JPH0718875B2 - 血中または体液中の微量物質含有量の測定法 - Google Patents
血中または体液中の微量物質含有量の測定法Info
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- JPH0718875B2 JPH0718875B2 JP62152482A JP15248287A JPH0718875B2 JP H0718875 B2 JPH0718875 B2 JP H0718875B2 JP 62152482 A JP62152482 A JP 62152482A JP 15248287 A JP15248287 A JP 15248287A JP H0718875 B2 JPH0718875 B2 JP H0718875B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、血中または体液中に含有する微量物質、具体
的には糖鎖を有する抗原(糖鎖含有抗原)を測定する方
法に関するものである。さらに詳細には、固相化レクチ
ンと糖鎖含有抗原と標識抗体との複合体を形成させ、該
複合体中の標識量を測定することにより血中または体液
中に含まれる微量物質の含有量を測定する方法に関する
ものである。
的には糖鎖を有する抗原(糖鎖含有抗原)を測定する方
法に関するものである。さらに詳細には、固相化レクチ
ンと糖鎖含有抗原と標識抗体との複合体を形成させ、該
複合体中の標識量を測定することにより血中または体液
中に含まれる微量物質の含有量を測定する方法に関する
ものである。
[従来の技術] 血中の微量物質の測定は、1959年にバーソン(Barson)
とヤロー(Yallow)によって開発されたラジオイムノア
ッセイ(Radioimmuoassay(RIA))によって飛躍的に進
展した(NATURE,November21,1959,Vol.184、p1648〜p16
49)。現在でもこの技術は、多くのホルモンや血中薬
物、酵素、ウイルス特異抗原、微量タンパク成分、癌抗
原関連物質などの測定に幅広く応用されている。しかし
この方法は、抗体に対して放射性物質標識抗原を競合的
に反応させるため、測定感度や特異性に限界があり、ま
た相当純化した抗原も必要である。
とヤロー(Yallow)によって開発されたラジオイムノア
ッセイ(Radioimmuoassay(RIA))によって飛躍的に進
展した(NATURE,November21,1959,Vol.184、p1648〜p16
49)。現在でもこの技術は、多くのホルモンや血中薬
物、酵素、ウイルス特異抗原、微量タンパク成分、癌抗
原関連物質などの測定に幅広く応用されている。しかし
この方法は、抗体に対して放射性物質標識抗原を競合的
に反応させるため、測定感度や特異性に限界があり、ま
た相当純化した抗原も必要である。
これに対して、1968年にマイルス(Miles)らがイムノ
ラジオメトリックアッセイ(Immunoradiometric assay
(IRMA))を開発した(NATURE,July13 1968、Vol.219,
p186〜p189)。この方法は、抗原に対して異なる部分を
認識する2種類以上の抗体を使用し、一方の抗体を何ら
かの固相系に固定し、他方を放射性物質で標識して抗原
をサンドイッチ様に挟み込む方法である。このIRMA法
は、異なる複数の抗体を使えるために純化した抗原は必
ずしも必要ではなく、特異性、感度も優れている。現
在、多くの物質がこの方法で測定されている。
ラジオメトリックアッセイ(Immunoradiometric assay
(IRMA))を開発した(NATURE,July13 1968、Vol.219,
p186〜p189)。この方法は、抗原に対して異なる部分を
認識する2種類以上の抗体を使用し、一方の抗体を何ら
かの固相系に固定し、他方を放射性物質で標識して抗原
をサンドイッチ様に挟み込む方法である。このIRMA法
は、異なる複数の抗体を使えるために純化した抗原は必
ずしも必要ではなく、特異性、感度も優れている。現
在、多くの物質がこの方法で測定されている。
一方、これらの方法が測定対象とする物質はアミノ酸が
数多く結合したタンパク質であるが、比較的高分子にな
るに従ってガラクトース、マンノース、N−アセチルグ
ルコサミン、シアル酸(N−アセチル・ニューラミン
酸)等の糖鎖がこれらに結合している。最近に至って、
これら糖鎖が重要な役割を持っていることが判明してき
ているが、それぞれの物質の糖鎖の役割は現在世界中で
研究中である。共通して考えられていることは、タンパ
ク質部分が基本骨格であり、糖鎖はその物質のレセプタ
ーに対する特定な情報であろうと推定されている。換言
すれば、タンパン質が鍵の本体とすると、糖鎖は鍵の刻
みに相当する。
数多く結合したタンパク質であるが、比較的高分子にな
るに従ってガラクトース、マンノース、N−アセチルグ
ルコサミン、シアル酸(N−アセチル・ニューラミン
酸)等の糖鎖がこれらに結合している。最近に至って、
これら糖鎖が重要な役割を持っていることが判明してき
ているが、それぞれの物質の糖鎖の役割は現在世界中で
研究中である。共通して考えられていることは、タンパ
ク質部分が基本骨格であり、糖鎖はその物質のレセプタ
ーに対する特定な情報であろうと推定されている。換言
すれば、タンパン質が鍵の本体とすると、糖鎖は鍵の刻
みに相当する。
また、糖鎖が注目されている他の原因は癌化との関係で
ある。最近の研究によれば、癌化によって糖鎖構造に変
化が観察されており、糖鎖の違いを測定できれば癌化の
診断ができる可能性が示唆されている。しかし、糖鎖の
測定はまだ研究段階にあり、現在行われている方法はカ
ラムクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー
などによる分別や酵素によって糖鎖を切断してその反応
性の違いをみることなどであり、臨床の現場でこれを行
なうには検査効率が低く、問題が多い。
ある。最近の研究によれば、癌化によって糖鎖構造に変
化が観察されており、糖鎖の違いを測定できれば癌化の
診断ができる可能性が示唆されている。しかし、糖鎖の
測定はまだ研究段階にあり、現在行われている方法はカ
ラムクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー
などによる分別や酵素によって糖鎖を切断してその反応
性の違いをみることなどであり、臨床の現場でこれを行
なうには検査効率が低く、問題が多い。
[発明が解決しようとする課題] 従来広範囲に応用されてきたラジオイムノアッセイ(RI
A)やイムノラジオメトリックアッセイ(IRMA)は、抗
原と抗体の結合反応を利用しているので特異性は高いと
考えられているが、一方では抗原がその分子上にさまざ
まな変化構造を有していても、その変化構造が抗体の認
識範囲外の部分であれば測定上での違いは見られない。
また、抗原の分子上の変化構造のみを認識するような抗
体の開発もモノクローナル抗体の作成技術の確立によっ
て可能になりつつあるが、類似構造物質を含めて抗原の
全構造が不明な抗原では適当な抗体の検索が極めて困難
である。またこれら抗原にはタンパク質のみの抗原と糖
鎖を有するタンパク質抗原および糖鎖のみの抗原が存在
し、種々の病態によって糖鎖構造が最も変化し易いと考
えられているが、一般的にタンパク質部分が強い抗原性
を有するので、糖鎖を特異的に認識する抗体の作成は困
難と言われている。
A)やイムノラジオメトリックアッセイ(IRMA)は、抗
原と抗体の結合反応を利用しているので特異性は高いと
考えられているが、一方では抗原がその分子上にさまざ
まな変化構造を有していても、その変化構造が抗体の認
識範囲外の部分であれば測定上での違いは見られない。
また、抗原の分子上の変化構造のみを認識するような抗
体の開発もモノクローナル抗体の作成技術の確立によっ
て可能になりつつあるが、類似構造物質を含めて抗原の
全構造が不明な抗原では適当な抗体の検索が極めて困難
である。またこれら抗原にはタンパク質のみの抗原と糖
鎖を有するタンパク質抗原および糖鎖のみの抗原が存在
し、種々の病態によって糖鎖構造が最も変化し易いと考
えられているが、一般的にタンパク質部分が強い抗原性
を有するので、糖鎖を特異的に認識する抗体の作成は困
難と言われている。
このような問題を解決する一手段として、糖鎖に結合性
を有する物質、たとえばレクチンなど用いて糖鎖含有抗
原を測定する方法が報告されている(特開昭57−29949
号公報、特開昭61−20867号公報など参照)。しかしな
がら、特開昭57−29949号公報記載の方法は、標識レク
チンを用いた競合反応による糖鎖含有抗原の測定法であ
り、標識レクチンの作製が困難であったり、競合反応で
あるために満足できる測定感度が得られないなどの問題
を有していた。
を有する物質、たとえばレクチンなど用いて糖鎖含有抗
原を測定する方法が報告されている(特開昭57−29949
号公報、特開昭61−20867号公報など参照)。しかしな
がら、特開昭57−29949号公報記載の方法は、標識レク
チンを用いた競合反応による糖鎖含有抗原の測定法であ
り、標識レクチンの作製が困難であったり、競合反応で
あるために満足できる測定感度が得られないなどの問題
を有していた。
また、特開昭61−20867号公報記載の方法は、サンドイ
ッチ検定を採用しているために特開昭57−29949号公報
記載の方法の測定感度の欠点を改善できる方法ではある
が、依然として標識レクチンの作製上の問題は解決され
ていない。さらに、この方法の別の大きな問題として、
固相化抗体と標識レクチンを用いて糖鎖含有抗原を測定
する方法であるため、非特異的吸着が増加し、測定系の
バックグラウンドが上昇して実用的な測定系を組み立て
ることができないという点を挙げることができる。すな
わち、固相化に用いられる抗体にも複数の糖鎖がある
が、これらの糖鎖を酵素処理により簡単に切断すること
は困難とされている。したがって、比較的多量の固相化
抗体と標識レクチンを用いる上記従来方法では、標識レ
クチンが結合する対象として固相化抗体に結合した糖鎖
含有抗原に加えて固相化抗体(抗原が結合しているか、
結合していないかに関わらず)が存在することとなり、
固相化抗体に結合した標識レクチンがバックグラウンド
を上昇させ、抗原の正確な測定を事実上不可能としてい
る。
ッチ検定を採用しているために特開昭57−29949号公報
記載の方法の測定感度の欠点を改善できる方法ではある
が、依然として標識レクチンの作製上の問題は解決され
ていない。さらに、この方法の別の大きな問題として、
固相化抗体と標識レクチンを用いて糖鎖含有抗原を測定
する方法であるため、非特異的吸着が増加し、測定系の
バックグラウンドが上昇して実用的な測定系を組み立て
ることができないという点を挙げることができる。すな
わち、固相化に用いられる抗体にも複数の糖鎖がある
が、これらの糖鎖を酵素処理により簡単に切断すること
は困難とされている。したがって、比較的多量の固相化
抗体と標識レクチンを用いる上記従来方法では、標識レ
クチンが結合する対象として固相化抗体に結合した糖鎖
含有抗原に加えて固相化抗体(抗原が結合しているか、
結合していないかに関わらず)が存在することとなり、
固相化抗体に結合した標識レクチンがバックグラウンド
を上昇させ、抗原の正確な測定を事実上不可能としてい
る。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記従来法の問題点を解決するために鋭
意研究を重ねた結果、固相化レクチンと標識抗体を用い
るサンドイッチ法により上記従来法の問題を一挙に解決
し、糖鎖含有抗原の実用的な測定系を組み立てることが
できることを見いだし、本発明を完成させた。
意研究を重ねた結果、固相化レクチンと標識抗体を用い
るサンドイッチ法により上記従来法の問題を一挙に解決
し、糖鎖含有抗原の実用的な測定系を組み立てることが
できることを見いだし、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、測定試料中の微量物質(糖鎖含有
抗原)をサンドイッチ法により測定する方法において、
固相化レクチンと標識抗体とを使用することを特徴とす
る微量物質の測定法に関するものである。より具体的に
は、測定試料と固相化レクチンとを反応せしめて固相化
レクチン・糖鎖含有抗原の複合体を得、さらに該複合体
と標識抗体とを反応せしめて固相化レクチン・糖鎖含有
抗原・標識抗体の複合体を得、この複合体中の標識量を
測定することを特徴とする微量物質の測定法に関するも
のである。
抗原)をサンドイッチ法により測定する方法において、
固相化レクチンと標識抗体とを使用することを特徴とす
る微量物質の測定法に関するものである。より具体的に
は、測定試料と固相化レクチンとを反応せしめて固相化
レクチン・糖鎖含有抗原の複合体を得、さらに該複合体
と標識抗体とを反応せしめて固相化レクチン・糖鎖含有
抗原・標識抗体の複合体を得、この複合体中の標識量を
測定することを特徴とする微量物質の測定法に関するも
のである。
本発明で使用するレクチンとしては、糖結合タンパク質
のなかで一定の糖構造を特異的に認識して結合する性質
を有するものであれば特に限定されない。具体的には、
コンカナバリンA(ConA,タチナタマメレクチン),PNA
(ピーナッツレクチン),RCA(ヒマレクチン),LcH(レ
ンズマメレクチン)およびPHA(インゲンマメレクチ
ン)、WGA(コムギ胚レクチン)等の植物性レクチン、L
FA(ナメクジレクチン)等の動物性レクチンを使用する
ことができる。
のなかで一定の糖構造を特異的に認識して結合する性質
を有するものであれば特に限定されない。具体的には、
コンカナバリンA(ConA,タチナタマメレクチン),PNA
(ピーナッツレクチン),RCA(ヒマレクチン),LcH(レ
ンズマメレクチン)およびPHA(インゲンマメレクチ
ン)、WGA(コムギ胚レクチン)等の植物性レクチン、L
FA(ナメクジレクチン)等の動物性レクチンを使用する
ことができる。
レクチンを結合させる固相としては、レクチンを結合で
きるものであれば特に制限されない。具体的には、寒
天、アガロースゲルなどのクロマトグラフィー用に使用
されている担体、ポリスチレンビーズなどの水不溶性担
体を使用することができる。なお、レクチンと担体の結
合は常法に従って行うことができる。
きるものであれば特に制限されない。具体的には、寒
天、アガロースゲルなどのクロマトグラフィー用に使用
されている担体、ポリスチレンビーズなどの水不溶性担
体を使用することができる。なお、レクチンと担体の結
合は常法に従って行うことができる。
本発明で使用する標識抗体は、測定目的の抗原(特に抗
原のタンパク質部分)に特異的な抗体を適当なマーカー
(放射性物質、酵素、蛍光物質、化学発光物質など)を
用いて標識したものである。このような標識抗体も常法
により調製することができる。
原のタンパク質部分)に特異的な抗体を適当なマーカー
(放射性物質、酵素、蛍光物質、化学発光物質など)を
用いて標識したものである。このような標識抗体も常法
により調製することができる。
本発明に供する測定試料としては、血液、血清、血漿、
体液(唾液、腹水、胸水、尿、胆汁等)などいずれであ
ってもよい。
体液(唾液、腹水、胸水、尿、胆汁等)などいずれであ
ってもよい。
本発明方法は、固相化レクチンと測定試料を反応させて
レクチンに結合する抗原を拾い出し、次に標識抗体でこ
の抗原を挟み込み、該複合体の標識量を測定するもので
ある。具体的に、レクチンイムノラジオメトリックアッ
セイ(LIRMA)につき、図面に基づいて説明する。第1
図において、 1)試験管1に血清あるいは体液などの測定試料2を微
量入れる。測定試料2は抗体結合抗原4、抗体非結合抗
原5を含有するレクチン結合抗原3とレクチン非結合抗
原6より成っている。次にレクチン結合アガロースビー
ズ7を微量入れる。場合によってはこの時緩衝液なども
加えることがある。またこの時定まった抗原濃度の標準
液を試料と同様に測定系に加えておく。標準抗原は糖鎖
構造が解明されたものが望ましい。
レクチンに結合する抗原を拾い出し、次に標識抗体でこ
の抗原を挟み込み、該複合体の標識量を測定するもので
ある。具体的に、レクチンイムノラジオメトリックアッ
セイ(LIRMA)につき、図面に基づいて説明する。第1
図において、 1)試験管1に血清あるいは体液などの測定試料2を微
量入れる。測定試料2は抗体結合抗原4、抗体非結合抗
原5を含有するレクチン結合抗原3とレクチン非結合抗
原6より成っている。次にレクチン結合アガロースビー
ズ7を微量入れる。場合によってはこの時緩衝液なども
加えることがある。またこの時定まった抗原濃度の標準
液を試料と同様に測定系に加えておく。標準抗原は糖鎖
構造が解明されたものが望ましい。
2)試験管1を振蘯機上に固定し、振蘯しながらレクチ
ンと抗原の反応を行ない、レクチンアガロースビーズと
抗原の結合物8を得る。これはアガロースビーズが大変
沈澱し易いためである。この反応は早いので1〜2時間
で終了できる。
ンと抗原の反応を行ない、レクチンアガロースビーズと
抗原の結合物8を得る。これはアガロースビーズが大変
沈澱し易いためである。この反応は早いので1〜2時間
で終了できる。
3)反応を終了した試験管1に緩衝液を多量に加え、ア
ガロースビーズを浮き上がらせた後、遠心分離機にかけ
る。アガロースビーズは容易に沈澱する。この時の上澄
をアスピレータなどで取り除く。この操作を数回繰り返
すとレクチンと未反応の抗原を完全に取り除くことがで
きる。
ガロースビーズを浮き上がらせた後、遠心分離機にかけ
る。アガロースビーズは容易に沈澱する。この時の上澄
をアスピレータなどで取り除く。この操作を数回繰り返
すとレクチンと未反応の抗原を完全に取り除くことがで
きる。
4)沈澱したアガロースビーズに放射性同位元素を結合
した抗体9を微量加える。この時緩衝液などを同時に加
えることもある。また放射性同位元素としてI−125を
使うと、広く行なわれているIRMAのI−125標識抗体を
流用できる。
した抗体9を微量加える。この時緩衝液などを同時に加
えることもある。また放射性同位元素としてI−125を
使うと、広く行なわれているIRMAのI−125標識抗体を
流用できる。
5)振蘯を加えながら抗原と抗体の反応を行ない、レク
チンアガロースビーズと抗原と標識抗体の結合物10を得
る。低温で長時間行なうと安定した結果が得られる。
チンアガロースビーズと抗原と標識抗体の結合物10を得
る。低温で長時間行なうと安定した結果が得られる。
6)前記3)と同様の洗浄操作を行ない、未反応の放射
性同位元素標識抗体の結合物11を取り除く。
性同位元素標識抗体の結合物11を取り除く。
7)最後に沈澱したレクチン結合アガロースビーズ、抗
原、放射性同位元素標識抗体の結合物10を放射能測定機
にかけて、放射能を測定する。
原、放射性同位元素標識抗体の結合物10を放射能測定機
にかけて、放射能を測定する。
一例として第2図のごとく標準濃度から得られた放射能
力ウントを使い標準曲線を描き、未知試料の放射能力ウ
ントを標準曲線にあてはめて試料の濃度を求める。また
は特定標準濃度の放射能力ウントに対する未知試料の放
射能力ウントを比率として求め、これを定量的に解釈す
る。
力ウントを使い標準曲線を描き、未知試料の放射能力ウ
ントを標準曲線にあてはめて試料の濃度を求める。また
は特定標準濃度の放射能力ウントに対する未知試料の放
射能力ウントを比率として求め、これを定量的に解釈す
る。
[実施例] 実施例1 WGA(コムギ胚レクチン)とLcH(レンズマメレクチン)
のアガロースビーズ(EY Laboratoyies製)を使用し
て、現在最も肝臓癌の良い検査項目であるアルファフェ
トプロテイン[Alpha−feto protein(AFP)]のLIRMA
を行なった。
のアガロースビーズ(EY Laboratoyies製)を使用し
て、現在最も肝臓癌の良い検査項目であるアルファフェ
トプロテイン[Alpha−feto protein(AFP)]のLIRMA
を行なった。
レクチンの糖鎖抗原結合量にあわせるため、標準液と血
清サンプルをバッファーで1/10に希釈し、これに原濃度
当り50μlのWGAあるいはLcHのアガロースビーズを加
え、25℃、2時間水平振蘯しながらインキュベートし、
反応液に1mlリン酸バッファー(Triton−X 100を含
む)を加え、3000rpm、4℃、5分間遠心分離し、これ
の上澄を取り除き再度リン酸バッファーを加え、同様な
操作を4回繰り返す。これらの操作でWGAあるいはLcHに
未反応な抗原は完全に取り除かれる。
清サンプルをバッファーで1/10に希釈し、これに原濃度
当り50μlのWGAあるいはLcHのアガロースビーズを加
え、25℃、2時間水平振蘯しながらインキュベートし、
反応液に1mlリン酸バッファー(Triton−X 100を含
む)を加え、3000rpm、4℃、5分間遠心分離し、これ
の上澄を取り除き再度リン酸バッファーを加え、同様な
操作を4回繰り返す。これらの操作でWGAあるいはLcHに
未反応な抗原は完全に取り除かれる。
洗浄を終了したアガロースビーズにI−125標識抗AFP抗
体を50μl加え、4℃、48時間振蘯を加えながらインキ
ュベートする。反応終了後は上記と同様にアガロースビ
ーズを洗浄して、未反応のI−125標識抗AFP抗体を取り
除き、沈澱しているアガロースビーズの結合放射能をガ
ンマーカウンターで測定する。
体を50μl加え、4℃、48時間振蘯を加えながらインキ
ュベートする。反応終了後は上記と同様にアガロースビ
ーズを洗浄して、未反応のI−125標識抗AFP抗体を取り
除き、沈澱しているアガロースビーズの結合放射能をガ
ンマーカウンターで測定する。
標準液の測定結果を使って標準曲線を描き、これより未
知試料の抗原濃度を求める。あるいは特定の標準に対す
る未知試料の放射能の比を求める。これは標準の糖鎖構
造がレクチンに対して容量反応的でない場合の測定値の
解釈に適している。
知試料の抗原濃度を求める。あるいは特定の標準に対す
る未知試料の放射能の比を求める。これは標準の糖鎖構
造がレクチンに対して容量反応的でない場合の測定値の
解釈に適している。
以上の測定を実行した結果を次表に示す。
IRMA法の測定結果と比較すると、LcHレクチンでの測定
はIRMA法による結果と類似している。これはLcHレクチ
ンがフコース(Fucose)構造を認識するため、肝癌由来
の標準および肝癌の血清と良好に反応するためである。
しかしWGAはバイセクチングN−アセチルグルコサミン
(bisecting GlcNAc)構造を認識するため1000ng/mlの
標準に対する比は小さい。また量的比較をするとIRMAに
よる肝癌の濃度は多い順番にD,C,B,A,Eであるが、WGAで
はD,C,B,A,Eであり、LcHではB,D,C,A,Eである。このこ
とからサンプルBはFucose構造がより多いことが判明す
る。
はIRMA法による結果と類似している。これはLcHレクチ
ンがフコース(Fucose)構造を認識するため、肝癌由来
の標準および肝癌の血清と良好に反応するためである。
しかしWGAはバイセクチングN−アセチルグルコサミン
(bisecting GlcNAc)構造を認識するため1000ng/mlの
標準に対する比は小さい。また量的比較をするとIRMAに
よる肝癌の濃度は多い順番にD,C,B,A,Eであるが、WGAで
はD,C,B,A,Eであり、LcHではB,D,C,A,Eである。このこ
とからサンプルBはFucose構造がより多いことが判明す
る。
このようにLIRMA法は同一のサンプルから糖鎖構造に応
じた異なる情報が得られ、量的情報と質的情報を同時に
観察できることが大きな利点である。
じた異なる情報が得られ、量的情報と質的情報を同時に
観察できることが大きな利点である。
[発明の効果] 上述したように本発明はレクチンの結合抗原のみから抗
体の認識抗原を測定するものであり、従来のRIAやIRMA
のように抗体のみの認識抗原を測定するものではない。
従ってレクチンを変えることによって、糖鎖抗原でもそ
の糖鎖構造による量的な違いを観察することができる今
までに例をみない全く新しい測定法である。
体の認識抗原を測定するものであり、従来のRIAやIRMA
のように抗体のみの認識抗原を測定するものではない。
従ってレクチンを変えることによって、糖鎖抗原でもそ
の糖鎖構造による量的な違いを観察することができる今
までに例をみない全く新しい測定法である。
また、固相化レクチンと標識抗体を用いる方法であるた
め、固相化抗体と標識レクチンを用いる従来法にみられ
た欠点を克服することができる。
め、固相化抗体と標識レクチンを用いる従来法にみられ
た欠点を克服することができる。
第1図は本発明にかかるレクチンイムノラジオメトリッ
クアッセイ(LIRMA)の説明図であり、第2図は標準濃
度(ng/ml)から得られた放射能力ウント(CPM)を用い
ての標準曲線を示すものである。 1……試験管、2……血清あるいは体液などの測定試
料、3……レクチン結合抗原、4……抗体結合抗原、5
……抗体非結合抗原、6……レクチン非結合抗原、7…
…レクチン結合アガロースビーズ、8……レクチンアガ
ロースビーズと抗原の結合物、9……放射性同位元素を
結合した抗体、10……レクチンアガロースビーズと抗原
と標識抗体の結合物、11……非結合の標識抗体
クアッセイ(LIRMA)の説明図であり、第2図は標準濃
度(ng/ml)から得られた放射能力ウント(CPM)を用い
ての標準曲線を示すものである。 1……試験管、2……血清あるいは体液などの測定試
料、3……レクチン結合抗原、4……抗体結合抗原、5
……抗体非結合抗原、6……レクチン非結合抗原、7…
…レクチン結合アガロースビーズ、8……レクチンアガ
ロースビーズと抗原の結合物、9……放射性同位元素を
結合した抗体、10……レクチンアガロースビーズと抗原
と標識抗体の結合物、11……非結合の標識抗体
Claims (2)
- 【請求項1】測定試料中の微量物質(糖鎖含有抗原)を
サンドイッチ法により測定する方法において、固相化レ
クチンと標識抗体とを使用することを特徴とする微量物
質の測定法。 - 【請求項2】測定試料と固相化レクチンとを反応せしめ
て固相化レクチン・糖鎖含有抗原の複合体を得、さらに
該複合体と標識抗体とを反応せしめて固相化レクチン・
糖鎖含有抗原・標識抗体の複合体を得、この複合体中の
標識量を測定することを特徴とする、特許請求の範囲第
1項記載の測定法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62152482A JPH0718875B2 (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | 血中または体液中の微量物質含有量の測定法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62152482A JPH0718875B2 (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | 血中または体液中の微量物質含有量の測定法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63315953A JPS63315953A (ja) | 1988-12-23 |
| JPH0718875B2 true JPH0718875B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=15541462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62152482A Expired - Lifetime JPH0718875B2 (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | 血中または体液中の微量物質含有量の測定法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718875B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016038375A (ja) * | 2014-08-05 | 2016-03-22 | ベイジン ユウアン ホスピタル、キャピタル メディカル ユニバーシティBeijing Youan Hospital, Capital Medical University | 化学発光タンパク質チップ測定方法及びそれに用いられる試薬キット |
Families Citing this family (7)
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|---|---|---|---|---|
| DE19631668C2 (de) * | 1996-08-06 | 1998-07-02 | Univ Eberhard Karls | Verfahren zum Bestimmen der Reinigungswirkung an gereinigten Gegenständen, Verfahren zum Bestimmen der Verunreinigung von zu reinigenden Gegenständen und Verwendung dieser Verfahren |
| KR100953090B1 (ko) | 2007-10-08 | 2010-04-19 | 한국생명공학연구원 | 렉틴 침전법을 이용한 당단백질의 동정 방법 |
| KR101207797B1 (ko) | 2009-10-09 | 2012-12-04 | 한국생명공학연구원 | 다중렉틴을 이용한 체액 유래 단백질 동정 방법 및 이 방법에 의하여 탐지된 간암 바이오마커 |
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| US10513546B2 (en) | 2013-12-18 | 2019-12-24 | President And Fellows Of Harvard College | CRP capture/detection of gram positive bacteria |
Family Cites Families (2)
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|---|---|---|---|---|
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-
1987
- 1987-06-19 JP JP62152482A patent/JPH0718875B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016038375A (ja) * | 2014-08-05 | 2016-03-22 | ベイジン ユウアン ホスピタル、キャピタル メディカル ユニバーシティBeijing Youan Hospital, Capital Medical University | 化学発光タンパク質チップ測定方法及びそれに用いられる試薬キット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63315953A (ja) | 1988-12-23 |
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