JPH07189897A - 揺動斜板式圧縮機におけるピストン - Google Patents
揺動斜板式圧縮機におけるピストンInfo
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- JPH07189897A JPH07189897A JP5332141A JP33214193A JPH07189897A JP H07189897 A JPH07189897 A JP H07189897A JP 5332141 A JP5332141 A JP 5332141A JP 33214193 A JP33214193 A JP 33214193A JP H07189897 A JPH07189897 A JP H07189897A
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- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
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- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/0873—Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
- F04B27/0878—Pistons
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】一体構成の片頭ピストンの軽量化及びピストン
とシリンダボアとの間の摺接部位の摩耗の防止を図る。 【構成】片頭ピストン8の頭部10には肉取り部8aが
形成されている。肉取り部8aは、片頭ピストン8の中
心軸線C1 に関して斜板7の回転中心軸線C0 とは反対
側の片頭ピストン8の頭部10の周面側にて中心軸線C
1 側に向けて凹み形成されている。肉取り部8aの中央
部には荷重受け面8bが頭部10の先端10a側の周面
から延出形成されている。片頭ピストン8が下死点位置
にあるときには荷重受け面8bはシリンダボア1a内に
ある。
とシリンダボアとの間の摺接部位の摩耗の防止を図る。 【構成】片頭ピストン8の頭部10には肉取り部8aが
形成されている。肉取り部8aは、片頭ピストン8の中
心軸線C1 に関して斜板7の回転中心軸線C0 とは反対
側の片頭ピストン8の頭部10の周面側にて中心軸線C
1 側に向けて凹み形成されている。肉取り部8aの中央
部には荷重受け面8bが頭部10の先端10a側の周面
から延出形成されている。片頭ピストン8が下死点位置
にあるときには荷重受け面8bはシリンダボア1a内に
ある。
Description
【0001】本発明は、回転軸に傾動可能に支持された
斜板の両面と片頭ピストンの首部との間に介在されたシ
ューを介して斜板の回転運動を片頭ピストンの往復直線
運動に変換すると共に、クランク室内の圧力と吸入圧と
の片頭ピストンを介した差により斜板の傾角を制御する
揺動斜板式圧縮機におけるピストンに関するものであ
る。
斜板の両面と片頭ピストンの首部との間に介在されたシ
ューを介して斜板の回転運動を片頭ピストンの往復直線
運動に変換すると共に、クランク室内の圧力と吸入圧と
の片頭ピストンを介した差により斜板の傾角を制御する
揺動斜板式圧縮機におけるピストンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】特開昭60−175783号公報、実開
平4−109481号公報に開示されるこの種の圧縮機
では、半球状のシューの球面部が片頭ピストンの首部の
球面凹部に嵌まり込み支持されていると共に、端面部が
斜板面に接している。このようなシュー支持構造によっ
て斜板の回転に伴って片頭ピストンが回転軸方向に往復
動可能である。又、回転軸に傾動可能かつ回転軸と一体
的に回転可能に支持された回転板上に斜板を相対回転可
能に支持すると共に、斜板と片頭ピストンとをピストン
ロッドで連結した揺動斜板式圧縮機においては斜板回り
止め機構が必要であるが、特開昭60−175783号
公報、実開平4−109481号公報の揺動斜板式圧縮
機では回転板及び回り止め機構が不要となり、機構の簡
素化が著しい。
平4−109481号公報に開示されるこの種の圧縮機
では、半球状のシューの球面部が片頭ピストンの首部の
球面凹部に嵌まり込み支持されていると共に、端面部が
斜板面に接している。このようなシュー支持構造によっ
て斜板の回転に伴って片頭ピストンが回転軸方向に往復
動可能である。又、回転軸に傾動可能かつ回転軸と一体
的に回転可能に支持された回転板上に斜板を相対回転可
能に支持すると共に、斜板と片頭ピストンとをピストン
ロッドで連結した揺動斜板式圧縮機においては斜板回り
止め機構が必要であるが、特開昭60−175783号
公報、実開平4−109481号公報の揺動斜板式圧縮
機では回転板及び回り止め機構が不要となり、機構の簡
素化が著しい。
【0003】この圧縮機には中空形状の片頭ピストンが
用いられている。片頭ピストンを中空形状とすることに
よって圧縮機全体の軽量化を図ることができる。しかも
片頭ピストンの軽量化はピストン慣性力の低減をもたら
し、高速回転時の容量制御性が向上する。即ち、ピスト
ン重量が大きいと高速回転時のピストン慣性力が大きく
なる。ピストン慣性力が大きいと吸入行程から吐出行程
への切り換え時には大きなピストン慣性力が斜板に加わ
り、斜板傾角が不要に大きくなる。このような不要な斜
板傾角増大を抑えるにはクランク室内の圧力を高くする
必要がある。即ち、斜板傾角が大きくなるほどクランク
室内の圧力を高めなければならない。しかし、このよう
な制御特性は、クランク室内の本来の圧力制御(斜板傾
角を大きくするにはクランク室内の圧力を降圧するこ
と)に反し、容量制御が不能となる。ピストンを軽量化
すればこのような容量制御不能は解消される。
用いられている。片頭ピストンを中空形状とすることに
よって圧縮機全体の軽量化を図ることができる。しかも
片頭ピストンの軽量化はピストン慣性力の低減をもたら
し、高速回転時の容量制御性が向上する。即ち、ピスト
ン重量が大きいと高速回転時のピストン慣性力が大きく
なる。ピストン慣性力が大きいと吸入行程から吐出行程
への切り換え時には大きなピストン慣性力が斜板に加わ
り、斜板傾角が不要に大きくなる。このような不要な斜
板傾角増大を抑えるにはクランク室内の圧力を高くする
必要がある。即ち、斜板傾角が大きくなるほどクランク
室内の圧力を高めなければならない。しかし、このよう
な制御特性は、クランク室内の本来の圧力制御(斜板傾
角を大きくするにはクランク室内の圧力を降圧するこ
と)に反し、容量制御が不能となる。ピストンを軽量化
すればこのような容量制御不能は解消される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実開平4−10948
1号公報の片頭ピストンでは2つの部品を溶接して片頭
ピストンを構成する製作工程が必要となるが、これは製
作コストの上昇をもたらす。
1号公報の片頭ピストンでは2つの部品を溶接して片頭
ピストンを構成する製作工程が必要となるが、これは製
作コストの上昇をもたらす。
【0005】特開昭60−175783号公報の片頭ピ
ストンでは、頭部の中空部は首部側に開口しており、こ
の開口側から中空化加工を施せる。しかし、奥深くまで
削り込むことはできず、頭部の中空部の容積を大きくで
きない。従って、片頭ピストンの軽量化は十分ではな
く、実開平4−109481号公報の場合と同様に2つ
の部品を溶接して片頭ピストンを構成する必要がある。
ストンでは、頭部の中空部は首部側に開口しており、こ
の開口側から中空化加工を施せる。しかし、奥深くまで
削り込むことはできず、頭部の中空部の容積を大きくで
きない。従って、片頭ピストンの軽量化は十分ではな
く、実開平4−109481号公報の場合と同様に2つ
の部品を溶接して片頭ピストンを構成する必要がある。
【0006】本発明は、一体構成の片頭ピストンの軽量
化及びピストンとシリンダボアとの間の摺接部位の摩耗
の防止を図ることを目的とする。
化及びピストンとシリンダボアとの間の摺接部位の摩耗
の防止を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1に記
載の発明では、ピストンの中心軸線に関して斜板の回転
中心軸線とは反対側の片頭ピストンの頭部の周面側に
は、ピストンの中心軸線側に向けて凹ませた肉取り部を
設け、肉取り部の中央部には荷重受け面を残した。
載の発明では、ピストンの中心軸線に関して斜板の回転
中心軸線とは反対側の片頭ピストンの頭部の周面側に
は、ピストンの中心軸線側に向けて凹ませた肉取り部を
設け、肉取り部の中央部には荷重受け面を残した。
【0008】請求項2に記載の発明では、前記荷重受け
面を片頭ピストンの頭部側の周面から延出した。請求項
3に記載の発明では、片頭ピストンが下死点位置にある
ときには前記荷重受け面がシリンダボアの開口縁の内側
にあるようにした。
面を片頭ピストンの頭部側の周面から延出した。請求項
3に記載の発明では、片頭ピストンが下死点位置にある
ときには前記荷重受け面がシリンダボアの開口縁の内側
にあるようにした。
【0009】
【作用】肉取り部は片頭ピストンの頭部の周面から斜板
の半径方向へ凹んでおり、肉取り部を有する一体構成の
片頭ピストンの形成は容易である。片頭ピストンが下死
点付近にあるときには片頭ピストンの慣性力が最も大き
く、斜板はこの慣性力の反力を片頭ピストンに与える。
この反力は斜板の回転中心軸線から半径方向へ離間する
方向への分力を有し、この分力が片頭ピストンの頭部周
面の特定部位をシリンダボアの周面に押し付ける。この
押し付け力は片頭ピストンとシリンダボアとの間の摺接
部位の摩耗を防止するために小さいほどよく、荷重受け
面は前記押し付け力を小さくするのに寄与する。
の半径方向へ凹んでおり、肉取り部を有する一体構成の
片頭ピストンの形成は容易である。片頭ピストンが下死
点付近にあるときには片頭ピストンの慣性力が最も大き
く、斜板はこの慣性力の反力を片頭ピストンに与える。
この反力は斜板の回転中心軸線から半径方向へ離間する
方向への分力を有し、この分力が片頭ピストンの頭部周
面の特定部位をシリンダボアの周面に押し付ける。この
押し付け力は片頭ピストンとシリンダボアとの間の摺接
部位の摩耗を防止するために小さいほどよく、荷重受け
面は前記押し付け力を小さくするのに寄与する。
【0010】請求項3に記載の発明では、前記分力によ
って荷重受け面に当たるシリンダボアの周面は開口縁と
なる。そのため、前記押し付け力が最も小さくなる。
って荷重受け面に当たるシリンダボアの周面は開口縁と
なる。そのため、前記押し付け力が最も小さくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図5に基づいて説明する。図1に示すように圧縮機全体
のハウジングの一部となるシリンダブロック1の前後に
はフロントハウジング2及びリヤハウジング3が接合固
定されている。シリンダブロック1及びフロントハウジ
ング2には回転軸4が回転可能に支持されている。フロ
ントハウジング2内にて回転軸4には回転支持体5が止
着されており、回転支持体5の周縁部に形成された支持
アーム5aにはガイド孔5bが形成されている。
図5に基づいて説明する。図1に示すように圧縮機全体
のハウジングの一部となるシリンダブロック1の前後に
はフロントハウジング2及びリヤハウジング3が接合固
定されている。シリンダブロック1及びフロントハウジ
ング2には回転軸4が回転可能に支持されている。フロ
ントハウジング2内にて回転軸4には回転支持体5が止
着されており、回転支持体5の周縁部に形成された支持
アーム5aにはガイド孔5bが形成されている。
【0012】回転軸4には斜板7が回転軸4方向へ傾動
可能かつスライド可能に支持されている。斜板7には連
結片7aが止着されていると共に、連結片7aの先端部
にはガイドピン6が取り付けられている。ガイドピン6
はガイド孔5bに係合しており、ガイド孔5bはガイド
ピン6を介して斜板7の傾動を案内する。これにより斜
板7が回転軸4方向へ揺動可能かつ回転軸4と一体的に
回転可能である。
可能かつスライド可能に支持されている。斜板7には連
結片7aが止着されていると共に、連結片7aの先端部
にはガイドピン6が取り付けられている。ガイドピン6
はガイド孔5bに係合しており、ガイド孔5bはガイド
ピン6を介して斜板7の傾動を案内する。これにより斜
板7が回転軸4方向へ揺動可能かつ回転軸4と一体的に
回転可能である。
【0013】クランク室2a、リヤハウジング3内の吸
入室3a及び吐出室3bを互いに接続するようにシリン
ダブロック1に貫設されたシリンダボア1a内には片頭
ピストン8が収容されている。片頭ピストン8の首部9
の内側には一対の半球状の支持凹部9aが対向形成され
ており、支持凹部9aには半球状のシュー11が嵌入支
持されている。斜板7の周縁部は両シュー11間に入り
込み、斜板7の両面には両シュー11の端面が接する。
従って、斜板7の回転運動がシュー11を介して片頭ピ
ストン8の前後往復揺動に変換され、片頭ピストン8が
シリンダボア1a内を前後動する。これにより吸入室3
aからシリンダボア1a内へ吸入された冷媒ガスが圧縮
されつつ吐出室3bへ吐出される。
入室3a及び吐出室3bを互いに接続するようにシリン
ダブロック1に貫設されたシリンダボア1a内には片頭
ピストン8が収容されている。片頭ピストン8の首部9
の内側には一対の半球状の支持凹部9aが対向形成され
ており、支持凹部9aには半球状のシュー11が嵌入支
持されている。斜板7の周縁部は両シュー11間に入り
込み、斜板7の両面には両シュー11の端面が接する。
従って、斜板7の回転運動がシュー11を介して片頭ピ
ストン8の前後往復揺動に変換され、片頭ピストン8が
シリンダボア1a内を前後動する。これにより吸入室3
aからシリンダボア1a内へ吸入された冷媒ガスが圧縮
されつつ吐出室3bへ吐出される。
【0014】片頭ピストン8のストロークはクランク室
2a内の圧力とシリンダボア1a内の吸入圧との片頭ピ
ストン8を介した差圧に応じて変わり、圧縮容量を左右
する斜板7の傾角が変化する。クランク室2a内の圧力
はシリンダブロック1内の図示しない容量制御弁により
制御される。
2a内の圧力とシリンダボア1a内の吸入圧との片頭ピ
ストン8を介した差圧に応じて変わり、圧縮容量を左右
する斜板7の傾角が変化する。クランク室2a内の圧力
はシリンダブロック1内の図示しない容量制御弁により
制御される。
【0015】図2及び図3に示すように片頭ピストン8
の首部9の背面には回り止め部9bが一体形成されてい
る。回り止め部9bはフロントハウジング2の内周面形
状と略同径の円周面を有しており、回り止め部9bの円
周面がフロントハウジング2の内壁面に接して片頭ピス
トン8の回転を防止する。
の首部9の背面には回り止め部9bが一体形成されてい
る。回り止め部9bはフロントハウジング2の内周面形
状と略同径の円周面を有しており、回り止め部9bの円
周面がフロントハウジング2の内壁面に接して片頭ピス
トン8の回転を防止する。
【0016】図1、図3及び図4に示すように片頭ピス
トン8の頭部10には肉取り部8aが形成されている。
肉取り部8aは、片頭ピストン8の中心軸線C1 に関し
て斜板7の回転中心軸線C0 とは反対側の片頭ピストン
8の頭部10の周面側にて中心軸線C1 側に向けて凹み
形成されている。図4は図1のB−B線拡大断面図、図
5は図1のC−C線拡大断面図である。
トン8の頭部10には肉取り部8aが形成されている。
肉取り部8aは、片頭ピストン8の中心軸線C1 に関し
て斜板7の回転中心軸線C0 とは反対側の片頭ピストン
8の頭部10の周面側にて中心軸線C1 側に向けて凹み
形成されている。図4は図1のB−B線拡大断面図、図
5は図1のC−C線拡大断面図である。
【0017】肉取り部8aの内には荷重受け面8bが残
されている。荷重受け面8bは頭部10の先端10a側
の周面から延出形成されている。片頭ピストン8は肉取
り部8aの形成によって軽量化される。肉取り部8aは
頭部10の周面から切削形成したり、あるいは型抜き形
成され、片頭ピストン8は一体構成である。従って、片
頭ピストン8の素材として一体のブロックを用いること
ができ、ピストン製作が従来よりも容易となり、製作コ
ストが低減する。
されている。荷重受け面8bは頭部10の先端10a側
の周面から延出形成されている。片頭ピストン8は肉取
り部8aの形成によって軽量化される。肉取り部8aは
頭部10の周面から切削形成したり、あるいは型抜き形
成され、片頭ピストン8は一体構成である。従って、片
頭ピストン8の素材として一体のブロックを用いること
ができ、ピストン製作が従来よりも容易となり、製作コ
ストが低減する。
【0018】図1に示すように、片頭ピストン8の中心
軸線C1 に関して斜板7の回転中心軸線C0 とは反対側
のシリンダボア1aの内周面部の開口縁部位1a1 はシ
リンダボア1aの開口縁の他部位よりもクランク室2a
側に突出している。図1の下側の片頭ピストン8は下死
点位置にあり、この状態では肉取り部8aは開口縁部位
1a1 からクランク室2a側にはみ出している。又、荷
重受け面8bは開口縁部位1a1 の内側にある。即ち、
荷重受け面8bの縁部8b1 と開口縁部位1a 1 とは一
致する。
軸線C1 に関して斜板7の回転中心軸線C0 とは反対側
のシリンダボア1aの内周面部の開口縁部位1a1 はシ
リンダボア1aの開口縁の他部位よりもクランク室2a
側に突出している。図1の下側の片頭ピストン8は下死
点位置にあり、この状態では肉取り部8aは開口縁部位
1a1 からクランク室2a側にはみ出している。又、荷
重受け面8bは開口縁部位1a1 の内側にある。即ち、
荷重受け面8bの縁部8b1 と開口縁部位1a 1 とは一
致する。
【0019】片頭ピストン8が下死点位置付近にあると
きの片頭ピストン8の慣性力は図1の矢印F0 で表され
る。片頭ピストン8は斜板7の傾きによって位置Pから
慣性力F0 の反力を矢印Fsで示すように受ける。反力
Fsは、片頭ピストン8の往復動方向の分力f1 と、斜
板7の回転中心軸線C0 から半径方向へ離間する方向へ
の分力f2 とに分解される。片頭ピストン8は分力f2
により傾こうとし、荷重受け面8bの縁部8b1 がシリ
ンダボア1aの内周面から分力f2 (押し付け力)に対
する反力Faを受けると共に、頭部10の先端10aの
縁部10a1 がシリンダボア1aの内周面から分力f2
(押し付け力)に対する反力Fbを受ける。
きの片頭ピストン8の慣性力は図1の矢印F0 で表され
る。片頭ピストン8は斜板7の傾きによって位置Pから
慣性力F0 の反力を矢印Fsで示すように受ける。反力
Fsは、片頭ピストン8の往復動方向の分力f1 と、斜
板7の回転中心軸線C0 から半径方向へ離間する方向へ
の分力f2 とに分解される。片頭ピストン8は分力f2
により傾こうとし、荷重受け面8bの縁部8b1 がシリ
ンダボア1aの内周面から分力f2 (押し付け力)に対
する反力Faを受けると共に、頭部10の先端10aの
縁部10a1 がシリンダボア1aの内周面から分力f2
(押し付け力)に対する反力Fbを受ける。
【0020】斜板7の傾きをθ、頭部10の先端10a
から荷重受け面8aの縁部8a1 までの距離をL1 、頭
部10の先端10aから位置Pまでの距離をL2 とする
と、θ,L1 ,L2 ,F0 ,Fs,Fa,Fbの間には
式(1),(2),(3)で示す関係がある。 Fs・ cosθ=F0 ・・・(1) Fs・ sinθ−Fa+Fb=0 ・・・(2) L1 ・Fa−L2 ・Fs・ sinθ=0・・・(3) 式(1),(2),(3)より次式(4),(5)が得
られる。 Fa=L2 ・Fs・ sinθ/L1 ・・・(4) Fb=(L2 −L1 )・Fs・ sinθ/L1 ・・・(5) 式(4),(5)は距離L1 が大きくなるほど反力F
a,Fbが小さくなることを表す。反力Fa,Fbが小
さいほど片頭ピストン8とシリンダボア1a内周面との
間の摺接部位の摩耗を少なくできる。
から荷重受け面8aの縁部8a1 までの距離をL1 、頭
部10の先端10aから位置Pまでの距離をL2 とする
と、θ,L1 ,L2 ,F0 ,Fs,Fa,Fbの間には
式(1),(2),(3)で示す関係がある。 Fs・ cosθ=F0 ・・・(1) Fs・ sinθ−Fa+Fb=0 ・・・(2) L1 ・Fa−L2 ・Fs・ sinθ=0・・・(3) 式(1),(2),(3)より次式(4),(5)が得
られる。 Fa=L2 ・Fs・ sinθ/L1 ・・・(4) Fb=(L2 −L1 )・Fs・ sinθ/L1 ・・・(5) 式(4),(5)は距離L1 が大きくなるほど反力F
a,Fbが小さくなることを表す。反力Fa,Fbが小
さいほど片頭ピストン8とシリンダボア1a内周面との
間の摺接部位の摩耗を少なくできる。
【0021】本実施例では、肉取り部8aの中央部にあ
る荷重受け面8bの配置位置によって距離L1 を稼ぐこ
とができ、荷重受け面8bの配置により反力Fa,Fb
の低減化が図られている。又、片頭ピストン8が下死点
位置にあるときには、頭部10の先端10a1 側から延
出する荷重受け面8bの縁部8b1 とシリンダボア1a
の開口縁部位1a1 とが一致するようにしてある。即
ち、荷重受け面8bの長短も片頭ピストン8の軽量化に
影響を与えるが、前記一致構成により片頭ピストン8の
軽量化及び反力Fa,Fbの低減化のバランスが最もよ
い。さらに開口縁部位1a1 をクランク室2a側に延出
することによって距離L1 が稼がれており、開口縁部位
1a1 の延出構成も反力Fa,Fbの低減化に寄与して
いる。
る荷重受け面8bの配置位置によって距離L1 を稼ぐこ
とができ、荷重受け面8bの配置により反力Fa,Fb
の低減化が図られている。又、片頭ピストン8が下死点
位置にあるときには、頭部10の先端10a1 側から延
出する荷重受け面8bの縁部8b1 とシリンダボア1a
の開口縁部位1a1 とが一致するようにしてある。即
ち、荷重受け面8bの長短も片頭ピストン8の軽量化に
影響を与えるが、前記一致構成により片頭ピストン8の
軽量化及び反力Fa,Fbの低減化のバランスが最もよ
い。さらに開口縁部位1a1 をクランク室2a側に延出
することによって距離L1 が稼がれており、開口縁部位
1a1 の延出構成も反力Fa,Fbの低減化に寄与して
いる。
【0022】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば図6〜図10に示す片頭ピストン
の形状構成も可能である。図6の片頭ピストン8Aでは
荷重受け面8cが頭部10の先端10a1 側から肉取り
部8aの中央部を通って基端側の周面まで繋がってい
る。片頭ピストン8Aが下死点位置にあるときには荷重
受け面8cはシリンダボア1aの開口縁部位1a1 上に
ある。この構成では片頭ピストン8Aの強度が前記実施
例の片頭ピストン8よりも向上する。
ものではなく、例えば図6〜図10に示す片頭ピストン
の形状構成も可能である。図6の片頭ピストン8Aでは
荷重受け面8cが頭部10の先端10a1 側から肉取り
部8aの中央部を通って基端側の周面まで繋がってい
る。片頭ピストン8Aが下死点位置にあるときには荷重
受け面8cはシリンダボア1aの開口縁部位1a1 上に
ある。この構成では片頭ピストン8Aの強度が前記実施
例の片頭ピストン8よりも向上する。
【0023】図7の片頭ピストン8Bでは荷重受け面8
dが頭部10の周方向に肉取り部8aの中央部を通って
周面に繋がっている。片頭ピストン8Bが下死点位置に
あるときには荷重受け面8dはシリンダボア1aの開口
縁部位1a1 上又は開口縁部位1a1 の内側にある。こ
の構成では片頭ピストン8Bの強度が前記実施例の片頭
ピストン8よりも向上する。
dが頭部10の周方向に肉取り部8aの中央部を通って
周面に繋がっている。片頭ピストン8Bが下死点位置に
あるときには荷重受け面8dはシリンダボア1aの開口
縁部位1a1 上又は開口縁部位1a1 の内側にある。こ
の構成では片頭ピストン8Bの強度が前記実施例の片頭
ピストン8よりも向上する。
【0024】図8の片頭ピストン8Cでは荷重受け面8
eが肉取り部8aの中央部に残されている。片頭ピスト
ン8Cが下死点位置にあるときには荷重受け面8eはシ
リンダボア1aの開口縁部位1a1 上又は開口縁部位1
a1 の内側にある。この構成では荷重受け面8eの長さ
が前記各実施例に比べて最も短く、片頭ピストン8Cの
軽量化の割合が最も高くなる。
eが肉取り部8aの中央部に残されている。片頭ピスト
ン8Cが下死点位置にあるときには荷重受け面8eはシ
リンダボア1aの開口縁部位1a1 上又は開口縁部位1
a1 の内側にある。この構成では荷重受け面8eの長さ
が前記各実施例に比べて最も短く、片頭ピストン8Cの
軽量化の割合が最も高くなる。
【0025】図9の片頭ピストン8Dでは荷重受け面8
f1 ,8f2 が頭部10の周方向に延出して接近配置さ
れている。片頭ピストン8Dが下死点位置にあるときに
は荷重受け面8f1 ,8f2 はシリンダボア1aの開口
縁部位1a1 上又は開口縁部位1a1 の内側にある。こ
の構成では図7の実施例に近い強度向上効果が得られ
る。
f1 ,8f2 が頭部10の周方向に延出して接近配置さ
れている。片頭ピストン8Dが下死点位置にあるときに
は荷重受け面8f1 ,8f2 はシリンダボア1aの開口
縁部位1a1 上又は開口縁部位1a1 の内側にある。こ
の構成では図7の実施例に近い強度向上効果が得られ
る。
【0026】図10の片頭ピストン8Eでは荷重受け面
8gが頭部10の基端側から肉取り部8aの中央部まで
延出している。片頭ピストン8Eが下死点位置にあると
きには荷重受け面8gの先端部はシリンダボア1aの開
口縁部位1a1 上又は開口縁部位1a1 の内側にある。
この構成では第1実施例の片頭ピストン8と同様の作用
効果が得られる。
8gが頭部10の基端側から肉取り部8aの中央部まで
延出している。片頭ピストン8Eが下死点位置にあると
きには荷重受け面8gの先端部はシリンダボア1aの開
口縁部位1a1 上又は開口縁部位1a1 の内側にある。
この構成では第1実施例の片頭ピストン8と同様の作用
効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、ピストン
の中心軸線に関して斜板の回転中心軸線とは反対側の片
頭ピストンの頭部の周面側には、ピストンの中心軸線側
に向けて凹ませた肉取り部を設け、肉取り部の中央部に
は荷重受け面を残したので、一体構成の片頭ピストンの
軽量化を達成し得ると共に、片頭ピストンとシリンダボ
アとの間の摺接部位の摩耗を防止し得るという優れた効
果を奏する。
の中心軸線に関して斜板の回転中心軸線とは反対側の片
頭ピストンの頭部の周面側には、ピストンの中心軸線側
に向けて凹ませた肉取り部を設け、肉取り部の中央部に
は荷重受け面を残したので、一体構成の片頭ピストンの
軽量化を達成し得ると共に、片頭ピストンとシリンダボ
アとの間の摺接部位の摩耗を防止し得るという優れた効
果を奏する。
【図1】 本発明を具体化した一実施例の圧縮機全体の
側断面図である。
側断面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 片頭ピストンの斜視図である。
【図4】 図1のB−B線断面図である。
【図5】 図1のC−C線断面図である。
【図6】 片頭ピストンの別例を示す斜視図である。
【図7】 片頭ピストンの別例を示す斜視図である。
【図8】 片頭ピストンの別例を示す斜視図である。
【図9】 片頭ピストンの別例を示す斜視図である。
【図10】片頭ピストンの別例を示す斜視図である。
1a…シリンダボア、1a1 …開口縁部位、8,8A,
8B,8C,8D,8E…片頭ピストン、8a…肉取り
部、8b,8c,8d,8e,8f1 ,8f2,8g…
荷重受け面、9…首部、10…頭部、10a1 …先端、
C0 …回転中心軸線、C1 …中心軸線。
8B,8C,8D,8E…片頭ピストン、8a…肉取り
部、8b,8c,8d,8e,8f1 ,8f2,8g…
荷重受け面、9…首部、10…頭部、10a1 …先端、
C0 …回転中心軸線、C1 …中心軸線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 修 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】回転軸に傾動可能に支持された斜板の両面
とシリンダボア内に収容された片頭ピストンの首部との
間に介在されたシューを介して斜板の回転運動を片頭ピ
ストンの往復直線運動に変換すると共に、クランク室内
の圧力と吸入圧との片頭ピストンを介した差により斜板
の傾角を制御する揺動斜板式圧縮機において、 ピストンの中心軸線に関して斜板の回転中心軸線とは反
対側の片頭ピストンの頭部の周面側には、ピストンの中
心軸線側に向けて凹ませた肉取り部を設け、肉取り部の
中央部には荷重受け面を残した揺動斜板式圧縮機におけ
るピストン。 - 【請求項2】前記荷重受け面は片頭ピストンの頭部側の
周面から延出している請求項1に記載の揺動斜板式圧縮
機におけるピストン。 - 【請求項3】前記荷重受け面は、片頭ピストンが下死点
位置にあるときにはシリンダボアの開口縁の内側にある
請求項1及び請求項2のいずれかに記載の揺動斜板式圧
縮機におけるピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33214193A JP3550707B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 揺動斜板式圧縮機におけるピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33214193A JP3550707B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 揺動斜板式圧縮機におけるピストン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07189897A true JPH07189897A (ja) | 1995-07-28 |
| JP3550707B2 JP3550707B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=18251603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33214193A Expired - Fee Related JP3550707B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 揺動斜板式圧縮機におけるピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3550707B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0809024A1 (en) * | 1996-05-21 | 1997-11-26 | Sanden Corporation | Reciprocating pistons of piston type compressor |
| FR2755190A1 (fr) * | 1996-10-25 | 1998-04-30 | Toyoda Automatic Loom Works | Pistons a poids reduit et compresseurs incluant de tels pistons |
| EP0814261A3 (en) * | 1996-06-17 | 1999-08-04 | General Motors Corporation | Compressor piston |
| EP0952341A2 (en) | 1998-04-16 | 1999-10-27 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Piston guide for a swash plate compressor |
| US6038960A (en) * | 1997-10-08 | 2000-03-21 | Sanden Corporation | Reciprocating pistons of piston-type compressor |
| US6050783A (en) * | 1997-01-10 | 2000-04-18 | Sanden Corporation | Reciprocating compressor in which a blowby gas can be returned into a suction chamber with a lubricating oil within a crank chamber kept at a sufficient level |
| WO2002064978A1 (de) * | 2001-02-14 | 2002-08-22 | Daimlerchrysler Ag | Kolben für einen kompressor |
| US6484621B1 (en) | 1999-05-28 | 2002-11-26 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Swash plate type compressor wherein piston head has inner sliding portion for reducing local wear |
| KR100558703B1 (ko) * | 1999-03-20 | 2006-03-10 | 한라공조주식회사 | 응력을 최소화하기 위한 피스톤 |
| KR100779068B1 (ko) * | 2001-08-10 | 2007-11-27 | 한라공조주식회사 | 사판식 압축기 |
| EP1568884A3 (en) * | 2004-02-26 | 2009-03-04 | Delphi Technologies, Inc. | Reinforced hollow piston structure for swash plate compressor |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33214193A patent/JP3550707B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US6293182B1 (en) | 1998-04-16 | 2001-09-25 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Piston-type compressor with piston guide |
| EP0952341A3 (en) * | 1998-04-16 | 2003-05-14 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Piston guide for a swash plate compressor |
| KR100558703B1 (ko) * | 1999-03-20 | 2006-03-10 | 한라공조주식회사 | 응력을 최소화하기 위한 피스톤 |
| US6484621B1 (en) | 1999-05-28 | 2002-11-26 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Swash plate type compressor wherein piston head has inner sliding portion for reducing local wear |
| WO2002064978A1 (de) * | 2001-02-14 | 2002-08-22 | Daimlerchrysler Ag | Kolben für einen kompressor |
| US6925925B2 (en) | 2001-02-14 | 2005-08-09 | Daimlerchrysler Ag | Piston for a compressor |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3550707B2 (ja) | 2004-08-04 |
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