JPH07190555A - 冷凍装置用吸収器 - Google Patents
冷凍装置用吸収器Info
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- JPH07190555A JPH07190555A JP5334246A JP33424693A JPH07190555A JP H07190555 A JPH07190555 A JP H07190555A JP 5334246 A JP5334246 A JP 5334246A JP 33424693 A JP33424693 A JP 33424693A JP H07190555 A JPH07190555 A JP H07190555A
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各伝熱管の性能が効率的に発揮されることに
より、複数本の伝熱管からなる管群全体として優れた伝
熱性能が発揮される冷凍装置用吸収器の提供。 【構成】 管外表面を管長手方向に延びる溝部が複数条
形成された伝熱管の複数本を、各々水平方向に延びる状
態で相互に鉛直方向に所定間隔を隔てて配設するに際し
て、伝熱管における溝部の溝深さおよび溝ピッチの少な
くとも何れか一方が、上段から下段に向かって全体とし
て減少するように各伝熱管を配管した。
より、複数本の伝熱管からなる管群全体として優れた伝
熱性能が発揮される冷凍装置用吸収器の提供。 【構成】 管外表面を管長手方向に延びる溝部が複数条
形成された伝熱管の複数本を、各々水平方向に延びる状
態で相互に鉛直方向に所定間隔を隔てて配設するに際し
て、伝熱管における溝部の溝深さおよび溝ピッチの少な
くとも何れか一方が、上段から下段に向かって全体とし
て減少するように各伝熱管を配管した。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、水平方向に延びる複数本の伝熱
管が鉛直方向に所定距離を隔てて配設された管群を内部
に備えてなる、吸収式冷凍機や吸収式ヒートポンプ等の
冷凍装置用吸収器に関するものである。
管が鉛直方向に所定距離を隔てて配設された管群を内部
に備えてなる、吸収式冷凍機や吸収式ヒートポンプ等の
冷凍装置用吸収器に関するものである。
【0002】
【背景技術】吸収式冷凍機や吸収式ヒートポンプ等の冷
凍装置用吸収器は、一般に、複数本の伝熱管を水平方向
に延びる状態で、密閉容器内に並列的に配置してなる構
造とされており、それら伝熱管内に冷却水等の冷却媒体
が流通される一方、それら伝熱管の外面にLiBr等の
吸収剤の溶液(吸収液)が滴下され、伝熱管外周面を流
下せしめられることにより、吸収液の吸収熱が冷却媒体
で運び去られるようになっている。
凍装置用吸収器は、一般に、複数本の伝熱管を水平方向
に延びる状態で、密閉容器内に並列的に配置してなる構
造とされており、それら伝熱管内に冷却水等の冷却媒体
が流通される一方、それら伝熱管の外面にLiBr等の
吸収剤の溶液(吸収液)が滴下され、伝熱管外周面を流
下せしめられることにより、吸収液の吸収熱が冷却媒体
で運び去られるようになっている。
【0003】そして、このような吸収器を構成する伝熱
管としては、従来から、内外面が平滑な円筒形状を呈す
る平滑管が使用されてきたが、伝熱性能が低く、要求さ
れる吸収器の高性能化や小型化を充分に達成することが
難しかった。
管としては、従来から、内外面が平滑な円筒形状を呈す
る平滑管が使用されてきたが、伝熱性能が低く、要求さ
れる吸収器の高性能化や小型化を充分に達成することが
難しかった。
【0004】そこで、本願出願人は、先に、実開平2−
89270号公報、特開平2−176378号公報等に
おいて、管外表面を管長手方向に延びる溝部が管周方向
に湾曲面形状をもって複数条形成されてなる伝熱管を明
らかにした。このような伝熱管では、溝部による吸収液
の管軸方向への流動性向上効果と、隣接する溝部間に形
成される山部による吸収液の管周方向流下時の攪乱およ
び乱流効果等により、伝熱性能の大幅な向上が達成され
るのであり、それ故、かくの如き溝部が形成された伝熱
管を用いて吸収器を構成することにより、伝熱性能の大
幅な向上が図られ得るのである。
89270号公報、特開平2−176378号公報等に
おいて、管外表面を管長手方向に延びる溝部が管周方向
に湾曲面形状をもって複数条形成されてなる伝熱管を明
らかにした。このような伝熱管では、溝部による吸収液
の管軸方向への流動性向上効果と、隣接する溝部間に形
成される山部による吸収液の管周方向流下時の攪乱およ
び乱流効果等により、伝熱性能の大幅な向上が達成され
るのであり、それ故、かくの如き溝部が形成された伝熱
管を用いて吸収器を構成することにより、伝熱性能の大
幅な向上が図られ得るのである。
【0005】ところが、かくの如き溝部を有する伝熱管
を用いて構成された吸収器について、伝熱性能の更なる
向上を図るべく、本発明者らが多数の実験等を行って検
討を加えたところ、同一形状の伝熱管であっても配設位
置、特に鉛直方向での配設位置の違いによって、伝熱管
表面における吸収液の拡がり方が異なり、そのために、
各伝熱管の有する性能が全ての伝熱管で充分に発揮され
ているとは言い難いということが明らかとなった。
を用いて構成された吸収器について、伝熱性能の更なる
向上を図るべく、本発明者らが多数の実験等を行って検
討を加えたところ、同一形状の伝熱管であっても配設位
置、特に鉛直方向での配設位置の違いによって、伝熱管
表面における吸収液の拡がり方が異なり、そのために、
各伝熱管の有する性能が全ての伝熱管で充分に発揮され
ているとは言い難いということが明らかとなった。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、管軸方向に延びる溝部が複数条形成された
伝熱管を用いて冷凍装置用吸収器を構成するに際して、
何れの位置に配設された伝熱管においても、それぞれの
有する性能が効率的に発揮されるようにすることによ
り、それら複数本の伝熱管からなる管群全体として発揮
される伝熱性能の更なる向上を実現することにある。
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、管軸方向に延びる溝部が複数条形成された
伝熱管を用いて冷凍装置用吸収器を構成するに際して、
何れの位置に配設された伝熱管においても、それぞれの
有する性能が効率的に発揮されるようにすることによ
り、それら複数本の伝熱管からなる管群全体として発揮
される伝熱性能の更なる向上を実現することにある。
【0007】そして、このような課題を解決するため
に、本発明者らが鋭意検討を加えたところ、前述の如
き、伝熱管の配設位置の違いによって生ずる伝熱管表面
における吸収液の拡がり方の相違は、主として、鉛直上
方から下方に向かって流下する吸収液の濃度が水蒸気の
吸収に伴って低下することに起因しているであろうこと
が明らかとなった。即ち、上段部分に位置する伝熱管の
表面には高濃度・高粘性で比重の大きい吸収液が流下さ
せられるために、管軸方向への液膜の拡がりが不十分で
管軸方向での液膜の揺動が活発でなく、重力による液膜
の流下速度も大きい傾向が見られる一方、下段部分に位
置する伝熱管の表面には低濃度・低粘性で比重の小さい
吸収液が流下せしめられるために、液膜は管軸方向全体
に拡がるものの溝内における吸収液の保持量が多く、管
軸方向での液膜の揺動が活発でない傾向が認められた。
に、本発明者らが鋭意検討を加えたところ、前述の如
き、伝熱管の配設位置の違いによって生ずる伝熱管表面
における吸収液の拡がり方の相違は、主として、鉛直上
方から下方に向かって流下する吸収液の濃度が水蒸気の
吸収に伴って低下することに起因しているであろうこと
が明らかとなった。即ち、上段部分に位置する伝熱管の
表面には高濃度・高粘性で比重の大きい吸収液が流下さ
せられるために、管軸方向への液膜の拡がりが不十分で
管軸方向での液膜の揺動が活発でなく、重力による液膜
の流下速度も大きい傾向が見られる一方、下段部分に位
置する伝熱管の表面には低濃度・低粘性で比重の小さい
吸収液が流下せしめられるために、液膜は管軸方向全体
に拡がるものの溝内における吸収液の保持量が多く、管
軸方向での液膜の揺動が活発でない傾向が認められた。
【0008】
【解決手段】本発明は、このようにして得られた新たな
知見に基づいて為されたものであって、その特徴とする
ところは、管外表面を管長手方向に延びる溝部が、管周
方向に湾曲面形状をもって複数条形成されてなる伝熱管
の複数本を、各々水平方向に延びる状態で相互に鉛直方
向に所定間隔を隔てて配設してなる冷凍装置用吸収器に
おいて、前記伝熱管における前記溝部の溝深さおよび溝
ピッチの少なくとも何れか一方が、上段から下段に向か
って全体として減少するように各伝熱管を配管したこと
を、その特徴とするものである。
知見に基づいて為されたものであって、その特徴とする
ところは、管外表面を管長手方向に延びる溝部が、管周
方向に湾曲面形状をもって複数条形成されてなる伝熱管
の複数本を、各々水平方向に延びる状態で相互に鉛直方
向に所定間隔を隔てて配設してなる冷凍装置用吸収器に
おいて、前記伝熱管における前記溝部の溝深さおよび溝
ピッチの少なくとも何れか一方が、上段から下段に向か
って全体として減少するように各伝熱管を配管したこと
を、その特徴とするものである。
【0009】そして、かくの如き冷凍装置用吸収器にお
いて、前記複数本の伝熱管としては、例えば、溝ピッチ
が同一のものが用いられ、それら各伝熱管の溝部の溝深
さが上段から下段に向かって全体として減少するように
配管されることとなる。
いて、前記複数本の伝熱管としては、例えば、溝ピッチ
が同一のものが用いられ、それら各伝熱管の溝部の溝深
さが上段から下段に向かって全体として減少するように
配管されることとなる。
【0010】或いはまた、前記複数本の伝熱管として
は、例えば、溝部の溝深さが同一のものが用いられ、そ
れら各伝熱管の溝ピッチが上段から下段に向かって全体
として減少するように配管されることとなる。
は、例えば、溝部の溝深さが同一のものが用いられ、そ
れら各伝熱管の溝ピッチが上段から下段に向かって全体
として減少するように配管されることとなる。
【0011】
【発明の具体的構成・作用】このような本発明に係る冷
凍装置用吸収器においては、図1及び図2に例示されて
いるように、管外表面を管長手方向に延びる溝部10が
管周方向に湾曲面形状をもって複数条形成されて、隣接
位置する溝部10,10間に山部12が形成された伝熱
管14が採用される。なお、図示された例示の伝熱管1
4においては、各溝部10が管軸方向に直線状に形成さ
れているが、それら溝部を管軸方向に対して所定のねじ
れ角を有する螺旋状をもって形成することも可能であ
る。
凍装置用吸収器においては、図1及び図2に例示されて
いるように、管外表面を管長手方向に延びる溝部10が
管周方向に湾曲面形状をもって複数条形成されて、隣接
位置する溝部10,10間に山部12が形成された伝熱
管14が採用される。なお、図示された例示の伝熱管1
4においては、各溝部10が管軸方向に直線状に形成さ
れているが、それら溝部を管軸方向に対して所定のねじ
れ角を有する螺旋状をもって形成することも可能であ
る。
【0012】また、このような伝熱管14は、実開平2
−89270号公報や特開平2−176378号公報等
に開示されているように、例えば、素管として銅や銅合
金等からなる平滑円筒管を用い、ダイスによる抽伸加工
を施すことによって製造される。更に、その製造に際
し、一体筒状構造のダイスに代えて、周方向に複数に分
割された構造の分割ダイスを用いることにより、軸方向
に部分的に平滑部を残すことも可能であり、或いはま
た、素管内にプラグを挿入して縮管量を規制するように
しても良い。
−89270号公報や特開平2−176378号公報等
に開示されているように、例えば、素管として銅や銅合
金等からなる平滑円筒管を用い、ダイスによる抽伸加工
を施すことによって製造される。更に、その製造に際
し、一体筒状構造のダイスに代えて、周方向に複数に分
割された構造の分割ダイスを用いることにより、軸方向
に部分的に平滑部を残すことも可能であり、或いはま
た、素管内にプラグを挿入して縮管量を規制するように
しても良い。
【0013】そして、このように複数条の溝部10と山
部12が管周方向に交互に形成された伝熱管14は、そ
の複数本が、従来構造の吸収器と同様、吸収液が滴下さ
れる密閉容器内において、各々水平方向に延びる状態で
相互に鉛直上下方向に所定距離を隔てて配設されて冷却
媒体の流路に接続されることによって組み付けられる。
それにより、上方から滴下される吸収液が、上段に配設
された伝熱管14の表面をつたって流下し、順次、下方
の伝熱管14の表面に滴下されて、各伝熱管14におい
て吸収液と冷却媒体との間で熱交換が行われることとな
る。
部12が管周方向に交互に形成された伝熱管14は、そ
の複数本が、従来構造の吸収器と同様、吸収液が滴下さ
れる密閉容器内において、各々水平方向に延びる状態で
相互に鉛直上下方向に所定距離を隔てて配設されて冷却
媒体の流路に接続されることによって組み付けられる。
それにより、上方から滴下される吸収液が、上段に配設
された伝熱管14の表面をつたって流下し、順次、下方
の伝熱管14の表面に滴下されて、各伝熱管14におい
て吸収液と冷却媒体との間で熱交換が行われることとな
る。
【0014】ここにおいて、伝熱管14としては、溝部
10の溝深さ:dおよび溝ピッチ(管周方向に隣接位置
する溝部10,10の周方向間隔):pの少なくとも何
れか一方が相異なるものの複数本が用いられ、かかる溝
部10の溝深さ:dおよび溝ピッチ:pの少なくとも何
れか一方が、上段から下段に向かって全体として減少す
るように配管される。なお、伝熱管14の管径は特に限
定されるものではないが、一般的な吸収器においては、
外径が12〜19mmのものが用いられる。
10の溝深さ:dおよび溝ピッチ(管周方向に隣接位置
する溝部10,10の周方向間隔):pの少なくとも何
れか一方が相異なるものの複数本が用いられ、かかる溝
部10の溝深さ:dおよび溝ピッチ:pの少なくとも何
れか一方が、上段から下段に向かって全体として減少す
るように配管される。なお、伝熱管14の管径は特に限
定されるものではないが、一般的な吸収器においては、
外径が12〜19mmのものが用いられる。
【0015】具体的には、例えば、伝熱管14として
は、溝ピッチ:pが同一で、溝深さ:dが互いに異なる
複数本が用いられ、かかる溝深さ:dが上段から下段に
向かって全体として減少するように、各伝熱管14が配
管される。なお、伝熱管14は、鉛直方向に配列された
複数本の管群全体として、上段から下段に向かって溝深
さ:dが減少していれば良く、同一の溝深さ:dの伝熱
管14が数段に亘って上下方向に隣接配置されていても
良い。
は、溝ピッチ:pが同一で、溝深さ:dが互いに異なる
複数本が用いられ、かかる溝深さ:dが上段から下段に
向かって全体として減少するように、各伝熱管14が配
管される。なお、伝熱管14は、鉛直方向に配列された
複数本の管群全体として、上段から下段に向かって溝深
さ:dが減少していれば良く、同一の溝深さ:dの伝熱
管14が数段に亘って上下方向に隣接配置されていても
良い。
【0016】或いはまた、伝熱管14としては、溝深
さ:dが同一で、溝ピッチ:pが異なる複数本が用いら
れ、かかる溝ピッチ:pが上段から下段に向かって全体
として減少するように、各伝熱管14が配管される。な
お、ここにおける溝ピッチ:pも、管群全体として上段
から下段に向かって減少していれば良く、同一の溝ピッ
チ:pの伝熱管14が数段に亘って上下方向に隣接配置
されていても良い。
さ:dが同一で、溝ピッチ:pが異なる複数本が用いら
れ、かかる溝ピッチ:pが上段から下段に向かって全体
として減少するように、各伝熱管14が配管される。な
お、ここにおける溝ピッチ:pも、管群全体として上段
から下段に向かって減少していれば良く、同一の溝ピッ
チ:pの伝熱管14が数段に亘って上下方向に隣接配置
されていても良い。
【0017】そして、好ましくは、溝ピッチ:pが、1
mm≦n≦10mmの範囲内で設定されると共に、溝深さ:
dが、0.3mm≦d≦0.9mmの範囲内で設定される。
けだし、溝ピッチが1mmより小さいと溝部10の形成が
困難となるからであり、一方、溝ピッチが10mmより大
きいと管内の圧力損失が増大するために実用に適さなく
なるからである。また、溝深さが0.3mmより小さい
と、伝熱管表面を管周方向に流下する吸収液に及ぼされ
る山部12による攪乱効果が小さくなって伝熱性能が低
下するために実用に適さなくなるからであり、一方、溝
深さが0.9mmより大きいと管内の圧力損失が増大する
ために実用に適さなくなるからである。
mm≦n≦10mmの範囲内で設定されると共に、溝深さ:
dが、0.3mm≦d≦0.9mmの範囲内で設定される。
けだし、溝ピッチが1mmより小さいと溝部10の形成が
困難となるからであり、一方、溝ピッチが10mmより大
きいと管内の圧力損失が増大するために実用に適さなく
なるからである。また、溝深さが0.3mmより小さい
と、伝熱管表面を管周方向に流下する吸収液に及ぼされ
る山部12による攪乱効果が小さくなって伝熱性能が低
下するために実用に適さなくなるからであり、一方、溝
深さが0.9mmより大きいと管内の圧力損失が増大する
ために実用に適さなくなるからである。
【0018】また、より好ましくは、溝ピッチ:pと溝
深さ:dの比:p/dが、3≦p/d≦20となるよう
に設定される。けだし、p/dの値が3より小さいと、
吸収液が溝部10内に滞留し易くなって伝熱性能が低下
するからであり、一方、p/dの値が20より大きい
と、伝熱管表面を管周方向に流下する吸収液に及ぼされ
る山部12による攪乱効果が小さくなって伝熱性能が低
下するからである。
深さ:dの比:p/dが、3≦p/d≦20となるよう
に設定される。けだし、p/dの値が3より小さいと、
吸収液が溝部10内に滞留し易くなって伝熱性能が低下
するからであり、一方、p/dの値が20より大きい
と、伝熱管表面を管周方向に流下する吸収液に及ぼされ
る山部12による攪乱効果が小さくなって伝熱性能が低
下するからである。
【0019】さらに、特に、前述の如く、溝ピッチ:p
が同一で、溝深さ:dが互いに異なる複数本の伝熱管1
4によって吸収器の管群を構成する場合には、溝ピッ
チ:pが、2mm≦p≦7mmとなるように設定することが
一層望ましい。けだし、全ての伝熱管14として溝ピッ
チが7より大きいものを使用すると、管群全体での圧力
損失が大きくなって実用に適さないからであり、一方、
全ての伝熱管14として溝ピッチが2より小さいものを
使用すると、管群全体での伝熱性能が低下するために実
用に適さないからである。その際、より好ましくは、p
/dが、4≦p/d≦20となるように設定される。
が同一で、溝深さ:dが互いに異なる複数本の伝熱管1
4によって吸収器の管群を構成する場合には、溝ピッ
チ:pが、2mm≦p≦7mmとなるように設定することが
一層望ましい。けだし、全ての伝熱管14として溝ピッ
チが7より大きいものを使用すると、管群全体での圧力
損失が大きくなって実用に適さないからであり、一方、
全ての伝熱管14として溝ピッチが2より小さいものを
使用すると、管群全体での伝熱性能が低下するために実
用に適さないからである。その際、より好ましくは、p
/dが、4≦p/d≦20となるように設定される。
【0020】また、溝深さ:dが同一で、溝ピッチ:p
が互いに異なる複数本の伝熱管14によって吸収器の管
群を構成する場合には、溝深さ:dが、0.5mm≦d≦
0.7mmとなるように設定することが一層望ましい。け
だし、全ての伝熱管14として溝深さが0.5mmより小
さいものを使用すると、管群全体での伝熱性能が低下す
るために実用に適さないからであり、一方、全ての伝熱
管14として溝深さが0.7mmより大きいものを使用す
ると管群全体での管内圧力損失が大きくなって実用に適
さないからである。その際、より好ましくは、p/d
が、3≦p/d≦17となるように設定される。
が互いに異なる複数本の伝熱管14によって吸収器の管
群を構成する場合には、溝深さ:dが、0.5mm≦d≦
0.7mmとなるように設定することが一層望ましい。け
だし、全ての伝熱管14として溝深さが0.5mmより小
さいものを使用すると、管群全体での伝熱性能が低下す
るために実用に適さないからであり、一方、全ての伝熱
管14として溝深さが0.7mmより大きいものを使用す
ると管群全体での管内圧力損失が大きくなって実用に適
さないからである。その際、より好ましくは、p/d
が、3≦p/d≦17となるように設定される。
【0021】このように、複数条の溝部12を有する伝
熱管14が用いられた冷凍装置用吸収器においては、上
方より滴下される吸収液が、上段の伝熱管から下段の伝
熱管に向かって順次各伝熱管表面を流下せしめられる
際、溝部10を伝わって管長手方向に拡げられると共
に、管周方向の流れに対して山部12による攪乱作用が
加えられることとなるが、特に、本発明に従う構造とさ
れた冷凍装置用吸収器においては、溝部10の溝深さ:
dおよび溝ピッチ:pの少なくともいずれか一方が、上
段から下段に向かって全体として減少するように、複数
の伝熱管14が配管されていることから、何れの伝熱管
14においても、吸収液に対して及ぼされる溝部10に
よる拡張作用や山部12による攪乱作用などが、効率的
に且つ安定して発揮され得るのであり、その結果、管群
全体として優れた伝熱性能が発揮され得るのである。
熱管14が用いられた冷凍装置用吸収器においては、上
方より滴下される吸収液が、上段の伝熱管から下段の伝
熱管に向かって順次各伝熱管表面を流下せしめられる
際、溝部10を伝わって管長手方向に拡げられると共
に、管周方向の流れに対して山部12による攪乱作用が
加えられることとなるが、特に、本発明に従う構造とさ
れた冷凍装置用吸収器においては、溝部10の溝深さ:
dおよび溝ピッチ:pの少なくともいずれか一方が、上
段から下段に向かって全体として減少するように、複数
の伝熱管14が配管されていることから、何れの伝熱管
14においても、吸収液に対して及ぼされる溝部10に
よる拡張作用や山部12による攪乱作用などが、効率的
に且つ安定して発揮され得るのであり、その結果、管群
全体として優れた伝熱性能が発揮され得るのである。
【0022】すなわち、吸収器内において伝熱管表面を
流下する吸収液は、水蒸気の吸収によって、下流側(伝
熱管の下段側)に行くに従って吸収剤の濃度が低下する
ために、上段部分に配管された伝熱管には、高濃度・高
粘性で比重の大きい吸収液が流下せしめられる一方、下
段部分に配管された伝熱管には、低濃度・低粘性で比重
の小さい吸収液が流下せしめられることとなる。
流下する吸収液は、水蒸気の吸収によって、下流側(伝
熱管の下段側)に行くに従って吸収剤の濃度が低下する
ために、上段部分に配管された伝熱管には、高濃度・高
粘性で比重の大きい吸収液が流下せしめられる一方、下
段部分に配管された伝熱管には、低濃度・低粘性で比重
の小さい吸収液が流下せしめられることとなる。
【0023】そこにおいて、本発明に従う構造の冷凍装
置用吸収器においては、溝部10の溝深さ:d及び/又
は溝ピッチ:pが比較的大きい伝熱管が上段部分に配管
されていることから、上段部分の伝熱管では、一つ当た
りの溝部10内における吸収液保持量が有利に確保され
得るのであり、それ故、高濃度・高粘性の吸収液も溝部
10内を管長手方向に有利に広げられると共に、比重が
大きい吸収液の管周方向における液膜流下速度が抑えら
れる結果、上段部分に配管された伝熱管においても濡れ
面積が有利に確保され得て優れた伝熱性能が発揮され得
るのである。
置用吸収器においては、溝部10の溝深さ:d及び/又
は溝ピッチ:pが比較的大きい伝熱管が上段部分に配管
されていることから、上段部分の伝熱管では、一つ当た
りの溝部10内における吸収液保持量が有利に確保され
得るのであり、それ故、高濃度・高粘性の吸収液も溝部
10内を管長手方向に有利に広げられると共に、比重が
大きい吸収液の管周方向における液膜流下速度が抑えら
れる結果、上段部分に配管された伝熱管においても濡れ
面積が有利に確保され得て優れた伝熱性能が発揮され得
るのである。
【0024】しかも、本発明に従う構造の冷凍装置用吸
収器においては、溝部10の溝深さ:d及び/又は溝ピ
ッチ:pが比較的小さい伝熱管が下段部分に配管されて
いることから、下段部分の伝熱管では、一つ当たりの溝
部10内における吸収液保持量が適当量に制限され得る
のであり、それ故、低濃度・低粘性の吸収液においても
溝部10内を管長手方向に広げられる際に活発な揺動が
有利に生ぜしめられると共に、管周方向に流下する吸収
液に対しても適当な流下速度が与えられる結果、下段部
分に配管された伝熱管においても優れた伝熱性能が発揮
され得るのである。
収器においては、溝部10の溝深さ:d及び/又は溝ピ
ッチ:pが比較的小さい伝熱管が下段部分に配管されて
いることから、下段部分の伝熱管では、一つ当たりの溝
部10内における吸収液保持量が適当量に制限され得る
のであり、それ故、低濃度・低粘性の吸収液においても
溝部10内を管長手方向に広げられる際に活発な揺動が
有利に生ぜしめられると共に、管周方向に流下する吸収
液に対しても適当な流下速度が与えられる結果、下段部
分に配管された伝熱管においても優れた伝熱性能が発揮
され得るのである。
【0025】以下に、本発明をより具体的に明らかにす
るために、本発明に従う構造とされた吸収器の実験結果
を実施例として示すこととするが、本発明は、そのよう
な実施例の記載および上記発明の具体的構成の説明中に
挙げた具体例等によって限定的に解釈されるものでな
い。
るために、本発明に従う構造とされた吸収器の実験結果
を実施例として示すこととするが、本発明は、そのよう
な実施例の記載および上記発明の具体的構成の説明中に
挙げた具体例等によって限定的に解釈されるものでな
い。
【0026】例えば、伝熱管における溝深さと溝ピッチ
の両方を、上段から下段に向かって、共に全体として減
少するように配管することも可能である。
の両方を、上段から下段に向かって、共に全体として減
少するように配管することも可能である。
【0027】或いはまた、最下段部分において吸収液が
充分に低濃度となるような場合には、実開昭57−10
0161号公報等に開示されている如き、管外周面を管
長手方向に延びる多数の微細溝が形成された微細溝付管
を、本発明に従って配管された複数条の溝部が形成され
た複数本の伝熱管より下段部分に配管することも可能で
ある。即ち、充分に低濃度な吸収液であれば、そのよう
な微細溝付管を用いても有効な伝熱促進効果を得ること
ができるのであり、特に、管内圧力損失の低減も図られ
るという利点がある。
充分に低濃度となるような場合には、実開昭57−10
0161号公報等に開示されている如き、管外周面を管
長手方向に延びる多数の微細溝が形成された微細溝付管
を、本発明に従って配管された複数条の溝部が形成され
た複数本の伝熱管より下段部分に配管することも可能で
ある。即ち、充分に低濃度な吸収液であれば、そのよう
な微細溝付管を用いても有効な伝熱促進効果を得ること
ができるのであり、特に、管内圧力損失の低減も図られ
るという利点がある。
【0028】その他、一々列挙はしないが、本発明は当
業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加
えた態様において実施され得るものであり、また、その
ような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何
れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言
うまでもないところである。
業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加
えた態様において実施され得るものであり、また、その
ような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何
れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言
うまでもないところである。
【0029】
〔実施例1〕JIS H3300の銅管(外径:φ1
5.88mm,肉厚:0.6mm)を素管とし、ダイスを用
いた冷間の引抜加工によって、前記図1及び図2に示さ
れているのと同様、管軸方向に直線的に延びる溝部が管
周方向に連続した湾曲面形状をもって交互に形成されて
なる構造の伝熱管であって、溝深さが異なるものの複数
種を製造した。製造した伝熱管の諸元を下記[表1]に
示す。
5.88mm,肉厚:0.6mm)を素管とし、ダイスを用
いた冷間の引抜加工によって、前記図1及び図2に示さ
れているのと同様、管軸方向に直線的に延びる溝部が管
周方向に連続した湾曲面形状をもって交互に形成されて
なる構造の伝熱管であって、溝深さが異なるものの複数
種を製造した。製造した伝熱管の諸元を下記[表1]に
示す。
【0030】
【表1】
【0031】次いで、これらの伝熱管を、有効長:50
0mmとして、一列5段の35mmピッチで、実験用の吸収
器に水平にセットした。なお、かかる配管に際しては、
上記表1に示されているように、上段から下段に行くに
従って、順次、溝深さが小さくなるようにした。
0mmとして、一列5段の35mmピッチで、実験用の吸収
器に水平にセットした。なお、かかる配管に際しては、
上記表1に示されているように、上段から下段に行くに
従って、順次、溝深さが小さくなるようにした。
【0032】そして、伝熱管の下側のものから順次5パ
スで、冷却媒体としての冷却水を流通させる一方、25
0ppm のオクチルアルコールが添加された吸収液として
のLiBr水溶液を、直径:2mmの滴下穴から最上段の
伝熱管の管外表面に滴下して、かかる構造の吸収器にお
ける熱通過率を求め、平滑管(溝部が形成されていない
管)を用いた場合の熱通過率との比を算出した。その
他、それ以外の主要実験条件を、下記[表2]に示す。
スで、冷却媒体としての冷却水を流通させる一方、25
0ppm のオクチルアルコールが添加された吸収液として
のLiBr水溶液を、直径:2mmの滴下穴から最上段の
伝熱管の管外表面に滴下して、かかる構造の吸収器にお
ける熱通過率を求め、平滑管(溝部が形成されていない
管)を用いた場合の熱通過率との比を算出した。その
他、それ以外の主要実験条件を、下記[表2]に示す。
【0033】
【表2】
【0034】また、本実施例の吸収器と比較するため
に、同一の吸収器に、上記実施例で第2段目に配管した
ものと同一形状の伝熱管(溝深さ:d=0.6mm一定,
溝ピッチ:p=4.157mm一定)を、1〜5段目の全
部に配管したものについて、同様な実験を行い、熱通過
率を求め、平滑管(溝部が形成されていない管)を用い
た場合の熱通過率との比を算出した。その結果を、実施
例の吸収器についての結果と共に、比較例として、図3
に示す。
に、同一の吸収器に、上記実施例で第2段目に配管した
ものと同一形状の伝熱管(溝深さ:d=0.6mm一定,
溝ピッチ:p=4.157mm一定)を、1〜5段目の全
部に配管したものについて、同様な実験を行い、熱通過
率を求め、平滑管(溝部が形成されていない管)を用い
た場合の熱通過率との比を算出した。その結果を、実施
例の吸収器についての結果と共に、比較例として、図3
に示す。
【0035】〔実施例2〕実施例1と同一の銅管を素管
とした同様な引抜加工によって、管軸方向に直線的に延
びる溝部が管周方向に連続した湾曲面形状をもって交互
に形成されてなる構造の伝熱管であって、溝ピッチが異
なるものの複数種を製造した。製造した伝熱管の諸元を
下記[表3]に示す。
とした同様な引抜加工によって、管軸方向に直線的に延
びる溝部が管周方向に連続した湾曲面形状をもって交互
に形成されてなる構造の伝熱管であって、溝ピッチが異
なるものの複数種を製造した。製造した伝熱管の諸元を
下記[表3]に示す。
【0036】
【表3】
【0037】次いで、これらの伝熱管を、実施例1と同
一の実験用吸収器にセットした。なお、かかる配管に際
しては、上記表3に示されているように、上段から下段
に行くに従って、順次、溝ピッチが小さくなるようにし
た。
一の実験用吸収器にセットした。なお、かかる配管に際
しては、上記表3に示されているように、上段から下段
に行くに従って、順次、溝ピッチが小さくなるようにし
た。
【0038】そして、実施例1と同一の条件下で、かか
る構造の吸収器における熱通過率を求め、平滑管(溝部
が形成されていない管)を用いた場合の熱通過率との比
を算出た。その結果を、前記実施例1で行った比較例の
実験結果と共に、図4に示す。
る構造の吸収器における熱通過率を求め、平滑管(溝部
が形成されていない管)を用いた場合の熱通過率との比
を算出た。その結果を、前記実施例1で行った比較例の
実験結果と共に、図4に示す。
【0039】これら図3及び図4に示された実施例1,
2の結果から、溝部の溝深さまたは溝数を考慮して伝熱
管を配管することにより、溝深さおよび溝数が同一の伝
熱管を用いた従来の吸収器に比べて、10%程度もの伝
熱性能の向上が達成されることが認められる。しかも、
上記実施例1,2の場合には、最上段部位に配管された
伝熱管表面を流下する吸収液の濃度と最下段部位に配管
された伝熱管表面を流下する吸収液の濃度との差(吸収
器出入口濃度差)が1〜2重量%程度であったが、実機
では吸収器出入口濃度差が5重量%程度にもなることを
考慮すると、実機においては、溝部の溝深さまたは溝数
を考慮して伝熱管を配管することにより、より大きな伝
熱促進効果が発揮されるものと考えられる。
2の結果から、溝部の溝深さまたは溝数を考慮して伝熱
管を配管することにより、溝深さおよび溝数が同一の伝
熱管を用いた従来の吸収器に比べて、10%程度もの伝
熱性能の向上が達成されることが認められる。しかも、
上記実施例1,2の場合には、最上段部位に配管された
伝熱管表面を流下する吸収液の濃度と最下段部位に配管
された伝熱管表面を流下する吸収液の濃度との差(吸収
器出入口濃度差)が1〜2重量%程度であったが、実機
では吸収器出入口濃度差が5重量%程度にもなることを
考慮すると、実機においては、溝部の溝深さまたは溝数
を考慮して伝熱管を配管することにより、より大きな伝
熱促進効果が発揮されるものと考えられる。
【0040】なお、上記実施例における比較例の装置に
ついて観察したところ、1段目の伝熱管では吸収液の液
膜の管軸方向への広がりが充分でなく、2段目から3段
目になるに従って吸収液の液膜の管軸方向への揺動が活
発となる傾向が認められるが、4段目および5段目では
液膜が全体に広がっているものの溝に沿った管軸方向へ
の活発な揺動が見られず、上段部分および下段部分の伝
熱管においては何れも本来の伝熱性能が充分には発揮さ
れていなかった。なお、下段部分の伝熱管で活発な揺動
が見られないのは、比較的低い吸収液濃度に比べて、溝
一つ当たりの溶液保持量が多すぎるために管軸方向への
液膜の広がりを阻害しているものと考えられる。
ついて観察したところ、1段目の伝熱管では吸収液の液
膜の管軸方向への広がりが充分でなく、2段目から3段
目になるに従って吸収液の液膜の管軸方向への揺動が活
発となる傾向が認められるが、4段目および5段目では
液膜が全体に広がっているものの溝に沿った管軸方向へ
の活発な揺動が見られず、上段部分および下段部分の伝
熱管においては何れも本来の伝熱性能が充分には発揮さ
れていなかった。なお、下段部分の伝熱管で活発な揺動
が見られないのは、比較的低い吸収液濃度に比べて、溝
一つ当たりの溶液保持量が多すぎるために管軸方向への
液膜の広がりを阻害しているものと考えられる。
【0041】また、上記比較例装置では、何れも、管内
圧力損失が平滑管だけを用いた場合に比べて1.5〜
1.6倍程度とかなり高かったが、溝深さが比較的小さ
い伝熱管を下段部位に配管した実施例1の装置および溝
ピッチが比較的小さい伝熱管を下段部位に配管した実施
例2の装置においては、何れも、管内圧力損失の低減が
有利に図られ得ることが認められた。
圧力損失が平滑管だけを用いた場合に比べて1.5〜
1.6倍程度とかなり高かったが、溝深さが比較的小さ
い伝熱管を下段部位に配管した実施例1の装置および溝
ピッチが比較的小さい伝熱管を下段部位に配管した実施
例2の装置においては、何れも、管内圧力損失の低減が
有利に図られ得ることが認められた。
【0042】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた冷凍装置用吸収器においては、吸収
液の濃度および粘性が高い上段部分に配管された伝熱管
では、一つ当たりの溝部内における吸収液保持量が大き
くされて吸収液が管長手方向に有利に導かれる一方、吸
収液の濃度および粘性が低い下段部分に配管された伝熱
管では、一つ当たりの溝部内における吸収液保持量が適
当に制限されて吸収液に対して溝に沿った揺動が有利に
生ぜしめられるのであり、その結果、上段中段下段の何
れの部分に配管された伝熱管においても、吸収液に対し
て及ぼされる溝部による拡張作用や揺動作用などが効率
的に発揮され得て、管群全体として優れた伝熱性能が発
揮され得るのである。
に従う構造とされた冷凍装置用吸収器においては、吸収
液の濃度および粘性が高い上段部分に配管された伝熱管
では、一つ当たりの溝部内における吸収液保持量が大き
くされて吸収液が管長手方向に有利に導かれる一方、吸
収液の濃度および粘性が低い下段部分に配管された伝熱
管では、一つ当たりの溝部内における吸収液保持量が適
当に制限されて吸収液に対して溝に沿った揺動が有利に
生ぜしめられるのであり、その結果、上段中段下段の何
れの部分に配管された伝熱管においても、吸収液に対し
て及ぼされる溝部による拡張作用や揺動作用などが効率
的に発揮され得て、管群全体として優れた伝熱性能が発
揮され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷凍装置用吸収器に用いられる伝
熱管の一具体例を示す断面図である。
熱管の一具体例を示す断面図である。
【図2】図1に示された伝熱管の斜視説明図である。
【図3】本発明の一実施例としての実験結果を比較例と
共に示すグラフである。
共に示すグラフである。
【図4】本発明の別の実施例としての実験結果を比較例
と共に示すグラフである。
と共に示すグラフである。
10 溝部 12 山部 14 伝熱管
Claims (3)
- 【請求項1】 管外表面を管長手方向に延びる溝部が、
管周方向に湾曲面形状をもって複数条形成されてなる伝
熱管の複数本を、各々水平方向に延びる状態で相互に鉛
直方向に所定間隔を隔てて配設してなる冷凍装置用吸収
器において、 前記伝熱管における前記溝部の溝深さおよび溝ピッチの
少なくとも何れか一方が、上段から下段に向かって全体
として減少するように各伝熱管を配管したことを特徴と
する冷凍装置用吸収器。 - 【請求項2】 前記複数本の伝熱管として溝ピッチが同
一のものを用い、それら各伝熱管の溝部の溝深さが上段
から下段に向かって全体として減少するように配管した
ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置用吸収器。 - 【請求項3】 前記複数本の伝熱管として溝部の溝深さ
が同一のものを用い、それら各伝熱管の溝ピッチが上段
から下段に向かって全体として減少するように配管した
ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置用吸収器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5334246A JPH07190555A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 冷凍装置用吸収器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5334246A JPH07190555A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 冷凍装置用吸収器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07190555A true JPH07190555A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18275186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5334246A Pending JPH07190555A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 冷凍装置用吸収器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07190555A (ja) |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5334246A patent/JPH07190555A/ja active Pending
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