JPH07190722A - 位置ずれ検出方法及びそれを用いた位置ずれ検出装置 - Google Patents

位置ずれ検出方法及びそれを用いた位置ずれ検出装置

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JPH07190722A
JPH07190722A JP5348814A JP34881493A JPH07190722A JP H07190722 A JPH07190722 A JP H07190722A JP 5348814 A JP5348814 A JP 5348814A JP 34881493 A JP34881493 A JP 34881493A JP H07190722 A JPH07190722 A JP H07190722A
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light
phase difference
diffraction grating
positional deviation
polarization
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JP5348814A
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English (en)
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Yoshiaki Otsu
芳明 大津
Koichi Chitoku
孝一 千徳
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Canon Inc
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Optical Transform (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスクとウエハとの位置ずれやウエハ面上へ
のパターンの重ね合わせ等を計測する際に好適な位置ず
れ検出方法及びそれを用いた位置ずれ検出装置を得るこ
と。 【構成】 光源手段からの光束L1を2つの光束に分割
し、このうち一方の光束の偏光面を変更した後、各々周
波数変調部を介して互いに僅かに周波数の異なる2つの
光束とし、該2つの光束を物体面に設けた第1,第2回
折格子に入射させ、該第1,第2回折格子から生じる互
いに次数の異なる2つの回折光を合成してヘテロダイン
干渉させ第1,第2ビート信号を生成し、該第1,第2
ビート信号の位相差を検出する第1位相差検出工程と、
次いで該光源手段からの光束のうち該光束L1と偏光面
が90度異なる光束L2を用いて同様の位相差の検出を
行う第2位相差検出工程とを用い、該第1,第2位相差
検出工程で得られた位相差を利用して該第1,第2回折
格子の相対的な位置ずれを検出したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位置ずれ検出方法及びそ
れを用いた位置ずれ検出装置に関し、例えば半導体素子
製造用の露光装置において、2種類以上のマスク(レチ
クル)等の第1物体上に形成されている微細な電子回路
パターンをそれぞれマスク(レチクル)毎にウエハなど
の第2物体上に順次露光転写する際、マスクとウエハの
相対的な位置合わせをおこなうアライメント装置や、そ
れぞれのマスク(レチクル)上のパターンをウエハ上に
焼き付けた後のウエハ上の焼き付けパターンの重ね合わ
せ精度等を計測する計測装置等に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体素子製造用の露光装置に
おいて、マスク面上のパターンをウエハ面上に投影露光
する際には、マスクとウエハとの相対的な位置ずれを検
出して行っている。このときのマスクとウエハとの位置
ずれを検出する位置ずれ検出方法は種々と提案されてい
る。
【0003】このうちパターンとして回折格子を用い、
この2つの回折格子からの回折光をそれぞれ独立にヘテ
ロダイン干渉させて得られた2つのビート信号の位相差
から回折格子の位置ずれを検出する方法が、例えば特開
平2−90006号公報で提案されている。
【0004】図5は同公報で示されている半導体素子製
造用の露光装置における位置ずれ検出装置の概略図であ
る。
【0005】図5において、2波長直交偏光レーザ光源
140からのレーザ光はミラー141を介して偏光ビー
ムスプリッタ142により水平成分、垂直成分の2波長
の光に分離される。そしてそれぞれミラー143、円筒
レンズ144,149、対物レンズ145等の光学系を
介して楕円状ビーム146,150となり、xyステー
ジ151上のウエハ147に形成された回折格子148
に入射している。
【0006】回折格子148は、図6(A)に示すよう
に、3組の回折格子112,113,114から成って
いる。そしてそれぞれz方向の3つの方向にヘテロダイ
ン干渉合成回折光153〜155を得ている。これらの
合成回折光153〜155は、ハーフミラー156によ
り2方向に分割され、一方は接眼鏡170で観察され
る。そして他方はプリズムミラー(157,158,1
59)、集光レンズ(160,161,162)、そし
て偏光板(163,164,165)を介して光検出器
166〜168に入射している。そして光検出器166
〜168で光ヘテロダイン干渉ビート信号HY1〜HY
3を得て、これを信号処理部169に入力している。そ
して3つの信号HY1〜HY間の位相差変化からウエハ
147面上の第1回目と第2回目の露光パターン間の位
置ずれ量を検出している。
【0007】図6はこのときのウエハ上の回折格子を示
す説明図である。同図に示すようにN回目の露光で回折
格子112,113が焼き付けられ、次いで(N+1)
回目の露光で回折格子114が焼き付けられる。回折格
子112と回折格子113からの回折光を用いて光学系
の基準からの回転成分を検出し、実際の回折格子間の位
置ずれ量は回折格子113と回折格子114から生じる
回折光から求めている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す位置ずれ検
出装置においては、位置ずれ検出マークである回折格子
113と回折格子114の形状または材質が変わるとそ
れにともない位置ずれ検出信号である2つのビート信号
(光ヘテロダイン干渉ビート信号)の位相差が変化する
という問題点があった。このとき各半導体素子製造プロ
セスごとにオフセット値を持つという対策が考えられる
が、この方法は位相差信号が回折格子の形状に敏感であ
るためオフセットとして取り除けない誤差が生じてしま
い、その結果として計測再現性精度の悪化が問題点とな
っていた。
【0009】本発明者は回折格子の材質または形状によ
りビート信号の位相が変化する原因が「回折格子で回折
する際の位相変化量がP偏光とS偏光の光では異なり、
その値が回折格子の材質、形状により変化する」という
ことを見出した。
【0010】次に、このことを図7(A),(B)を用
いて説明する。図7(A),(B)において、110,
111は入射光、113,114は回折格子、115,
116は回折光である。
【0011】今、P偏光周波数f1の光110とS偏光
で周波数f2の光111の2光束が回折格子113及び
回折格子114に入射し、それぞれの回折格子113及
び114からの回折光115及び116を合成し干渉さ
せたときのヘテロダインビート信号の位相にはそれぞ
れ、φxa+φaとφxb+φbが付加される。
【0012】ここでφxa及びφxbはそれぞれ回折格子1
13と114の光学系基準位置からの位置ずれに伴う位
相変化であり、φa,φbはそれぞれ回折格子113と
114の材質と形状により決まる位相変化(P偏光の光
の位相とS偏光の光の位相との差)であり、回折格子の
位置変化によらない項である。このとき2つのビート信
号の位相差Δφは次のように書ける。
【0013】 Δφ=(φxa−φxb)+(φa−φb) =φΔx+(φa−φb) ・・・・・(a) ここでφΔxは回折格子113と回折格子114のx方
向の相対的な位置ずれ量に伴う位相変化量である。
【0014】(a)式のように、求めたい位相変化量φ
Δxの他に検出誤差にあたる(φa−φb)が加わり、
位相変化φa,φbは2つの回折格子の材質、形状によ
り(φa−φb)が変化して再現性の悪化につながって
いた。
【0015】本発明は以上のことを利用し、この回折格
子の材質または形状の変化により生じる位相変化を打ち
消すことにより、回折格子の材質、形状の変化に対し位
置ずれ検出誤差を生じないようにし、これにより半導体
素子製造プロセスに影響を受けずに高精度に位置ずれ検
出が可能な位置ずれ検出方法及びそれを用いた位置ずれ
検出装置の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
(1−1)本発明の位置ずれ検出方法は、(1−1−
1)光源手段からの光束L1を光分割器により2つの光
束に分割し、このうち一方の光束の偏光面を変更手段で
変更した後、該2つの光束を各々周波数変調部を介して
互いに僅かに周波数の異なる2つの光束とし、該2つの
光束を物体面に設けた第1回折格子と第2回折格子に入
射させ、該第1回折格子から生じる互いに次数の異なる
2つの回折光を合成してヘテロダイン干渉させ第1ビー
ト信号を生成し、該第2回折格子から生じる互いに次数
の異なる2つの回折光を合成してヘテロダイン干渉させ
第2ビート信号を生成し、該第1,第2ビート信号の位
相差を位相差測定手段で検出する第1位相差検出工程
と、次いで該光源手段からの光束のうち該光束L1と偏
光面が90度異なる光束L2を用いて同様の位相差の検
出を該位相差測定手段で行う第2位相差検出工程とを用
い、該第1,第2位相差検出工程で得られた位相差を利
用して該第1回折格子と第2回折格子の相対的な位置ず
れを検出したことを特徴としている。
【0017】特に、前記光源手段は時系列で出射ビーム
の偏光面が変わることや、前記光源手段は偏波変調レー
ザであることや、前記位相差測定手段は、偏波変調レー
ザの変調周期と同期したゲート回路によりビート信号を
取り込み、得られる位相差を加算平均することや、前記
光源手段はレーザダイオードと一定のサイクルで変調を
受ける液晶を用いていること、そして前記位相差測定手
段は一定のサイクルで変調を受ける液晶の変調周期と同
期したゲート回路によりビート信号を取り込み、得られ
る位相差を加算平均すること等を特徴としている。
【0018】(1−1−2)回折格子に偏光方向が直交
し、僅かに周波数の異なる2光束を照射し、該回折格子
から生じる互いに次数の異なる複数の回折光を合成しヘ
テロダイン干渉させて複数のビート信号を得、該複数の
ビート信号の位相差を検出する第1位相差検出工程と、
次いで該回折格子に該第1位相差検出工程で入射させた
光束の偏光面と偏光方向が90度異なる僅かに周波数の
異なる2光束を照射し、該回折格子から生じる互いに次
数の異なる複数の回折光を合成しヘテロダイン干渉させ
て複数のビート信号を得、該複数のビート信号の位相差
を検出する第2位相差検出工程とで得られた位相差を利
用して該回折格子の所定位置からの位置ずれを検出した
ことを特徴としている。
【0019】(1−2)本発明の位置ずれ検出装置は、
光源手段からの光束L1を光分割器により2つの光束に
分割し、このうち一方の光束の偏光面を変更手段で変更
した後、該2つの光束を各々周波数変調部を介して互い
に僅かに周波数の異なる2つの光束とし、該2つの光束
を物体面に設けた第1回折格子と第2回折格子に入射さ
せ、該第1回折格子から生じる互いに次数の異なる2つ
の回折光を合成してヘテロダイン干渉させ第1ビート信
号を生成し、該第2回折格子から生じる互いに次数の異
なる2つの回折光を合成してヘテロダイン干渉させ第2
ビート信号を生成し、該第1,第2ビート信号の位相差
を位相差測定手段で検出し、該光源手段からの光束のう
ち該光束L1と偏光面が90度異なる光束L2を用いて
同様の位相差の検出を該位相差測定手段で行うことによ
り得られた位相差を利用して該第1回折格子と第2回折
格子の相対的な位置ずれを検出したことを特徴としてい
る。
【0020】特に、前記光源手段は時系列で出射ビーム
の偏光面が変わることや、前記光源手段は偏波変調レー
ザであることや、前記位相差測定手段は、偏波変調レー
ザの変調周期と同期したゲート回路によりビート信号を
取り込み、得られる位相差を加算平均することや、前記
光源手段はレーザダイオードと一定のサイクルで変調を
受ける液晶を用いていること、そして前記位相差測定手
段は一定のサイクルで変調を受ける液晶の変調周期と同
期したゲート回路によりビート信号を取り込み、得られ
る位相差を加算平均すること等を特徴としている。
【0021】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部概略図であ
る。
【0022】本実施例はウエハ面上に回路パターンを重
ね合わせて転写するときの第1回目の転写パターンと第
2回目の転写パターンの重ね合わせ精度を測定する場合
を示している。
【0023】図1において1は光源手段(以下「光源」
ともいう。)で、例えば偏波変調レーザダイオード(L
D)から成っている。光源1からの周波数f0のS偏光
はハーフミラー(光分割器)2により2つの光束に分割
している。このうちハーフミラー2を透過した光束LT
は周波数変調部としての音響光変調器(AOM,例えば
60MHzに変調)27bにより周波数f2の光{f2
(S)}に変調している。
【0024】ハーフミラー2を反射した光束LRはミラ
ー3で反射させ、偏光面の変更手段としてのλ/2板2
6により偏光方向を90度回転させて周波数f0のP偏
光の光{f0(P)}にしている。
【0025】次いで周波数変調部としてのAOM(例え
ば61MHzに変調)27aにより周波数f1の光{f
1(P)}に変調している。そして光f1(P)をミラ
ー4aを介して、又光f2(S)をミラー4bを介して
ウエハ16面上の第1,第2回折格子15(15a,1
5b)に各々入射させている。
【0026】このとき第1,第2回折格子15a,15
bからの1次回折光が回折格子から垂直に反射回折され
るように2つの光f1(P),f2(S)の入射角を設
定している。
【0027】即ち光f1(P)の−1次回折光と光f2
(S)の+1次回折光がウエハ16に対して垂直に反射
回折するようにしている。そして2つの反射回折光をミ
ラー5により反射させ、レンズ6で集光してグラムトム
ソンプリズム7とエッジミラー8で2つの光に分割した
後、レンズ9a(9b)で集光して各々センサー10a
(10b)に導光している。
【0028】尚18はYステージ、19はXステージで
あり、各々Y方向,X方向に移動可能となっている。1
7は回転ステージであり、ウエハ16を載置している。
14はステージ制御系である。
【0029】図2は図1における光の偏光面を表した説
明図である。図2(A)は光源1を出射した光の偏光面
を表しており、約100msecの周期で偏光面が変化して
いる。図2(B)は回折格子15を照射する2つの光f
1(P),f2(S)の偏光面を表しており、約100
msecの周期で偏光面が変化している。
【0030】図3(A),(B)は図1のウエハ16面
上に設けた第1,第2回折格子15a,15b光が入射
し、回折するときの状態を示した説明図である。
【0031】図3において光束20は図1の光f1
(P)に相当し、光束21は図1の光f2(S)に相当
している。
【0032】図3(A)の周波数f1のP偏光の光束2
0は約100msecの周期で偏波面が変化して図3(B)
に示すような周波数f1のS偏光の光束30(f1
(S)で表示)となっている。同様に周波数f2のS偏
光の光束21は約100msecの周期で偏波面が変化して
周波数f2のP偏光の光束31(f2(P)で表示)と
なっている。
【0033】本実施例では図1に示すように第1,第2
回折格子15a,15bに入射し、1次回折した光束を
ミラー5で反射させ、レンズ6で集光し、グラムトムソ
ンプリズム7を介してS偏光とP偏光の偏光面を一致さ
せている。
【0034】その後2つの光束をエッジミラー8で回折
格子15aからの回折光と回折格子15bからの回折光
とに分けて各々レンズ9a(9b)を介してセンサー
(アバランシェやPin等のホトダイオード)10a
(10b)で受光している。これにより第1ビート信号
(第2ビート信号)を得ている。
【0035】センサー10a(10b)で光電変換した
電気信号(第1ビート信号,第2ビート信号)を光源1
の駆動パルスと同期した発振器28からのクロック信号
により開閉するゲート回路29を通して位相差計11に
入力している。これより第1ビート信号と第2ビート信
号の位相差を得ている。
【0036】ここで図3(A)の状態の2つの回折光f
1(P),f2(S)を光ヘテロダイン検波して第1ビ
ート信号と第2ビート信号の位相差を求める第1位相差
検出工程と図3(B)の状態の2つの回折光f1
(S),f2(P)を光ヘテロダイン検波して第1ビー
ト信号と第2ビート信号の位相差を求める第2位相差検
出工程とを用いてこのとき得られた位相差を各々、記録
部12に記録している。
【0037】次いで記録部12に記録したデータを用い
て演算器13で図3(A),(B)の2つの状態におけ
る第1,第2ビート信号の位相差の加算手段を求めてい
る。
【0038】尚ゲート回路29、位相差計11、記録部
12、演算器13等は位相差測定手段の一要素を構成し
ている。
【0039】次に本発明における位置ずれ計測方法の測
定原理について図3を用いて説明する。
【0040】周波数f1(角周波数:w1)でP偏光の
光20の回折格子15aからの+1次回折光20aの複
素振幅表示u1aは次のように書ける。
【0041】 u1a=uOexp{w1・t+φxa+φap} ・・・・・ (1) ここでuOは光の振幅、φxaは回折格子15aの光学
系の基準線24からのx方向の位置ずれ量xaに伴なう
位相変化であり、回折格子15aのピッチをpとしたと
きφxa=2πxa/pと書ける。又φapは回折格子
の材質と形状で決まるp偏光の光が回折により受ける位
相変化分である。
【0042】一方、周波数f2(角周波数:w2)でS
偏光の光21の回折格子15aからの−1次回折光21
aの複素振幅表示u2aは次のように書ける。
【0043】 u2a=uOexp{w2・t−φxa+φas} ・・・・・ (2) 又φasは回折格子の材質と形状で決まるS偏光の光が
回折により受ける位相変化分である。
【0044】同様に周波数f1(角周波数:w1)でP
偏光の光20の回折格子15bからの+1次回折光20
bの複素振幅表示u1bは次のように書ける。
【0045】 u1b=uOexp{w1・t+φxb+φbp} ・・・・・ (3) ここでuOは光の振幅、φxbは回折格子15bの光学
系の基準線24からのx方向の位置ずれ量xbに伴う位
相変化であり、回折格子15bのピッチをpとしたとき
φxb=2πxb/pと書ける。又φbpは回折格子の
材質と形状で決まるp偏光の光が回折により受ける位相
変化分である。
【0046】一方、周波数f2(角周波数:w2)でS
偏光の光21の回折格子15bからの−1次回折光21
bの複素振幅表示u2bは次のように書ける。
【0047】 u2b=uOexp{w2・t−φxb+φbs} ・・・・・ (4) 又φbsは回折格子の材質と形状で決まるS偏光の光が
回折により受ける位相変化分である。
【0048】このとき+1次回折光20aと−1次回折
光21aをヘテロダイン干渉させてセンサー10aで得
られるビート信号(第1ビート信号)の交流成分Iaは
IOを振幅として次のようになる。
【0049】 Ia=IOexp{(w1−w2)t+2φxa+(φap−φas)} ・・・・・ (5) 又+1次回折光20bと−1次回折光21bをヘテロダ
イン干渉させてセンサー10bで得られるビート信号
(第2ビート信号)の交流成分Ibは次のようになる。
【0050】 Ib=IOexp{(w1−w2)t+2φxb+(φbp−φbs)} ・・・・・ (6) (5),(6)式で表せる第1,第2ビート信号の位相
差Δφ1は Δφ1=2(φxa−φxb)+{(φap−φas)+(φbp−φbs)} =2φΔx+{(φap−φas)+(φbp−φbs)} ・・・ (7) ここでφΔxは回折格子15aと回折格子15bのx方
向の相対的位置ずれ量Δxに伴なう位相変化で φΔx=4πΔx/p ・・・・・ (8) である。一方、偏波変調レーザダイオードから成る光源
1からの偏光状態が変わり光f1(P)が光f1(S)
となり、又光f2(S)が光f2(P)となったときの
+1次回折光20a,−1次回折光21aのセンサー1
0aで得られる干渉ビート信号(第1ビート信号)I
a′は回折格子15aの光学系の基準線24からのx方
向のずれ量をxa′とすると次のように書ける。
【0051】 Ia′=IOexp{(w1−w2)t+2φxa′+(φas−φap)} ・・・・・ (9) 又+1次回折光20bと−1次回折光21bのセンサー
10bで得られる干渉ビート信号(第2ビート信号)I
b′は回折格子15bの光学系の基準線24からのx方
向のずれ量をxb′とすると次のように書ける。
【0052】 Ib′=IOexp{(w1−w2)t+2φxb′+(φbs−φbp)} ・・・・・ (10) ここで(9)式から(10)式の第1ビート信号と第2
ビート信号の位相差Δφ2をとると、 Δφ2=2(φxa′−φxb′)−{(φap−φas)+(φbp−φbs)} =2φΔx−{(φap−φas)+(φbp−φbs)} ・・・・(11) となる。演算器13で(7)式、(11)式で表される
位相差Δφ1,Δφ2の和Δφをとると回折格子の形
状、材質により生じる誤差の項({ } で囲まれた項)が
打ち消され、 Δφ=Δφ1+Δφ2 =4φΔx =8πΔx/p ・・・・・ (12) となる。
【0053】これにより回折格子15a,15bの相対
的な位置ずれ量Dx、即ちn回目の露光で焼き付けられ
た回路パターンとn+1回目の露光で焼き付けられた回
路パターンの位置ずれを次式により求めている。
【0054】 Δx=Δφ・P/(8π) ・・・・・ (13) 尚検出光学系に対するマークの回転成分により生じる誤
差は例えば回折格子15aの焼き付けの際に同時にずれ
量のない2つの回折格子から成る基準マークをウエハ上
に焼き付けて検出すればその値を補正値として光学系の
オフセット値並びに回転成分により生じる誤差が取り除
くことができる。
【0055】又本説明ではx方向のみの場合を示した
が、y方向に関しても同様にy方向ずれ検出用の回折格
子を焼き付けておいて、もう一組y方向ずれ検出用の光
学系を設定して投射光学系を90度回転させてy方向の
ずれを同様に測定している。
【0056】図4は本発明の実施例2の要部概略図であ
る。
【0057】本実施例は図1の実施例1に比べて光源手
段43としてHe−Ne又は半導体レーザより成る光源
40と液晶による周期T(例えば100msec)の偏光器
等の光変調器41とを用いて、該光源手段43からの光
束(周波数f0のS偏光,これは実施例1と同じ)の偏
光面を発振器28からのパルス信号に基づいて約100
msecの周期で変えていることが異なっており、その他の
構成は同じである。
【0058】即ち本実施例では実施例1に比べて回折格
子15a,15bに入射させる光源40からの光束の偏
光面を液晶31より成る光変調器41を用いて変化させ
ている点が異なっており、位置ずれの測定方法は同じで
ある。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば以上のように各要素を設
定し、回折格子の材質または形状の変化により生じる位
相変化を打ち消すことにより、回折格子の材質、形状の
変化に対し位置ずれ検出誤差を生じないようにし、これ
により半導体素子製造プロセスに影響を受けずに高精度
に位置ずれ検出が可能な位置ずれ検出方法及びそれを用
いた位置ずれ検出装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図
【図2】 図1の光束の偏光面の説明図
【図3】 図1の一部分の拡大説明図
【図4】 本発明の実施例2の要部概略図
【図5】 従来の位置ずれ検出装置の要部概略図
【図6】 図5の一部分の拡大説明図
【図7】 図5の一部分の拡大説明図
【符号の説明】
1,43 光源手段 2 ハーフミラー 3,4a,4b,5 ミラー 6,9a,9b 集光レンズ 7 グラムトムソンプリズム 8 エッジミラー 10a,10b センサー 15a 第1回折格子 15b 第2回折格子 16 ウエハ 26 λ/2 27a,27b 周波数変調部 28 発振器 29 ゲート回路 11 位相差計 12 記録部 13 演算器 40 He−Neレーザ 41 液晶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/00 F

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段からの光束L1を光分割器によ
    り2つの光束に分割し、このうち一方の光束の偏光面を
    変更手段で変更した後、該2つの光束を各々周波数変調
    部を介して互いに僅かに周波数の異なる2つの光束と
    し、該2つの光束を物体面に設けた第1回折格子と第2
    回折格子に入射させ、該第1回折格子から生じる互いに
    次数の異なる2つの回折光を合成してヘテロダイン干渉
    させ第1ビート信号を生成し、該第2回折格子から生じ
    る互いに次数の異なる2つの回折光を合成してヘテロダ
    イン干渉させ第2ビート信号を生成し、該第1,第2ビ
    ート信号の位相差を位相差測定手段で検出する第1位相
    差検出工程と、次いで該光源手段からの光束のうち該光
    束L1と偏光面が90度異なる光束L2を用いて同様の
    位相差の検出を該位相差測定手段で行う第2位相差検出
    工程とを用い、該第1,第2位相差検出工程で得られた
    位相差を利用して該第1回折格子と第2回折格子の相対
    的な位置ずれを検出したことを特徴とする位置ずれ検出
    方法。
  2. 【請求項2】 前記光源手段は時系列で出射ビームの偏
    光面が変わることを特徴とする請求項1の位置ずれ検出
    方法。
  3. 【請求項3】 前記光源手段は偏波変調レーザであるこ
    とを特徴とする請求項2の位置ずれ検出方法。
  4. 【請求項4】 前記位相差測定手段は、偏波変調レーザ
    の変調周期と同期したゲート回路によりビート信号を取
    り込み、得られる位相差を加算平均することを特徴とす
    る請求項3の位置ずれ検出方法。
  5. 【請求項5】 前記光源手段はレーザダイオードと一定
    のサイクルで変調を受ける液晶を用いていることを特徴
    とする請求項1の位置ずれ検出方法。
  6. 【請求項6】 前記位相差測定手段は一定のサイクルで
    変調を受ける液晶の変調周期と同期したゲート回路によ
    りビート信号を取り込み、得られる位相差を加算平均す
    ることを特徴とする請求項5の位置ずれ検出方法。
  7. 【請求項7】 光源手段からの光束L1を光分割器によ
    り2つの光束に分割し、このうち一方の光束の偏光面を
    変更手段で変更した後、該2つの光束を各々周波数変調
    部を介して互いに僅かに周波数の異なる2つの光束と
    し、該2つの光束を物体面に設けた第1回折格子と第2
    回折格子に入射させ、該第1回折格子から生じる互いに
    次数の異なる2つの回折光を合成してヘテロダイン干渉
    させ第1ビート信号を生成し、該第2回折格子から生じ
    る互いに次数の異なる2つの回折光を合成してヘテロダ
    イン干渉させ第2ビート信号を生成し、該第1,第2ビ
    ート信号の位相差を位相差測定手段で検出し、該光源手
    段からの光束のうち該光束L1と偏光面が90度異なる
    光束L2を用いて同様の位相差の検出を該位相差測定手
    段で行うことにより得られた位相差を利用して該第1回
    折格子と第2回折格子の相対的な位置ずれを検出したこ
    とを特徴とする位置ずれ検出装置。
  8. 【請求項8】 前記光源手段は時系列で出射ビームの偏
    光面が変わることを特徴とする請求項7の位置ずれ検出
    装置。
  9. 【請求項9】 前記光源手段は偏波変調レーザであるこ
    とを特徴とする請求項8の位置ずれ検出装置。
  10. 【請求項10】 前記位相差測定手段は、偏波変調レー
    ザの変調周期と同期したゲート回路によりビート信号を
    取り込み、得られる位相差を加算平均することを特徴と
    する請求項8の位置ずれ検出装置。
  11. 【請求項11】 前記光源手段はレーザダイオードと一
    定のサイクルで変調を受ける液晶を用いていることを特
    徴とする請求項7の位置ずれ検出装置。
  12. 【請求項12】 前記位相差測定手段は一定のサイクル
    で変調を受ける液晶の変調周期と同期したゲート回路に
    よりビート信号を取り込み、得られる位相差を加算平均
    することを特徴とする請求項11の位置ずれ検出装置。
  13. 【請求項13】 回折格子に偏光方向が直交し、僅かに
    周波数の異なる2光束を照射し、該回折格子から生じる
    互いに次数の異なる複数の回折光を合成しヘテロダイン
    干渉させて複数のビート信号を得、該複数のビート信号
    の位相差を検出する第1位相差検出工程と、次いで該回
    折格子に該第1位相差検出工程で入射させた光束の偏光
    面と偏光方向が90度異なる僅かに周波数の異なる2光
    束を照射し、該回折格子から生じる互いに次数の異なる
    複数の回折光を合成しヘテロダイン干渉させて複数のビ
    ート信号を得、該複数のビート信号の位相差を検出する
    第2位相差検出工程とで得られた位相差を利用して該回
    折格子の所定位置からの位置ずれを検出したことを特徴
    とする位置ずれ検出方法。
JP5348814A 1993-10-26 1993-12-27 位置ずれ検出方法及びそれを用いた位置ずれ検出装置 Pending JPH07190722A (ja)

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JP5348814A JPH07190722A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 位置ずれ検出方法及びそれを用いた位置ずれ検出装置
US08/328,884 US5625453A (en) 1993-10-26 1994-10-26 System and method for detecting the relative positional deviation between diffraction gratings and for measuring the width of a line constituting a diffraction grating

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100398666B1 (ko) * 1994-11-07 2003-12-11 지고 코포레이션 회절광학장치를이용한표면윤곽묘사방법및묘사기
JP2010510683A (ja) * 2006-11-21 2010-04-02 サントル ナシオナル ドゥ ラ ルシェルシェサイアンティフィク(セエヌエールエス) 集積モノリシック干渉検出装置
CN118857162A (zh) * 2024-08-09 2024-10-29 中国科学院光电技术研究所 一种差分相位中寄生倾斜误差的抑制装置和方法

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