JPH07188858A - 冷間鍛造用鋼 - Google Patents
冷間鍛造用鋼Info
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- JPH07188858A JPH07188858A JP33083393A JP33083393A JPH07188858A JP H07188858 A JPH07188858 A JP H07188858A JP 33083393 A JP33083393 A JP 33083393A JP 33083393 A JP33083393 A JP 33083393A JP H07188858 A JPH07188858 A JP H07188858A
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Abstract
提供するものである。 【構成】 C:0.25〜0.39%、Si:0.03
〜0.10%、Mn:0.60〜1.00%、Ni:
0.05%以下、Cr:0.30%以下、Mo:0.0
3%以下、Cu:0.05%以下、Al:0.010〜
0.030%、Ti:0.010〜0.050%、B:
0.0003〜0.0050%、N:0.0050〜
0.0100%、O:0.0015%以下、P:0.0
20%以下、S:0.005〜0.020%、残部Fe
よりなる鋼で、熱間圧延終了後0.7℃/秒以下の冷却
速度で冷却し、そのままもしくは焼ならし処理したまま
で冷間鍛造するもの。
Description
などを冷間鍛造により提供するものである。
トやヨークは、価格、強度の面からS40C〜S45C
のような中炭素鋼を素材として熱間鍛造により成形さ
れ、その後必要な機械的強度を得るため、焼入れ、焼戻
し処理され、さらに切削等の機械加工がなされて製造さ
れている。あるいは、前記の中炭素鋼を球状化焼鈍処理
のような軟化熱処理を施した後、冷間又は温間鍛造によ
り成形した後、焼入れ、焼戻し処理、仕上加工を経て製
造される。しかるに近年これらの機械部品は製造コスト
の低減を目的とした省エネルギ、省工程を達成するため
に、熱間鍛造の省略と機械加工代の軽減から、冷間鍛造
化が図られている。しかしながら、従来素材として使用
されてきた中炭素鋼は、冷間鍛造を実施するには、その
前処理としての球状化焼鈍の如き軟化熱処理が余儀なく
されていた。
圧延ままもしくは焼きならし処理ままで冷間鍛造を施す
ことができるように、鋼の化学成分と冷間鍛造性との関
係について調査研究を行い、冷間鍛造性を損なわずに、
従来鋼の強度を確保するための化学成分範囲を研究し
た。加えて、高周波焼入処理による表面硬化にも適する
よう化学成分の硬化層深さ並びに表面硬度への影響につ
いて研究し、もって、球状化処理の如き軟化熱処理を要
せずに冷間鍛造によって加工し、優れた加工材を得よう
とするものである。
C:0.25〜0.39%、Si:0.03〜0.10
%、Mn:0.60〜1.00%、Ni:0.05%以
下、Cr:0.30%以下、Mo:0.03%以下、C
u:0.05%以下、Al:0.010〜0.030
%、Ti:0.010〜0.050%、B:0.000
3〜0.0050%、N:0.0050〜0.0100
%、O:0.0015%以下、P:0.020%以下、
S:0.005〜0.020%を含有し、残部がFeお
よび不可避的不純物元素よりなることを特徴とする冷間
鍛造用鋼および上記組成の鋼を素材とし、熱間圧延終了
後0.7℃/秒以下の冷却速度で冷却し、そのままもし
くは焼ならし処理したままで冷間鍛造してなることを特
徴とする冷間鍛造用鋼である。本発明者らは、熱間圧延
ままもしくは焼きならし処理ままで冷間鍛造を施すこと
ができるように鋼の化学成分と冷間鍛造性とについて調
査を行い、冷間鍛造性を損なわずに、従来鋼の強度を確
保するための化学成分範囲を研究した。加えて、高周波
焼入処理による表面硬化にも適するよう化学成分の硬化
層深さ並びに表面硬度への影響について研究を行った。
Cを用い「870℃×1時間保持後冷却」の条件での焼
きならし処理(S43C−N)並びに「760℃×20
時間保持後10℃/hで冷却」の条件で球状化焼鈍処理
(S43C−SA)を行った比較鋼を、図1に示す冷間
圧縮試験片に機械加工し、種々の圧縮率で圧縮変形させ
た時の変形率50%と60%の変形に要する荷重と化学
成分との関係を試験した。結果を表1に示す。
めるために実施した試験結果を示したものである。すな
わち、種々の化学成分を有する供試材を「870℃×1
時間保持後空冷」の条件で焼ならし処理を実施した後、
図2に示す試験片を作製し、下記条件で高周波焼入を実
施した。 形式:真空管、能力:150KW、周波数:25KH
z、電圧:9.7KV、電流:7.0A、コイル径:3
5mmφ、送り送度:8.4mm/S。 その後、硬度測定を行い、表面硬度、硬化層(Hv45
0までの表面からの距離)を求めた結果を示している。
これらの結果より、60%の冷間圧縮率と化学成分との
関係における化学成分元素の冷間鍛造性を阻害する程度
は、C>Mn>Si>Cr>Ni>Moの順であること
が判り、一方、高周波焼入性についてはMo>Mn>C
r>Si>Cの順で硬化層深さの増加に寄与することが
明らかになった。
鍛造性についてはC,Siの含有量を抑制すること並び
にNi,Cu,Moの含有量をできるだけ低くするこ
と、そして高周波焼入性についてはMoはコスト上昇要
因となることと、先のとおり冷間鍛造性を悪くすること
から、コスト的に低廉な元素であるMn,Cr,Bにて
確保することを目的として化学成分範囲を前述のように
規定した。そして、かかる鋼は熱間圧延終了後、0.7
℃/秒以下の冷却速度で冷却し、そのままもしくは焼な
らし処理したままで冷間鍛造をすることが可能である。
ある。 C:Cは焼入れ、焼戻し処理後の強度を確保する上から
必須の元素であり、本発明鋼を適用しようとする対象部
品においては高周波焼入処理による表面硬度の確保を考
慮すると最低でも0.25%が必要である。しかし、多
量の添加は冷間鍛造性を阻害することから好ましくな
い。よって、Cの上限は0.39%とする。
必要な元素であり、充分なる脱酸を実施するためには少
なくとも0.03%は必要である。しかしSiも多量に
添加すると冷間鍛造性を阻害することから、上限を0.
10%とする。 Mn:Mnも通常、製鋼時に脱酸材として必要な元素で
あり、かつ焼入れ、焼戻し処理後の焼入性を確保する上
で必須の元素である。加えて高周波焼入処理時の硬化層
深さの確保には必須の元素である。したがって、0.6
0%未満ではこの効果が期待できないので0.60%を
下限とする。一方、多量の添加冷間鍛造性を阻害すると
共に、仕上加工時の切削性を低下させる。そこで上限を
1.00%とする。
り、同時に熱間圧延まま、もしくは焼きならし処理まま
の芯部の硬度を高める元素でもある。したがって必要に
応じて焼入性を調整する目的で使用することはあるが、
多量に添加された場合には冷間鍛造性を阻害するため
0.30%を上限とする。 Ni:Niも焼入性を向上させる元素であるが、多量の
添加は熱間圧延まま、若しくは焼きならし処理ままの芯
部の硬度を高める元素であり、冷間鍛造性を阻害するた
め上限を0.05%とする。
るが、多量の添加は熱間圧延まま、若しくは焼きならし
処理ままの芯部の硬度を高める元素であり、冷間鍛造性
を阻害するため上限を0.03%とする。 Cu:Cuは不可避的不純物元素ではあるが、多量の含
有は熱間圧延まま、若しくは焼きならし処理ままの芯部
の硬度を高める元素であり、冷間鍛造性を阻害すること
から上限を0.05%とする。
元素であると共にNと共にAlNを生成し鋼のオーステ
ナイト結晶粒度を細粒化させる。そのためには、0.0
10%以上の含有量は必要である。したがって、下限を
0.010%とする。一方、多量の添加は溶鋼時に大気
中の酸素と結合し、酸化物系の非金属介在物の量を増し
これが起点となり冷間鍛造時に割れの発生を助長する。
したがって、0.030%を上限とする。
焼入性を向上させる元素である。しかし、0.010%
ではその効果は少ない、反面、0.050%を越えて添
加された場合には大形のTiN介在物が形成され冷間鍛
造時の割れの起点となる。そこで、0.050%とす
る。 B:Bは微量の添加で焼入性を向上させる元素であり、
0.0003%未満ではその効果は発揮されないので
0.0003%を下限とする。しかし過剰なる添加は鋼
材の強靭性を低下させるので0.0050%を上限とす
る。
発揮させるためには可能な限り低い方が好ましい。した
がって、上限を0.0100%とする。一方、Alと結
合させAlNの析出物によるオーステナイト結晶粒の微
細化を達成させるためには少なくとも0.0050%必
要であることから、これを下限とする。 O:Oは酸化物介在物を形成し、冷間鍛造時に割れの起
点となることから極力低減されることが望ましい、した
がって上限を0.0015%とする。
焼入れ時の割れ発生を助長する。したがって、可能な限
り低減されることが望ましく上限を0.020%とす
る。 S:Sは冷間鍛造性を阻害する元素であることから上限
を0.020%とする。しかし、低く過ぎると切削性を
阻害することから下限を0.005%とする。又、冷間
鍛造において熱間圧延終了後の冷却速度を0.7℃/秒
以下とするのは、これを越える冷却速度では素材が硬く
なり冷間鍛造性を阻害するからである。
C)を比較鋼としたものをそれぞれ特性評価を試験した
例を以下に示す。表3に示す化学成分の発明鋼を2.1
t鋼塊で溶製し、ビレット圧延した後25mm丸へ熱間
圧延し、さらに870℃×1時間保持後空冷の焼ならし
処理を実施した。そして、従来鋼のS43C−NとS4
3C−SAは表1と同一材料である。これを母材とし
て、図1並びに図2に示した試験片を作製し、冷間圧縮
変形試験と高周波焼入特性確認試験を実施した。結果を
表3に併記する。
従来鋼であるS43Cの焼ならし処理材ばかりでなく球
状化焼鈍材よりも冷間加工性に優れていることが確認さ
れた。加えて、高周波焼入性についても、硬化層深さ
(Hv450の硬さの深さ)も従来鋼より深く、又、表
面硬さについても、通常高周波焼入れで要求される最低
硬さHRC50(Hv510)に対して高い値となって
おり、充分な特性を有することが確認された。このよう
な特性を有する本発明鋼を使用して図3に示す試験片を
作製し、高周波焼入後ねじり疲労試験を実施した。結果
を図4に示したが、従来鋼S43Cのレベルに対して勝
るとも劣らない疲労特性が確認された。
された後、機械加工により仕上げ成形が施され、さらに
表面を高周波焼入れされて使用される中炭素高強度部品
類において、前熱処理として長時間を要する球状化焼鈍
処理をせずに冷間鍛造で成形することが可能となった。
したがって、従来に比して、作業性の改善、生産性の向
上、コストの低減に多大な貢献をする。
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%で、C:0.25〜0.39%、
Si:0.03〜0.10%、Mn:0.60〜1.0
0%、Ni:0.05%以下、Cr:0.30%以下、
Mo:0.03%以下、Cu:0.05%以下、Al:
0.010〜0.030%、Ti:0.010〜0.0
50%、B:0.0003〜0.0050%、N:0.
0050〜0.0100%、O:0.0015%以下、
P:0.020%以下、S:0.005〜0.020%
を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物元素よりな
ることを特徴とする冷間鍛造用鋼。 - 【請求項2】 請求項1記載の組成の鋼を素材とし、熱
間圧延終了後0.7℃/秒以下の冷却速度で冷却し、そ
のままもしくは焼ならし処理したままで冷間鍛造してな
ることを特徴とする冷間鍛造用鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33083393A JP2957871B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 冷間鍛造用鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33083393A JP2957871B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 冷間鍛造用鋼 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07188858A true JPH07188858A (ja) | 1995-07-25 |
| JP2957871B2 JP2957871B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=18237054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33083393A Expired - Lifetime JP2957871B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 冷間鍛造用鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2957871B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-12-27 JP JP33083393A patent/JP2957871B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP2957871B2 (ja) | 1999-10-06 |
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