JPH0718958Y2 - 円筒状セラミックライニング構造 - Google Patents

円筒状セラミックライニング構造

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JPH0718958Y2
JPH0718958Y2 JP7567389U JP7567389U JPH0718958Y2 JP H0718958 Y2 JPH0718958 Y2 JP H0718958Y2 JP 7567389 U JP7567389 U JP 7567389U JP 7567389 U JP7567389 U JP 7567389U JP H0718958 Y2 JPH0718958 Y2 JP H0718958Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、耐摩耗性向上および不純物混入の防止を目的
としたセラミックライニング構造に関し、特に円筒状に
組み立てたセラミックライニング構造に関する。
[従来の技術] ボイラーにおける石炭やコークスなどの燃料供給装置や
各種産業用ホッパー、シュート、スラリーまたは粉体の
輸送するダクトなどの内壁面、ゴミ焼却プラントの燃焼
部、排煙部あるいはコンクリートミキサーの内壁面等に
おける、特に耐摩耗性、耐蝕性、断熱性などが要求され
る箇所には、これらの特性を満足させるセラミック板が
装着されたライナーが実用に供されている。
このように従来から、耐摩耗性向上のためにセラミック
スをライニングすることは多く試みられており、その代
表的な手法としては以下のようなものがあった。
(1) ライニング部をセラミックスで一体的に形成す
る。
(2) セラミックブロックを作成し、ライニングを必
要とする壁面に接着剤を用いて張り付ける。(実開昭50
-114075号公報等参照) (3) 摩耗面に垂直な貫通孔を有するセラミックブロ
ックを作成し、ボルト等で被ライニング(金属)面に固
定する。(実公昭55-46743号公報等参照) [従来技術の課題] しかしながら、従来のようなライニング構造では、それ
ぞれ下記のような問題点があった。
(1) セラミックで一体形成したもの ライニングの手間はかからず、剥離の心配はないが、大
変高価なものとなり、また製作可能寸法にも制限があ
り、実機レベルとなると不可能となる場合が多かった。
(2) 接着剤を用いたもの ライナー使用部位は温度の変動が激しく、金属とセラミ
ックスの熱膨張差により剥離が発生しやすかった。さら
にセラミックライナーが一枚でも剥離するとその周囲か
ら次々と剥離してしまうために、接着方法も大変熟練と
手間を要するものであった。また、ライナーを接着後、
機器へセットする際にクレーン等で吊り上げるため母材
の管体が変形して、通常の接着剤ではライナーが剥離す
ることもあった。
さらに、シリコン系の弾力のある接着剤を使用し、接着
剤の弾力で金属とセラミックスの熱膨張差を吸収しよう
とする方法もあるが、接着強度が低く、大きなもの、あ
るいは肉厚の厚いものは剥離してしまう恐れがあった。
(3) ボルトで固定したもの 平面上では用いられているが、曲面になると金属側の加
工が大変であり、円筒形ではほとんど用いられていな
い。また、ボルト固定の場合はライニング表面に金属が
露出することになり、セラミックスを用いる効果が減少
する。それを避けるため、ボルトが内部に隠れる構造と
することは可能であるが、セラミックスの複雑な加工を
要し高価なものとなってしまうか、または接着によるも
のになり、前記(2)の場合と同様な問題が生じてい
た。
このように、従来のセラミックライニング構造は、さま
ざまな問題点があり、特に円筒状のセラミックライニン
グ構造については製造が困難で、剥離も生じやすいな
ど、問題の大きいものであった。
[課題を解決するための手段] 上記に鑑みて本考案は、円筒状セラミックライニング構
造において、各セラミックブロックに貫通孔を形成し、
該貫通孔に拡張力をもったばね体を挿通して、各セラミ
ックブロックを環状に連結するとともに内壁面側へ押し
付けるように装着したものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図によって説明する。
第1図に部分断面図を示すセラミックライニング構造
は、円筒状の金属壁4の内壁面4aに複数のセラミックブ
ロック1を内張りしたものである。各セラミックブロッ
ク1は第2図(a)に斜視図を示すように、内壁面4aと
接触する当接面1aおよびこれと対向する内表面1bを有す
る直方体であり、前記当接面1a、内表面1bと平行に長孔
状の貫通孔1cを形成してある。また、該貫通孔1cにばね
用ステンレス鋼などからなる帯状のばね体2を挿通し
て、各セラミックブロック1を環状に連結するととも
に、このばね体2の外へ広がろうとする拡張力によって
各セラミックブロック1を内壁面4aに押し付けて固定し
てある。
このように、各セラミックブロック1を環状に連結して
あることから、1個だけ脱落する恐れはない。また、前
記ばね体2の拡張力によって各セラミックブロック1を
固定することができるが、接着剤3を併用すればより強
固に固定でき、各セラミックブロック1同士の衝突によ
る欠け、割れを防止することができる。
なお、上記ばね体2はJIS G4313に示されるような、ば
ね用ステンレス鋼帯(SUS301-CSP,SUS420J2-CSP,SUS631
-CSP)を用い、厚みは0.1〜1.6mm、幅は10〜250mmとす
ればよく、この他に、ばね鋼(SUP3〜SUP10)や、ある
いは高強度のジルコニアセラミックスを用いることもで
きる。また、上記実施例では、ばね体2として帯状のも
ののみを示したが、これに限らず、断面が円または四角
形などをした線状のものを用いることもできる。たとえ
ば、断面が四角形のばね体2を用いるときは、第2図
(b)に示すようにセラミックブロック1の貫通孔1cも
四角形状としておけばよい。
さらに、セラミックブロック1は、アルミナ、ジルコニ
ア、炭化珪素、窒化珪素などのさまざまなセラミックス
のうち使用環境、条件等に応じて最適のものをえらべば
よい。
次に、本考案のセラミックライニング構造の製造方法を
説明する。まず、第3図(a)に示すように、セラミッ
クブロック1の貫通孔1cに帯状のばね体2を挿通し、第
3図(b)に示すように、1本のばね体2に複数のセラ
ミックブロック1を挿通する。次に、このばね体2を曲
げて第3図(c)に示すように、ばね体2の端部2a,2a
をそれぞれ逆の端部側のセラミックブロック1の貫通孔
1cに挿通し、環状体とする。最後に、第3図(d)に示
すように、この環状体を金属壁4の内側へ積み重ねてゆ
けばよい。このとき、前記ばね体2の端部2a,2aは固着
しておらず、ばね体2が広がる方向に拡張力が加わるた
め、各セラミックブロック1は内壁面4aに押し付けられ
て固定される。
また、各セラミックブロック1の大きさ、形状、個数
は、金属壁4の大きさに応じて、あらかじめ設定してお
けばよい。更に、各セラミックブロック1間の隙間が問
題となるような場合は、セラミックブロック1の幅を狭
くするか、またはテーパ形状とすることで隙間を小さく
することができる。
なお、接着剤3を用いなければ、上記製造工程を逆にす
ることによって、ライニング構造を分解して、各セラミ
ックブロック1などを交換することも可能である。
次に、粉砕機の円筒状内壁面に本考案実施例のセラミッ
クライニング構造を適用した例について説明する。
セラミックブロック1はアルミナセラミックスにより形
成し、厚み30mm、縦50mm、横30mmとして、貫通孔1cは当
接面1aより10mmの位置に、長さ26mm、幅4mmとした。ま
た、ばね体2として幅25mm、厚み1.0mmの帯状ばね用ス
テンレス鋼を用い、シリコン系の接着剤を併用して、直
径1000mm、高さ400mmの円筒状内壁面にライニングし
た。
このライニング構造に対して、まず200℃から−20℃の
冷熱サイクルを20サイクル行ったが剥離は全く見られな
かった。さらに、上記ライニング構造を備えた粉砕機を
トルエン等の薬品中で1年間使用したが、各セラミック
ブロック1の隙間部分に若干の摩耗が見られる程度で、
剥離は全く見られなかった。
また、比較例として、ばね体2を用いずに接着剤のみで
セラミックブロック1を固定したライニング構造につい
て、上記と同様の試験を行ったところ、冷熱サイクルに
よりセラミックブロック1の剥離が多く生じた。したが
って、本考案のセラミックライニング構造は剥離防止効
果が大きいことがわかる。
[考案の効果] 叙上のように本考案によれば、円筒状のセラミックライ
ニング構造において、各セラミックブロックに貫通孔を
形成し、該貫通孔に拡張力をもったばね体を挿通して、
各セラミックブロックを環状に連結するとともに内壁面
側へ押し付けるように装着したことによって、各セラミ
ックブロックの剥離の恐れがなく、長期間安定して使用
できるだけでなく、製造が容易であるなどの効果を奏す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例に係るセラミックライニング構造
を示す部分断面図である。第2図(a)(b)はそれぞ
れ本考案のライニング構造に用いるセラミックブロック
を示す斜視図である。 第3図(a)〜(d)はそれぞれ本考案のセラミックラ
イニング構造の製造工程を示す図である。 1:セラミックブロック、2:ばね体 3:接着剤、4:金属壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F27D 1/14 A 7727−4K

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内壁面に複数のセラミックブロックを内張
    りしてなるセラミックライニング構造において、各セラ
    ミックブロックに貫通孔を形成し、該貫通孔に拡張力を
    もったばね体を挿通して、各セラミックブロックを環状
    に連結するとともに内壁面側へ押し付けるように装着し
    たことを特徴とする円筒状セラミックライニング構造。
JP7567389U 1989-06-28 1989-06-28 円筒状セラミックライニング構造 Expired - Fee Related JPH0718958Y2 (ja)

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JP2013036634A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Hitachi Zosen Corp 熱交換装置
JP2015215157A (ja) * 2015-06-02 2015-12-03 日立造船株式会社 熱交換装置

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