JPH07196348A - 反応性無機フィラー及びその製造方法 - Google Patents
反応性無機フィラー及びその製造方法Info
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- JPH07196348A JPH07196348A JP35301193A JP35301193A JPH07196348A JP H07196348 A JPH07196348 A JP H07196348A JP 35301193 A JP35301193 A JP 35301193A JP 35301193 A JP35301193 A JP 35301193A JP H07196348 A JPH07196348 A JP H07196348A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B20/00—Use of materials as fillers for mortars, concrete or artificial stone according to more than one of groups C04B14/00 - C04B18/00 and characterised by shape or grain distribution; Treatment of materials according to more than one of the groups C04B14/00 - C04B18/00 specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone; Expanding or defibrillating materials
- C04B20/10—Coating or impregnating
- C04B20/12—Multiple coating or impregnating
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- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Silicon Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 セメント代替用新素材として有望な新規な反
応性無機フィラー及びその製造方法。特にトリメチルシ
リル基あるいはリン酸又はリン酸エステル基などでブロ
ックされたよりケイ酸オリゴマーと良好に反応して固化
し、無機成型体を与えることのできる改良された反応性
を有する無機フィラー及びその製造方法を提供する。 【構成】 珪藻土、ケイ砂などの無機フィラーの反応性
を向上させるため、その無機フィラー用材を(1)ハロ
ゲン化ケイ素などの活性化付与剤で処理して活性化処理
した後、必要に応じアンモニア又はアミン化合物と反応
させるか、あるいは(2)酸又は塩基で処理する。
応性無機フィラー及びその製造方法。特にトリメチルシ
リル基あるいはリン酸又はリン酸エステル基などでブロ
ックされたよりケイ酸オリゴマーと良好に反応して固化
し、無機成型体を与えることのできる改良された反応性
を有する無機フィラー及びその製造方法を提供する。 【構成】 珪藻土、ケイ砂などの無機フィラーの反応性
を向上させるため、その無機フィラー用材を(1)ハロ
ゲン化ケイ素などの活性化付与剤で処理して活性化処理
した後、必要に応じアンモニア又はアミン化合物と反応
させるか、あるいは(2)酸又は塩基で処理する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメント代替用新素材
として有望な新規な反応性無機フィラー及びその製造方
法に関する。本発明は、特にトリメチルシリル基あるい
はリン酸又はリン酸エステル基などでブロックされたよ
りケイ酸オリゴマーと良好に反応して固化し、無機成型
体を与えることのできる改良された反応性を有する無機
フィラー及びその製造方法を提供するにある。本発明
は、また高度に強い強度を持ち、それでいながら靱性を
持つ無機材料製品を提供するにある。
として有望な新規な反応性無機フィラー及びその製造方
法に関する。本発明は、特にトリメチルシリル基あるい
はリン酸又はリン酸エステル基などでブロックされたよ
りケイ酸オリゴマーと良好に反応して固化し、無機成型
体を与えることのできる改良された反応性を有する無機
フィラー及びその製造方法を提供するにある。本発明
は、また高度に強い強度を持ち、それでいながら靱性を
持つ無機材料製品を提供するにある。
【0002】
【従来技術及び解決すべき課題】ケイ素アルコキシドの
ような金属アルコキシドを加水分解処理などして得られ
る無機系材料からなるゾルあるいはそれから誘導される
無機系材料物質は、耐熱性、耐燃焼性に優れ、且つまた
耐放射線性もあり、その硬度が高く耐磨耗性があること
が知られている。このような無機系材料物質は、耐油性
や耐溶剤性もあり、その特性を生かして、耐熱材、不燃
材、熱線反射材、電気絶縁材、透明導電材、防蝕材、耐
薬品性付与材、耐磨耗性を持つような表面保護材、反射
防止とか潤滑作用を有する特殊機能材としての利用が期
待されている。これら無機系材料物質は、その特性を生
かしての利用開発が現在進められつつあるところであ
る。これまで液体原料であるこうした金属アルコキシド
を加水分解あるいは重縮合することにより、微粒子が液
体媒体中に分散しているゾル状態のものからそのゾルが
固まったところのゲル状態のものに転化せしめられ、こ
うして得られたゲルをそのまま利用するか、あるいはさ
らに熱などを加えるなどして無機材料である固体のガラ
スやセラミックスとすることが行われている。これは一
般にゾル−ゲル法と呼ばれている。
ような金属アルコキシドを加水分解処理などして得られ
る無機系材料からなるゾルあるいはそれから誘導される
無機系材料物質は、耐熱性、耐燃焼性に優れ、且つまた
耐放射線性もあり、その硬度が高く耐磨耗性があること
が知られている。このような無機系材料物質は、耐油性
や耐溶剤性もあり、その特性を生かして、耐熱材、不燃
材、熱線反射材、電気絶縁材、透明導電材、防蝕材、耐
薬品性付与材、耐磨耗性を持つような表面保護材、反射
防止とか潤滑作用を有する特殊機能材としての利用が期
待されている。これら無機系材料物質は、その特性を生
かしての利用開発が現在進められつつあるところであ
る。これまで液体原料であるこうした金属アルコキシド
を加水分解あるいは重縮合することにより、微粒子が液
体媒体中に分散しているゾル状態のものからそのゾルが
固まったところのゲル状態のものに転化せしめられ、こ
うして得られたゲルをそのまま利用するか、あるいはさ
らに熱などを加えるなどして無機材料である固体のガラ
スやセラミックスとすることが行われている。これは一
般にゾル−ゲル法と呼ばれている。
【0003】しかしながら、例えば、テトラエトキシシ
ランのような金属アルコキシドを通常の方法で加水分解
処理などして得られる無機系材料は、三次元的に重合す
る結果、得られたものは脆いという欠点を有している。
このような従来の手法を利用し得られたガラスやセラミ
ックスなどは、三次元立体構造をとり、前記したように
固くて脆いものとなってしまっていた。さらに、より安
価なものとするためには、極力原料の段階から無機性の
材料を用い簡単な方法を採用する必要がある。
ランのような金属アルコキシドを通常の方法で加水分解
処理などして得られる無機系材料は、三次元的に重合す
る結果、得られたものは脆いという欠点を有している。
このような従来の手法を利用し得られたガラスやセラミ
ックスなどは、三次元立体構造をとり、前記したように
固くて脆いものとなってしまっていた。さらに、より安
価なものとするためには、極力原料の段階から無機性の
材料を用い簡単な方法を採用する必要がある。
【0004】本発明者らは、ケイ素アルコキシドのよう
な多くの官能性基を持つ金属アルコキシドを高分子化し
て無機系材料物質を製造するにあたり、その生成物質の
構造が線状のもの、すなわち単位成分が極力一次元的に
長くリニア状に連なった構造の無機系材料物質を製造す
べく鋭意研究を行った結果、トリメチルシリルクロライ
ドのようなアルキルシリルハライドを用いケイ素アルコ
キシドのような多くの官能性基を持つ金属アルコキシド
を加水分解と重縮合反応を制御するという簡単な方法に
より、均一で且つ再現性のある線状の構造をもつ無機系
材料物質(ポリシロキサンオリゴマー)を製造すること
に成功した。本発明者らは、この成果を基に更によりロ
ーコストで大量に使用できる完全な無機ケイ酸重合体を
合成するため、リン酸又はリン酸エステルといった無機
ブロッキング剤を用いるなどにより無機材料のみを含
み、安価な材料を利用してなる無機系材料物質を製造す
ることを試みた。こうして最終的に合成された種々の有
利な特性を持つ無機ケイ酸重合体(ポリシロキサンオリ
ゴマー)は、これまた表面積が大きく、かつその表面活
性の高いそれでいて無機の将来的にも大量に安価に得ら
れるものであるとともに環境の上でも問題のない無機フ
ィラーと、硬化反応に供されることが有利である。
な多くの官能性基を持つ金属アルコキシドを高分子化し
て無機系材料物質を製造するにあたり、その生成物質の
構造が線状のもの、すなわち単位成分が極力一次元的に
長くリニア状に連なった構造の無機系材料物質を製造す
べく鋭意研究を行った結果、トリメチルシリルクロライ
ドのようなアルキルシリルハライドを用いケイ素アルコ
キシドのような多くの官能性基を持つ金属アルコキシド
を加水分解と重縮合反応を制御するという簡単な方法に
より、均一で且つ再現性のある線状の構造をもつ無機系
材料物質(ポリシロキサンオリゴマー)を製造すること
に成功した。本発明者らは、この成果を基に更によりロ
ーコストで大量に使用できる完全な無機ケイ酸重合体を
合成するため、リン酸又はリン酸エステルといった無機
ブロッキング剤を用いるなどにより無機材料のみを含
み、安価な材料を利用してなる無機系材料物質を製造す
ることを試みた。こうして最終的に合成された種々の有
利な特性を持つ無機ケイ酸重合体(ポリシロキサンオリ
ゴマー)は、これまた表面積が大きく、かつその表面活
性の高いそれでいて無機の将来的にも大量に安価に得ら
れるものであるとともに環境の上でも問題のない無機フ
ィラーと、硬化反応に供されることが有利である。
【0005】
【課題を解決すべき手段】本発明者らは、トリメチルシ
リルクロライドのようなアルキルシリルハライドといっ
たブロッキング剤あるいはリン酸又はリン酸エステルと
いった無機ブロッキング剤を用いブロッキング反応を利
用して得られた単位成分が極力一次元的に長くリニア状
に連なった構造の無機ケイ酸重合体(ポリシロキサンオ
リゴマー)とその硬化反応性を持つ各種の無機フィラー
を検索研究したところ珪藻土、ケイ砂などのはその表面
が中性で非常に反応性が低いという問題があることを見
いだし、さらにその反応性に問題があるとの結論に達し
た。本発明者らは、この様に前記ポリシロキサンオリゴ
マーとの反応においてその反応性の低い珪藻土、ケイ砂
などの無機フィラーの反応性を向上させる方法を開発す
べく鋭意研究を行った結果、極めて簡単な方法でその反
応性を向上させることができることを見いだし、本発明
を完成した。
リルクロライドのようなアルキルシリルハライドといっ
たブロッキング剤あるいはリン酸又はリン酸エステルと
いった無機ブロッキング剤を用いブロッキング反応を利
用して得られた単位成分が極力一次元的に長くリニア状
に連なった構造の無機ケイ酸重合体(ポリシロキサンオ
リゴマー)とその硬化反応性を持つ各種の無機フィラー
を検索研究したところ珪藻土、ケイ砂などのはその表面
が中性で非常に反応性が低いという問題があることを見
いだし、さらにその反応性に問題があるとの結論に達し
た。本発明者らは、この様に前記ポリシロキサンオリゴ
マーとの反応においてその反応性の低い珪藻土、ケイ砂
などの無機フィラーの反応性を向上させる方法を開発す
べく鋭意研究を行った結果、極めて簡単な方法でその反
応性を向上させることができることを見いだし、本発明
を完成した。
【0006】本発明では、珪藻土、ケイ砂などの無機フ
ィラーの反応性を向上させるため、その無機フィラー用
材を(1)ハロゲン化ケイ素などの活性化付与剤で処理
して活性化処理した後、必要に応じアンモニア又はアミ
ン化合物と反応させるか、あるいは(2)酸又は塩基で
処理する。上記(1)の方法は、珪藻土、ケイ砂、ケイ
酸含有火山灰、フライアシュ、ケイ岩、石英などのケイ
酸含有無機フィラーを、四塩化ケイ素、四臭化ケイ素な
どのハロゲン化ケイ素、トリクロロシランなどのハロゲ
ン化シラン、及びトリメチルクロロシランなどのアルキ
ルハロゲノシランなどの群から選ばれた活性化付与剤で
処理して、該無機フィラーの表面を活性化し、次に必要
に応じアンモニア水溶液、アンモニアガスなどのアンモ
ニア又はメチルアミン、ヒドロキシメチルアミンなどの
アミン化合物などの群から選ばれたものと反応させるこ
とによりなされる。
ィラーの反応性を向上させるため、その無機フィラー用
材を(1)ハロゲン化ケイ素などの活性化付与剤で処理
して活性化処理した後、必要に応じアンモニア又はアミ
ン化合物と反応させるか、あるいは(2)酸又は塩基で
処理する。上記(1)の方法は、珪藻土、ケイ砂、ケイ
酸含有火山灰、フライアシュ、ケイ岩、石英などのケイ
酸含有無機フィラーを、四塩化ケイ素、四臭化ケイ素な
どのハロゲン化ケイ素、トリクロロシランなどのハロゲ
ン化シラン、及びトリメチルクロロシランなどのアルキ
ルハロゲノシランなどの群から選ばれた活性化付与剤で
処理して、該無機フィラーの表面を活性化し、次に必要
に応じアンモニア水溶液、アンモニアガスなどのアンモ
ニア又はメチルアミン、ヒドロキシメチルアミンなどの
アミン化合物などの群から選ばれたものと反応させるこ
とによりなされる。
【0007】活性化付与剤と無機フィラーとの反応で
は、活性化付与剤は無機フィラー表面を活性化するに充
分な量を用いることが好ましい。例えば、活性化付与剤
として四塩化ケイ素を用いた場合、ケイ藻土1gに対し
ては、約1〜8g、好ましくは約2〜6g、さらに好ま
しくは約3〜5g用いることができるが、使用珪藻土の
種類などにより適宜その使用量を最適なものに選んでよ
い。また、この活性化付与剤として四塩化ケイ素を用い
た場合で、例えば、無機フィラーとしてケイ砂を用いた
場合、ケイ砂1gに対しては、約0.2〜5g、好まし
くは約0.5〜3g、さらに好ましくは約0.8〜2g
用いることができるが、使用ケイ砂の種類などにより適
宜その使用量を最適なものに選ぶことができる。次にこ
れら混合物を含有する容器は、約5分間〜約2時間、好
ましくは約15分間〜約1時間、さらに好ましくは約2
5分間〜約50分間超音波照射を行うことができる。超
音波照射処理は、その照射エネルギーによって、あるい
は使用する装置の種類により適宜最適な条件を実験によ
り決めることもできる。超音波照射にかえて他の公知の
反応促進手段を適用することもできよう。
は、活性化付与剤は無機フィラー表面を活性化するに充
分な量を用いることが好ましい。例えば、活性化付与剤
として四塩化ケイ素を用いた場合、ケイ藻土1gに対し
ては、約1〜8g、好ましくは約2〜6g、さらに好ま
しくは約3〜5g用いることができるが、使用珪藻土の
種類などにより適宜その使用量を最適なものに選んでよ
い。また、この活性化付与剤として四塩化ケイ素を用い
た場合で、例えば、無機フィラーとしてケイ砂を用いた
場合、ケイ砂1gに対しては、約0.2〜5g、好まし
くは約0.5〜3g、さらに好ましくは約0.8〜2g
用いることができるが、使用ケイ砂の種類などにより適
宜その使用量を最適なものに選ぶことができる。次にこ
れら混合物を含有する容器は、約5分間〜約2時間、好
ましくは約15分間〜約1時間、さらに好ましくは約2
5分間〜約50分間超音波照射を行うことができる。超
音波照射処理は、その照射エネルギーによって、あるい
は使用する装置の種類により適宜最適な条件を実験によ
り決めることもできる。超音波照射にかえて他の公知の
反応促進手段を適用することもできよう。
【0008】ついでこれら混合物中の反応していない四
塩化ケイ素を公知の手段、例えば、真空減圧を適用して
除去することができる。こうして得られた四塩化ケイ素
で処理した無機フィラーは、さらに必要に応じ、例え
ば、アンモニガスと約5分間〜約2時間、好ましくは約
15分間〜約1時間、さらに好ましくは約25分間〜約
50分間接触させることができる。接触反応時間は適宜
最適な条件を実験により決めることもできる。こうして
得られた処理フィラーは、下記のトリメチルシリルクロ
ライドのようなアルキルシリルハライドといったブロッ
キング剤あるいはリン酸又はリン酸エステルといった無
機ブロッキング剤を用いブロッキング反応を利用して得
られた単位成分が極力一次元的に長くリニア状に連なっ
た構造の無機ケイ酸重合体(ポリシロキサンオリゴマ
ー)との硬化反応に用いられ、無機成型体を与える。
塩化ケイ素を公知の手段、例えば、真空減圧を適用して
除去することができる。こうして得られた四塩化ケイ素
で処理した無機フィラーは、さらに必要に応じ、例え
ば、アンモニガスと約5分間〜約2時間、好ましくは約
15分間〜約1時間、さらに好ましくは約25分間〜約
50分間接触させることができる。接触反応時間は適宜
最適な条件を実験により決めることもできる。こうして
得られた処理フィラーは、下記のトリメチルシリルクロ
ライドのようなアルキルシリルハライドといったブロッ
キング剤あるいはリン酸又はリン酸エステルといった無
機ブロッキング剤を用いブロッキング反応を利用して得
られた単位成分が極力一次元的に長くリニア状に連なっ
た構造の無機ケイ酸重合体(ポリシロキサンオリゴマ
ー)との硬化反応に用いられ、無機成型体を与える。
【0009】例えば、無機フィラーとしてケイ藻土とケ
イ砂を用いた場合、それぞれ1gに対し四塩化ケイ素を
ケイ藻土に対して4g、ケイ砂に対して1g加えられ
る。次にこれら混合物を含有する容器に30分間超音波
照射を行った後、反応していない四塩化ケイ素を真空減
圧で除去することができる。こうして得られた四塩化ケ
イ素で処理した無機フィラーは、アンモニガスと30分
間接触させられる。この処理したフィラーは、下記のト
リメチルシリルクロライドあるいはリン酸又はリン酸エ
ステルといったブロッキング剤を用いブロッキング反応
を利用して得られかつ単位成分が極力一次元的に長くリ
ニア状に連なった構造のポリシロキサンオリゴマーとの
硬化反応に用いられ、無機成型体を与える。
イ砂を用いた場合、それぞれ1gに対し四塩化ケイ素を
ケイ藻土に対して4g、ケイ砂に対して1g加えられ
る。次にこれら混合物を含有する容器に30分間超音波
照射を行った後、反応していない四塩化ケイ素を真空減
圧で除去することができる。こうして得られた四塩化ケ
イ素で処理した無機フィラーは、アンモニガスと30分
間接触させられる。この処理したフィラーは、下記のト
リメチルシリルクロライドあるいはリン酸又はリン酸エ
ステルといったブロッキング剤を用いブロッキング反応
を利用して得られかつ単位成分が極力一次元的に長くリ
ニア状に連なった構造のポリシロキサンオリゴマーとの
硬化反応に用いられ、無機成型体を与える。
【0010】上記(2)の方法は、珪藻土、ケイ砂、ケ
イ酸含有火山灰、フライアシュ、ケイ岩、石英などのケ
イ酸含有無機フィラーを、酸あるいは塩基で処理して、
該無機フィラーの表面を活性化し、ケイ酸に富むフィラ
ーの表面にシラノール基(Si−OH基)を富化せしめ
るものである。このように該無機フィラーの表面は活性
化され、該無機フィラー表面のシラノール基は、当該ポ
リシロキサンオリゴマーと反応して、効率よく化学結合
を形成することができるようになる。酸としては、塩
酸、臭素酸、硫酸、硝酸、リン酸、過塩素酸、重硫酸
塩、酸性亜硫酸塩、ペルオキソ硫酸、クロム酸、過マン
ガン酸などの無機酸又はそれらの塩、酢酸、酪酸、蟻
酸、シュウ酸、コハク酸、フマル酸、安息香酸、トリフ
ロロ酢酸などの有機酸などが挙げられる。特に酸として
は、塩酸、硫酸、硝酸などの強酸が好ましく、更に濃塩
酸、濃硫酸、濃硝酸などが好ましく使用できる。なかで
も塩酸が好ましく使用できる。
イ酸含有火山灰、フライアシュ、ケイ岩、石英などのケ
イ酸含有無機フィラーを、酸あるいは塩基で処理して、
該無機フィラーの表面を活性化し、ケイ酸に富むフィラ
ーの表面にシラノール基(Si−OH基)を富化せしめ
るものである。このように該無機フィラーの表面は活性
化され、該無機フィラー表面のシラノール基は、当該ポ
リシロキサンオリゴマーと反応して、効率よく化学結合
を形成することができるようになる。酸としては、塩
酸、臭素酸、硫酸、硝酸、リン酸、過塩素酸、重硫酸
塩、酸性亜硫酸塩、ペルオキソ硫酸、クロム酸、過マン
ガン酸などの無機酸又はそれらの塩、酢酸、酪酸、蟻
酸、シュウ酸、コハク酸、フマル酸、安息香酸、トリフ
ロロ酢酸などの有機酸などが挙げられる。特に酸として
は、塩酸、硫酸、硝酸などの強酸が好ましく、更に濃塩
酸、濃硫酸、濃硝酸などが好ましく使用できる。なかで
も塩酸が好ましく使用できる。
【0011】無機フィラーとして天然ケイ砂を用い、酸
として濃塩酸を使用した場合について説明すると、天然
ケイ砂の表面には−SiOH基のほかに、−SiOM
(Mは金属イオン)基も−Si−O−Si基も存在す
る。ところが、塩酸で処理をすると以下の反応が生じケ
イ砂表面に表面OH基が増加することとなる。
として濃塩酸を使用した場合について説明すると、天然
ケイ砂の表面には−SiOH基のほかに、−SiOM
(Mは金属イオン)基も−Si−O−Si基も存在す
る。ところが、塩酸で処理をすると以下の反応が生じケ
イ砂表面に表面OH基が増加することとなる。
【0012】
【化2】
【0013】この表面のシラノール基は、当該ポリシロ
キサンオリゴマーと反応して、効率よく化学結合を形成
することができる。塩基としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、
水酸化バリウム、水酸化マグネシクム、水酸化アンモニ
ウムなどの無機塩基、メチルアミン、エチルアミン、ヒ
ドロキシアミン、トリエチルアミンなどの有機塩基など
が挙げられる。特に塩基としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、
水酸化バリウムなどの強塩基が好ましく、更に濃水酸化
ナトリウム水溶液、濃水酸化カリウム水溶液などがこの
ましくしようできる。なかでも濃水酸化ナトリウム水溶
液が好ましく使用できる。塩基で処理した場合には、つ
いで酸で中和処理することが好ましい。酸としては上記
のもののなかから選んで使用できる。無機フィラーとし
て天然ケイ砂を用い、塩基として水酸化ナトリウム水溶
液を使用した場合について説明すると、天然ケイ砂の表
面にある−Si−O−Si基はNaOH処理により、加
水分解され、次に中和工程を経て以下の反応が生じケイ
砂表面に表面OH基が増加することとなる。
キサンオリゴマーと反応して、効率よく化学結合を形成
することができる。塩基としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、
水酸化バリウム、水酸化マグネシクム、水酸化アンモニ
ウムなどの無機塩基、メチルアミン、エチルアミン、ヒ
ドロキシアミン、トリエチルアミンなどの有機塩基など
が挙げられる。特に塩基としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、
水酸化バリウムなどの強塩基が好ましく、更に濃水酸化
ナトリウム水溶液、濃水酸化カリウム水溶液などがこの
ましくしようできる。なかでも濃水酸化ナトリウム水溶
液が好ましく使用できる。塩基で処理した場合には、つ
いで酸で中和処理することが好ましい。酸としては上記
のもののなかから選んで使用できる。無機フィラーとし
て天然ケイ砂を用い、塩基として水酸化ナトリウム水溶
液を使用した場合について説明すると、天然ケイ砂の表
面にある−Si−O−Si基はNaOH処理により、加
水分解され、次に中和工程を経て以下の反応が生じケイ
砂表面に表面OH基が増加することとなる。
【0014】
【化3】
【0015】この表面のシラノール基は、当該ポリシロ
キサンオリゴマーと反応して、効率よく化学結合を形成
することができる。上記無機フィラーとしては、ケイ酸
含有分の多いものが好ましく使用でき、前記珪藻土、ケ
イ砂、ケイ酸含有火山灰、フライアシュ、ケイ岩、石英
などが使用でき、人工あるいは天然のものの中から選ん
で用いることができる。無機フィラーとしては、その材
質自体に強度のあるものが好ましく、一旦成型体となっ
てからは安定であるものが好適に使用できる。無機フィ
ラーとしては、清浄で、強度があり、耐久性のあるもの
が好ましく、強く硬いもので密実なものがより好まし
く、通常知られかつ容易に入手できるもののなかから選
んで用いることができる。無機フィラーとしては、通常
細骨材の範疇に入るものが好ましく使用できるが、その
粒度は使用無機フィラーの粒形、その表面状態、一緒に
使用するポリシロキサンオリゴマー、その他の混和剤あ
るいは混和材料などに応じて適宜選択して用いることが
できる。上記無機フィラーとしては、粉体であるものも
好ましく使用できる。
キサンオリゴマーと反応して、効率よく化学結合を形成
することができる。上記無機フィラーとしては、ケイ酸
含有分の多いものが好ましく使用でき、前記珪藻土、ケ
イ砂、ケイ酸含有火山灰、フライアシュ、ケイ岩、石英
などが使用でき、人工あるいは天然のものの中から選ん
で用いることができる。無機フィラーとしては、その材
質自体に強度のあるものが好ましく、一旦成型体となっ
てからは安定であるものが好適に使用できる。無機フィ
ラーとしては、清浄で、強度があり、耐久性のあるもの
が好ましく、強く硬いもので密実なものがより好まし
く、通常知られかつ容易に入手できるもののなかから選
んで用いることができる。無機フィラーとしては、通常
細骨材の範疇に入るものが好ましく使用できるが、その
粒度は使用無機フィラーの粒形、その表面状態、一緒に
使用するポリシロキサンオリゴマー、その他の混和剤あ
るいは混和材料などに応じて適宜選択して用いることが
できる。上記無機フィラーとしては、粉体であるものも
好ましく使用できる。
【0016】上記のようにして得られた反応性無機フィ
ラーは、次のようなポリシロキサンオリゴマーと反応さ
せることができる。その反応は、両者を加水分解条件下
混合するものでよい。その互いの配合割合は、目的に合
わせて適宜選択したり、あるいはその他の添加剤を加え
てもよい。添加剤としてはセメントの分野で知られたも
のが挙げられよう。そのポリシロキサンオリゴマーは、
代表的にはケイ素アルコキシドを重縮合条件下加水分解
反応せしめ、次に得られたケイ酸重縮合体を少なくとも
1回トリアルキルシリルハライドからなるブロッキング
試薬で処理することにより得られる。このトリアルキル
シリルハライドからなるブロッキング試薬で処理する工
程は、ブロッキング試薬で処理して得られたポリシロキ
サンオリゴマーを再度重縮合条件下部分加水分解反応さ
せた後、繰り返すことができる。
ラーは、次のようなポリシロキサンオリゴマーと反応さ
せることができる。その反応は、両者を加水分解条件下
混合するものでよい。その互いの配合割合は、目的に合
わせて適宜選択したり、あるいはその他の添加剤を加え
てもよい。添加剤としてはセメントの分野で知られたも
のが挙げられよう。そのポリシロキサンオリゴマーは、
代表的にはケイ素アルコキシドを重縮合条件下加水分解
反応せしめ、次に得られたケイ酸重縮合体を少なくとも
1回トリアルキルシリルハライドからなるブロッキング
試薬で処理することにより得られる。このトリアルキル
シリルハライドからなるブロッキング試薬で処理する工
程は、ブロッキング試薬で処理して得られたポリシロキ
サンオリゴマーを再度重縮合条件下部分加水分解反応さ
せた後、繰り返すことができる。
【0017】また、そのポリシロキサンオリゴマーは、
代表的にはケイ素アルコキシドを重縮合反応条件下加水
分解反応せしめてケイ酸重縮合オリゴマー体を形成せし
め、次に得られたケイ酸重縮合オリゴマー生成物を部分
的に加水分解反応せしめ得られた部分加水分解ケイ酸重
縮合オリゴマー生成物を少なくとも1回リン酸又はリン
酸エステルでブロッキング処理して得られる。この場合
ブロッキング処理して得られたポリシロキサンオリゴマ
ーは、使用前に部分加水分解反応させておくこともでき
る。好ましくは、ケイ酸重縮合オリゴマーは、構造が線
状のものであり、さらに単位成分が少なくとも極力一次
元的に長くリニア状に連なった構造のものである。ま
た、そのポリシロキサンオリゴマーは、一般式
代表的にはケイ素アルコキシドを重縮合反応条件下加水
分解反応せしめてケイ酸重縮合オリゴマー体を形成せし
め、次に得られたケイ酸重縮合オリゴマー生成物を部分
的に加水分解反応せしめ得られた部分加水分解ケイ酸重
縮合オリゴマー生成物を少なくとも1回リン酸又はリン
酸エステルでブロッキング処理して得られる。この場合
ブロッキング処理して得られたポリシロキサンオリゴマ
ーは、使用前に部分加水分解反応させておくこともでき
る。好ましくは、ケイ酸重縮合オリゴマーは、構造が線
状のものであり、さらに単位成分が少なくとも極力一次
元的に長くリニア状に連なった構造のものである。ま
た、そのポリシロキサンオリゴマーは、一般式
【化4】 (式中、iは1〜20で、mは0〜20で、Rは、同一
又は異なってよく、水素原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜10のアラルキル基、−Si(OR)3
又は−PO(OR1 )2 で、そのRのうち少なくとも一
つは−PO(OR1 )2 で、R1 は、同一又は異なって
よく、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1
〜10のアラルキル基、−PO(OR1 )2 又は−Si
(OR)3である)で表されるケイ酸エステルであるこ
とができる。このものは、対応するケイ酸エステルを、
少なくとも1回リン酸又はリン酸エステルでブロッキン
グ処理して得られる。この場合ブロッキング処理して得
られたケイ酸エステルは、使用前に部分加水分解反応さ
せておくこともできる。先ず上記ケイ素アルコキシドの
重縮合条件下加水分解反応では、ケイ素アルコキシドを
水と部分的に反応させ、ポリシロキサンオリゴマーを合
成する。
又は異なってよく、水素原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜10のアラルキル基、−Si(OR)3
又は−PO(OR1 )2 で、そのRのうち少なくとも一
つは−PO(OR1 )2 で、R1 は、同一又は異なって
よく、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1
〜10のアラルキル基、−PO(OR1 )2 又は−Si
(OR)3である)で表されるケイ酸エステルであるこ
とができる。このものは、対応するケイ酸エステルを、
少なくとも1回リン酸又はリン酸エステルでブロッキン
グ処理して得られる。この場合ブロッキング処理して得
られたケイ酸エステルは、使用前に部分加水分解反応さ
せておくこともできる。先ず上記ケイ素アルコキシドの
重縮合条件下加水分解反応では、ケイ素アルコキシドを
水と部分的に反応させ、ポリシロキサンオリゴマーを合
成する。
【0018】ケイ素アルコキシドとしては、ケイ素原子
にアルコキシ基が少なくとも1個結合したものであり、
好ましくはケイ素原子にアルコキシ基が少なくとも2個
結合したものが挙げられ、代表的なものとしてはテトラ
アルコキシシランが挙げられる。テトラアルコキシシラ
ンとしては、例えばテトラエトキシシラン、テトラメト
キシシラン、テトラ−n−プロポキシシラン、テトラ−
i−プロポキシシラン、テトラ−n−ブトキシシラン、
テトラ−sec−ブトキシシラン、テトラ−t−ブトキ
シシラン、テトラ−i−アミロキシシラン、テトラ−n
−オクチルオキシシラン、テトラ−n−ノニルオキシシ
ラン、n−ブトキシトリ−t−ブトキシシラン、ジエト
キシジ−t−ブトキシシラン、ジメトキシジ−t−ブト
キシシラン、ジエトキシジトリチルオキシシランなどが
挙げられる。例えば、アルコキシシランとしては、特に
テトラエトキシシラン、テトラメトキシシランなどを好
適に用いることができる。ケイ素アルコキシドとして
は、上記テトラアルコキシシランの単量体の他に、2単
量体、3単量体、4単量体、5単量体などの低分量縮合
体、あるいは単量体を含めてのそれらの任意の割合の混
合物であってもよい。これら低分量縮合体としては、線
型の縮合体が好ましく用いられる。
にアルコキシ基が少なくとも1個結合したものであり、
好ましくはケイ素原子にアルコキシ基が少なくとも2個
結合したものが挙げられ、代表的なものとしてはテトラ
アルコキシシランが挙げられる。テトラアルコキシシラ
ンとしては、例えばテトラエトキシシラン、テトラメト
キシシラン、テトラ−n−プロポキシシラン、テトラ−
i−プロポキシシラン、テトラ−n−ブトキシシラン、
テトラ−sec−ブトキシシラン、テトラ−t−ブトキ
シシラン、テトラ−i−アミロキシシラン、テトラ−n
−オクチルオキシシラン、テトラ−n−ノニルオキシシ
ラン、n−ブトキシトリ−t−ブトキシシラン、ジエト
キシジ−t−ブトキシシラン、ジメトキシジ−t−ブト
キシシラン、ジエトキシジトリチルオキシシランなどが
挙げられる。例えば、アルコキシシランとしては、特に
テトラエトキシシラン、テトラメトキシシランなどを好
適に用いることができる。ケイ素アルコキシドとして
は、上記テトラアルコキシシランの単量体の他に、2単
量体、3単量体、4単量体、5単量体などの低分量縮合
体、あるいは単量体を含めてのそれらの任意の割合の混
合物であってもよい。これら低分量縮合体としては、線
型の縮合体が好ましく用いられる。
【0019】このポリシロキサンオリゴマーを合成する
にあたっては、出発ケイ素アルコキシドは水と有機溶媒
存在下反応させるのが好ましいが、その場合出発ケイ素
アルコキシドに対して水と有機溶媒をできるだけ少なく
用いることが好ましい。またその反応は酸性下行うのが
好ましい。反応系を酸性にするには、酸を添加すること
により行える。酸としては、塩酸、臭素酸、硫酸、硝
酸、燐酸、過塩素酸、重硫酸塩、酸性亜硫酸塩などの無
機酸又はそれらの塩、酢酸、酪酸、蟻酸、シュウ酸、コ
ハク酸、フマル酸、安息香酸などの有機酸などが挙げら
れる。なかでも塩酸が好ましく使用できる。
にあたっては、出発ケイ素アルコキシドは水と有機溶媒
存在下反応させるのが好ましいが、その場合出発ケイ素
アルコキシドに対して水と有機溶媒をできるだけ少なく
用いることが好ましい。またその反応は酸性下行うのが
好ましい。反応系を酸性にするには、酸を添加すること
により行える。酸としては、塩酸、臭素酸、硫酸、硝
酸、燐酸、過塩素酸、重硫酸塩、酸性亜硫酸塩などの無
機酸又はそれらの塩、酢酸、酪酸、蟻酸、シュウ酸、コ
ハク酸、フマル酸、安息香酸などの有機酸などが挙げら
れる。なかでも塩酸が好ましく使用できる。
【0020】また、この反応で使用できる有機溶媒とし
ては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イ
ソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、t
−ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノ
ール、オクタノール、デカノールなどの脂肪族アルコー
ル類、シクロプロパノール、シクロブタノール、シクロ
ペンタノール、シクロヘキサノール、シクロヘプタノー
ルなどの脂環式アルコール類、あるいはそれらの混合物
が挙げられる。有機溶媒としては、メタノール、エタノ
ールなどを好ましく用いることができる。
ては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イ
ソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、t
−ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノ
ール、オクタノール、デカノールなどの脂肪族アルコー
ル類、シクロプロパノール、シクロブタノール、シクロ
ペンタノール、シクロヘキサノール、シクロヘプタノー
ルなどの脂環式アルコール類、あるいはそれらの混合物
が挙げられる。有機溶媒としては、メタノール、エタノ
ールなどを好ましく用いることができる。
【0021】このポリシロキサンオリゴマー合成反応に
あたっては、出発ケイ素アルコキシドに適当量の有機溶
媒と水とを加え、次にその混合物に適当量の酸を加え、
最初は激しく攪拌し、約10分間から約1時間、好まし
くは約20分間から約40分間、さらに好ましくは約2
5分間から約35分間反応させ均一な反応混合液とし、
つぎに均一になった反応混合液を、約 5℃から約80
℃、好ましくは約15℃から約50℃、さらに好ましく
は約20℃から約40℃に保ち、穏やかに攪拌あるいは
振動させながら、約5時間から約100時間、好ましく
は約10時間から約50時間、さらに好ましくは約10
時間から約50時間反応させる。使用ケイ素アルコキシ
ド中のアルコキシド基の種類により、その反応時間は更
に長くする必要もある。一般に炭素数の多いアルコール
残基を持つものでは反応時間に要する時間は長くなる
が、共存する水や有機溶媒や酸の量や種類を調節するこ
とにより変えることができる。
あたっては、出発ケイ素アルコキシドに適当量の有機溶
媒と水とを加え、次にその混合物に適当量の酸を加え、
最初は激しく攪拌し、約10分間から約1時間、好まし
くは約20分間から約40分間、さらに好ましくは約2
5分間から約35分間反応させ均一な反応混合液とし、
つぎに均一になった反応混合液を、約 5℃から約80
℃、好ましくは約15℃から約50℃、さらに好ましく
は約20℃から約40℃に保ち、穏やかに攪拌あるいは
振動させながら、約5時間から約100時間、好ましく
は約10時間から約50時間、さらに好ましくは約10
時間から約50時間反応させる。使用ケイ素アルコキシ
ド中のアルコキシド基の種類により、その反応時間は更
に長くする必要もある。一般に炭素数の多いアルコール
残基を持つものでは反応時間に要する時間は長くなる
が、共存する水や有機溶媒や酸の量や種類を調節するこ
とにより変えることができる。
【0022】このポリシロキサンオリゴマー合成反応に
あたっては、有機溶媒は出発ケイ素アルコキシド当たり
約0.5倍モルから約10倍モル、好ましくは約0.7
倍モルから約5倍モル、さらに好ましくは約0.9倍モ
ルから約2倍モル用いられる。ポリシロキサンオリゴマ
ー合成反応中には、水は出発ケイ素アルコキシド当たり
約0.8倍モルから約10倍モル、好ましくは約1.0
倍モルから約5倍モル、さらに好ましくは約1.5倍モ
ルから約3倍モル用いられる。この反応で加えられる酸
の量は、出発ケイ素アルコキシド当たり約0.001倍
モルから約5倍モル、好ましくは約0.005倍モルか
ら約2倍モル、さらに好ましくは約0.01倍モルから
約0.5倍モル用いられる。
あたっては、有機溶媒は出発ケイ素アルコキシド当たり
約0.5倍モルから約10倍モル、好ましくは約0.7
倍モルから約5倍モル、さらに好ましくは約0.9倍モ
ルから約2倍モル用いられる。ポリシロキサンオリゴマ
ー合成反応中には、水は出発ケイ素アルコキシド当たり
約0.8倍モルから約10倍モル、好ましくは約1.0
倍モルから約5倍モル、さらに好ましくは約1.5倍モ
ルから約3倍モル用いられる。この反応で加えられる酸
の量は、出発ケイ素アルコキシド当たり約0.001倍
モルから約5倍モル、好ましくは約0.005倍モルか
ら約2倍モル、さらに好ましくは約0.01倍モルから
約0.5倍モル用いられる。
【0023】次にこの様にして得られたポリシロキサン
オリゴマー生成物を、ブロッキング試薬で処理し、ブロ
ック処理されたポリシロキサンオリゴマー生成物を合成
する。この反応に使用できるブロッキング試薬として
は、ケイ素などの無機金属のブロッキング試薬として知
られたもののなかから選んで用いることができ、この様
な目的に合致するかぎり通常用いられる公知の試薬ある
いは市販されており容易に入手できる試薬のなかから選
んで用いることができる。このようなブロッキング試薬
としては、また水酸基の保護基として知られたもののな
かから選んで用いることができる。
オリゴマー生成物を、ブロッキング試薬で処理し、ブロ
ック処理されたポリシロキサンオリゴマー生成物を合成
する。この反応に使用できるブロッキング試薬として
は、ケイ素などの無機金属のブロッキング試薬として知
られたもののなかから選んで用いることができ、この様
な目的に合致するかぎり通常用いられる公知の試薬ある
いは市販されており容易に入手できる試薬のなかから選
んで用いることができる。このようなブロッキング試薬
としては、また水酸基の保護基として知られたもののな
かから選んで用いることができる。
【0024】ブロッキング試薬としては、例えばトリメ
チルシリルクロライド、ジメチルイソプロピルシリルク
ロライド、t−ブチルジメチルシリルクロライドなどの
トリアルキル置換シリルハライドなどが挙げられる。ブ
ロッキング試薬としては、トリメチルシリルクロライド
が好適に用いることが出来る。
チルシリルクロライド、ジメチルイソプロピルシリルク
ロライド、t−ブチルジメチルシリルクロライドなどの
トリアルキル置換シリルハライドなどが挙げられる。ブ
ロッキング試薬としては、トリメチルシリルクロライド
が好適に用いることが出来る。
【0025】このブロッキング反応においては、第一段
の工程で得られたポリシロキサンオリゴマー生成物中に
ブロッキング試薬を添加することによりその処理を行う
ことができる。ブロッキング試薬を添加せしめられた反
応混合物は、約5℃から約60℃、好ましくは約15℃
から約40℃、さらに好ましくは約20℃から約30℃
に保ち、穏やかに攪拌あるいは振動させながら、約5時
間から約70時間、好ましくは約10時間から約40時
間、さらに好ましくは約10時間から約20時間反応さ
せる。こうしてブロック処理されたポリシロキサンオリ
ゴマー生成物を含む反応混合物は、次に必要に応じて低
沸点物や溶媒を除去するために蒸発除去処理を加え、ブ
ロック処理されたポリシロキサンオリゴマー生成物を得
ることができる。このブロッキング反応においては、上
記第一段の工程で用いられたような有機溶媒、水そして
酸を、所望の生成物が得られるようにするため適宜添加
することもできる。
の工程で得られたポリシロキサンオリゴマー生成物中に
ブロッキング試薬を添加することによりその処理を行う
ことができる。ブロッキング試薬を添加せしめられた反
応混合物は、約5℃から約60℃、好ましくは約15℃
から約40℃、さらに好ましくは約20℃から約30℃
に保ち、穏やかに攪拌あるいは振動させながら、約5時
間から約70時間、好ましくは約10時間から約40時
間、さらに好ましくは約10時間から約20時間反応さ
せる。こうしてブロック処理されたポリシロキサンオリ
ゴマー生成物を含む反応混合物は、次に必要に応じて低
沸点物や溶媒を除去するために蒸発除去処理を加え、ブ
ロック処理されたポリシロキサンオリゴマー生成物を得
ることができる。このブロッキング反応においては、上
記第一段の工程で用いられたような有機溶媒、水そして
酸を、所望の生成物が得られるようにするため適宜添加
することもできる。
【0026】つぎに、この様にして得られたブロック処
理されたポリシロキサンオリゴマー生成物は、さらに水
と反応させることができる。このブロック処理されたポ
リシロキサンオリゴマー生成物を処理するにあたって
は、出発ブロックされたポリシロキサンオリゴマー生成
物は水と有機溶媒存在下反応させるのが好ましい。また
その反応は酸性下で行うのが好ましい。反応系を酸性に
するには、酸を添加することにより行える。酸として
は、上記第一段の工程で用いられたような塩酸、臭素
酸、硫酸、硝酸、燐酸、過塩素酸、重硫酸塩、酸性亜硫
酸塩などの無機酸又はそれらの塩、酢酸、酪酸、蟻酸、
シュウ酸、コハク酸、フマル酸、安息香酸などの有機酸
などが挙げられる。なかでも塩酸が好ましく使用でき
る。
理されたポリシロキサンオリゴマー生成物は、さらに水
と反応させることができる。このブロック処理されたポ
リシロキサンオリゴマー生成物を処理するにあたって
は、出発ブロックされたポリシロキサンオリゴマー生成
物は水と有機溶媒存在下反応させるのが好ましい。また
その反応は酸性下で行うのが好ましい。反応系を酸性に
するには、酸を添加することにより行える。酸として
は、上記第一段の工程で用いられたような塩酸、臭素
酸、硫酸、硝酸、燐酸、過塩素酸、重硫酸塩、酸性亜硫
酸塩などの無機酸又はそれらの塩、酢酸、酪酸、蟻酸、
シュウ酸、コハク酸、フマル酸、安息香酸などの有機酸
などが挙げられる。なかでも塩酸が好ましく使用でき
る。
【0027】また、この反応で使用できる有機溶媒とし
ては、上記第一段の工程で用いられたようなメタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノー
ル、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オク
タノール、デカノールなどの脂肪族アルコール類、シク
ロプロパノール、シクロブタノール、シクロペンタノー
ル、シクロヘキサノール、シクロヘプタノールなどの脂
環式アルコール類、あるいはそれらの混合物が挙げられ
る。有機溶媒としては、メタノール、エタノールなどが
好ましく用いられる。
ては、上記第一段の工程で用いられたようなメタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノー
ル、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オク
タノール、デカノールなどの脂肪族アルコール類、シク
ロプロパノール、シクロブタノール、シクロペンタノー
ル、シクロヘキサノール、シクロヘプタノールなどの脂
環式アルコール類、あるいはそれらの混合物が挙げられ
る。有機溶媒としては、メタノール、エタノールなどが
好ましく用いられる。
【0028】このブロックされたポリシロキサンオリゴ
マー生成物処理にあたっては、出発ブロックされたポリ
シロキサンオリゴマー生成物に適当量の有機溶媒と水と
を加え、次にその混合物に適当量の酸を加え、最初は激
しく攪拌し、約10分間から約1時間、好ましくは約2
0分間から約40分間、さらに好ましくは約25分間か
ら約35分間反応させ均一な反応混合液とし、つぎに均
一になった反応混合液を、約5℃から約80℃、好まし
くは約15℃から約50℃、さらに好ましくは約20℃
から約40℃に保ち、穏やかに攪拌あるいは振動させな
がら、約5時間から約100時間、好ましくは約10時
間から約50時間反応させる。また、約15時間から約
30時間反応させてもよい。
マー生成物処理にあたっては、出発ブロックされたポリ
シロキサンオリゴマー生成物に適当量の有機溶媒と水と
を加え、次にその混合物に適当量の酸を加え、最初は激
しく攪拌し、約10分間から約1時間、好ましくは約2
0分間から約40分間、さらに好ましくは約25分間か
ら約35分間反応させ均一な反応混合液とし、つぎに均
一になった反応混合液を、約5℃から約80℃、好まし
くは約15℃から約50℃、さらに好ましくは約20℃
から約40℃に保ち、穏やかに攪拌あるいは振動させな
がら、約5時間から約100時間、好ましくは約10時
間から約50時間反応させる。また、約15時間から約
30時間反応させてもよい。
【0029】このポリシロキサンオリゴマー生成物処理
にあたっては、有機溶媒、例えばメタノールの場合、出
発ブロックされたポリシロキサンオリゴマー生成物1g
当たり約0.05gから約3g、好ましくは約0.1g
から約1g、さらに好ましくは約0.2gから約0.6
g用いられる。このポリシロキサンオリゴマー生成物処
理にあたっては、 水は出発ポリシロキサンオリゴマー
生成物当たり約0.8倍モルから約30倍モル、好まし
くは約1.0倍モルから約15倍モル、さらに好ましく
は約1.5倍モルから約6倍モル用いられる。この反応
で加えられる酸の量は、例えば、塩酸の場合、出発ブロ
ックされたポリシロキサンオリゴマー生成物1g当たり
約0.001gから約2g、好ましくは約0.005g
から約1g、さらに好ましくは約0.01gから約0.
5g用いられる。この反応で加えられる酸の量を多くす
ることにより、より数平均分子量(Mn)の大きな生成
物が得られる。
にあたっては、有機溶媒、例えばメタノールの場合、出
発ブロックされたポリシロキサンオリゴマー生成物1g
当たり約0.05gから約3g、好ましくは約0.1g
から約1g、さらに好ましくは約0.2gから約0.6
g用いられる。このポリシロキサンオリゴマー生成物処
理にあたっては、 水は出発ポリシロキサンオリゴマー
生成物当たり約0.8倍モルから約30倍モル、好まし
くは約1.0倍モルから約15倍モル、さらに好ましく
は約1.5倍モルから約6倍モル用いられる。この反応
で加えられる酸の量は、例えば、塩酸の場合、出発ブロ
ックされたポリシロキサンオリゴマー生成物1g当たり
約0.001gから約2g、好ましくは約0.005g
から約1g、さらに好ましくは約0.01gから約0.
5g用いられる。この反応で加えられる酸の量を多くす
ることにより、より数平均分子量(Mn)の大きな生成
物が得られる。
【0030】こうして得られた最終高分子生成物はさら
にブロッキング試薬で処理することができる。この処理
は、上記ブロッキング反応と同様にして行うことができ
る。こうして処理された高分子生成物を含む反応混合物
は、次に必要に応じて低沸点物や溶媒を除去するために
蒸発除去処理を加え、所望の高分子を得ることができ
る。上記ブロッキング試薬としては、リン酸又はリン酸
エステルを用いリン酸基でブロックされたポリシロキサ
ンオリゴマーとすることもできる。この場合、第一段の
工程の重縮合条件下加水分解反応で得られたオリゴマー
生成物を、加水分解条件下処理し、そのオリゴマー生成
物中に部分的に遊離の−Si−OH基を形成させる。出
発オリゴマー生成物は水と有機溶媒存在下反応させるの
が好ましい。またその反応は酸性下行うのが好ましい。
反応系を酸性にするには、酸を添加することにより行え
る。酸としては、上記第一段の工程の重縮合条件下加水
分解反応で用いられたものから選んで用いることができ
る。なかでも塩酸が好ましく使用できる。酸の使用量は
触媒量でよい。
にブロッキング試薬で処理することができる。この処理
は、上記ブロッキング反応と同様にして行うことができ
る。こうして処理された高分子生成物を含む反応混合物
は、次に必要に応じて低沸点物や溶媒を除去するために
蒸発除去処理を加え、所望の高分子を得ることができ
る。上記ブロッキング試薬としては、リン酸又はリン酸
エステルを用いリン酸基でブロックされたポリシロキサ
ンオリゴマーとすることもできる。この場合、第一段の
工程の重縮合条件下加水分解反応で得られたオリゴマー
生成物を、加水分解条件下処理し、そのオリゴマー生成
物中に部分的に遊離の−Si−OH基を形成させる。出
発オリゴマー生成物は水と有機溶媒存在下反応させるの
が好ましい。またその反応は酸性下行うのが好ましい。
反応系を酸性にするには、酸を添加することにより行え
る。酸としては、上記第一段の工程の重縮合条件下加水
分解反応で用いられたものから選んで用いることができ
る。なかでも塩酸が好ましく使用できる。酸の使用量は
触媒量でよい。
【0031】また、この反応で使用できる有機溶媒とし
ては、上記第一段の工程の重縮合条件下加水分解反応で
用いられたものから選んで用いることができる。有機溶
媒としては、メタノール、エタノールなどを好ましく用
いることができる。この部分加水分解反応にあたって
は、出発オリゴマーに適当量の有機溶媒と水とを加え、
次にその混合物に適当量の酸を加え、約10分間から約
2時間、好ましくは約20分間から約90分間、さらに
好ましくは約25分間から約55分間反応させ均一な反
応混合液としする。その反応は、通常、約5℃から約8
0℃、好ましくは約15℃から約50℃、さらに好まし
くは約20℃から約40℃に保ち、穏やかに攪拌あるい
は振動させながらおこなわれる。使用ケイ素アルコキシ
ド中のアルコキシド基の種類により、その反応時間は更
に長くする必要もある。一般に炭素数の多いアルコール
残基を持つものでは反応時間に要する時間は長くなる
が、共存する水や有機溶媒や酸の量や種類を調節するこ
とにより変えることができる。
ては、上記第一段の工程の重縮合条件下加水分解反応で
用いられたものから選んで用いることができる。有機溶
媒としては、メタノール、エタノールなどを好ましく用
いることができる。この部分加水分解反応にあたって
は、出発オリゴマーに適当量の有機溶媒と水とを加え、
次にその混合物に適当量の酸を加え、約10分間から約
2時間、好ましくは約20分間から約90分間、さらに
好ましくは約25分間から約55分間反応させ均一な反
応混合液としする。その反応は、通常、約5℃から約8
0℃、好ましくは約15℃から約50℃、さらに好まし
くは約20℃から約40℃に保ち、穏やかに攪拌あるい
は振動させながらおこなわれる。使用ケイ素アルコキシ
ド中のアルコキシド基の種類により、その反応時間は更
に長くする必要もある。一般に炭素数の多いアルコール
残基を持つものでは反応時間に要する時間は長くなる
が、共存する水や有機溶媒や酸の量や種類を調節するこ
とにより変えることができる。
【0032】この部分加水分解反応にあたっては、有機
溶媒は出発オリゴマー当たり約3.0倍モルから約20
倍モル、好ましくは約4.5倍モルから約10倍モル、
さらに好ましくは約6.5倍モルから約8.5倍モル用
いられる。オリゴマー加水分解反応中には、水は出発オ
リゴマー当たり約0.1倍モルから約2倍モル、好まし
くは約0.15倍モルから約1.8倍モル、さらに好ま
しくは約0.2倍モルから約1.6倍モル用いられる。
溶媒は出発オリゴマー当たり約3.0倍モルから約20
倍モル、好ましくは約4.5倍モルから約10倍モル、
さらに好ましくは約6.5倍モルから約8.5倍モル用
いられる。オリゴマー加水分解反応中には、水は出発オ
リゴマー当たり約0.1倍モルから約2倍モル、好まし
くは約0.15倍モルから約1.8倍モル、さらに好ま
しくは約0.2倍モルから約1.6倍モル用いられる。
【0033】次にこの様にして得られた部分加水分解オ
リゴマー生成物を、リン酸又はリン酸エステルで処理
し、遊離の−Si−OH基がブロッキング処理されたオ
リゴマー生成物を合成する。この反応に使用できるリン
酸エステルとしては、リン酸エステルとして知られたも
ののなかから選んで用いることができ、この様な目的に
合致するかぎり通常用いられる公知の試薬あるいは市販
されており容易に入手できる試薬のなかから選んで用い
ることができる。このようなリン酸エステルとしては、
また水酸基の保護基として知られたもののなかから選ん
で用いることができる。
リゴマー生成物を、リン酸又はリン酸エステルで処理
し、遊離の−Si−OH基がブロッキング処理されたオ
リゴマー生成物を合成する。この反応に使用できるリン
酸エステルとしては、リン酸エステルとして知られたも
ののなかから選んで用いることができ、この様な目的に
合致するかぎり通常用いられる公知の試薬あるいは市販
されており容易に入手できる試薬のなかから選んで用い
ることができる。このようなリン酸エステルとしては、
また水酸基の保護基として知られたもののなかから選ん
で用いることができる。
【0034】リン酸エステルとしては、モノ−、ジ−又
はトリ−飽和又は不飽和炭化水素置換リン酸エステルが
挙げられ、例えばトリメチルリン酸エステル、トリエチ
ルリン酸エステル、ジメチルイソプロピルリン酸エステ
ル、t−ブチルジメチルリン酸エステルなどのアルキル
置換リン酸エステル、トリベンジルリン酸エステルなど
のアリールアルキル置換リン酸エステル、トリフェニル
リン酸エステルなどのアリール置換リン酸エステル、ト
リシクロヘキシルリン酸エステルなどのシクロアルキル
置換リン酸エステルなどが挙げられ、これらアルキル
基、シクロアルキル基、アリール基あるいはアラルキル
基は任意にアルキル基、アリール基、アラルキル基、シ
クロアルキル基、水酸基、ハロゲン原子などの置換基を
有していてもよい。リン酸エステルとしては、トリメチ
ルリン酸エステル及びトリエチルリン酸エステルが好適
に用いることが出来る。
はトリ−飽和又は不飽和炭化水素置換リン酸エステルが
挙げられ、例えばトリメチルリン酸エステル、トリエチ
ルリン酸エステル、ジメチルイソプロピルリン酸エステ
ル、t−ブチルジメチルリン酸エステルなどのアルキル
置換リン酸エステル、トリベンジルリン酸エステルなど
のアリールアルキル置換リン酸エステル、トリフェニル
リン酸エステルなどのアリール置換リン酸エステル、ト
リシクロヘキシルリン酸エステルなどのシクロアルキル
置換リン酸エステルなどが挙げられ、これらアルキル
基、シクロアルキル基、アリール基あるいはアラルキル
基は任意にアルキル基、アリール基、アラルキル基、シ
クロアルキル基、水酸基、ハロゲン原子などの置換基を
有していてもよい。リン酸エステルとしては、トリメチ
ルリン酸エステル及びトリエチルリン酸エステルが好適
に用いることが出来る。
【0035】このブロッキング反応においては、部分加
水分解して得られたオリゴマー生成物中にリン酸又はリ
ン酸エステルを添加することによりその処理を行うこと
ができる。リン酸エステルを添加せしめられた反応混合
物は、約5℃から約80℃、好ましくは約15℃から約
40℃、さらに好ましくは約20℃から約30℃に保
ち、穏やかに攪拌あるいは振動させながら、約1時間か
ら約30時間、好ましくは約2時間から約20時間、さ
らに好ましくは約3時間から約15時間反応させる。こ
うしてブロック処理されたオリゴマー生成物を含む反応
混合物は、次に必要に応じて低沸点物や溶媒を除去する
ために蒸発除去処理を加え、ブロック処理されたオリゴ
マー生成物を得ることができる。このブロッキング反応
においては、上記重縮合あるいは部分加水分解工程で用
いられたような有機溶媒、水そして酸を、所望の生成物
が得られるようにするため適宜添加することもできる。
こうして得られたブロック処理された高分子生成物を含
む反応混合物は、次に必要に応じて低沸点物や溶媒を除
去するために蒸発除去処理を加え、所望の高分子を得る
ことができる。
水分解して得られたオリゴマー生成物中にリン酸又はリ
ン酸エステルを添加することによりその処理を行うこと
ができる。リン酸エステルを添加せしめられた反応混合
物は、約5℃から約80℃、好ましくは約15℃から約
40℃、さらに好ましくは約20℃から約30℃に保
ち、穏やかに攪拌あるいは振動させながら、約1時間か
ら約30時間、好ましくは約2時間から約20時間、さ
らに好ましくは約3時間から約15時間反応させる。こ
うしてブロック処理されたオリゴマー生成物を含む反応
混合物は、次に必要に応じて低沸点物や溶媒を除去する
ために蒸発除去処理を加え、ブロック処理されたオリゴ
マー生成物を得ることができる。このブロッキング反応
においては、上記重縮合あるいは部分加水分解工程で用
いられたような有機溶媒、水そして酸を、所望の生成物
が得られるようにするため適宜添加することもできる。
こうして得られたブロック処理された高分子生成物を含
む反応混合物は、次に必要に応じて低沸点物や溶媒を除
去するために蒸発除去処理を加え、所望の高分子を得る
ことができる。
【0036】この様にして得られたブロック処理された
オリゴマー生成物は、それから最終高分子生成物を容易
に形成するため、さらに水と反応させることができる。
このブロック処理されたオリゴマー生成物を処理するに
あたっては、出発ブロックされたオリゴマー生成物は水
と有機溶媒存在下反応させるのが好ましい。またその反
応は酸性下行うのが好ましい。反応系を酸性にするに
は、酸を添加することにより行える。酸としては、上記
上記第一段の工程で用いられたような塩酸、臭素酸、硫
酸、硝酸、燐酸、過塩素酸、重硫酸塩、酸性亜硫酸塩な
どの無機酸又はそれらの塩、酢酸、酪酸、蟻酸、シュウ
酸、コハク酸、フマル酸、安息香酸などの有機酸などが
挙げられる。なかでも塩酸が好ましく使用できる。
オリゴマー生成物は、それから最終高分子生成物を容易
に形成するため、さらに水と反応させることができる。
このブロック処理されたオリゴマー生成物を処理するに
あたっては、出発ブロックされたオリゴマー生成物は水
と有機溶媒存在下反応させるのが好ましい。またその反
応は酸性下行うのが好ましい。反応系を酸性にするに
は、酸を添加することにより行える。酸としては、上記
上記第一段の工程で用いられたような塩酸、臭素酸、硫
酸、硝酸、燐酸、過塩素酸、重硫酸塩、酸性亜硫酸塩な
どの無機酸又はそれらの塩、酢酸、酪酸、蟻酸、シュウ
酸、コハク酸、フマル酸、安息香酸などの有機酸などが
挙げられる。なかでも塩酸が好ましく使用できる。
【0037】また、この反応で使用できる有機溶媒とし
ては、上記上記第一段の工程で用いられたものから選ん
で用いることができる。有機溶媒としては、メタノー
ル、エタノールなどが好ましく用いられる。上記ポリシ
ロキサンオリゴマーの製造にあたっては、構造が線状の
ものであり、さらに単位成分が少なくとも極力一次元的
に長くリニア状に連なった構造のものを得る条件を選択
することができるし、また好ましい。
ては、上記上記第一段の工程で用いられたものから選ん
で用いることができる。有機溶媒としては、メタノー
ル、エタノールなどが好ましく用いられる。上記ポリシ
ロキサンオリゴマーの製造にあたっては、構造が線状の
ものであり、さらに単位成分が少なくとも極力一次元的
に長くリニア状に連なった構造のものを得る条件を選択
することができるし、また好ましい。
【0038】上記製造法において、その水溶液中には、
本発明の目的に合致するかぎり、pH緩衝剤、ゲル化調
整剤、着色剤などが添加されていてよい。形成されるポ
リシロキサンオリゴマーの重合度、性状などは、これら
のものによっても調節できる。使用される水としては、
精製水、酸性水溶液が挙げられが、形成されるポリシロ
キサンオリゴマーに所要の特定の性状を付与するために
精製水などに金属、金属塩、無機化合物、有機化合物、
顔料、半導体材料、薬剤などを加えたものを用いること
もできよう。使用される水として精製水が好ましく用い
られ、それにより高純度ポリシロキサンオリゴマーが容
易に形成される。
本発明の目的に合致するかぎり、pH緩衝剤、ゲル化調
整剤、着色剤などが添加されていてよい。形成されるポ
リシロキサンオリゴマーの重合度、性状などは、これら
のものによっても調節できる。使用される水としては、
精製水、酸性水溶液が挙げられが、形成されるポリシロ
キサンオリゴマーに所要の特定の性状を付与するために
精製水などに金属、金属塩、無機化合物、有機化合物、
顔料、半導体材料、薬剤などを加えたものを用いること
もできよう。使用される水として精製水が好ましく用い
られ、それにより高純度ポリシロキサンオリゴマーが容
易に形成される。
【0039】本発明で得られる無機ケイ酸重合体成型物
は、当該分野で広く知られた通常の方法を用いて、各種
の無機系機能性材料に加工できる。このような製品は、
耐酸性や耐水性、耐アルカリ性などの化学的耐久性に優
れ、機械的強度にも優れ、材料の表面加工にも用いられ
ることもできる。本発明で得られるケイ酸重合体は、ま
た耐化学性を示す高い強度及び高い耐久性をもった優れ
た次世代コンクリート開発にもその可能性を与え,かつ
安価で施工性の優れたセメントを製造するのに用いられ
ることができよう。
は、当該分野で広く知られた通常の方法を用いて、各種
の無機系機能性材料に加工できる。このような製品は、
耐酸性や耐水性、耐アルカリ性などの化学的耐久性に優
れ、機械的強度にも優れ、材料の表面加工にも用いられ
ることもできる。本発明で得られるケイ酸重合体は、ま
た耐化学性を示す高い強度及び高い耐久性をもった優れ
た次世代コンクリート開発にもその可能性を与え,かつ
安価で施工性の優れたセメントを製造するのに用いられ
ることができよう。
【0040】近年,強度と水密性を発現し、海水あるい
は空気中などの塩素イオンあるいは硫酸イオン等に対し
て耐化学性を示す他、防水性などにも優れる高い強度及
び高い耐久性をもったコンクリートを与えるセメント代
替え物を製造する技術の開発が,次世代コンクリート開
発に資するものとして脚光を浴び,したがって現在その
開発が活発に行なわれているが、本発明で得られるケイ
酸重合体は、このような耐化学性を示す高い強度及び高
い耐久性をもったコンクリートを与えるものとして利用
される道を開く。
は空気中などの塩素イオンあるいは硫酸イオン等に対し
て耐化学性を示す他、防水性などにも優れる高い強度及
び高い耐久性をもったコンクリートを与えるセメント代
替え物を製造する技術の開発が,次世代コンクリート開
発に資するものとして脚光を浴び,したがって現在その
開発が活発に行なわれているが、本発明で得られるケイ
酸重合体は、このような耐化学性を示す高い強度及び高
い耐久性をもったコンクリートを与えるものとして利用
される道を開く。
【0041】本発明で利用するポリシロキサンオリゴマ
ーは、柔軟性に優れ、弾力的な性状を示し、本発明の反
応性ケイ藻土、反応性ケイ砂など無機充填剤(フィラ
ー)以外のもの、例えばNa4 SiO4 、Na2 SiO
3 ・9H2 O、Na2 SiO3・CaOなどのケイ酸ナ
トリウム塩、CaSiO3 などのケイ酸カルシウム塩な
どと反応して、より高い強度がありながら、靱性のある
及び高い耐久性をもった、亀裂などの生じにくいコンク
リートを与えるものとすることができる。こうして得ら
れる材料は、構造材料、構造用接着剤として優れた性状
をもつ。
ーは、柔軟性に優れ、弾力的な性状を示し、本発明の反
応性ケイ藻土、反応性ケイ砂など無機充填剤(フィラ
ー)以外のもの、例えばNa4 SiO4 、Na2 SiO
3 ・9H2 O、Na2 SiO3・CaOなどのケイ酸ナ
トリウム塩、CaSiO3 などのケイ酸カルシウム塩な
どと反応して、より高い強度がありながら、靱性のある
及び高い耐久性をもった、亀裂などの生じにくいコンク
リートを与えるものとすることができる。こうして得ら
れる材料は、構造材料、構造用接着剤として優れた性状
をもつ。
【0042】
【実施例】次に実施例を示して、本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこの具体例により限定されるもの
でなく、その思想に従うかぎり各種の形態で実施できる
ことは理解されるべきである。
説明するが、本発明はこの具体例により限定されるもの
でなく、その思想に従うかぎり各種の形態で実施できる
ことは理解されるべきである。
【0043】実施例1 テトラエトキシシラン(特殊シリコン試薬SP)を用
い、ケイ酸重合体の形成反応を行った。 (1)ポリシロキサンオリゴマー合成反応 攪拌子の入ったナス型フラスコにテトラエトキシシラン
(TEOS)20g(1.0モル)を入れ、次にこれに
メタノール3.09g(2.0モル)と蒸留水2.53
g(1.5モル)を加え、更に35%濃度の塩酸溶液1
00mg(0.01モル)を添加した。反応混合物を強
く攪拌しながら約30分間反応させる。反応混合物液が
均一になったら攪拌を止め、約30℃の恒温振動水槽に
反応混合物液置き、攪拌及び振動しながら約24時間反
応させる。
い、ケイ酸重合体の形成反応を行った。 (1)ポリシロキサンオリゴマー合成反応 攪拌子の入ったナス型フラスコにテトラエトキシシラン
(TEOS)20g(1.0モル)を入れ、次にこれに
メタノール3.09g(2.0モル)と蒸留水2.53
g(1.5モル)を加え、更に35%濃度の塩酸溶液1
00mg(0.01モル)を添加した。反応混合物を強
く攪拌しながら約30分間反応させる。反応混合物液が
均一になったら攪拌を止め、約30℃の恒温振動水槽に
反応混合物液置き、攪拌及び振動しながら約24時間反
応させる。
【0044】上記の工程で得られたポリシロキサンオリ
ゴマー含有反応混合物にトリメチルシリルクロライド1
5g(1.5モル)を加え、攪拌しながら約12時間反
応させる。こうして得られた反応混合物中の低沸点物を
エバポレートして除き、残留物としてTMSでブロック
されたポリシロキサンオリゴマーを得る。得られたポリ
シロキサンオリゴマーの分子構造を決定するため、IR
分光法を用いた。得られたポリシロキサンオリゴマーの
数平均分子量(Mn)は1230であり、Mw/Mnは
1.49であった。
ゴマー含有反応混合物にトリメチルシリルクロライド1
5g(1.5モル)を加え、攪拌しながら約12時間反
応させる。こうして得られた反応混合物中の低沸点物を
エバポレートして除き、残留物としてTMSでブロック
されたポリシロキサンオリゴマーを得る。得られたポリ
シロキサンオリゴマーの分子構造を決定するため、IR
分光法を用いた。得られたポリシロキサンオリゴマーの
数平均分子量(Mn)は1230であり、Mw/Mnは
1.49であった。
【0045】(2)TMSでブロックされたポリシロキ
サンオリゴマー合成反応 上記の工程で得られたTMSでブロックされたポリシロ
キサンオリゴマーを用いて、セカンドオリゴマーの形成
反応を行った。上記で得られたTMSでブロックされた
ポリシロキサンオリゴマー(出発オリゴマー)3gを含
有する水溶液に、メタノール1.0gと35%濃度の塩
酸溶液75mgを添加した。反応混合物を強く攪拌しな
がら約30分間反応させる。反応混合物液が均一になっ
たら攪拌を止め、約30℃の恒温振動水槽に反応混合物
液置き、攪拌及び振動しながら約20時間反応させる。
サンオリゴマー合成反応 上記の工程で得られたTMSでブロックされたポリシロ
キサンオリゴマーを用いて、セカンドオリゴマーの形成
反応を行った。上記で得られたTMSでブロックされた
ポリシロキサンオリゴマー(出発オリゴマー)3gを含
有する水溶液に、メタノール1.0gと35%濃度の塩
酸溶液75mgを添加した。反応混合物を強く攪拌しな
がら約30分間反応させる。反応混合物液が均一になっ
たら攪拌を止め、約30℃の恒温振動水槽に反応混合物
液置き、攪拌及び振動しながら約20時間反応させる。
【0046】次に、上記の工程で得られた反応混合物に
トリメチルシリルクロライド(TMSC)1.5gを加
え、攪拌しながら約12時間反応させる。こうして得ら
れた反応混合物中の低沸点物をエバポレートして除き、
残留物としてTMSでブロックされたセカンドオリゴマ
ーを得る。以上の例を実験例1とする。同様にして使用
塩酸溶液の量を変えて、実験例2〜3を行った。それら
の配合例を表1に示す。
トリメチルシリルクロライド(TMSC)1.5gを加
え、攪拌しながら約12時間反応させる。こうして得ら
れた反応混合物中の低沸点物をエバポレートして除き、
残留物としてTMSでブロックされたセカンドオリゴマ
ーを得る。以上の例を実験例1とする。同様にして使用
塩酸溶液の量を変えて、実験例2〜3を行った。それら
の配合例を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】得られたセカンドオリゴマーの分子量およ
び分子量分布を測定するため、GPC(ゲルパーミェー
ションクロマトグラフ)を用いた。上記実施例で得られ
た結果のまとめを表2に示す。
び分子量分布を測定するため、GPC(ゲルパーミェー
ションクロマトグラフ)を用いた。上記実施例で得られ
た結果のまとめを表2に示す。
【0049】
【表2】
【0050】実施例2 攪拌子の入ったナス型フラスコにテトラエトキシシラン
(TEOS)20g(1.0モル)を入れ、次にこれに
メタノール3.09g(2.0モル)と蒸留水2.53
g(1.5モル)を加え、更に35%濃度の塩酸溶液1
00mg(0.01モル)を添加した。反応混合物を強
く攪拌しながら約30分間反応させる。反応混合物液が
均一になったら攪拌を止め、約30℃の恒温振動水槽に
反応混合物液置き、攪拌及び振動しながら約24時間反
応させる。
(TEOS)20g(1.0モル)を入れ、次にこれに
メタノール3.09g(2.0モル)と蒸留水2.53
g(1.5モル)を加え、更に35%濃度の塩酸溶液1
00mg(0.01モル)を添加した。反応混合物を強
く攪拌しながら約30分間反応させる。反応混合物液が
均一になったら攪拌を止め、約30℃の恒温振動水槽に
反応混合物液置き、攪拌及び振動しながら約24時間反
応させる。
【0051】上記の工程で得られたポリシロキサンオリ
ゴマー含有反応混合物にトリメチルシリルクロライド1
5g(1.5モル)を加え、攪拌しながら反応させる。
こうして得られた反応混合物中の低沸点物をエバポレー
トして除き、残留物としてTMSでブロックされたポリ
シロキサンオリゴマーを得る。得られたポリシロキサン
オリゴマーの分子構造を決定するのに、GPC(ゲルパ
ーミェーションクロマトグラフ)を用いた。得られたポ
リシロキサンオリゴマーの数平均分子量(Mn)は12
30であり、Mw/Mnは1.49であった。
ゴマー含有反応混合物にトリメチルシリルクロライド1
5g(1.5モル)を加え、攪拌しながら反応させる。
こうして得られた反応混合物中の低沸点物をエバポレー
トして除き、残留物としてTMSでブロックされたポリ
シロキサンオリゴマーを得る。得られたポリシロキサン
オリゴマーの分子構造を決定するのに、GPC(ゲルパ
ーミェーションクロマトグラフ)を用いた。得られたポ
リシロキサンオリゴマーの数平均分子量(Mn)は12
30であり、Mw/Mnは1.49であった。
【0052】実施例3 (1)ポリシロキサンオリゴマー合成反応 攪拌子の入ったナス型フラスコにテトラエトキシシラン
(TEOS)200g(10.0モル)を入れ、次にこ
れにメタノール30.9gと蒸留水25.3g(15.
0モル)を加え、更に35%濃度の塩酸溶液1.0g
(0.10モル)を添加した。反応混合物を強く攪拌し
ながら約30分間反応させる。反応混合物液が均一にな
ったら攪拌を止め、約30℃の恒温振動水槽に反応混合
物液置き、攪拌及び振動しながら約20時間反応させ
る。
(TEOS)200g(10.0モル)を入れ、次にこ
れにメタノール30.9gと蒸留水25.3g(15.
0モル)を加え、更に35%濃度の塩酸溶液1.0g
(0.10モル)を添加した。反応混合物を強く攪拌し
ながら約30分間反応させる。反応混合物液が均一にな
ったら攪拌を止め、約30℃の恒温振動水槽に反応混合
物液置き、攪拌及び振動しながら約20時間反応させ
る。
【0053】上記の工程で得られたポリシロキサンオリ
ゴマー含有反応混合物中の揮発性の低沸点物及び溶媒を
エバポレートして除き、残留物として透明で粘稠な液と
してポリテトラエトキシシラン(PTEOS)を得る。
上記の工程で得られたPTEOSポリシロキサンオリゴ
マーの性状はトリメチルシリルクロライドを用いてブロ
ッキングしたオリゴマーを利用してGPC(ゲルパーミ
ェーションクロマトグラフ)を用い測定した。表3に使
用した試薬の配合割合及び反応時間をまとめて示すとと
もにPTEOSの性状をを示す。
ゴマー含有反応混合物中の揮発性の低沸点物及び溶媒を
エバポレートして除き、残留物として透明で粘稠な液と
してポリテトラエトキシシラン(PTEOS)を得る。
上記の工程で得られたPTEOSポリシロキサンオリゴ
マーの性状はトリメチルシリルクロライドを用いてブロ
ッキングしたオリゴマーを利用してGPC(ゲルパーミ
ェーションクロマトグラフ)を用い測定した。表3に使
用した試薬の配合割合及び反応時間をまとめて示すとと
もにPTEOSの性状をを示す。
【0054】
【表3】
【0055】(2)ポリシロキサンオリゴマーのリン酸
基ブロッキング反応 上記(1)の工程で得られたポリシロキサンオリゴマー
含有エタノール溶液(99.5%エタノール使用)に蒸
留水及び触媒量の1Nの塩酸を加え、こうして得られた
混合物を室温で攪拌しながら、45分間反応させる。こ
うして得られた部分的に加水分解せしめられたポリシロ
キサンオリゴマー含有反応混合物に、トリエチルリン酸
エステル(特級試薬)を加え、80℃で約15時間攪拌
しながら反応させる。上記の工程で得られたブロックさ
れたポリシロキサンオリゴマー含有反応混合物中の揮発
性の低沸点物及び溶媒をエバポレートして除き、残留物
として無色透明で粘稠な液としてリン酸基でブロックさ
れたポリテトラエトキシシラン(PTEOS)を得る。
表4に使用した試薬の配合割合と生成物の収量を示す。
基ブロッキング反応 上記(1)の工程で得られたポリシロキサンオリゴマー
含有エタノール溶液(99.5%エタノール使用)に蒸
留水及び触媒量の1Nの塩酸を加え、こうして得られた
混合物を室温で攪拌しながら、45分間反応させる。こ
うして得られた部分的に加水分解せしめられたポリシロ
キサンオリゴマー含有反応混合物に、トリエチルリン酸
エステル(特級試薬)を加え、80℃で約15時間攪拌
しながら反応させる。上記の工程で得られたブロックさ
れたポリシロキサンオリゴマー含有反応混合物中の揮発
性の低沸点物及び溶媒をエバポレートして除き、残留物
として無色透明で粘稠な液としてリン酸基でブロックさ
れたポリテトラエトキシシラン(PTEOS)を得る。
表4に使用した試薬の配合割合と生成物の収量を示す。
【0056】
【表4】
【0057】実施例4 (1)ポリシロキサンオリゴマー合成反応 攪拌子の入ったナス型フラスコにテトラエトキシシラン
(TEOS)を入れ、次にこれにメタノールと蒸留水を
加え、更に35%濃度の塩酸溶液を添加した。反応混合
物を強く攪拌しながら約30分間反応させる。反応混合
物液が均一になったら攪拌を止め、室温で攪拌しながら
約24時間反応させる。表5に使用した試薬の配合割合
及び反応条件を示す。
(TEOS)を入れ、次にこれにメタノールと蒸留水を
加え、更に35%濃度の塩酸溶液を添加した。反応混合
物を強く攪拌しながら約30分間反応させる。反応混合
物液が均一になったら攪拌を止め、室温で攪拌しながら
約24時間反応させる。表5に使用した試薬の配合割合
及び反応条件を示す。
【0058】
【表5】
【0059】上記の工程で得られたポリシロキサンオリ
ゴマー含有反応混合物中の揮発性の低沸点物及び溶媒を
エバポレートして除き、残留物として透明で粘稠な液と
してポリテトラエトキシシラン(PTEOS)を得る。
上記の工程で得られたPTEOSポリシロキサンオリゴ
マーの性状はトリメチルシリルクロライドを用いてブロ
ッキングしたオリゴマーを利用してGPC(ゲルパーミ
ェーションクロマトグラフ)を用い測定した。表6に使
用した水の配合割合及びPTEOSオリゴマーの性状を
を示す。
ゴマー含有反応混合物中の揮発性の低沸点物及び溶媒を
エバポレートして除き、残留物として透明で粘稠な液と
してポリテトラエトキシシラン(PTEOS)を得る。
上記の工程で得られたPTEOSポリシロキサンオリゴ
マーの性状はトリメチルシリルクロライドを用いてブロ
ッキングしたオリゴマーを利用してGPC(ゲルパーミ
ェーションクロマトグラフ)を用い測定した。表6に使
用した水の配合割合及びPTEOSオリゴマーの性状を
を示す。
【0060】
【表6】
【0061】(2)ポリシロキサンオリゴマーのリン酸
基ブロッキング反応 上記(1)の工程で得られたポリシロキサンオリゴマー
含有エタノール溶液(99.5%エタノール使用)に蒸
留水及び触媒量の1Nの塩酸を加え、こうして得られた
混合物を室温で攪拌しながら、45分間反応させる。こ
うして得られた部分的に加水分解せしめられたポリシロ
キサンオリゴマー含有反応混合物に、トリエチルリン酸
エステル(特級試薬)を加え、80℃で約3時間攪拌し
ながら反応させる。上記の工程で得られたブロックされ
たポリシロキサンオリゴマー含有反応混合物中の揮発性
の低沸点物及び溶媒を80℃のウォーターバス中で真空
ポンプで減圧しながらエバポレートして除き、残留物と
して無色透明で粘稠な液としてリン酸基でブロックされ
たポリテトラエトキシシラン(PTEOS)を得る。表
7に使用した試薬の配合割合を示す。
基ブロッキング反応 上記(1)の工程で得られたポリシロキサンオリゴマー
含有エタノール溶液(99.5%エタノール使用)に蒸
留水及び触媒量の1Nの塩酸を加え、こうして得られた
混合物を室温で攪拌しながら、45分間反応させる。こ
うして得られた部分的に加水分解せしめられたポリシロ
キサンオリゴマー含有反応混合物に、トリエチルリン酸
エステル(特級試薬)を加え、80℃で約3時間攪拌し
ながら反応させる。上記の工程で得られたブロックされ
たポリシロキサンオリゴマー含有反応混合物中の揮発性
の低沸点物及び溶媒を80℃のウォーターバス中で真空
ポンプで減圧しながらエバポレートして除き、残留物と
して無色透明で粘稠な液としてリン酸基でブロックされ
たポリテトラエトキシシラン(PTEOS)を得る。表
7に使用した試薬の配合割合を示す。
【0062】
【表7】
【0063】実施例5 無機フィラーとしてケイ藻土とケイ砂を用い、それぞれ
1gに対し四塩化ケイ素をケイ藻土に対して4g、ケイ
砂に対して1g用いた。ケイ砂は、豊浦標準砂、山形県
飯豊、山形県最上、愛知県瀬戸、岐阜県瑞浪をそれぞれ
用いた。反応混合物を含む容器に超音波照射を約30分
間を行い、つぎに未反応の四塩化ケイ素を真空減圧して
除去した。こうして得られた四塩化ケイ素処理ケイ藻土
とケイ砂にアンモニアガスを約30分間通じて反応を行
なった。つぎにこうして得られた反応性のケイ藻土及び
ケイ砂を、実施例1(2)で得られた実験例3のポリシ
ロキサンオリゴマーと反応させた。
1gに対し四塩化ケイ素をケイ藻土に対して4g、ケイ
砂に対して1g用いた。ケイ砂は、豊浦標準砂、山形県
飯豊、山形県最上、愛知県瀬戸、岐阜県瑞浪をそれぞれ
用いた。反応混合物を含む容器に超音波照射を約30分
間を行い、つぎに未反応の四塩化ケイ素を真空減圧して
除去した。こうして得られた四塩化ケイ素処理ケイ藻土
とケイ砂にアンモニアガスを約30分間通じて反応を行
なった。つぎにこうして得られた反応性のケイ藻土及び
ケイ砂を、実施例1(2)で得られた実験例3のポリシ
ロキサンオリゴマーと反応させた。
【0064】実施例6 無機フィラーとしてケイ藻土とケイ砂を用い、それぞれ
10gに対し35%塩酸を10ml加え、約100℃あ
るいは室温で約6時間反応させたのち、水洗し、ついで
真空乾燥した。ケイ砂は、豊浦標準砂、山形県飯豊、山
形県最上、愛知県瀬戸、岐阜県瑞浪をそれぞれ用いた。
つぎにこうして得られた反応性のケイ藻土及びケイ砂
を、実施例1(2)で得られた実験例3のポリシロキサ
ンオリゴマーと反応させた。
10gに対し35%塩酸を10ml加え、約100℃あ
るいは室温で約6時間反応させたのち、水洗し、ついで
真空乾燥した。ケイ砂は、豊浦標準砂、山形県飯豊、山
形県最上、愛知県瀬戸、岐阜県瑞浪をそれぞれ用いた。
つぎにこうして得られた反応性のケイ藻土及びケイ砂
を、実施例1(2)で得られた実験例3のポリシロキサ
ンオリゴマーと反応させた。
【0065】実施例7 無機フィラーとしてケイ藻土とケイ砂を用い、それぞれ
10gに対し水酸化ナトリウム水溶液を10ml加え、
室温で約20時間反応させたのち、水洗し、ついで35
%塩酸を加えて中和処理し、水洗し、ついで真空乾燥し
た。真空乾燥した。ケイ砂は、豊浦標準砂、山形県飯
豊、山形県最上、愛知県瀬戸、岐阜県瑞浪をそれぞれ用
いた。つぎにこうして得られた反応性のケイ藻土及びケ
イ砂を、実施例1(2)で得られた実験例3のポリシロ
キサンオリゴマーと反応させた。上記実施例5、6及び
7のポリシロキサンオリゴマーと表面活性処理したフィ
ラーの硬化反応結果をまとめて、表8に示す。
10gに対し水酸化ナトリウム水溶液を10ml加え、
室温で約20時間反応させたのち、水洗し、ついで35
%塩酸を加えて中和処理し、水洗し、ついで真空乾燥し
た。真空乾燥した。ケイ砂は、豊浦標準砂、山形県飯
豊、山形県最上、愛知県瀬戸、岐阜県瑞浪をそれぞれ用
いた。つぎにこうして得られた反応性のケイ藻土及びケ
イ砂を、実施例1(2)で得られた実験例3のポリシロ
キサンオリゴマーと反応させた。上記実施例5、6及び
7のポリシロキサンオリゴマーと表面活性処理したフィ
ラーの硬化反応結果をまとめて、表8に示す。
【0066】
【表8】
【0067】無処理のケイ藻土とケイ砂がオリゴマーと
反応せず、硬化しなかったのに対して、実施例5の方法
による処理後、いずれも速やかに反応して硬化した。本
方法が無機フィラーの表面活性を高めるのに有効である
ことが確認できた。また推定反応機構は図1に示す通り
である。実施例6及び7のポリシロキサンオリゴマーと
表面活性処理したフィラーの硬化反応結果については、
ケイ砂表面のOH基の定量は、IR分光法で行った。K
Br中の水の影響を避けるためケイ砂だけを用いて測定
した。また内部標準としてポリフェニレンアセシチレン
を用いた。図2に処理前後のケイ砂(豊浦標準砂)のI
Rスペクトルの測定結果を示した。3000cm-1付近
のシャープな吸収はポリフェニレンアセシチレンのベン
ゼン環のCH伸縮振動の吸収で、3300cm-1の幅広
い吸収はSiOHの伸縮振動の吸収である。この2つの
吸収の面積比から、SiOHの量の変化を算出すること
ができ、この結果を表9に示した。
反応せず、硬化しなかったのに対して、実施例5の方法
による処理後、いずれも速やかに反応して硬化した。本
方法が無機フィラーの表面活性を高めるのに有効である
ことが確認できた。また推定反応機構は図1に示す通り
である。実施例6及び7のポリシロキサンオリゴマーと
表面活性処理したフィラーの硬化反応結果については、
ケイ砂表面のOH基の定量は、IR分光法で行った。K
Br中の水の影響を避けるためケイ砂だけを用いて測定
した。また内部標準としてポリフェニレンアセシチレン
を用いた。図2に処理前後のケイ砂(豊浦標準砂)のI
Rスペクトルの測定結果を示した。3000cm-1付近
のシャープな吸収はポリフェニレンアセシチレンのベン
ゼン環のCH伸縮振動の吸収で、3300cm-1の幅広
い吸収はSiOHの伸縮振動の吸収である。この2つの
吸収の面積比から、SiOHの量の変化を算出すること
ができ、この結果を表9に示した。
【0068】
【表9】
【0069】この結果、HClとNaOH処理によっ
て、ケイ砂表面のOH基が増加することが分かる。HC
lの場合はOH基の量が処理温度に依存し、100℃の
時にOH基が多いことが判明した。NaOH処理の場合
は、NaOHの濃度に左右され、10Mの時のOH基が
一番多く、高い濃度で処理するにつれOH基の増加量は
減少する傾向を示した。
て、ケイ砂表面のOH基が増加することが分かる。HC
lの場合はOH基の量が処理温度に依存し、100℃の
時にOH基が多いことが判明した。NaOH処理の場合
は、NaOHの濃度に左右され、10Mの時のOH基が
一番多く、高い濃度で処理するにつれOH基の増加量は
減少する傾向を示した。
【0070】図3に各産地のケイ砂のIRスペクトルを
示した。3300cm-1付近のブロードのOH基の吸収
以外、シャープな吸収も観測された。これはSiOH以
外の金属のMOHの吸収によるもので、オリゴマーとの
縮合反応に影響を及ぼす因子として把握しておく必要が
あると考えられた。即ち、図3のIRスペクトルからO
H基の存在量のほかOH基の存在状態に関する情報も得
られた。以上のことから、HClとNaOH処理によっ
て、ケイ砂表面のOH基の量を未処理のものに対して、
HClでは1.30倍まで、またNaOHでは1.45
倍まで増加させることが出来た。
示した。3300cm-1付近のブロードのOH基の吸収
以外、シャープな吸収も観測された。これはSiOH以
外の金属のMOHの吸収によるもので、オリゴマーとの
縮合反応に影響を及ぼす因子として把握しておく必要が
あると考えられた。即ち、図3のIRスペクトルからO
H基の存在量のほかOH基の存在状態に関する情報も得
られた。以上のことから、HClとNaOH処理によっ
て、ケイ砂表面のOH基の量を未処理のものに対して、
HClでは1.30倍まで、またNaOHでは1.45
倍まで増加させることが出来た。
【0071】(3)リン酸基でブロックされたPTEO
Sオリゴマーの加水分解処理 上記実施例4(2)の工程で得られたリン酸基でブロッ
クされたPTEOSオリゴマーに1Nの塩酸を加え、透
明になるまで攪拌混合する。1Nの塩酸は重量比で0.
32、0.34、0.36及び0.40用いた。生成物
は実施例5、6及び7で得られた反応性無機フィラーと
反応し固化させることができる。比較的分子量分布が広
いポリテトラエトキシシラン(PTEOS)オリゴマー
を使用した場合、圧縮強度の大きいものが得られる。ま
た、平均分子量の大きいPTEOSオリゴマーを使用し
た場合、圧縮強度の大きいものが得られる。リン酸エス
テルによるブロックキングの程度が比較的低いもののほ
うが、圧縮強度の大きいものが得られる。
Sオリゴマーの加水分解処理 上記実施例4(2)の工程で得られたリン酸基でブロッ
クされたPTEOSオリゴマーに1Nの塩酸を加え、透
明になるまで攪拌混合する。1Nの塩酸は重量比で0.
32、0.34、0.36及び0.40用いた。生成物
は実施例5、6及び7で得られた反応性無機フィラーと
反応し固化させることができる。比較的分子量分布が広
いポリテトラエトキシシラン(PTEOS)オリゴマー
を使用した場合、圧縮強度の大きいものが得られる。ま
た、平均分子量の大きいPTEOSオリゴマーを使用し
た場合、圧縮強度の大きいものが得られる。リン酸エス
テルによるブロックキングの程度が比較的低いもののほ
うが、圧縮強度の大きいものが得られる。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、無機フィラー表面の反
応性を高めることができ、簡単な方法、例えば四塩化
ケイ素 アンモニア 酸・塩基から選んだ1種又は
1種以上の処理剤で処理することによって、フィラー表
面の活性基を増量することが出来る。これらの無機フィ
ラーを用いることによって、構造物の高度強化と靭性付
与に有効となる。本発明によれば、より線状に近いポリ
シロキサンオリゴマーを材質自体に強度のある、一旦成
型体となってからは安定である無機フィラーと反応さ
せ、無機ケイ酸重合体成型物を合成できるので、柔軟な
構造体である無機材料が得られる。本発明の無機ケイ酸
重合体の製造法は、簡単な制御操作により品質の管理が
できる。
応性を高めることができ、簡単な方法、例えば四塩化
ケイ素 アンモニア 酸・塩基から選んだ1種又は
1種以上の処理剤で処理することによって、フィラー表
面の活性基を増量することが出来る。これらの無機フィ
ラーを用いることによって、構造物の高度強化と靭性付
与に有効となる。本発明によれば、より線状に近いポリ
シロキサンオリゴマーを材質自体に強度のある、一旦成
型体となってからは安定である無機フィラーと反応さ
せ、無機ケイ酸重合体成型物を合成できるので、柔軟な
構造体である無機材料が得られる。本発明の無機ケイ酸
重合体の製造法は、簡単な制御操作により品質の管理が
できる。
【図1】本発明に従った処理での反応性無機フィラーの
形成スキーム及びポリシロキサンオリゴマーとの反応ス
キームを推定して示す。
形成スキーム及びポリシロキサンオリゴマーとの反応ス
キームを推定して示す。
【図2】本発明に従って塩酸又は水酸化ナトリウム処理
された豊浦標準砂ケイ砂のIRスペクトルの変化を示
す。
された豊浦標準砂ケイ砂のIRスペクトルの変化を示
す。
【図3】各種ケイ砂のIRスペクトルを示す。
Claims (21)
- 【請求項1】 ケイ酸含有無機フィラーを活性化付与剤
で処理した後、アンモニア又はアミン化合物と反応させ
るか、あるいは酸又は塩基で処理して得られたものであ
ることを特徴とする反応性無機フィラー。 - 【請求項2】 ケイ酸含有無機フィラーが、珪藻土、ケ
イ砂、ケイ酸含有火山灰、フライアシュ、ケイ岩、及び
石英からなる群から選ばれたものである請求項1記載の
反応性無機フィラー。 - 【請求項3】 ケイ酸含有無機フィラーが、珪藻土又は
ケイ砂である請求項1又は2記載の反応性無機フィラ
ー。 - 【請求項4】 活性化付与剤が、ハロゲン化ケイ素であ
る請求項1〜3のいずれかに記載の反応性無機フィラ
ー。 - 【請求項5】 活性化付与剤が、四塩化ケイ素である請
求項1〜4のいずれかに記載の反応性無機フィラー。 - 【請求項6】 活性化付与剤で処理したケイ酸含有無機
フィラーをアンモニアと反応させるものである請求項1
〜4のいずれかに記載の反応性無機フィラー。 - 【請求項7】 ケイ酸含有無機フィラーを、塩酸、臭素
酸、硫酸、硝酸、リン酸、過塩素酸、ペルオキソ硫酸、
クロム酸、過マンガン酸及びトリフロロ酢酸からなる群
から選ばれたものと反応させるものである請求項1記載
の反応性無機フィラー。 - 【請求項8】 ケイ酸含有無機フィラーを、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カル
シウム及び水酸化バリウムからなる群から選ばれたもの
と反応させ、次に塩酸、臭素酸、硫酸、硝酸、リン酸、
過塩素酸、ペルオキソ硫酸、クロム酸、過マンガン酸及
びトリフロロ酢酸からなる群から選ばれたもので中和処
理するものである請求項1記載の反応性無機フィラー。 - 【請求項9】 ケイ酸含有無機フィラーを活性化付与剤
で処理した後、アンモニア又はアミン化合物と反応させ
るか、あるいは酸又は塩基で処理することを特徴とする
反応性無機フィラーの製造方法。 - 【請求項10】 請求項1〜8のいずれかに記載の反応
性無機フィラーと、トリアルキルシリル基あるいはリン
酸又はリン酸エステル基でブロックされたポリシロキサ
ンオリゴマーとを反応させて得られることを特徴とする
無機ケイ酸重合体成型物。 - 【請求項11】 トリアルキルシリル基でブロックされ
たポリシロキサンオリゴマーが、ケイ素アルコキシドを
重縮合条件下加水分解反応せしめ、次に得られたケイ酸
重縮合体を少なくとも1回トリアルキルシリルハライド
からなるブロッキング試薬で処理することにより得られ
たものである請求項10記載の無機ケイ酸重合体成型
物。 - 【請求項12】 使用トリアルキルシリル基でブロック
されたポリシロキサンオリゴマーが、事前に部分的に加
水分解処理することにより得られたものである請求項1
1記載の無機ケイ酸重合体成型物。 - 【請求項13】 リン酸又はリン酸エステル基でブロッ
クされたポリシロキサンオリゴマーが、一般式 【化1】 (式中、iは1〜20で、mは0〜20で、Rは、同一
又は異なってよく、水素原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜10のアラルキル基、−Si(OR)3
又は−PO(OR1 )2 で、そのRのうち少なくとも一
つは−PO(OR1 )2 で、R1 は、同一又は異なって
よく、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1
〜10のアラルキル基、−PO(OR1 )2 又は−Si
(OR)3である)で表されるケイ酸エステルである請
求項10記載の無機ケイ酸重合体成型物。 - 【請求項14】 リン酸又はリン酸エステル基でブロッ
クされたポリシロキサンオリゴマーが、ケイ素アルコキ
シドを重縮合反応条件下加水分解反応せしめてケイ酸重
縮合オリゴマー体を形成せしめ、次に得られたケイ酸重
縮合オリゴマー生成物を部分的に加水分解反応せしめ得
られた部分加水分解状ケイ酸重縮合オリゴマー生成物を
少なくとも1回リン酸又はリン酸エステルでブロッキン
グ処理して得られたものである請求項10記載の無機ケ
イ酸重合体成型物。 - 【請求項15】 リン酸又はリン酸エステル基でブロッ
クされたケイ酸オリゴマーが、数平均分子量の範囲が1
000以上でかつ重量平均分子量/数平均分子量の比の
範囲が1.2以上であるオリゴマーである請求項14記
載の無機ケイ酸重合体成型物。 - 【請求項16】 リン酸エステルが、モノアルキルリン
酸エステル、ジアルキルリン酸エステル、又はトリアル
キルリン酸エステルである請求項13〜15のいずれか
に記載の無機ケイ酸重合体成型物。 - 【請求項17】 トリアルキルリン酸エステルが、トリ
メチルリン酸エステル、トリエチルリン酸エステル、ト
リ−n−プロピルリン酸エステル、トリイソプロピルリ
ン酸エステル、トリ−n−ブチルリン酸エステル、又は
トリ−t−ブチルリン酸エステルからなる群から選ばれ
たトリアルキルリン酸エステルのうちの一つである請求
項16記載の無機ケイ酸重合体成型物。 - 【請求項18】 テトラエトキシシランを水、強酸及び
低級アルコール存在下約20〜40℃で約15〜30時
間重縮合反応させ、得られたケイ酸重縮合体を加水分解
条件下部分加水分解反応した後、得られた部分加水分解
ケイ酸重縮合体をトリ低級アルキル置換リン酸エステル
と反応させ、次に得られたリン酸基でブロックされたケ
イ酸オリゴマーを酸存在下加水分解し得られた生成物
を、請求項1〜8のいずれかに記載の反応性無機フィラ
ーと反応せしめ、固化せしめることを特徴とする請求項
10記載の無機ケイ酸重合体成型物。 - 【請求項19】 テトラエトキシシランを約1.0モル
のテトラエトキシシラン当たり約1.2〜1.8モルの
水、約0.005〜0.02モルの濃塩酸及び約1.2
〜1.8モルの低級アルコール存在下約20〜40℃で
約15〜30時間重縮合反応させ、得られたケイ酸重縮
合体を加水分解条件下部分反応した後、得られた部分加
水分解ケイ酸重縮合体約1.0モルを約0.4〜3.0
モルのトリ低級アルキル置換リン酸エステルと反応せし
め、次に得られたリン酸基でブロックされたケイ酸オリ
ゴマーを塩酸水溶液で処理し得られた生成物を、請求項
1〜8のいずれかに記載の反応性無機フィラーと反応せ
しめ、固化せしめることを特徴とする請求項10記載の
無機ケイ酸重合体成型物。 - 【請求項20】 請求項1〜8のいずれかに記載の反応
性無機フィラーと、トリアルキルシリル基あるいはリン
酸又はリン酸エステル基でブロックされたポリシロキサ
ンオリゴマーとを反応させことを特徴とする無機ケイ酸
重合体成型物の製造法。 - 【請求項21】 ケイ酸含有無機フィラーの表面−Si
−OH基を増加せしめる処理の加えられているものであ
ることを特徴とする反応性無機フィラー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35301193A JPH07196348A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 反応性無機フィラー及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35301193A JPH07196348A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 反応性無機フィラー及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07196348A true JPH07196348A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18427965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35301193A Pending JPH07196348A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 反応性無機フィラー及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07196348A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7658794B2 (en) * | 2000-03-14 | 2010-02-09 | James Hardie Technology Limited | Fiber cement building materials with low density additives |
| US7691350B2 (en) * | 2005-09-02 | 2010-04-06 | Boral Material Technologies Inc. | Method of removing ammonia from fly ash and fly ash composition produced thereby |
| US8993462B2 (en) | 2006-04-12 | 2015-03-31 | James Hardie Technology Limited | Surface sealed reinforced building element |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP35301193A patent/JPH07196348A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7658794B2 (en) * | 2000-03-14 | 2010-02-09 | James Hardie Technology Limited | Fiber cement building materials with low density additives |
| US7691350B2 (en) * | 2005-09-02 | 2010-04-06 | Boral Material Technologies Inc. | Method of removing ammonia from fly ash and fly ash composition produced thereby |
| US8993462B2 (en) | 2006-04-12 | 2015-03-31 | James Hardie Technology Limited | Surface sealed reinforced building element |
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