JPH071968A - 小型トラックの荷台用開閉式幌 - Google Patents

小型トラックの荷台用開閉式幌

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JPH071968A
JPH071968A JP15770591A JP15770591A JPH071968A JP H071968 A JPH071968 A JP H071968A JP 15770591 A JP15770591 A JP 15770591A JP 15770591 A JP15770591 A JP 15770591A JP H071968 A JPH071968 A JP H071968A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラック荷台の各アオリ板上に組み合わせ、
必要に応じて幌全体を回動させて開くことができ、空荷
状態の荷台内に雪やゴミが溜まらないようにする構造の
荷台用開閉式幌を提供する。 【構成】 基枠と、該基枠の中の左右一対の側枠を支持
部とする複数本の偏平門型フレームとにより、低層骨格
体を形成すると共に、シートで覆い尽くして荷台用幌と
なし、低層骨格体基枠を、側部アオリ板の各上縁要所要
所において仮着構造を兼用するピン構造もしくはそれに
相当する回動支点構造によって連結されてなる小型トラ
ックの荷台用開閉式幌である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、小型トラック(軽トラック
を含む)の荷台周囲に取り付けられているアオリ板上に
組み合わせ、必要に応じて幌全体を回動させて開くこと
ができるようにした、主として荷台(それも空荷状態の
荷台)内に雪やゴミが溜まってしまわないよう蓋をする
ことが目的となる新規な構造の荷台用開閉式幌を提供し
ようとするものである。
【0002】
【従来技術】農家における小型トラックの担う役目は極
めて重要であり、どの農家でも最低1台の小型トラック
を所有している。しかし、稲の単作で生計を建てる農家
が多い東北地方等降雪地帯では、冬季間、それら小型ト
ラックがその本来の役目を果たすことは殆どなく、専ら
単なる交通機関の一つ、即ち乗用車的な使用としてしか
役目がなく、したがって、荷台がいわば無用の長物に近
い状態になってしまう。
【0003】荷台が荷台としての機能を果していないと
しても、そのこと自体はさしたる問題ではないが、その
荷台に雪やゴミ、特に雪が溜まってしまうとなると、常
に荷台が湿潤な状態に晒されて荷台の痛みを早めてしま
うという問題が生じてしまうだけではなく、雪という重
量物を乗せて走ることから燃費効率を悪くしてしまうと
いうこと、更には偶に何かを乗せなければならないとき
に、その雪が邪魔となることから、その都度雪を除去し
なければならず、急なときにはその作業が煩わしくなる
こと等といった理由から、降雪地帯で使用される小型ト
ラックの殆どのものが、冬季間だけ、その荷台に何等か
の覆いをして使用されている。
【0004】通常使用されている覆いとしては、シート
で全てのアオリ板の外側から完全にくるんでしまうよう
に覆ってしまう方法が最も手っ取り早い方法として採用
されているが、このやり方では、荷台の中央辺りが雪の
重みで次第に弛んでいって、次第に多くの雪がたまり、
荷台内に直接雪が溜まりはしないが、結局雪を乗せてい
る点では直接荷台に雪が溜まってしまっている場合と同
じ欠点を有することになることと、その雪が解けてしま
って場合や、雪が降ることを予想して早めに覆ってしま
った後、雪の代わりに雨が降ったり、雪の合間に雨が降
るような気候が続くとき等には、それら雨水がシートの
窪みにかなりの量溜まり、その重みでシートを痛めてし
まうばかりではなく、発進時にその雨水が後方に溢れ出
て、辺りにいる人に思わぬ迷惑を掛けてしまうという弊
害が出てしまう更に、急に荷台に何か物を積まなければ
ならないときには、そのシートが簡単に外せないという
欠点も生ずることになる。
【0005】そのため、最近では運転席後部の荷台仕切
り枠中央のアオリ板よりも高い位置から後部アオリ板の
上部中央を稜線とするようにした、平面形で略荷台の大
きさになる小型のシートが提供され、かなり普及し始め
ている。しかし、このタイプのシートでも、稜線に相当
する部分から両側のアオリ板上部に相当する部分の間に
かけて、やはり弛みを生じてしまう傾向があり、上記し
た従前までのシート程ではないにしても、同じように雪
や水を溜めてしまう欠点を伴うことと、アオリ板の高さ
よりも高いサイズのものを積むようなときに支障を来す
といった課題を有するものであった。
【0006】この発明は、以上のような情況に対処すべ
く、鋭意開発、研究を継続してきた結果、それら従前ま
でのものの欠点を解消でき、しかも、単価的にそれ程開
きのない安価且つ軽量な荷台用開閉式幌の実現化に成功
したものであり、以下においてその構成を詳述するもの
である。
【発明の構成】先ず、この発明の最も基本的な構成から
なる小型トラックの荷台用開閉式幌について説示すると
次のようになる。
【0007】即ち、トラックTの荷台平面形外周に合致
する基枠1と、該基枠1の中の左右一対の側枠部材を支
持部とし、前後に適宜間隔をおいて立設される複数本の
偏平門型フレーム2,2,……とにより、運転席屋根面
を越えることのない低層骨格体を形成すると共に、この
低層骨格体を、一体的に形成された適宜シート3で覆い
尽くして荷台用幌Hとなし、低層骨格体の基枠1を、両
側の荷台側部アオリ板T2,T2の各上縁要所要所にお
いて仮着構造を兼用するピン構造4,4,……、もしく
はそれに相当する回動支点構造によって連結することに
より、この荷台用幌Hが、荷台の各アオリ板T1,T
2,T2上に組み合わされるようにした小型トラックの
荷台用開閉式幌とするものである。
【0008】基枠1は、少なくとも両側枠部材と後枠部
材とから構成され、必要に応じて前枠部材を採用し、閉
じた状態の後部アオリ板T1の上縁上には後枠部材下面
が、そして、左右一対の側部アオリ板T2,T2の各上
縁には夫々両側枠部材の各下面が、載置状に組み合わさ
れるような平面コの字形あるいはロの字形の軽量な枠で
あり、その中の両側枠部材の上面には、所定間隔置きに
後述の偏平門型フレーム2,2,……下端を、熔着ある
いはナット締着等公知の固定手段で取り付けることにな
る。
【0009】偏平門型フレーム2は、その最高部がトラ
ックTの運転席の屋根面を越えることがない高さ、取り
扱い上から理想的にはトラック仕切枠T3の高さの半分
程度のものに形成されるようにするもので、上記した基
枠1の両側枠部材上面間に跨がって固定されるだけのス
パンを必要とし、パイプ材を門型に屈曲して形成すれば
よいが、必然的にその実現される門型形状は、スパンに
対し、高さがかなり低い偏平状のものとなる。上記基枠
1に対し、前後に所定間隔を置いて立設されるこれら偏
平門型フレーム2,2,……の本数は、トラックTの荷
台の前後長さによっても異なるが、軽トラックを例とす
れば、5本程度の最小限の本数で構成されるようにする
のが望ましく、各偏平門型フレーム2,2,……の頂部
側の間隔を規制すると共に、補強を兼ね、それら頂部を
軽量な適宜繋ぎ材21で連結、固定するようにすること
もできる。なお、採用する偏平門型フレーム2,2,…
…は、同一のもので統一する必要はなく、例えば前端と
後端とに配されるフレームだけをやや強度のあるものと
し、その他をやや弱めのものとする等適宜組み合わせか
らなるものとすることも可能である。
【0010】こうして基枠1に対して複数本の偏平門型
フレーム2,2,……が立設、固定されて低層骨格体が
形成され、その底面を除く外表面に添わせるシート3
は、その屋根面部分と前後両妻部分とが予め縫合、接着
等により一体化された、立体的なシート3を採用するよ
うにすると、その取り扱い上からも強度上からも好都合
のものとなる。勿論、シート3の素材には限定がなく、
できるだけ軽量且つ丈夫で、雨水を通さず安価なものが
採用されるようにする。
【0011】低層骨格体の外表面に上記したシート3を
被せ、一体化して形成される荷台用幌Hは、トラックT
の荷台各アオリ板T1,T2,T2上縁に載置状となる
よう組み合わされ、低層骨格体の基枠1を、両側の側部
アオリ板T2,T2の各上縁要所要所において、仮着構
造を兼用するピン構造4,4,……、もしくはそれに相
当する回動支点構造で連結されるようにしなければなら
ない。この仮着構造を兼用するピン構造4,4,……、
もしくはそれに相当する回動支点構造としては、後述の
実施例で示す抜き差しピンを回動軸とするようにしたピ
ン構造のものの外、側部アオリ板T2,T2上縁側ある
いはそれに対応する基枠1側の連結用の金具自体を、蝶
番構造その他の公知の回動し得る構造(回動支点構造)
からなるものとし、側部アオリ板T2,T2上縁側およ
びそれに対応する基枠1側夫々に相対応させて設ける連
結用の金具部分は、単なる連結機能、例えばネジ止め、
スナップ連結、バンド連結だけからなるような構造のも
のとすることもでき、これら仮着構造を兼用するピン構
造4,4,……部分、もしくはそれに相当する回動支点
構造部分の中、何れか側のピン構造4,4,……部分、
もしくはそれに相当する回動支点構造部分の連結状態を
開放することにより、他方側のピン構造4,4,……部
分、もしくはそれに相当する回動支点構造部分を回動支
点として、この荷台用幌H全体が、その一方側から横方
向に回動し得るようにするものである。この横方向への
回動は、何れの側のピン構造4,4,……部分、もしく
はそれに相当する回動支点構造部分の連結状態を開放す
るかにより、選択的に左右何れの側からも実施できるも
のとなる。
【0012】
【関連する他の発明1】上記したこの発明の小型トラッ
クの荷台用開閉式幌に関連し、この発明には次のような
構成の幌も包含される。即ち、小型トラックの荷台平面
形外周に合致する基枠1と、該基枠1の中の左右一対の
側枠を支持部とし、前後に適宜間隔をおいて立設される
複数本の偏平門型フレーム2,2,……とにより、運転
席屋根面を越えることのない低層骨格体を形成すると共
に、この低層骨格体を、一体的に形成された適宜シート
3で覆い尽くして荷台用幌Hとなし、低層骨格体前端の
偏平門型フレーム2の中央部を、荷台仕切枠T3に対し
て脱着自在のピン構造で連結することにより、この荷台
用幌Hが、荷台の各アオリ板T1,T2,T2上に組み
合わされようにした小型トラックの荷台用開閉式幌とす
るものである。
【0013】基枠1と複数本の偏平門型フレーム2,
2,……とから形成される低層骨格体、およびその表面
に添設される一体的なシート3によって実現される荷台
用幌Hは、上記したこの発明の基本的な構成からなる荷
台用幌Hとその構成を略同様のものとする。但し、複数
本の偏平門型フレーム2,2,……の中の最も前方、即
ち荷台仕切枠T3の内側に位置することとなる偏平門型
フレーム2だけは、やや強度のある部材によって形成さ
れるようにする。そして、この幌の低層骨格体前端に位
置する、やや強度ある部材で形成された偏平門型フレー
ム2の中央部(最も高い部分)を、荷台仕切枠T3に対
して脱着自在のピン構造(ピンを回動軸とする構造、例
えば蝶番のような構造)で連結し、同所を回動支点とし
て幌全体Hがその後方側を上方に開くことができるよう
にして、荷台各アオリ板T1,T2,T2上に組み合わ
せるものである。
【0014】
【関連する他の発明2】更に、次のような構成の荷台用
開閉式幌もこの発明に包含される。即ち、上記したこの
発明の最も基本的な構成からなる荷台用開閉式幌、ある
いは、関連する他の発明1に示した荷台用開閉式幌にお
いて、その荷台用幌Hが、両側の荷台アオリ板T2,T
2の各上縁要所要所において、仮着構造を兼用するピン
構造4,4,……、もしくはそれに相当する回動支点構
造によって連結された嵩上げ幌Uを介して、荷台各アオ
リ板T1,T2,T2上に組み合わされるようにした小
型トラックの荷台用開閉式幌とするものである。
【0015】この嵩上げ幌Uは、荷台各アオリ板T1,
T2,T2の高さを補うような機能を果たすものであ
り、軽量且つ適度の強度を有する平行骨格体8と、その
外側に添設される、荷台用幌Hと同様にしたシート3と
から構成され、平行骨格体8の下枠材81には、両側の
荷台アオリ板T2,T2の各上縁要所要所との間で、仮
着構造を兼用するピン構造4,4,……、もしくはそれ
に相当する回動支点構造を実現するようにして連結され
る構成部分4,4,……を有し、また、同上枠材82に
は、荷台用幌Hの低層骨格体基枠1に形成された、本来
ならば両側の側部アオリ板T2,T2の各上縁要所要所
との間に連結すべくして形成されている仮着構造を兼用
するピン構造4,4,……、もしくはそれに相当する回
動支点構造との間で、同様に仮着構造を兼用するピン構
造4,4,……、もしくはそれに相当する回動支点構造
を実現するようにして連結される構成部分4,4,……
を有するものとして形成する。
【0016】
【実施例1】以下では、図面に示すこの発明を代表する
実施例について説明することにする。先ず、図1の使用
状態を示す斜視図、図2の取付け状態を示す側面図、図
3のピン構造部分を含む要部拡大斜視図、図4の作用を
示す正面図に示されている例は、この発明の最も基本的
な構成からなるものの実施例であり、基枠1と偏平門型
フレーム2とから構成される骨格体の屋根面部分および
前後妻側部分を一体的に形成されたシート3で覆い尽く
して荷台用幌Hが形成されている。
【0017】この例では、基枠1は、トラックT荷台の
3方に配された後部アオリ板T1と、両側の側部アオリ
板T2,T2,……の各上縁に載置状となる平面形コの
字形の枠体であって、角パイプにより形成されており、
側部アオリ板T2,T2,……上縁に対応する左右一対
の基枠1部分を支持部として5本の偏平門型フレーム
2,2,……が前後に等間隔で取り付けられて骨格体を
形成しているが、構造強度上、前後および真ん中に位置
させた偏平門型フレーム2,2,2だけが、他よりやや
太めのパイプ材で形成されており、それら各偏平門型フ
レーム2,2,……の棟に相当する部分(最も高い部
分)を繋ぎ材21で連結、一体化して骨格体全体の強度
を補強している。
【0018】シート3は、その屋根面部分および前後妻
側部分が予め一体的なものとなるように形成され、基枠
1の側面にホック止めすることによって、取り外し自在
に骨格体外表面に一体化される例となっている。なお、
シート3の前方妻側に張設されるシート3は、図1およ
び図2に示されているとおり、雨水の侵入防止のため
に、下方側が長く形成されていて中途から折り返され、
運転席背面の仕切枠T3中途に端部をホック止めその他
適宜手段で取り付けられているが、他の手段、例えば前
方妻側の下端に相当する仕切枠T3に樋状部材を予め取
付け、前方妻側シート3を伝って落ちてくる雨水を該樋
状部材で受け、左右あるいは何れか一方の側から、側部
アオリ板T2,T2外へ流出させてしまうようにする
等、適宜手段の採用が可能である。
【0019】上記のようにして形成されている荷台用幌
Hは、基枠1の下面が各アオリ板T1,T2,T2上縁
に載置状となるようにして組み合わされ、側部アオリ板
T2,T2,……上縁に対応する左右一対の基枠1部分
各前方側、後方側に、計4個の仮着兼用のピン構造を実
現する金具4,4,……が取り付けられていて、一方の
側、実施例では、図1に示すように、右側の金具4,4
を外すことにより、他方側の金具4,4がピン構造を実
現し、図のとおり、荷台用幌Hは、右側を開くことがで
きる。図中5は、適宜角度に拡開した荷台用幌Hを、そ
の状態に止どめ置くためのアーム金具を示している。そ
の結果、小型トラックTの荷台は、右側の側部アオリ板
T2を自由に反転させることができ、必要時の荷物の積
み降ろしが可能になる。
【0020】仮着兼用のピン構造を実現する金具4とし
ては、側部アオリ板T2側に受け金具部41が取着さ
れ、該受け金具部41の受け管42に対し、荷台用幌H
を仮着、連結の際には、骨格体基枠1側の止め管43が
対応して一直線状となるようにし、その一直線状となっ
ている各管42,43の中空部に軸棒(実施例では、操
作用のハンドルと一体型となったL字形軸棒)44を挿
通し、適宜抜け出さないようにする。図3の金具4を含
む要部拡大斜視図に見られるように、軸棒44の抜け止
めには、例えばL字形軸棒44を採用している実施例の
場合であれば、そのハンドル部分をバネ片45で挾着す
るようにしているが、その他差しピンによるものとした
り、適宜切欠きに嵌合状とする等各種構造のものとする
ことできる。
【0021】
【実施例2】次の例は、この発明に関連する他の発明と
して示したものの代表的な実施例に基づくものであり、
図7の組み合わせ状態を示す側面図に示されているよう
に、 基枠1と複数本の偏平門型フレーム2,2,…
…とから形成される低層骨格体、およびその表面に添設
される一体的なシート3によって実現される荷台用幌H
は、上記したこの発明の基本的な構成からなる荷台用幌
Hとその構成を略同様のものとする。但し、複数本の偏
平門型フレーム2,2,……の中の最も前方、即ち荷台
仕切枠T3の内側に位置することとなる偏平門型フレー
ム2だけは、やや強度のある部材によって形成されてい
る。
【0022】そして、この幌の低層骨格体前端に位置す
る、やや強度ある部材で形成された偏平門型フレーム2
の中央部(最も高い部分)を、荷台仕切枠T3に対して
脱着自在のピン構造を実現する蝶番金具6で連結し、同
所を回動支点として、図中二点鎖線表示してあるよう
に、幌全体Hの後方側を上方に開けることができるよう
にしたものである。この例においても、図中二点鎖線表
示された状態に開いた荷台用幌Hを、そのままの姿勢に
保つため、適宜支え金具(図示せず)等が組み合わさ
れ、荷台後方からの作業をし易いものとするようにする
と共に、各アオリ板T1,T2,T2上縁に荷台用幌H
が正しく載置状となるよう、何れかのアオリ板(実施例
では側部アオリ板T2)と低層骨格体基枠1との間に施
錠金具7を介在する
【0023】
【実施例3】以上のような実施例の外、図5の斜視図、
図6の縦断面図に示されている実施例は、上記した横開
き式あるいは後ろ開き式に開閉する荷台用幌Hを、何か
の都合で全体背丈を高くすることができるようにしたこ
の発明に包含される他の関連する発明に対応するものの
代表的な実施例を示すものであり、各アオリ板T1,T
2,T2上縁に直接荷台用幌Hを組み合わせないで、図
5のような平面コの字形の平行骨格体8と、その外側を
覆う、荷台用幌Hのものと同様にしたシート3とからな
る嵩上げ用幌Uを組み合わせ、該嵩上げ用幌Uを、上記
した各実施例における各アオリ板T1,T2,T2に相
当する如くして、その平行骨格体8の上縁に、荷台用幌
Hの低層骨格体基枠1下面を載置状に組み合わせるよう
にするものである。
【0024】図示の例は、上記実施例1に示す横開き式
の荷台用幌Hを嵩上げする場合に対応させた例であり、
平行骨格体8の下枠材81には、荷台用幌Hの低層骨格
体基枠1に取り付けたものと同じ止め管43,43を取
着する一方、同上枠材82には、側部アオリ板T2に取
着したものと同じ受け金具41,41を取着し、該受け
金具の受け管42,42が、荷台用幌Hの低層骨格体基
枠1に形成した止め管43,43に対応する如くなし、
図6に示されたように、側部アオリ板T2,T2に形成
した受け金具41の受け管42に嵩上げ用幌Uの止め管
43を、そして、嵩上げ用幌Uの受け金具41の受け管
42に荷台用幌Hの低層骨格体基枠1の止め管43を夫
々対応させ、一直線状となった各管42,43、42,
43、……の中空部に軸棒44,44,……を夫々挿通
して、全体を仮着状に組み合わせ、必要に応じて荷台用
幌Hの左右何れかの軸棒44,44を外して、外した側
を横に開くようにするものである。実施例2に対応させ
る場合にも、基本的には上記組み合わせと同じくし、回
動支点となる脱着自在のピン構造を実現する蝶番金具6
形成位置が、嵩上げ用幌Uによって嵩上げされた分だけ
高い位置に移動するだけである。
【0025】
【作用効果】以上示したとおり、この発明の小型トラッ
ク用開閉式幌は、全体が低層に形成されたコンパクトで
軽量な荷台用幌Hを、荷台各アオリ板T1,T2,T2
の上縁に載置状となるように組み合わせ、両者間を単に
仮着兼用のピン構造、もしくはそれに相当する回動支点
構造で連結するようにするか、荷台用幌Hの前端偏平門
型フレーム2の最高部を、脱着自在のピン構造で仕切枠
T3に連結するだけで、前者による場合には、図4
(イ)あるいは(ロ)に示すように、左右何れかの側か
ら選択的に開閉できる横開き式の幌を、後者による場合
には、図7中、二点鎖線で示すような荷台後方からの開
閉ができる幌を実現でき、該荷台用幌Hで蓋をされた状
態となる小型トラックTの荷台には、仮令降雪時におい
ても、それらの雪が幌のシート3面を滑り落ちてしまう
ことから、決して従前までの覆いシートによるもののよ
うに溜まってしまうことがないものとなる。
【0026】したがって、何かの都合で雪の降っている
ような時に、小型トラックTの荷台に荷物を積み込む必
要が生じた際にも、それら降る雪に災いされ、溜まった
雪を除いてから荷物を積み込まなければならない等とい
ったような不都合な事態が完全に回避され、極めて簡単
な操作で荷物の積み込みを可能にするものであり、しか
も、積み込んだ荷物は、荷台用幌Hを簡単な操作で各ア
オリ板T1,T2,T2上縁に仮着状に組み合わせ、確
実に雨雪からそれら積み荷を保護できると共に、搬送の
ためトラックTを走行させるときにも、荷台用幌Hが低
層のものに形成されていることから、風圧を受ける割合
が少く、それだけ全体の構造を簡潔なものとして形成す
ることが可能になり、その結果、安価なものとして提供
することも可能になるものである。
【0027】一方、これら荷台用幌Hと各アオリ板T
1,T2,T2上縁との間には、嵩上げ用幌Uが組み合
わせ可能に形成されていることから、どうしても背丈の
ある荷物の積み込みを必要にするとき等でも、この荷台
用幌Hの低層構造が災いすることなく、極めて簡単な組
み合わせで、この荷台用幌Hの背丈を高くして利用でき
るものとなるから、それだけ利用範囲が増えると共に、
この嵩上げ用幌Uを組み合わせたものでは、降雪時以外
のシーズンに、通常の幌に近い使用を可能にすることに
なり、一層その利用価値が高められることになる。
【0028】叙上の如く、この発明は、簡潔な構造で安
価に提供することを可能にするものである上、小型トラ
ックの覆いとして従前までのものとは比較にならない確
実な機能を果たすものであることから、東北、北海道地
方のような降雪時の小型トラックの管理に苦労をしなけ
ればならない地域の人々にとって、極めて有用なものと
して高く評価されることが予想されるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明を代表する幾つかの実施例にすぎず、
この発明の技術的思想が、それらに限定されてしまうも
のではない。
【図 1】使用状態を示す全体斜視図である。
【図 2】組み合わせ状態を示す側面図である。
【図 3】仮着兼用のピン構造部分を含む要部拡大斜視
図である。
【図 4】作用を説明するための簡略化した正面図で、
(イ)は、右開きを、(ロ)は、左開きを夫々示してい
る。
【図 5】関連する発明2に対応する嵩上げ用幌の平行
骨格体の斜視図である。
【図 6】同組み合わせ状態を示す縦断面図である。
【図 7】関連する発明1に対応するものの側面図であ
る。
【符号の説明】
1 低層骨格体の基枠 2 偏平門型フレーム 21 同繋ぎ材 3 シート 4 金具 41 同受け金具 42 同受け管 43 同止め管 44 同軸棒 45 同バネ片 5 アーム金具 6 蝶番金具 7 施錠金具 8 平行骨格体 81 同下枠材 82 同上枠材 H 荷台用幌 T 小型トラック T1 同後部アオリ板 T2 同側部アオリ板 T3 同仕切枠 U 嵩上げ用幌

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台平面形外周に合致する基枠と、該基
    枠の中の左右一対の側枠を支持部とし、前後に適宜間隔
    をおいて立設される複数本の偏平門型フレームとによ
    り、運転席屋根面を越えることのない低層骨格体を形成
    すると共に、この低層骨格体を、一体的に形成された適
    宜シートで覆い尽くして荷台用幌となし、低層骨格体基
    枠を、両側の荷台アオリ板の各上縁要所要所において仮
    着構造を兼用するピン構造もしくはそれに相当する回動
    支点構造によって連結することにより、この荷台用幌
    が、荷台アオリ板上に組み合わされる如くしてなる小型
    トラックの荷台用開閉式幌。
  2. 【請求項2】 荷台平面形外周に合致する基枠と、該基
    枠の中の左右一対の側枠を支持部とし、前後に適宜間隔
    をおいて立設される複数本の偏平門型フレームとによ
    り、運転席屋根面を越えることのない低層骨格体を形成
    すると共に、この低層骨格体を、一体的に形成された適
    宜シートで覆い尽くして荷台用幌となし、低層骨格体前
    端の偏平門型フレームの中央部を、荷台仕切枠に対して
    脱着自在のピン構造で連結することにより、この荷台用
    幌が、荷台アオリ板上に組み合わされる如くしてなる小
    型トラックの荷台用開閉式幌。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の荷台用幌
    が、両側の荷台アオリ板の各上縁要所要所において抜き
    差し自在のピン構造によって連結された嵩上げ幌を介し
    て、荷台アオリ板上に組み合わされる如くしてなる小型
    トラックの荷台用開閉式幌。
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