JPH0719329Y2 - ビール飲料用ガラス容器 - Google Patents

ビール飲料用ガラス容器

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JPH0719329Y2
JPH0719329Y2 JP1990084136U JP8413690U JPH0719329Y2 JP H0719329 Y2 JPH0719329 Y2 JP H0719329Y2 JP 1990084136 U JP1990084136 U JP 1990084136U JP 8413690 U JP8413690 U JP 8413690U JP H0719329 Y2 JPH0719329 Y2 JP H0719329Y2
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beer
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glass container
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信恵 宮下
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、起泡性を有するグラス、ジョッキ等のビール
飲料用のガラス容器に関する。
(従来の技術) ビールを美味しく飲む条件には、冷たく冷えて喉を刺激
することと、液の表面に持続性のある泡の層を形成し
て、炭酸ガスの飛散を防止することの二つの要因があ
る、しかし、ビールを冷やすと泡立ちが悪くなり、泡の
層が途中で泡が消えてしまい、炭酸ガスが逃げて、所謂
気抜したビールになり易いという矛盾を有している。
そこでこれを補うため、従来、起泡作用を促す容器とし
て、内側に釉を施さず、直接素焼面の肌を露出させて凹
凸を刻んだ陶器製の容器が、実開昭61-73279号公報とし
て提案されている。
又、趣旨を異にするが底面にサンドブラストを施した容
器が実開昭57-37377号公報に示されている。
しかし、前者は、a)素焼面が多孔質で奥深い孔を有す
るから、これを容器の内壁面に露出させると、使用後孔
内に水分が残留し、湿度と通気のなさから細菌が繁殖し
やすく、不衛生窮まりないものとなる。又、洗浄するに
も、孔の奥までは洗浄ができず、衛生的であるべき飲料
用容器としては、実用性に欠ける難点がある。b)又、
素焼面は凹凸の径が極めて粗く、且つ、大小不均一であ
るから、生じる泡は必ずしも持続性のある微細な泡とは
ならず、途中で泡が消失してしまう嫌いがある。c)更
に、陶器には光の透過性がないから、容器に注がれた透
明なビール液を見る事ができず、爽快感を呼ぶビール独
特の趣が失われ、目で味わうビールの楽しみが奪われて
しまう欠点がある。
又、後者は、単発的な泡を比較的長い時間起こすだけの
ものであり、泡の層の形成にはあまり関与せず、泡の層
が消えた後には、却って、炭酸ガスを飛ばしてしまい、
逆効果となってしまう欠点がある。
(考案の解決しようとする課題) 本考案は以上の実情に基づいてなされたもので、透明又
は半透明を維持する透明又は半透明のガラス容器を対象
とし、これに起泡性を惹起させ、且つ、その泡を持続性
の良いクリーム状のものとし、又、衛生的な取扱ができ
る容器を開発しようとする。更に、上記容器も、一度ビ
ールを注いだ後は内壁が濡れた状態となって起泡性が失
われる難点を有するので、これを解決することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 本案ビール飲料用ガラス容器は、容器内壁のビール液が
流下しつつ接触する部位にサンドブラストによる粗面を
形成し、その表面に溌水材をコーティングさせて、当該
粗面に起こる乱流でクリーム状の気泡を継続的に惹起さ
せることを特徴として構成される。
(作用) サンドブラストの粗面により凹凸面が形成され、ここに
ビールが注がれると、静的な乱流が起こり、気泡作用が
惹起され、表面にクリーム状の泡が形成される。更に、
粗面の表面にシリコーン等の溌水材をコーティングした
ので、一度ビールを注いだ後も、その液を弾いて表面が
濡れた状態にならず、何度でも起泡作用を惹起する、こ
のクリーム状の泡は、持続性のある泡となり、炭酸ガス
の飛散を防いで、最後まで爽快でまとまりのある味とす
ると共に、空気の酸化による味の劣化を防止する。又、
粗面は溝が浅いので、洗浄が容易で、且つ、自然に乾燥
し、微生物の繁殖を防いで、極めて衛生的となる。
(実施例) 以下実施例を基に説明すると、1がビール飲料用の容器
で、目で爽快感が楽しめるようグラス、コップ、ジョッ
キ等の透明又は半透明のガラス容器とする。
そして、この容器の内壁のビール液が流下しつつ接触す
る部位にサンドブラストによる粗面1aを形成する。
このサンドブラストは、メッシュ80番〜600番程度の金
剛砂を、コンプレッサー、ブラスタ及び集塵機からなる
サンドブラスト機にかけて噴射し、その噴射圧でガラス
表面を抉るもので、ガラス表面に凹凸の粗面1aが形成さ
れる。
又、この粗面1aに溌水材1bをコーティングし、例えばシ
リコーンオイルをトルエン、キシレン等の溶剤で希釈し
た後塗付して、120〜250℃で5時間程度加熱させて、数
ミクロンの被膜を形成する。当該溌水材1bは、ビール液
を弾いてその表面が濡れるのを防ぐもので、前記シリコ
ーンの他、フッ素樹脂等を挙げることができる。このう
ち、シリコーン樹脂は、ケイ素(Si)を主成分とするの
で、ガラスと成分が一部共通し接着性が良く、ガラスに
コーティングする場合に好適である。又、透明性を維持
するので、視覚性にも秀れる。
そして、この粗面1aを形成する場所は、ガラス容器の内
壁にあって、ビール液を注ぐ際にその液が流下しつつ接
触する部位とし、容器の側面で底部から2/3程度以下の
高さを含むものとする。
そして、視覚的には、一部に透明部を残して、ビール液
が外側から見えるようにするのが望ましく、更に装飾を
加えて、デザインした模様で粗面1aを形成するのが好ま
しい。その態様は、第3図の如く、粗面1aを縦又は横の
筋に施した縞模様にするか(第3図A参照)、縦横に間
を透かした格子模様にするか(第3図B参照)、或いは
旋回した筋を施した螺旋模様等にすることができる(第
3図C参照)。この模様作成には、ビニールテープ等で
模様部をマスキングすれば良い。
次に、本実施例の作用を説明する。先ず、ビールを美味
しく飲むには、望ましくは喉を刺激する程度に冷やす必
要があり、この冷やしたビールを本案グラスに注ぐ。こ
こで、ビール液は傾けたグラスの内壁面を流下し、粗面
1aと接触する。
すると、第2図に示す如く、その粗面1aとの境界で、ビ
ール液の流れが乱され、ミクロ的に見た場合、小さな渦
が発生し、この渦により加圧部と負圧部との圧力差が生
じ、この圧力差が契機となって、融け込んだ炭酸ガスが
気化し、起泡作用が惹起される。そして、この起泡作用
は、圧力差が可及的に少ない(静的な乱流)程小さい泡
となり、又は、起泡核となる圧力差の存在する箇所が多
い程気泡の数が多くなる。即ち、圧力差を生む接触面の
構造は、溝が小さく且つその数が多い程小さな泡を起こ
すのに適しており、本案粗面1aは、極めて微細な溝が、
凹と凸が交互に組合されて均一に刻まれているから、静
的乱流を起こすのに好適である。事実、本案容器によれ
ば、クリーム状の微細な泡が形成されており、上記説明
と良く一致している。
そして、この小さな泡は、大きな泡と比較して、途中で
潰されて消滅する割合が少なく、持続性のある泡とな
る。即ち、この泡の成分は、ビールの苦味成分であるイ
ソフムロンと起泡タンパクとの複合体であり、この複合
体が膜を張って泡を形成するもので、この泡は、ビール
の成分の違いにもよるが、大きな泡は周囲の圧力によっ
てすぐ潰され易く、逆に小さな泡ほど表面張力が大き
く、持続性のある良質な泡となる。
さて、この良質なクリーム状の泡が表面に形成される
と、この泡の層が、ビール内部からそれ以上炭酸ガスが
逃げるのを防止し、ビールの美味しさの原因とされる炭
酸ガスによる爽快な刺激と、まとまりのある味を保持す
る。従って、冷えたビールが泡立ちが悪いため途中で気
抜けし易いという従来の矛盾を解消し、最後まで冷たく
且つ美味しいビールが味わえる。又、ビールと空気との
直接の接触を断って、酸化作用による味の劣化を防止す
るようにも働く。
ところで、上記起泡作用も、一度ビール液を注いで表面
が濡れると、乱流を起こすべき粗面1aが平滑となるた
め、二度目に注いだときには、その起泡作用が半減して
しまう虞がある。ところが、本案はシリコーン等の溌水
材1bを施したので、注いだビール液を弾いて表面が濡れ
ることがなく、粗面1aの性質は失われない。従って、二
度、三度と繰返しても、起泡作用が減退することはな
く、継続的に美味しいビールを味わうことができる。
又、このサンドブラストによる粗面1aは、溝が極めて浅
いので、洗浄後放置すれば自然に乾燥し、細菌が繁殖す
る等の虞がなく、極めて衛生的に取扱える。又、洗浄
も、通常のガラス容器と同様洗剤に浸して、擦れば良
い。
更に、この粗面1aは、半透明状でビール液を外から見る
ことができるので、視覚的にビールの清涼感を楽しむこ
とができ、このとき、縞模様、格子模様、螺旋模様等に
すれば、透明部と対比されて、その装飾性を楽しむこと
ができる。
(効果) 以上の構成及び作用に基づいて本考案は、粗面によりク
リーム状の泡を形成でき、爽快でまとまりのある味を最
後まで楽しむことができ、容器によってビールの美味し
さを引出すという秀れた効果を奏する。又、溌水材の粗
面としたので、同一容器に二度、三度と繰返し注いだ場
合にも、粗面の起泡作用が減退することがなく、継続的
に美味しいビールを味わうことができる。且つ、その取
扱が衛生的に行なえるので飲料容器に適し、その製造も
量産が可能で経済性に合致する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図が容器全体
の正面図、第2図が粗面の部分拡大図、第3図が模様を
施した状態の部分拡大正面図。 1……容器、1a……粗面、1b……溌水材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス容器内壁のビール液が流下しつつ接
    触する部位にサンドブラストによる粗面を形成し、その
    表面に溌水材をコーティングして、当該粗面に起こる乱
    流でクリーム状の気泡を継続的に惹起させることを特徴
    とするビール飲料用容器。
JP1990084136U 1990-08-07 1990-08-07 ビール飲料用ガラス容器 Expired - Lifetime JPH0719329Y2 (ja)

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JP1990084136U JPH0719329Y2 (ja) 1990-08-07 1990-08-07 ビール飲料用ガラス容器

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JP1990084136U JPH0719329Y2 (ja) 1990-08-07 1990-08-07 ビール飲料用ガラス容器

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JPH0440860U JPH0440860U (ja) 1992-04-07
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JPS6315916A (ja) * 1986-07-07 1988-01-23 麒麟麦酒株式会社 発泡飲料用コツプ

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