JPH07198357A - 光学装置 - Google Patents
光学装置Info
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- JPH07198357A JPH07198357A JP33645993A JP33645993A JPH07198357A JP H07198357 A JPH07198357 A JP H07198357A JP 33645993 A JP33645993 A JP 33645993A JP 33645993 A JP33645993 A JP 33645993A JP H07198357 A JPH07198357 A JP H07198357A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被検知物体の位置変動や傾き変動による影響
を少なくして、被検知物体の表面状態を安定して検出で
きるようにし、また被検知物体の種類の判別も可能とす
る。 【構成】 LED3から出射し、被検知物体2によって
反射された反射光のうち、主にP偏光成分と主にS偏光
成分とをPBS4で分離し、それぞれ受光素子5、6に
より個別に受光して、被検知物体2の位置や傾きが変動
しても出力比の変動が少くなるようにし、安定した検出
能力が得られるようにする。
を少なくして、被検知物体の表面状態を安定して検出で
きるようにし、また被検知物体の種類の判別も可能とす
る。 【構成】 LED3から出射し、被検知物体2によって
反射された反射光のうち、主にP偏光成分と主にS偏光
成分とをPBS4で分離し、それぞれ受光素子5、6に
より個別に受光して、被検知物体2の位置や傾きが変動
しても出力比の変動が少くなるようにし、安定した検出
能力が得られるようにする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的に物体の有無、
種類または表面などの状態を検知する光学装置に関す
る。
種類または表面などの状態を検知する光学装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】被検知物体の表面状態を検出する手段と
しては種々の手段の提案が成されているが、代表的なも
のとして、被検知物体の表面に対して発光手段からの投
射光を投射させて、その反射光を受光手段によって受光
することで、被検知物体の性質を検知するような光学的
な表面状態検知装置が提案されている。
しては種々の手段の提案が成されているが、代表的なも
のとして、被検知物体の表面に対して発光手段からの投
射光を投射させて、その反射光を受光手段によって受光
することで、被検知物体の性質を検知するような光学的
な表面状態検知装置が提案されている。
【0003】図26は、従来の表面状態検知装置の基本
原型を示したものであり、発光手段としての例えばLE
Daからの投射光は、被検知物体bの表面に対して斜め
方向に入射される。そして、被検知物体bからの正反射
成分を受光する受光手段としての第1の受光素子cと、
散乱反射成分を受光する第2の受光素子dとが具備され
ており、第1および第2の各受光素子c、dからの電気
的出力が比較される。
原型を示したものであり、発光手段としての例えばLE
Daからの投射光は、被検知物体bの表面に対して斜め
方向に入射される。そして、被検知物体bからの正反射
成分を受光する受光手段としての第1の受光素子cと、
散乱反射成分を受光する第2の受光素子dとが具備され
ており、第1および第2の各受光素子c、dからの電気
的出力が比較される。
【0004】この図26に示した表面状態検知装置によ
ると、被検知物体bの表面が滑らかな場合には、第1の
受光素子cに入射する光量が第2の受光素子dに入射す
る光量に対して相対的に大きくなる。また、被検知物体
bの表面が粗面の場合は、第2の受光素子dに入射する
光量が第1の受光素子cに入射する光量に対して相対的
に大きくなる。従って、第1と第2の2つの受光素子
c、dからの電気的出力の比により、被検知物体bの表
面状態を検知することができる。
ると、被検知物体bの表面が滑らかな場合には、第1の
受光素子cに入射する光量が第2の受光素子dに入射す
る光量に対して相対的に大きくなる。また、被検知物体
bの表面が粗面の場合は、第2の受光素子dに入射する
光量が第1の受光素子cに入射する光量に対して相対的
に大きくなる。従って、第1と第2の2つの受光素子
c、dからの電気的出力の比により、被検知物体bの表
面状態を検知することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うな従来の検知装置においては、第1の受光素子cに入
射する光量は、被検出物体bの位置変動、傾き変動によ
り大きく変動するが、第2の受光素子dに入射する光量
は、被検出物体bの位置変動、傾き変動に対してそれ程
影響を受けることはない。従って、2つの受光素子c、
d間の出力比が、被検出物体の位置変動、傾き変動によ
って変化し、被検出物体の表面状態を安定に検出するこ
とが困難であるという問題点を有している。
うな従来の検知装置においては、第1の受光素子cに入
射する光量は、被検出物体bの位置変動、傾き変動によ
り大きく変動するが、第2の受光素子dに入射する光量
は、被検出物体bの位置変動、傾き変動に対してそれ程
影響を受けることはない。従って、2つの受光素子c、
d間の出力比が、被検出物体の位置変動、傾き変動によ
って変化し、被検出物体の表面状態を安定に検出するこ
とが困難であるという問題点を有している。
【0006】さらに、従来の検知装置においては、被検
出物体の表面の面粗さの違いについては判別できるもの
の、被検出物体の種類(例えば滑らかな表面の金属とガ
ラス表面)等の判別は不可能であり、従って表面状態検
知装置としての応用範囲が狭いといった問題点も有して
いる。
出物体の表面の面粗さの違いについては判別できるもの
の、被検出物体の種類(例えば滑らかな表面の金属とガ
ラス表面)等の判別は不可能であり、従って表面状態検
知装置としての応用範囲が狭いといった問題点も有して
いる。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、被検知物体の位置変動や傾き変動による影響を
少なくして、被検知物体の表面状態を安定して検出する
ことができ、また被検知物体の種類の判別も可能な光学
装置を提供することを目的とする。
もので、被検知物体の位置変動や傾き変動による影響を
少なくして、被検知物体の表面状態を安定して検出する
ことができ、また被検知物体の種類の判別も可能な光学
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の光学装置は、被検知物体2に対し
て光を出光する発光手段としてのLED3と、被検知物
体2を反射、透過もしくは被検知物体2により一部散乱
した光を、一部反射しかつ一部透過することにより異な
る偏光成分を持った少くとも2つの光ビームに分離する
偏光分離手段としてのPBS4と、PBS4によって分
離された少くとも2つの光ビームをそれぞれ別個に受光
する少くとも2つの受光部を有する受光手段としての受
光素子5、6と、PBS4の光分離面を透過した光ビー
ムを受光部に向けて反射する反射手段としての反射ミラ
ー12とを備えたことを特徴とする。
に、請求項1に記載の光学装置は、被検知物体2に対し
て光を出光する発光手段としてのLED3と、被検知物
体2を反射、透過もしくは被検知物体2により一部散乱
した光を、一部反射しかつ一部透過することにより異な
る偏光成分を持った少くとも2つの光ビームに分離する
偏光分離手段としてのPBS4と、PBS4によって分
離された少くとも2つの光ビームをそれぞれ別個に受光
する少くとも2つの受光部を有する受光手段としての受
光素子5、6と、PBS4の光分離面を透過した光ビー
ムを受光部に向けて反射する反射手段としての反射ミラ
ー12とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の光学装置は、PBS4も
しくは反射ミラー12は所定の入射角範囲において透過
率または反射率がほぼ一様であることを特徴とする。
しくは反射ミラー12は所定の入射角範囲において透過
率または反射率がほぼ一様であることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の光学装置は、PBS4も
しくは反射ミラー12は、基板13と、基板13に形成
された光学多層膜からなることを特徴とする。
しくは反射ミラー12は、基板13と、基板13に形成
された光学多層膜からなることを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の光学装置は、少くともP
BS4と反射ミラー12とは一体的に形成されているこ
とを特徴とする。
BS4と反射ミラー12とは一体的に形成されているこ
とを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の光学装置は、PBS4と
反射ミラー12は、同一基板13上の異なる面に形成さ
れていることを特徴とする。
反射ミラー12は、同一基板13上の異なる面に形成さ
れていることを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の光学装置は、基板13は
楔形であることを特徴とする。
楔形であることを特徴とする。
【0014】請求項7に記載の光学装置は、PBS4を
透過しかつ反射ミラー12によって反射されて受光素子
5、6に向かう光ビームの光軸は、PBS4を反射して
受光素子5、6に向かう光ビームの光軸とほぼ平行であ
ることを特徴とする。
透過しかつ反射ミラー12によって反射されて受光素子
5、6に向かう光ビームの光軸は、PBS4を反射して
受光素子5、6に向かう光ビームの光軸とほぼ平行であ
ることを特徴とする。
【0015】請求項8に記載の光学装置は、少くとも2
つの受光部は、受光面がほぼ同じ方向を向けて配置され
ていることを特徴とする。
つの受光部は、受光面がほぼ同じ方向を向けて配置され
ていることを特徴とする。
【0016】請求項9に記載の光学装置は、透明部材と
してのプリズム8がPBS4の光分離面の光入射側に存
在することを特徴とする。
してのプリズム8がPBS4の光分離面の光入射側に存
在することを特徴とする。
【0017】請求項10に記載の光学装置は、プリズム
8は3角柱状であることを特徴とする。
8は3角柱状であることを特徴とする。
【0018】請求項11に記載の光学装置は、光学レン
ズ7、9を備え、PBS4は集光光路中に配置されてい
ることを特徴とする。
ズ7、9を備え、PBS4は集光光路中に配置されてい
ることを特徴とする。
【0019】請求項12に記載の光学装置は、少くとも
PBS4と光学レンズ7、9とは一体的に形成されてい
ることを特徴とする。
PBS4と光学レンズ7、9とは一体的に形成されてい
ることを特徴とする。
【0020】請求項13に記載の光学装置は、光学レン
ズ9はフレネルレンズ22であることを特徴とする。
ズ9はフレネルレンズ22であることを特徴とする。
【0021】請求項14に記載の光学装置は、少くとも
PBS4と受光素子5、6とは一体的形成されているこ
とを特徴とする。
PBS4と受光素子5、6とは一体的形成されているこ
とを特徴とする。
【0022】請求項15に記載の光学装置は、PBS4
に対し、主にLED3より発せられた光以外の光を反射
もしくは吸収する光学フィルタ41を具備したことを特
徴とする。
に対し、主にLED3より発せられた光以外の光を反射
もしくは吸収する光学フィルタ41を具備したことを特
徴とする。
【0023】請求項16に記載の光学装置は、光学フィ
ルタ41はバンドパスフィルタであることを特徴とす
る。
ルタ41はバンドパスフィルタであることを特徴とす
る。
【0024】請求項17に記載の光学装置は、受光素子
5、6は、複数の受光部が1つのパッケージ23内に配
置されていることを特徴とする。
5、6は、複数の受光部が1つのパッケージ23内に配
置されていることを特徴とする。
【0025】請求項18に記載の光学装置は、受光素子
5、6は、1つのチップを分割して複数の受光部として
構成したことを特徴とする。
5、6は、1つのチップを分割して複数の受光部として
構成したことを特徴とする。
【0026】請求項19に記載の光学装置は、受光部
は、光ファイバ31であることを特徴とする。
は、光ファイバ31であることを特徴とする。
【0027】請求項20に記載の光学装置は、PBS4
と反射ミラー12が被検知物体2からの光を反射させる
方向はLED3側であることを特徴とする。
と反射ミラー12が被検知物体2からの光を反射させる
方向はLED3側であることを特徴とする。
【0028】請求項21に記載の光学装置は、受光部の
うち、反射ミラー12により反射された光を受光する受
光部は、PBS4の光分離面により反射された光を受光
する受光部より、光の入射方向に対して、前方に位置す
ることを特徴とする。
うち、反射ミラー12により反射された光を受光する受
光部は、PBS4の光分離面により反射された光を受光
する受光部より、光の入射方向に対して、前方に位置す
ることを特徴とする。
【0029】請求項22に記載の光学装置は、受光素子
5、6と一体的に形成したPBS4の1面は段差が存在
することを特徴とする。
5、6と一体的に形成したPBS4の1面は段差が存在
することを特徴とする。
【0030】請求項23に記載の光学装置は、被検知物
体2が透明体か否かを判別することを特徴とする。
体2が透明体か否かを判別することを特徴とする。
【0031】請求項24に記載の光学装置は、被検知物
体2は紙、もしくはフィルムであり、少くともその種類
を判別することを特徴とする。
体2は紙、もしくはフィルムであり、少くともその種類
を判別することを特徴とする。
【0032】請求項25に記載の光学装置は、被検知物
体2の表面の光沢の有無を判別することを特徴とする。
体2の表面の光沢の有無を判別することを特徴とする。
【0033】請求項26に記載の光学装置は、被検知物
体2の表面に異物が付着しているか否かを判別すること
を特徴とする。
体2の表面に異物が付着しているか否かを判別すること
を特徴とする。
【0034】請求項27に記載の光学装置は、被検知物
体2は空中の浮遊物、もしくは粒子であることを特徴と
する。
体2は空中の浮遊物、もしくは粒子であることを特徴と
する。
【0035】
【作用】上記構成の光学装置によれば、被検知物体2に
対して光を出射する発光手段としてのLED3と、被検
知物体2によって反射透過、もしくは被検知物体により
一部散乱したLED3からの光を(分光特性が入射角に
依存しない偏光分離手段としてのPBS4と反射手段を
反射した光を隣り合う受光素子5、6によって受光)受
光素子5、6より成り、受光素子5、6は被検知物体2
からの反射光のうち、主にP偏光成分と主にS偏光成分
とを個別に受光するように構成したので、被検知物体2
の位置変動、傾き変動に対するPおよびS偏光成分の受
光素子5、6の出力比の変動が少なく、安定な検出能力
が発揮され、かつ小型に実現可能となる。また、Pおよ
びS偏光成分の比を検出するため、従来のものに比較し
て被検知物体2の種類(例えば、透明体と表面が滑らか
な金属等)の判別も可能となり、その検出能力が増大す
る。
対して光を出射する発光手段としてのLED3と、被検
知物体2によって反射透過、もしくは被検知物体により
一部散乱したLED3からの光を(分光特性が入射角に
依存しない偏光分離手段としてのPBS4と反射手段を
反射した光を隣り合う受光素子5、6によって受光)受
光素子5、6より成り、受光素子5、6は被検知物体2
からの反射光のうち、主にP偏光成分と主にS偏光成分
とを個別に受光するように構成したので、被検知物体2
の位置変動、傾き変動に対するPおよびS偏光成分の受
光素子5、6の出力比の変動が少なく、安定な検出能力
が発揮され、かつ小型に実現可能となる。また、Pおよ
びS偏光成分の比を検出するため、従来のものに比較し
て被検知物体2の種類(例えば、透明体と表面が滑らか
な金属等)の判別も可能となり、その検出能力が増大す
る。
【0036】加えて、受光部をモジュール化することに
より、組立工程において、ガラスを基板とする光学素子
の取り扱いが容易となり、また、振動等に対する信頼性
も大幅に向上する。
より、組立工程において、ガラスを基板とする光学素子
の取り扱いが容易となり、また、振動等に対する信頼性
も大幅に向上する。
【0037】
【実施例】以下、本発明の光学装置の実施例を図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0038】図1は本発明の光学装置の基本概念を示し
た例であり、筐体1内には、被検知物体2に対して光を
出射する発光手段としての例えばLED3が配置されて
おり、LED3より出射された光は、被検知物体2に対
して斜め方向から投射される。被検知物体2に対して出
射された投射光は、被検知物体2によって反射され、筐
体1内に配置された受光手段によって受光される。この
受光手段は、偏光子の1つである偏光ビームスプリッタ
(以下PBS)4と、PBSを透過した光ビームを受光
子に向けて反射する全反射ミラーと、第1と第2の受光
素子5、6より構成している。PBS4は、透過ガラス
材より成る平行平板を基体とし、被検知物体2からの反
射光の入射側表面に、誘電体もしくは金属膜を含む誘電
体多層膜が形成されており、これによって斜め方向から
入射する反射光を、互いに直交する2つの偏光成分の光
に分割する。すなわち、S偏光成分は、PBS4の表面
において反射され、第1の受光素子5に投射される。ま
たP偏光成分は、透過ガラス材より成る平行平板の基体
を透過し、全反射ミラーを反射して、第一の受光素子5
と隣り合う第2の受光素子6に投射される。
た例であり、筐体1内には、被検知物体2に対して光を
出射する発光手段としての例えばLED3が配置されて
おり、LED3より出射された光は、被検知物体2に対
して斜め方向から投射される。被検知物体2に対して出
射された投射光は、被検知物体2によって反射され、筐
体1内に配置された受光手段によって受光される。この
受光手段は、偏光子の1つである偏光ビームスプリッタ
(以下PBS)4と、PBSを透過した光ビームを受光
子に向けて反射する全反射ミラーと、第1と第2の受光
素子5、6より構成している。PBS4は、透過ガラス
材より成る平行平板を基体とし、被検知物体2からの反
射光の入射側表面に、誘電体もしくは金属膜を含む誘電
体多層膜が形成されており、これによって斜め方向から
入射する反射光を、互いに直交する2つの偏光成分の光
に分割する。すなわち、S偏光成分は、PBS4の表面
において反射され、第1の受光素子5に投射される。ま
たP偏光成分は、透過ガラス材より成る平行平板の基体
を透過し、全反射ミラーを反射して、第一の受光素子5
と隣り合う第2の受光素子6に投射される。
【0039】図2は、偏光分離手段としてのPBSと反
射手段としての全反射ミラーの別の実施例である。
射手段としての全反射ミラーの別の実施例である。
【0040】基板の1つの面に対し、光学薄膜によりP
BSを構成し、他の面に光学薄膜により、全反射ミラー
を構成することにより、被検知物体からの光をPBSで
偏光分離した後、隣り合う受光素子で受光でき、センサ
の大幅な小型化、組み立て時の時間短縮、低コスト化が
図れる。
BSを構成し、他の面に光学薄膜により、全反射ミラー
を構成することにより、被検知物体からの光をPBSで
偏光分離した後、隣り合う受光素子で受光でき、センサ
の大幅な小型化、組み立て時の時間短縮、低コスト化が
図れる。
【0041】以上の構成において、被検出物体2が透明
体の場合には、被検出物体2におけるS偏光成分の反射
率がP偏光成分の反射率よりも大きくなる。また被検出
物体2の表面が粗面の場合には、前記両偏光成分の反射
率がほぼ等しくなる。従って、前記2つの受光素子5、
6からの出力の比をとることで、被検出物体2が透明体
であるか否かの判別が可能であり、また透明体(ガラ
ス)の表面が曇った場合や、水滴が付着した時も同様の
原理により、その表面状態を検出することができる。こ
の時、被検出物体2の位置が多少変動したり、多少の傾
き変動が生じても、前記2つの受光素子5、6に入射す
るS偏光成分およびP偏光成分の光量は同様に変化し、
2つの受光素子5および6の出力の比の変動は少なく、
よって安定な検出が保障される。
体の場合には、被検出物体2におけるS偏光成分の反射
率がP偏光成分の反射率よりも大きくなる。また被検出
物体2の表面が粗面の場合には、前記両偏光成分の反射
率がほぼ等しくなる。従って、前記2つの受光素子5、
6からの出力の比をとることで、被検出物体2が透明体
であるか否かの判別が可能であり、また透明体(ガラ
ス)の表面が曇った場合や、水滴が付着した時も同様の
原理により、その表面状態を検出することができる。こ
の時、被検出物体2の位置が多少変動したり、多少の傾
き変動が生じても、前記2つの受光素子5、6に入射す
るS偏光成分およびP偏光成分の光量は同様に変化し、
2つの受光素子5および6の出力の比の変動は少なく、
よって安定な検出が保障される。
【0042】図3に表面状態を検知することを目的とし
た構成の実施例を示す。LED3からは、LED光を、
偏光子10を介してほぼ直線偏光として出射させる。こ
の場合、LED3を半導体レーザを用いて、偏光子10
をはぶいても良い。LED3からやや発散して出射した
光の光軸付近の光は、被検知物体2に対して、ほぼ垂直
に入射させる。そして、被検知物体2を反射した正反射
光を受光できるように受光素子5、6を配置する。
た構成の実施例を示す。LED3からは、LED光を、
偏光子10を介してほぼ直線偏光として出射させる。こ
の場合、LED3を半導体レーザを用いて、偏光子10
をはぶいても良い。LED3からやや発散して出射した
光の光軸付近の光は、被検知物体2に対して、ほぼ垂直
に入射させる。そして、被検知物体2を反射した正反射
光を受光できるように受光素子5、6を配置する。
【0043】この時、被検知物体2の表面が平らであれ
ば、LED3から出射された光の偏光成分は保存されて
反射し、表面が粗面であれば、表面で拡散反射するの
で、偏光成分は保存せずに、例えば、表面が全く粗面の
場合は、2つの受光素子5、6の受光量はほぼ同じとな
る。従って、被検知物体2の表面状態の判別が可能とな
る。
ば、LED3から出射された光の偏光成分は保存されて
反射し、表面が粗面であれば、表面で拡散反射するの
で、偏光成分は保存せずに、例えば、表面が全く粗面の
場合は、2つの受光素子5、6の受光量はほぼ同じとな
る。従って、被検知物体2の表面状態の判別が可能とな
る。
【0044】図4は、被検知物体2として、ガラス等の
透明体物質や塗料を塗布したコーティング紙のような物
体を判別する場合の実施例である。物体2に対し光を斜
め入射させることにより、反射光に含まれる、P偏光と
S偏光の成分比に変化が生じる。これを検知するよう
に、PBS4を全反射ミラー12及び受光素子5、6を
設ければ、従来判別が困難であったものが判別可能とな
る。
透明体物質や塗料を塗布したコーティング紙のような物
体を判別する場合の実施例である。物体2に対し光を斜
め入射させることにより、反射光に含まれる、P偏光と
S偏光の成分比に変化が生じる。これを検知するよう
に、PBS4を全反射ミラー12及び受光素子5、6を
設ければ、従来判別が困難であったものが判別可能とな
る。
【0045】例えば、図5は、ガラスの反射率の角度依
存性について示したものである。図5における縦軸は反
射率を示しており、また横軸は被検知物体、すなわち、
ガラス面に対するLED3からの光の入射角α1を示し
ている。そしてRsは、ガラスによるS偏光成分の反射
率を示し、Rpは、同じくP偏光成分の反射率を示して
いる。
存性について示したものである。図5における縦軸は反
射率を示しており、また横軸は被検知物体、すなわち、
ガラス面に対するLED3からの光の入射角α1を示し
ている。そしてRsは、ガラスによるS偏光成分の反射
率を示し、Rpは、同じくP偏光成分の反射率を示して
いる。
【0046】図5に示すように、入射角α1が50乃至
60度で、S偏光成分の反射率とP偏光成分の反射率の
比、すなわちRs/Rpが最も大きくなる。図に示すよ
うに、特にガラス面に対するLED3からの光の入射角
α1が56.3度(−αβ)でRp=0となる。このαβ
を、一般にブリュースタ角と称呼している。従って、ガ
ラス面に対するLED3からの光を入射角α1を、40
乃至65度程度になるようにLED3とガラス面との位
置関係を設定すれば、感度よく、透明体(ガラス体)の
判別が可能となる。
60度で、S偏光成分の反射率とP偏光成分の反射率の
比、すなわちRs/Rpが最も大きくなる。図に示すよ
うに、特にガラス面に対するLED3からの光の入射角
α1が56.3度(−αβ)でRp=0となる。このαβ
を、一般にブリュースタ角と称呼している。従って、ガ
ラス面に対するLED3からの光を入射角α1を、40
乃至65度程度になるようにLED3とガラス面との位
置関係を設定すれば、感度よく、透明体(ガラス体)の
判別が可能となる。
【0047】図6は、受光部にレンズを設けた例であ
る。図1及び図2に示すように、PBS4の表面と、ほ
ぼ裏面の反射光を別個に受光する場合、PBS4に入射
する光のビーム径がPBS4の基板13の厚みに対し
て、大きいとき、基板13の表裏で反射した二つの光が
重なってしまうために、図6で示すようにレンズ7で絞
った光をPBS4に入射させる必要がある。このとき、
PBS4の分光特性は図7に示すように、PBS4に入
射する光の入射角範囲において、反射率(透過率)の入
射角依存性が小さいものを用いることにより、PBS4
に入射する全ての光を正確に偏光分離し、被検知物体2
からの情報を正しく受光素子へと伝達させる。
る。図1及び図2に示すように、PBS4の表面と、ほ
ぼ裏面の反射光を別個に受光する場合、PBS4に入射
する光のビーム径がPBS4の基板13の厚みに対し
て、大きいとき、基板13の表裏で反射した二つの光が
重なってしまうために、図6で示すようにレンズ7で絞
った光をPBS4に入射させる必要がある。このとき、
PBS4の分光特性は図7に示すように、PBS4に入
射する光の入射角範囲において、反射率(透過率)の入
射角依存性が小さいものを用いることにより、PBS4
に入射する全ての光を正確に偏光分離し、被検知物体2
からの情報を正しく受光素子へと伝達させる。
【0048】図8に基板13をくさび形にした実施例を
示す。受光素子5、6が光ファイバーや、キャンタイプ
のフォトダイオード等、ある程度の大きさをもち、基板
13上に形成されたPBS4をミラー12により反射さ
れた光を受光する場合は、基板13を図8のようにくさ
び形にすることにより2つの反射光の間隔を広げること
が可能となり、比較的大きな受光素子での受光が可能と
なる。
示す。受光素子5、6が光ファイバーや、キャンタイプ
のフォトダイオード等、ある程度の大きさをもち、基板
13上に形成されたPBS4をミラー12により反射さ
れた光を受光する場合は、基板13を図8のようにくさ
び形にすることにより2つの反射光の間隔を広げること
が可能となり、比較的大きな受光素子での受光が可能と
なる。
【0049】図9に基板13をさくび形にした別の実施
例を示す。受光手段は受光素子チップ21が2分割され
たものであり、この小さな領域で2つの偏光成分の光を
受光する場合は、基板13を図9のようにくさび形にす
ることにより、2つの反射光の間隔をせばめて、分割さ
れた受光素子チップ21で受光するようにする。
例を示す。受光手段は受光素子チップ21が2分割され
たものであり、この小さな領域で2つの偏光成分の光を
受光する場合は、基板13を図9のようにくさび形にす
ることにより、2つの反射光の間隔をせばめて、分割さ
れた受光素子チップ21で受光するようにする。
【0050】図6に示すようにPBS4に対してある入
射角の範囲でもって光が入射する場合、これを正確に偏
光分離するには、PBS4へ入射する光の光軸は、PB
S4に対して、およそ60度以上に設定する必要があ
り、設計上素子の配置など不都合な点が多くあった。し
かしながら、図10のように三角柱状のプリズム8の一
面にPBS4を形成することにより、約45゜入射のP
BS4が実現可能となる。
射角の範囲でもって光が入射する場合、これを正確に偏
光分離するには、PBS4へ入射する光の光軸は、PB
S4に対して、およそ60度以上に設定する必要があ
り、設計上素子の配置など不都合な点が多くあった。し
かしながら、図10のように三角柱状のプリズム8の一
面にPBS4を形成することにより、約45゜入射のP
BS4が実現可能となる。
【0051】このように構成したとき、プリズム8の一
面に対し、図11のように受光素子5、6を具備した
り,図12のようにレンズ9を具備したりすることによ
り、受光モジュールとして構成でき、素子の取り扱い、
組み立てが容易となる。
面に対し、図11のように受光素子5、6を具備した
り,図12のようにレンズ9を具備したりすることによ
り、受光モジュールとして構成でき、素子の取り扱い、
組み立てが容易となる。
【0052】図13は、プリズム8の一面にフレネルレ
ンズ22を成形した例である。レンズ22はプリズム8
を作る過程において同時に成形することにより、受光部
をより小型、安価に実現することが可能となる。
ンズ22を成形した例である。レンズ22はプリズム8
を作る過程において同時に成形することにより、受光部
をより小型、安価に実現することが可能となる。
【0053】図14は、複数の受光素子5、6を1つの
パッケージ21に納め、プリズム8の一面に具備した例
で、このパッケージ内の構成は、図15(a) 、(b)
のようなものとする。
パッケージ21に納め、プリズム8の一面に具備した例
で、このパッケージ内の構成は、図15(a) 、(b)
のようなものとする。
【0054】図15(a)では独立した受光素子5、6
が透明体のプラスチック材料によりモールドされ、パッ
ケージ23を形成している。
が透明体のプラスチック材料によりモールドされ、パッ
ケージ23を形成している。
【0055】プラスチック材料によりそれぞれの受光素
子5、6をモールドする際、その両端に各受光素子5、
6の出力電極24も同時にモールドされ、パッケージ2
3の両端部に導出される。
子5、6をモールドする際、その両端に各受光素子5、
6の出力電極24も同時にモールドされ、パッケージ2
3の両端部に導出される。
【0056】図15(b)では1つの受光素子チップを
5、6と2つに分割し、透明体のプラスチック材料によ
りモールドされ、パッケージ23を形成している。この
場合も出力電極24も同時にモールドされる。
5、6と2つに分割し、透明体のプラスチック材料によ
りモールドされ、パッケージ23を形成している。この
場合も出力電極24も同時にモールドされる。
【0057】図16(a)は、受光手段として光ファイ
バ31を用いた場合の実施例である。本実施例の構成で
は複数の受光手段を並べて配置できるような構成とした
ので、複数の光ファイバ31をまとめて配置できるため
に、センサの小型化が可能となる。
バ31を用いた場合の実施例である。本実施例の構成で
は複数の受光手段を並べて配置できるような構成とした
ので、複数の光ファイバ31をまとめて配置できるため
に、センサの小型化が可能となる。
【0058】(b)は、2つの反射光を同じ様に受光す
るために2つの光ファイバ21a、31bをづらして備
えた例である。(c)は2つの光ファイバ31a、31
bをづらせて備えやすくするために受光素子を配置する
プリズム8の一面に段差8aをつけた例である。
るために2つの光ファイバ21a、31bをづらして備
えた例である。(c)は2つの光ファイバ31a、31
bをづらせて備えやすくするために受光素子を配置する
プリズム8の一面に段差8aをつけた例である。
【0059】図17は、本方式を光沢センサとして応用
した例である。LED3からはほぼ直線偏光の光を出射
し、被検知物体2の表面粗さの度合によって偏光成分が
みだれて反射したことを、受光部に備えられた分割受光
素子21より検知する。
した例である。LED3からはほぼ直線偏光の光を出射
し、被検知物体2の表面粗さの度合によって偏光成分が
みだれて反射したことを、受光部に備えられた分割受光
素子21より検知する。
【0060】受光モジュールには、LED3から発せら
れた光以外の外乱光か受光素子21により受光されない
ように外乱光をカットする可視光カットフィルタ41も
しくは、ベントパスフィルタを、挿入又はプリズム8の
一面に蒸着する。また被検出物体2を反射した光がPB
S4やミラー12によって反射することなく受光素子2
1に受光されることを防ぐために、PBS4もしくは反
射ミラー12は光をLED3側に反射する構成とするこ
とで精度良くセンシングが可能となる。
れた光以外の外乱光か受光素子21により受光されない
ように外乱光をカットする可視光カットフィルタ41も
しくは、ベントパスフィルタを、挿入又はプリズム8の
一面に蒸着する。また被検出物体2を反射した光がPB
S4やミラー12によって反射することなく受光素子2
1に受光されることを防ぐために、PBS4もしくは反
射ミラー12は光をLED3側に反射する構成とするこ
とで精度良くセンシングが可能となる。
【0061】図18は、図1の受光部をモジュール化し
た例であり、図17と同様の効果が得られる。
た例であり、図17と同様の効果が得られる。
【0062】図19は本発明の光学装置の応用例を示し
たものである。図19に示す例はプリンタやコピーマシ
ンのような印刷機において(その他ワープロ、プロッ
タ、ファックス、レコーダ等)、用紙トレイ51に収納
された印刷対象物である被検知物体2が紙であるか、O
HPフィルムであるか、すなわち透明体または不透明物
質であるか否かの検出もしくは紙同志の種類(普通紙、
感熱紙、コーティング紙)判別を行うために利用した例
を示している。
たものである。図19に示す例はプリンタやコピーマシ
ンのような印刷機において(その他ワープロ、プロッ
タ、ファックス、レコーダ等)、用紙トレイ51に収納
された印刷対象物である被検知物体2が紙であるか、O
HPフィルムであるか、すなわち透明体または不透明物
質であるか否かの検出もしくは紙同志の種類(普通紙、
感熱紙、コーティング紙)判別を行うために利用した例
を示している。
【0063】光学装置52は用紙トレイ51の上方に配
置され、印刷対象物の判別を行い、印刷処理に対し、搬
送経路の機械的パラメータ、印字方式或は印刷濃度等の
パラメータが調整、設定される。
置され、印刷対象物の判別を行い、印刷処理に対し、搬
送経路の機械的パラメータ、印字方式或は印刷濃度等の
パラメータが調整、設定される。
【0064】また、この光学装置52を手差し給紙部分
や、搬送経路中に配置し(図示せず)印刷対象物の判別
を行い、上に述べたパラメータの調整、設定を行えるよ
うにすればよい。
や、搬送経路中に配置し(図示せず)印刷対象物の判別
を行い、上に述べたパラメータの調整、設定を行えるよ
うにすればよい。
【0065】図20は、この用紙判別装置としての本発
明の光学装置52を印刷ヘッド61に取りつけることに
より、これから印刷を行う紙の種類に合わせて、印刷処
理のパラメータを調整するようにした例である。
明の光学装置52を印刷ヘッド61に取りつけることに
より、これから印刷を行う紙の種類に合わせて、印刷処
理のパラメータを調整するようにした例である。
【0066】印刷ヘッド61に取り付ける構成としたの
で、用紙のエッジを検出することにより、紙のサイズ、
姿勢、位置づれを検出して最適な印字が可能となる。
で、用紙のエッジを検出することにより、紙のサイズ、
姿勢、位置づれを検出して最適な印字が可能となる。
【0067】次に図21は、本発明の光学装置52の他
の応用例を示したものである。この図21に示す例は、
光学装置52を自動車のダッシュボード71上に配置
し、フロントガラス72の曇り具合を検出しようとする
ものである。すなわち、フロントガラス72の車内側の
表面の光沢の有無を検出することにより、曇り具合を検
出することができ、所定以上の曇りが生じた場合には、
自動的にエアーコンディショナを作動させて、除湿機能
を働かせるように制御させることができる。また車以外
に家やビルの窓ガラス、又は鏡のくもり検知にも応用で
きる。
の応用例を示したものである。この図21に示す例は、
光学装置52を自動車のダッシュボード71上に配置
し、フロントガラス72の曇り具合を検出しようとする
ものである。すなわち、フロントガラス72の車内側の
表面の光沢の有無を検出することにより、曇り具合を検
出することができ、所定以上の曇りが生じた場合には、
自動的にエアーコンディショナを作動させて、除湿機能
を働かせるように制御させることができる。また車以外
に家やビルの窓ガラス、又は鏡のくもり検知にも応用で
きる。
【0068】また図22に示すように、フロントガラス
72の表面(車体外側)に水滴が付着しているか否かを
光学装置52により検出し、所定以上の水滴が付着して
いると判断した場合には、自動的にウインドワイパを働
かせるように制御させることができる。
72の表面(車体外側)に水滴が付着しているか否かを
光学装置52により検出し、所定以上の水滴が付着して
いると判断した場合には、自動的にウインドワイパを働
かせるように制御させることができる。
【0069】また、フロントガラス72の外から入って
くる光の強度の変化を検出しておき、所定の照度を閾値
として、自動的にライトをオン・オフさせるように制御
させることができる。
くる光の強度の変化を検出しておき、所定の照度を閾値
として、自動的にライトをオン・オフさせるように制御
させることができる。
【0070】さらに図23は、本発明の光学装置52の
その他の応用例を示したものである。この図23に示す
例は、エアコン室外機81のラジエタ82の表面状態を
検出するために光学装置52を、ラジエタ82の直近に
配置したものである。すなわち、ラジエタ82の表面に
霜が付着しているか否かを検出し、エアコン室外機81
の運転状態を自動的に制御させるものである。
その他の応用例を示したものである。この図23に示す
例は、エアコン室外機81のラジエタ82の表面状態を
検出するために光学装置52を、ラジエタ82の直近に
配置したものである。すなわち、ラジエタ82の表面に
霜が付着しているか否かを検出し、エアコン室外機81
の運転状態を自動的に制御させるものである。
【0071】同様に冷蔵庫のラジエタに付着する霜を検
出し、運転状態を制御することにも応用できる。
出し、運転状態を制御することにも応用できる。
【0072】図24は投光部と受光部が分離した透過形
の光学装置の例である。LED3より出射された光は被
検知物体2に対して斜めに入射して透過し、透過した光
を互いに直交する2つの偏光成分の光に分割する。
の光学装置の例である。LED3より出射された光は被
検知物体2に対して斜めに入射して透過し、透過した光
を互いに直交する2つの偏光成分の光に分割する。
【0073】以上の構成において、被検知物体2が透明
体の場合、被検知物体2におけるP偏光成分の透過率が
S偏光成分の透過率より大きくなる。従って、2つの受
光素子5、6からの出力の比をとることにより、被検知
物体2が透明体であるか否かの判別が可能で、又、異な
る屈折率をもつ透明体であれば、P偏光成分の透過率と
S偏光成分の透過率がそれぞれ変化するので、透明体ど
うしの判別も可能となる。加えて、透明体の表面に異物
が付着した場合もその表面状態を検出することができ
る。
体の場合、被検知物体2におけるP偏光成分の透過率が
S偏光成分の透過率より大きくなる。従って、2つの受
光素子5、6からの出力の比をとることにより、被検知
物体2が透明体であるか否かの判別が可能で、又、異な
る屈折率をもつ透明体であれば、P偏光成分の透過率と
S偏光成分の透過率がそれぞれ変化するので、透明体ど
うしの判別も可能となる。加えて、透明体の表面に異物
が付着した場合もその表面状態を検出することができ
る。
【0074】図25は、LED3からは主にP偏光もし
くはS偏光を出射するように半導体レーザを使用する。
そして、この光を受光部によって2つの受光素子5、6
で受光するのであるが、被検知物体2が存在しない時、
PもしくはS偏光を受光する片方の受光素子からの出力
はほとんどない状態となるが、この光路中に光を散乱さ
せる物体91(雨、雪、霜もしくは、ビーム径に比べて
小さな異物、表面の粗い透明体)が存在すると、2つの
受光素子5、6の出力が変化し、その存在を検知でき
る。
くはS偏光を出射するように半導体レーザを使用する。
そして、この光を受光部によって2つの受光素子5、6
で受光するのであるが、被検知物体2が存在しない時、
PもしくはS偏光を受光する片方の受光素子からの出力
はほとんどない状態となるが、この光路中に光を散乱さ
せる物体91(雨、雪、霜もしくは、ビーム径に比べて
小さな異物、表面の粗い透明体)が存在すると、2つの
受光素子5、6の出力が変化し、その存在を検知でき
る。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学装置
によれば、発光手段から出射し被検知物体によって反射
された反射光のうち、主にP偏光成分と主にS偏光成分
とを受光手段により個別に受光するように構成したの
で、被検知物体の位置変動、傾き変動に対するP及びS
偏光成分の受光手段の出力比の変動が少なく、安定した
検出能力を得ることができる。またP及びS偏光成分の
比を検出するため、被検知物体の種類の判別が可能とな
り、検出能力を増大させることができる。さらに受光素
子を隣接して配置することにより装置の小型化を図るこ
とができる。また受光部をモジュール化することによ
り、組立工程において光学素子の取り扱いが容易とな
り、振動などに対する信頼性も大幅に向上することがで
きる。
によれば、発光手段から出射し被検知物体によって反射
された反射光のうち、主にP偏光成分と主にS偏光成分
とを受光手段により個別に受光するように構成したの
で、被検知物体の位置変動、傾き変動に対するP及びS
偏光成分の受光手段の出力比の変動が少なく、安定した
検出能力を得ることができる。またP及びS偏光成分の
比を検出するため、被検知物体の種類の判別が可能とな
り、検出能力を増大させることができる。さらに受光素
子を隣接して配置することにより装置の小型化を図るこ
とができる。また受光部をモジュール化することによ
り、組立工程において光学素子の取り扱いが容易とな
り、振動などに対する信頼性も大幅に向上することがで
きる。
【図1】本発明の光学装置の基本概念を示す説明図であ
る。
る。
【図2】図4の受光部の別の構成を示す説明図である。
【図3】本発明による表面状態検知装置の構成図であ
る。
る。
【図4】図1の受光部の基本構成図である。
【図5】ガラスの反射特性を示す線図である。
【図6】図4に示す受光部にレンズを設けた構成を示す
説明図である。
説明図である。
【図7】PBSまたは反射ミラーの入射角依存性を示す
線図である。
線図である。
【図8】くさび形基板と受光素子との配置を示す説明図
である。
である。
【図9】くさび形基板と2分割受光素子との配置を示す
説明図である。
説明図である。
【図10】図4に示す受光部の他の構成を示す説明図で
ある。
ある。
【図11】図12に示すPBSにプリズムを介して受光
素子を取り付けた例の構成を示す説明図である。
素子を取り付けた例の構成を示す説明図である。
【図12】図12に示すPBSにプリズムを介してレン
ズを取り付けた例の構成を示す説明図である。
ズを取り付けた例の構成を示す説明図である。
【図13】図12に示すPBSにプリズムを介してフレ
ネルレンズを取り付けた例の構成を示す説明図である。
ネルレンズを取り付けた例の構成を示す説明図である。
【図14】図12に示すPBSにプリズムを介して一体
化された受光素子を取り付けた例の構成を示す説明図で
ある。
化された受光素子を取り付けた例の構成を示す説明図で
ある。
【図15】パッケージ化された受光素子の構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図16】ファイバ出力受光部の構成を示す説明図であ
る。
る。
【図17】光沢センサの一例の構成を示す説明図であ
る。
る。
【図18】図17の変形例の構成を示す説明図である。
【図19】用紙判別装置の一例の構成を示す説明図であ
る。
る。
【図20】用紙判別装置の他の一例の構成を示す説明図
である。
である。
【図21】くもり検知装置の一例の構成を示す説明図で
ある。
ある。
【図22】雨滴検知装置の一例の構成を示す説明図であ
る。
る。
【図23】エアコン室外機の一例の構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図24】透過形光学装置の一例の構成を示す説明図で
ある。
ある。
【図25】透過形光学装置の他の一例の構成を示す説明
図である。
図である。
【図26】従来の表面状態検知装置の一例の基本構成を
示す説明図である。
示す説明図である。
2 被検知物体 3 LED(発光手段) 4 PBS(偏光分離手段) 5、6 受光素子(受光手段) 7、9 光学レンズ 8 プリズム(透明部材) 12 反射ミラー(反射手段) 13 基板 22 フレネルレンズ 31 光ファイバ 41 光学フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 21/88 Z 7172−2J G02B 27/28 Z
Claims (27)
- 【請求項1】 被検知物体に対して光を出射する発光手
段と、 前記被検知物体を反射、透過、もしくは前記被検知物体
により一部散乱した光を、一部反射しかつ一部透過する
ことにより異なる偏光成分を持った少なくとも2つの光
ビームに分離する偏光分離手段と、 前記偏光分離手段によって分離された少なくとも2つの
光ビームをそれぞれ別個に受光する少なくとも2つの受
光部を有する受光手段と、 前記偏光分離手段の光分離面を透過した光ビームを前記
受光部へ向けて反射する反射手段を備えたことを特徴と
する光学装置。 - 【請求項2】 前記偏光分離手段、もしくは前記反射手
段は所定の入射角範囲において透過率または反射率がほ
ぼ一様であることを特徴とする請求項1に記載の光学装
置。 - 【請求項3】 前記偏光分離手段もしくは前記反射手段
は、 基板と、 前記基板に形成された光学多層膜からなることを特徴と
する請求項1または2に記載の光学装置。 - 【請求項4】 少なくとも前記偏光分離手段と前記反射
手段とは一体的に形成されていることを特徴とする請求
項1から3いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項5】 前記偏光分離手段と前記反射手段は、同
一基板上の異なる面に形成されていることを特徴とする
請求項1から4いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項6】 前記基板は楔形であることを特徴とする
請求項1から5いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項7】 前記偏光分離手段を透過しかつ前記反射
手段によって反射されて受光部に向かう光ビームの光軸
は、 前記偏光分離手段を反射して受光部に向かう光ビームの
光軸とほぼ平行であることを特徴とする請求項1から5
いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項8】 前記少なくとも2つの受光部は、受光面
がほぼ同じ方向を向けて配置されていることを特徴とす
る請求項1から7いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項9】 透明部材が前記偏光分離手段の光分離面
の光の入射側に存在することを特徴とする請求項1から
8いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項10】 前記透明部材は3角柱状であることを
特徴とする請求項9に記載の光学装置。 - 【請求項11】 光学レンズを備え、前記偏光分離手段
は集光光路中に配置されていることを特徴とする請求項
1から10いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項12】 少なくとも前記偏光分離手段と前記光
学レンズとは一体的に形成されていることを特徴とする
請求項11に記載の光学装置。 - 【請求項13】 前記光学レンズはフレネルレンズであ
ることを特徴とする請求項11または12に記載の光学
装置。 - 【請求項14】 少なくとも前記偏光分離手段と前記受
光手段とは一体的に形成されていることを特徴とする請
求項1から13いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項15】 前記偏光分離手段に対し、主に前記発
光手段より発せられた光以外の光を反射もしくは吸収す
る光学フィルタを具備したことを特徴とする請求項1か
ら14いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項16】 前記光学フィルタはバンドパスフィル
タであることを特徴とする請求項15に記載の光学装
置。 - 【請求項17】 前記受光手段は、複数の受光部が1つ
のパッケージ内に配置されていることを特徴とする請求
項1から16いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項18】 前記受光手段は、1つのチップを分割
して複数の受光部として構成したことを特徴とする請求
項1から16いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項19】 前記受光部は、光ファイバであること
を特徴とする請求項1から16いずれかに記載の光学装
置。 - 【請求項20】 前記偏光分離手段と前記反射手段が前
記被検知物体からの光を反射させる方向は前記発光手段
側であることを特徴とする請求項1から19いずれかに
記載の光学装置。 - 【請求項21】 前記受光部のうち、前記反射手段によ
り反射された光を受光する受光部は、前記偏光分離手段
の光分離面により反射された光を受光する受光部より、
光の入射方向に対して、前方に位置することを特徴とす
る請求項1から20いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項22】 前記受光手段と一体的に形成した前記
偏光分離手段の1面は段差が存在することを特徴とする
請求項14、19、21いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項23】 前記被検知物体が透明体か否かを判別
することを特徴とする請求項1から22いずれかに記載
の光学装置。 - 【請求項24】 前記被検知物体は紙、もしくはフィル
ムであり、少なくともその種類を判別することを特徴と
する請求項1から22いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項25】 前記被検知物体の表面の光沢の有無を
判別することを特徴とする請求項1から22いずれかに
記載の光学装置。 - 【請求項26】 前記被検知物体の表面に異物が付着し
ているか否かを判別することを特徴とする請求項1から
22いずれかに記載の光学装置。 - 【請求項27】 前記被検知物体は空中の浮遊物、もし
くは粒子であることを特徴とする請求項1から22いず
れかに記載の光学装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33645993A JPH07198357A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光学装置 |
| EP94304118A EP0628787A3 (en) | 1993-06-08 | 1994-06-08 | Optical sensor. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33645993A JPH07198357A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光学装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07198357A true JPH07198357A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18299358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33645993A Withdrawn JPH07198357A (ja) | 1993-06-08 | 1993-12-28 | 光学装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07198357A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010204059A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-16 | Ricoh Co Ltd | 雨滴検出装置及び車載用監視装置 |
| US8466960B2 (en) | 2009-02-16 | 2013-06-18 | Ricoh Company, Ltd. | Liquid droplet recognition apparatus, raindrop recognition apparatus, and on-vehicle monitoring apparatus |
| CN115113375A (zh) * | 2022-08-23 | 2022-09-27 | 立臻精密智造(昆山)有限公司 | 一种摄像模组及摄像装置 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33645993A patent/JPH07198357A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8466960B2 (en) | 2009-02-16 | 2013-06-18 | Ricoh Company, Ltd. | Liquid droplet recognition apparatus, raindrop recognition apparatus, and on-vehicle monitoring apparatus |
| JP2010204059A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-16 | Ricoh Co Ltd | 雨滴検出装置及び車載用監視装置 |
| CN115113375A (zh) * | 2022-08-23 | 2022-09-27 | 立臻精密智造(昆山)有限公司 | 一种摄像模组及摄像装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010306 |