JPH07196652A - シドノンイミニウム− 硫酸水素塩の製造方法 - Google Patents

シドノンイミニウム− 硫酸水素塩の製造方法

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JPH07196652A
JPH07196652A JP6269031A JP26903194A JPH07196652A JP H07196652 A JPH07196652 A JP H07196652A JP 6269031 A JP6269031 A JP 6269031A JP 26903194 A JP26903194 A JP 26903194A JP H07196652 A JPH07196652 A JP H07196652A
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alkyl
sydnoniminium
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JP6269031A
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Eckard Kujath
エッカルト・クヤ−ト
Karl Schoenafinger
カール・シエーンアフインガー
Joachim Dr Brendel
ヨハヒム・ブレンデル
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D271/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two nitrogen atoms and one oxygen atom as the only ring hetero atoms
    • C07D271/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two nitrogen atoms and one oxygen atom as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
    • C07D271/041,2,3-Oxadiazoles; Hydrogenated 1,2,3-oxadiazoles

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シドノンイミニウム- 硫酸水素塩の製造 【構成】 一般式I 【化1】 (式中R1 はたとえば水素原子又はアルキル基、R2
置換されたアミノ基を示す。)なるシドノンイミニウム
- 硫酸水素塩の製造にあたり、N- ニトロソアミノアセ
トニトリルと硫酸とを反応させて上記化合物を製造する
方法に関する。シドノンイミニウム- 硫酸水素塩は、特
に中間体としてN- アシルシドノンイミン又は他のシド
ノンイミニウム- 塩の製造に使用される。 【要約書】 なし

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シドノンイミニウム-
硫酸水素塩の製造方法及びシドノンイミニウム- 硫酸水
素塩をシドノンイミン- 誘導体の製造に対する中間体と
して使用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】3- アミノシドノンイミン- 誘導体が、
価値ある薬理学的性質を有することは知られている。た
とえばN- エトキシカルボニル -3- モルホリノ- シド
ノンイミン(モルシドミン)及び3- モルホリノシドノ
ンイミニウム- クロライド(リンシドミン)は、心臓血
管の治療薬として使用される。他のシドノンイミン- 誘
導体は、たとえばヨーロッパ特許公開第406659号
公報、ヨーロッパ特許第406,601号公報、米国特
許第5120732号明細書又は米国特許第52216
80号明細書中に記載されている。
【0003】シドノンイミン誘導体を合成するために一
般にN- ニトロソアミノアセトニトリルから出発し、こ
れを酸の存在下に閉環してシドノンイミンとし、その際
これを酸付加塩の形で生じる。次いでシドノンイミンの
酸付加塩を環外の窒素原子がアシル化されたシドノンイ
ミンに又は環化に使用される酸とは別の酸の塩──この
塩は予定される使用に対してより一層有益な性質を有す
る──に場合により変える。N- ニトロソアミノアセト
ニトリルのシドノンイミンへの環化に、原則的に適する
酸として、たとえば米国特許第5221680号明細書
中に塩化水素、硫酸、硝酸、リン酸又はトリフルオル酢
酸又はスルホン酸が記載され、好ましくは塩化水素であ
る。これは具体的に記載された環化に専ら使用され、シ
ドノンイミニウム- クロライドに変わる(たとえばヨー
ロッパ特許公開第406659号及び第406661号
公報、米国特許第3833589号、第5120732
号及び第5221680号明細書、ドイツ特許公開第6
70127号公報、ヘルベチカキミカアクタ(Helvetic
a Chimica Acta) 、第45巻、第2426頁以下(19
70)参照);ここには具体的に挙げられたN- ニトロ
ソアミノアセトニトリルと硫酸との反応については全く
開示されていない。
【0004】しかしN- ニトロソアミノアセトニトリル
と塩化水素での環化は多くの場合欠点を有する。という
のはこの場合種々の副反応が生じ、その程度は分子中の
置換基に依存するからであり、そして塩化水素での環化
で生じるシドノンイミニウム- クロライドはしばしば処
理技術上有益でない物理的- 化学的性質を有するからで
ある。この様な副反応は、たとえばニトロシルクロライ
ドの離脱下に脱ニトロソ化(ロシアンケミカルレビュー
(Russian Chemical Review)(Uspekhi Khimii)、第49
巻、第28頁以下(1980)又はジャーナルオブオル
ガニックケミストリーオブUSSR(Journal of Organ
ic Chemistry of the USSR)(Zhurnal Organishesk
oi Khimii)、第3巻、第1470頁以下、(196
7))又はN- ニトロアミノアミノアセトニトリルの分
解による塩化アンモニウムの形成である。この副反応
は、所望のシドノンイミンの収率を減少させ、副反応の
発生を導く。この副反応は結晶化を一層困難にし、しば
しば生成物の精製が次の工程での使用に対して必要とな
る。
【0005】塩化水素での環化で生じるシドノンイミニ
ウム- クロライドの溶解性は、一部費用のかかる後処理
法を必要とするか又は特別な溶剤の使用を必要とする。
この溶剤がその遅延性質、必要とされる装置及び生じる
安全性の問題のゆえに工業的規模でこの処理を行なうこ
とを困難にする。したがってたとえば米国特許第5,2
21,680号明細書中に記載された3-(シス -2,6
- ジメチルピペリジノ) シドノンイミニウム- クロライ
ドの製造方法の場合この塩の高い溶解性のゆえに反応混
合物を蒸発し、次いで残留物をジエチルエーテル──こ
の使用は工業的規模で費用のかかる爆発防止操作を必要
とする──と共に撹拌し、生成物が結晶化する。公知技
術の後処理は、この様に得られた生成物を5%塩化アン
モニウムで汚染することが分る。米国特許第5,22
1,680号明細書には、精製のために、アセトニトリ
ルから再結晶することが記載されている。シドノンイミ
ニウム- クロライド──これはN- アシルシドノンイミ
ン又は他の酸のシドノンイミニウム塩の製造のための原
料である──の収量は、使用される1- アミノ- シス-
2,6- ジメチルピペリジンに対して──ほんの33%
である。シドノンイミニウム- クロライドを介するシド
ノンイミニウム- 誘導体の工業的合成の他の欠点は、塩
化水素の使用で生じる腐食の問題である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
欠点を回避し、費用のかかる後処理をせず、そして副生
成物の形成をできる限り著しく回避して、シドノンイミ
ン- 誘導体を入手することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、N- ニトロ
ソアミノアセトニトリルと硫酸と反応させた場合この課
題を解決することができることを見い出した。驚くべき
ことにその場合唯一の反応生成物としてシドノンイミン
の硫酸水素- 塩が得られる。この従来知られていない反
応で、生じるシドノンイミニウム- 硫酸水素塩は直接反
応溶液から高い純度及び収量で沈殿する。これは所望の
場合そのまま薬理学的有効物質、たとえば対応するシド
ノンイミニウム- クロライドとして使用することができ
る。特にこれはN- アシルシドノンイミン又は他の酸付
加塩の製造のための中間体として使用される。
【0008】本発明の対象は、一般式I
【0009】
【化9】
【0010】(式中R1 は水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基、ア
リールオキシアルキル基、アリールチオアルキル基、ア
ルコキシアルキル基、アルキルチオアルキル基又はアル
ケニルチオアルキル基を示す;R2 は式
【0011】
【化10】
【0012】なるアミノ基を示す;R3 はアルキル基、
アルケニル基、シクロアルキル基、ビシクロアルキル
基、トリシクロアルキル基、アルコキシアルキル基、ア
ルキル -S(O)n - アルキル基、アリールアルキル基
──これはアルキル基又はハロゲン原子によって置換さ
れていてもよい──、フエニル基──これはアルキル基
又はハロゲン原子によって置換されていてもよい──、
ヒドロキシアルキル基、アルキレン鎖を介して結合する
ヘテロ環状環又は式
【0013】
【化11】
【0014】なる残基を示す;R4 は水素原子を示すか
又はR3 の意味の1つを示す;R5,R6,R7 及びR8
相互に無関係に水素原子又はアルキル基を示す;XはN
3 、NSO2 9 、NCO2 アルキル、S(O)n
O、(CH2)m 又は直接結合を示す;nは0,1又は2
である;mは1,2又は3である;R9 はアルキル基、
アリール基、アルキルアリール基、ハロゲンアリール基
又はジアルキルアミノ基を示す。)なるシドノンイミニ
ウム- 硫酸水素塩を製造するにあたり、一般式II
【0015】
【化12】
【0016】(式中R1 及びR2 は上述の意味を有す
る。)なるN- ニトロソアミノアセトニトリルを硫酸と
溶剤又は分散剤の存在下に反応させることを特徴とす
る、上記一般式Iの化合物の製造方法である。
【0017】アルキル基及びアルケニル基は、直鎖状又
は分枝状であってよく、アルキル基の場合好ましくはC
- 原子数1〜6、特に好ましくはC- 原子数1〜4又は
アルケニル基の場合、好ましくはC- 原子数3〜6を有
する。このことは、これらが他の基と一緒に、たとえば
アルコキシ基、アリールアルキル基等々として存在する
場合も適用される。
【0018】アルキル基の例は、メチル- 、エチル- 、
プロピル- 、イソプロピル- 、ブチル- 、イソブチル-
、s- ブチル- 及びt- ブチル- 基であり、アルケニ
ル基の例は、アリル- 及び3,3- ジメチルアリル基で
ある。
【0019】シクロアルキル基は、C- 原子数5〜7を
有するのが好ましく、特にシクロペンチル- 及びシクロ
ヘキシル基を示すのが好ましい。ビシクロアルキル基
は、C- 原子数7〜14を有するのが好ましい。トリシ
クロアルキル基は、C- 原子数7〜16を有するのが好
ましい。ハロゲン原子は、ふっ素、塩素、臭素又は沃素
原子を示すのが好ましい。
【0020】アリール残基はC- 原子数6〜10を有す
るのが好ましく、特にα- 又はβ-ナフチル基又はフエ
ニル基を示すのが好ましい。アリールアルキル基は、ベ
ンジル- 又はフエニルエチル基であるのが好ましい。ア
リールオキシアルキル基は、フエノキシメチル- 及びフ
エノキシエチル基であるのが好ましい。このことは対応
してアリールチオアルキル基に対しても適用される。
【0021】アリール残基は、モノ- 、ジ- 又はトリ置
換されていてよく、しかしこの際トリ置換の場合最高2
個の窒素原子しか存在することができない。たとえば2
- メチル -4,6- ジニトロフエニル基及び2- クロル
-6- メチル -4- ニトロフエニル基である。アリール
残基に対するハロゲン置換基としてたとえばクロル-及
びブロム原子が挙げられる。アリール残基として特に次
のものが挙げられる:メチルフエニル(ニトリル)-、ニ
トロフエニル- 及びクロロフエニル- 、特に4- ニトロ
フエニル- 及び4- クロロフエニル基。
【0022】R1 は水素原子を示すのが好ましい。R5,
6,R7 及びR8 は、相互に無関係に水素原子又はメチ
ル基を示すのが好ましい。これらの4つの基のうちの2
つはメチル基、他の2つは水素原子であるのが特に好ま
しい。
【0023】Xは好ましくはS(O)n 、O、CH2
は直接結合、特に好ましくはS又はCH2 である。残基
2 の例は、ピペリジノ、ピロリジノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ジイソプロピルアミノ、t.ブチ
ル- メチルアミノ、t.ブチル- エチルアミノ、t.ブ
チル- プロピルアミノ、t.ブチル- ブチルアミノ、
t.ブチル-(2- ヒドロキシエチル)アミノ、ジベンジ
ルアミノ、ジシクロヘキシルアミノ、モルホリノ、N-
メチルピペラジノ、2,2- ジメチルピペリジノ、3,
3- ジメチルモルホリノ、3,3- ジメチルチオモルホ
リノ、3,3- ジメチル -1,1- ジオキソ- チオモル
ホリノ、3,3- ジメチル -1- オキソ- チオモルホリ
ノ、シス -2,6- ジメチルピペリジノ、2,2,6,
6- テトラメチルピペリジノ、2,2- ジメチル -N-
メチルスルホニル- ピペラジノ、2,2- ジメチル-N-
トシル- ピペラジノ、2,2- ジメチル- ピロリジ
ノ、2,5- ジメチルピロリジノ、2,2- ジメチル -
N- ジメチル- アミノスルホニル- ピペラジノ、エチル
アミノ、(2- ヒドロキシエチル)-アミノ及びシクロヘ
キシルアミノである。
【0024】本発明の方法によれば、一般式Iのシドノ
ンイミニウム- 硫酸水素塩〔式中R 1 は水素原子、R2
は式
【0025】
【化13】
【0026】(式中YはCH2 、O、S(O)n 又は直
接結合を示し、nは0,1又は2であり、R10及びR11
の1つはメチル基、他方は水素原子を示す。)なるアミ
ノ基を示す〕を製造するのが好ましい。
【0027】本発明の方法によれば、第一に式中R1
水素原子、R2 がシス -2,6- ジメチルピペリジノ-
残基を示す一般式Iのシドノンイミニウム- 硫酸水素塩
を、第二にR1 が水素原子、R2 が3,3- ジメチルチ
オモルホリノ- 残基を示す一般式Iのシドノンイミニウ
ム- 硫酸水素塩を製造するのが特に好ましい。
【0028】本発明による方法は、次の様に実施するこ
とができる:所望の時間にわたって硫酸を一般式IIの
N- ニトロソアミノアセトニトリルに配量添加するか又
は一般式IIの化合物を硫酸に配量添加する、あるいは
2つの反応成分を同時に反応容器中に配量添加する。こ
の際配量添加された及び予め加えられた反応成分を相互
に無関係に適する希釈溶剤中に溶解するか又は分散する
ことができる。一般式IIのN- ニトロソアミノアセト
ニトリルをそのまま、精製された形で又は粗生成物とし
て及び乾燥して又は溶剤で湿らして、本発明による反応
に使用することができるか、N- ニトロソアミノアセト
ニトリルの上記製造で得られる溶液又は懸濁液もそのま
ま使用し、上記反応段階から導かれた溶剤又は分散剤の
存在下に、場合により他の溶剤の添加後、硫酸との反応
を行うことができる。
【0029】一般式IIのN- ニトロソアミノアセトニ
トリルは、上記文献中に記載されている。その製造は、
一般に対応するアミノアセトニトリルのニトロソ化によ
って、たとえば酸の存在下に亜硝酸アルカリの作用によ
って行われる。またアミノアセトニトリルは有機ヒドラ
ジンと式R1 CHOのアルデヒド及びシアニド又は青酸
とから得られる(たとえば米国特許第5221680号
明細書、米国特許第5120732号明細書参照)。
【0030】溶剤又は分散剤の選択は、夫々個々の場合
に従う。たとえば次の反応のために本発明により製造さ
れたシドノンイミニウム- 硫酸水素塩の溶液を必要とす
る場合、当該N- ニトロソアミノアセトニトリルと硫酸
との反応を生成物が溶解残存する溶剤中で実施するのも
有利である。溶剤又は分散剤又は希釈剤としては、炭化
水素、ハロゲン化炭化水素、ケトン、エーテル、エステ
ル、アルコール、スルホン、スルホキシド、カルボン酸
又は水が挙げられ、この際個々の物質の他に、2種又は
それ以上の物質の混合物も溶剤又は分散剤として使用す
ることができる。例としてヘキサン、ヘプタン、炭化水
素混合物、たとえばベンジン、シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサン、テトラリン、、ベンベン、トルエン、
キシレン、エチルベンゼンメチレンクロライド、クロロ
ホルム、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、アセト
ン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、ジイソブチ
ルケトン、ジエチルエーテル、ジ -n- 及びジ- イソ-
プロピルエーテル、ジブチルエーテル、メチル -t.ブ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4- ジオキサ
ン、1,2- ジメトキシエタン、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル、オリゴエチレングリコールジメチル
エーテル、ギ酸メチル- 、 -エチル- 及び -ブチルエス
テル、酢酸メチル- 、 -エチル- 、 -n- プロピル- 、
-イソプロピル- 、 -n- ブチル- 、 -イソブチル- 及
び -アミルエステル、プロピオン酸メチル- 、 -エチル
- 及び -ブチル- エステル、メタノール、エタノール、
n- プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、ペ
ンタノール、エチレングリコール- 及びジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、テトラメチレンスルホン、
ジメチルスルホキシド、ギ酸、酢酸、プロピオン酸が挙
げられる。溶剤又は分散剤として過剰の硫酸を使用又は
作用させることもできる。
【0031】本発明による反応でエーテル又はカルボン
酸アルキルエステルを、溶剤又は分散剤として使用する
のが好ましく、特にメチル -t.- ブチルエーテル、
1,2- ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、酢酸
メチル- 、 -エチル- 、 -n- プロピル- 、 -イソプロ
ピル- 、 -n- ブチル- 又は -イソブチルエステル又は
それらの混合物である。この際溶剤又は分散剤中に水及
び通常の副成分を含有していてもよい。特に好ましくは
酢酸エチルエステル中で実施する。その際酢酸エチルエ
ステル中に水及びたとえば酢酸メチルエステル、メタノ
ール、エタノール及び酢酸を含有することもできる。
【0032】本発明による方法が好都合に実施される温
度は、たとえば一般式IIのN- ニトロソアミノアセト
ニトリルの反応性に、溶剤に又は工業的規模での実施で
予定される反応時間に従う。一般に温度は−10℃〜6
0℃である。反応を好ましくは0℃〜50℃で、特に好
ましくは15℃〜40℃で実施ひる。その際温度を反応
の実施の間変える、たとえば反応成分の配量添加の間よ
り低い温度を、その後反応の完全な終了を得るためによ
り高い温度を使用するのが有利である。閉環すべき一般
式IIの化合物1モルに対して、通常硫酸1〜3モルを
使用し、この場合すでに述べた様に過剰の硫酸は同時に
溶剤又は分散剤として作用することができる。しかしあ
る場合、収量損失を受け入れながら一般式IIの化合物
1モルあたり1モルより少ない硫酸を使用するのが好都
合である。たとえば一般式IIの化合物1モルあたり
0.8〜1又は0.9〜1モルであり、それはたとえば
生じるシドノンイミニウム- 硫酸水素塩との反応混合物
を過剰の硫酸が妨害する次の工程に直接使用しなければ
ならない場合である。一般式IIのN- ニトロソアミノ
アセトニトリル1モルあたり硫酸1〜2モル、特に好ま
しくは硫酸1.05〜1.5モル、更に好ましくは1.
1〜1.4モルを使用する。
【0033】使用される硫酸は、通常>90重量%、好
ましくは>95重量%のH2 SO4含有率を有する。>
98重量%のH2 SO4 含有率を有する硫酸の使用が特
に好ましく、更に一水和物として表わされる約100%
硫酸が好ましい。副成分として硫酸中に特に水及びポリ
硫酸又は三酸化イオウを含有することができる。
【0034】反応成分を一緒に添加した後に、一般式I
IのN- ニトロソアミノアセトニトリルと硫酸との反応
を、所望の温度で──場合によりたとえば撹拌下に─
─、目的とする反応度合が達成されるまで進行させる。
シドノンイミニウム- 硫酸水素塩への完全な変換が速や
かに達成される様に反応を一般にコントロールすること
ができる、シドノンイミニウム- 硫酸水素塩の溶解性質
によって後処理は多くの場合特に簡単になる。よって反
応混合物から直ちに結晶形で生じる一般式Iの塩──場
合により反応混合物の予めの冷却後に──を、簡単な濾
過、吸引濾取又は遠心分離によって高収率で単離するこ
とができる。したがって3-(シス -2,6- ジメチルピ
ペリジノ)シドノンイミンの場合、硫酸水素塩の収率は
86%(使用された1- アミノ -シス -2,6- ジメチ
ルピペリジンに対して)である(公知方法に従ってN-
(シス -2,6- ジメチルピペリジノ)-N- ニトロソア
ミノアセトニトリルを塩化水素で閉環した場合、クロラ
イド- 塩の収率は僅か33%であることと比較して)。
ある場合、シドノンイミニウム- 硫酸水素塩をそのまま
単離し、反応混合物を直接次の工程で使用しない場合、
置換のタイプ及び溶剤に応じて反応混合物を収量の増加
のために、先ず公知方法に従って減圧で又は常圧で蒸発
するか又は生成物が極めて難溶性である沈殿剤を用いて
処理するか又は結晶種を入れる、あるいはたとえばクロ
マトグラフィー又は抽出- 後処理法を適用するのが適当
である。
【0035】競合する副反応がほとんど生じない本発明
による方法の円滑な進行によって、一般式Iのシドノン
イミニウム- 硫酸水素塩を高い純度で及び著しく副生成
物、たとえばアンモニウム塩不含で得られる。生成物は
塩化水素を用いて得られるシドノンイミニウム- クロラ
イドと異なり淡褐色を呈せず、全く無色である。3-(シ
ス -2,6- ジメチルピペリジノ) シドノンイミンの場
合、HPLCによって測定された純度99%を有する、
本発明により製造された硫酸水素塩が得られ、アンモニ
ウムは検出されない。シドノンイミニウム- 硫酸水素塩
は、通常更に精製処理することなく再使用することがで
きる。特定の場合、たとえば薬理学的有効物質として直
接使用する場合、更なる精製は不可欠であり、したがっ
てこれを通常公知の方法に従って、特に再結晶によって
行うことができる。
【0036】一般式Iのシドノンイミニウム- 硫酸水素
塩を、そのまま薬理学的有効物質として使用することが
できる。たとえば他のアニオンとの対応するシドノンイ
ミニウム- 塩をたとえば心臓血管系疾患、たとえば狭心
症の予防及び治療で使用することができる。特に本発明
の化合物は他のシドノンイミン誘導体の製造に対する価
値ある中間体として使用することができ、たとえば他の
シドノンイミニウム-塩又はN- アシル- 又はN- スル
ホニルシドノンイミンに変えることができる。これらは
更に改良された薬理学的有効作用又はガレヌス製剤の製
造に有利な性質、たとえばより高い安定性、より低い吸
湿性又は有利なpH- 値を有する。本発明により製造さ
れた一般式Iの化合物の高い純度に基づき、二次的生成
物を特に純粋な形でも生じる。
【0037】したがって本発明は、上記一般式Iのシド
ノンイミニウム- 硫酸水素塩(式中R1 及びR2 は上述
の意味を有するが、R1 が水素原子である場合、R2
シス-2,6- ジメチルピペリジノ- 残基を示すことが
できない。)も含む。一般式Iのシドノンイミニウム-
硫酸水素塩は次のものが好ましい。すなわちR1 は水素
原子、R2 は一般式
【0038】
【化14】
【0039】(式中YはCH2 、O、S(O)n 又は直
接結合を示し、nは0,1又は2であり、残基R10及び
11のうちの1つはメチル基、もう1つは水素原子であ
る、但しYがCH2 を示す場合、R11は他のメチル基に
対してシス- 位置のメチル基を示さない。)のアミノ基
である。3-(3,3- ジメチル- チオモルホリノ) シド
ノンイミニウム- 硫酸水素塩が特に好ましい。
【0040】更に本発明の対象は、一般式III
【0041】
【化15】
【0042】(式中R1 及びR2 は請求項1記載の意味
を有し、R12はアリール残基、ハロゲン原子1〜3個及
び(又は)アルキル基1〜3個及び(又は)アルコキシ
基1〜3個及び(又は)ニトロ基1又は2個によってモ
ノ- 、ジ- 又はトリ置換されたアリール残基、アリール
アルケニル基、アルケニルチオアルキル基、アリールオ
キシ基、アルコキシカルボニル基、ピリジル基、ピロリ
ル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピラジニル基、
ピリミジニル基、ピリダジニル基又はOR3 を示すか又
はR3 の上記意味の1つを有する。)なるN- アシルシ
ドノンイミンを製造するにあたり、一般式Iのシドノン
イミニウム- 硫酸水素塩と一般式
【0043】
【化16】
【0044】(式中R12は上述の意味を有し、Zは求核
的に離脱する基を示す。)なるアシル化剤とを反応させ
ることを特徴とする、上記一般式IIの化合物の製造方
法である。
【0045】アルキル- 、アルケニル- 、アリール- 残
基等々に関する上記説明及び上述の例は、これらの残基
がR12を示すか又はR12中に含まれる場合も適用され
る。Zはたとえばハロゲン原子、好ましくは -Cl又は
-Br; -OH; -O- アルキル、特にC- 原子数1〜
5を有するもの;O- アリール──この際アリール残基
は特にフエニル基であり、これはアルキル基、特にメチ
ル基、及び(又は)ニトロ基によって1回又は多数回置
換されていてよく、たとえばトリル- 、ジニトロフエニ
ル- 又はニトロフエニル- 残基である──; -O- CO
- R12;-O- CO- O- アルキル、特にアルキル基が
C- 原子数1〜5のもの、又は擬似5員環が少なくとも
N- 原子2個を有するアゾール又はベンズアゾールの、
N- 原子を介して結合した残基を示す。
【0046】したがってアシル化剤は次のものである:
Z- =ハロゲン原子の場合、酸ハロゲニド又はハロゲン
ギ酸エステル、このうち酸クロララド及びクロルギ酸エ
ステルが好ましい; -OHがカルボン酸; -O- アルキ
ル及び -O- アリールがエステルの場合、このうちトリ
ル- 、2,4- ジニトロ- 又は4- ニトロフエニルエス
テルが好ましい; -O- CO- R12が無水物; -O- C
O- O- アルキルが混合されたカルボン酸炭酸- 無水
物;又はヘテロ環状アミド又はアゾリド、特にジアゾー
ル、たとえばイミダゾール。アシル化剤はそれ自体公知
の方法で製造することができる。
【0047】アシル化剤としてカルボン酸を使用する場
合、活性化剤を添加するのが有利である。これはカルボ
ン酸のアシル化ポテンシャルを高める又は活性化するあ
るいはカルボン酸をその場で又は好ましくは一般式Iの
化合物との反応直前に反応性カルボン酸誘導体に変える
という課題を有する。この様な活性化剤は、たとえば次
のものが適する:N,N'-ジ置換されたカルボジイミ
ド、たとえばジシクロヘキシルカルボジイミド;炭酸誘
導体、たとえばホスゲン又はクロルギ酸エステル、特に
アルキル基がC- 原子数1〜5のもの;又はN,N'-カ
ルボニルジアゾール、たとえばN,N- カルボニルジイ
ミダゾール、カルボン酸に対する活性化剤は、たとえば
シュウ酸の誘導体、たとえばオキザリルクロライドも適
する。
【0048】一般式IIIのN- アシルシドノンイミン
(式中R1 は水素原子である。)の製造が好ましい。こ
れに加えて、更に一般式IIIの化合物〔式中R2-は式
【0049】
【化17】
【0050】(式中YはCH2 、O、S(O)n 又は直
接結合を示し、nは0,1又は2であり、残基R10とR
11のうちの1つはメチル基、もう1つは水素原子を意味
する。)のアミノ基を示す。〕の製造が好ましい。アシ
ル- 誘導体を3-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ)
シドノンイミニウム- 硫酸水素塩から並びに3-(3,3
- ジメチルチオモルホリノ) シドノンイミニウム- 硫酸
水素塩から製造するのが特に好ましい。
【0051】R12は(C1-C4)アルキル基、(C5-C7)
シクロアルキル基、(C1-C4)- アルコキシ-(C1-C4)
- アルキル基、(C1-C4)- アルコキシ基、フエニル基
又はハロゲン原子1〜3個及び(又は)(C1-C4)アル
キル基1〜3個及び(又は)(C1-C4)アルコキシ基1
〜3個によってモノ- 、ジ- 又はトリ- 置換されたフエ
ニル基を示すのが好ましい。R12はメチル- 、エチル-
、メトキシ- 、エトキシ- 、n- ブトキシ- 、n- ブ
トキシメチル- 、フエニル- 、4- クロルフエニル- 、
4- メトキシフエニル- 又は3,4- ジメトキシフエニ
ル基を示すのが特に好ましい。更にエトキシ- 、フエニ
ル- 又は特に4- メトキシフエニル基が好ましい。
【0052】Zは好ましくは -Cl、 -O- CO -O-
(C1-C4)- アルキル又は -O- CO- R12、特に好ま
しくは -Clを示す。本発明による方法の特に好ましい
実施形態は、R1 が水素原子、R2 はシス-2,6- ジ
メチルピペリジノ- 残基、R12は4- メトキシフエニル
- 残基Zはクロル原子を示すものである。
【0053】一般式Iの化合物の一般式IIIの化合物
へのアシル化を、それ自体公知の方法で不活性溶剤又は
分散剤又は希釈剤──これらとして過剰のアシル化剤が
作用することもできる──の存在下に、液状又は液状分
散相中で特に2つの液相を有する系中で、好ましくは撹
拌下に実施する。適する溶剤又は分散剤は、たとえば一
般式IIの化合物と硫酸との反応の実施に関して記載さ
れたもので、更にたとえばピリジン及びアミド、たとえ
ばジメチルホルムアミドである。溶剤混合物も適する。
水又は酢酸エチルエステル中での反応、特に好ましくは
水と酢酸エチルエステルから成る混合物中で実施するの
が好ましい。
【0054】アシル化を原則的に−10℃〜使用される
溶剤、分散剤又は希釈剤の沸点の温度で行うことができ
る。多くの場合反応を0〜50℃で、特に0〜30℃で
実施する。
【0055】アシル化の際に、一般式Iの化合物とアシ
ル化剤とのモル割合は理論上1:1である。アシル化剤
を僅かなモル過剰で使用するのが好ましい。30モル%
までの過剰が一般に充分である。たとえば一般式Iの化
合物とアシル化剤とのモル割合は、通常1:(1〜1.
3)、好ましくは1:(1〜1.2)である。
【0056】通常反応の際に、塩基又は塩基混合物を酸
捕捉剤として、たとえば水酸化アルカリ、たとえば水酸
化- ナトリウム、 -カリウム又は -リチウム、第三有機
アミン、たとえばピリジン又はトリエチルアミン、炭酸
アルカリ又は重炭酸アルカリ、たとえば炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム又は重炭酸ナトリウム、弱有機酸のア
ルカリ塩、たとえば酢酸ナトリウムを添加する。好まし
くはアルカリ金属の重炭酸塩、特に好ましくは重炭酸ナ
トリウムを使用する。アシル化反応の際に適する触媒、
たとえば4- ジメチルアミノピリジンを添加することも
できる。
【0057】一般式IIIの得られたN- アシルシドノ
ンイミンの単離を、それ自体公知の後処理法に従って、
たとえば濾過、遠心分離、抽出又はクロマトグラフィー
又は沈殿によって、場合により得られた溶液の前もって
冷却又は蒸発後に行うことができる。得られたアシルシ
ドノンイミンは、著しい純度の点で優れている。場合に
より公知方法によって、特に再結晶によって更に精製す
ることもできる。
【0058】本発明の対象は、一般式IV
【0059】
【化18】
【0060】(式中R1 及びR2 は請求項1記載の意味
を有し、A- は薬理学的に容認される塩基性又は多塩基
性無機又は有機酸HA──これは硫酸を含まない──の
アニオンであり、この際R1 が水素原子を、R2 がシス
-2,6- ジメチルピペリジノ- 残基を示す場合、HA
はリン酸又は酒石酸を示さない。)なるシドノンイミニ
ウム- 塩を製造するにあたり、一般式Iのシドノンイミ
ニウムと酸HA及び(又は)その塩とを反応させること
を特徴とする上記一般式IVの化合物の製造方法であ
る。適する酸HA──これと一般式Iの化合物を反応さ
せて一般式IVの化合物となすことができる──は、た
とえば塩化水素、臭化水素、リン酸、硝酸、シュウ酸、
乳酸、酒石酸、酢酸、サリチル酸、安息香酸、ギ酸、プ
ロピオン酸、ピバリン酸、ジエチル酢酸、マロン酸、コ
ハク酸、ピメリン酸、フマール酸、マレイン酸、リンゴ
酸、スルフアミン酸、フエニルプロピオン酸、グルコン
酸、アスコルビン酸、イソニコチン酸、メタンスルホン
酸、p- トルオールスルホン酸、クエン酸、アジピン酸
又はナフタリンジスルホン酸、たとえばナフタリンジス
ルホン酸(1.5)である。一般式IVのシドノンイミ
ニウム- 塩に変わる酸が好ましい。この塩は薬理学的有
効物質として使用するのに特に有利な物理- 化学的性質
を有する又はガレヌス製剤の製剤に有利な性質、たとえ
ば良好な溶解性、高い安定性、僅かな吸湿性又は有利な
pH- 値を有する。一般式IVの塩の前記使用方法によ
れば及び置換基によればたとえばリン酸、シュウ酸、乳
酸、酒石酸、フマール酸、マレイン酸、クエン酸又はメ
タンスルホン酸が特に有利である。
【0061】一般式Iの硫酸水素塩及び酸HA及び(又
は)その塩から一般式IVのシドノンイミニウム- 塩の
製造は、通常成分を適する溶剤又は分散剤中で精製して
行うことができる。適する溶剤又は分散剤はたとえば
水、アルコール、たとえばメタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、ブタノール、アセトン、アセトニトリ
ル、酢酸エチルエステル、ジメチルスルホキシド、ジメ
チルホルムアミド又はこれらの溶剤の混合物である。好
ましい溶剤は、水、アルコール、たとえばメタノール、
エタノール及びイソプロパノール又はこれらのアルコー
ルと水との混合物である。水が特に好ましい。
【0062】一般に本発明による方法に従って一般式I
Vの化合物を製造するに際して、塩基又は塩基- 混合物
を添加する。適する無機又は有機塩基は、たとえばアル
カリ金属- 水酸化物、 -炭酸塩及び -炭酸水素塩、たと
えば水酸化リチウム、 -ナトリウム及び -カリウム、炭
酸ナトリウム及び -カリウム、炭酸水素ナトリウム及び
-カリウム、弱酸の塩、たとえば酢酸ナトリウム、アン
モニア又はアミン、たとえばエチルアミン、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、エタノールアミン又はピリ
ジンである。好ましい塩基は炭酸水素ナトリウム及び水
酸化ナトリウム溶液及び- カリウム溶液である。塩基と
して特に酸HAの塩を使用することができる。この塩は
第一にたとえば上記塩基を用いて酸HAから得られる。
【0063】硫酸水素塩- アニオンと酸HAのアニオン
の交換を、常法で−10℃〜40℃、好ましくは−5℃
〜30℃、特に好ましくは0℃〜25℃の温度で実施す
る。一般式Iの化合物、酸HA及び(又は)その塩及び
場合により塩基の一緒の添加は、撹拌下に行われる。そ
の際成分はそのまま又は溶剤の形で添加することができ
る。一般式IVの反応生成物を、それ自体公知の後処理
法によって単離することができる。一般にこの生成物を
直接使用された溶剤又は分散剤から沈殿させ、次いで簡
単な方法で、たとえば濾過又は遠心分離によって得るこ
とができる。所望の場合には、この生成物を公知方法に
従って、特に再結晶によって更に精製することができ
る。
【0064】
〔例1〕
3-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ) シドノンイミ
ニウム- 硫酸水素塩 水70ml中に1- アミノ- シス -2,6- ジメチルピ
ペリジン109gを含有する溶液──これは37重量%
硫酸の添加によってpH6.5に調整する──に、3時
間以内で20℃で水160ml中にシアン化ナトリウム
50gを含有する溶液及び水90ml中に39重量%ホ
ルムアルデヒド78gを含有する溶液を滴下する。pH
を硫酸又は炭酸ナトリウム溶液の時折の添加によって一
定に保ち、一晩撹拌し、37重量%硫酸でpH3.5に
調整し、酢酸エチルエステル680mlを加える。次い
で水90ml中に亜硝酸ナトリウム64gを含有する溶
液を20℃で滴下し、2時間pH3.5で撹拌し、相を
分離する。N-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ)-N
- ニトロソアミノアセトニトリルを含有する有機相に3
0℃で一水和物100gを30分かけて滴下し、一晩撹
拌し、沈殿した固体を吸引濾取する。酢酸エチルエステ
ルで後洗滌後、減圧乾燥して、3-(シス -2,6- ジメ
チルピペリジノ) シドノンイミニウム- 硫酸水素塩21
5g(86%)が得られる。融点157〜158o (分
解)、含有率(HPLC):99%、全くアンモニウム
は検出されない。 〔例2〕 3-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ) シドノンイミ
ニウム- 硫酸水素塩 1.2- ジメトキシエタン80ml中にN-(2,6- シ
ス- ジメチルピペリジノ)-N- ニトロアミノアセトニト
リル19.6gを含有する溶液に、25〜30℃で、一
水和物11.85gを滴下する。一晩撹拌後0℃に冷却
し、析出した沈殿を吸引濾取し、減圧で乾燥後に精製物
27.1g(92%)が得られる。 〔例3〕 3-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ) シドノンイミ
ニウム- 硫酸水素塩 例2と同様に、N-(2,6- シス- ジメチルピペリジ
ノ)-N- ニトロソアミノアセトニトリル19.6g、一
水和物11.85g及び酢酸 -n- ブチルエステル28
0mlから生成物(95%)27.8gが得られる。 〔例4〕 3-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ) シドノンイミ
ニウム- 硫酸水素塩 例2と同様に、N-(2,6- シス- ジメチルピペリジ
ノ)-N- ニトロソアミノアセトニトリル19.6g、一
水和物11.85g及びテトラヒドロフラン80mlか
ら生成物23.3g(79%)が得られる。 〔例5〕 3-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ) シドノンイミ
ニウム- 硫酸水素塩 例2と同様に、N-(2,6- シス- ジメチルピペリジ
ノ)-N- ニトロソアミノアセトニトリル19.6g、一
水和物11.85g及びジエチレングリコールジメチル
エーテル100mlから生成物26.4g(90%)が
得られる。 〔例6〕 3-(3,3- ジメチルチオモルホリノ) シドノンイミニ
ウム- 硫酸水素塩 水280ml中に4- アミノ -3,3- ジメチルチオモ
ルホリン305gを含有する溶液──これを37%硫酸
の添加によってpH6.2に調整する──2.5時間以
内に20℃及びpH6−6.5で水440ml中にシア
ン化ナトリウム134gを及び水360ml中に39重
量%ホルムアルデヒド209gを含有する溶液に滴下す
る。一晩室温で撹拌し、酢酸エチルエステル1970m
lを加え、5〜10℃で水260ml中に亜硝酸ナトリ
ウム163gを含有する溶液を滴下する。次いで37%
硫酸でpH3.5に調整し、3時間10℃で撹拌し、室
温で相を分離する。N-(3,3- ジメチルチオモルホリ
ル)-N- ニトロソアミノアセトニトリルを含有する有機
相に20℃で一水和物268gを滴下し、一晩撹拌し、
0℃で沈殿した固体を吸引濾取する。酢酸エチルエステ
ルで洗滌し、減圧で乾燥後3-(3,3- ジメチルチオモ
ルホリノ)-シドノンイミニウム- 硫酸水素塩534g
(82%)が得られる。 融点144℃(分解)、含有率(HPLC):100% 〔比較例1〕 3-(3,3- ジメチルチオモルホリノ) シドノンイミニ
ウム- クロライド 水80ml中に4- アミノ -3,3- ジメチルチオモル
ホリン146gを含有する溶液──これを濃塩酸の添加
によってpH6.5に調整する──に、2.5時間以内
で20℃で、水200ml中にシアン化ナトリウム61
gを及び水165ml中に39%ホルムアルデヒド96
gを含有する溶液に滴下する。この際pHを濃塩酸の時
々の添加によって6〜6.5で保つ。一晩室温で撹拌
し、酢酸エチルエステル900mlを加え、5〜10℃
で水120ml中に亜硝酸ナトリウム74.5gを含有
する溶液を滴下する。次いで濃塩酸でpH3.5に調整
し、2時間10℃で撹拌し、室温で相を分離する。有機
相を酢酸エチルエステル300mlで希釈し、0〜5℃
で塩化水素73gを加え、一晩撹拌下に室温にする。沈
殿した固体を吸引濾取し、酢酸エチルエステルで洗滌
し、減圧で乾燥し、粗生成物209g(83%)が得ら
れる。これは 1H- NMRによれば約5%塩化アンモニ
ウム及びいくつかの他の不純物──このうちの1つは
3,3- ジメチルチオモルホリンである──を含有す
る。イソプロパノールから再結晶後、純粋な3-(3,3
- ジメチルチオモルホリノ) シドノンイミニウム- クロ
ライド156g(62%)が得られる。 融点:172℃(分解) 〔例7〕 3-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ)-N-(4- メト
キシベンゾイル) シドノンイミン 酢酸エチルエステル750ml中に炭酸水素ナトリウム
147gを含有する懸濁液に、8〜10℃で先ずアニソ
イルクロライド92.3gを、次いで水500ml中に
3-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ) シドノンイミ
ニウム- 硫酸水素塩149gを含有する溶液を滴下す
る。3時間10℃で撹拌し、水性相を分離し、有機相を
炭酸水素ナトリウム溶液で洗滌し、次いで有機相を結晶
化が開始するまで蒸発する。0℃で吸引濾取し、減圧で
乾燥し、3-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ)-N-
(4- メトキシベンゾイル)シドノンイミン152g
(92%)が得られる。 融点:129℃、含有率(HPLC):99%。 〔例8〕 N- ベンゾイル -3-(シス -2,6- ジメチルピペリジ
ノ) シドノンイミン 例7と同様に,炭酸水素ナトリウム58.8g、酢酸エ
チルエステル300ml、ベンゾイルクロライド30.
9g、3-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ) シドノ
ンイミニウム- 硫酸水素塩58.9g及び水200ml
を10℃で反応させる。有機相の蒸発後、得られた粗生
成物を、酢酸エチルエステルから再結晶する。N- ベン
ゾイル -3-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ) シド
ノンイミン45.5g(76%)が得られる。 融点:135〜137℃ 〔例9〕 3-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ)-N- エトキシ
カルボニル- シドノンイミン 例8と同様に、炭酸水素ナトリウム58.8g、酢酸エ
チルエステル300ml、クロルギ酸エチルエステル2
3.9g、3-(シス -2,6- ジメチルピペリジノ) シ
ドノンイミニウム- 硫酸水素塩58.9g及び水200
ml生成物40.5g(76%)が得られる。 〔例10〕 3-(3,3- ジメチルチオモルホリノ) シドノンイミニ
ウム- マレイン酸水素塩 水100ml中にマレイン酸8.2g及び水酸化ナトリ
ウム5.6gを含有する溶液を、0〜5℃で水60ml
中に3-(3,3- ジメチルチオモルホリノ) シドノンイ
ミニウム- 硫酸水素塩20gを含有する溶液に徐々に滴
下する。1時間の後撹拌後、沈殿した固体を吸引濾取
し、氷水25mlで洗滌し、減圧で乾燥する。 収量:19.0g(89%)、融点149℃(分解)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨハヒム・ブレンデル ドイツ連邦共和国、61118 バート・フイ ルベル、ラントグラーベンストラーセ、23

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I 【化1】 (式中R1 は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、シ
    クロアルキル基、アリールアルキル基、アリールオキシ
    アルキル基、アリールチオアルキル基、アルコキシアル
    キル基、アルキルチオアルキル基又はアルケニルチオア
    ルキル基を示す;R2 は式 【化2】 なるアミノ基を示す;R3 はアルキル基、アルケニル
    基、シクロアルキル基、ビシクロアルキル基、トリシク
    ロアルキル基、アルコキシアルキル基、アルキル- S
    (O)n - アルキル基、アリールアルキル基──これは
    アルキル基又はハロゲン原子によって置換されていても
    よい──、フエニル基──これはアルキル基又はハロゲ
    ン原子によって置換されていてもよい──、ヒドロキシ
    アルキル基、アルキレン鎖を介して結合するヘテロ環状
    環又は式 【化3】 なる残基を示す;R4 は水素原子を示すか又はR3 の意
    味の1つを示す;R5,R6,R7 及びR8 は相互に無関係
    に水素原子又はアルキル基を示す;XはNR3 、NSO
    2 9 、NCO2 アルキル、S(O)n 、O、(CH2)
    m 又は直接結合を示す;nは0,1又は2である;mは
    1,2又は3である;R9 はアルキル基、アリール基、
    アルキルアリール基、ハロゲンアリール基又はジアルキ
    ルアミノ基を示す。)なるシドノンイミニウム- 硫酸水
    素塩を製造するにあたり、一般式II 【化4】 (式中R1 及びR2 は上述の意味を有する。)なるN-
    ニトロソアミノアセトニトリルを硫酸と溶剤又は分散剤
    の存在下に反応させることを特徴とする、上記一般式I
    の化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 R1 は水素原子、R2 は式 【化5】 (式中YはCH2 、O、S(O)n 又は直接結合を示
    し、nは0,1又は2であり、R10及びR11の1つはメ
    チル基、他方は水素原子を示す。)なるアミノ基を示
    す、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 R1 は水素原子、R2 はシス -2,6-
    ジメチルピペリジノ- 残基を示す、請求項1又は2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 R1 は水素原子、R2 は3,3- ジメチ
    ルチオモルホリノ-残基を示す、請求項1又は2記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 反応の際に、エーテル又はカルボン酸ア
    ルキルエステル、好ましくは酢酸エチルエステルを溶剤
    又は分散剤として使用し、反応を0℃〜50℃、好まし
    くは15℃〜40℃で実施する、請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 一般式IIなるN- ニトロソアミノアセ
    トニトリル1モルにつき硫酸1〜2モル、好ましくは
    1.1〜1.4モルを使用し、硫酸はH2 SO 4 >95
    重量%、好ましくは>98重量%の含有量を、特に好ま
    しくは一水和物の形で使用する、請求項1ないし5のい
    ずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 一般式I(式中R1 及びR2 は請求項1
    に記載の意味を有するが、R1 が水素原子である場合、
    2 はシス -2,6- ジメチルピペリジノ-残基でな
    い。)なるシドノンイミニウム- 硫酸水素塩。
  8. 【請求項8】 3-(3,3- ジメチルチオモルホリノ)
    シドノンイミニウム- 硫酸水素塩。
  9. 【請求項9】 一般式III 【化6】 (式中R1 及びR2 は請求項1記載の意味を有し、R12
    はアリール残基、ハロゲン原子1〜3個及び(又は)ア
    ルキル基1〜3個及び(又は)アルコキシ基1〜3個及
    び(又は)ニトロ基1又は2個によってモノ- 、ジ- 又
    はトリ置換されたアリール残基、アリールアルケニル
    基、アルケニルチオアルキル基、アリールオキシ基、ア
    ルコキシカルボニル基、ピリジル基、ピロリル基、イミ
    ダゾリル基、ピラゾリル基、ピラジニル基、ピリミジニ
    ル基、ピリダジニル基又はOR3 を示すか又は請求項1
    に記載されたR3 の意味の1つを有する。)なるN- ア
    シルシドノンイミンを製造するにあたり、一般式Iのシ
    ドノンイミニウム- 硫酸水素塩と一般式 【化7】 (式中R12は上述の意味を有し、Zは求核的に離脱する
    基を示す。)なるアシル化剤とを反応させることを特徴
    とする、上記一般式IIIの化合物の製造方法。
  10. 【請求項10】 R1 は水素原子、R2 はシス -2,6
    - ジメチルピペリジノ- 残基、R12はメトキシフエニル
    - 残基、Zは塩素原子を示す、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 一般式IV 【化8】 (式中R1 及びR2 は請求項1記載の意味を有し、 A- は薬理学的に容認される塩基性又は多塩基性無機又
    は有機酸HA──これは硫酸を含まない──のアニオン
    であり、この際R1 が水素原子を、R2 がシス -2,6
    - ジメチルピペリジノ- 残基を示す場合、HAはリン酸
    又は酒石酸を示さない。)なるシドノンイミニウム- 塩
    を製造するにあたり、一般式Iのシドノンイミニウムと
    酸HA及び(又は)その塩とを反応させることを特徴と
    する上記一般式IVの化合物の製造方法。
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