JPH07191002A - 配管群の検査装置および検査装置の制御方法 - Google Patents

配管群の検査装置および検査装置の制御方法

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JPH07191002A
JPH07191002A JP5332200A JP33220093A JPH07191002A JP H07191002 A JPH07191002 A JP H07191002A JP 5332200 A JP5332200 A JP 5332200A JP 33220093 A JP33220093 A JP 33220093A JP H07191002 A JPH07191002 A JP H07191002A
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JP
Japan
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pipe
inspection
circumferential
scanning mechanism
inspection device
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Application number
JP5332200A
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English (en)
Inventor
Shinji Naito
紳司 内藤
Shigeru Kajiyama
茂 梶山
Fuminobu Takahashi
文信 高橋
Kenji Tsuchida
健二 土田
Yukio Tachibana
幸男 橘
Katsuya Shigehiro
勝矢 重弘
Yoichi Umahara
陽一 馬原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Japan Atomic Energy Agency
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Hitachi Ltd
Japan Atomic Energy Research Institute
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大径の配管が狭い間隔で配列され、配管間の
スペースが狭隘な条件下でも、検査装置本体やこれに付
属の部材と、配管や他の障害物との干渉を回避しつつ検
査装置本体とこれに付属の部材とを移動させ、的確に非
破壊検査を行うことが可能な配管群の検査技術を提供す
ること。 【構成】 配管群を縫うようにレール2を設置し、これ
に検査装置本体4を装着し、この検査装置本体4に、数
値制御で検査装置本体4をレール2に沿って移動させる
移動機構を設け、さらにほぼ半円形の周軌道9と、これ
の回動機構と、周方向走査機構と、軸方向走査機構22
とを介して検査プローブ25を取り付け、前記軸方向走
査機構22に姿勢制御機構24を設けて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配管群の検査装置およ
び検査装置の制御方法に係り、特に大径の配管が狭い間
隔で配列され、密集しているような狭隘な条件下で、配
管の外周面を的確に検査するために好適な配管群の検査
装置および検査装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種配管群の検査装置における従来技
術としては、例えば特開昭63−309854号公報,
同63−309855号公報,実公平4−34449号
公報等に記載の技術がある。
【0003】前掲特開昭63−309854号公報に記
載の技術では、2つのヨークにそれぞれ1組のクランプ
装置を設け、移動時に一方のヨークのクランプ装置で配
管をクランプしておき、他方のヨークのクランプを解除
してリフトアップし、この状態で前記他方のヨークを配
管の1ピッチ分スライドさせてクランプ装置をリフトダ
ウンさせてクランプし、次に一方のヨークのクランプ装
置のクランプを解除してリフトアップし、同様に1ピッ
チ分、スライドさせてリフトダウンしてクランプし、順
次配管を渡り歩いて検査するようにしている。
【0004】また、前掲特開昭63−309855号公
報に記載の技術では、配管群を横切る方向にレールを取
り付け、このレールに沿ってスライド可能に走行体を設
置し、この走行体に、配管の検査装置本体と、配管のク
ランプ手段とを設けている。そして、クランプ手段を解
除した状態で走行体を検査すべき配管の位置にスライド
させ、クランプ手段により配管をクランプし、駆動装置
により検査装置本体を配管の回りに移動させながら検査
する。当該配管の検査後、次の配管に走行体をスライド
させ、配管群を渡り歩かせて順次検査するようにしてい
る。
【0005】さらに、実公平4−34449号公報に記
載の技術では、管状物間に敷設されたレールと、このレ
ール上を走行する台車と、これに傾動可能に支持された
支持枠と、この支持枠に設けられ,旋回駆動可能な半円
環形の旋回レールと、この旋回レールに設けられた検査
素子と、検査時に管状物を把持するグリッパとを有して
いる。そして、台車とこれに付属の部材を管状物間に移
動させるときには、支持枠を傾動させることにより管状
物との干渉を避け、検査時には支持枠を倒して旋回レー
ルを管状物の回りに位置させ、旋回レールを旋回させる
ことにより検査素子を管状物の回りに回転させ、管状物
の周囲を検査するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来技
術ではそのいずれも配管つかみ機構を用いて検査プロー
ブ走査機構を配管に固定するようにしている。このよう
に、検査プローブ走査機構を配管つかみ機構により配管
に固定すれば安定して検査プローブを走査することがで
きる。
【0007】しかしながら、このようにすれば移動機構
により移動台をレール上に移動させ、検査すべき配管に
検査プローブを位置決めする機能と、配管つかみ機構に
より位置決めする機能が重複することになる。配管の設
置精度には誤差があるのが普通であり、一般的には2つ
の位置決め結果は一致しない。このため、これらの間の
差を吸収する機能を持たせる必要があるが、従来技術で
はこの点について考慮されていない。これを解決する手
段として、検査プローブ走査機構を配管つかみ機構に取
り付け、配管つかみ機構と移動機構を弾性結合すること
が考えられる。しかし、この場合には検査プローブ位置
の精度低下や振動発生は否めない。
【0008】また、配管群の検査装置の主な用途は、配
管間隔が狭くて作業員が近づけないために、作業員に代
わって狭隘部の検査をすることである。このような検査
装置を配管つかみ機構に搭載することは、小型化の点で
極めて不利であり、本来の使用目的に反している。しか
も、移動機構に位置決め機能を持たせ、かつ配管つかみ
機構による位置決め機能を配備した検査装置では、大径
の配管が狭い間隔で配列され、配管間のスペースが狭隘
な条件下で使用可能に構成することは、その構造上無理
がある。
【0009】さらに、配管群の検査装置の検査プローブ
走査機構は、レールから見て配管の裏側まで回り込むた
めに、停電や故障で検査装置が停止した場合には検査プ
ローブ走査機能を強制的に折り畳むことができない。検
査装置は、前述のような作業員の近づけない狭隘部で使
用されるため、停電や故障で検査装置が停止した場合は
回収不能になる。
【0010】本発明の目的は、大径の配管が狭い間隔で
配列され、配管間のスペースが狭隘な条件下でも、検査
装置本体やこれに付属の部材と、配管や他の障害物との
干渉を回避しつつ検査装置本体とこれに付属の部材とを
移動させ、的確に非破壊検査を行うことが可能な配管群
の検査装置および検査装置の制御方法を提供することに
ある。
【0011】本発明の他の目的は、電源装置の故障や停
電等の非常時にも、安全な形態で待機させ得る配管群の
検査装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的は、配管群を縫
うように設置されたレールと、このレールに装着された
検査装置本体と、前記レール上に設置された基準点から
レールに沿って数値制御により検査装置本体を検査すべ
き配管に移動させ,位置決めする移動機構と、配管の外
周面を囲むほぼ半円形に形成され,かつ回動機構を介し
て配管の軸方向と配管の外周面を囲む方向間に回動可能
に設けられた周軌道と、この周軌道に設けられた周方向
走査機構と、前記検査装置本体と周方向走査機構のいず
れかに支持された軸方向走査機構と、この軸方向走査機
構を常に配管の軸方向に姿勢制御する姿勢制御機構と、
前記検査装置本体によりレールに沿って移動可能に支持
され,前記周方向走査機構を介して周軌道に沿って走査
可能に支持されかつ前記軸方向走査機構を介して配管の
軸方向に走査可能に支持された検査プローブとを装備し
ていることにより、達成される。
【0013】また、前記目的は前記検査プローブを配管
の検査位置に押し付ける押し付け機構を設けたことによ
り、達成される。
【0014】さらに、前記目的は前記周軌道をレールを
はさんでその一方の側の配管と他方の側の配管とに回動
させ,検査位置に固定可能に取り付けたことにより、達
成される。
【0015】さらにまた、前記目的は単一の検査装置本
体に、第1,第2の検査ユニットをバック・トウ・バッ
クに取り付け、前記第1,第2の検査ユニットとも、少
なくとも前記周軌道と、これの回動機構と、周方向走査
機構と、軸方向走査機構と、これの姿勢制御機構と、検
査プローブとを備えて構成されていることにより、達成
される。
【0016】また、前記目的は前記周軌道をそれぞれ配
管の外周面を囲む半円形に形成された外側周軌道と内側
周軌道とにより形成するとともに、前記外側周軌道と内
側周軌道とを周方向に相対的に移動可能に支持し、前記
外側周軌道と内側周軌道のいずれか一方に周方向走査機
構を設けたことにより、達成される。
【0017】さらに、前記目的は少なくとも前記周軌道
の回動機構と、検査プローブの姿勢制御機構とにエアシ
リンダを用いたことにより、達成される。
【0018】そして、前記目的はあらかじめレール上に
設定された数値制御の基準点から検査すべき配管まで、
ほぼ半円形の周軌道と軸方向走査機構とを配管の軸方向
に吊り下げた状態で、検査装置本体とこれに付属の部材
とを数値制御により移動させて位置決めし、検査すべき
配管に対応する位置で前記周軌道を配管の軸方向と直角
をなす方向に回動させるとともにその位置にセットし、
検査プローブにより配管の外周を走査して検査し、当該
配管の検査後、前記周軌道を配管の軸方向と直角をなす
方向から配管の軸方向に戻し、かつ軸方向走査機構も配
管の軸方向に姿勢制御し、再び数値制御により次に検査
すべき配管に移動させ、さらに検査装置本体とこれに付
属の部材を待機位置に戻すときも、前記周軌道と軸方向
走査機構とを配管の軸方向に吊り下げた状態で移動させ
ることにより、達成される。
【0019】
【作用】本発明では、配管群を縫うように設置されたレ
ールと、このレールに装着された検査装置本体と、前記
レール上に設定された数値制御の基準点からレールに沿
って数値制御により検査装置本体を検査すべき配管に移
動させる移動機構と、配管の外周面を囲むほぼ半円形に
形成され,かつ回動機構を介して配管の軸方向と配管の
外周面を囲む方向間に回動可能に設けられた周軌道と、
この周軌道に設けられた周方向走査機構と、前記検査装
置本体と周方向走査機構のいずれかに支持された軸方向
走査機構と、この軸方向走査機構を常に配管の軸方向に
姿勢制御する姿勢制御機構と、前記検査装置本体により
レールに沿って移動可能に支持され,前記周方向走査機
構を介して周軌道に沿って走査可能に支持されかつ前記
軸方向走査機構を介して配管の軸方向に走査可能に支持
された検査プローブとを装備している。そして、配管の
検査時には検査装置本体とこれに付属の部材とをあらか
じめレール上に設定された数値制御の基準点から検査す
べき配管に向かって移動させ、このとき前記ほぼ半円形
の周軌道と、軸方向走査機構および検査プローブを軸方
向に吊り下げた状態で移動させ、配管の検査時には前記
周軌道を配管の軸方向と直角をなす方向にセットし、軸
方向走査機構を介して検査プローブを配管の軸方向に位
置を調整し、周方向走査機構を介して周軌道に沿って検
査プローブを配管の外周に走査させて検査する。前述の
ごとく、本発明では検査装置本体とこれに付属の部材の
移動時に、周軌道と、軸方向走査機構および検査プロー
ブとを配管の軸方向に吊り下げた状態に支持するように
しているので、これらの部材を極めて薄型にまとめるこ
とができ、したがって大径の配管が狭い間隔で配列され
ていて、配管間のスペースが狭く、配管が密集している
ような悪条件下でも、遠隔操作によりほぼ半円形の周軌
道や、軸方向走査機構および検査プローブが配管や他の
障害物と干渉しないように移動させることができる結
果、的確に非破壊検査を行うことができる。また、配管
の検査時、配管の外周にほぼ半円形の周軌道をセット
し、このほぼ半円形の周軌道に沿って検査プローブを走
査させるようにしているので、1回目には配管の外周面
の一半部を検査し、次回に配管の外周面の他半部を検査
することにより、2回の検査で配管の全周面を検査する
ことができる。
【0020】また、本発明では前記検査プローブを配管
の検査位置に押し付ける押し付け機構を設けているの
で、配管の外周面をより一層正確に検査することができ
る。
【0021】さらに、本発明では前記周軌道をレールを
はさんでその一方の側の配管と他方の側の配管とに回動
させ、検査位置に固定可能に取り付けているので、配管
の検査を能率よく行うことができる。
【0022】さらにまた、本発明では単一の検査装置本
体に、第1,第2の検査ユニットをバック・トウ・バッ
クに取り付け、前記第1,第2の検査ユニットとも、少
なくとも前記周軌道と、これの回動機構と、周方向走査
機構と、軸方向走査機構と、これの姿勢制御機構と、検
査プローブとを備えており、配管の検査時に、レールの
幅方向の両側に配置されている配管を単一の装置で同時
に検査し得るので、配管の検査をより一層能率よく行う
ことができる。
【0023】また、本発明では前記周軌道をそれぞれ配
管の外周面を囲むほぼ半円形に形成された外側周軌道と
内側周軌道とにより形成するとともに、前記外側周軌道
と内側周軌道とを周方向に相対的に移動可能に支持し、
前記外側周軌道と内側周軌道のいずれか一方に周方向走
査機構を設けているので、1回の検査作業で配管の全周
面を検査できる結果、本発明においても配管の検査をよ
り一層能率よく行うことができる。
【0024】さらに、本発明では少なくとも前記周軌道
の回動機構と、検査プローブの姿勢制御機構とに、エア
シリンダを用いており、電源装置の故障や停電等の非常
時に、前記エアシリンダ内の動力源を大気に放出させ、
支持力を解除し、ほぼ半円形の周軌道と、軸方向走査機
構および検査プローブを自重で垂下させ、鉛直方向に吊
り下げた安全な状態で待機させることができる。
【0025】そして、本発明制御方法ではあらかじめレ
ール上に設定された数値制御の基準点から検査すべき配
管まで、ほぼ半円形の周軌道と、軸方向走査機構とを配
管の軸方向に吊り下げた状態で検査装置本体とこれに付
属の部材とを数値制御により移動させて位置決めし、検
査すべき配管に対応する位置で前記周軌道を配管の軸方
向と直角をなす方向に回動させるとともにその位置にセ
ットし、検査プローブにより配管の外周を走査して検査
し、当該配管の検査後、前記周軌道を配管の軸方向と直
角をなす方向から軸方向に戻し、かつ軸方向走査機構も
軸方向に姿勢制御し、再び数値制御により次に検査すべ
き配管に移動させ、検査装置本体とこれに付属の部材を
待機位置に戻すときも、前記周軌道および軸方向走査機
構を軸方向に吊り下げた状態で移動させるようにしてい
る。したがって、本発明では大径の配管が狭い間隔で配
列されていて、配管間のスペースが狭く、配管が密集し
ているような場合であっても、検査装置本体とこれに付
属の部材を、遠隔操作により安全に移動させることがで
き、しかもほぼ半円形の周軌道を用いて配管の検査を能
率よくかつ的確に行うことができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0027】(第1の実施例)図1〜図8は本発明の第
1の実施例を示すもので、図1は使用状態の斜視図、図
2は数値制御の基準点から検査すべき配管に向かって移
動している状態の斜視図、図3は使用状態における平面
図、図4は同正面図、図5は数値制御の基準点での待機
時および移動時における正面図、図6は使用状態におけ
る各部の詳細を示す拡大正面図、図7は待機状態および
移動状態における各部の詳細を示す拡大正面図、図8は
使用状態における各部の詳細を示す平面図である。
【0028】これらの図に示す第1の実施例では、図1
および図2に示すように、配管1a〜1fのうちの配管
1a,1cの列と、配管1b,1dの列の間を縫うよう
に、レール2が設置されている。このレール2には、ラ
ック3と、スイッチドック(図示せず)と、検査装置本
体4とが設けられている。
【0029】なお、本発明の実施例中では、図1に示す
ように、レール2の長さ方向をX−X,これと水平面上
で直交する方向をY−Y,配管の軸方向をZ−Z,Z軸
回りの回転方向をA,Y−Y方向とZ−Z方向間の回転
方向をBとしている。
【0030】前記ラック3は、図1,図2に示すよう
に、レール2の一方の側面に形成され、X−X方向に等
間隔をおいて配列されている。
【0031】前記スイッチドックは、レール2上におけ
る数値制御の基準点(作業原点)に設置されている。
【0032】前記検査装置本体4は、図6,図7に示す
ように、上部誘導輪5aおよび下部誘導輪5bを介して
レール2に装着されている。この検査装置本体4には、
スイッチ6と、X−X方向移動用のアクチュエータ7
と、周軌道9と、この周軌道9のB方向回動用のアクチ
ュエータ12とが設けられている。
【0033】前記スイッチ6は、図1に示すように、ア
クチュエータ7の一側部に設けられていて、前記スイッ
チドックにより操作され、数値制御の基準点を検出する
ようになっている。
【0034】前記アクチュエータ7には、図6,図7に
示すように、ピニオン8が連結されており、このピニオ
ン8はレール2に形成された前記ラック3にかみ合わさ
れている。そして、前記ラック3と、上,下部誘導輪5
a,5bと、アクチュエータ7と、ピニオン8とによ
り、検査装置本体4をX−X方向に往復移動させる移動
機構が構成されている。
【0035】前記周軌道9は、図2,図3および図8に
示すように、配管の直径方向の中心を半径の中心としか
つ配管の外径よりも大径のほぼ半円形に形成されてい
る。この周軌道9は、図1,図2に示すように、サポー
ト10に固定されており、このサポート10はヒンジ1
1を介してZ−Z方向とY−Y方向間、つまりB方向に
回動可能に支持されている。また、周軌道9には図6,
図7に示すように、ピニオン14と、上,下部ガイド溝
16a,16bと、ラック17とが設けられている。さ
らに、周軌道9には周方向走査機構および軸方向走査機
構22を介して、検査プローブ25が支持されている。
【0036】前記ピニオン14は、図6,図7に示すよ
うに、ブラケット15を介して周軌道用のサポート10
に取り付けられている。
【0037】前記上,下部ガイド溝16a,16bは、
周軌道9の上,下面に形成されている。
【0038】前記ラック17は、図6,図7に示すよう
に、周軌道9の外周面に形成されている。
【0039】前記アクチュエータ12は、検査装置本体
4に取り付けられている。このアクチュエータ12に
は、図6,図7に示すように、ギヤ13が連結されてい
る。このギヤ13には、前記周軌道用のサポート10に
取り付けられたピニオン14がかみ合わされている。そ
して、前記アクチュエータ12と、ギヤ13と、ピニオ
ン14とにより、前記ヒンジ11を介して周軌道9を、
B方向に回動させZ−Z方向とY−Y方向とに選択的に
セットする回動機構が構成されている。
【0040】前記周方向走査機構は、図6,図7,図8
に示すように、走行体18に取り付けられかつ周軌道9
に設けられた前記上,下部ガイド溝16a,16bに係
合された上,下部誘導輪19a,19bと、前記走行体
18に取り付けられたアクチュエータ20と、これに連
結されかつ周軌道9に設けられた前記ラック17にかみ
合わされたピニオン21とにより形成されている。
【0041】前記軸方向走査機構22には、図6,図7
から分かるように、テレスコープ型の流体圧シリンダが
用いられている。この軸方向走査機構22は、図1,図
2に示すように、X−X方向に間隔をおいて2本平行に
設けられている。各軸方向走査機構22の上端部は、走
行体18にヒンジ23を介して支持されている。また、
前記軸方向走査機構22は図2に示す姿勢制御機構24
を介して、走行体18がB方向に回動しても、常にZ−
Z方向に姿勢制御されるようになっている。前記姿勢制
御機構24には、流体圧シリンダが用いられている。
【0042】前記検査プローブ25は、図1,図2,図
6,図7に示すように、前記軸方向走査機構22の下端
部に取り付けられている。また、検査プローブ25には
配管の検査位置に検査プローブ25を押し付ける押し付
け機構(図示せず)が付設されている。
【0043】次に、前記第1の実施例にかかる検査装置
の動作に関連して、本発明制御方法の一例を説明する。
なお、この実施例では図1,図4,図5に示す配管の溶
接部26を検査するものとする。
【0044】初期状態では、図2,図5,図7に示すよ
うに、レール2に検査装置本体4が装着され、この検査
装置本体4とこれに付属の部材は待機位置にセットされ
ているものとする。この位置では、周軌道9は配管の軸
方向と同じZ−Z方向に吊り下げられた状態に支持され
ている。
【0045】前記待機位置から、例えば作業員が手動で
検査装置本体4を数値制御の基準点の位置まで移動させ
ると、この位置に設けられているスイッチドックによ
り、図1に示すスイッチ6が操作され、数値制御が開始
されると同時に、X−X方向の移動機構のアクチュエー
タ7が順方向に駆動され、これに連結されたピニオン8
とレール2に形成されたラック3とのかみ合い、および
レール2の上,下面と上,下部誘導輪5a,5bの係合
を介して、検査装置本体4とこれに付属の部材とが往き
側に移動する。
【0046】前記検査装置本体4が最初に検査すべき配
管1に対応する位置まで移動したとき、数値制御により
X−X方向の移動機構のアクチュエータ7が停止され、
検査装置本体4とこれに付属の部材とが前記配管1に位
置決めされる。
【0047】ついで、図6,図7に示す周軌道用の回動
機構のアクチュエータ12が順方向に駆動され、これに
連結されたギヤ13と周軌道9のサポート10に設けら
れたピニオン14とのかみ合いを通じて、サポート10
と周軌道9とがヒンジ11を介してZ−Z方向からY−
Y方向に向かってB方向に回動操作され、周軌道9が配
管1の外周面のほぼ半部を囲むように、しかも配管1の
軸方向に対して直角をなすY−Y方向にセットされる。
前記周軌道9の回動時においても、軸方向走査機構22
は、図2に示す姿勢制御機構24の作用により、配管の
軸方向であるZ−Z方向に姿勢制御される。
【0048】次に、図6,図7に示す周方向走査機構の
アクチュエータ20が駆動され、これに連結されたピニ
オン21と周軌道9に形成されたラック17とのかみ合
い、および周軌道9に形成された上,下部ガイド溝16
a,16bと上,下部誘導輪19a,19bの係合を介
して、走行体18がA方向の一端部に向かって移動し、
この走行体18に追従して軸方向走査機構22と検査プ
ローブ25とが、配管1の軸回りの検査起点位置にセッ
トされる。
【0049】そして、前記軸方向走査機構22が駆動さ
れ、検査プローブ25が配管1の溶接部26に対応する
位置にセットされ、ついで押し付け機構により前記溶接
部26に押し付けられる。
【0050】ついで、周方向走査機構のアクチュエータ
20が駆動され、ピニオン21とラック17とのかみ合
い、および上,下部ガイド溝16a,16bと上,下部
誘導輪19a,19bとの係合を介して、走行体18が
例えば図8に矢印A′方向に移動し、この走行体18に
追従して軸方向走査機構22および検査プローブ25が
移動し、この検査プローブ25により前記配管1の溶接
部26の健全性が検査される。
【0051】前記検査プローブ25により、周軌道9に
沿って配管1の溶接部26を検査起点から検査終点まで
検査後、押し付け機構による検査プローブ25の押し付
け力を解除し、ついで周方向走査機構により走行体18
と軸方向走査機構22と検査プローブ25とをA方向の
初期位置に戻す。また、周軌道用の回動機構により周軌
道9をY−Y方向からZ−Z方向に戻す。このとき、姿
勢制御機構24により、軸方向走査機構22が常にZ−
Z方向に吊り下げられた状態に姿勢制御する。このよう
にして、検査装置本体4に付属の部材をいったん配管1
の検査前の状態に戻す。
【0052】その後、数値制御によりX−X方向の移動
機構を制御し、検査装置本体4とこれに付属の部材と
を、レール2に沿って配管1の検査位置から次に検査す
べき配管の位置に移動させ、ついで前述の検査動作を繰
り返して行う。
【0053】以上説明した第1の実施例によれば、配管
群を縫うようにレール2を設置し、これに検査装置本体
4を装着し、前記検査装置本体4に、配管の外周面を囲
むほぼ半円形の周軌道9をZ−Z方向とY−Y方向間に
回動可能に支持し、前記周軌道9に、周方向走査機構を
介して軸方向走査機構22を支持し、この軸方向走査機
構22を姿勢制御機構24により、常にZ−Z方向に吊
り下げ支持し得るようにし、前記軸方向走査機構22に
検査プローブ25を設けており、しかも前記検査装置本
体4をレール2に設定された数値制御の基準点からレー
ル2に沿ってX−X方向に数値制御可能に構成し、検査
装置本体4とこれに付属の部材をX−X方向に移動させ
るときは、ほぼ半円形の周軌道9をZ−Z方向に吊り下
げた状態にセットし、配管の検査時には前記周軌道9を
Z−Z方向と直角をなすY−Y方向にセットし、この周
軌道9に沿って軸方向走査機構22と検査プローブ25
を走査するようにしている。このように、検査装置本体
4とこれに付属の部材の移動時には、周軌道9と、軸方
向走査機構22および検査プローブ25とを極めて薄型
にまとめることができるので、配管間のスペースが狭
く、配管が密集しているような悪条件下でも、遠隔操作
によりほぼ半円形の周軌道9と軸方向走査機構22およ
び検査プローブ25とが、配管や他の障害物と干渉しな
いように移動させることができる結果、的確に非破壊検
査を行うことができる。
【0054】また、この第1の実施例ではほぼ半円形の
周軌道9に沿って検査プローブ25を走査させるように
しているので、1回目には配管の外周面の一半部を検査
し、次回に配管の外周面の他半部を検査することによ
り、2回の検査で配管の全周面を検査できるし、配管の
検査すべき位置に押し付け機構を介して検査プローブ2
5を押し付けて検査するようにしているので、正確に検
査することができる。
【0055】なお、この第1の実施例では検査装置本体
4に周軌道9と周方向走査機構とを取り付け、周方向走
査機構の一端部に軸方向走査機構22を装備している
が、検査装置本体4に軸方向走査機構22を取り付け、
この軸方向走査機構22の一端部に周軌道9と周方向走
査機構とを装備してもよい。
【0056】次に、図9〜図11は前記図1〜図8に示
す第1の実施例の他の使用例を示すもので、図9はレー
ルをはさんで一方の側の配管の検査状態を示す平面図、
図10は同正面図、図11は他方の側の配管の検査状態
を示す正面図である。
【0057】これらの図に示す使用例では、配管1a,
1bのY−Y方向の側部にレール2a,2b,2cが設
置されている。
【0058】そして、最初に例えば図9,図10に示す
ように、レール2bに検査装置本体4とこれに付属の周
軌道9,軸方向走査機構22および検査プローブ25等
を、配管1a側の各配管の一半部を検査すべく装着し、
検査する。前記配管1a側の各配管の一半部を検査後、
レール2bから検査装置本体4とこれに付属の部材をい
ったん取り外し、Y−Y方向に反転させ、同レール2b
に検査装置本体4とこれに付属の部材を、配管1b側の
各配管の一半部を検査すべく装着し、検査する。
【0059】なお、配管1a側の各配管の他半部はレー
ル2aに検査装置本体4とこれに付属の部材を装着して
検査し、配管1b側の各配管の他半部はレール2cに検
査装置本体4とこれに付属の部材を装着して検査する。
【0060】この使用方法によれば、円周のほぼ半部の
周軌道9を用いて配管の全周を容易に検査することが可
能となる。
【0061】(第2の実施例)ついで、図12は本発明
の第2の実施例を示す正面図である。
【0062】この図に示す第2の実施例では、検査装置
本体4に周軌道27がヒンジ28を介してZ−Z方向か
らY−Y方向に配管1a側と配管1b側とに選択的に回
動させ、かつY−Y方向に回動させた使用状態に固定可
能に構成されている。
【0063】そして、この実施例では周軌道27を、最
初に例えば図12に仮想線で示すように、配管1a側に
90°回転させ、水平状態に固定したうえで、配管1a
の一半部を検査する。ついで、固定状態を解除し、周軌
道27を180°回転させ、図12に実線で示すよう
に、配管1b側に移し、水平状態に固定し、配管1bの
半部を検査する。配管1bの検査後、周軌道27の固定
を解除し、Z−Z方向に向かって90°回転させ、周軌
道27を初期状態に戻す。
【0064】したがって、この第2の実施例ではレール
をはさんでその一方の側の配管と他方の側の配管を検査
するに当たって、検査装置本体4とこれに付属の部材を
レールから外して反転させる必要がないので、能率よく
検査することができる。
【0065】なお、この第2の実施例の他の構成,作用
については、前記第1の実施例と同様である。
【0066】(第3の実施例)さらに、図13は本発明
の第3の実施例を示す正面図である。
【0067】この図に示す第3の実施例では、単一の検
査装置本体4に、第1,第2の検査ユニット29,30
がバック・トウ・バックに取り付けられている。
【0068】前記第1の検査ユニット29は、検査装置
本体4にZ−Z方向とY−Y方向に回動可能にヒンジ結
合された周軌道31と、周方向走査機構33と、軸方向
走査機構24と、検査プローブ37とを備えている。
【0069】前記第2の検査ユニット30も、検査装置
本体4にZ−Z方向とY−Y方向に回動可能にヒンジ結
合された周軌道32と、周方向走査機構34と、軸方向
走査機構36と、検査プローブ38とを備えている。
【0070】また、前記第1,第2の検査ユニット2
9,30には、周軌道用の回動機構や、軸方向走査機構
35,36を常にZ−Z方向に支持する姿勢制御機構お
よび検査プローブの押し付け機構等が付設されている
が、図面では省略されている。
【0071】この第3の実施例では、検査装置本体4に
第1,第2の検査ユニット29,30を装備しており、
レールをはさんでその両側の配管1a,1bの外周面の
半部ずつを1度に検査できるため、より一層能率よく検
査することが可能となる。
【0072】なお、この第3の実施例の各部の具体的な
構造については、前記第1の実施例と同様である。
【0073】(第4の実施例)続いて、図14は本発明
の第4の実施例を示す拡大平面図である。
【0074】この図に示す第4の実施例では、周軌道4
0が外側周軌道41と内側周軌道42とにより構成され
ている。前記外側,内側周軌道41,42とも、ほぼ半
円形に形成されており、内側周軌道42は外側周軌道4
1との間に、わずかな隙間を有して重なる形状に形成さ
れている。
【0075】前記外側周軌道41は、第1の実施例の周
軌道と同様、検査装置本体にZ−Z方向とY−Y方向間
に回動可能にヒンジ結合されているが、周方向の位置は
固定されている。この外側周軌道41には、駆動歯車4
3と、複数個の誘導輪45a〜45fとが設けられてい
る。前記駆動歯車43は、外側周軌道41の円弧長のほ
ぼ中間部に設置され、かつアクチュエータ(図示せず)
に連結されている。前記誘導輪45a〜45fは、外側
周軌道41の内周側に、互いに所定の間隔をおいて取り
付けられている。なお、この誘導輪45a〜45fは配
管1の軸方向に所定の間隔をおいて2段に設けられてい
て、内側周軌道42を支持し、かつ誘導し得るようにな
っている。
【0076】前記内側周軌道42には、外歯44と、ガ
イド溝46,47と、内歯48とが設けられている。前
記外歯44は、内側周軌道42の外周面に形成されてい
て、前記駆動歯車43にかみ合わされている。前記ガイ
ド溝46は、内側周軌道42の外周寄りに形成され、か
つ配管1の軸方向の両面に形成されていて、前記誘導輪
45a〜45fに係合されている。前記ガイド溝47
は、内側周軌道42の内周寄りに形成され、かつ配管1
の軸方向の両面に形成されている。前記内歯48は、内
側周軌道42の内周面に形成されている。
【0077】前記内側周軌道42の内側には、走行体4
9が設置されている。この走行体49には、ピニオン5
0と、誘導輪51a,51bと、軸方向走査機構52と
が取り付けられている。前記ピニオン50は、内側周軌
道42の内周面に形成された内歯48にかみ合わされて
いる。前記誘導輪51a,51bはそれぞれ配管1の軸
方向に所定の間隔をおいて2段に設けられていて、内側
周軌道42に形成されたガイド溝47に係合され、走行
体49とこれに付属の部材とを配管1の中心に対して姿
勢を変えずに誘導し得るように組み付けられている。し
たがって、前記内歯48と、走行体49と、ピニオン5
0と、誘導輪51a,51bとで、軸方向走査機構52
の周方向走査機構が構成されている。前記軸方向走査機
構52の端部には、検査プローブ53が設けられてい
る。
【0078】なお、前記軸方向走査機構52には周軌道
40がZ−Z方向とY−Y方向間に回動操作されても軸
方向走査機構52を常にZ−Z方向に支持する姿勢制御
機構が付設され、検査プローブ53には配管1の外周に
検査プローブ53を押し付ける押し付け機構が付設され
ているが、これらの機構は図面では省略されている。
【0079】この第4の実施例では、周軌道40を図1
4に示すように、配管1の軸方向であるZ−Z方向と直
角をなすY−Y方向にセット後、駆動歯車43と内側周
軌道42に形成された外歯44とのかみ合いを通じて内
側周軌道42を例えば図14のA1方向に移動させて位
置決めし、この内側周軌道42に形成された内歯48と
走行体49に取り付けられたピニオン50とのかみ合い
を通じて走行体49とこれに付属の部材を配管1の回り
に移動させ、検査プローブ53を配管1の検査すべき位
置に沿って走査させることにより、配管1のX−X方向
の一半部を検査する。この検査後、駆動歯車43と外歯
44とのかみ合いを通じて内側周軌道42を図14の矢
印A2方向に移動させて位置決めし、前述したところと
同様、走行体49とこれに付属の部材とを移動させ、配
管1の検査すべき位置に沿って検査プローブ53を走査
させることにより、配管1のX−X方向の他半部を検査
する。
【0080】したがって、この実施例では検査装置本体
をレールに沿って検出すべき配管の位置にセットし、周
軌道40をY−Y方向にセットすることにより、1回の
検査作業で配管の全周を検査することができる。
【0081】配管の全周を検査後は、外側周軌道41に
内側周軌道42を重ねたうえで、周軌道40をY−Y方
向からZ−Z方向に回動させる。
【0082】なお、この第4の実施例において、内側周
軌道42を固定し、外側周軌道41を内側周軌道42に
対して移動可能に支持し、この外側周軌道41に周方向
走査機構を設けるようにしてもよい。
【0083】(第5の実施例)続いて、図15は本発明
の第5の実施例を示す概念図である。
【0084】この図に示す第5の実施例では、配管群を
縫うように設置されたレール55と、このレール55に
装着された検査装置本体56と、この検査装置本体56
のX−X方向の移動機構57と、ヒンジである回転軸5
8を介して検査装置本体56に支持された周軌道59
と、この周軌道59をZ−Z方向とY−Y方向間に、つ
まりB方向に回動させる回動機構である第1の伸縮アク
チュエータ60と、周軌道59に沿って移動する走行体
61と、この走行体61を駆動する周方向走査機構62
と、前記走行体61にヒンジである回転軸63を介して
支持された軸方向走査機構64と、この軸方向走査機構
64を常にZ−Z方向に姿勢制御する姿勢制御機構であ
る第2の伸縮アクチュエータ65と、前記軸方向走査機
構64の端部に設けられた検査プローブ66と、検査す
べき配管(図示せず)に対して検査プローブ66の作用
角度を調整する回転機構67と、同検査プローブ66を
検査すべき配管の外周に押し付ける押し付け機構68と
を装備している。
【0085】そして、前記第1,第2の伸縮アクチュエ
ータ60,65にはエアシリンダが用いられている。し
たがって、例えば電源装置(図示せず)の故障や停電等
の非常時に、第1,第2の伸縮アクチュエータ60,6
5の動力源である圧縮空気を大気に放出させ、支持力を
解除することができる。
【0086】その結果、第1の伸縮アクチュエータ60
によりY−Y方向に支持されている周軌道59を自重で
Z−Z方向に回動させ、第2の伸縮アクチュエータ65
で支持されている軸方向走査機構64と検査プローブ6
5をも、その自重でZ−Z方向に垂下させることができ
る。したがって、ほぼ半円形に形成されている周軌道5
9を装備している検査装置であっても、周軌道59や軸
方向走査機構64および検査プローブ65を鉛直方向に
向け、吊り下げ支持した安全な状態で待機させることが
できる。
【0087】この第5の実施例の各部の動作や検査過程
は、前記第1の実施例と同様である。
【0088】(第6の実施例)進んで、図16は本発明
の第6の実施例を示す概念図である。
【0089】この図に示す第6の実施例では、軸方向走
査機構64を検査装置本体56に設け、この軸方向走査
機構64に他の部材を支持するようにしている。
【0090】この第6の実施例の他の構成については、
前記第5の実施例と同様であり、作用も同様である。
【0091】(その他の実施例)以上、各実施例とも配
管の検査装置について説明したが、検査プローブに代え
て作業工具を取り付け、保守作業用装置としても使用す
ることができる。
【0092】
【発明の効果】
(請求項1)本発明の請求項1記載の発明によれば、配
管群を縫うように設置されたレールと、このレールに装
着された検査装置本体と、前記レール上に設定された数
値制御の基準点からレールに沿って数値制御により検査
装置本体を検査すべき配管に移動させる移動機構と、配
管の外周面を囲むほぼ半円形に形成され,かつ回動機構
を介して配管の軸方向と配管の外周面を囲む方向間に回
動可能に設けられた周軌道と、この周軌道に設けられた
周方向走査機構と、前記検査装置本体と周方向走査機構
のいずれかに支持された軸方向走査機構と、この軸方向
走査機構を常に配管の軸方向に姿勢制御する姿勢制御機
構と、前記検査装置本体によりレールに沿って移動可能
に支持され,前記周方向走査機構を介して周軌道に沿っ
て走査可能に支持されかつ前記軸方向走査機構を介して
配管の軸方向に走査可能に支持された検査プローブとを
装備しており、検査装置本体とこれに付属の部材とをあ
らかじめレール上に設定された数値制御の基準点から検
査すべき配管に向かって移動させ、このとき前記ほぼ半
円形の周軌道と、軸方向走査機構および検査プローブを
軸方向に吊り下げた状態で移動させるようにしているの
で、前記検査装置本体とこれに付属の部材の移動時に、
周軌道と、軸方向走査機構および検査プローブとを極め
て薄型にまとめることができる結果、大径の配管が狭い
間隔で配列されていて、配管間のスペースが狭く、配管
が密集しているような悪条件下でも、遠隔操作によりほ
ぼ半円形の周軌道や、軸方向走査機構および検査プロー
ブが配管や他の障害物と干渉しないように移動させるこ
とができ、したがって的確に非破壊検査を行い得る効果
があり、また配管の検査時、配管の外周にほぼ半円形の
周軌道をセットし、このほぼ半円形の周軌道に沿って検
査プローブを走査させるようにしているので、1回目に
は配管の外周面の一半部を検査し、次回に配管の外周面
の他半部を検査することにより、2回の検査で配管の全
周面を検査し得る効果がある。
【0093】(請求項2)本発明の請求項2記載の発明
によれば、前記検査プローブを配管の検査位置に押し付
ける押し付け機構を設けているので、配管の外周面をよ
り一層正確に検査し得る効果がある。
【0094】(請求項3)本発明の請求項3記載の発明
によれば、前記周軌道をレールをはさんでその一方の側
の配管と他方の側の配管とに回動させ,検査位置に固定
可能に取り付けているので、配管の検査を能率よく行い
得る効果がある。
【0095】(請求項4)本発明の請求項4記載の発明
によれば、単一の検査装置本体に、第1,第2の検査ユ
ニットをバック・トウ・バックに取り付け、前記第1,
第2の検査ユニットとも、少なくとも前記周軌道と、こ
れの回動機構と、周方向走査機構と、軸方向走査機構
と、これの姿勢制御機構と、検査プローブとを備えてお
り、配管の検査時に、レールの幅方向の両側に配置され
ている配管を単一の装置で同時に検査し得るので、配管
の検査をより一層能率よく行い得る効果がある。
【0096】(請求項5)本発明の請求項5記載の発明
によれば、前記周軌道をそれぞれ配管の外周面を囲む半
円形に形成された外側周軌道と内側周軌道とにより形成
するとともに、前記外側周軌道と内側周軌道とを周方向
に相対的に移動可能に支持し、前記外側周軌道と内側周
軌道のいずれか一方に周方向走査機構を設けているの
で、1回の検査作業で配管の全周面を検査できる結果、
本発明においても配管の検査をより一層能率よく行い得
る効果がある。
【0097】(請求項6)本発明の請求項6記載の発明
によれば、少なくとも前記周軌道の回動機構と、検査プ
ローブの姿勢制御機構とに、エアシリンダを用いてお
り、電源装置の故障や停電等の非常時に、前記エアシリ
ンダ内の動力源を大気に放出させ、支持力を解除し、ほ
ぼ半円形の周軌道と、軸方向走査機構および検査プロー
ブを自重で垂下させ、鉛直方向に吊り下げた安全な状態
で待機させ得る効果がある。
【0098】(請求項7)本発明の請求項7記載の発明
によれば、あらかじめレール上に設定された数値制御の
基準点から検査すべき配管まで、ほぼ半円形の周軌道
と、軸方向走査機構とを配管の吊り下げた状態で検査装
置本体とこれに付属の部材とを数値制御により移動させ
て位置決めし、検査すべき配管に対応する位置で前記周
軌道を配管の軸方向と直角をなす方向に回動させるとと
もにその位置にセットし、検査プローブにより配管の外
周を走査して検査し、当該配管の検査後、前記周軌道を
配管の軸方向と直角をなす方向から軸方向に戻し、かつ
軸方向走査機構も軸方向に姿勢制御し、再び数値制御に
より次に検査すべき配管に移動させ、検査装置本体とこ
れに付属の部材を待機位置に戻すときも、前記周軌道お
よび軸方向走査機構を軸方向に吊り下げた状態で移動さ
せるようにしているので、大径の配管が狭い間隔で配列
されていて、配管間のスペースが狭く、配管が密集して
いるような場合であっても、検査装置本体とこれに付属
の部材を遠隔操作により安全に移動させ得る効果を有す
る外、ほぼ半円形の周軌道を用いて配管の検査を能率よ
くかつ的確に行い得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の使用状態の斜視図であ
る。
【図2】第1の実施例において検査すべき配管に向かっ
て移動している状態の斜視図である。
【図3】第1の実施例の使用状態の平面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】第1の実施例において待機時および移動時の状
態を示す正面図である。
【図6】第1の実施例における使用状態での各部の詳細
を示す拡大正面図である。
【図7】第1の実施例において待機状態および移動状態
における各部の詳細を示す拡大正面図である。
【図8】図6の平面図である。
【図9】第1の実施例においてレールの一方の側の配管
を検査する状態にセットした状態の平面図である。
【図10】図9の正面図である。
【図11】第1の実施例においてレールの一方の側の配
管の検査後、他方の側の配管を検査するためにセットし
た状態の正面図である。
【図12】本発明の第2の実施例を示す正面図である。
【図13】本発明の第3の実施例を示す正面図である。
【図14】本発明の第4の実施例を示す拡大平面図であ
る。
【図15】本発明の第5の実施例を示す概念図である。
【図16】本発明の第6の実施例を示す概念図である。
【符号の説明】
1,1a〜1f…配管、2,2a,2b,2c…レー
ル、3…レールに形成されたX−X方向の移動機構のラ
ック、4…検査装置本体、6…数値制御の基準点検出用
のスイッチ、7…検査装置本体のX−X方向の移動機構
のアクチュエータ、8…同ピニオン、9…周軌道、11
…周軌道のヒンジ、12…周軌道の回動機構のアクチュ
エータ、13…同駆動歯車、14…同ピニオン、17…
周軌道に形成された周方向走査機構のラック、18…周
方向の走行体、20…周方向走査機構のアクチュエー
タ、21…同ピニオン、22…軸方向走査機構、23…
軸方向走査機構のヒンジ、24…同姿勢制御機構、25
…検査プローブ、26…検査対象である配管の溶接部、
27…周軌道、28…周軌道のヒンジ、29,30…検
査装置本体に取り付けられた第1,第2の検査ユニッ
ト、31,32…第1,第2の検査ユニットの周軌道、
33,34…同周方向走査機構、35,36…同軸方向
走査機構、37,38…同検査プローブ、40…周軌
道、41…周軌道の外側周軌道、42…同内側周軌道、
43…内側周軌道を移動させるための駆動歯車、44…
同外歯、48…周方向走査機構の内歯、49…周方向の
走行体、50…周方向走査機構のピニオン、52…軸方
向走査機構、53…検査プローブ、55…レール、56
…検査装置本体、57…検査装置本体のX−X方向の移
動機構、58…周軌道のヒンジである回転軸、59…周
軌道、60…周軌道の回動機構である第1の伸縮アクチ
ュエータ、61…周方向の走行体、62…周方向走査機
構、63…軸方向走査機構のヒンジである回転軸、64
…軸方向走査機構、65…軸方向走査機構の姿勢制御機
構である第2の伸縮アクチュエータ、66…検査プロー
ブ、67…検査プローブの回転機構、68…同押し付け
機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶山 茂 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 高橋 文信 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 土田 健二 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 橘 幸男 茨城県東茨城郡大洗町成田町字新堀3607 日本原子力研究所 大洗研究所内 (72)発明者 重弘 勝矢 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内 (72)発明者 馬原 陽一 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管群を縫うように設置されたレール
    と、このレールに装着された検査装置本体と、前記レー
    ル上に設置された基準点からレールに沿って数値制御に
    より検査装置本体を検査すべき配管に移動させ,位置決
    めする移動機構と、配管の外周面を囲むほぼ半円形に形
    成され,かつ回動機構を介して配管の軸方向と配管の外
    周面を囲む方向間に回動可能に設けられた周軌道と、こ
    の周軌道に設けられた周方向走査機構と、前記検査装置
    本体と周方向走査機構のいずれかに支持された軸方向走
    査機構と、この軸方向走査機構を常に配管の軸方向に姿
    勢制御する姿勢制御機構と、前記検査装置本体によりレ
    ールに沿って移動可能に支持され,前記周方向走査機構
    を介して周軌道に沿って走査可能に支持されかつ前記軸
    方向走査機構を介して配管の軸方向に走査可能に支持さ
    れた検査プローブとを装備していることを特徴とする配
    管群の検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配管群の検査装置におい
    て、前記検査プローブを配管の検査位置に押し付ける押
    し付け機構を設けたことを特徴とする配管群の検査装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の配管群の検査装置におい
    て、前記周軌道をレールをはさんでその一方の側の配管
    と他方の側の配管とに回動させ,検査位置に固定可能に
    取り付けたことを特徴とする配管群の検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の配管群の検査装置におい
    て、単一の検査装置本体に、第1,第2の検査ユニット
    をバック・トウ・バックに取り付け、前記第1,第2の
    検査ユニットとも、少なくとも前記周軌道と、これの回
    動機構と、周方向走査機構と、軸方向走査機構と、これ
    の姿勢制御機構と、検査プローブとを備えて構成されて
    いることを特徴とする配管群の検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,3または4記載の配管群の検
    査装置において、前記周軌道をそれぞれ配管の外周面を
    囲む半円形に形成された外側周軌道と内側周軌道とによ
    り形成するとともに、前記外側周軌道と内側周軌道とを
    周方向に相対的に移動可能に支持し、前記外側周軌道と
    内側周軌道のいずれか一方に周方向走査機構を設けたこ
    とを特徴とする配管群の検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の配管群の検査装置におい
    て、少なくとも前記周軌道の回動機構と、検査プローブ
    の姿勢制御機構とにエアシリンダを用いたことを特徴と
    する配管群の検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の配管群の検査装置の制御
    方法において、あらかじめレール上に設定された数値制
    御の基準点から検査すべき配管まで、ほぼ半円形の周軌
    道と軸方向走査機構とを配管の軸方向に吊り下げた状態
    で、検査装置本体とこれに付属の部材とを数値制御によ
    り移動させて位置決めし、検査すべき配管に対応する位
    置で前記周軌道を配管の軸方向と直角をなす方向に回動
    させるとともにその位置にセットし、検査プローブによ
    り配管の外周を走査して検査し、当該配管の検査後、前
    記周軌道を配管の軸方向と直角をなす方向から配管の軸
    方向に戻し、かつ軸方向走査機構も配管の軸方向に姿勢
    制御し、再び数値制御により次に検査すべき配管に移動
    させ、さらに検査装置本体とこれに付属の部材を待機位
    置に戻すときも、前記周軌道と軸方向走査機構とを配管
    の軸方向に吊り下げた状態で移動させることを特徴とす
    る配管群の検査装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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