JPH07195007A - 粉粒体のコーティング方法並びに装置 - Google Patents

粉粒体のコーティング方法並びに装置

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JPH07195007A
JPH07195007A JP35367093A JP35367093A JPH07195007A JP H07195007 A JPH07195007 A JP H07195007A JP 35367093 A JP35367093 A JP 35367093A JP 35367093 A JP35367093 A JP 35367093A JP H07195007 A JPH07195007 A JP H07195007A
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JP
Japan
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draft
coating
drum
granular material
powder
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Application number
JP35367093A
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English (en)
Inventor
Takaharu Yamamoto
隆晴 山本
Takahisa Fukao
隆久 深尾
Koji Eguchi
幸治 江口
Kazuo Kishihata
一男 岸端
Takao Tsukamoto
隆夫 塚本
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Mitsubishi Chemical Corp
Okawara Mfg Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Okawara Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉粒体の表面に施す被覆処理を均一に且つ効
率的に成すことができる、新規な粉粒体のコーティング
方法並びに装置を提供する。 【構成】 本発明の適用対象である粉粒体のコーティン
グ装置1は、ドラム41内の他の空間から仕切られたド
ラフト51を具え、またガイド板52をドラム41下部
からドラフト51の入口付近にわたって具え、またドラ
フト51の上部及び下部と乾燥空気の排気口54及び吸
気口55との連通部に整流板541、551を具え、ま
たドラフト51上部入口に整流格子511を具え、また
ドラフト51の内壁にはノズル512を具え、またドラ
フト51の内壁のノズル取付部付近には、エアカーテン
機構513を具え、またドラム41の駆動源であるモー
タMのみカバー2の外部に設置し、駆動軸部貫通部のみ
に最小限のシールを設けたことを特徴として成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、粉粒体に対してポリマ
ー等のコーティング剤を被覆するコーティング装置に関
するものであって、とくに被覆処理を均一に且つ効率的
に成すことができる、粉粒体のコーティング方法並びに
装置に係るものである。
【0002】
【発明の背景】薬品、肥料等は使用時において有効成分
の溶出速度を適宜の値に制御することが要求される性質
のものであり、このため薬品、肥料等の粉粒体の表面に
熱可塑性のポリマー等を被覆処理する手法が採られてい
る。このようなポリマー等の有機溶剤液であるコーティ
ング剤は、粉粒体に対してノズル等を用いて噴霧され、
乾燥後粉粒体表面に皮膜を形成する。従って有効成分の
溶出速度は皮膜厚みと相関があり、皮膜厚を適宜の厚さ
にすることで有効成分の溶出速度を所望の値に制御する
ことができる。
【0003】このようなコーティング剤の噴霧及び有機
溶剤の乾燥を行う装置として回転ドラム式のものが広く
用いられており、このような方法並びに装置の改良を試
みた出願が例えば特開昭63−4871号「顆粒に対す
るコーティング方法及びその装置」によって成されてい
る。このものは内部が無風領域と有風領域とに区画され
た回転ドラムの内周に具えたリフタにより粉流体を捕獲
し、回転ドラムの回転により粉粒体を上部に移送し、こ
の位置から粉粒体を落下経路である無風領域に落とし込
み、落下中にコーティング剤を粉粒体に対してノズル等
を用いて噴霧した後、無風領域の下方に位置する有風領
域内を通過する熱風により乾燥処理を施す方法及び装置
を内容とするものである。
【0004】しかしながら前記出願による方法並びに装
置にあっては、粉粒体の落下経路でありコーティング剤
の噴霧を行う個所でもある無風領域と、乾燥領域である
有風領域とのアイソレーションが不完全であり、この境
界部分に乱流が発生してしまうため、粉粒体の落下軌道
がコーティング剤の噴霧可能領域から外れたり、あるい
は噴霧されたコーティング剤が散乱することによるコー
ティングの不均一及び熱効率の低下が起こるという欠点
があった。そこで落下途中の粉粒体が確実にコーティン
グ剤の噴霧可能領域を通過し、尚且つコーティング剤の
安定した噴霧がなされ、更に熱効率が良好であるような
装置の開発が望まれていた。
【0005】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景を
考慮してなされたものであって、粉粒体の表面に施す被
覆処理を均一に且つ効率的に成すことができる、粉粒体
のコーティング方法並びに装置の開発を試みたものであ
る。
【0006】
【発明の構成】
【目的達成の手段】本出願に係る第一の発明たる粉粒体
のコーティング方法は、ドラムの回転により、ドラム内
周に具えたリフタによって粉粒体を上方に移送した後に
落下させ、落下中の粉粒体の表面にコーティング剤を被
覆する装置において、粉粒体の落下経路に具えられ、ド
ラム内の他の空間から仕切られたドラフト内部において
コーティング処理を行うことを特徴として成る。
【0007】また本出願に係る第二の発明たる粉粒体の
コーティング方法は、前記要件に加え、前記リフタの内
側には、リフタと若干の隙間を持たせた位置にガイド板
をドラム下部からドラフトの入口付近にわたって具え、
前記ドラフト内に粉粒体を導くようにしたことを特徴と
して成る。
【0008】更に本出願に係る第三の発明たる粉粒体の
コーティング方法は、前記要件に加え、前記ドラフトの
上部及び下部と乾燥空気の排気口及び吸気口との連通部
に具えられる整流板により、乾燥空気を整流することを
特徴として成る。
【0009】更に本出願に係る第四の発明たる粉粒体の
コーティング方法は、前記要件に加え、前記ドラフト上
部入口に具える整流格子により、粉粒体の落下を規制す
ることを特徴として成る。
【0010】更に本出願に係る第五の発明たる粉粒体の
コーティング方法は、前記要件に加え、前記ドラフトの
内壁にはノズルを具え、このノズルによりコーティング
剤の噴霧を行うことを特徴として成る。
【0011】更に本出願に係る第六の発明たる粉粒体の
コーティング方法は、前記要件に加え前記ドラフトの内
壁のノズル取付部付近には、エアカーテン機構を具え、
コーティング剤の内壁への付着を防止することを特徴と
して成る。
【0012】更に本出願に係る第七の発明たる粉粒体の
コーティング方法は、前記要件に加え前記ドラムを密閉
カバーで覆い、ドラムの駆動源であるモータのみカバー
の外部に設置し、駆動軸部貫通部のみに最小限のシール
を設け、装置の気密性を高めたことを特徴として成る。
【0013】また本出願に係る第八の発明たる粉粒体の
コーティング装置は、ドラムの回転により、ドラム内周
に具えたリフタによって粉粒体を上方に移送した後に落
下させ、落下中の粉粒体の表面にコーティング剤を被覆
するコーティング装置において、粉粒体の落下経路にド
ラム内の他の空間から仕切られたドラフトを具えること
を特徴として成る。
【0014】更に本出願に係る第九の発明たる粉粒体の
コーティング装置は、前記要件に加え、前記リフタの内
側には、リフタと若干の隙間を持たせた位置にガイド板
をドラム下部からドラフトの入口付近にわたって具えた
ことを特徴として成る。
【0015】更に本出願に係る第十の発明たる粉粒体の
コーティング装置は、前記要件に加え、前記ドラフトの
上部及び下部に具えられる乾燥空気の排気口及び吸気口
に整流板を具えたことを特徴として成る。
【0016】更に本出願に係る第十一の発明たる粉粒体
のコーティング装置は、前記要件に加え、前記ドラフト
上部入口に整流格子を具えたことを特徴として成る。
【0017】更に本出願に係る第十二の発明たる粉粒体
のコーティング装置は、前記要件に加え、前記ドラフト
の内壁にはノズルを具えたことを特徴として成る。
【0018】更に本出願に係る第十三の発明たる粉粒体
のコーティング装置は、前記要件に加え、ドラフトの内
壁のノズル取付部付近には、エアカーテン機構を具えた
ことを特徴として成る。
【0019】更に本出願に係る第十四の発明たる粉粒体
のコーティング装置は、前記要件に加え、前記ドラムを
密閉カバーで覆い、ドラムの駆動源であるモータのみカ
バーの外部に設置し、駆動軸部貫通部のみに最小限のシ
ールを設け、装置の気密性を高めたことを特徴として成
る。そしてこれら手段をもって前記目的を達成しようと
いうものである。
【0020】
【発明の作用】本発明のコーティング装置は、粉粒体の
落下経路にドラフトを具え、このドラフト内部はドラム
内の他の空間と区切られているので、粉粒体の落下軌道
の状態を安定したものとして確保する。またリフタの内
側には、リフタと若干の隙間を持たせた位置にガイド板
をドラム下部からドラフトの入口付近にわたって具える
ので、ドラフト内に確実に粉粒体が落下する。またドラ
フトの上部、下部には整流板を具えるので、ドラフト内
を通過する熱風を整流する。またドラフト上部入口には
整流格子を具えるので、ドラフト内への粉粒体の落下を
制限する。またドラフトの内壁にコーティング剤噴霧用
のノズルを具えるので、噴霧されたコーティング剤が散
乱しない。またドラフト内壁のノズル取付部にはエアカ
ーテン機構を具えるので、コーティング剤の内壁への付
着を防止する。またドラム外部を密閉カバーで覆い、ド
ラムの駆動源であるモータのみカバーの外部に設置し、
駆動軸部貫通部のみに最小限のシールを設けた構造であ
るので、装置からの熱風や溶剤を含んだ気体の漏れや装
置への外気の流入を防ぐ。
【0021】
【実施例】以下、本発明たるコーティング装置につい
て、図面に基づいて具体的に説明する。図中符号1に示
すのが本発明たるコーティング装置であり、カバー2と
駆動部3と回転部4と処理部5とから成る。コーティン
グ装置1は、処理部5の構成要素であるドラフト51内
において、駆動部3により回転する回転部4の構成要素
であるドラム41に具えたリフタ42によって粉粒体G
を上方に移送し、粉粒体Gを落下させつつその表面にコ
ーティング剤を被覆する装置である。また本発明の特徴
的構成として、ドラフト51内に確実に粉粒体Gが落下
するようにリフタ42と若干の隙間を持たせた位置にガ
イド板52を具えると共に、図5に示す姿勢において処
理部5の上部に位置する排気口54から処理部5の内部
に連通する連通ダクトのガイド板52との接続部には乾
燥空気を整流する整流板541を、処理部5の下部に位
置する吸気口55から処理部5の内部に連通する連通ダ
クトのドラフト51との接続部には整流板551を、ド
ラフト51上部には粉粒体Gの落下を制限する整流格子
511を、ドラフト51の内部上方に突出状態でコーテ
ィング剤を噴霧するノズル512を、ノズル512の上
方には風流によりコーティング剤のドラフト51への付
着を防止するエアカーテン機構513を具えて成る。回
転部4並びに処理部5は図3に示すように、以上述べた
ような構成のユニットを二基連通させて成る。
【0022】以下これらの諸部材について詳細に説明す
る。カバー2は図1に示すように、モータM以外の駆動
部3と、回転部4と、処理部5とを収容する筐体であ
り、モータMの回転軸部貫通部のみに最小限のシールを
設けた構造である。
【0023】次に回転部4について説明する。回転部4
は、図1、2に示すようにドラム41とリフタ42と支
持ローラ43とから成る。ドラム41は、軸線を水平に
位置して設置される直径3m程の円筒状の部材である。
そしてドラム41の円筒内部に処理部5が位置する。ド
ラム41の両端部には、ドラム41の両端部を塞ぐよう
に鏡板59が設けられており、この鏡板59に接続され
た断面コの字形の閉塞板44が図6に拡大して示すよう
にラビリンス構造を形成するとともに、シール片45が
ドラム41の外周部に当接するように取り付けられるこ
とによって、ドラム41の内部に位置する処理部5の気
密性が保たれている。次にドラム41に具えられるリフ
タ42について説明する。リフタ42は、図1、5に示
すように断面鉤形の部材であり、ドラム41の内周面に
両端部にわたって回転方向に傾倒姿勢で取り付けられ
る。リフタ42の作用は、ドラム41の回転に伴い粉粒
体Gを後述する処理部5の底部から上部へと移送した
後、上部から粉粒体Gを落下させるというものである。
なお、図5に示す例においては等間隔に48枚が取り付
けられているが、もちろんこの数はドラム41の径、取
り扱う粉粒体Gの種類等によって適宜選択される。また
自由状態の支持ローラ43をドラム41の下方に一例と
して四基設ける。支持ローラ43は図2、4に示すよう
にドラム41の外周面に当接され、ドラム41を支持す
るとともに回転を補助する。
【0024】このようなドラム41を回転させるために
駆動部3が設けられる。このものはモータMと回転スプ
ロケット31と伝達スプロケット32と駆動スプロケッ
ト33とチェーン34とから成り、モータMの回転に伴
い回転スプロケット31と伝達スプロケット32と駆動
スプロケット33とが回転し、チェーン34を巻き付け
たドラム41を回転させるのである。これらの部材はカ
バー2内に位置し、モータMのみが回転軸部にシールを
設けてカバー2の外部に位置している。
【0025】次に処理部5について説明する。処理部5
は実質的に、粉粒体Gへのコーティングを施す部分であ
って、ドラフト51とガイド板52とすべり板53と排
気口54と吸気口55と投入口56と排出口57とフレ
ーム58と鏡板59とから成る。まずドラフト51につ
いて説明する。ドラフト51は図5に示すように、リフ
タ42によりコーティング装置1の上部に移送された粉
粒体Gの落下経路に位置する空間部分に、乾燥空気の通
風路を形成する部材である。ドラフト51により通風路
(粉粒体Gの落下経路)と他の空間部分とを遮断するた
め、乾燥空気及び落下中の粉粒体Gは、確実にこの通風
路内(ドラフト51内)のみを通過する。前記乾燥空気
は鏡板59を貫通する吸気口55からドラフト51の底
部に供給され、頂部より排出されて鏡板59を貫通する
排気口54へと送られる。
【0026】次にノズル512について説明する。ノズ
ル512は、図5に示すようにドラフト51の内壁上部
の両側対向する位置に一例として仰角20°〜45°で
設置され、コーティング剤を噴霧する。因みにこの仰角
は、乾燥空気の風速に応じて適宜の角度に調整可能に構
成されるものである。またコーティング剤はポリマー等
の熱可塑性樹脂の有機溶剤液であり、粉粒体Gに対して
噴霧され、乾燥後粉粒体Gの表面に皮膜を形成する。
【0027】更にドラフト51上部の両側には、本発明
の特徴的構成の一つであるエアカーテン機構513を具
える。このものはノズル512よりも上部に設けられ、
図7、8に拡大して示すように、上方に開口したスリッ
ト514と、この部分に空気流を供給する送風路515
とから成りスリット514から空気流を噴出する。なお
この空気流の流速v1 はドラフト51内を通過する乾燥
空気の流速、あるいはスリット514部における粉粒体
Gの落下速度v2 の値により適宜設定されるものであ
る。また吹出角θは10°とする。
【0028】更にドラフト51の頂部には、本発明の特
徴的構成の一つである整流格子511を全域にわたって
具える。このものは粉粒体Gの落下を制限するために設
けられる一例として13mm格子のパンチングメタル、金
網等である。ドラム41の回転に伴い処理部5の底部か
ら上部へと移送された粉粒体Gは、各リフタ42に捕獲
された一バッチ毎に上部から落下し、いったん整流格子
511上に堆積する。整流格子511上に堆積された粉
粒体Gは下方のものから順次整流格子511の格子間を
通り抜けてドラフト51内へと切れ目なく連続的に落下
してゆく。なお整流格子511の格子寸法は、粉粒体G
の大きさ、ドラム41の回転速度等により適宜選択され
るものである。
【0029】更に排気口54並びに吸気口55から処理
部5の内部に連通する連通ダクトとガイド板52との接
続部並びにドラフト51との接続部には、乾燥空気を整
流する整流板541、551をそれぞれ具える。このも
のは適宜のパンチングメタルあるいは金網等であって乾
燥空気の排気時あるいは吸気時に乱流が発生するのを防
ぎ、開口面全体から均一に乾燥空気の排気あるいは吸気
をする。
【0030】リフタ42の内側には、前記ドラフト51
内に確実に粉粒体Gが落下するようにリフタ42と若干
の隙間を持つガイド板52を、図5に示す姿勢において
ドラフト51の下部出口からドラフト51の上部入口付
近にわたって具える。すなわちガイド板52はドラム4
1の内周に沿って湾曲する形状となっている。具体的に
はガイド板52は搬送部ガイド板52Aと落下部ガイド
板52aと空送部ガイド板52Bとから構成される。搬
送部ガイド板52Aは、一端をドラフト51の下部に設
けられる吸気口55の連通ダクトに接続され、他端を分
岐させて整流板541とすべり板53とに接続される。
空送部ガイド板52Bは一端をドラフト51の下部出口
の吸気口55に対向する位置に接続され、他端をドラフ
ト51の上部入口の排気口54に対向する位置に接続さ
れる。更に、ドラフト51と搬送部ガイド板52A並び
に空送部ガイド板52Bとの間には落下部ガイド板52
aを設けるのである。因みに搬送部ガイド板52Aは搬
送作用を、落下部ガイド板52aは粉粒体Gの案内作用
を、搬送部ガイド板52Aと落下部ガイド板52aと空
送部ガイド板52Bとは空間閉鎖作用を与えるのであ
る。このようなガイド板52はドラム41内に搬入され
た粉粒体Gをリフタ42を用いて移送するにあたり一層
効率的に移送する作用をも与えるために設けられてお
り、フレーム58に対して固定され常に所定位置とされ
ている。従って粉粒体Gの落下経路並びに乾燥空気の通
風路は、ドラフト51とドラフト51の下部出口から上
部入口にわたって接続されるガイド板52とによって形
成される閉鎖空間であり、ドラム41内の他の空間から
完全に仕切られている。
【0031】本発明のコーティング装置1は以上のよう
な具体的な構成から成り、以下のように用いて粉粒体G
に対してコーティング処理を行う。 i)原料粉粒体の装填 以下の実施例において粉粒体Gは1.5〜4.5mm径の
尿素を用い、コーティング装置1への供給時の品温は4
0〜80℃とする。そしてポリエチレン被覆率が5〜1
5重量%の最終製品を得るコーティングを施す処理につ
いて説明してゆく。まず、ドラフト51両側からカバー
2を貫通するように本体下部に設けられた投入口56か
ら粉粒体Gを供給する。粉粒体Gはドラム41の底部に
貯留し、下層のものがリフタ42に捕獲される。
【0032】ii)粉粒体の移送 次いでモータMを駆動させ、ドラム41を回転させる。
これによりドラム41の底部に位置する粉粒体Gは下層
のものから順次リフタ42に捕獲されるとともにドラム
41の内周面に沿って頂部へと移動してゆく。このとき
リフタ42の内側には、リフタ42と若干の隙間を持つ
ガイド板52を、ドラム41の下部からドラフト51の
入口付近にわたって具えるため、リフタ42に捕獲され
た粉粒体Gは途中落下することなく確実に頂部付近へと
移送されるのである。
【0033】頂部付近でガイド板52はリフタ42から
離れてドラフト51へと接続されるため、粉粒体Gはド
ラム41の回転に伴い徐々にリフタ42による捕獲から
逃れ、下方へと落下を始める。落下した粉粒体Gはいっ
たんすべり板53に衝突し、あるいは直接ガイド板52
に衝突したのち整流格子511上に堆積する。なおこの
ような落下は一基のリフタ42に捕獲された粉粒体Gの
一塊を単位としたバッチごとになされるものである。整
流格子511上に堆積された粉粒体Gは下方のものから
順次整流格子511の格子間を通り抜けて、ドラフト5
1内へと切れ目なく連続的に落下し粉粒体Gのフォーリ
ングカーテンを形成する。
【0034】iii)被覆処理 このようなフォーリングカーテンに対して、ポリエチレ
ンの有機溶剤液であるコーティング剤がノズル512に
より噴霧され、吸気口55から導入されてドラフト51
を通過したのち排気口54より排出される乾燥空気によ
って乾燥処理がなされ、乾燥後粉粒体G表面にポリエチ
レンの皮膜を形成する。そしてこの被覆が所望の5〜1
5重量%になるまで運転を繰り返す。コーティング液濃
度を1〜7重量%、コーティング液温度を50〜100
℃とし、ノズル512により噴霧されたコーティング液
の粒子径が50〜500μmであるとすると、100〜
500回程度の噴霧回数が必要となる。また乾燥空気の
温度は50〜130℃、ドラフト51内の流速は1〜1
0m/sが好ましい。これらの数値はほんの一例であ
り、個々の状態に応じて適宜の値が選択される。
【0035】このようなコーティング剤の噴霧に際しノ
ズル512は、ドラフト51内の対向する位置の内壁部
にもコーティング剤を噴霧してしまい、その結果内壁に
ポリエチレンが付着し積層状に凝固してしまう。このよ
うなコーティング剤の凝固が進行すると粉粒体Gが落下
途中で付着したり、更にはドラフト51の入口を塞いで
しまうため、こまめにドラフト51内の清掃を行わなけ
ればならず無駄な工数を要することになる。このことを
避けるためにエアカーテン機構513が設けられている
のであって、ドラフト51の内壁に設けられたスリット
514に送風路515から空気流を供給し、スリット5
14から空気流を噴出する。この空気流によりエアカー
テンを形成しコーティング剤の内壁への付着を防止す
る。なおこの空気流の流速v1 はドラフト51内を通過
する乾燥空気の流速、あるいはスリット514部におけ
る粉粒体Gの落下速度v2 の値により適宜設定されるも
のである。
【0036】iv) 製品粉粒体の排出 このようにして所定のコーティングが施された粉粒体G
を外部に取り出すにあたっては、ドラフト51内に設け
られたゲート516を、ドラフト51の流路を閉鎖する
ように位置させ、ドラフト51両側からカバー2を貫通
するように本体下部に設けられた排出口57を介してコ
ーティング処理が施された粉粒体Gを排出する。そして
粉流体Gがすべて排出された時点でドラム41の回転及
び乾燥空気の供給を停止する。
【0037】
【発明の効果】本発明のコーティング装置1は上記のよ
うな構成より成るものであって、これにより以下のよう
な効果を発揮する。まず本発明のコーティング装置1
は、粉粒体Gの落下経路にドラフト51を具え、ドラフ
ト51内部においてコーティング処理を行うため、粉粒
体Gの落下経路がドラム41内の他の空間と区切られて
いるので、粉粒体Gの落下軌道の状態を安定したものと
して確保する。またドラフト51の内壁にコーティング
剤噴霧用のノズル512を具えるので、噴霧されたコー
ティング剤が散乱しない。またリフタ42の内側には、
リフタ42と若干の隙間を持つガイド板52をドラム4
1下部からドラフト51の入口付近にわたって具えるの
で、ドラフト51内に確実に粉粒体Gが落下する。また
ドラフト51の上部、下部には整流板541、551を
それぞれ具えるので、ドラフト51内を通過する乾燥空
気を整流する。またドラフト51内壁のノズル512取
付部にはエアカーテン機構513を具えるので、コーテ
ィング剤の内壁への付着を防止する。またドラム41外
部を気密性のカバー2で覆い、モータMのみカバー2の
外部に設置し、駆動軸部貫通部のみに最小限のシールを
設けた構造であるので、コーティング装置1からの熱風
や溶剤を含んだ気体の漏れを防ぐとともに装置への外気
の流入を防止する。またドラフト51部には整流格子5
11を具えるので、ドラフト51内への粉粒体Gの落下
を制限し、連続的に供給する。これらの効果として雰囲
気の状態が安定したドラフト51内において連続的に循
環する粉粒体Gに対してコーティング剤の噴霧並びに乾
燥を行うことができるので、この作業を均一にnaすこと
ができる。また前記処理を行うドラム41が、気密性の
カバー2によって覆われているので乾燥空気の熱損失が
少なくなり効率の良い乾燥が行われる。更にリフタ42
とガイド板52とは当接しないため火花が発生する危険
性が無く、強燃性の有機溶剤を使用しても安全に処理作
業を行うことができる。またエアカーテン機構513が
設けられているためコーティング剤の拭き取りの必要が
なくなりこのような直接的でない作業が減ることで、装
置の運転の効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコーティング装置の使用状態を一部破
断して示す斜視図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上縦断側面図である。
【図4】同上正面図である。
【図5】同上縦断正面図である。
【図6】処理部と回転部との接続部位に設けられるラビ
リンス構造を拡大して示す縦断側面図である。
【図7】ドラフト上部を拡大して示す縦断正面図であ
る。
【図8】同上エアカーテン機構及びノズルの取付部位を
更に拡大して示す縦断正面図である。
【図9】ドラフト内におけるゲートの開閉機構を示す拡
大正面図である。
【符号の説明】
1 コーティング装置 2 カバー 3 駆動部 31 回転スプロケット 32 伝達スプロケット 33 駆動スプロケット 34 チェーン 4 回転部 41 ドラム 42 リフタ 43 支持ローラ 44 閉塞板 45 シール片 5 処理部 51 ドラフト 511 整流格子 512 ノズル 513 エアカーテン機構 514 スリット 515 送風路 516 ゲート 52 ガイド板 52A 搬送部ガイド板 52a 落下部ガイド板 52B 空送部ガイド板 53 すべり板 54 排気口 541 整流板 55 吸気口 551 整流板 56 投入口 57 排出口 58 フレーム 59 鏡板 G 粉粒体 M モータ
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】
【発明の効果】本発明のコーティング装置1は上記のよ
うな構成より成るものであって、これにより以下のよう
な効果を発揮する。まず本発明のコーティング装置1
は、粉粒体Gの落下経路にドラフト51を具え、ドラフ
ト51内部においてコーティング処理を行うため、粉粒
体Gの落下経路がドラム41内の他の空間と区切られて
いるので、粉粒体Gの落下軌道の状態を安定したものと
して確保する。またドラフト51の内壁にコーティング
剤噴霧用のノズル512を具えるので、噴霧されたコー
ティング剤が散乱しない。またリフタ42の内側には、
リフタ42と若干の隙間を持つガイド板52をドラム4
1下部からドラフト51の入口付近にわたって具えるの
で、ドラフト51内に確実に粉粒体Gが落下する。また
ドラフト51の上部、下部には整流板541、551を
それぞれ具えるので、ドラフト51内を通過する乾燥空
気を整流する。またドラフト51内壁のノズル512取
付部にはエアカーテン機構513を具えるので、コーテ
ィング剤の内壁への付着を防止する。またドラム41外
部を気密性のカバー2で覆い、モータMのみカバー2の
外部に設置し、駆動軸部貫通部のみに最小限のシールを
設けた構造であるので、コーティング装置1からの熱風
や溶剤を含んだ気体の漏れを防ぐとともに装置への外気
の流入を防止する。またドラフト51部には整流格子5
11を具えるので、ドラフト51内への粉粒体Gの落下
を制限し、連続的に供給する。これらの効果として雰囲
気の状態が安定したドラフト51内において連続的に循
環する粉粒体Gに対してコーティング剤の噴霧並びに乾
燥を行うことができるので、この作業を均一にすこと
ができる。また前記処理を行うドラム41が、気密性の
カバー2によって覆われているので乾燥空気の熱損失が
少なくなり効率の良い乾燥が行われる。更にリフタ42
とガイド板52とは当接しないため火花が発生する危険
性が無く、強燃性の有機溶剤を使用しても安全に処理作
業を行うことができる。またエアカーテン機構513が
設けられているためコーティング剤の拭き取りの必要が
なくなりこのような直接的でない作業が減ることで、装
置の運転の効率化が図れる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコーティング装置の使用状態を一部破
断して示す斜視図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上縦断側面図である。
【図4】同上正面図である。
【図5】同上縦断正面図である。
【図6】処理部と回転部との接続部位に設けられるラビ
リンス構造を拡大して示す縦断側面図である。
【図7】ドラフト上部を拡大して示す縦断正面図であ
る。
【図8】同上エアカーテン機構及びノズルの取付部位を
更に拡大して示す縦断正面図である。
【図9】ドラフト内におけるゲートの開閉機構を示す拡
大正面図である。
【符号の説明】 1 コーティング装置 2 カバー 3 駆動部 31 回転スプロケット 32 伝達スプロケット 33 駆動スプロケット 34 チェーン 4 回転部 41 ドラム 42 リフタ 43 支持ローラ 44 閉塞板 45 シール片 5 処理部 51 ドラフト 511 整流格子 512 ノズル 513 エアカーテン機構 514 スリット 515 送風路 516 ゲート 52 ガイド板 52A 搬送部ガイド板 52a 落下部ガイド板 52B 空送部ガイド板 53 すべり板 54 排気口 541 整流板 55 吸気口 551 整流板 56 投入口 57 排出口 58 フレーム 59 鏡板 G 粉粒体 M モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 幸治 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱化成株式会社黒崎工場内 (72)発明者 岸端 一男 静岡県島田市中河330−4 (72)発明者 塚本 隆夫 静岡県島田市船木2351−54

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムの回転により、ドラム内周に具え
    たリフタによって粉粒体を上方に移送した後に落下さ
    せ、落下中の粉粒体の表面にコーティング剤を被覆する
    装置において、粉粒体の落下経路に具えられ、ドラム内
    の他の空間から仕切られたドラフト内部においてコーテ
    ィング処理を行うことを特徴として成る、粉粒体のコー
    ティング方法。
  2. 【請求項2】 前記リフタの内側には、リフタと若干の
    隙間を持たせた位置にガイド板をドラム下部からドラフ
    トの入口付近にわたって具え、前記ドラフト内に粉粒体
    を導くようにしたことを特徴として成る、請求項1記載
    の粉粒体のコーティング方法。
  3. 【請求項3】 前記ドラフトの上部及び下部と乾燥空気
    の排気口及び吸気口との連通部に具えられる整流板によ
    り、乾燥空気を整流することを特徴として成る、請求項
    1または2記載の粉粒体のコーティング方法。
  4. 【請求項4】 前記ドラフト上部入口に具える整流格子
    により、粉粒体の落下を規制することを特徴として成
    る、請求項1、2または3記載の粉粒体のコーティング
    方法。
  5. 【請求項5】 前記ドラフトの内壁にはノズルを具え、
    このノズルによりコーティング剤の噴霧を行うことを特
    徴として成る、請求項1、2、3または4記載の粉粒体
    のコーティング方法。
  6. 【請求項6】 前記ドラフトの内壁のノズル取付部付近
    には、エアカーテン機構を具え、コーティング剤の内壁
    への付着を防止することを特徴として成る、請求項1、
    2、3、4または5記載の粉粒体のコーティング方法。
  7. 【請求項7】 前記ドラムを密閉カバーで覆い、ドラム
    の駆動源であるモータのみカバーの外部に設置し、駆動
    軸部貫通部のみに最小限のシールを設け、装置の気密性
    を高めたことを特徴として成る、請求項1、2、3、
    4、5または6記載のコーティング方法。
  8. 【請求項8】 ドラムの回転により、ドラム内周に具え
    たリフタによって粉粒体を上方に移送した後に落下さ
    せ、落下中の粉粒体の表面にコーティング剤を被覆する
    コーティング装置において、粉粒体の落下経路にドラム
    内の他の空間から仕切られたドラフトを具えることを特
    徴として成る、粉粒体のコーティング装置。
  9. 【請求項9】 前記リフタの内側には、リフタと若干の
    隙間を持たせた位置にガイド板をドラム下部からドラフ
    トの入口付近にわたって具えたことを特徴として成る、
    請求項8記載の粉粒体のコーティング装置。
  10. 【請求項10】 前記ドラフトの上部及び下部に具えら
    れる乾燥空気の排気口及び吸気口に整流板を具えたこと
    を特徴として成る、請求項8または9記載の粉粒体のコ
    ーティング装置。
  11. 【請求項11】 前記ドラフト上部入口に整流格子を具
    えたことを特徴として成る、請求項8、9または10記
    載の粉粒体のコーティング装置。
  12. 【請求項12】 前記ドラフトの内壁にはノズルを具え
    たことを特徴として成る、請求項8、9、10または1
    1記載の粉粒体のコーティング装置。
  13. 【請求項13】 前記ドラフトの内壁のノズル取付部付
    近には、エアカーテン機構を具えたことを特徴として成
    る、請求項8、9、10、11または12記載の粉粒体
    のコーティング装置。
  14. 【請求項14】 前記ドラムを密閉カバーで覆い、ドラ
    ムの駆動源であるモータのみカバーの外部に設置し、駆
    動軸部貫通部のみに最小限のシールを設け、装置の気密
    性を高めたことを特徴として成る、請求項8、9、1
    0、11、12または13記載のコーティング装置。
JP35367093A 1993-12-28 1993-12-28 粉粒体のコーティング方法並びに装置 Pending JPH07195007A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103272734A (zh) * 2013-05-30 2013-09-04 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种用于钢带尺单面涂胶的弯月面涂胶装置
JP2020059014A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 Jx金属株式会社 被覆装置
JP2020059015A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 Jx金属株式会社 被覆装置
JP2020062632A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 Jx金属株式会社 粉末粒子の被覆方法、全固体リチウムイオン電池用正極活物質の製造方法、全固体リチウムイオン電池の製造方法
CN117160756A (zh) * 2023-11-02 2023-12-05 江苏瑞斯达安全防护用品有限公司 一种防护手套防滑喷粒设备

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CN117160756B (zh) * 2023-11-02 2023-12-29 江苏瑞斯达安全防护用品有限公司 一种防护手套防滑喷粒设备

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