JPH0719076Y2 - 電子銃 - Google Patents
電子銃Info
- Publication number
- JPH0719076Y2 JPH0719076Y2 JP1987032352U JP3235287U JPH0719076Y2 JP H0719076 Y2 JPH0719076 Y2 JP H0719076Y2 JP 1987032352 U JP1987032352 U JP 1987032352U JP 3235287 U JP3235287 U JP 3235287U JP H0719076 Y2 JPH0719076 Y2 JP H0719076Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grid
- plate
- electron gun
- deformation
- bead glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、陰極線管の電子銃に関する。
本考案は、板状グリッドをビードガラスに対して支持す
る支持ピンを、ビードガラス中に固定される支持部材
と、板状グリッドに固定される支持部材が平行に取り付
けられる取付部とこの取付部の両端から屈曲して板状グ
リッドの溶接部まで延在する脚部からなる弾性部材とか
ら構成することにより、ガン焼き工程でのグリッドの変
形を防止することができるようにしたものである。
る支持ピンを、ビードガラス中に固定される支持部材
と、板状グリッドに固定される支持部材が平行に取り付
けられる取付部とこの取付部の両端から屈曲して板状グ
リッドの溶接部まで延在する脚部からなる弾性部材とか
ら構成することにより、ガン焼き工程でのグリッドの変
形を防止することができるようにしたものである。
陰極線管を製造するための排気工程において、電子銃が
封止された陰極線管を加熱処理する、所謂ガン焼きを行
う。このガン焼きによって、陰極線管内に吸蔵されてい
る、水蒸気を主成分とするガスが焼き出され、カソード
のエミッション特性が良好になる。また、カソードのヒ
ータを加熱してベースメタル上に塗布されている炭酸塩
を酸化物に変える活性化プロセスを行う。この後、真空
封着(チップオフ)を行う。次にステムベースを取付け
た後、ゲッターフラッシュ、ノッキング及びエージング
を行って陰極線管を製造する。
封止された陰極線管を加熱処理する、所謂ガン焼きを行
う。このガン焼きによって、陰極線管内に吸蔵されてい
る、水蒸気を主成分とするガスが焼き出され、カソード
のエミッション特性が良好になる。また、カソードのヒ
ータを加熱してベースメタル上に塗布されている炭酸塩
を酸化物に変える活性化プロセスを行う。この後、真空
封着(チップオフ)を行う。次にステムベースを取付け
た後、ゲッターフラッシュ、ノッキング及びエージング
を行って陰極線管を製造する。
第3図及び第4図に示すように、電子銃を構成する板状
の第2グリッドG2は、支持ピン(2)を介して上下2本
のビードガラス(1)に対して支持されている。この支
持ピン(2)は、四角の金属板より成り、ビードガラス
(1)中に固着される部分には、一部欠切した円形の孔
部(3)が形成されている。(11)は、この支持ピン
(2)を円形のグリッドG2表面に固定するために形成し
た孔部である。そして上述した従来の陰極線管製造のガ
ン焼き工程において、第2グリッドG2が変形することに
より、電子ビームのクロス位置がずれ、これに伴ってビ
ームのグルーピングもずれるという問題が生じていた。
これは、各グリッドにビードガラス(1)を固着(ビー
ディング)する際、グリッドG2に加圧変形によるストレ
スが生じていてもビードガラス(1)で固定されている
ためその形状が保たれるが、ガン焼き時の熱でグリッド
G2のストレスが解除されると、そのストレスの逃げ場が
なくなってグリッドG2の変形となって現れるからであ
る。なお、電子銃を構成するグリッドは、第2グリッド
G2以外にも電子銃の種類によって複数あるが、特に第2
グリッドG2が問題となるのは、プリフォーカスレンズを
構成するグリッドであることに加えて、上下2箇所だけ
で支持されているため、変形し易いことによる。
の第2グリッドG2は、支持ピン(2)を介して上下2本
のビードガラス(1)に対して支持されている。この支
持ピン(2)は、四角の金属板より成り、ビードガラス
(1)中に固着される部分には、一部欠切した円形の孔
部(3)が形成されている。(11)は、この支持ピン
(2)を円形のグリッドG2表面に固定するために形成し
た孔部である。そして上述した従来の陰極線管製造のガ
ン焼き工程において、第2グリッドG2が変形することに
より、電子ビームのクロス位置がずれ、これに伴ってビ
ームのグルーピングもずれるという問題が生じていた。
これは、各グリッドにビードガラス(1)を固着(ビー
ディング)する際、グリッドG2に加圧変形によるストレ
スが生じていてもビードガラス(1)で固定されている
ためその形状が保たれるが、ガン焼き時の熱でグリッド
G2のストレスが解除されると、そのストレスの逃げ場が
なくなってグリッドG2の変形となって現れるからであ
る。なお、電子銃を構成するグリッドは、第2グリッド
G2以外にも電子銃の種類によって複数あるが、特に第2
グリッドG2が問題となるのは、プリフォーカスレンズを
構成するグリッドであることに加えて、上下2箇所だけ
で支持されているため、変形し易いことによる。
本考案は、上記問題点を解決することができる電子銃を
提供するものである。
提供するものである。
本考案は、例えば図1に示すように、板状グリッドG2を
有し、この板状グリッドG2が支持ピン(2)によりビー
ドガラス(1)に対して支持された電子銃であって、こ
の支持ピン(2)が、上述のビードガラス(1)中に固
定される支持部材(4)と、板状グリッドG2に固定され
支持部材(4)が平行に取り付けられる取付部(5)と
取付部(5)の両端から屈曲して板状グリッドG2の溶接
部(6)まで延在する脚部(7)からなる弾性部材
(8)とを有するものである。そして、弾性部材(8)
の特に取付部(5)が弾性作用を有するようにその幅及
び長さを所定の値に設定する必要がある。
有し、この板状グリッドG2が支持ピン(2)によりビー
ドガラス(1)に対して支持された電子銃であって、こ
の支持ピン(2)が、上述のビードガラス(1)中に固
定される支持部材(4)と、板状グリッドG2に固定され
支持部材(4)が平行に取り付けられる取付部(5)と
取付部(5)の両端から屈曲して板状グリッドG2の溶接
部(6)まで延在する脚部(7)からなる弾性部材
(8)とを有するものである。そして、弾性部材(8)
の特に取付部(5)が弾性作用を有するようにその幅及
び長さを所定の値に設定する必要がある。
本考案によれば、グリッドをビードガラス(1)に固着
したことにより板状グリッドG2に掛かっていたストレス
がガン焼き工程の熱によって解除されても、そのストレ
スは弾性部材(8)によって吸収されるため、板状グリ
ッドG2自体に大きな変形を与える圧力は加わらなくな
る。また、本考案の場合、支持ピン(2)の両端で板状
グリッドG2を固定することから、変形し易い板状グリッ
ドG2が確実に支持される。
したことにより板状グリッドG2に掛かっていたストレス
がガン焼き工程の熱によって解除されても、そのストレ
スは弾性部材(8)によって吸収されるため、板状グリ
ッドG2自体に大きな変形を与える圧力は加わらなくな
る。また、本考案の場合、支持ピン(2)の両端で板状
グリッドG2を固定することから、変形し易い板状グリッ
ドG2が確実に支持される。
第1図と第2図を参照して本考案の実施例を説明する。
本実施例に係る、板状の第2グリッドG2をビードガラス
(1)に対して支持するための支持ピン(2)は、図示
するように、従来と同様に一部欠切した円形の孔部
(3)が形成され、ビードガラス(1)中に固定される
支持部材(4)と、この支持部材(4)が平行に一体に
取付けられる取付部(5)及びこの取付部(5)の両端
から屈曲してグリッドG2の溶接部(6)まで延在する脚
部(7)より成る弾性部材(8)を一体に形成すること
により構成する。弾性部材(8)の取付部(5)の幅と
長さは、この取付部(5)によってガン焼きの際のグリ
ッドG2の解除されたストレスを吸収できるように設定す
る。即ち、この取付部(5)もグリッドG2をビードガラ
ス(1)に対して支持する支持ピン(2)の一部として
の強度が必要であるが、同時にグリッドG2のストレスを
吸収してこれ自体も変形できる弾性が必要である。そし
て、この支持ピン(2)を上下に溶接で固定した第2グ
リッドG2及びその他の所要のグリッド、コンバーゼンス
プレート等(図示せず)を、ビードガラス(1)に対し
それらの支持部材(4)を埋込むことにより固定(ビー
ティング)して本実施例に係る電子銃を作製する。
(1)に対して支持するための支持ピン(2)は、図示
するように、従来と同様に一部欠切した円形の孔部
(3)が形成され、ビードガラス(1)中に固定される
支持部材(4)と、この支持部材(4)が平行に一体に
取付けられる取付部(5)及びこの取付部(5)の両端
から屈曲してグリッドG2の溶接部(6)まで延在する脚
部(7)より成る弾性部材(8)を一体に形成すること
により構成する。弾性部材(8)の取付部(5)の幅と
長さは、この取付部(5)によってガン焼きの際のグリ
ッドG2の解除されたストレスを吸収できるように設定す
る。即ち、この取付部(5)もグリッドG2をビードガラ
ス(1)に対して支持する支持ピン(2)の一部として
の強度が必要であるが、同時にグリッドG2のストレスを
吸収してこれ自体も変形できる弾性が必要である。そし
て、この支持ピン(2)を上下に溶接で固定した第2グ
リッドG2及びその他の所要のグリッド、コンバーゼンス
プレート等(図示せず)を、ビードガラス(1)に対し
それらの支持部材(4)を埋込むことにより固定(ビー
ティング)して本実施例に係る電子銃を作製する。
次に実施例に係るグリッドG2及び比較例に係る従来のグ
リッドG2について、各工程の後の変形量を測定した結果
を示す。この測定は、第9図と第10図に示すようにグリ
ッドG2をその凸部(9)を下にして置き、端部のカール
した平面部分(10)を焦点深度で12箇所測定したもので
ある。各グラフでX1、X2、Y1、Y2は第10図に示す測定方
向を示し、1〜12の番号は第10図に示す測定位置を示
す。なお、図示に係るグリッドは、従来例に係るグリッ
ドG2である。
リッドG2について、各工程の後の変形量を測定した結果
を示す。この測定は、第9図と第10図に示すようにグリ
ッドG2をその凸部(9)を下にして置き、端部のカール
した平面部分(10)を焦点深度で12箇所測定したもので
ある。各グラフでX1、X2、Y1、Y2は第10図に示す測定方
向を示し、1〜12の番号は第10図に示す測定位置を示
す。なお、図示に係るグリッドは、従来例に係るグリッ
ドG2である。
先ず第5図のグラフは、実施例に係るグリッドG2につい
て測定した結果であり、1段目はグリッドG2を成形した
後の変形量、2段目は実施例の支持ピンをグリッドG2に
取付けた後の変形量、3段目はアニールを施した後の変
形量、4段目はグリッドG2をビードガラスに固定(ビー
ディング)した後の変形量をそれぞれ示す。各グラフの
右下に示す数値は、測定方向の端に位置する両測定位置
を結んだ実線からの上下のずれ量の最大値を表わしたも
のであり、単位はμである。また、第6図のグラフが、
従来例に係るグリッドG2について上記と同様に測定した
ものである。これらのグラフから、グリッドG2を成形し
た後、実施例及び従来例に係る支持ピン(2)の取付
け、アニールそしてビーディングを行った後において、
グリッドG2の変形状態は殆んど変わらずに保持されるこ
とがわかる。
て測定した結果であり、1段目はグリッドG2を成形した
後の変形量、2段目は実施例の支持ピンをグリッドG2に
取付けた後の変形量、3段目はアニールを施した後の変
形量、4段目はグリッドG2をビードガラスに固定(ビー
ディング)した後の変形量をそれぞれ示す。各グラフの
右下に示す数値は、測定方向の端に位置する両測定位置
を結んだ実線からの上下のずれ量の最大値を表わしたも
のであり、単位はμである。また、第6図のグラフが、
従来例に係るグリッドG2について上記と同様に測定した
ものである。これらのグラフから、グリッドG2を成形し
た後、実施例及び従来例に係る支持ピン(2)の取付
け、アニールそしてビーディングを行った後において、
グリッドG2の変形状態は殆んど変わらずに保持されるこ
とがわかる。
次に各グリッドにビーディングを行って電子銃を構成
し、ガン焼き工程を行った後の変形量を同様に測定し
た。第7図のグラフは、実施例に係るグリッドG2につい
て測定した結果であり、上段はアニール後の変形量、下
段はガン焼き後の変形量をそれぞれ示す。また、第8図
のグラフは、従来例に係るグリッドG2について上記と同
様に測定したものである。これらのグラフから、本実施
例に係る支持ピン(2)が取付けられたグリッドG2が装
着された電子銃の場合、アニール後とガン焼き後とにお
ける変形量の差は僅かであることがわかる。これに対し
て、従来例に係る支持ピン(2)が取付けられたグリッ
ドG2が装着された電子銃の場合、アニール後とガン焼き
後とにおける変形量の差が大きいことがわかる。
し、ガン焼き工程を行った後の変形量を同様に測定し
た。第7図のグラフは、実施例に係るグリッドG2につい
て測定した結果であり、上段はアニール後の変形量、下
段はガン焼き後の変形量をそれぞれ示す。また、第8図
のグラフは、従来例に係るグリッドG2について上記と同
様に測定したものである。これらのグラフから、本実施
例に係る支持ピン(2)が取付けられたグリッドG2が装
着された電子銃の場合、アニール後とガン焼き後とにお
ける変形量の差は僅かであることがわかる。これに対し
て、従来例に係る支持ピン(2)が取付けられたグリッ
ドG2が装着された電子銃の場合、アニール後とガン焼き
後とにおける変形量の差が大きいことがわかる。
本考案によれば、ガン焼き工程におけるグリッドG2の変
形を防止することができる。特に、本考案の場合、支持
ピンの両端で板状グリッドG2を固定することから、変形
し易い板状グリッドG2を確実に支持することができる。
これによって、ガン焼きの後にグリッドG2が変形して電
子ビームのクロス位置がずれ、これに伴ってビームのグ
ルーピンクもずれるという従来の電子管の問題点を解決
することが可能になる。
形を防止することができる。特に、本考案の場合、支持
ピンの両端で板状グリッドG2を固定することから、変形
し易い板状グリッドG2を確実に支持することができる。
これによって、ガン焼きの後にグリッドG2が変形して電
子ビームのクロス位置がずれ、これに伴ってビームのグ
ルーピンクもずれるという従来の電子管の問題点を解決
することが可能になる。
第1図は実施例の正面図、第2図は実施例の側面図、第
3図は従来例の正面図、第4図は従来例の側面図、第5
図は実施例に係るグリッドの変形量を測定したグラフ、
第6図は従来例に係るグリッドの変形量を測定したグラ
フ、第7図は実施例に係るグリッドの変形量を測定した
グラフ、第8図は従来例に係るグリッドの変形量を測定
したグラフ、第9図及び第10図はグリッドの変形量の測
定方法を示す図である。 (1)はビードガラス、(2)は支持ピン、(4)は支
持部材、(5)は取付部、(6)は溶接部、(7)は脚
部、(8)は弾性部材である。
3図は従来例の正面図、第4図は従来例の側面図、第5
図は実施例に係るグリッドの変形量を測定したグラフ、
第6図は従来例に係るグリッドの変形量を測定したグラ
フ、第7図は実施例に係るグリッドの変形量を測定した
グラフ、第8図は従来例に係るグリッドの変形量を測定
したグラフ、第9図及び第10図はグリッドの変形量の測
定方法を示す図である。 (1)はビードガラス、(2)は支持ピン、(4)は支
持部材、(5)は取付部、(6)は溶接部、(7)は脚
部、(8)は弾性部材である。
Claims (1)
- 【請求項1】板状グリッドを有し、該板状グリッドが支
持ピンによりビードガラスに対して支持された電子銃で
あって、 上記支持ピンが、上記ビードガラス中に固定される支持
部材と、上記板状グリッドに固定され上記支持部材が平
行に取り付けられる取付部と該取付部の両端から屈曲し
て上記板状グリッドの溶接部まで延在する脚部からなる
弾性部材とを有することを特徴とする電子銃。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987032352U JPH0719076Y2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | 電子銃 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987032352U JPH0719076Y2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | 電子銃 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63139755U JPS63139755U (ja) | 1988-09-14 |
| JPH0719076Y2 true JPH0719076Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=30838946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987032352U Expired - Lifetime JPH0719076Y2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | 電子銃 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719076Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5597948U (ja) * | 1978-12-28 | 1980-07-08 | ||
| JPS56109256U (ja) * | 1980-01-23 | 1981-08-24 |
-
1987
- 1987-03-05 JP JP1987032352U patent/JPH0719076Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63139755U (ja) | 1988-09-14 |
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