JPH07189656A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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- JPH07189656A JPH07189656A JP5350254A JP35025493A JPH07189656A JP H07189656 A JPH07189656 A JP H07189656A JP 5350254 A JP5350254 A JP 5350254A JP 35025493 A JP35025493 A JP 35025493A JP H07189656 A JPH07189656 A JP H07189656A
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- combustion engine
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- F01N3/02—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
- F01N3/021—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters
- F01N3/023—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles
- F01N3/0233—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles periodically cleaning filter by blowing a gas through the filter in a direction opposite to exhaust flow, e.g. exposing filter to engine air intake
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- F01N13/009—Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features having two or more separate purifying devices arranged in series
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- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01N9/00—Electrical control of exhaust gas treating apparatus
- F01N9/002—Electrical control of exhaust gas treating apparatus of filter regeneration
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パティキュレート捕集時のエンジン運転状態
を検知し,的確な再生処理を行なう排気浄化装置の提
供。 【構成】 パティキュレートのトラッパ11と,パティ
キュレートの捕集状態を検出する状況検出手段21と,
内燃機関51の運転状況を検知する運転検出手段22
と,パティキュレートを燃焼させるための昇温手段15
と,コントローラ40とを有する内燃機関51の排気浄
化装置1である。コントローラ40はパティキュレート
捕集中の内燃機関51の運転履歴や現在の運転状態に基
づいて,昇温手段15を操作する。内燃機関51の運転
状態に応じてパティキュレートを分離捕集すると好適で
ある。
を検知し,的確な再生処理を行なう排気浄化装置の提
供。 【構成】 パティキュレートのトラッパ11と,パティ
キュレートの捕集状態を検出する状況検出手段21と,
内燃機関51の運転状況を検知する運転検出手段22
と,パティキュレートを燃焼させるための昇温手段15
と,コントローラ40とを有する内燃機関51の排気浄
化装置1である。コントローラ40はパティキュレート
捕集中の内燃機関51の運転履歴や現在の運転状態に基
づいて,昇温手段15を操作する。内燃機関51の運転
状態に応じてパティキュレートを分離捕集すると好適で
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,排気中に含まれるパテ
ィキュレートを捕集,除去する内燃機関の排気浄化装置
に関する。
ィキュレートを捕集,除去する内燃機関の排気浄化装置
に関する。
【0002】
【従来技術】自動車等の内燃機関,特にディーゼル機関
の排気中には,カーボンを主成分とする排気微粒子(パ
ティキュレート)が含まれており,排気黒煙の原因とな
っている。そのため,ディーゼル機関の排気通路に,ハ
ニカム状セラミックあるいはワイヤメッシュ等によるパ
ティキュレートフィルタを配設し,パティキュレートを
このフィルタによって除去する排気浄化装置が設けられ
る。
の排気中には,カーボンを主成分とする排気微粒子(パ
ティキュレート)が含まれており,排気黒煙の原因とな
っている。そのため,ディーゼル機関の排気通路に,ハ
ニカム状セラミックあるいはワイヤメッシュ等によるパ
ティキュレートフィルタを配設し,パティキュレートを
このフィルタによって除去する排気浄化装置が設けられ
る。
【0003】しかしながら,時間の経過と共に,フィル
タに付着したパティキュレートによってフィルタが目詰
まりし,その結果,排気管内の圧力が上昇し,機関の出
力低下と燃費率の悪化をもたらすことになる。このた
め,フィルタの目詰まりを自動的に検知し,捕集された
パティキュレートを燃焼してフィルタを再生させる方法
が提案されている。例えば,機関の上流に吸気を絞る弁
などを設け,吸気量を絞りこむことにより機関の排気温
度を上昇させ,これによってパティキュレートを燃焼さ
せる方法が提案されている(特開昭57−179348
号公報参照)。
タに付着したパティキュレートによってフィルタが目詰
まりし,その結果,排気管内の圧力が上昇し,機関の出
力低下と燃費率の悪化をもたらすことになる。このた
め,フィルタの目詰まりを自動的に検知し,捕集された
パティキュレートを燃焼してフィルタを再生させる方法
が提案されている。例えば,機関の上流に吸気を絞る弁
などを設け,吸気量を絞りこむことにより機関の排気温
度を上昇させ,これによってパティキュレートを燃焼さ
せる方法が提案されている(特開昭57−179348
号公報参照)。
【0004】更に,パティキュレートフィルタに供給さ
れる排気の温度を上昇させるためにフィルタ上流の排気
通路にウォームアップ用の触媒コンバータ(貴金属酸化
触媒コンバータ)を配設する方法も提案されている(特
開昭61−112716号公報参照)。また,フィルタ
を排気通路から切り離し,電気式ヒータ等により,パテ
ィキュレートを燃焼してフィルタを再生させる方法もあ
る。
れる排気の温度を上昇させるためにフィルタ上流の排気
通路にウォームアップ用の触媒コンバータ(貴金属酸化
触媒コンバータ)を配設する方法も提案されている(特
開昭61−112716号公報参照)。また,フィルタ
を排気通路から切り離し,電気式ヒータ等により,パテ
ィキュレートを燃焼してフィルタを再生させる方法もあ
る。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の排
気浄化装置におけるフィルタの再生方法には次のような
問題点がある。従来の排気浄化装置は,エンジンの運転
状況や捕集されたパティキュレートの性状を把握し,エ
ンジン状況とパティキュレートの性状に合わせた適切な
燃焼制御を行なっていないことである。
気浄化装置におけるフィルタの再生方法には次のような
問題点がある。従来の排気浄化装置は,エンジンの運転
状況や捕集されたパティキュレートの性状を把握し,エ
ンジン状況とパティキュレートの性状に合わせた適切な
燃焼制御を行なっていないことである。
【0006】パティキュレートには,着火温度の高い難
燃性のパティキュレートがあり,また着火温度の比較的
低い良燃性のパティキュレートがある。しかし一律に再
生処理を行なっているため,必要以上にパティキュレー
トの着火温度を上昇させたり,着火温度に達しない無駄
な昇温操作を行なったりする。
燃性のパティキュレートがあり,また着火温度の比較的
低い良燃性のパティキュレートがある。しかし一律に再
生処理を行なっているため,必要以上にパティキュレー
トの着火温度を上昇させたり,着火温度に達しない無駄
な昇温操作を行なったりする。
【0007】そして,機関の上流において吸気を絞りこ
み排気を昇温する方法は,過度に機関の吸気を絞るとエ
ンジンの出力が低下し,燃費率が悪化し,また,排出さ
れるパティキュレートが大幅に上昇するという問題もあ
り,不適切な昇温操作はこのような不具合を発生させ
る。
み排気を昇温する方法は,過度に機関の吸気を絞るとエ
ンジンの出力が低下し,燃費率が悪化し,また,排出さ
れるパティキュレートが大幅に上昇するという問題もあ
り,不適切な昇温操作はこのような不具合を発生させ
る。
【0008】一方,吸気の絞りが過小である場合には,
排気の温度上昇が不足し,フィルタの再生が不可能とな
り,無駄な昇温操作をしたことになる。また,フィルタ
の上流にウォームアップ用の触媒コンバータを設ける方
法では,ウォームアップ触媒を活性化するためには一定
値以上に温度を上昇させる必要があり,そのため,同様
に機関の吸気を絞り込み,排気を昇温させる必要があ
り,この場合も運転状況に合った制御を行なわないとエ
ンジンの出力低下等を招くこととなる。
排気の温度上昇が不足し,フィルタの再生が不可能とな
り,無駄な昇温操作をしたことになる。また,フィルタ
の上流にウォームアップ用の触媒コンバータを設ける方
法では,ウォームアップ触媒を活性化するためには一定
値以上に温度を上昇させる必要があり,そのため,同様
に機関の吸気を絞り込み,排気を昇温させる必要があ
り,この場合も運転状況に合った制御を行なわないとエ
ンジンの出力低下等を招くこととなる。
【0009】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みて,
捕集されたパティキュレートの性状とエンジンの運転状
態に適合した効果的な再生処理を行ない,徒にエンジン
の出力を低下させるようなことがない内燃機関の排気浄
化装置を提供しようとするものである。
捕集されたパティキュレートの性状とエンジンの運転状
態に適合した効果的な再生処理を行ない,徒にエンジン
の出力を低下させるようなことがない内燃機関の排気浄
化装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題の解決手段】本発明は,内燃機関の排気通路に介
装され排気中のパティキュレートを捕集する酸化触媒付
きのトラッパと,該トラッパに捕集されたパティキュレ
ートの捕集状態を検出する状況検出手段と,内燃機関の
運転状態を検知する運転検出手段と,パティキュレート
を燃焼させるための昇温手段と,該昇温手段を操作し,
トラッパを再生させるコントローラとを有する内燃機関
の排気浄化装置であって,上記コントローラは,上記運
転検出手段に接続されており,パティキュレート捕集中
における内燃機関の運転履歴に応じて排出された難燃性
パティキュレートと良燃性パティキュレートとの割合や
現在の内燃機関の運転状態により上記昇温手段を操作す
ることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置にある。
装され排気中のパティキュレートを捕集する酸化触媒付
きのトラッパと,該トラッパに捕集されたパティキュレ
ートの捕集状態を検出する状況検出手段と,内燃機関の
運転状態を検知する運転検出手段と,パティキュレート
を燃焼させるための昇温手段と,該昇温手段を操作し,
トラッパを再生させるコントローラとを有する内燃機関
の排気浄化装置であって,上記コントローラは,上記運
転検出手段に接続されており,パティキュレート捕集中
における内燃機関の運転履歴に応じて排出された難燃性
パティキュレートと良燃性パティキュレートとの割合や
現在の内燃機関の運転状態により上記昇温手段を操作す
ることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置にある。
【0011】本発明において最も注目すべきことは,内
燃機関の運転状態を検知する運転検出手段が設けられて
おり,コントローラに接続されていることである。そし
て,コントローラは,パティキュレート捕集中における
内燃機関の運転履歴に応じて排出された難燃性パティキ
ュレートと良燃性パティキュレートとの割合や現在の内
燃機関の運転状態により昇温手段を操作し,トラッパの
再生を行なう。
燃機関の運転状態を検知する運転検出手段が設けられて
おり,コントローラに接続されていることである。そし
て,コントローラは,パティキュレート捕集中における
内燃機関の運転履歴に応じて排出された難燃性パティキ
ュレートと良燃性パティキュレートとの割合や現在の内
燃機関の運転状態により昇温手段を操作し,トラッパの
再生を行なう。
【0012】なお,上記において,トラッパは単一のパ
ティキュレートフィルタで構成されるものの他,複数の
パティキュレートフィルタからなるものがある。また,
上記状況検出手段には,例えば,パティキュレートフィ
ルタの入口と出口の差圧と通気流量とからパティキュレ
ートフィルタの通気抵抗を求めてパティキュレートの捕
集状況を検知するものがある。
ティキュレートフィルタで構成されるものの他,複数の
パティキュレートフィルタからなるものがある。また,
上記状況検出手段には,例えば,パティキュレートフィ
ルタの入口と出口の差圧と通気流量とからパティキュレ
ートフィルタの通気抵抗を求めてパティキュレートの捕
集状況を検知するものがある。
【0013】また,昇温手段は,例えば,前記のように
内燃機関の吸気を絞って排気温を昇温させるものがあ
り,その他,排気の絞りこみによって昇温させるもの,
燃料の噴射遅角を変えるもの,燃料噴射量を変えるも
の,電気式ヒータによって昇温させるものなどがある。
内燃機関の吸気を絞って排気温を昇温させるものがあ
り,その他,排気の絞りこみによって昇温させるもの,
燃料の噴射遅角を変えるもの,燃料噴射量を変えるも
の,電気式ヒータによって昇温させるものなどがある。
【0014】なお,トラッパは,難燃性のパティキュレ
ートと良燃性のパティキュレートとを分離捕集するため
の複数のパティキュレート捕集部を設け,排気を上記複
数の捕集部の中の異なった捕集部に導くことのできる切
換手段を設けると共に,再生時においては難燃性パティ
キュレートの捕集部が良燃性パティキュレートの下流に
位置するよう流路を形成すると好適である。
ートと良燃性のパティキュレートとを分離捕集するため
の複数のパティキュレート捕集部を設け,排気を上記複
数の捕集部の中の異なった捕集部に導くことのできる切
換手段を設けると共に,再生時においては難燃性パティ
キュレートの捕集部が良燃性パティキュレートの下流に
位置するよう流路を形成すると好適である。
【0015】即ち,良燃性パティキュレートは低い着火
温度で燃焼させることが可能であるから,昇温手段を過
度に操作する必要がない。一方,難燃性パティキュレー
トの捕集部は,良燃性パティキュレートの捕集部の下流
に位置させることができるから,これによって良燃性パ
ティキュレートの燃焼熱が下流に伝えられ,難燃性パテ
ィキュレートの着火が容易となるからである。
温度で燃焼させることが可能であるから,昇温手段を過
度に操作する必要がない。一方,難燃性パティキュレー
トの捕集部は,良燃性パティキュレートの捕集部の下流
に位置させることができるから,これによって良燃性パ
ティキュレートの燃焼熱が下流に伝えられ,難燃性パテ
ィキュレートの着火が容易となるからである。
【0016】なお,難燃性パティキュレートが排出され
るか,あるいは良燃性パティキュレートが排出されるか
は,内燃機関の運転状態から判断することができるか
ら,コントローラは運転検出手段の出力信号によりパテ
ィキュレートの性状を判断し,切換手段を操作してパテ
ィキュレートを別個の捕集部に分離捕集させることがで
きる。
るか,あるいは良燃性パティキュレートが排出されるか
は,内燃機関の運転状態から判断することができるか
ら,コントローラは運転検出手段の出力信号によりパテ
ィキュレートの性状を判断し,切換手段を操作してパテ
ィキュレートを別個の捕集部に分離捕集させることがで
きる。
【0017】なお,異なった性状のパティキュレートを
分離し捕集するための複数の捕集部は,例えば,単一の
パティキュレートフィルタの相対する排気口側に形成す
ることができる。即ち,難燃性パティキュレートをパテ
ィキュレートフィルタの第1の排気口から流入させ,良
燃性パティキュレートをパティキュレートフィルタの第
2の排気口(上記第1の排気口の反対側)から流入させ
る。そうすると,難燃性パティキュレートは第1の排気
口側に堆積し,良燃性パティキュレートは第2の排気口
側に堆積し,分離して捕集される。そして,再生時に
は,第2の排気口側から第1の排気口側に向けて通気を
流通させるようにすれば,難燃性パティキュレートの捕
集部は良燃性パティキュレートの捕集部の下流側とする
ことができる。
分離し捕集するための複数の捕集部は,例えば,単一の
パティキュレートフィルタの相対する排気口側に形成す
ることができる。即ち,難燃性パティキュレートをパテ
ィキュレートフィルタの第1の排気口から流入させ,良
燃性パティキュレートをパティキュレートフィルタの第
2の排気口(上記第1の排気口の反対側)から流入させ
る。そうすると,難燃性パティキュレートは第1の排気
口側に堆積し,良燃性パティキュレートは第2の排気口
側に堆積し,分離して捕集される。そして,再生時に
は,第2の排気口側から第1の排気口側に向けて通気を
流通させるようにすれば,難燃性パティキュレートの捕
集部は良燃性パティキュレートの捕集部の下流側とする
ことができる。
【0018】また,異なった性状のパティキュレートを
分離捕集する複数の捕集部の他の方法として,例えば別
体のパティキュレートフィルタを用いる方法がある。そ
して,切換手段は,排気を上記別個のパティキュレート
フィルタに別個に導くことができるよう配置した管路と
切換え弁等により構成する。そして,再生時には,難燃
性パティキュレートが捕集されたパティキュレートフィ
ルタを良燃性パティキュレートが捕集されたパティキュ
レートフィルタの下流となるよう切換え弁などにより管
路等を切換える。
分離捕集する複数の捕集部の他の方法として,例えば別
体のパティキュレートフィルタを用いる方法がある。そ
して,切換手段は,排気を上記別個のパティキュレート
フィルタに別個に導くことができるよう配置した管路と
切換え弁等により構成する。そして,再生時には,難燃
性パティキュレートが捕集されたパティキュレートフィ
ルタを良燃性パティキュレートが捕集されたパティキュ
レートフィルタの下流となるよう切換え弁などにより管
路等を切換える。
【0019】
【作用及び効果】内燃機関から排出されるパティキュレ
ートの性状は,内燃機関の運転条件によって異なったも
のとなる。例えば,ディーゼルエンジンの高負荷時に排
出されるパティキュレートは,SOOT分が多く高温で
ないと燃焼しないが,中・低負荷時に排出されるパティ
キュレートは,SOF分が多く低温で燃焼する。
ートの性状は,内燃機関の運転条件によって異なったも
のとなる。例えば,ディーゼルエンジンの高負荷時に排
出されるパティキュレートは,SOOT分が多く高温で
ないと燃焼しないが,中・低負荷時に排出されるパティ
キュレートは,SOF分が多く低温で燃焼する。
【0020】本発明のコントローラは,運転検出手段の
出力信号によってパティキュレート捕集時における内燃
機関の運転履歴を知ることができるから,トラッパに捕
集されたパティキュレートの性状を判断することができ
る。従って,パティキュレートの性状に適合した効果的
なパティキュレートの燃焼制御を行なうことができる。
出力信号によってパティキュレート捕集時における内燃
機関の運転履歴を知ることができるから,トラッパに捕
集されたパティキュレートの性状を判断することができ
る。従って,パティキュレートの性状に適合した効果的
なパティキュレートの燃焼制御を行なうことができる。
【0021】また,コントローラは内燃機関の現在の運
転状態によって,現在の排気の温度等を判断することが
できる。例えば,内燃機関が低負荷,低速回転で運転さ
れる場合には,排気温度は低く,高負荷・高速回転で運
転される場合には排気温度は上昇する。従って,コント
ローラは,例えば機関の排気温度の上昇によってパティ
キュレートを燃焼させようとする場合,再生に適当な内
燃機関の運転状態であるか否かを判断し,これによって
適切な再生処理を行なうことができる。
転状態によって,現在の排気の温度等を判断することが
できる。例えば,内燃機関が低負荷,低速回転で運転さ
れる場合には,排気温度は低く,高負荷・高速回転で運
転される場合には排気温度は上昇する。従って,コント
ローラは,例えば機関の排気温度の上昇によってパティ
キュレートを燃焼させようとする場合,再生に適当な内
燃機関の運転状態であるか否かを判断し,これによって
適切な再生処理を行なうことができる。
【0022】なお,本発明の排気浄化装置におけるトラ
ッパは,酸化触媒を担持しているから,パティキュレー
トの燃焼を促進する作用も有している。上記のように本
発明によれば,捕集されたパティキュレートの性状とエ
ンジンの運転状況に適合した効果的な再生処理を行な
い,徒にエンジンの出力を低下させるようなことがない
内燃機関の排気浄化装置を提供することができる。
ッパは,酸化触媒を担持しているから,パティキュレー
トの燃焼を促進する作用も有している。上記のように本
発明によれば,捕集されたパティキュレートの性状とエ
ンジンの運転状況に適合した効果的な再生処理を行な
い,徒にエンジンの出力を低下させるようなことがない
内燃機関の排気浄化装置を提供することができる。
【0023】
実施例1 本発明の実施例にかかる排気浄化装置につき図1〜図7
を用いて説明する。本例は,図1に示すように,内燃機
関51であるディーゼルエンジンの排気通路31に介装
され排気81中のパティキュレートを捕集する酸化触媒
付きのトラッパ11と,トラッパ11に捕集されたパテ
ィキュレートの捕集状態を検出する状況検出手段21
と,内燃機関51の運転状態を検知する運転検出手段2
2と,パティキュレートを燃焼させるための昇温手段1
5と,昇温手段15を操作し,トラッパ11を再生させ
るコントローラ40とを有する内燃機関51の排気浄化
装置1である。
を用いて説明する。本例は,図1に示すように,内燃機
関51であるディーゼルエンジンの排気通路31に介装
され排気81中のパティキュレートを捕集する酸化触媒
付きのトラッパ11と,トラッパ11に捕集されたパテ
ィキュレートの捕集状態を検出する状況検出手段21
と,内燃機関51の運転状態を検知する運転検出手段2
2と,パティキュレートを燃焼させるための昇温手段1
5と,昇温手段15を操作し,トラッパ11を再生させ
るコントローラ40とを有する内燃機関51の排気浄化
装置1である。
【0024】コントローラ40は,運転検出手段22に
接続されており,パティキュレート捕集中における内燃
機関51の運転履歴や現在の内燃機関51の運転状態に
基づいて昇温手段15を操作する。そして,昇温手段1
5は,内燃機関51の吸気通路32に設けた吸気の絞り
弁150である。
接続されており,パティキュレート捕集中における内燃
機関51の運転履歴や現在の内燃機関51の運転状態に
基づいて昇温手段15を操作する。そして,昇温手段1
5は,内燃機関51の吸気通路32に設けた吸気の絞り
弁150である。
【0025】以下,それぞれについて詳説する。ディー
ゼルエンジンの排気通路31に設けられたトラッパ11
には,酸化触媒を担持したパティキュレートフィルタ1
10が装着されている。上記パティキュレートフィルタ
110は,セラミック等の多孔質部材からなるハニカム
状格子により多数の排気流路111が形成されている。
ゼルエンジンの排気通路31に設けられたトラッパ11
には,酸化触媒を担持したパティキュレートフィルタ1
10が装着されている。上記パティキュレートフィルタ
110は,セラミック等の多孔質部材からなるハニカム
状格子により多数の排気流路111が形成されている。
【0026】そして,上記多数の流路111は,入口又
は出口のいずれかが封鎖されており,入口が封鎖された
ものと出口が封鎖されたものとが交互に配置され市松模
様になっている。そのため,パティキュレートフィルタ
110を通る通気はジグザクの経路を経て流出する。
は出口のいずれかが封鎖されており,入口が封鎖された
ものと出口が封鎖されたものとが交互に配置され市松模
様になっている。そのため,パティキュレートフィルタ
110を通る通気はジグザクの経路を経て流出する。
【0027】また,流路111の表面には,γ−アルミ
ナ等のコート層が設けられ,その表面にはPt,Pd,
Cuなどの酸化触媒が担持されている。パティキュレー
トの捕集状況を検出する状況検出手段21は,トラッパ
11の入口と出口との圧力差を検出する差圧検出器21
1とエンジン制御用ECU4とECU4内に設けられた
パティキュレート捕集検知プログラムにより構成されて
いる。
ナ等のコート層が設けられ,その表面にはPt,Pd,
Cuなどの酸化触媒が担持されている。パティキュレー
トの捕集状況を検出する状況検出手段21は,トラッパ
11の入口と出口との圧力差を検出する差圧検出器21
1とエンジン制御用ECU4とECU4内に設けられた
パティキュレート捕集検知プログラムにより構成されて
いる。
【0028】パティキュレート捕集検知プログラムは,
トラッパ11の差圧とエンジンの回転数と負荷状況とを
もとにパティキュレートの捕集量を判定するプログラム
である。なお,上記エンジンの回転数と負荷状況とは,
運転検出手段22から知ることができる。また,コント
ローラ40は,上記ECU4とECU内に設けられた再
生処理プログラムによって構成される。
トラッパ11の差圧とエンジンの回転数と負荷状況とを
もとにパティキュレートの捕集量を判定するプログラム
である。なお,上記エンジンの回転数と負荷状況とは,
運転検出手段22から知ることができる。また,コント
ローラ40は,上記ECU4とECU内に設けられた再
生処理プログラムによって構成される。
【0029】次に本例の排気浄化装置における再生制御
の概要について説明する。初めにパティキュレートの組
成と性状について説明する。パティキュレートフィルタ
に捕集されるパティキュレートの燃焼温度は,その組成
によって変化し,その大部分はSOF分とSOOT分で
ある。そして,SOF分(有機溶媒に溶解可能な成分)
が多いほどパティキュレートの燃焼温度が低く,SOO
T分が多いほどパティキュレートの燃焼温度が高い。
の概要について説明する。初めにパティキュレートの組
成と性状について説明する。パティキュレートフィルタ
に捕集されるパティキュレートの燃焼温度は,その組成
によって変化し,その大部分はSOF分とSOOT分で
ある。そして,SOF分(有機溶媒に溶解可能な成分)
が多いほどパティキュレートの燃焼温度が低く,SOO
T分が多いほどパティキュレートの燃焼温度が高い。
【0030】一方,パティキュレートに含まれるSOF
分の割合は,図2の斜線ゾーンに示すように,一般にエ
ンジン負荷が低いほど大きくなる。その理由は,低負荷
時では排気温度が低く,未燃焼の燃料成分等が多く排出
されるものと考えられる。
分の割合は,図2の斜線ゾーンに示すように,一般にエ
ンジン負荷が低いほど大きくなる。その理由は,低負荷
時では排気温度が低く,未燃焼の燃料成分等が多く排出
されるものと考えられる。
【0031】本例の排気浄化装置は,パティキュレート
捕集中におけるエンジンの運転状態からパティキュレー
トの性状(SOF分の含有率の大小)を判定し,これに
よって再生処理時における絞り弁150の絞り量を変え
る制御を行なう。絞り量の大小によりエンジンの排気温
度が増減するからである。
捕集中におけるエンジンの運転状態からパティキュレー
トの性状(SOF分の含有率の大小)を判定し,これに
よって再生処理時における絞り弁150の絞り量を変え
る制御を行なう。絞り量の大小によりエンジンの排気温
度が増減するからである。
【0032】次に上記制御の流れを,図3を用いて詳細
に説明する。初めに,ステップ601において,一定の
サンプリング時間毎に,運転検出手段22からエンジン
の負荷状況を読み込む。そして,ステップ602におい
てエンジン負荷Tが図4に示す所定値T0 以上の領域1
ならば,ECU4内の第1カウンタを歩進させ,所定T
0 に達しない領域2の場合には,第2カウンタを歩進さ
せる。図4において領域1は,難燃性のパティキュレー
トを生ずる高負荷領域,領域2は良燃性のパティキュレ
ートを生ずる低負荷領域である。
に説明する。初めに,ステップ601において,一定の
サンプリング時間毎に,運転検出手段22からエンジン
の負荷状況を読み込む。そして,ステップ602におい
てエンジン負荷Tが図4に示す所定値T0 以上の領域1
ならば,ECU4内の第1カウンタを歩進させ,所定T
0 に達しない領域2の場合には,第2カウンタを歩進さ
せる。図4において領域1は,難燃性のパティキュレー
トを生ずる高負荷領域,領域2は良燃性のパティキュレ
ートを生ずる低負荷領域である。
【0033】次にステップ603において,差圧検出器
211からトラッパ11の前後の差圧を読み込み,状況
検出手段21によって前記のようにパティキュレートの
捕集量mを算出する。そして,ステップ604におい
て,上記捕集量mが予め設定された設定値m0(例えば
10g)に達したか否かを判定する。そしてm0 に達し
ない場合には,m0 に達するまで上記ステップ601〜
604を繰り返し,m0 に達した場合にはステップ60
5に進む。
211からトラッパ11の前後の差圧を読み込み,状況
検出手段21によって前記のようにパティキュレートの
捕集量mを算出する。そして,ステップ604におい
て,上記捕集量mが予め設定された設定値m0(例えば
10g)に達したか否かを判定する。そしてm0 に達し
ない場合には,m0 に達するまで上記ステップ601〜
604を繰り返し,m0 に達した場合にはステップ60
5に進む。
【0034】なお,上記において,第2カウンタのカウ
ント数t2 が大きく第1カウンタのカウント数t1 が少
ないほどSOF分が多く,パティキュレートは良燃性で
あり,逆である場合にはパティキュレートは難燃性であ
る。続くステップ605において,運転検出手段22に
よって再びエンジンの負荷状況を読み込み,負荷状況が
図5に示すA〜Cいずれの領域にあるかを検知する。
ント数t2 が大きく第1カウンタのカウント数t1 が少
ないほどSOF分が多く,パティキュレートは良燃性で
あり,逆である場合にはパティキュレートは難燃性であ
る。続くステップ605において,運転検出手段22に
よって再びエンジンの負荷状況を読み込み,負荷状況が
図5に示すA〜Cいずれの領域にあるかを検知する。
【0035】図5において,領域Aは,エンジンの吸気
を絞って再生処理を行なうのには適さない領域,領域B
は吸気を絞って再生処理を行なうことのできる領域,領
域Cは吸気を絞ることなく再生処理が実行できる領域を
表す。なお,同図における指標1はエンジン最高回転数
及び最大負荷を示すものである。
を絞って再生処理を行なうのには適さない領域,領域B
は吸気を絞って再生処理を行なうことのできる領域,領
域Cは吸気を絞ることなく再生処理が実行できる領域を
表す。なお,同図における指標1はエンジン最高回転数
及び最大負荷を示すものである。
【0036】上記A〜C領域が持つ意味についてより詳
しく説明する。エンジンが低負荷で低回転(領域A)で
ある場合には,エンジンの排気温度が低く(例えば25
0℃以下),吸気を大幅に絞ってもパティキュレートの
燃焼温度まで上昇させるのは困難であり,またこの運転
領域では排出されるパティキュレート量も少ない。従っ
て,この場合には,再生処理を行なわない。
しく説明する。エンジンが低負荷で低回転(領域A)で
ある場合には,エンジンの排気温度が低く(例えば25
0℃以下),吸気を大幅に絞ってもパティキュレートの
燃焼温度まで上昇させるのは困難であり,またこの運転
領域では排出されるパティキュレート量も少ない。従っ
て,この場合には,再生処理を行なわない。
【0037】この状況において,エンジンの吸気を絞る
と,図6に示すようにエンジンの排気温度Tが上昇する
が,一方燃料の消費量Uも増加し,それに伴ってパティ
キュレートの排出量も増大し,フィルタを良好に再生す
ることは困難である。一方,エンジンが高負荷で高回転
(図5,領域C)である場合には,排気温度が高く(例
えば400℃以上),パティキュレートの燃焼温度以上
となるから,あえて吸気を絞らなくても再生処理が可能
である。
と,図6に示すようにエンジンの排気温度Tが上昇する
が,一方燃料の消費量Uも増加し,それに伴ってパティ
キュレートの排出量も増大し,フィルタを良好に再生す
ることは困難である。一方,エンジンが高負荷で高回転
(図5,領域C)である場合には,排気温度が高く(例
えば400℃以上),パティキュレートの燃焼温度以上
となるから,あえて吸気を絞らなくても再生処理が可能
である。
【0038】そして,エンジンが中負荷,中回転(図
5,領域B)の場合には,吸気の量を絞ることにより,
パティキュレートを燃焼させ,再生処理が可能である。
それ故,ステップ606において,領域Aと判定された
場合には,ステップ607において吸気の絞りを行なわ
ずステップ605に戻り条件が満たされるのを待つ。
5,領域B)の場合には,吸気の量を絞ることにより,
パティキュレートを燃焼させ,再生処理が可能である。
それ故,ステップ606において,領域Aと判定された
場合には,ステップ607において吸気の絞りを行なわ
ずステップ605に戻り条件が満たされるのを待つ。
【0039】ここで領域Cである場合には,ステップ6
09に進み吸気の絞りをゼロとして再生処理を行なう。
ステップ606において,領域Bにあると判定された場
合には,ステップ608に進み,適切な絞り量fを算出
する。ステップ608における絞り量fの決定方法につ
いて説明する。
09に進み吸気の絞りをゼロとして再生処理を行なう。
ステップ606において,領域Bにあると判定された場
合には,ステップ608に進み,適切な絞り量fを算出
する。ステップ608における絞り量fの決定方法につ
いて説明する。
【0040】ここで,注目すべきことは,第1に,図7
に示すように,パティキュレートの性状によって絞り量
の大きさを変えることである。前記のように,第1カウ
ンタのカウント数t1 のウエイトが大きいほどパティキ
ュレートの燃焼温度は高く,第1カウンタのカウント数
t1 のウエイトが小さいほどパティキュレートの燃焼温
度は低い。
に示すように,パティキュレートの性状によって絞り量
の大きさを変えることである。前記のように,第1カウ
ンタのカウント数t1 のウエイトが大きいほどパティキ
ュレートの燃焼温度は高く,第1カウンタのカウント数
t1 のウエイトが小さいほどパティキュレートの燃焼温
度は低い。
【0041】そこで本例においては,第1,第2カウン
タの合計カウント数(t1 +t2 )に対する第1カウン
タのカウント数t1 の比率Rを算出し,図7の実線f3
に示すように,比率Rが大きいほど絞り量を増加させて
いる。従来は,同図破線f4に示すように,このような
絞り量の変化は行なっていない。
タの合計カウント数(t1 +t2 )に対する第1カウン
タのカウント数t1 の比率Rを算出し,図7の実線f3
に示すように,比率Rが大きいほど絞り量を増加させて
いる。従来は,同図破線f4に示すように,このような
絞り量の変化は行なっていない。
【0042】そして,ステップ610において,上記絞
り量fに基づいて,絞り弁150を操作する。そしてス
テップ611において,ステップ603と同様の方法で
パティキュレートの捕集量mを算出する。そして,ステ
ップ612において,上記捕集量mが所定値m1 (例え
ば0.5g)以下に低下した場合には,ステップ613
において再生を完了させ,ECUのカウンタをリセット
する。捕集量mが上記m1 以上である場合にはステップ
605に戻り,上記完了条件(m<m1 )が満たされる
まで再生を継続する。
り量fに基づいて,絞り弁150を操作する。そしてス
テップ611において,ステップ603と同様の方法で
パティキュレートの捕集量mを算出する。そして,ステ
ップ612において,上記捕集量mが所定値m1 (例え
ば0.5g)以下に低下した場合には,ステップ613
において再生を完了させ,ECUのカウンタをリセット
する。捕集量mが上記m1 以上である場合にはステップ
605に戻り,上記完了条件(m<m1 )が満たされる
まで再生を継続する。
【0043】上記のように,本例では,捕集されたパテ
ィキュレートの性状と現在のエンジンの運転状況に適応
させて適切な再生処理を行なう。従って,不適切な吸気
絞り操作や過大な吸気絞り操作を行なうことなく排気浄
化装置の再生を行なうことができる。そして,燃費率も
良好に維持し,不適切にエンジンの出力低下を招くこと
もない。上記のように,本例によれば,捕集されたパテ
ィキュレートの性状に適合させ,また現在のエンジン状
態に適合した効果的な再生処理を行ない,徒にエンジン
の出力を低下させるようなことのない内燃機関の排気浄
化装置を提供することができる。
ィキュレートの性状と現在のエンジンの運転状況に適応
させて適切な再生処理を行なう。従って,不適切な吸気
絞り操作や過大な吸気絞り操作を行なうことなく排気浄
化装置の再生を行なうことができる。そして,燃費率も
良好に維持し,不適切にエンジンの出力低下を招くこと
もない。上記のように,本例によれば,捕集されたパテ
ィキュレートの性状に適合させ,また現在のエンジン状
態に適合した効果的な再生処理を行ない,徒にエンジン
の出力を低下させるようなことのない内燃機関の排気浄
化装置を提供することができる。
【0044】実施例2 本例は,図8に示すように,実施例1において,エンジ
ンが低負荷で長時間運転した場合に再生処理の方法を若
干変更したもう1つの実施例である。即ち,図8に示す
ように,長時間にわたって低負荷でエンジンを作動させ
た場合には,再生処理の初めの一定時間(例えば5分
間)だけ,通常の絞り量f1 から絞り量f2 に増大さ
せ,排気を高温(例えば600℃位)にし,その後に実
施例1と同様の絞り量f1 に復元させる。
ンが低負荷で長時間運転した場合に再生処理の方法を若
干変更したもう1つの実施例である。即ち,図8に示す
ように,長時間にわたって低負荷でエンジンを作動させ
た場合には,再生処理の初めの一定時間(例えば5分
間)だけ,通常の絞り量f1 から絞り量f2 に増大さ
せ,排気を高温(例えば600℃位)にし,その後に実
施例1と同様の絞り量f1 に復元させる。
【0045】エンジンを低負荷で運転するとSOF分を
多く含んだパティキュレートが発生し,このSOF分に
よって酸化触媒の表面が覆われてしまい,触媒性能が低
下するという問題がある。このため,パティキュレート
の燃焼が困難になるが,本例のように再生の最初の一定
時間だけ排気温度を上げる操作をすることにより,触媒
表面のSOF分を燃焼させて触媒の能力を回復すること
ができる。その他については,実施例1と同様である。
多く含んだパティキュレートが発生し,このSOF分に
よって酸化触媒の表面が覆われてしまい,触媒性能が低
下するという問題がある。このため,パティキュレート
の燃焼が困難になるが,本例のように再生の最初の一定
時間だけ排気温度を上げる操作をすることにより,触媒
表面のSOF分を燃焼させて触媒の能力を回復すること
ができる。その他については,実施例1と同様である。
【0046】実施例3 本例は,図9に示すように,実施例1又は実施例2にお
いて,図4に示した領域1,2を4つの領域3〜6に分
けると共に,図3の制御フローにおけるステップ602
におけるECU4のカウンタを2個から4個に増加し,
絞り量fを計算するステップ608のアルゴリズムを変
更したもう1つの実施例である。
いて,図4に示した領域1,2を4つの領域3〜6に分
けると共に,図3の制御フローにおけるステップ602
におけるECU4のカウンタを2個から4個に増加し,
絞り量fを計算するステップ608のアルゴリズムを変
更したもう1つの実施例である。
【0047】即ち,本例においては,パティキュレート
捕集時におけるエンジンの運転状況を図9の4区分と
し,これをECU4の4つのカウンタで別個にカウント
させる(図3ステップ602)。これによってパティキ
ュレート捕集時におけるエンジンの運転履歴をよりきめ
細かく把握する。
捕集時におけるエンジンの運転状況を図9の4区分と
し,これをECU4の4つのカウンタで別個にカウント
させる(図3ステップ602)。これによってパティキ
ュレート捕集時におけるエンジンの運転履歴をよりきめ
細かく把握する。
【0048】そして,再生時における絞り量f(図3,
ステップ608)を次式により算出する。 f=at3 +bt4 +ct5 +dt6 ・・・・・(1) 上記においては,a,b,c,dは,a<b<c<dな
る定数であり,t3 〜t6 は,それぞれの添字3〜6が
示す図9の領域に対応するカウンタにカウントされたカ
ウント数である。即ち,添字の大きい領域ほどパティキ
ュレートの難燃性がより強いから,絞り量算出のための
重み(a〜d)を大きくする。
ステップ608)を次式により算出する。 f=at3 +bt4 +ct5 +dt6 ・・・・・(1) 上記においては,a,b,c,dは,a<b<c<dな
る定数であり,t3 〜t6 は,それぞれの添字3〜6が
示す図9の領域に対応するカウンタにカウントされたカ
ウント数である。即ち,添字の大きい領域ほどパティキ
ュレートの難燃性がより強いから,絞り量算出のための
重み(a〜d)を大きくする。
【0049】上記のように,パティキュレート捕集時に
おける運転履歴をよりきめ細かく把握することにより,
パティキュレートの性状をより正確に把握し,これによ
ってより適切な再生処理が可能となる。なお,上記
(1)式のアルゴリズムは1例であり,データの蓄積に
より,より適切な式にブラッシュアップすることができ
る。その他については,実施例1,実施例2と同様であ
る。
おける運転履歴をよりきめ細かく把握することにより,
パティキュレートの性状をより正確に把握し,これによ
ってより適切な再生処理が可能となる。なお,上記
(1)式のアルゴリズムは1例であり,データの蓄積に
より,より適切な式にブラッシュアップすることができ
る。その他については,実施例1,実施例2と同様であ
る。
【0050】実施例4 本例は,図10に示すように,実施例1,実施例2又は
実施例3において,昇温手段15の吸気絞り弁を排気絞
り弁160に変更したもう1つの実施例である。即ち,
本例においては,エンジンの排気量をトラッパ11の下
流の排気絞り弁160で絞ることにより排気温度を上昇
させる。その他については実施例1,実施例2と同様で
ある。
実施例3において,昇温手段15の吸気絞り弁を排気絞
り弁160に変更したもう1つの実施例である。即ち,
本例においては,エンジンの排気量をトラッパ11の下
流の排気絞り弁160で絞ることにより排気温度を上昇
させる。その他については実施例1,実施例2と同様で
ある。
【0051】実施例5 本例は,図11,図12に示すように,実施例1,実施
例2又は実施例3において,昇温手段を燃料噴射増量装
置17とし(図11),吸気の絞り量fに替えて燃料噴
射の増加量fとした(図12)もう1つの実施例であ
る。即ち,本例においては,燃料噴射増量装置17によ
って,燃料噴射量を変えることによりエンジンの排気温
度を変化させる。そして,図12の制御フロー図のステ
ップ614〜617に示すように,実施例1,実施例2
の絞り量f(図3,ステップ607〜610)に替えて
燃料噴射の増加量を制御する。その他については,実施
例1,実施例2又は実施例3と同様である。
例2又は実施例3において,昇温手段を燃料噴射増量装
置17とし(図11),吸気の絞り量fに替えて燃料噴
射の増加量fとした(図12)もう1つの実施例であ
る。即ち,本例においては,燃料噴射増量装置17によ
って,燃料噴射量を変えることによりエンジンの排気温
度を変化させる。そして,図12の制御フロー図のステ
ップ614〜617に示すように,実施例1,実施例2
の絞り量f(図3,ステップ607〜610)に替えて
燃料噴射の増加量を制御する。その他については,実施
例1,実施例2又は実施例3と同様である。
【0052】実施例6 本例は,図13,図14に示すように,実施例1,実施
例2又は実施例3において,図1の昇温手段を燃料噴射
時期の遅角装置18とし(図13),図3の絞り量に替
えて噴射遅角量とした(図14)もう1つの実施例であ
る。即ち,本例においては,図14のステップ621〜
624に示すように,実施例1〜実施例3における絞り
量(図3,ステップ607〜610,図12,ステップ
614〜617)に替えて燃料噴射遅角量を制御する。
その他については,実施例1又は実施例2と同様であ
る。
例2又は実施例3において,図1の昇温手段を燃料噴射
時期の遅角装置18とし(図13),図3の絞り量に替
えて噴射遅角量とした(図14)もう1つの実施例であ
る。即ち,本例においては,図14のステップ621〜
624に示すように,実施例1〜実施例3における絞り
量(図3,ステップ607〜610,図12,ステップ
614〜617)に替えて燃料噴射遅角量を制御する。
その他については,実施例1又は実施例2と同様であ
る。
【0053】実施例7 本例は,図15に示すように,実施例1,実施例2又は
実施例3において,昇温手段15をエンジンの吸気絞り
弁150と燃料噴射遅角装置17との複数としたもう1
つの実施例である。そして,図5に替えて図16に示す
ように,現在のエンジンの運転状態をD,E,E′,F
の4つの領域に区分し,それぞれの領域D〜Fに対応し
て制御の態様を変化させる。
実施例3において,昇温手段15をエンジンの吸気絞り
弁150と燃料噴射遅角装置17との複数としたもう1
つの実施例である。そして,図5に替えて図16に示す
ように,現在のエンジンの運転状態をD,E,E′,F
の4つの領域に区分し,それぞれの領域D〜Fに対応し
て制御の態様を変化させる。
【0054】即ち,図19に示すように,ステップ62
6においてエンジンの運転状態を領域D〜Fのいずれか
であるかを判定し,それに応じて次のように制御する。
領域Dにある場合は,前記領域C(図5)と同様に再生
処理に不適当と判断し,ステップ627に進み,昇温手
段15を操作しない(図13,ステップ607に相
当)。領域Fにある場合には,ステップ630に進み,
この場合は,前記領域C(図5)と同様に昇温手段15
を作動させなくても再生可能であるから同様に昇温手段
15を作動させない(図3,ステップ609に相当)。
6においてエンジンの運転状態を領域D〜Fのいずれか
であるかを判定し,それに応じて次のように制御する。
領域Dにある場合は,前記領域C(図5)と同様に再生
処理に不適当と判断し,ステップ627に進み,昇温手
段15を操作しない(図13,ステップ607に相
当)。領域Fにある場合には,ステップ630に進み,
この場合は,前記領域C(図5)と同様に昇温手段15
を作動させなくても再生可能であるから同様に昇温手段
15を作動させない(図3,ステップ609に相当)。
【0055】そして,領域E,E′にある場合には,昇
温手段15を作動させて再生処理を行なう。まず比較的
中高負荷のE′領域の場合には,ステップ632に進
み,燃料噴射遅角装置17を作動させて昇温する。燃料
噴射を遅角した場合の昇温量は,吸気絞り時より小さい
が,燃費等の悪化も小さいため,比較的高温の領域E′
では,噴射遅角のみを行なう。
温手段15を作動させて再生処理を行なう。まず比較的
中高負荷のE′領域の場合には,ステップ632に進
み,燃料噴射遅角装置17を作動させて昇温する。燃料
噴射を遅角した場合の昇温量は,吸気絞り時より小さい
が,燃費等の悪化も小さいため,比較的高温の領域E′
では,噴射遅角のみを行なう。
【0056】そして,中低負荷のE領域の場合には,昇
温量を大きくする必要があるため,ステップ633に進
み,燃料噴射遅角装置17と絞り弁150の両方を作動
させて昇温する。その他の制御フローについては,実施
例1の図3と同様である。その他に,ついては,実施例
1,実施例2,実施例3と同様である。
温量を大きくする必要があるため,ステップ633に進
み,燃料噴射遅角装置17と絞り弁150の両方を作動
させて昇温する。その他の制御フローについては,実施
例1の図3と同様である。その他に,ついては,実施例
1,実施例2,実施例3と同様である。
【0057】実施例8 本例は,図17,図18に示すように,実施例7におい
て,燃料噴射遅角装置に替えて,燃料噴射増量装置18
としたもう1つの実施例である。即ち,図17に示すよ
うに,図19の昇温手段の操作(ステップ632,63
3)における遅角装置(遅角量)を増量装置18(噴射
量増量)に変更する(ステップ628,629)。 そ
の他については,実施例7と同様である。
て,燃料噴射遅角装置に替えて,燃料噴射増量装置18
としたもう1つの実施例である。即ち,図17に示すよ
うに,図19の昇温手段の操作(ステップ632,63
3)における遅角装置(遅角量)を増量装置18(噴射
量増量)に変更する(ステップ628,629)。 そ
の他については,実施例7と同様である。
【0058】実施例9 本例は,実施例1又は実施例2において,難燃性パティ
キュレートと良燃性パティキュレートとを分離捕集し,
難燃性パティキュレートの捕集部を良燃性パティキュレ
ートの捕集部の下流に位置させて再生処理するようにし
たもう1つの実施例である。
キュレートと良燃性パティキュレートとを分離捕集し,
難燃性パティキュレートの捕集部を良燃性パティキュレ
ートの捕集部の下流に位置させて再生処理するようにし
たもう1つの実施例である。
【0059】即ち,図20に示すように,トラッパ11
は難燃性パティキュレートと良燃性パティキュレートと
を分離捕集するめたの複数の捕集部115,116を有
しており,排気81を上記異なる捕集部115,116
へ導く排気通路31の切換手段32を有すると共に,ト
ラッパ11の再生時においては上記切換手段32を操作
することにより難燃性パティキュレートの捕集部115
が良燃性パティキュレートの捕集部116の下流に位置
することができるよう構成されており,コントローラ4
0は内燃機関51の運転状態に応じて排気81を別個の
捕集部115,116に導入するよう上記切換手段32
を操作し,再生時においては難燃性パティキュレートの
捕集部115が良燃性パティキュレートの捕集部116
の下流に位置するよう流通路を形成する。
は難燃性パティキュレートと良燃性パティキュレートと
を分離捕集するめたの複数の捕集部115,116を有
しており,排気81を上記異なる捕集部115,116
へ導く排気通路31の切換手段32を有すると共に,ト
ラッパ11の再生時においては上記切換手段32を操作
することにより難燃性パティキュレートの捕集部115
が良燃性パティキュレートの捕集部116の下流に位置
することができるよう構成されており,コントローラ4
0は内燃機関51の運転状態に応じて排気81を別個の
捕集部115,116に導入するよう上記切換手段32
を操作し,再生時においては難燃性パティキュレートの
捕集部115が良燃性パティキュレートの捕集部116
の下流に位置するよう流通路を形成する。
【0060】そして,上記2つの捕集部115,116
は,単一のパティキュレートフィルタ110における相
対する排気口117,118側に形成されており,上記
切換手段32は,上記パティキュレートフィルタ110
に対する排気81の流入口を反転させる切換え弁320
である。
は,単一のパティキュレートフィルタ110における相
対する排気口117,118側に形成されており,上記
切換手段32は,上記パティキュレートフィルタ110
に対する排気81の流入口を反転させる切換え弁320
である。
【0061】以下上記について補足説明を付加する。図
20に示すように,内燃機関51(ディーゼルエンジ
ン)の下流には,エンジンに連結された第1排気管31
1と,切換え弁320と,第1排気管311からパティ
キュレートフィルタ110の相対する排気口117,1
18に連結される第2,第3排気管312,313と,
該第2,第3排気管312,313に連結された排出管
314とが配設されている。
20に示すように,内燃機関51(ディーゼルエンジ
ン)の下流には,エンジンに連結された第1排気管31
1と,切換え弁320と,第1排気管311からパティ
キュレートフィルタ110の相対する排気口117,1
18に連結される第2,第3排気管312,313と,
該第2,第3排気管312,313に連結された排出管
314とが配設されている。
【0062】上記切換え弁320は,例えばバタフライ
型の切換え弁であり,第1ポジションにある場合には,
排気81はエンジン−第1排気管311−第2排気管3
12−フィルタ110−第3排気管313−排出管31
4の順に流れる。また,切換え弁320が,図20に示
す第2ポジションにある場合には,排気81は,エンジ
ン−第1排気管311−第3排気管313−フィルタ1
10−第2排気管312−排出管314の順に流れる。
型の切換え弁であり,第1ポジションにある場合には,
排気81はエンジン−第1排気管311−第2排気管3
12−フィルタ110−第3排気管313−排出管31
4の順に流れる。また,切換え弁320が,図20に示
す第2ポジションにある場合には,排気81は,エンジ
ン−第1排気管311−第3排気管313−フィルタ1
10−第2排気管312−排出管314の順に流れる。
【0063】即ち,切換え弁320のポジションを切換
えることにより,排気81が流入するフィルタ110の
排気口117,118を切換えることができる。そして
コントローラ40は,図4に示す領域1(高負荷)の場
合に,切換え弁320を第1ポジションとし,領域2
(低負荷)の場合に第2ポジションとする。
えることにより,排気81が流入するフィルタ110の
排気口117,118を切換えることができる。そして
コントローラ40は,図4に示す領域1(高負荷)の場
合に,切換え弁320を第1ポジションとし,領域2
(低負荷)の場合に第2ポジションとする。
【0064】そして,パティキュレートフィルタ110
は,ハニカム状格子により,多数の流路が形成され,そ
の入口又は出口が交互に封止されているため,排気81
の流入方向を切換えることにより,フィルタ110内の
相異なる通路壁側に捕集される(捕集部115,116
の形成)。即ち,図22に示すように,フィルタ110
の通路壁119の片側にエンジン低負荷時の良燃性パテ
ィキュレート821(SOF分大)が,他方に高負荷時
の難燃性パティキュレート822(SOOT分大)が補
足される。
は,ハニカム状格子により,多数の流路が形成され,そ
の入口又は出口が交互に封止されているため,排気81
の流入方向を切換えることにより,フィルタ110内の
相異なる通路壁側に捕集される(捕集部115,116
の形成)。即ち,図22に示すように,フィルタ110
の通路壁119の片側にエンジン低負荷時の良燃性パテ
ィキュレート821(SOF分大)が,他方に高負荷時
の難燃性パティキュレート822(SOOT分大)が補
足される。
【0065】次に,図21を用いて,本例の排気浄化装
置1の制御の流れを説明する。初めにステップ641に
おいて,一定のサンプリング時間毎に運転検出手段22
からエンジンの負荷状態を読込む。そして,ステップ6
42において,上記運転状態が図4の領域1(負荷T≧
T0 )にあるか否かを判定する。
置1の制御の流れを説明する。初めにステップ641に
おいて,一定のサンプリング時間毎に運転検出手段22
からエンジンの負荷状態を読込む。そして,ステップ6
42において,上記運転状態が図4の領域1(負荷T≧
T0 )にあるか否かを判定する。
【0066】そして,是(YES)であれば,ステップ
643に進み,切換え弁320を第1ポジションに切換
えると共に,ECU4内の第1カウンタのカウント値を
歩進させる。そして,ステップ642の判定結果が否
(NO)であれば,ステップ644に進み,切換え弁3
20を第2ポジションに切換えると共にECU4内の第
2カウンタのカウント値を歩進させる。
643に進み,切換え弁320を第1ポジションに切換
えると共に,ECU4内の第1カウンタのカウント値を
歩進させる。そして,ステップ642の判定結果が否
(NO)であれば,ステップ644に進み,切換え弁3
20を第2ポジションに切換えると共にECU4内の第
2カウンタのカウント値を歩進させる。
【0067】そして,図3と同様にステップ604,6
05でパティキュレート捕集量mが予め設定された設定
値m0 以上である(YES)と判定されたら,次のステ
ップ645以下の再生プロセスに進行し,そうでない場
合(NO)はステップ641に戻る。ステップ605で
是(YES)の場合は,ステップ645に進み,上記切
換え弁320を第2ポジションに切換える。
05でパティキュレート捕集量mが予め設定された設定
値m0 以上である(YES)と判定されたら,次のステ
ップ645以下の再生プロセスに進行し,そうでない場
合(NO)はステップ641に戻る。ステップ605で
是(YES)の場合は,ステップ645に進み,上記切
換え弁320を第2ポジションに切換える。
【0068】そして,実施例1と同様にステップ60
5,606にて絞り弁150を絞って再生のために昇温
する。そうすると,第2ポジションにおいて上流に位置
する良燃性パティキュレート(捕集部116)が低温で
燃焼し,その際に発生する燃焼熱によって下流側の難燃
性パティキュレート(捕集部115)も極めて良好に燃
焼する。
5,606にて絞り弁150を絞って再生のために昇温
する。そうすると,第2ポジションにおいて上流に位置
する良燃性パティキュレート(捕集部116)が低温で
燃焼し,その際に発生する燃焼熱によって下流側の難燃
性パティキュレート(捕集部115)も極めて良好に燃
焼する。
【0069】その他の制御フローについては,実施例1
又は実施例2と同様である。なお,上記において,パテ
ィキュレート捕集時における切換え弁320の切換え操
作は,切換えの頻発やハンチングを回避するために,図
4における領域間の移行状態が一定時間(例えば10秒
間)以上継続した場合に行なう。
又は実施例2と同様である。なお,上記において,パテ
ィキュレート捕集時における切換え弁320の切換え操
作は,切換えの頻発やハンチングを回避するために,図
4における領域間の移行状態が一定時間(例えば10秒
間)以上継続した場合に行なう。
【0070】また,本例によれば,フィルタ110の壁
の両面(図22)を有効利用するため,排気81を一方
向に流通させフィルタ110の壁の片面だけを利用する
場合(実施例1〜実施例8)に比べるとパティキュレー
トと酸化触媒との接触面積も倍増し,結果的にパティキ
ュレートの燃焼時間が大幅に短縮される。また,フィル
タ110の作動面積が倍になるから,同量のパティキュ
レートの燃焼に対する触媒の使用度が半減し,触媒の耐
久時間が大幅に向上するという効果がある。
の両面(図22)を有効利用するため,排気81を一方
向に流通させフィルタ110の壁の片面だけを利用する
場合(実施例1〜実施例8)に比べるとパティキュレー
トと酸化触媒との接触面積も倍増し,結果的にパティキ
ュレートの燃焼時間が大幅に短縮される。また,フィル
タ110の作動面積が倍になるから,同量のパティキュ
レートの燃焼に対する触媒の使用度が半減し,触媒の耐
久時間が大幅に向上するという効果がある。
【0071】実施例10 本例は,図23に示すように,実施例9においてトラッ
パ11の複数の捕集部を2つの異なるパティキュレート
フィルタ110,120とし,差圧検出器211を下流
に配設した難燃性パティキュレート用のフィルタ120
に設けたもう1つの実施例である。
パ11の複数の捕集部を2つの異なるパティキュレート
フィルタ110,120とし,差圧検出器211を下流
に配設した難燃性パティキュレート用のフィルタ120
に設けたもう1つの実施例である。
【0072】即ち,エンジン51に連結された第1排気
管311から,第4,第5排気管315,316を分岐
させ,一方の第4排気管315には第1フィルタ110
が配設されている。そして,第4,第5排気管315,
316が下流で再び合体した第6排気管317に第2フ
ィルタ120が配設されている。
管311から,第4,第5排気管315,316を分岐
させ,一方の第4排気管315には第1フィルタ110
が配設されている。そして,第4,第5排気管315,
316が下流で再び合体した第6排気管317に第2フ
ィルタ120が配設されている。
【0073】そして切換え弁321は,その第2ポジシ
ョンにおいて第1排気管311と第4排気管315とを
連結し,図23に示す第1ポジションにおいて第1排気
管311と第5排気管316とを連結する。そして,パ
ティキュレート捕集中におけるエンジンの運転状態が図
4の領域2にある場合には,切換え弁321を第2ポジ
ションに切換えて,第1フィルタ110に良燃性のパテ
ィキュレートを捕集する。
ョンにおいて第1排気管311と第4排気管315とを
連結し,図23に示す第1ポジションにおいて第1排気
管311と第5排気管316とを連結する。そして,パ
ティキュレート捕集中におけるエンジンの運転状態が図
4の領域2にある場合には,切換え弁321を第2ポジ
ションに切換えて,第1フィルタ110に良燃性のパテ
ィキュレートを捕集する。
【0074】一方,エンジンの運転状態が図4の領域1
にある場合には,切換え弁321を第1ポジションに切
換えて,第2フィルタ120に難燃性パティキュレート
を捕集する。そして,再生時には,切換え弁321を第
2ポジションに切換えて,第1フィルタ110を第2フ
ィルタ120の上流に位置させる。その結果,低温で着
火する第1フィルタ110のパティキュレートの燃焼熱
の作用により,第2フィルタ120の難燃性パティキュ
レートも容易に着火,燃焼する。その他については,実
施例9と同様である。
にある場合には,切換え弁321を第1ポジションに切
換えて,第2フィルタ120に難燃性パティキュレート
を捕集する。そして,再生時には,切換え弁321を第
2ポジションに切換えて,第1フィルタ110を第2フ
ィルタ120の上流に位置させる。その結果,低温で着
火する第1フィルタ110のパティキュレートの燃焼熱
の作用により,第2フィルタ120の難燃性パティキュ
レートも容易に着火,燃焼する。その他については,実
施例9と同様である。
【0075】実施例11 本例は,図24に示すように,実施例1,実施例2又は
実施例3において内燃機関51の下流のトラッパ11の
上流に排気温度センサ33を設けたもう1つの実施例で
ある。そして,上記排気温度センサ33で検出した排気
温度tに応じて,昇温手段15(絞り弁150)を作動
させて再生処理を行なうかどうか,あるいは再生処理を
行なわないかどうかを決定する。
実施例3において内燃機関51の下流のトラッパ11の
上流に排気温度センサ33を設けたもう1つの実施例で
ある。そして,上記排気温度センサ33で検出した排気
温度tに応じて,昇温手段15(絞り弁150)を作動
させて再生処理を行なうかどうか,あるいは再生処理を
行なわないかどうかを決定する。
【0076】即ち,実施例1〜実施例3においては,エ
ンジンの現在の運転状況が図5に示すA〜Cいずれの領
域にあるかに対応して再生処理のあり方を決めていた
が,本例においては,それを排気温度tによって行な
う。即ち,再生の制御フローは,図25に示すように,
ステップ651において,排気温度センサ33によって
排気温度tを測定し,ステップ652で低温(t<
t1 )か,高温(t>t2 )か,中温(t1 ≦t≦
t2 )かを判定する(例えば,t1 =250℃,t2 =
400℃)。
ンジンの現在の運転状況が図5に示すA〜Cいずれの領
域にあるかに対応して再生処理のあり方を決めていた
が,本例においては,それを排気温度tによって行な
う。即ち,再生の制御フローは,図25に示すように,
ステップ651において,排気温度センサ33によって
排気温度tを測定し,ステップ652で低温(t<
t1 )か,高温(t>t2 )か,中温(t1 ≦t≦
t2 )かを判定する(例えば,t1 =250℃,t2 =
400℃)。
【0077】そして,低温の場合には,再生処理を行な
わず(ステップ653),高温の場合は昇温手段15
(絞り弁150)を使用せず再生処理を行ない(ステッ
プ655),中温の場合のみステップ654に進み,昇
温手段15を用いて再生処理を行なう。上記のように,
本例は,排気温度tを直接測定して再生の制御方法を決
めるから,より的確に再生処理を行なうことができる。
わず(ステップ653),高温の場合は昇温手段15
(絞り弁150)を使用せず再生処理を行ない(ステッ
プ655),中温の場合のみステップ654に進み,昇
温手段15を用いて再生処理を行なう。上記のように,
本例は,排気温度tを直接測定して再生の制御方法を決
めるから,より的確に再生処理を行なうことができる。
【0078】即ち,図5における領域区分(A〜C)に
よれば,同一領域であってもエンジン始動直後の低温時
や,高負荷運転後の高温時などにおいて,排気温度が通
常と異なり,若干制御の的確性に欠ける場合があるが,
本例においては,そのような問題はない。その他につい
ては,実施例1,実施例2又は実施例3と同様である。
よれば,同一領域であってもエンジン始動直後の低温時
や,高負荷運転後の高温時などにおいて,排気温度が通
常と異なり,若干制御の的確性に欠ける場合があるが,
本例においては,そのような問題はない。その他につい
ては,実施例1,実施例2又は実施例3と同様である。
【0079】実施例12 本例は,図26に示すように,実施例11において,排
気温度センサ33をトラッパ11の下流側に設けるよう
にしたもう1つの実施例である。本例においては,排気
温度センサ33を実施例11と同様の用途に用いること
ができるほか,再生処理開始後におけるトラッパ11下
流の排気温度t′を監視し,これを制御に反映させるこ
とができる。
気温度センサ33をトラッパ11の下流側に設けるよう
にしたもう1つの実施例である。本例においては,排気
温度センサ33を実施例11と同様の用途に用いること
ができるほか,再生処理開始後におけるトラッパ11下
流の排気温度t′を監視し,これを制御に反映させるこ
とができる。
【0080】例えば,エンジンを最大負荷運転し,再生
処理を行なうと,エンジンの排気が高温な上,パティキ
ュレートの燃焼熱によりフィルタ110が異常高温とな
ることがある。そうするとフィルタ110及び触媒の耐
久性が大幅に低下するという不具合が生ずる。本例では
このような状態を,トラッパ11の下流の排気温度t′
から知ることができる。
処理を行なうと,エンジンの排気が高温な上,パティキ
ュレートの燃焼熱によりフィルタ110が異常高温とな
ることがある。そうするとフィルタ110及び触媒の耐
久性が大幅に低下するという不具合が生ずる。本例では
このような状態を,トラッパ11の下流の排気温度t′
から知ることができる。
【0081】即ち,図27に示すように,トラッパ11
下流の排気温度がt′予め設定した限界温度tL (例え
ば800℃)を越えた場合には,絞り弁150の絞り量
を増大させる。そうすると,エンジンの最大負荷運転時
の排気中の酸素濃度(通常3%程度)が更に低下し,そ
の結果酸素不足状態となり,パティキュレートの燃焼を
抑制する。
下流の排気温度がt′予め設定した限界温度tL (例え
ば800℃)を越えた場合には,絞り弁150の絞り量
を増大させる。そうすると,エンジンの最大負荷運転時
の排気中の酸素濃度(通常3%程度)が更に低下し,そ
の結果酸素不足状態となり,パティキュレートの燃焼を
抑制する。
【0082】その結果,図27に示すように,トラッパ
11下流の排気温度t′は再び低下し,フィルタ110
の寿命低下などを回避することができる。その他につい
ては,実施例11と同様である。
11下流の排気温度t′は再び低下し,フィルタ110
の寿命低下などを回避することができる。その他につい
ては,実施例11と同様である。
【図1】実施例1の排気浄化装置のシステム構成図。
【図2】エンジン負荷状態と排出パティキュレートとの
相関図。
相関図。
【図3】実施例1の排気浄化装置の制御フロー図。
【図4】実施例1の排気浄化装置におけるパティキュレ
ート捕集中におけるエンジン運転状態の区分図。
ート捕集中におけるエンジン運転状態の区分図。
【図5】実施例1の排気浄化装置における操作条件を決
めるエンジンの運転状態の区分図。
めるエンジンの運転状態の区分図。
【図6】吸気絞り量と排気温度T及び燃料消費量Uとの
相関図。
相関図。
【図7】実施例1の排気浄化装置における昇温手段の操
作態様と従来装置の操作態様との比較図。
作態様と従来装置の操作態様との比較図。
【図8】実施例2の排気浄化装置の制御モードの推移
図。
図。
【図9】実施例3の排気浄化装置におけるパティキュレ
ート捕集中におけるエンジン運転状態の区分図。
ート捕集中におけるエンジン運転状態の区分図。
【図10】実施例4の排気浄化装置のシステム構成図。
【図11】実施例5の排気浄化装置のシステム構成図。
【図12】実施例5の排気浄化装置の制御フロー図。
【図13】実施例6の排気浄化装置のシステム構成図。
【図14】実施例6の排気浄化装置の制御フロー図。
【図15】実施例7の排気浄化装置のシステム構成図。
【図16】実施例7の排気浄化装置の操作条件を決める
エンジンの運転状態の区分図。
エンジンの運転状態の区分図。
【図17】実施例8の排気浄化装置の制御フロー図。
【図18】実施例8の排気浄化装置のシステム構成図。
【図19】実施例7の排気浄化装置の制御フロー図。
【図20】実施例9の排気浄化装置のシステム構成図。
【図21】実施例9の排気浄化装置の制御フロー図。
【図22】実施例9のパティキュレートフィルタの通路
壁へのパティキュレートの付着状態図。
壁へのパティキュレートの付着状態図。
【図23】実施例10の排気浄化装置のシステム構成
図。
図。
【図24】実施例11の排気浄化装置のシステム構成
図。
図。
【図25】実施例11の排気浄化装置の制御フロー図。
【図26】実施例12の排気浄化装置のシステム構成
図。
図。
【図27】実施例12の排気浄化装置におけるトラッパ
下流の排気温度t′及び吸気絞り量fの推移図。
下流の排気温度t′及び吸気絞り量fの推移図。
1...排気浄化装置, 11...トラッパ, 15...昇温手段, 21...状況検出手段, 22...運転検出手段, 40...コントローラ, 51...内燃機関,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 46/42 B 7446−4D ZAB A 7446−4D
Claims (5)
- 【請求項1】 内燃機関の排気通路に介装され排気中の
パティキュレートを捕集する酸化触媒付きのトラッパ
と,該トラッパに捕集されたパティキュレートの捕集状
態を検出する状況検出手段と,内燃機関の運転状態を検
知する運転検出手段と,パティキュレートを燃焼させる
ための昇温手段と,該昇温手段を操作し,トラッパを再
生させるコントローラとを有する内燃機関の排気浄化装
置であって,上記コントローラは,上記運転検出手段に
接続されており,パティキュレート捕集中における内燃
機関の運転履歴に応じて排出された難燃性パティキュレ
ートと良燃性パティキュレートとの割合や現在の内燃機
関の運転状態により上記昇温手段を操作することを特徴
とする内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項2】 請求項1において,上記トラッパは難燃
性パティキュレートと良燃性パティキュレートを分離捕
集するための複数のパティキュレート捕集部を有してお
り,また,排気を上記の異なる捕集部に導く排気通路の
切換手段を有すると共に,トラッパの再生時においては
難燃性パティキュレートの捕集部が良燃性パティキュレ
ートの捕集部の下流に位置することができるよう流通路
が構成されており,上記コントローラは,内燃機関の運
転状態に応じて排気を別個の捕集部に導入するよう上記
切換手段を操作し,再生時においては難燃性パティキュ
レートの捕集部が良燃性パティキュレートの下流に位置
するよう流通路を形成することを特徴とする内燃機関の
排気浄化装置。 - 【請求項3】 請求項2において,難燃性パティキュレ
ートの捕集部と良燃性パティキュレートの捕集部とは,
単一のパティキュレートフィルタにおける相対する排気
口側に形成されていると共に,パティキュレートフィル
タに対する排気の流入口を反転させる排気通路の切換手
段が設けられており,コントローラは内燃機関の運転状
態に応じてパティキュレートフィルタに対する排気の流
入口を反転させることを特徴とする内燃機関の排気浄化
装置。 - 【請求項4】 請求項2において,難燃性パティキュレ
ートの捕集部と良燃性パティキュレートの捕集部とは,
別体のパティキュレートフィルタであることを特徴とす
る内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項3又は請求項4におい
て,昇温手段は,内燃機関の吸気通路に設けた吸気の絞
り手段であることを特徴とする内燃機関の排気浄化装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35025493A JP3303495B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35025493A JP3303495B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07189656A true JPH07189656A (ja) | 1995-07-28 |
| JP3303495B2 JP3303495B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=18409259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35025493A Expired - Lifetime JP3303495B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3303495B2 (ja) |
Cited By (25)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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