JPH07197838A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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Publication number
JPH07197838A
JPH07197838A JP5351993A JP35199393A JPH07197838A JP H07197838 A JPH07197838 A JP H07197838A JP 5351993 A JP5351993 A JP 5351993A JP 35199393 A JP35199393 A JP 35199393A JP H07197838 A JPH07197838 A JP H07197838A
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JP
Japan
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sensor
internal combustion
combustion engine
output
sensor output
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Application number
JP5351993A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Takano
展裕 高野
Hiroyuki Suzuki
宏幸 鈴木
Tetsuya Otaki
哲也 大瀧
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源を投入後の内燃機関の制御を正確に且つ
迅速に実行し、内燃機関の始動性、エミッションを向上
させる内燃機関の制御装置を提供する。 【構成】 センサ3の出力検出手段7、センサ出力正常
状態範囲設定手段8、センサ出力正常状態判別手段9、
サンプリング手段10、各サンプリング周期毎に得られ
る有効なセンサ出力値の変化量ΔVを演算する変化量演
算手段11、センサ出力値の変化量ΔVが予め定められ
た所定の値Vrefより低くなった場合に前記センサ3
の出力状態が正常状態になったと判断するセンサ出力正
常状態識別手段12とから構成されているセンサ出力状
態判別手段6を有する内燃機関の制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の制御装置に
関するものであり、更に詳しくは、センサ出力信号の正
常で且つ安定化状態を早期に判断する事により、内燃機
関の制御を高速且つ正確に実行する事の出来る内燃機関
の制御装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、内燃機関の制御には、種々の
制御要因のそれぞれを検出する各種のセンサを設け、そ
れぞれのセンサが、個々に計測する計測データを適宜利
用し、又所定の加工を施して、内燃機関の制御データと
して使用しながら、内燃機関の制御を行って来ている。
【0003】例えば、前記内燃機関を制御するに際し
て、重要な制御ファクタ、制御要因として、内燃機関へ
の吸入空気流量があり、かかる吸入空気流量を燃料供給
量との関係で適正に制御する事によって、燃費を向上さ
せ且つ適切な出力パワーを得る事が出来る。係る内燃機
関に流入する空気流量を測定するセンサとして、例え
ば、熱式エアフローメータ、或いは熱線式エアフローメ
ータと称されるものが、一般的に使用されている。
【0004】係る熱式エアフローメータ或いは熱線式エ
アフローメータは、熱線の電気的発熱体と温度補償用抵
抗体とを含むブリッジ回路により吸入空気量を検出する
ものであり、係る熱線の電気的発熱体が、一定温度に達
していないと正常に機能しないので、電源投入時に熱線
の電気的発熱体に、一定期間所定の電流を供給する必要
がある。
【0005】かかる熱式エアフローメータの原理として
は、例えば、高温に加熱した熱線例えば白金線を空気流
中に配置すると、その空気流量に応じた熱が奪われるの
で、その分に相当する温度低下分を補償する様に、電流
を増加させる様に制御するものであり、係る電流量若し
くはそれに相当する電圧量を測定する事によって、実際
の空気流量が測定出来るものである。
【0006】処で、係る従来に於ける熱式エアフローメ
ータは、図11(A)に示す様に、その特性上、前記熱
式エアフローメータに時刻t1で電源を投入して、駆動
させた場合、一定の期間(Tab)に亘たって、異常な
電圧Veを出力し、その後、正常な電圧Vnへと徐々に
低下しながら安定した正常出力状態に移行して行くもの
である。
【0007】即ち、従来の熱式エアフローメータに於い
ては、通常は約200℃の状態で使用するセンサであっ
て、係るセンサが冷えている時点で、電源を投入する
と、急速に熱線の温度を上昇させる必要がある事から、
多大の電力を消費し、その間に異常電圧が出力される事
になる。従って、上記した異常電圧発生期間(Tab)
内に於いては、実質的に内燃機関に流入する吸入空気流
量を正確に測定する事が出来ない。 つまり、係る期間
に、仮にクランキング信号が入力されて、センサの電圧
を測定しても、異常な電圧値に基づいて内燃機関を制御
する事になるので、内燃機関の要求通りの燃料噴射時間
を演算する事が不可能であるので、内燃機関の始動性や
エミッションが悪化する事になる。
【0008】その為、従来に於いては、係る内燃機関の
制御手段に於いて、電源が投入された場合には、一定の
期間ガ経過する迄は、係るセンサ、例えば熱式エアフロ
ーメータの出力を使用する事を禁止する方法が例えば特
開平4─112947号或いは特公平3─75740号
等に提案されている。つまり、図11(B)に示す様
に、前記センサに対して、電源投入から所定の時間(T
dis)が経過する迄は、異常検出を禁止する期間と
し、係る所定の時間(Tdis)が経過した時刻t2以
降から、センサ出力が異常状態にあるか正常状態にある
かを判断する様にしたものである。
【0009】又、係る所定の時間(Tdis)内に於い
ては、水温等を基礎に燃料噴射時間等を演算して制御を
実行する事になる。前記の電源投入から所定の時間(T
dis)が経過する迄の時間は、前述した様に、前記熱
式エアフローメータに電源を投入した後、前記熱式エア
フローメータが異常な電圧Veを出力する期間(Ta
b)より長くなる様に設定される。
【0010】従って、センサの出力が前記所定の時間
(Tdis)が経過後も異常状態を示す場合には、その
センサの出力を異常と判定し、図11(C)に示す様に
前記所定の時間(Tdis)が経過後、前記センサの出
力が、予め定められたセンサ出力正常判定範囲S内に入
っている場合には、前記センサの出力を正常と判定する
ものである。
【0011】ここで、前記した従来例の内、特公平3─
75740号等に提案されている内燃機関の制御方法に
於ける制御手順を図12を参照しながら説明すると、ス
テップ(100)に於いて、内燃機関の燃料噴射量の演
算ルーチンがスタートすると、ステップ(102)に於
いて、電源投入後所定の期間(Tdis)が経過したか
否かが判断され、NOであれば、ステップ(108)に
進んで、冷却水温等に基づいて、予め定められた演算処
理プログラムに従って、前記内燃機関の燃料噴射量を演
算する。
【0012】一方、ステップ(102)に於いて、電源
投入後所定の期間(Tdis)が経過したと判断され、
YESであれば、ステップ(104)に進み、センサ、
例えば熱式エアフローメータが正常な出力を出している
か否かが判断され、NOであれば、ステップ(108)
に進んで、冷却水温等に基づいて、予め定められた演算
処理プログラムに従って、前記内燃機関の燃料噴射量を
演算するが、YESであればステップ(106)に進
み、前記センサ、例えば熱式エアフローメータの出力値
に基づいて前記内燃機関の燃料噴射量を演算する。
【0013】従って、係る従来の方法に於いては、少な
くとも前記所定の時間(Tdis)が経過してから、前
記センサの出力の状態を判定する必要から、係るセンサ
出力が正常な状態か、異常な状態にあるのかを判断する
のにかなりの時間を要していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、係る
従来技術に於ける問題を解決し、内燃機関の制御系に設
けられるセンサを駆動させる為の電源を投入した後、内
燃機関の制御を正確に且つ迅速に実行し、それによって
内燃機関の始動性或いはエミッションを向上させること
の出来る内燃機関の制御装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には以下に記載されたような技術
構成を採用するものである。即ち、内燃機関、前記内燃
機関の特定の制御要因に関するデータを測定するセン
サ、前記センサの出力に応答して前記内燃機関の運転状
態を制御する制御手段とから構成された内燃機関の制御
装置に於いて、前記制御手段には、前記センサの出力状
態が、正常状態にあるか異常状態にあるかを判別するセ
ンサ出力状態判別手段が設けられており、前記センサ出
力状態判別手段は、前記センサの出力を検出する出力検
出手段、前記センサの出力値が正常な状態と判断しうる
所定の範囲を予め設定するセンサ出力正常状態範囲設定
手段、前記センサ出力が前記センサ出力正常状態範囲設
定手段により設定されている所定の範囲に含まれている
か否かを判断するセンサ出力正常状態判別手段、前記セ
ンサ出力が、前記センサ出力正常状態範囲設定手段によ
り設定された前記範囲内にある場合に、所定のサンプリ
ング周期で、前記出力検出手段により測定している、前
記センサ出力の測定値を有効にするサンプリング手段、
前記サンプリング手段により、各サンプリング周期毎に
得られる有効なセンサ出力値の変化量を演算する変化量
演算手段、前記変化量演算手段に於いて得られたセンサ
出力値の変化量が予め定められた所定の値より低くなっ
た場合に前記センサの出力状態が正常状態になったと判
断するセンサ出力正常状態識別手段とから構成されてい
る内燃機関の制御装置である。
【0016】
【作用】本発明に係る内燃機関の制御装置は、上記した
様な技術構成を有しているので、内燃機関の制御系に於
けるセンサに電源が供給された後、前記センサの出力が
正常な状態を示す領域範囲内に入ったことを確認した
後、前記センサの出力値を分析し、前記出力値が所定の
状態を示す様になった場合に、前記センサの出力が正常
で且つ安定した状態となったものと判断する様にしたも
のであり、従来の方法に於けるセンサの正常化判断可能
時点が、電源投入時点から約3秒であったものを、電源
投入時点から約300msと大幅に短縮する事が可能と
なり、その結果、制御系に電源を投入した後の内燃機関
の燃料要求噴射量を正確に且つ迅速に演算処理が実行出
来、従って内燃機関の始動性や内燃機関のエミッション
を大幅に向上させる事が可能となる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明に係る内燃機関の制御装置の
具体例を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、
本発明に係る内燃機関の制御装置の一具体例の構成例を
示すブロックダイアグラムであり、図2は、図1に於け
る制御手段の詳細な構成例を示すブロックダイアグラム
である。
【0018】即ち、図1は、エンジン等から構成される
内燃機関2、前記内燃機関2の特定の制御要因に関する
データを測定するセンサ3、前記センサ3の出力に応答
して前記内燃機関2の所定の部位に設けられた制御部5
を制御して、前記内燃機関2の運転状態を制御する制御
手段4とから構成された内燃機関の制御装置1が示され
ており、更に前記制御手段4には、前記センサ3の出力
状態が、正常状態にあるか異常状態にあるかを判別する
センサ出力状態判別手段6が設けられている。
【0019】更に、図2には、前記センサ出力状態判別
手段6の構成に付いての一具体例を示すものであり、前
記センサ3の出力を検出する出力検出手段7、前記セン
サ3の出力値が正常な状態と判断しうる所定の範囲を予
め設定するセンサ出力正常状態範囲設定手段8、前記セ
ンサ3の出力が前記センサ出力正常状態範囲設定手段8
により設定されている所定の範囲Sに含まれているか否
かを判断するセンサ出力正常状態判別手段9、前記セン
サ出力が、前記センサ出力正常状態範囲設定手段8によ
り設定された前記範囲S内にある場合に、所定のサンプ
リング周期で、前記出力検出手段7により測定される、
前記センサ出力の測定値を有効にするサンプリング手段
10、前記サンプリング手段10により、各サンプリン
グ周期毎に得られる有効なセンサ出力値の変化量ΔVを
演算する変化量演算手段11、前記変化量演算手段11
に於いて得られたセンサ出力値の変化量ΔVが予め定め
られた所定の値Vrefより低くなった場合に前記セン
サ3の出力状態が正常状態になったと判断するセンサ出
力正常状態識別手段12とから構成されているものであ
る。
【0020】即ち、本発明に於いては、従来の問題点を
改善し、センサ3の出力値の正常状態判定をより早く完
了させる為、鋭意検討した結果、前記センサ3の出力値
である電圧値が、異常状態から時間の経過と共に徐々に
下降する点に着目し、下降する電圧が安定状態に近づい
た時点で、センサ3の出力値が正常な状態になったもの
と判断する事によって、正常時の判定を迅速に実施しえ
る事を知得したものである。
【0021】本発明に於ける内燃機関の制御装置に使用
される前記内燃機関の特定の制御要因は、特に限定され
るものではないが、例えば、前記内燃機関へ吸入される
吸入空気流量とする事も出来る。又、本発明に於ける内
燃機関の制御装置に使用される前記特定の制御要因が吸
入空気流量である場合には、前記センサは、吸入空気流
量を検出する機能を有するものである必要があり、具体
的には、例えば、一般的に熱式エアフローメータ、或い
は熱線式エアフローメータと称されるセンサを使用する
事が可能である。
【0022】係るセンサを使用する場合には、係るセン
サからの出力値は電圧値である事が望ましい。次に、本
発明に於ける内燃機関の制御装置1の制御方法に於いて
用いられるセンサ出力状態判別手段4の作動原理を図3
を参照しながら説明するならば、前記熱式エアフローメ
ータの出力値特性は、前記した図11(A)で説明した
様な波形を示すものであるから、出力検出手段7は、時
刻t1に於いて電源が投入されると、それ以降には図1
1(A)と同様の波形Wを示す事になる。
【0023】そこで、本発明に於いては、センサ出力正
常状態範囲設定手段8により、前記センサ3の出力値が
正常な状態に有ると予想される範囲Sを図3に示す様
に、予め設定しておく。係る範囲Sは、使用されるセン
サの形態、構成等によりセンサ毎にそれぞれ異なった値
に設定されるものであるが、各センサに付いて予め実験
等を行って、適正な範囲Sを決定する事が出来る。
【0024】次いで、電源が投入された時刻t1から所
定の時間が経過した時刻t2に於いて前記センサ出力状
態判別手段4を駆動させる演算処理回路、例えばCPU
を起動させる。(図3の波形W1参照) 係る時刻t1とt2の遅延間隔は、適宜に設定する事が
可能であり、前記した様に、前記センサの出力値が、異
常な状態を示す期間Tabよりも短い時間に設定される
事が望ましい。
【0025】場合に依っては、係るCPUの起動時刻t
2は、電源投入時刻t1と同一で有っても良い事は言う
までもない。係る工程に於いては、具体的には、後述す
るカウンタがリセットされ、サンプリング手段10が、
前記センサの出力を、所定のサンプリング周期fで検出
する操作を開始し、同時に前記カウンタが、サンプリン
グ周期fに同期して前記カウンタのカウント値をインク
レメント或いはデクレメントすることになる。
【0026】かかる状況に於いては、前記センサの出力
値が前記したセンサ出力正常状態範囲S外にプロットさ
れるので、この状態に於いて、サンプリングされるセン
サの出力値は、有効とせず所定の記憶手段に記憶しない
でおく事が望ましい。尤も、本発明の本具体例では、セ
ンサ出力値の正常状態を検出する事を主目的にしている
場合には、上記の操作で十分であるが、前記センサ出力
値の異常状態をも検出して分析する様な場合には、当然
かかる状態でのセンサ出力値を記憶しておく事が望まし
い。
【0027】又、係る状態に於いては、前記センサの出
力値と前記したセンサ出力正常状態範囲Sの上限値S1
とが前記したセンサ出力正常状態判別手段9に於いて比
較演算されるが、かかるセンサ出力正常状態判別手段9
からは、異常状態である事から、何らの制御信号の出力
がない。その後、センサ3の出力値が、徐々に低下し
て、時刻t3に於いて、前記したセンサ出力正常状態範
囲S内に入って来た場合には、前記したセンサ出力正常
状態判別手段9により、前記センサの出力値が、正常と
判断しても良い領域に入ってきた事を指示する信号が出
力され、それに基づいて、前記したCPUでは、図3に
示す波形W2の様に、前記センサ3の出力値に付いての
正常判定スタート許可フラグを出力する。
【0028】係る正常判定スタート許可フラグが立つ
と、前記した出力検出手段7によりサンプリングされた
センサ出力値は、有効と判断され、所定の記憶手段に格
納される。次いで、時刻t3以降に於いては、前記した
所定のサンプリング周期でサンプリングされたセンサ出
力値Vに付いて、それぞれのサンプリング時点に於け
る、前記センサ出力値変化量ΔVを変化量演算手段11
により演算して、適宜の記憶手段に格納しておく。
【0029】係るセンサ出力値変化量ΔVの演算方法は
特に限定されるものではないが、例えば、前回のサンプ
リング周期時に検出したセンサ出力値V1と次回のサン
プリング周期時に検出したセンサ出力値V2との差分を
センサ出力値変化量ΔVとするもので有っても良い。本
発明に於いては、係る操作を繰り返す事になるが、その
間、前記センサ出力値変化量ΔVと、予め定められた所
定の値Vrefとをセンサ出力正常状態識別手段12に
於いて絶えず比較演算処理を行い、時刻t4に於いて、
前記センサ出力値変化量ΔVが、前記予め定められた所
定の値Vrefより低くなった場合、即ち ΔV < Vref となった場合に、前記センサ3の出力値が正常でかつ安
定な状態になったものと判断するものである。
【0030】係る状況になった場合には、前記CPUか
ら図3に示す波形W3の様に、センサ出力値の正常判定
フラグが立つ事になる。図4及び図5は、図3に示す本
発明に係るセンサ出力状態判別手段6の動作原理に、前
記したカウンタ手段13の動作を付加したダイアグラム
を示すものである。
【0031】即ち、本発明に於いて使用される前記カウ
ンタ手段13は、前記センサ3に対する電源投入信号に
同期し或いは所定の遅延時間が経過した後、カウント操
作を開始し、前記センサの出力値が、前記センサ出力正
常状態範囲設定手段により設定されている所定の範囲を
逸脱している間、前記カウント動作を継続するものであ
り、更に、前記カウンタ手段13は、前記カウンタ手段
13に於ける積算カウント値が、予め定められた所定の
値Nを超えるか、或いは予め定められた所定の値N以下
となった場合に、前記センサ出力の異常状態を報知する
センサ出力異常状態報知信号発生手段14とが設けられ
ているものである。
【0032】即ち、本発明に於ける前記カウンタ手段1
3は、異常カウンタとも称されるものである。図4及び
図5には、前記センサ3に電源が投入されたと同時に前
記カウンタ手段13が、カウント操作を開始する場合の
例に付いて説明しているが、図4に於いては、係るカウ
ンタ手段13は、前記カウンタ手段13の積算カウント
値が、サンプリング周期毎に1だけ歩進されるか、1だ
けディクレメントされるものであって、係るカウンタ手
段13のカウント動作は、前記したセンサ出力正常状態
判別手段9から出力される、前記センサの出力値が、正
常と判断される領域に入ってきた事を指示する信号が出
力される迄継続される。
【0033】従って、前記の信号が出力されない限り、
カウンタ13はカウント動作を継続する。図4に於いて
は、時刻t3に於いて、前記センサの出力値が、正常と
判断される領域に入ってきた事を指示する信号が出力さ
れるので、前記カウンタ手段13のカウント動作は、そ
の時点で中断され前記カウンタ手段13はリセットされ
るので、異常警報は出力される事がない。
【0034】一方、図5に於いては、前記センサ出力値
が、異常状態が継続されるので、前記センサの出力値
が、正常と判断される領域に入ってきた事を指示する信
号が出力されないから、前記カウンタ手段13の積算カ
ウント値が、予め定められた所定の値Nを時刻t5で超
えるか、或いは予め定められた所定の値以下となると、
前記センサ出力の異常状態を報知するセンサ出力異常状
態報知信号発生手段14から、異常警報が出力される事
になる。
【0035】尚、本発明に係る上記内燃機関の制御装置
に於いて、前記センサの出力値が、前記センサ出力正常
状態範囲設定手段8により設定された前記範囲S内に含
まれる様になる以前の状態、即ち時刻t3以前の状態に
於いては、前記センサ出力値とは無関係な所定の設定値
(デフォルト値)、例えばエンジン等の内燃機関の始動
時の最適基本噴射量を所定値(デフォルト値)として定
め、その基本噴射量に水温等による温度補正を行って、
最終の燃料噴射量を決定するもので有っても良い。
【0036】係る本発明に於ける内燃機関の制御装置の
制御方法によれば、センサ出力値の正常状態を従来の方
法に比べて、上記した様に著しく迅速に判断する事が可
能となる他、係る熱式エアフローメータ等のセンサ3
が、十分に熱い状態の場合、つまり図6の様な場合、或
いは、前記センサ3の出力値が上限値或いは下限値にへ
ばりついている様な場合でも、従来の方法では、センサ
出力の変化量ΔVは0であるから、センサ出力値異常と
の判断がなされるが、本発明に於いては、係る状況で
も、正常状態と判断する事が可能となる。
【0037】更に、図7に示す様に、エンジン等の動作
中に電源が瞬間的に遮断された場合でも、短期間に正常
状態の表示に復帰させる事が可能となる。次に、本発明
にかかる内燃機関の制御装置を、実際のエンジンに搭載
させた場合の使用例に付いて、図8を参照して説明す
る。即ち、図8には本発明の内燃機関の制御装置の一実
施例を備えた電子制御燃料噴射式内燃機関が概略的に示
されている。この図において、機関(エンジン)21の
吸気通路22には熱線式エアフローメータ23が設けら
れている。このエアフローメータ23はアナログ出力の
ものであり、白金(Pt)熱線抵抗、温度補償用抵抗等
にてブリッジ回路が組まれたものである。そして、空気
流量によって変化する熱線温度を一定に保つように電流
が制御され、この電流が電圧として取り出されるように
なっており、熱線式エアフローメータ23の出力は制御
回路30のA/D変換器101に入力され、入力はイグ
ニッションスイッチ(IG)35を介してバッテリ16
に接続されている。
【0038】また、機関本体1の吸気通路22に設けら
れたスロットル弁18の軸には、スロットル弁18の開
度を検出するスロットル開度センサ39が設けられてい
る。このスロットル開度センサ39の下流側の吸気通路
22には各気筒毎に燃料供給系から加圧燃料を吸気ポー
トへ供給するための燃料噴射弁27が設けられている。
更に、吸気通路22のエアフローメータ23の上流側、
或いは機関本体21のいづれかには、吸気温度或いは外
気温度を測定する温度センサ37が設けられている。こ
の温度センサ37の出力は制御回路30のA/D変換器
101に入力される。
【0039】ディストリビュータ24には、その軸が例
えばクランク角(CA)に換算して720°CA毎に基準位
置検出用パルス信号を発生するクランク角センサ25及
び所定角度毎(例えば180°CA毎)に基準位置検出用
パルス信号を発生するクランク角センサ26が設けられ
ている。これらクランク角センサ25,26のパルス信
号は、燃料噴射時期の割込要求信号、点火時期の基準タ
イミング信号、燃料噴射量演算制御の割込要求信号など
として作用する。これらの信号は制御回路30の入出力
インタフェース102に供給され、このうちクランク角
センサ26の出力はCPU103の割込端子に供給され
る。
【0040】また、エンジン21のシリンダブロックの
冷却水通路28には、冷却水の温度を検出するための水
温センサ29が設けられている。水温センサ29は冷却
水の温度TNWに応じたアナログ電圧の電気信号を発生
する。この出力もA/D変換器101に供給されてい
る。排気マニホルド31より下流の排気系には、排気ガ
ス中の3つの有害成分NC,CO,NOX を同時に浄化
する三元触媒コンバータ32が設けられている。また、
前記排気マニホルド31の下流側であって、触媒コンバ
ータ32の上流側の排気パイプ34には、空燃比センサ
の一種であるO2 センサ33が設けられている。O2 セ
ンサ33は排気ガス中の酸素成分濃度に応じて電気信号
を発生する。すなわち、O2 センサ33は空燃比が理論
空燃比に対してリッチ側かリーン側かに応じて、異なる
出力電圧を制御回路30の信号処理回路111を介して
A/D変換器101に供給する。また、前記入出力イン
タフェース102にはIG15のオン/オフ信号が供給
されるようになっている。
【0041】以上のような構成において、IG15がオ
ンされると、バッテリ16からの電力がエアフローメー
タ23、制御回路30に供給されてこれらが起動され、
エアフローメータ23は出力を始め、制御回路30はプ
ログラムが起動し、エアフローメータ23やその他のセ
ンサからの出力を取り込み、インジェクタ27やその他
のアクチュエータを制御する。
【0042】制御回路30は、例えばマイクロコンピュ
ータを用いて構成され、前述のA/D変換器101、入
出力インタフェース102,CPU103の他にROM
104,RAM105,IG15のオフ後も情報の保持
を行うバックアップRAM106等が設けられており、
これらはバス113で接続されている。この制御回路3
0において、駆動回路110は燃料噴射弁27を制御す
るためのものである。即ち、吸入空気量と機関回転数と
から演算された基本噴射量Tpを機関の運転状態で補正
した燃料噴射量TAUが演算され、駆動回路110によ
って燃料噴射量TAUだけ燃料噴射弁7は付勢され、し
たがって、燃料噴射量TAUに応じた量の燃料がエンジ
ン21の燃焼室に送り込まれることになる。
【0043】次に、本発明に於ける内燃機関の制御装置
に使用される前記センサ出力状態判別手段6の動作手順
を図9に示すフローチャートを参照して説明する。即
ち、図9は正常判定ルーチンを示すフローチャート図で
ある。ステップ200で8ms処理が開始されると、ス
テップ202でセンサ出力値Vが正常範囲Sか否かを判
断する。センサ出力値Vが正常範囲S間であればステッ
プ204でスタート許可フラグをセットし、異常カウン
タ13をリセットする。またセンサ出力が正常範囲S内
でなければステップ214で異常カウンタ13をカウン
トする。ステップ206で異常カウンタ13が所定値N
以上であればステップ216でセンサ異常フラグをセッ
トし、センサ正常フラグをリセットした後処理を終了す
る。一方異常カウンタ13が所定値N未満であればステ
ップ208に移行し、スタート許可フラグ1であるか否
かを判断する。スタート許可フラグが1でなければ処理
を終了する。スタート許可フラグが1であればステップ
210に移行し、サンプリング周期f毎のセンサ出力電
圧の変化量ΔVが所定値Vref以下であるか否かを判
断する。ΔVが所定値Vrefより大きければ処理を終
了する。ΔVが所定値Vref以下であればステップ2
12に移行し、センサ正常フラグをセットおよびセンサ
異常フラグをクリアする。
【0044】又図10は本発明における噴射演算ルーチ
ンを示すフローチャート図である。ステップ300で回
転同期による処理が開始されると、ステップ302でセ
ンサ正常フラグが1であるか否かを判断する。センサ正
常フラグが1であればステップ304でセンサの出力電
圧より基本噴射量を演算し、ステップ306に移行す
る。センサ正常フラグが1でなければステップ310で
基本噴射量を所定値(デフォルト値)としステップ30
6に移行する。ステップ306で水温などの補正値を計
算し、ステップ308で最終の燃料噴射量を計算する。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る内燃機関の制御装置1は、
上記した様な構成を有しているので、従来の方法より、
センサの出力値が正常である事をより迅速に判定出来る
ものであり、従来の方法では、前記センサの出力値が正
常であるか否かの判断をする場合には、通常で電源投入
後約3秒がかかっていたが、本発明に於いては、それを
大幅に短縮する事が可能となったのである。
【0046】その結果、内燃機関の始動性或いはエミッ
ションを向上させることの出来、更に、始動時の排気ガ
スの浄化にも優れた効果を発揮する事が出来るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る内燃機関の制御装置に於
ける一具体例の構成の概要を示すブロックダイアグラム
である。
【図2】図2は、本発明に係るセンサ出力状態判別手段
の一具体例に於ける構成例を示すブロックダイアグラム
である。
【図3】図3は、本発明に係る内燃機関の制御装置に使
用されるセンサ出力状態判別手段の作動原理を説明する
ブロックダイアグラムである。
【図4】図4は、本発明に於けるセンサ出力状態判別手
段の作動原理を説明するタイムチャートである。
【図5】図5は、本発明に於けるセンサ出力状態判別手
段の作動原理を説明する他のタイムチャートである。
【図6】図6は、本発明に於ける内燃機関の制御装置
が、適応しえる制御環境の一例を示す図である。
【図7】図7は、本発明に於ける内燃機関の制御装置
が、適応しえる他の制御環境の一例を示す図である。
【図8】図8は、本発明に係る内燃機関の制御装置を、
実際のエンジンに搭載した場合の具体例を説明する図で
ある。
【図9】図9は、本発明に係る内燃機関の制御装置に於
けるセンサ出力状態判別手段の動作手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図10】図10は、本発明に係る内燃機関の制御装置
に於けるセンサ出力状態判別手段の他の動作手順を説明
するフローチャートである。
【図11】図11(A)〜図11(C)は、従来に於け
る内燃機関の制御装置の問題点を説明する図である。
【図12】図12は、従来に於ける内燃機関の制御装置
の制御方法の一例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1…内燃機関の制御装置 2…内燃機関 3…センサ、熱式エアフローメータ 4…制御手段 5…制御部 6…センサ出力状態判別手段 7…出力検出手段 8…センサ出力正常状態範囲設定手段 9…センサ出力正常状態判別手段 10…サンプリング手段 11…センサ出力値変化量演算手段 12…センサ出力正常状態識別手段 13…カウンタ手段 14…センサ出力異常状態報知信号発生手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関、前記内燃機関の特定の制御要
    因に関するデータを測定するセンサ、前記センサの出力
    に応答して前記内燃機関の運転状態を制御する制御手段
    とから構成された内燃機関の制御装置に於いて、前記制
    御手段には、前記センサの出力状態が、正常状態にある
    か異常状態にあるかを判別するセンサ出力状態判別手段
    が設けられており、前記センサ出力状態判別手段は、前
    記センサの出力を検出する出力検出手段、前記センサの
    出力値が正常な状態と判断しうる所定の範囲を予め設定
    するセンサ出力正常状態範囲設定手段、前記センサ出力
    が前記センサ出力正常状態範囲設定手段により設定され
    ている所定の範囲に含まれているか否かを判断するセン
    サ出力正常状態判別手段、前記センサ出力が、前記セン
    サ出力正常状態範囲設定手段により設定された前記範囲
    内にある場合に、所定のサンプリング周期で、前記出力
    検出手段により測定している、前記センサ出力の測定値
    を有効にするサンプリング手段、前記サンプリング手段
    により、各サンプリング周期毎に得られる有効なセンサ
    出力値の変化量を演算する変化量演算手段、前記変化量
    演算手段に於いて得られたセンサ出力値の変化量が予め
    定められた所定の値より低くなった場合に前記センサの
    出力状態が正常状態になったと判断するセンサ出力正常
    状態識別手段とから構成されている事を特徴とする内燃
    機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記内燃機関の特定の制御要因が、内燃
    機関への吸入空気流量である事を特徴とする請求項1記
    載の内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記センサは、熱式エアフローメータで
    ある事を特徴とする請求項1乃至2記載の内燃機関の制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記センサの出力値が、電圧値である事
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の内燃機関
    の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記サンプリング手段は、前記センサに
    電源が投入されてから所定の遅延時間が経過した後に、
    サンプリング操作を開始するものである事を特徴とする
    請求項1乃至4の何れかに記載の内燃機関の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記センサに対する電源投入信号に応答
    してカウント操作を開始し、前記センサの出力値が、前
    記センサ出力正常状態範囲設定手段により設定されてい
    る所定の範囲を逸脱している間、前記カウント動作を継
    続するカウンタ手段と、前記カウンタ手段の積算カウン
    ト値が、予め定められた所定の値を超えるか、或いは予
    め定められた所定の値以下となった場合に、前記センサ
    出力の異常状態を報知するセンサ出力異常状態報知信号
    発生手段とが設けられている事を特徴とする請求項1乃
    至5の何れかに記載の内燃機関の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段には、前記センサの出力値
    が、前記センサ出力正常状態範囲設定手段により設定さ
    れた前記範囲内に含まれる以前の状態に於いては、前記
    センサ出力値とは無関係な所定の設定値に基づいて、前
    記内燃機関を制御する制御回路が設けられている事を特
    徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の内燃機関の制
    御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102214578B1 (ko) * 2019-12-13 2021-02-10 주식회사 현대케피코 내연기관의 토크 리저브 제어 방법 및 장치
KR102214577B1 (ko) * 2019-12-12 2021-02-10 주식회사 현대케피코 연속 가변 밸브 시스템의 제어 방법 및 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102214577B1 (ko) * 2019-12-12 2021-02-10 주식회사 현대케피코 연속 가변 밸브 시스템의 제어 방법 및 장치
KR102214578B1 (ko) * 2019-12-13 2021-02-10 주식회사 현대케피코 내연기관의 토크 리저브 제어 방법 및 장치

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