JPH07197117A - 高周波焼入装置のコイル体 - Google Patents

高周波焼入装置のコイル体

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JPH07197117A
JPH07197117A JP5351893A JP35189393A JPH07197117A JP H07197117 A JPH07197117 A JP H07197117A JP 5351893 A JP5351893 A JP 5351893A JP 35189393 A JP35189393 A JP 35189393A JP H07197117 A JPH07197117 A JP H07197117A
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coil
core
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induction hardening
coil body
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Toyoji Yamada
豊治 山田
Sadao Kamei
貞夫 亀井
Hideo Hayashi
英男 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高周波焼入装置においてワークを
加熱するコイルとこのコイルを支持するコアからなるコ
イル体の改良に関する。 【構成】 高周波焼入装置のコイル体3のコア10の表
面を、耐熱性及び耐アルカリ性を備えた被膜13で被覆
し、加熱したワークWからの輻射熱を遮るとともに、加
熱後、ワークWの加熱面に吹き付けられる弱アルカリ性
の水溶性焼入剤の浸透を防止する。そして、この被膜1
3を、フェノール樹脂を主体とする塗料の塗布、及び焼
付けから形成する。また、コイル11を挟んで上部コア
10aと下部コア10bを設け、コイル11とコア10
の接合部をシール剤14でシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波焼入装置におい
てワークを加熱するコイルとこのコイルを支持するコア
からなるコイル体の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波加熱装置において、ワーク
を加熱するためのコイルと、このコイルを支持するコア
からなるコイル体構造において、コアの耐久性を向上さ
せるようにした技術として、例えば特開平3−2663
91号のような構造が知られている。
【0003】この技術は、コイルによって加熱されたワ
ークからの輻射熱によってコアが劣化するのを防止する
ため、コアの焼入面に対面する箇所に冷却水流通溝を設
け、冷却水によってコア自体を冷却するとともに、その
表面を耐熱性の蓋で覆うようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術ではワーク焼入面に対向する箇所に冷却水流通溝を設
け、しかもその表面を耐熱性の蓋で覆う必要があり、形
状が複雑であったり或いは小型であるようなコアには適
用しにくいという問題があった。
【0005】また、装置が焼入装置であるような場合に
は、ワークを加熱した後、ワークの加熱面に冷却水等の
冷却媒体を吹き付けて焼入れするが、この冷却媒体が一
般によく使用される弱アルカリ性の水溶性焼入剤であれ
ば、吹き付けられた水溶性焼入剤によってコアの劣化が
速まるという問題もあった。
【0006】すなわち、一般にコアは、強磁性体粉末と
絶縁物にバインダを混ぜて成形、焼結した多孔質体であ
り、弱アルカリ性の水溶性焼入剤が内部に浸透するとバ
インダと反応して結合作用を弱めるからである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は複雑な加工を施さず、各種条件(対象ワー
クの種類、その大きさ、冷却媒体等)下でも適用出来る
コア劣化防止策として、コイルを保持するコアの表面
を、耐熱性及び耐アルカリ性を備えた被膜で被覆するよ
うにした。また、この被膜を塗料を塗布し焼付けて形成
するようにした。また、コイルを被膜を介してコアに接
着するようにした。更に、コイルを挟んでコアを一対設
け、コイルとコアの接合部をシール剤でシールするよう
にした。
【0008】
【作用】コア表面を耐熱性、耐アルカリ性の被膜で覆う
ため、ワークからの輻射熱の影響を遮ることが出来、ま
た水溶性焼入剤の浸透を防ぐことが出来る。
【0009】
【実施例】本発明の高周波焼入装置のコイル体の実施例
について添付した図面に基づき説明する。図1及至図3
はコイル体の構成例を示す部分拡大図、図4は焼入装置
の要部縦断面図、図5は焼入装置の平面視による説明
図、図6は焼入装置の分解斜視図である。
【0010】本発明の高周波焼入装置は、例えば図4に
示すようなカップ状のワークWの内周面に焼入れを施す
ような装置として構成され、支持台1に取付けられるセ
ンターピラー2と、このセンターピラー2上に取付けら
れたコイル体3を備えている。
【0011】つまり、図6に示すように、センターピラ
ー2の側面部には3ヵ所の張出部4、‥が設けられ、こ
の張出部4の上部に冷却ジャケット5が取付けられると
ともに、この冷却ジャケット5上に、上下のスペーサ
6、7(図4)を介してコイル体3が中空ボルト8によ
って取付けられている。
【0012】また、このコイル体3は、コア10とコイ
ル11からなり、このコア10は図6に示すように、上
部コア10aと下部コア10bに分割構成されている。
【0013】そして、コイル11は銅製の断面矩形状の
パイプであり、ワークWの焼入面に対して上部3ヵ所の
加熱面11aを対面させることが出来るようにされると
ともに、パイプ内にはコイル11自体を冷却するための
冷却水が流通されるようになっている。
【0014】コア10は、強磁性体粉末と絶縁物にバイ
ンダを混ぜて成形、焼結したものであり、多孔質体であ
る。
【0015】そして、下部コア10bと上部コア10a
でコイル11を挟み付けるような状態でセットされる。
【0016】尚、センターピラー2の中央部には焼入冷
却剤の流通路2aが設けられ、前記中空ボルト8に連通
可能にされるとともに、前記張出部4にも冷却水等の流
通路4aが設けられ、前記冷却ジャケット5内に連通し
ている。そして、この冷却ジャケット5には、図4に示
すような通路5aが形成され、この通路5aは冷却ジャ
ケット5とスペーサ7の間に形成される隙間12に連通
するとともに、この隙間12は外面に向けて開口する開
口部eを備えている。
【0017】すなわち、張出部4の流通路4aを通った
冷却水等は、冷却ジャケット5内に導かれてコア10下
面を冷却した後、隙間12の開口部eから流出する。
【0018】また、ワークWを加熱した後焼入れする
際、前記センターピラー2中央の流通路2aを通った焼
入冷却剤は中空ボルト8の上部からワークWの加熱面に
吹き付けられる。
【0019】ところで、本願のコイル体3のコア10の
周囲には、図1に示すような耐熱性、耐アルカリ性を有
する被膜13を形成している。
【0020】この被膜13は、実施例の場合、フェノー
ル樹脂を主成分とする有機珪素を含む耐熱系塗料を塗布
し、その後約280℃で約20分間焼付け処理したもの
である。そして、この被膜13は耐熱性、耐アルカリ性
を備えている。
【0021】そして、かかる被膜13は上部コア10a
の周囲全面、及び下部コア10bの周囲全面に施してお
り、このように被膜13を施した上下のコア10a、1
0bでコイル11を挟み込んでいる。
【0022】また、コア10とコイル11の接合部には
シール剤14を塗布して隙間をシールしている。つまり
焼入冷却剤が隙間から入り込むのを防止するためであ
る。
【0023】以上のように構成した焼入装置において、
コイル11をワークWの焼入面に近接させて焼入れす
る。この際、加熱されたワークWから輻射熱が輻射され
ても、コア10は被膜13によって熱から保護される。
【0024】また、加熱が終えると、センターピラー2
の中央の流通路2aからワークWの加熱面に弱アルカリ
性の水溶性焼入剤が吹き付けられる。
【0025】ここで、焼入冷却剤の他の手段として、例
えば冷却水とか冷却油の使用も考えられるが、冷却水で
は冷却能力に限界があり、また、冷却油では周囲が汚れ
る等の事情から、本案では一般に広く用いられる弱アル
カリ性の水溶性焼入剤を使用している。
【0026】そして、このような弱アルカリ性の水溶性
焼入剤をワークWの加熱部に吹き付けると、コア10も
この焼入剤を浴びることになるが、コア10の表面は耐
アルカリ性を備えた被膜13で覆われているため浸透を
効果的に遮断することが出来る。また、シール剤14に
よってその侵入は一層強固に抑止される。
【0027】つまり、被膜13によって輻射熱による劣
化、及び水溶性焼入剤の浸透による劣化を有効に防止す
ることが出来る。
【0028】次に、図2、図3は別構成例を示すもので
ある。
【0029】この場合、コア10は一体であり、図2の
場合はコイル11収容用の凹部を形成して、この凹部内
にコイル11を収容接着し、図3の場合は上下に2個の
コイル11、11を接着したものである。
【0030】そして、この場合もコア10の周囲全面に
被膜13を施しているが、コイル11を接着する際、多
孔質体であるコア10に直接接着するより、被膜13を
介して接着する方が接着効果が高いという効果もある。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の高周波焼入装置
のコイル体は、加熱コイルを保持するコアの表面を、耐
熱性、耐アルカリ性を備えた被膜で覆うようにしたた
め、ワークからの輻射熱を有効に遮ることが出来、ま
た、焼入冷却剤の浸透による劣化を効果的に防止するこ
とが出来る。また、構成が簡単であることに加え、コア
が複雑形状でも、小型でも容易に適用出来るため便利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイル体の第1構成例を示す部分拡大図
【図2】コイル体の第2構成例を示す部分拡大図
【図3】コイル体の第3構成例を示す部分拡大図
【図4】焼入装置の要部縦断面図
【図5】焼入装置の平面視による説明図
【図6】焼入装置の分解斜視図
【符号の説明】
3 コイル体 10 コア 10a 上部コア 10b 下部コア 11 コイル 13 被膜 14 シール剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱コイル及び加熱コイルを保持するコ
    アからなる高周波焼入装置のコイル体において、前記コ
    アの表面を、耐熱性及び耐アルカリ性を備えた被膜で被
    覆したことを特徴とする高周波焼入装置のコイル体。
  2. 【請求項2】 前記被膜は、塗料を塗布し焼付けて形成
    されたことを特徴とする請求項1に記載の高周波焼入装
    置のコイル体。
  3. 【請求項3】 前記コイルは前記被膜を介してコアに接
    着されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の高周波焼入装置のコイル体。
  4. 【請求項4】 前記コアは前記コイルを挟んで一対設け
    られ、このコイルとコアの接合部をシール剤でシールし
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3
    に記載の高周波焼入装置のコイル体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013015110A1 (ja) * 2011-07-25 2015-02-23 日本軽金属株式会社 アルミニウム合金板及びアルミニウム合金板の製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02110308U (ja) * 1989-02-20 1990-09-04
JPH02291104A (ja) * 1989-05-01 1990-11-30 Tamura Seisakusho Co Ltd モールドトランス
JPH03266391A (ja) * 1990-03-15 1991-11-27 Fuji Denshi Kogyo Kk 高周波加熱コイル体

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