JPH0719250Y2 - 農作物の発芽を促進するシート - Google Patents
農作物の発芽を促進するシートInfo
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- JPH0719250Y2 JPH0719250Y2 JP1991091970U JP9197091U JPH0719250Y2 JP H0719250 Y2 JPH0719250 Y2 JP H0719250Y2 JP 1991091970 U JP1991091970 U JP 1991091970U JP 9197091 U JP9197091 U JP 9197091U JP H0719250 Y2 JPH0719250 Y2 JP H0719250Y2
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Landscapes
- Protection Of Plants (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、豆類やいちご等の農作
物の栽培において日光を遮断し地温を下げて、これによ
り該農作物の発芽を促進するシートに関する。
物の栽培において日光を遮断し地温を下げて、これによ
り該農作物の発芽を促進するシートに関する。
【0002】
【従来の技術】豆類やいちご等の農作物の栽培において
は、発芽の際の地温がある程度低温である方が好まし
い。このため、従来より、長尺状のシートを用いて日光
を遮断することにより地温を下げるという方法がとら
れ、これが作物の発芽の促進に寄与するというものであ
った。すなわち、図3に示したように、複数の孔16が設
けられた長尺状シート11を畑の畝21に全体を覆うように
敷設し、孔16において露出した土に豆類やいちご等の種
を植えて発芽させ栽培するのである。
は、発芽の際の地温がある程度低温である方が好まし
い。このため、従来より、長尺状のシートを用いて日光
を遮断することにより地温を下げるという方法がとら
れ、これが作物の発芽の促進に寄与するというものであ
った。すなわち、図3に示したように、複数の孔16が設
けられた長尺状シート11を畑の畝21に全体を覆うように
敷設し、孔16において露出した土に豆類やいちご等の種
を植えて発芽させ栽培するのである。
【0003】上記長尺状シート11の構成としては、図2
に示したように、基本的に、PET フィルム12、該PET フ
ィルム12の上面に形設されたアルミ蒸着層13、及びポリ
エチレンの融着樹脂層14を介して前記蒸着層13上面に融
着されたポリエチレンの樹脂クロス15とから構成された
ものである。
に示したように、基本的に、PET フィルム12、該PET フ
ィルム12の上面に形設されたアルミ蒸着層13、及びポリ
エチレンの融着樹脂層14を介して前記蒸着層13上面に融
着されたポリエチレンの樹脂クロス15とから構成された
ものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の長尺状シート11は、その構成がPET フィルムやポリ
エチレンクロスのような合成樹脂を主としたものなの
で、雨水や微生物等によって分解したり風化することが
ない。それ故、作物収穫後、上記シートを巻き取って回
収しなければならず、多大な労力が必要となっていた。
また、回収後のシートを処分するために燃やすと、上記
合成樹脂を主とした構成により有害ガスを発生して、自
然環境破壊の点でも問題があった。
来の長尺状シート11は、その構成がPET フィルムやポリ
エチレンクロスのような合成樹脂を主としたものなの
で、雨水や微生物等によって分解したり風化することが
ない。それ故、作物収穫後、上記シートを巻き取って回
収しなければならず、多大な労力が必要となっていた。
また、回収後のシートを処分するために燃やすと、上記
合成樹脂を主とした構成により有害ガスを発生して、自
然環境破壊の点でも問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述した従来
技術の課題に鑑み考案なされたものであって、その目的
とするところは、豆類やいちご等の農作物の発芽を促進
するシートであって、さらに作物収穫後回収する必要が
なく且つ低公害であるシートを提供することである。
技術の課題に鑑み考案なされたものであって、その目的
とするところは、豆類やいちご等の農作物の発芽を促進
するシートであって、さらに作物収穫後回収する必要が
なく且つ低公害であるシートを提供することである。
【0006】かかる目的を達成するために、本考案のシ
ートは、基本的に、基紙、該基紙の上面に塗設された目
止めコート層、該目止めコート層の上面に形設された金
属蒸着層、及び該蒸着層の上面に塗設された表面コート
層とから構成されることを特徴とする農作物の発芽を促
進するシートである。
ートは、基本的に、基紙、該基紙の上面に塗設された目
止めコート層、該目止めコート層の上面に形設された金
属蒸着層、及び該蒸着層の上面に塗設された表面コート
層とから構成されることを特徴とする農作物の発芽を促
進するシートである。
【0007】また、本考案のシートは、必要に応じて、
上記シートに複数の孔が相互に離間して設けられたこと
を特徴とするシートである。
上記シートに複数の孔が相互に離間して設けられたこと
を特徴とするシートである。
【0008】上述の如く、本考案のシートは、紙とアル
ミ蒸着層と2層の薄い樹脂コート層で構成されており、
そのうち、紙とアルミ蒸着層は雨水や微生物等によって
分解・風化するものである。一方、2層の樹脂コート層
は分解・風化しないが、該コート層の樹脂はシートに極
めて少量含有されているだけである。それ故、本考案の
シートを畑の畝に敷設して使用した後回収せずにそのま
ま畑を耕しても、畑の土に混じったシートはいずれ雨水
や微生物等によりほぼ完全に分解・風化する。
ミ蒸着層と2層の薄い樹脂コート層で構成されており、
そのうち、紙とアルミ蒸着層は雨水や微生物等によって
分解・風化するものである。一方、2層の樹脂コート層
は分解・風化しないが、該コート層の樹脂はシートに極
めて少量含有されているだけである。それ故、本考案の
シートを畑の畝に敷設して使用した後回収せずにそのま
ま畑を耕しても、畑の土に混じったシートはいずれ雨水
や微生物等によりほぼ完全に分解・風化する。
【0009】すなわち、本考案のシートは、低公害の発
芽促進シートとして利用できるのである。
芽促進シートとして利用できるのである。
【0010】
【実施例】以下、本考案の農作物の発芽を促進するシー
トについて、添付図面に基づいてより詳細に説明する。
トについて、添付図面に基づいてより詳細に説明する。
【0011】図1は、本考案の発芽促進シートの部分拡
大断面図であり、図中、1は全体で本考案のシートを示
している。シート1は、基本的に、基紙2、基紙2の上
面に塗設された目止めコート層3、目止めコート層3の
上面に形設されたアルミ蒸着層4、及びアルミ蒸着層4
の上面に塗設された表面コート層5とから構成されてい
る。前記シート1には、図3に示したように、必要に応
じて、豆類やいちご等の種を植えるための複数の孔6が
畝21の長手方向に相互に離間するように設けられてい
る。
大断面図であり、図中、1は全体で本考案のシートを示
している。シート1は、基本的に、基紙2、基紙2の上
面に塗設された目止めコート層3、目止めコート層3の
上面に形設されたアルミ蒸着層4、及びアルミ蒸着層4
の上面に塗設された表面コート層5とから構成されてい
る。前記シート1には、図3に示したように、必要に応
じて、豆類やいちご等の種を植えるための複数の孔6が
畝21の長手方向に相互に離間するように設けられてい
る。
【0012】このように構成される上記シート1におい
て用いる基紙2としては、発芽促進シートとして適度の
強度を有する紙であればよく、両更クラフト、上質紙、
アート紙等の紙が使用でき、さらにその厚さは前述の強
度の関係から50〜200 μm 程度のものが好ましい。目止
めコート層3としては、基紙2の片面一面にむらなくア
ルミ蒸着を施すために基紙2の表面を平滑化するもので
なければならない。それ故、目止めコート層3としてア
ミノアルキッド系樹脂の蒸着用ACニス P-3060H(大日精
化社製) が好適し、ウレタン系若しくは塩化ビニル−酢
酸ビニルの共重合体系の樹脂も適用可能であり、その厚
さは3〜4μm 程度のものが好ましい。
て用いる基紙2としては、発芽促進シートとして適度の
強度を有する紙であればよく、両更クラフト、上質紙、
アート紙等の紙が使用でき、さらにその厚さは前述の強
度の関係から50〜200 μm 程度のものが好ましい。目止
めコート層3としては、基紙2の片面一面にむらなくア
ルミ蒸着を施すために基紙2の表面を平滑化するもので
なければならない。それ故、目止めコート層3としてア
ミノアルキッド系樹脂の蒸着用ACニス P-3060H(大日精
化社製) が好適し、ウレタン系若しくは塩化ビニル−酢
酸ビニルの共重合体系の樹脂も適用可能であり、その厚
さは3〜4μm 程度のものが好ましい。
【0013】アルミ蒸着層4は、畝に当たる日光を反射
して畝の地温を下げるものであって、他の金属の蒸着層
でも適用可能である。さらに、表面コート層5として
は、アルミ蒸着層が雨水などで酸化されて消失するのを
防止するために、該蒸着層の表面を被覆しアルミの酸化
を防止するものでなければならない。それ故、表面コー
ト層5として塩化ビニル−酢酸ビニルの共重合体系樹脂
のデンカラック#21K(電気化学工業社製) が好適し、ポ
リアミド系、アクリル系、ポリエステル系、硝化綿系、
若しくはセラック系の樹脂も適用可能であり、その厚さ
は1〜2μm 程度のものが好ましい。
して畝の地温を下げるものであって、他の金属の蒸着層
でも適用可能である。さらに、表面コート層5として
は、アルミ蒸着層が雨水などで酸化されて消失するのを
防止するために、該蒸着層の表面を被覆しアルミの酸化
を防止するものでなければならない。それ故、表面コー
ト層5として塩化ビニル−酢酸ビニルの共重合体系樹脂
のデンカラック#21K(電気化学工業社製) が好適し、ポ
リアミド系、アクリル系、ポリエステル系、硝化綿系、
若しくはセラック系の樹脂も適用可能であり、その厚さ
は1〜2μm 程度のものが好ましい。
【0014】また、上記シート1の製造方法としては、
基紙2の片面にグラビア方式若しくはキス方式等により
アミノアルキッド系樹脂の目止めコートを施し、基紙2
の目止めコート面に常法によりアルミ蒸着を施し、さら
に該アルミ蒸着面にグラビア方式若しくはキス方式等に
より塩化ビニル−酢酸ビニルの共重合体系樹脂の表面コ
ートを施せばよい。
基紙2の片面にグラビア方式若しくはキス方式等により
アミノアルキッド系樹脂の目止めコートを施し、基紙2
の目止めコート面に常法によりアルミ蒸着を施し、さら
に該アルミ蒸着面にグラビア方式若しくはキス方式等に
より塩化ビニル−酢酸ビニルの共重合体系樹脂の表面コ
ートを施せばよい。
【0015】さらに、本考案のシート1の使用法として
は、図3に示したように従来のシートと同様に、シート
1を畑の畝21に全体を覆うように敷設して、シート1の
複数の孔6において露出した土に豆類やいちご等の種を
植えて発芽させればよい。シート1はアルミ蒸着層4に
より日光を反射して畝の地温を下げ、これにより農作物
の発芽を促進する。そして、複数の孔6の箇所で農作物
が生長していき、さらに、農作物の収穫後、シート1を
回収せずに放置し、畑を耕す際に土と一緒に耕せばよ
い。
は、図3に示したように従来のシートと同様に、シート
1を畑の畝21に全体を覆うように敷設して、シート1の
複数の孔6において露出した土に豆類やいちご等の種を
植えて発芽させればよい。シート1はアルミ蒸着層4に
より日光を反射して畝の地温を下げ、これにより農作物
の発芽を促進する。そして、複数の孔6の箇所で農作物
が生長していき、さらに、農作物の収穫後、シート1を
回収せずに放置し、畑を耕す際に土と一緒に耕せばよ
い。
【0016】ここで、農作物収穫後、土に混じったシー
トのうち、基紙2とアルミ蒸着層4の部分は雨水や微生
物等によっていずれ分解・風化していく。一方、目止め
コート層3と表面コート層5の部分は雨水や微生物等に
よって分解・風化しないが、量そのものが極めて少な
い。すなわち、本考案のシート1全体としては、雨水や
微生物等によりほぼ完全に分解・風化するシートであ
り、それ故、使用後回収せず畑に放置しても低公害であ
るといえる。
トのうち、基紙2とアルミ蒸着層4の部分は雨水や微生
物等によっていずれ分解・風化していく。一方、目止め
コート層3と表面コート層5の部分は雨水や微生物等に
よって分解・風化しないが、量そのものが極めて少な
い。すなわち、本考案のシート1全体としては、雨水や
微生物等によりほぼ完全に分解・風化するシートであ
り、それ故、使用後回収せず畑に放置しても低公害であ
るといえる。
【0017】また、本考案のシートを使用後処分するた
めに畑で燃やしても、シートの構成が紙とアルミ蒸着層
を主としたものであるので有害ガスをあまり発生しな
い。すなわち、本考案のシートは、使用後畑で燃やして
処分しても低公害であるといえる。
めに畑で燃やしても、シートの構成が紙とアルミ蒸着層
を主としたものであるので有害ガスをあまり発生しな
い。すなわち、本考案のシートは、使用後畑で燃やして
処分しても低公害であるといえる。
【0018】
【考案の効果】本考案のシートによれば、その構成が紙
とアルミ蒸着層を主としたものなので、雨水や微生物等
によってほぼ完全に分解・風化する。
とアルミ蒸着層を主としたものなので、雨水や微生物等
によってほぼ完全に分解・風化する。
【0019】従って、本考案は、下記に示したような幾
多の優れた作用効果を奏する極めて優れた考案である。
多の優れた作用効果を奏する極めて優れた考案である。
【0020】 本考案のシートは、雨水や微生物等に
よってほぼ完全に分解・風化するので、使用後不要にな
っても回収する必要がなく、回収のための多大な労力を
省くことが可能であり、また、畑に放置しても低公害で
ある。
よってほぼ完全に分解・風化するので、使用後不要にな
っても回収する必要がなく、回収のための多大な労力を
省くことが可能であり、また、畑に放置しても低公害で
ある。
【0021】 また、本考案のシートは、燃やしても
あまり有害ガスを発生しないので、使用後畑で燃やして
処分しても低公害である。
あまり有害ガスを発生しないので、使用後畑で燃やして
処分しても低公害である。
【0022】 さらに、本考案のシートのアルミ蒸着
層は光を反射するので、光を嫌う油虫や葉を食い荒らす
虫が農作物によりつかなくなる。すなわち、本考案のシ
ートは、光を嫌う害虫をよりつかなくすることができ
る。
層は光を反射するので、光を嫌う油虫や葉を食い荒らす
虫が農作物によりつかなくなる。すなわち、本考案のシ
ートは、光を嫌う害虫をよりつかなくすることができ
る。
【図1】本考案のシートの部分拡大断面図である。
【図2】従来のシートの部分拡大断面図である。
【図3】本考案のシートと従来のシートの一使用態様の
斜視図である。
斜視図である。
1…シート 2…基紙 3…目止めコート層 4…アルミ蒸着層 5…表面コート層 11…シート 12…PET フィルム 13…アルミ蒸着層 14…融着樹脂層 15…樹脂クロス 6,16…孔 21…畝 22…作物
Claims (4)
- 【請求項1】 基紙、該基紙の上面に塗設された目止め
コート層、該目止めコート層の上面に形設された金属蒸
着層、及び該蒸着層の上面に塗設された表面コート層と
から構成されることを特徴とする農作物の発芽を促進す
るシート。 - 【請求項2】 前記目止めコート層の厚さが、3〜4μ
m であることを特徴とする請求項1に記載のシート。 - 【請求項3】 前記表面コート層の厚さが、1〜2μm
であることを特徴とする請求項1又は2に記載のシー
ト。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
のシートに複数の孔が相互に離間して設けられているこ
とを特徴とするシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991091970U JPH0719250Y2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 農作物の発芽を促進するシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991091970U JPH0719250Y2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 農作物の発芽を促進するシート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543843U JPH0543843U (ja) | 1993-06-15 |
| JPH0719250Y2 true JPH0719250Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=14041396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991091970U Expired - Fee Related JPH0719250Y2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 農作物の発芽を促進するシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719250Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56147056A (en) * | 1980-04-17 | 1981-11-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Nondestructive simple discriminating method of low-chromium steel |
| JPS62171623A (ja) * | 1986-01-22 | 1987-07-28 | 矢野 哲男 | 防除草用シ−ト |
| JP2720352B2 (ja) * | 1989-08-21 | 1998-03-04 | 王子製紙株式会社 | マルチング用ボード |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP1991091970U patent/JPH0719250Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0543843U (ja) | 1993-06-15 |
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