JPH07189178A - 紙の抄造方法 - Google Patents

紙の抄造方法

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JPH07189178A
JPH07189178A JP32685393A JP32685393A JPH07189178A JP H07189178 A JPH07189178 A JP H07189178A JP 32685393 A JP32685393 A JP 32685393A JP 32685393 A JP32685393 A JP 32685393A JP H07189178 A JPH07189178 A JP H07189178A
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polymer
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pulp
sulfonic acid
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JP32685393A
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Hideo Kamio
秀雄 神尾
Hirotoshi Toki
宏俊 土岐
Kenji Tsuboi
賢次 坪井
Kaneko Abe
鐘子 阿部
Hiroshi Ito
伊藤  博
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 スルホン酸化合物のホルムアルデヒド縮合
物と水溶性カチオン性ポリマーをパルプスラリーに併用
添加する紙の抄造方法。 【効果】 紙の抄造に際し、紙力増強効果、濾水性向
上効果、および地合向上効果が総合的に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙の抄造方法、より詳
しくは、紙力増強効果、濾水性向上効果および地合い向
上効果の高い紙の抄造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、紙の抄造において、古紙使用率の
増大による原料事情の悪化、或は、抄紙マシンの高速化
に伴う抄紙ワイヤー上のパルプ脱水速度向上の要請など
操業上の問題から、紙力向上性能、微細繊維、サイズ
剤、填料などの歩留まり向上ならびに濾水性、乾燥性向
上性能などが総合的に優れた薬品の開発が一層望まれて
いる。従来、このような薬剤としては、天然水溶性ポリ
マー並びに合成水溶性ポリマーが、パルプスラリーに添
加使用されているが、これらは大別して、カチオン性又
はアニオン性のポリマーに分類することができる。
【0003】しかして、カチオン性ポリマーとしては、
天然水溶性ポリマーのカチオン性デンプン、合成水溶性
ポリマーのポリエチレンイミン、カチオン性ポリビニル
アルコール並びにカチオン性アクリルアミド系重合体な
どがあげられ、このカチオン性アクリルアミド系重合体
の具体例として、アクリルアミド系重合体のホフマン分
解物、アクリルアミド系重合体のマンニッヒ変性物、及
びカチオン性単量体とアクリルアミドとの共重合体など
が従来より知られている。
【0004】一方、アニオン性のポリマーとしては、ア
ニオン性アクリルアミド系重合体が代表的であり、具体
的には、カルボキシル基やスルホン酸基を有するビニル
単量体とアクリルアミドとの共重合体、または、ポリア
クリルアミドの部分加水分解物などがある。
【0005】このようなカチオン性およびアニオン性ポ
リマーは、その目的に応じ、単独で、もしくは両者を併
用してパルプスラリーに添加使用される。例えば、この
ような薬剤のうち、アニオン性のアクリルアミド系重合
体等のアニオン性ポリマーのみ、を添加した場合、硫酸
バンドの存在下で、成紙に紙力増強効果をもたらす事が
できるが、満足のいく濾水性を得ることができない。一
方、濾水性の必要な場合、或は、硫酸バンドを添加しな
いか少量のみを添加したような場合、例えば中性抄紙の
場合には、アニオン性ポリマーとカチオン性ポリマーの
併用、または、カチオン性ポリマーのみを添加するな
ど、それぞれ目的に応じた方法により使用薬剤の特性を
生かす組合わせが決定されており、一般的には、アニオ
ン性ポリマーとカチオン性ポイマーの併用が最も一般的
で多用されている。
【0006】しかしながら、従来より知られている薬剤
の組合せでは、例えば、濾水性を向上させようとした場
合の地合い悪化による紙力低下に代表されるように、諸
性能をバランスよく向上せしめるのは困難であり、かか
るバランスを保持しうるより優れた薬剤添加システムの
開発が望まれているのが実情である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、近年
悪化する抄紙条件の中、必要とされている(1)紙力増
強方法(2)濾水性向上方法および(3)地合い向上効
果を、バランスを保持しつつ、いずれも向上せしめ、総
合的に渡って優れた紙の抄造方法を提供しようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは紙の抄造に
おいて、紙力、濾水性、地合いを同時にバランス良く向
上させるためには、パルプと薬剤の相互作用による凝集
力の制御によってフロック形成性を最適化することが必
要であるとの観点から、製紙用添加剤、及び、紙の抄造
方法について鋭意検討を行ってきた。その結果、意外な
ことに、紙を抄造するにあたり、スルホン酸化合物のホ
ルムアルデヒド縮合物と水溶性カチオン性ポリマーを、
パルプスラリーに併用添加するこれまで全く知られてい
ない抄造方法によって初めて上記目的を達成しうること
を見い出し本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、スルホン酸化合物のホル
ムアルデヒド縮合物と水溶性カチオン性ポリマーをパル
プスラリーに併用添加することを特徴とする紙の抄造方
法である。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おけるスルホン酸化合物のホルムアルデヒド縮合物と
は、メラミンスルホン酸ホルマリン縮合物またはその
塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物またはその
塩、アルキルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ま
たはその塩、クレオソート油スルホン酸ホルマリン縮合
物またはその塩、などがあげられる。これらは、メラミ
ン、ナフタレン、アルキルナフタレン、クレオソート油
などを、スルホン酸変性した後、ホルムアルデヒドで縮
合することによって得られるものである。また、スルホ
ン酸化合物のホルムアルデヒド縮合物は、単一の縮合構
成単位から形成されるものであってもよいし、2種以上
の縮合構成単位から形成されるものであっても何等さし
つかえない。
【0011】本発明において、スルホン酸化合物のホル
ムアルデヒド縮合物におけるスルホン酸の含有率は、特
に臨界的に制限されるものではなく、縮合構成単位のう
ちスルホン酸を含有しない縮合構成単位が含まれていて
もよいが、縮合構成単位1モルあたりの結合スルホン酸
は0.9〜1.2モル程度であることが好ましい。
【0012】また、スルホン酸化合物のホルムアルデヒ
ド縮合物における縮合構成単位に対する縮合ホルムアル
デヒドのモル比も、特に臨界的に制限を受けるものでは
ないが、一般に、縮合構成単位に対する縮合ホルムアル
デヒドのモル比は縮合構成単位1モルあたりの縮合ホル
ムアルデヒドが2〜4モル程度であることが好ましく、
要するに、水溶性を保つ範囲であることが必要なのであ
る。なお、スルホン酸化合物のホルムアルデヒド縮合物
の縮合度は、2〜200の間であることが好ましい。
【0013】本発明のスルホン酸化合物のホルムアルデ
ヒド縮合物は、酸のままでも使用できるが、一般的には
塩の形で使用するのが好ましい。形成する塩基として
は、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、アルカノー
ルアミンなどがあげられる。さて、本発明でいう水溶性
カチオン性ポリマーとは、要するに水溶性のポリマーで
あって、ポリマー分子内にカチオン基を含有し、使用さ
れる状態においてカチオン性を示すものであれば良く、
分子内にアニオン基を含有していても何等さしつかえな
い。かかる 水溶性カチオン性ポリマーについて具体的
に例示すると、カチオン性デンプン、ポリエチレンイミ
ン、カチオン性ポリビニルアルコール、ポリアミドポリ
アミン樹脂のエピクロルヒドリン変性物ならびにカチオ
ン性アクリルアミド系重合体などがあげられるが、カチ
オン性アクリルアミド系重合体であることが最も好まし
い。
【0014】カチオン性アクリルアミド系重合体として
は、それ自体公知の方法によって得られるものを好適に
用いることができる。例えば、アクリルアミド系重合体
のホフマン分解物、あるいは、アクリルアミド系重合体
のマンニッヒ反応物、アクリルアミドとカチオン性モノ
マーとの共重合物からなるアクリルアミド系重合体があ
げられる。
【0015】本発明で使用するカチオン性モノマーの代
表例としては、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、N,N
−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチル
アミノプロピルメタクリルアミド、N,N−ジメチルアミ
ノプロピルアクリルアミド、ジメチルジアリルアンモニ
ウムクロライド等のアミン及びそれらの塩などあげるこ
とができる。また、ここでいうアクリルアミド系重合体
とは、アクリルアミド(またはメタアクリルアミド)の
ホモポリマー、あるいは、アクリルアミド(またはメタ
アクリルアミド)と共重合可能な一種以上の不飽和単量
体との共重合体、さらには澱粉やポリビニルアルコール
など水溶性重合体へのグラフト共重合体をいう。水溶性
カチオン性ポリマーのカチオン化度は、アミノ基また
は、第4級アンモニウム塩基のポリマー重量あたりの含
有量で表され、コロイド滴定で確認することができる。
本発明における水溶性カチオン性ポリマーのカチオン化
度は、0.3〜10.0ミリ当量/g程度の範囲であれ
ば良く、好ましくは、0.5〜5.0ミリ当量/であ
る。また、水溶性カチオン性ポリマーの分子量は、基本
的には、10万〜500万のものを用いることができる
が、好ましくは、10万〜200万である。
【0016】本発明の方法は、上記のごときスルホン酸
化合物のホルムアルデヒド縮合物と水溶性カチオン性ポ
リマーを、パルプスラリーに併用添加するものである
が、特に好ましくは、パルプより紙を抄造する工程に使
用され、よって、紙力増強効果、濾水性向上効果おろび
地合い向上効果の高い紙の抄造し得るものであり、大き
な効果を奏するものである。
【0017】本発明における水溶性カチオン性ポリマー
とスルホン酸化合物のホルムアルデヒド縮合物の併用割
合は、パルプ原料や白水のPHや塩濃度などにより異な
り、いちがいに決定することはできないが、概ね99:
1〜20:80であり、好ましくは、95:5〜50:
50である。
【0018】水溶性カチオン性ポリマーとスルホン酸化
合物のホルムアルデヒド縮合物の併用して、パルプスラ
リーに添加する際の添加方法は、水溶性カチオン性ポリ
マーとスルホン酸化合物のホルムアルデヒド縮合物をそ
れぞれ単独にパルプスラリーに添加し併用したり、或
は、水溶性カチオン性ポリマーとスルホン酸化合物のホ
ルムアルデヒド縮合物を混合した後に、パルプスラリー
に添加する方法があり、何れの方法でも所望の効果が奏
される。また、併用する場合においては、水溶性カチオ
ン性ポリマーとスルホン酸化合物のホルムアルデヒド縮
合物を、それぞれにおいて2種類以上のポリマーもしく
は縮合物を使用してもなんら差し支えないのである。ま
ず、水溶性カチオン性ポリマーとスルホン酸化合物のホ
ルムアルデヒド縮合物を、それぞれ単独にパルプスラリ
ーに添加し併用する場合の方法について次に述べる。
【0019】水溶性カチオン性ポリマーとスルホン酸化
合物のホルムアルデヒド縮合物は、一般的に抄紙系内に
硫酸バンドが添加された後に添加されるのが好ましく、
スルホン酸化合物のホルムアルデヒド縮合物を添加した
後に、水溶性カチオン性ポリマーを添加するのが好まし
い。水溶性カチオン性ポリマーとスルホン酸化合物のホ
ルムアルデヒド縮合物を添加する場所は、硫酸バンドを
添加する場所にもよるが、ポリマーもしくは縮合物がパ
ルプスラリーと十分希釈混合される場所であることが好
ましく、一般にミキシングチェスト〜マシンスクリーン
出口の間であることが望ましい。両者は通常、3%以下
の濃度に希釈されてパルプスラリー中に添加される。
【0020】次に、水溶性カチオン性ポリマーとスルホ
ン酸化合物のホルムアルデヒド縮合物を混合してから添
加する場合について述べる。水溶性カチオン性ポリマー
とスルホン酸化合物のホルムアルデヒド縮合物の混合物
については、混合物を流通、貯蔵しても良いし、また使
用直前に混合使用しても良い。同混合物の濃度は、0.
1〜50%の間を選ぶことができるが、流通、貯蔵を考
慮した場合には、3〜30%の範囲であることが好まし
い。同混合物は使用時には、通常3%以下の濃度に希釈
されて添加されることが好ましい。
【0021】水溶性カチオン性ポリマーとスルホン酸化
合物のホルムアルデヒド縮合物のPHについては、十分
考慮する必要があり、特に同混合物を流通、貯蔵する場
合には、ポリマーの種類により適宜考慮する必要があ
る。例えば、アクリルアミド系重合体のホフマン分解と
スルホン酸化合物のホルムアルデヒド縮合物について
は、PH2〜13の間で混合することが可能であり、使
用直前に希釈混合することが好ましい。PH7〜13で
混合することにより、高い濾水性、歩留り向上性を得る
ことができる。また、アクリルアミド系重合体のマンニ
ッヒ反応物、とスルホン酸化合物のホルムアルデヒド縮
合物についても、混合PHは2〜13であり、PH7〜
13で混合することにより、高い濾水性、歩留り向上性
を得ることができる。混合物を貯蔵流通する場合には、
濃度、温度にもよるが、PH6〜8の範囲は、避けた方
が好ましい。
【0022】アクリルアミドとカチオン性モノマーとの
共重合物からなるアクリルアミド系重合体と、スルホン
酸化合物のホルムアルデヒド縮合物の混合物の場合は、
貯蔵流通の点からはPHは6以下であることが好ましい
が、使用直前に希釈混合する場合には、特に混合物のP
Hを調製する必要もなく希釈混合により所望の効果を得
ることができる。水溶性カチオン性ポリマーとスルホン
酸化合物のホルムアルデヒド縮合物の添加量は、添加す
る抄紙系の条件によって異なるが、抄紙パルプの乾燥固
形分重量に対して、0.005〜5%好ましくは、0.
01〜3%の範囲である。
【0023】上記の方法で抄造することにより、紙力強
度、具体的には破裂強度、インターナルボンド、圧縮強
度の低下を招く事なく、濾水性を向上させることが可能
である。この方法は、特に硫酸バンドの添加量の多い酸
性抄紙の場合に効果的であることを申し添える。従っ
て、本発明の方法を適用すれば、段ボウル原紙や新聞用
紙に限らず、強度が求められる紙や、抄紙工程で濾水性
が求められる場合にも、生産性良く優れた紙力強度を持
つ紙を製造することが可能となるのである。
【0024】本発明の紙の抄造方法が優れた効果を示す
理由は明白ではないが、ポリマー並びに縮合物がパルプ
に良好に吸着することから、両者が何等かの相互作用を
起こすことによるものと推定され、一応次のように考え
られる。即ち、紙力剤のパルプへの吸着歩留りは、帯電
したパルプ繊維の電気的反発と紙力剤がパルプ繊維間で
の吸着、架橋する凝集力とのバランスで決まる。従っ
て、電気的反発を弱め、凝集力を増強すれば、吸着歩留
りは向上することになる。凝集力が強大すぎて大きなフ
ロックを作り過ぎると地合いを悪くするので、フロック
サイズは小さめで機械的安定性のある凝集作用が必要で
ある。
【0025】本発明のスルホン酸化合物のホルムアルデ
ヒド縮合物は、分散性効果も有しており、カチオン性ポ
リマーと併用することにより、電荷的中和が生じ、硫酸
バンドとの相互作用が最適化され、最適に絡み合ったポ
リマー複合物が形成され、結合力の強い、剪断応力の影
響の小さい、小さな凝集フロックを形成させることが可
能となるものと推定される。
【0026】
【実施例】次に、本発明を製造例および応用例に分けて
具体的に説明するが、これらは単なる例示であり、本発
明の技術的範囲が以下の実施例および応用例になんら限
定されるものでないことは、いまさら云うまでもあるま
い。特許を受けようとする発明は、請求項の記載のみに
より把握されるものであるからである。尚以下に於て、
%は特に断わらない限り重量%を意味するものとする。
【0027】製造例1 10%のポリアクリルアミド水溶液(25℃に於けるブ
ルックフィールド粘度が5800cps)30.0g
を、500mlビーカーにとり、蒸留水30.0gで希
釈した後、この水溶液を撹伴下80℃に加熱して、次亜
塩素酸ソーダ( 濃度1.0mol/Kg、NaOH濃度
2.0mol/Kg)12.7g添加して20秒後に5
℃の冷水227.3gを加えて反応を停止して、1%ア
クリルアミド系重合体を得た。カチオン価を求めたとこ
ろ,3.5meq/gであるホフマン分解反応によるカ
チオン性ポリマーを得た(以後この重合体をH−PAM
と書く)。
【0028】製造例2 10%のポリアクリルアミド水溶液(25℃に於けるブ
ルックナーフィルド粘度が5800CPS)670gを
ビーカーに取り、蒸留水100gで希釈した後、この水
溶液を撹拌下40℃に加熱し50%ジメチルアミン2
0.6gを添加し、更に37%ホルマリン14.27gを
添加して約2時間反応させ、蒸留水20.66gを添加
して反応を停止して、10%アクリルアミド系重合体を
得た、カチオン価度を求めたところ、2.8meq/g
であるマンニッヒ変性によるカチオン性ポリマーを得た
(以後この重合体をM−PAMと書く)。
【0029】製造例3 撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素ガス導入管を備えた
4つ口フラスコに40%アクリルアミド70.2g、ジ
メチルアミノプロピルメタクリルアミド16.9g、お
よび水212.9gを仕込、次いで10%硫酸水溶液に
てPH4.5に調整した。しかる後窒素ガスを吹き込み
ながら、内温を40℃に昇温させた。撹拌しながら、1
0%過硫酸アンモニウム水溶液および10%亜硫酸水素
ナトリウム水溶液を投入して重合を開始した。その後8
5℃で保温し、重合開始3時間後に重合反応を完了させ
たところ、不揮発分15.3%、25℃に於けるブルッ
クフィールド粘度6800cps、PH4.3、カチオ
ン価度を求めたところ2、26meq/gのカチオン性
共重合のアクリルアミド系重合体水溶液を得た(以後こ
の重合体をCa−PAMと書く)。
【0030】実施例ー1 CSF400mlに叩解したL−BKPの1%パルプス
ラリーに、先ず硫酸バンドを対パルプ(乾燥重量基準以
下同じ)2%加え、1分間撹伴を行った。この1%パル
プスラリーにマイテイー150(ナフタレンスルホン酸
ホルムアルデヒド縮合物、花王石鹸( 株 )製造品)の1
%水溶液を対パルプ0.03%になるように添加し、1
分間撹伴を行った後、製造例ー1で製造したH−PAM
の1%水溶液を対パルプ0.27%になるように添加
し、1分間撹伴後、PHを7.0に調整して得られたパ
ルプスラリーの一部を用いてJIS−Pー8121に準
じ、カナデイアンスタンダードフリーネス(CSF)を
測定した。さらに、一部はタッピスタンダードシートマ
シンにより抄造し、これを3.5Kg/cm2で10分
間プレスした後、110℃のドラムドライヤーで乾燥し
た。後20℃で相対湿度65%の恒温恒湿室でシーズニ
ングして坪量150g/m2の手抄き紙を得た。この紙
をJIS−P−8112に準じ破裂強度を、熊谷理機工
業( 株 )のインターナルボンドテスターによりZ軸強度
を、JISーP−8126に準じ比圧縮強度を測定し
た。
【0031】実施例ー2 実施例ー1と同じ硫酸バンドの入った1%パルプスラリ
ーに製造例ー1で製造したH−PAMの1%水溶液を対
パルプ0.24%になるように添加し、1分間撹伴後、
マイテイー150の1%水溶液を対パルプ0.06%に
なるように添加し、1分間撹伴後、PHを6.0に調整
して、以下実施例ー1と同じ操作で試験を行った。
【0032】実施例ー3 実施例ー1と同じ硫酸バンドの入った1%パルプスラリ
ーに製造例ー1で製造したH−PAMの1%水溶液と、
メルフロー50(スルホン化メラミン縮合物、三井東圧
化学( 株 )製造品)の1%水溶液を1対1で混合した
後、対パルプ0.3%になるように添加し、1分間撹伴
後、PHを5.0に調整して、以下実施例ー1と同じ操
作で試験を行った。
【0033】実施例ー4 実施例ー1と同じ硫酸バンドの入った1%パルプスラリ
ーにメルフロー50の1%水溶液を対パルプ0.03%
になるように添加し、1分間撹伴後、製造例ー2で製造
したM−PAMの1%水溶液を対パルプ0.27%にな
るように添加し、1分間撹伴後、PH7.0に調整し
て、以下実施例ー1と同じ操作で試験を行った。
【0034】実施例ー5 実施例ー1と同じ硫酸バンドの入った1%パルプスラリ
ーに製造例ー2で製造したM−PAMの1%水溶液を対
パルプ0.24%になるように添加し、1分間撹伴後、
メルフロー50の1%水溶液を対パルプ0.06%にな
るように添加し、1分間撹伴後、PHを6.0に調整し
て、以下実施例ー1と同じ操作で試験を行った。
【0035】実施例ー6 実施例ー1と同じ硫酸バンドの入った1%パルプスラリ
ーに製造例ー2で製造したM−PAMの1%水溶液と、
マイテイー150の1%水溶液を7対3で混合した後、
対パルプ0.3%になるように添加し、1分間撹伴後、
PHを5.0に調整して、以下実施例ー1と同じ操作で
試験を行った。
【0036】実施例ー7 実施例ー1と同じ硫酸バンドの入った1%パルプスラリ
ーにマイテイー150の1%水溶液を対パルプ0.00
75%になるように添加し、1分間撹伴後、製造例ー3
で製造したCa−PAMの1%水溶液を対パルプ0.1
425%になるように添加し、1分間撹伴後、PH8.
5に調整して、以下実施例ー1と同じ操作で試験を行っ
た。
【0037】実施例ー8 実施例ー1と同じ硫酸バンドの入った1%パルプスラリ
ーに、製造例ー3で製造したCa−PAMの1%水溶液
を対パルプ0.12%になるように添加し、1分間撹伴
後、マイテイー150の1%水溶液を対パルプ0.03
%になるように添加し、1分間撹伴後、PH6.0に調
整して、以下実施例ー1と同じ操作で試験を行った。
【0038】実施例ー9 実施例ー1と同じ硫酸バンドの入った1%パルプスラリ
ーに製造例ー3で製造したCa−PAMの1%水溶液
と、マイテイー150の1%水溶液を7対3で混合した
後、対パルプ0.15%になるように添加し、1分間撹
伴後、PHを4.5に調整して、以下実施例ー1と同じ
操作で試験を行った。
【0039】比較例ー1 実施例ー1と同じ硫酸バンドの入った1%パルプスラリ
ーに製造例ー2で製造したM−PAMの1%水溶液を、
対パルプ0.3%になるように添加し、1分間撹伴後、
PHを7.0に調整して、以下実施例ー1と同じ操作で
試験を行った。 比較例ー2 実施例ー1と同じ硫酸バンドの入った1%パルプスラリ
ーに製造例ー3で製造したCa−PAMの1%水溶液
を、対パルプ0.15%になるように添加し、1分間撹
伴後、PHを6.0に調整して、以下実施例ー1と同じ
操作で試験を行った。
【0040】比較例ー3 実施例ー1と同じ硫酸バンドの入った1%パルプスラリ
ーに製造例ー1で製造したH−PAMの1%水溶液と、
ホープロン3150B(三井東圧化学( 株 )製造品の紙
力増強剤で、アクリルアマイドとアクリル酸の共重合品
である)の1%水溶液を1対1で混合した後、( この場
合、ホープロンとカチオンポリマーは混合して添加し
た。) 、対パルプ0.3%になるように添加し、1分間
撹伴後、PHを5.0に調整して、以下実施例ー1と同
じ操作で試験を行った。
【0041】比較例ー4 実施例ー1と同じ硫酸バンドの入った1%パルプスラリ
ーをPH5.0に調整して、以下実施例ー1と同じ操作
で試験を行った。以上の実施例と比較例を表1にまと
め、その結果を表2に示す。
【0042】
【発明の効果】表1に示したように本発明の請求範囲に
基づいた条件で紙を抄造することにより、作業性を何ら
低下させることなく、濾水性及び成紙の紙力強度即ち比
破裂強度、比圧縮強度、インターナルボンド等の性能が
同時に著しく向上するという格別顕著な効果が発現され
る。また、これにともない従来方法に比較して、濾水剤
及び紙力増強剤の使用量を大幅に底減できるという利点
が得られる。また、本発明のスルホン酸化合物のホルム
アルデヒド縮合物は分散性効果も有しており、地合の向
上に大きな効果が得られた。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 鐘子 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 伊藤 博 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルホン酸化合物のホルムアルデヒド縮
    合物と水溶性カチオン性ポリマーを、パルプスラリーに
    併用添加することを特徴とする紙の抄造方法。
JP32685393A 1993-12-24 1993-12-24 紙の抄造方法 Pending JPH07189178A (ja)

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