数250rp
m、処理時間4時間、処理開始時と開始2時間後に、メ
タノールをそれぞれ2ccと1cc,合計3ccを添加
した。図7に、このAl3 Ti前駆体を複合化した粉末
の構造を示す。次に、容器内で前記処理粉末を冷却した
あと、大気中に排出し、分級した。この分級で104μ
m 以下の粉末を以後の工程で用いた。以後、実施例1と
同じ処理を施して素材をえた。図8にこの素材断面を拡
大した金属組織を示す。
【0024】なお以上の処理において、熱間押出し工程
以前では、得られた粉末にはAl3Tiが生成されてな
いことが図9のX線回析チャートにより確認された。ま
た熱間押出し後に、この前駆複合体が金属間化合物のA
l3 Tiに変化していることが図10のX線回析チャー
トにより確認できた。これによって、本発明のプロセス
Bはメカニカルアロイング時に強化粒子(例えばセラミ
ックスや金属間化合物)を複合化させる従来の方法とは
全く異なる方法であることが判る。すなわち図8の熱間
押出し後の素材の金属組織によれば、最大5μm 、他は
サブミクロン大のAl3 Tiが均一、微細に分散してい
ることが判る。
以前では、得られた粉末にはAl3Tiが生成されてな
いことが図9のX線回析チャートにより確認された。ま
た熱間押出し後に、この前駆複合体が金属間化合物のA
l3 Tiに変化していることが図10のX線回析チャー
トにより確認できた。これによって、本発明のプロセス
Bはメカニカルアロイング時に強化粒子(例えばセラミ
ックスや金属間化合物)を複合化させる従来の方法とは
全く異なる方法であることが判る。すなわち図8の熱間
押出し後の素材の金属組織によれば、最大5μm 、他は
サブミクロン大のAl3 Tiが均一、微細に分散してい
ることが判る。
【0025】次に、前記実施例1と同じように評価をお
こなった。なお、サンプルはAl−20vol%Al3
Tiの前記処理材(試料4とする)と、比較のため、A
2018−T6 鍛造棒(比較例1とする)を用いた。
こなった。なお、サンプルはAl−20vol%Al3
Tiの前記処理材(試料4とする)と、比較のため、A
2018−T6 鍛造棒(比較例1とする)を用いた。
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】以上から試料4はマトリックスが純Alに
もかかわらず、市販の耐熱アルミニウム合金中では最強
の部類に入る比較例1(A2018−T6 材)と比較し
て、250℃以上の温度から圧倒的に有意差を示すこと
が判った。一方、試料4は、伸びは高温になるにつれて
減少し、300℃付近で最低となった後、再び上昇する
傾向を示す。この傾向は従来のAl合金にはみられない
もので、耐クリープ性に優れていることを示す。即ち、
自動車用エンジンのピストン類は常時この付近の温度に
曝されることから、これに最適な素材といえる。また、
室温時の伸びが約20%近くあることは、冷間鍛造で安
価に部品形状を付与できる可能性がある。
もかかわらず、市販の耐熱アルミニウム合金中では最強
の部類に入る比較例1(A2018−T6 材)と比較し
て、250℃以上の温度から圧倒的に有意差を示すこと
が判った。一方、試料4は、伸びは高温になるにつれて
減少し、300℃付近で最低となった後、再び上昇する
傾向を示す。この傾向は従来のAl合金にはみられない
もので、耐クリープ性に優れていることを示す。即ち、
自動車用エンジンのピストン類は常時この付近の温度に
曝されることから、これに最適な素材といえる。また、
室温時の伸びが約20%近くあることは、冷間鍛造で安
価に部品形状を付与できる可能性がある。
【0029】実施例3 プロセスBによるとともに、ここでは前駆複合体の組成
値をAl3 Tiの化学量論組成を中心に拡大しうる範囲
について実施した。前駆複合体の組成を表5に示す4種
類(試料5〜8)に設定し、前記実施例2と同じ条件で
メカニカルアロイング処理及び熱間押出しをおこなって
素材をえた。なお、試料8についてはAlの量比が多
く、粘着特性が強いため、前駆複合体の融着が容器内で
生じ、容器からの排出が困難であった。また排出したも
のでもTiが効率的に破砕されていないため、均一な複
合化ができず、極めて不均一な組織となった。このた
め、試料8については強度の確保は難しいと判断し、以
後の押出し工程を取り止めた。また、試料5については
押出し性が悪く、500℃で熱間押出しをおこなった。
よって試料5〜7の3種について強度試験を実施した。
その結果を表6に示す。
値をAl3 Tiの化学量論組成を中心に拡大しうる範囲
について実施した。前駆複合体の組成を表5に示す4種
類(試料5〜8)に設定し、前記実施例2と同じ条件で
メカニカルアロイング処理及び熱間押出しをおこなって
素材をえた。なお、試料8についてはAlの量比が多
く、粘着特性が強いため、前駆複合体の融着が容器内で
生じ、容器からの排出が困難であった。また排出したも
のでもTiが効率的に破砕されていないため、均一な複
合化ができず、極めて不均一な組織となった。このた
め、試料8については強度の確保は難しいと判断し、以
後の押出し工程を取り止めた。また、試料5については
押出し性が悪く、500℃で熱間押出しをおこなった。
よって試料5〜7の3種について強度試験を実施した。
その結果を表6に示す。
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
【0032】なお、各試料には、各試験温度で100時
間保持の熱履歴を与えておいた。また試料5〜7は(純
Al)+(前駆複合体)総量に対し、それぞれ20%を
複合化している。
間保持の熱履歴を与えておいた。また試料5〜7は(純
Al)+(前駆複合体)総量に対し、それぞれ20%を
複合化している。
【0033】以上の結果により次のことが明らかとなっ
た。 (1) 試料7の組成域程度までは、室温強度は低いも
のの、300℃以上でもA2018−T6 (前記比較例
1)以上の強度は期待できる。しかし、前駆複合体の組
成比をAl側にシフトすると均一な前駆複合体は得にく
く、強度も期待できないのみならず、容器からの排出に
長時間を要し、工数が増大する。 (2) 試料5の前駆複合体を利用した場合、押出し性
が悪くなるが、これは押出し過程でAl+Ti→TiA
l→Al3 Tiのように、これらの生成を招く可能性が
あり、このことは押出し後の素材を分析すくとAlとT
iAl及びAl3 Tiの3相状態となることから判断さ
れる。 (3) 試料5の前駆複合体を全体で20vol%複合
化しただけでも、高価なTiを12.9wt%も使用す
るため、素材コストが著しく上昇する。 (4) 試料6と比較して試料5の組成比のものは、強
度的に大差がない。むしろ500℃では試料6の方が強
度が高い。従って、実施例3で示す前駆複合体の組成比
は、Al3 Tiの化学量論組成を中心に、Tiを25〜
45wt%,残部をAlとすることがよい。なお、T
i,Alの元素以外にNb,V,Y,Mo,Zr,S
i,Mn,Fe,Co,Ni,Hf,Crのうち、少な
くとも1元素を、第3の元素として添加し、前駆複合体
をうる場合も、Tiは25〜45wt%とし、この第3
の元素は3〜15wt%、残部を不可避不純物を含めた
Alとする。これは後の熱間押出し後に、強化粒子の硬
さを確保するうえで必要不可欠な要素であり、素材自体
の強度向上に寄与するものである。第3の元素の添加が
15wt%を越えると本来、本発明が狙った前記効果を
阻害することになる。
た。 (1) 試料7の組成域程度までは、室温強度は低いも
のの、300℃以上でもA2018−T6 (前記比較例
1)以上の強度は期待できる。しかし、前駆複合体の組
成比をAl側にシフトすると均一な前駆複合体は得にく
く、強度も期待できないのみならず、容器からの排出に
長時間を要し、工数が増大する。 (2) 試料5の前駆複合体を利用した場合、押出し性
が悪くなるが、これは押出し過程でAl+Ti→TiA
l→Al3 Tiのように、これらの生成を招く可能性が
あり、このことは押出し後の素材を分析すくとAlとT
iAl及びAl3 Tiの3相状態となることから判断さ
れる。 (3) 試料5の前駆複合体を全体で20vol%複合
化しただけでも、高価なTiを12.9wt%も使用す
るため、素材コストが著しく上昇する。 (4) 試料6と比較して試料5の組成比のものは、強
度的に大差がない。むしろ500℃では試料6の方が強
度が高い。従って、実施例3で示す前駆複合体の組成比
は、Al3 Tiの化学量論組成を中心に、Tiを25〜
45wt%,残部をAlとすることがよい。なお、T
i,Alの元素以外にNb,V,Y,Mo,Zr,S
i,Mn,Fe,Co,Ni,Hf,Crのうち、少な
くとも1元素を、第3の元素として添加し、前駆複合体
をうる場合も、Tiは25〜45wt%とし、この第3
の元素は3〜15wt%、残部を不可避不純物を含めた
Alとする。これは後の熱間押出し後に、強化粒子の硬
さを確保するうえで必要不可欠な要素であり、素材自体
の強度向上に寄与するものである。第3の元素の添加が
15wt%を越えると本来、本発明が狙った前記効果を
阻害することになる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が得
られる。 1. セラミックスより軟い(硬度Hv 600程度)A
l3 Ti粒子を強化粒子とするため、被切削性が著しく
よい。 2. 300℃付近で伸びが最低となる特性を有するた
め、耐クリープ性に優れる。 3. 各温度に100時間保持しても1時間保持した場
合に比較して強度の低下が殆どない。すなわち、熱的に
も安定な素材が得られ、特に300〜500℃でその効
果が顕著である。 4. 高価なAl3 Tiの金属間化合物を出発原料に用
いなくともよく、また、均一、微細にAl3 Tiが分散
した素材が得られる。 5. 組成比によっては、伸びが20%近くに達するも
のがあり、冷間鍛造によって安価に部品形状を付与する
ことができる。
られる。 1. セラミックスより軟い(硬度Hv 600程度)A
l3 Ti粒子を強化粒子とするため、被切削性が著しく
よい。 2. 300℃付近で伸びが最低となる特性を有するた
め、耐クリープ性に優れる。 3. 各温度に100時間保持しても1時間保持した場
合に比較して強度の低下が殆どない。すなわち、熱的に
も安定な素材が得られ、特に300〜500℃でその効
果が顕著である。 4. 高価なAl3 Tiの金属間化合物を出発原料に用
いなくともよく、また、均一、微細にAl3 Tiが分散
した素材が得られる。 5. 組成比によっては、伸びが20%近くに達するも
のがあり、冷間鍛造によって安価に部品形状を付与する
ことができる。
【図1】本発明の製造プロセス(プロセスA)の説明図
である。
である。
【図2】本発明の製造プロセス(プロセスB)の説明図
である。
である。
【図3】本発明の実施例で用いるアトライタの説明図で
ある。
ある。
【図4】本発明のプロセスAの実施例で得られる混合粉
の構造を示す図面に代る写真である。
の構造を示す図面に代る写真である。
【図5】同プロセスAの実施例で得られる素材断面の金
属組織を示す図面に代る写真である。
属組織を示す図面に代る写真である。
【図6】本発明のプロセスBの実施例で得られる前駆複
合体粉末の構造を示す図面に代る写真である。
合体粉末の構造を示す図面に代る写真である。
【図7】同プロセスBの実施例で得られた前駆複合体粉
末と純Al粉末とを複合化した粉末の構造を示す図面に
代る写真である。
末と純Al粉末とを複合化した粉末の構造を示す図面に
代る写真である。
【図8】同プロセスBの実施例で得られた素材断面の金
属組織を示す図面に代る写真である。
属組織を示す図面に代る写真である。
【図9】同プロセスBの実施例で得られた前駆複合体粉
末と純Al粉末とを複合化した粉末のX線回析チャート
図である。
末と純Al粉末とを複合化した粉末のX線回析チャート
図である。
【図10】同プロセスBによって複合化した粉末を用い
た熱間押出し棒のX線回析チャート図である。
た熱間押出し棒のX線回析チャート図である。
【図11】Al−Ti2元素の状態図である。
1 アトライタ 2 アジテータ 3 ボール
Claims (21)
- 【請求項1】 純Al粉末またはAl合金粉末に、Al
3 Ti粉末を混合し、該混合粉末をメカニカルアロイン
グ処理することを特徴とするAl3 Ti分散強化アルミ
ニウム合金粉末の製造方法。 - 【請求項2】 前記Al3 Ti粉末の混合比が全体の5
〜45重量%であることを特徴とする請求項1に記載の
Al3 Ti分散強化アルミニウム合金粉末の製造方法。 - 【請求項3】 メカニカルアロイング処理中に分散剤と
してアルコールを用い、該アルコールの残さから混入す
る炭素量が1重量%以下であることを特徴とする請求項
1に記載のAl3 Ti分散強化アルミニウム合金粉末の
製造方法。 - 【請求項4】 純Al粉末と純Ti粉末とを混合し、該
混合粉末をメカニカルアロイング処理して、Al3 Ti
系の前駆複合体粉末を作製し、該前駆複合体粉末に、さ
らに純Al粉末を混合して、再度、メカニカルアロイン
グ処理することを特徴とするAl3 Ti系の前駆複合体
を複合したアルミニウム合金粉末の製造方法。 - 【請求項5】 前記前駆複合体の純Ti粉末と純Al粉
末の混合比がTiが25〜45重量%、好ましくは35
〜39重量%、残部がAlからなることを特徴とする請
求項4に記載のAl3 Ti系前駆複合体粉末の製造方
法。 - 【請求項6】 前記前駆複合体粉末と、前記純Al粉末
とを混合する場合に、前駆複合体粉末の混合比が全体の
5〜45重量%であることを特徴とする請求項4に記載
のAl3 Ti系前駆複合体を複合したアルミニウム合金
粉末の製造方法。 - 【請求項7】 メカニカルアロイング処理中に分散剤と
してアルコールを用い、該アルコールの残さから混入す
る炭素量が1重量%以下であることを特徴とする請求項
4に記載のAl3 Ti系前駆複合体を複合したアルミニ
ウム合金粉末の製造方法。 - 【請求項8】 請求項1ないし3のいずれかに記載の方
法で製造したAl3Ti分散強化アルミニウム合金粉末
を用いて、ビレット成形後、熱間加工することを特徴と
するAl3 Ti分散強化アルミニウム合金の製造方法。 - 【請求項9】 請求項4ないし7のいずれかに記載の方
法で製造したAl3Ti系前駆複合体を複合したアルミ
ニウム合金粉末を用い、ビレットの成形から熱間加工に
到る工程でAl3 Tiを反応生成して、Alマトリック
ス中にAl3Tiを分散させたことを特徴とするAl3
Ti分散強化アルミニウム合金の製造方法。 - 【請求項10】 Al中に分散する前記Al3 Ti粒子
の粒径が20μm 以下であることを特徴とする請求項9
に記載のAl3 Ti分散強化アルミニウム合金の製造方
法。 - 【請求項11】 請求項8の方法によって製造したAl
3 Ti分散強化アルミニウム合金。 - 【請求項12】 合金粉末の酸化量に依存した熱間加工
後の全酸素量が5重量%以下であることを特徴とする請
求項11に記載のAl3 Ti分散強化アルミニウム合
金。 - 【請求項13】 請求項9の方法によって製造したAl
3 Ti分散強化アルミニウム合金。 - 【請求項14】 合金粉末の酸化量に依存した熱間加工
後の全酸化量(Al2 O3 量として)は5重量%以下で
あることを特徴とする請求項13に記載のAl3 Ti分
散強化アルミニウム合金。 - 【請求項15】 請求項4に記載の前駆複合体がTiを
25〜45wt%、Nb,V,Y,Mo,Zr,Si,
Mn,Fe,Co,Ni,Hf,Cr(これらをXとす
る)のうち少なくとも1元素を3〜15wt%,残部を
不可避不純物を含むAlからなることを特徴とする請求
項4に記載のAl3 Ti系前駆複合体を複合したアルミ
ニウム合金粉末の製造方法。 - 【請求項16】 前記前駆複合体粉末と、前記純Al粉
末とを混合する場合に、前駆複合体粉末の混合比が全体
の5〜45重量%であることを特徴とする請求項15に
記載の(Al,X)3 Ti系前駆複合体を複合したアル
ミニウム合金粉末の製造方法。 - 【請求項17】 メカニカルアロイング処理中に分散材
としてアルコールを用い、該アルコールの残さから混入
する炭素量が1重量%以下であることを特徴とする請求
項15に記載の(Al,X)3 Ti系前駆複合体を複合
したアルミニウム合金粉末の製造方法。 - 【請求項18】 請求項15ないし17のいずれかに記
載の方法で製造した(Al,X)3 Ti系前駆複合体を
複合したアルミニウム合金粉末を用い、ビレットの成形
から熱間加工に到る工程で(Al,X)3 Ti系の金属
間化合物を反応生成して、Alマトリックス中に該金属
間化合物を分散させたことを特徴とする(Al,X)3
Ti系金属間化合物分散強化アルミニウム合金の製造方
法。g - 【請求項19】 Al中に分散する前記金属間化合物粒
子の粒径が20μm以下であることを特徴とする請求項
18に記載の(Al,X)3 Ti系金属間化合物分散強
化アルミニウム合金の製造方法。 - 【請求項20】 請求項18の方法によって製造した
(Al,X)3 Ti系金属間化合物分散強化アルミニウ
ム合金。 - 【請求項21】 合金粉末の酸化量に依存した熱間加工
後の全酸素量が5重量%以下であることを特徴とする請
求項20に記載の(Al,X)3 Ti系金属間化合物分
散強化アルミニウム合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5348768A JPH07188701A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | Al3 Ti分散強化アルミニウム合金と、その粉末並びにそれらの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5348768A JPH07188701A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | Al3 Ti分散強化アルミニウム合金と、その粉末並びにそれらの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07188701A true JPH07188701A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18399237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5348768A Pending JPH07188701A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | Al3 Ti分散強化アルミニウム合金と、その粉末並びにそれらの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07188701A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008080041A1 (en) * | 2006-12-23 | 2008-07-03 | June-Sang Siak | Three-part metallurgy system including aluminum and titanium for lightweight alloy |
| JP2011096444A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Mitsubishi Materials Corp | 非水電解質二次電池用正極 |
| EP2669028A4 (en) * | 2011-01-25 | 2016-08-24 | Nagoya Inst Technology | Crystal grain refining agent for casting and method for producing the same |
| CN114351008A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-04-15 | 华南理工大学 | 一种用于3d打印的双相亚微米颗粒改性铝基复合粉末及其制备方法 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5348768A patent/JPH07188701A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008080041A1 (en) * | 2006-12-23 | 2008-07-03 | June-Sang Siak | Three-part metallurgy system including aluminum and titanium for lightweight alloy |
| US20100015463A1 (en) * | 2006-12-23 | 2010-01-21 | June Sang Siak | Three-part metallurgy system including aluminum and titanium for lightweight alloy |
| JP2011096444A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Mitsubishi Materials Corp | 非水電解質二次電池用正極 |
| EP2669028A4 (en) * | 2011-01-25 | 2016-08-24 | Nagoya Inst Technology | Crystal grain refining agent for casting and method for producing the same |
| CN114351008A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-04-15 | 华南理工大学 | 一种用于3d打印的双相亚微米颗粒改性铝基复合粉末及其制备方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1101831B1 (en) | Titanium-based composite material, method for producing the same and engine valve | |
| US6902699B2 (en) | Method for preparing cryomilled aluminum alloys and components extruded and forged therefrom | |
| US4946500A (en) | Aluminum based metal matrix composites | |
| US4923532A (en) | Heat treatment for aluminum-lithium based metal matrix composites | |
| US5273569A (en) | Magnesium based metal matrix composites produced from rapidly solidified alloys | |
| US12319984B2 (en) | Metal matrix composites and methods of making and use thereof | |
| EP1234894A1 (en) | Corrosion resistant, high strength alloy and a method for manufacturing the same | |
| WO2010077735A2 (en) | A method for forming high strength aluminum alloys containing l12 intermetallic dispersoids | |
| US20100226817A1 (en) | High strength l12 aluminum alloys produced by cryomilling | |
| JP2546660B2 (ja) | セラミックス分散強化型アルミニウム合金の製造方法 | |
| JP3419582B2 (ja) | 高強度アルミニウム基複合材料の製造方法 | |
| JPH05140685A (ja) | アルミニウム基合金集成固化材並びにその製造方法 | |
| JPH0776701A (ja) | 金属間化合物分散強化アルミニウム合金(粉末)およびその製造方法 | |
| JPH05247562A (ja) | Ti−Al系金属間化合物の製造方法 | |
| JPH07268401A (ja) | 高強度アルミニウム合金(粉末)とその製造方法 | |
| JP2564527B2 (ja) | 耐熱、高強度、高延性アルミニウム合金部材の製造方法 | |
| JPH06271901A (ja) | 焼結性に優れたTi−Al系金属間化合物粉末およびその焼結体 | |
| JPH07331356A (ja) | Al3Fe分散強化アルミニウム合金と粉末およびそれらの製造方法 | |
| JPH05302138A (ja) | アルミニウム基合金集成固化材並びにその製造方法 | |
| JPH07207302A (ja) | AlN分散型アルミニウム合金複合材料の製造方法 | |
| JPH0892603A (ja) | 金属間化合物分散Al合金と粉末並びにそれらの製造方法 | |
| JPH0797601A (ja) | アルミニウム合金(粉末)およびその製造方法 | |
| JPH0565585A (ja) | アルミニウム基合金集成固化材並びにその製造方法 | |
| JPH0931567A (ja) | 高強度アルミニウム合金の製造方法 | |
| JPH10265918A (ja) | アルミニウム合金 |